第 81 部
「あうぅぅぅっ、きついぃっ、そんなにしたらぁっ、壊れちゃうぅぅっ」
久美は尻を高く突き上げた姿勢のままギュッと枕を握りしめて耐えていた。
「痛い?」
「痛くはないけど、中をそんなに掻き回しちゃいやぁぁ」
「それじゃ、こうすればいい?」
幸一は今度は優しく二本の指を出し入れし始めた。
「ああぁぁっ、それぇッ、中がぁッ、ああああアアーーっ」
久美は幸一の指使いに一気に夢中になった。枕に声を染み込ませながら『どうしてこんなに感じるの?どうして?』と心の中でつぶやいていた。とにかく全身に鳥肌が立つほどの快感が湧き上がっている。こうなるとどうしようもなく感じるだけになってしまう。
久美はそれでも何とか身体を起こすと、手を付いて四つん這いの姿勢になった。
「ああぁぁぁっ、そんなに感じさせちゃいやぁぁッ、ダメなのぉーっ」
そう言いながら久美は上半身をぷるぷると捻って猛烈に感じていることを伝えている。幸一はその姿を見ながら、左手を久美の腹の辺りに持って行った。
「ああぁぁっ、幸一さん、感じてるのぉッ」
久美はそう言いながら幸一に密壺をゆっくりと擦らせている。久美はまだ言わないが、上手に感じられた時に幸一がしてくれるご褒美を待っていることは明らかだった。こうやって指を出し入れされながら乳房を揉まれると気絶するほど気持ちが良くなる。久美は今、それをして欲しくて仕方なかった。既に乳首はつんつんに尖って幸一の手を待ち侘びている。
「久美ちゃん、おねだりしたい?」
「おねだりはいやぁ、ご褒美がいいぃ」
「おねだりしたら直ぐにしてあげるよ」
「だってぇ、こんなに上手に感じたのにぃ、ああアンッ、そんなに奥まで掻き回しちゃいやぁぁ」
「どうして?」
「ご褒美もしてもらってないのに本物が欲しくなっちゃうぅっ」
『何言ってるの私!』久美は自分でも不意に口を突いて出たおねだりに驚いた。
「そのおねだりがしたくなったの?」
「ああぁぁん、早くご褒美してぇぇ」
「言ってごらん、オチンチンを入れて欲しくなったの?」
そう言われるとゆっくりとベッドで挿入して貰いたくて堪らなくなる。
「・・・・・・・ううぅぅっ、あアァァーッ、やっぱり我慢できないぃっ」
「そうなの?オチンチンを入れて欲しいの?」
「幸一さん、何でも良いから早く入れてぇっ」
「ちゃんと言えたら全部一度にご褒美をしてあげる」
その一言に久美が反応した。『全部一度に』されたらどんな凄いことになるのだろう?指を優しく出し入れされ、そっと掻き回されている今だからこそ言えるおねだりだった。
「幸一さん、オチンチンを久美の中に入れてぇっ。もう我慢できないぃっ」
久美の大胆なおねだりに幸一は隆々と反り返った力強い肉棒を握りしめ、
「それじゃぁ、少し膝を開いて、それから身体をもう少し高く・・そう、良いかい、そうやっているんだよ、良いね?」
そう言うと、幸一は久美の後ろに回って肉棒を宛がった。久美の秘唇はぽってりとしているし、両足の間に隙間があるので前からでも後ろからでも挿入の体勢を取るのは簡単だ。ただ、指とは違って肉棒の挿入はなかなか締め付けが弱くならないので入れるのは大変だったが。
「いいかい?ここかな?」
「あうぅっ、もう少し前、ああぁっ、そこっ・・・・」
久美はそう言うと覚悟を決めた。やっとベッドで幸一に挿入して貰える。久美自身は自分が下になって入れて貰うのが好きだが、元々自分からこの格好をしたのだから仕方がない。指で愛される時のこの格好は今ではとても安心できるスタイルになっていた。
幸一は久美の細い腰を掴むと、グッと腰に力を入れて久美を引き寄せた。一瞬だけ抵抗があってから幸一の肉棒はトプッと久美の中に入った。
「はうぅぅっ、・・・やっぱりおっきいぃっ、き、きついぃっ」
久美はそう言ったが、明らかに先程リビングでの挿入の時ほどの抵抗感がないのは自分でも分かっていた。ただ、十分に感じる状態になってからだと肉棒の大きさが快感となってビンビン感じる。
「久美ちゃんの中はまだまだ新鮮だねっ、ゆっくり入るよっ」
幸一はそう言って久美の中に肉棒を埋め込んでいった。
「あ・・・あ・・あぁぁぁぁぁっ・・・・・素敵ッ・・・・」
せっかく身体を起こしたのに、久美は再び枕に顔を埋めてしまった。ただ、そうすることで尻がより高く上がり、挿入は返って楽になった。
「ほうら、もっと入るよ」
体勢が変わって楽に挿入できそうになったので、幸一は更に久美の腰をグイッと引きつけた。案の定、ズブズブと肉棒はきつい締め付けを掻き分けて入っていく。ただ、まだかなりの力が必要だった。
「わぁぁぁぅぅぅっ、そんなに急に入れちゃだめぇっ」
「痛かった?」
「ピリって少しだけ。でも・・・びっくりした・・・って、ああぁぁ、もうこんな奥まで来てるぅッ」
「まだ全体が十分濡れてないから、このまま少しだけ動くよ」
「ああぁっ、それだけでいっぱいなのぉッ」
久美は肉棒がほんの少しずつ出入りするだけで何とも言えない快感が湧き上がり始めたことに驚いた。先週は受け入れてしばらく時間が経たないと余り感じなかったのに、今日は直ぐに感じてきそうだ。肉棒を受け入れて身体の奥から感じる快感は独特だ。やはり挿入に勝る物はない。
久美はリビングからベッドに来たことで、心の底から解放されていた。ここは自分が一から幸一に教えられた場所なのだ。此処にいると本当に安心できる。それが久美の感度を大きく高めていた。
「久美ちゃん、なんかオチンチンの周りが濡れてきたよ」
「だって、だってぇっ、ああんっ、こんな格好でしてるなんてぇっ」
「この格好で入れて欲しいって言ったのは久美ちゃんでしょ?ほら」
「ああぁっ、そんなに突かないで、まだ奥まで来ちゃう」
「奥まで入った方が良いでしょ?どうっ?」
「また入って来たぁっ、ぐぅぅぅ、それ以上入れたらだめぇ」
久美は後背位にしては足を開きぎみにいたので身体の安定は良い。だから肉棒の挿入に神経を集中することができた。
「それじゃ、こうやって入れたり出したり、気持ち良いでしょ?」
「ああぁっ、はうぅッ、ぐうぅっ、いやぁっ、変な声がでるぅッ、はうっ」
「イヤなの?こうされるのイヤなの?」
幸一は動きを止めて久美に聞いた。
「だめぇっ、抜いちゃいやぁっ、このまま、このまましてぇ」
久美の肉壁はまだ固く肉棒を締め付けていた。だから幸一は激しく出没することができない。かなり潤いが満ちてきたとは言え、久美の締め付けは少女特有の強力なので肉棒の先端が突起に可愛がられてかなり気持ち良い。幸一の方も無理にペースを上げれば、二回目とは言えあっという間に果ててしまいそうだった。
「久美ちゃん、感じてる?」
「感じてるぅッ、凄いっ、このまま、このままがいいっ」
久美の方でも、この挿入に対応するだけで精一杯だった。これ以上何かされたらどうなるか分からないと思った。それに、この姿勢なら枕にしがみついていればいいし、表情を気にする必要もない。バックからの挿入は純粋に出没を楽しめる体位なのだ。それに、幸一には内緒だが、シーツに軽く擦れている乳首がとても気持ち良い。
「ああぁぁっ、幸一さん、だめぇ、これ以上したらだめぇ」
「感じてるんでしょ?」
「感じ過ぎぃ、だめぇ、ああん、気持ち良すぎて、いっちゃうかもぉ、ああんっ、凄く元気に出たり入ったりしてるぅ」
「久美ちゃん、それじゃ、さっき言ったみたいにもっと身体を起こしなさい」
「だめぇ、これ以上何かされたら、ああん、幸一さん、優しくしてぇ」
「こうするんだよ」
幸一は四つん這いになっていた久美の身体を引き起こすと、両手を久美の前に回して一気に乳房を揉み上げた。同時に幸一の腰が小さいストロークながら力強くグングン突き出される。
「いやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ」
それまでの軽い刺激で敏感になっていた乳房から快感が一気に爆発し、久美は何が何だか分からずに無意識に身体を捻って逃れようとした。それが返って幸一から与えられる快感を増幅してしまい、久美はいきなり凄まじい快感の嵐の中に放り込まれた。
「ダメダメダメえーーっ、ああぁぁっ、いやぁっ、いあああぁぁぁぁぁーーっ」
久美の中がきゅぅぅっと小さくなり、肉棒からの刺激が更に強くなる。幸一は更に腰に力を込めた。
「久美ちゃん、感じなさいっ」
「イヤぁぁぁぁっ、ダメッ、ダメよぉーっ、ああぁぁぁっ、はうぅぅぅぅっ、許してぇぇぇぇぇーーーーーっ」
久美は更に身体を捻りながら声を上げ続ける。久美の中の締め付けが一気に強くなったことで幸一も我慢できなくなってきた。ペースを落として一回久美だけいかせるか、一緒に果てるか、一瞬迷った。
「幸一さんっ、このままいっちゃいそうッ」
「久美ちゃんだけいくの?」
「いやぁっ、一緒にいってえっ」
「それならもっと我慢しなさい」
「あうっ、はうぅっ、あああぁぁっ、我慢なんてえっ」
「我慢できないならいって良いよ」
「早く、早く幸一さんもぉッ」
「もう少しだよ」
「いやぁっ、早く出してぇっ」
幸一は肉棒の感覚から終わりが近いことを悟ると、腰のストロークを一気に上げた。
「ああぁぁっ、だめええぇぇっ」
「久美ちゃん、一緒に終わりたいならもう少しだよ」
「我慢できないぃっ、もうだめぇっ、ああぁぁぁっ」
久美はもうどうしようもないことを悟ると、一気に最後の階段を駆け上がり始めた。乳房を揉まれながらだとどうしても我慢できない。
「久美ちゃん、もう、もう終わるよっ」
「ああああぁぁぁぁううぅぅぅーーーーーーーーーっ」
久美は幸一を待てなかった。一気に絶頂を極めると身体を硬直させる。幸一は後一歩だったが、絶頂した久美の中で動くと久美が痛がるので仕方なく少し滲み出した程度で動きを止めた。直前で止められた肉棒はビクッビクッと動きながら久美の中で少しだけ液体を吐き出した。
「ううぅっ、うっ、・・・・・ううぅぅっ・・・・・・・はうぅぅっ・・・・」
久美は肉棒が中でビクビクしているので、余韻の痙攣にしては強い感覚を受けながらゆっくりとベッドに沈んでいった。幸一は寸止めが残念だったが、まだ時間はあると自分に言い聞かせてゆっくりと肉棒を抜いていく。
「ああぁぁぁぁだめええぇぇぇ」
久美は肉棒を抜かれる時も鋭い感覚が走り抜けるので少し嫌がった。