第 86 部
久美は急いでシャワーを浴びながらも、肌の上で弾ける水滴を見ながらこうやってシャワーを浴びる度に自分がどんどん変わっていくことを認めざるをえなかった。まだ身体の中には先程の夢中で燃え上がった炎が熾火のように燻っている。
最初、此処でシャワーを浴びた時には悲しさばかりが感じられ、さっきのように幸一の肉棒を迎え入れて夢中になって声を上げ、愛される喜びに疲れ果てることなど考えもしなかったのだから。しかし、今の自分は幸一に愛される喜びを感じたくて仕方がない。こうしていても、またすぐに幸一の腕の中に戻っていきたくて堪らない。疲れているのにまだ肉棒を感じたいのだ。久美は自分の心の移り変わりを認めながらも、再び幸一に愛されるためにシャワーを止めた。
幸一自身もさすがに少し疲れていたが、まだ肉棒は一度しか放出していないので次を待ち望んでおり、久美が出て行っても半立ちのままだった。だから、リビングに移ろうかとも思ったが、次は久美の中に放出するためにそのままベッドルームで久美の帰りを待った。
久美もシャワーを浴びて髪を整えて戻ってきた時、幸一がリビングにいるかも知れないと思ったが、幸一がベッドルームにいるのが分かるとニッコリと笑顔で部屋に入っていった。
幸一はガウン姿でベッドルームのデスクチェアーに座ってタバコに火を付けていた。
久美はバスタオル姿なので、身体のラインが綺麗に浮き出てとても綺麗だ。
「こっちへおいで」
「はい」
久美は幸一の前に来ると幸一の視線を身体中に浴び、このままバスタオルを外すことになるかも知れないと思った。まだ確かに抵抗感はあるのだが、先程のベッドでの事を考えると、余り恥ずかしがるのも変な気がした。
「バスタオルをおっぱいの下で留めてくれる?」
「え?下で?」
「そう、きっと、とっても可愛いと思うんだ」
幸一の言葉に久美は一瞬驚いた。しかし、全裸になることを覚悟した後なので言われた通りにすることにした。そっと後ろを向くと、言われた通りにバスタオルを巻き直す。何だかとっても変な気がした。バスタオル姿なら恥ずかしくはないし、全裸になれと言われれば思い切って脱ぐこともできたが、この様に乳房だけ剥き出しになっていると、どう思っていいのか分からない。まるで乳房だけを差し出しているように錯覚してしまう。久美は恐る恐る両手で胸を隠しながら幸一の方を向いた。
「やっぱりそうだ。可愛いね」
「でも、何だかイヤらしい・・・・」
「おっぱいの下を衣類で隠すと、おっぱいが強調されてとっても刺激的だね。昔の韓国の服装にもこうやっておっぱいを出すのがあった位で、女の子が綺麗に見えるんだよ」
「そんな・・・・・・・・・」
「それじゃ、手を下ろしてごらん」
久美は言われた通りにしたが、バスタオルの上でツンと尖った乳房は隠したくて仕方がなかった。しかし、先程よりもプロポーションが更に強調された姿になったので細く括れたウェストラインと乳房の対比が最高の美しさを放っている。それは裸の美しさと衣類を纏った美しさの中間と言えた。
「あ・・・あの・・・・・・」
「どうしたの?」
「やっぱりこの格好、とっても恥ずかしくて・・・・・ベッドの方が・・・・」
久美は乳房を隠しはしなかったが、手をすぼめたまま幸一に許しを求める視線を送った。
「大丈夫だよ。もっとこっちへおいで」
そう言うと近づいてきた久美を引き寄せた。久美は何とか『さっきだって全部脱いで見せたじゃないの。あの時より全然露出してない』と思おうとした。しかし、幸一の手が乳房へと伸びてくると、
「ああんっ、やっぱりだめぇっ」
と両手で隠してしまった。
「ダメ、手を下ろしなさい」
幸一がそう言うと、久美は渋々手を下ろすしかなかったが、幸一の手が伸びてくると身体を引いてしまった。幸一は久美がじっとしていないので仕方なく久美の腰に手を回して更にグイッと引き寄せた。
「あん」
久美が観念すると、幸一は両手の指で乳房の膨らみをなぞり、先端を指で可愛がった。
「ああんっ、そんなぁっ、ううんっ、あうんっ・・・・・」
「ほうら、もう恥ずかしくなくなったろ?」
「恥ずかしいですぅ」
「こんなに可愛らしい声を出しても?」
「声とは関係ないからぁ」
久美の身体の奥では肉棒を迎え入れるために再び液体が満ち始めた。
「そうなの?この声と?」
「アアン、いやぁ、こんなのぉ、指だけだからぁ。それに今日は敏感なのぉ」
「それじゃ、お口も?」
幸一はそう言うと座った幸一とちょうどいい高さになる乳房の先端を口の中に入れて可愛がった。
「はうぅぅぅーーーーっ、んんんんんぁぁぁぁあああーーっ」
久美はバスタオルに包まれた身体の奥が急激に熱くなるのを感じながら、真っ直ぐに立ったまま感じ続け、幸一の乳房への愛撫に翻弄されていた。
「久美ちゃんは感じ易くなったね」
「だって、幸一さんがずっと時間を掛けて私の身体を・・・、ああんっ、こんな風に開発したのぉッ、くうぅぅっ、いやぁぁ、恥ずかしいッ、そんな目で見ちゃいやぁ・・、はうぅんっ」
「そうだね、久美ちゃんは最初、全然感じなかったものね」
幸一はそう言うと、目の前に剥き出しになった乳房へ両手を伸ばし、親指と人差し指の間のV字ラインで両方の乳房を下から揉み上げるようにして、途中で止めた。
「はうぅ・・・・?????」
「ほうら、もう身体がこんなに覚えてる」
幸一は少しだけ揉み上げた。
「ううぅぅぅぅっ」
幸一は揉み上げられてくびり出された乳房の先端に尖っている乳首を見ながら久美に語りかけた。
「こうされるとどれくらい感じるの?」
「いやぁ、そんな目で見ちゃいやぁ」
「答えなさい」
「・・・凄く、・・・・凄く感じるの」
久美は乳房を揉み上げられた姿勢のまま答えた。両足の間の奥では秘核が急激に大きくなり、既に足を少し擦り合わせ始めている。久美は感じる所を見られるのも恥ずかしかったが、足を擦り合わせるのを見られるのはもっと恥ずかしかった。だから極力我慢しているのだが、幸一の手が乳房に当たっているだけでどんどん我慢できなくなってくる。
「こうやって見られるのがイヤなのに感じるの?」
「・・・はんっ、・・・感じる・・・・のぉッ」
「今の自分の格好、想像してごらん?おっぱいだけを出した格好で、両手で揉まれながら話しかけられて・・・」
「いやぁぁ、幸一さん、ベッドで、ベッドでして。お願い。この格好はいやぁ」
「どうして?こうされると凄く感じるだろ?」
幸一の口が再び久美の乳首を交互に含み、唇がコリコリと硬くなった先端を可愛がりながら暖かい舌が敏感な先端を舐め転がす。
「はぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ、気が遠くなっちゃうぅぅぅぅっ」
乳房からの快感と同時に、強烈に秘核が疼く。久美は秘核を少しでも慰めるために身体を少しクネクネと捻りながら両足を擦り合わせて悶えるしかなかった。
「この格好、刺激的だね」
幸一はそのまま両手の人差し指で乳首をコロコロと転がす。
「んんぁぁあああーーーっ、いやぁぁ」
「どこが感じるの?おっぱいだけかな?」
「それはぁッ、あうっ、幸一さんが一番知ってるのぉッ」
「久美ちゃんほどは知らないよ。どこ?」
「はうぅっ、それはっ、ああんっ、そんなにされたら答えられないっ」
「答えてごらん」
「・・・・・・あそこが、熱くなって・・・・・・我慢できないのぉっ」
「おっぱいを可愛がると久美ちゃんの足がクネクネ動くね」
「いやぁぁぁぁ」
久美は幸一が感じる久美を見ている視線に興味本位のものがあるのを感じた。久美が感じるのを見て楽しんでいるのだ。それはまるで自分が声を上げる人形として扱われているような気がした。久美のおびえたような視線を感じた幸一は、
「久美ちゃん、好きな女の子が感じている姿を見るのは最高の幸せなんだよ。女の子が愛されて感じるのを嬉しいって思うのと同じなんだ」
と言うと、今度は先程のように両手で下から乳房をゆっくりと揉み上げた。
「・・・んんんーーーーっ、くうぅぅうううーーっ」
どんなに我慢しようと思っても抑えることのできない快感が久美の身体を走り抜ける。幸一が揉み上げたまま手を止めて乳房から顔へと視線を上げると、久美は真っ直ぐ立ったまま乳乳房がグイッと掴まれた姿勢のままで感じ続けていた。幸一の手に掴まれて形を変えた乳房と少し横を向いて感じている久美の表情との対比が美しい。
「ああんっ、このままは嫌、早く、早くベッドで、これ以上見ちゃイヤ」
久美はそう言ったが、幸一はそのまま尖っている乳首を何度もねぶったり指先で転がしたりして久美が感じるところを楽しんだ後、やっとベッドに戻ることにした。
「それじゃ、ベッドでどんな風にして欲しいのかおねだりしなさい」
久美はその言葉を待ってはいたが、言葉にするのは何度やっても躊躇われる。
「・・・あの・・・・・・・欲しくなっちゃって・・・・・オチンチンが」
「また入れて欲しくなったの?」
幸一は分かりきっていることを優しく乳房を揉みながら念を押す。
「・・・・・・・・・・・・はい・・・・」
久美は仕方なく頷いた。このままベッドで最初からじっくりと可愛がられたら気が変になりそうだった。今は力強く貫かれたくて仕方がない。久美は幸一に愛されると直ぐに肉棒が欲しくなることが自分でも不思議だった。
「それじゃ、入れて欲しい格好をしなさい」
久美は幸一にそう言われると、バスタオルのままベッドの上に上がって四つん這いになった。幸一は仰向けになるかと思っていたのだが、久美は先程と同じ格好をした方が良いのかと勘違いしたのだ。幸一も直ぐにベッドに上がり、久美の後ろに回った。
「それじゃ、直ぐに入れて欲しいの?」
「はい・・・・・・、直ぐに・・・・オチンチンを入れて」
「そう、こんな風に?」
そう言うと、バスタオルの奥に見え隠れしている秘唇に肉棒を当てた。久美の心臓の鼓動が一気に高まる。
「あうっ」
「こうやって入れて欲しいのかな?」
幸一は久美の入り口の位置をだいぶ正確に把握できるようになっていたので、久美の腰に手を添えずにそのまま肉棒の先端を差し込んだ。固い入り口を押し広げてとぷっと先端が久美の中に埋まる。
「ああううぅぅっ」
「さぁ久美ちゃん、後は自分で入れてごらん。欲しがっていたオチンチンだよ」
「ああぁぁ、幸一さんの意地悪ぅッ、私にこんなことばっかりさせてぇっ、はあうぅっ、うぐぅっ、ああんっ、くうぅっ・・・・」
久美は幸一にそう言われるだろうと思っていたらしく、一応文句は言ってみたものの、直ぐに自分の身体を後ろにずらしながら肉棒を受け入れ始めた。無意識にしているのかも知れないが、後ろに下がる時に小さな尻を上下に振りながら肉棒の位置を確かめている。幸一は肉棒が固いぶつぶつの肉壁にどんどん吸い込まれていくような錯覚を感じ、久美の身体の素晴らしさに夢中になった。