「はい・・・・」

「それじゃ、次はこの問題を読んで。少し長いよ。5分で読みなさい」

「はい」

未来が読み始めても、康司の手は未来の胸から離れなかった。康司の手の中で撫で上げられていると、少しずつ未来の膨らみは堅く張り始め、上から見てもぷくっと膨らんだ感じになってきた。そして康司は、その先端に幼い突起が自己主張し始めていることに気が付いた。それはまだほんの軟らかいものだったが、微かに服の上にポツンと小さく布地を押し上げている。

康司は最初、丁寧にその部分を避けて愛撫し始めた。

未来は自分の乳首がそんなことになっているとは全く気が付かず、必死に文章を追いかけており、なにやら焦れったいようなむずがゆいような不思議な感覚に戸惑いながらも、康司に言われたように何度か部分的に読み返しながら時間内に最後まで読もうとしていた。

康司は愛撫を更にじっくりと丁寧なものに換えた。すると、初めて未来は胸の焦れったさを実感し、少しずつ呼吸が不規則になってきた。

康司は未来の細いうなじに軽く吸い付いて、瑞々しい肌を楽しむ。

「あうっ」

「それじゃ、括弧1の「些細なこと」ってなあに?」

「それは・・・、うっ・・・あの・・・・」

今度の問題は先程よりも少し難しいので、直ぐに答えることはできない。その間にも康司は未来のうなじから細い首筋へと唇と舌でねっとりと愛撫を続け、手は堅く膨らんできたものを丁寧に撫で上げていた。

「あ・・あの、『雑煮に何を入れるか』です」

「惜しい、もう一回答えて」

「くうぅっ、・・・・あ・・・んんっ・・・あの・・『正月の雑煮に何を入れるか』です」

「良くできたね。それじゃ次。『いかにも日本的』というのは何のこと?筆者は何故そう思うの?」

「え?・・・あう・・・」

問題はどんどん難しくなるのに、未来の身体はどんどん何とも言えない感覚を盛り上げてくる。身体の感覚がじゃまをして、上手く考えることができないので、未来は上手く答えられずに止まってしまった。

「正解だったら、ご褒美をあげる」

その康司の言葉を聞いて、未来の心は強張った。早く正解を出して次に行きたいのだが、正解すればこの前のように感じさせられてしまう。『ご褒美なんか欲しくない』と思ったが、それはさすがに言えなかった。

「最初のは・・・あぁ・・うう・・アンッ・・・『世間様に笑われる、とか、世間にでて恥をかくこと』です。次のは、『世間は常識を試すから』です」

「ほら、また急ぐから間違えた。常識を試すのは誰?世間が試すの?何かおかしくない?」

「だってぇ・・・ああんっ、いやぁあっ、ああんっ、こんなのぅ」

「集中すれば考えられるんだよ」

未来は康司のアドバイスを思い出し、それを自分の答えに当てはめて正しい答えを導き出そうとしていた。

康司は未来が正しく答えるまで残酷な愛撫を続けた。未来が最初答を不完全なものにしたのは、どこかで正解したくない、と言う思いがあったからだが、それも焦らされることで正解せずにはいられなくなる、と思っていたのだ。そして、その通りになった。

未来はこれ以上焦れったいのに絶えられなくなった。身体には先日覚えたばかりの甘い感覚が刻み込まれており、それを求める気持ちがどんどん強くなってきたのだ。未来自身、正解してご褒美を貰うことがどういう事かはっきりと分かっていたが、自分から求めたのではなく、問題に正解しただけだ、と自分に言い訳をすることにした。

「答えはなあに?」

「日本人は『常識』が試される『世間』での評価を常に気にしているからですぅっ」

一気に未来が答えると、

「そう、よく分かったね。ご褒美だよ」

そう言うと、康司はまず未来の堅い膨らみを軽く絞るように揉んでやった。

「あう、ううっ、あんっ」

未来の身体に溜まっていたものが快感となって沸き上がる。しかし、それは未来自身が思っていたほど強いものではなかった。『何とか我慢できるかも知れない』未来はそう思ったが、康司が胸を揉みながら、大切に最後まで取っておいた先端の突起を指先で可愛がり始めると、快感は一気に何倍にもなった。

「うぅぅぅーーっ、ああーっ、どうしてっ、はうーーーっ」

未来は快感に翻弄され、身体を捻るようにして悶えた。康司にねぶられている首筋からは更に快感が吹き出しており、胸の快感と相まって両足を擦り合わせずにはいられなかった。

「さあ、ソファに行こうか」

康司は未来の身体を軽々と抱き上げると、たっぷりと大きさに余裕のあるソファに未来を降ろし、そっと横たえた。

未来は、未来自身が望まない限りセックスはしない、と言う約束を康司が破ったのだと思った。

「康司さん、私まだ・・・そんなのいや・・」

「大丈夫。少しずつ未来ちゃんの身体を感じるようにしてあげる。じっとしていればいいから。感じるように気持ちを持って行ってね」

「いや、康司さん、勉強を教えて」

「まだ無理だよ。未来ちゃんが僕を満足させてくれたらまた教えてあげるけど、今はまだ未来ちゃんには無理だから。まずいろいろ覚えなきゃね」

「そんな・・・・」

「大丈夫、準備をするだけだから。気持ちよくしてあげるよ」

「いや・・・こわい・・・いや・・・・いやぁ」

「大丈夫、身体を楽にしてごらん、ほら」

康司はソファに座って未来の小さな身体を隣に降ろすと、優しく髪を撫でながら、

「ほら、何にも怖くないだろ?」

と優しく問いかけた。未来はまだ嫌がっていたが、それでも髪を撫でられていると自分の身体がぼうっとした感じになってきて、だんだんとだるくなってくるのが分かった。

康司は未来の身体が柔らかくなってきたのを確かめると、ゆっくりと未来の身体を引き寄せて小さなあごに指をかけ、康司の方を向かせる。

「大丈夫、気持ちを楽にしてごらん」

康司は未来の頬を優しく撫でながらゆっくりと諭すと、唇をゆっくりと近づけてきた。

『ああっ、されちゃう!』未来はファーストキスをこんな形でするのはいやだったが、身体は全く動かず、そのまま康司の唇を受け入れた。

「うっ・・・・」

最初、そっと重ねられただけの唇は、何度かくっついたり離れたりを繰り返す内に少しずつ未来の唇を開くようにうごめき始め、未来の唇が少し開くと、今度は舌が未来の歯茎を這い回り始めた。

「・・・・!!!!」

未来は驚いたが、嫌がりはしなかった。そして康司の舌は未来の可愛らしい歯をこじ開けると、ねっとりと中に入って未来の舌を探し始めた。その間に康司の手はゆっくりと未来の胸を撫で回し、少しずつTシャツを捲り上げ始める。

未来はそのことに気が付いていたが、どうすればいいのか分からずに康司にされるがままになっていた。

康司のキスは、ファーストキスと言うにはあまりにディープなものだった。最初、未来の舌は康司の舌から逃げ回るようにしていたが、だんだんと気分が変になってくると、次第に康司の舌に絡み合うように小さな舌を差し出し始めた。

頭の中はぼうっとしており、自分から積極的に舌を絡めていると言うことがどういう事か全く分からなかった。

未来が大人しく康司の舌を受け入れているので、康司の手はゆっくりと可愛らしい膨らみを撫で始めた。未来は大人しくそれを受け入れた。『これくらいならまだ我慢できる。それほどいやじゃない』頭の中で必死に自分に言い聞かせ、じっとされるがままに身体を任せていた。

康司はなおも舌を絡めながら、次第に微妙なタッチで膨らみの形をなぞり始めた。くすぐったいような、かゆいような、不思議な感覚だ。未来はその先にあるものが何か、おぼろげながら分かってはいたが、その感覚を受け入れて舌を絡めることに集中していた。

やがて未来の胸の膨らみはゆっくりと堅く張り始め、服の上からでもぷくっと飛び出しているのが分かるようになってきた。

康司がやっと長いキスから未来を解放したとき、未来の身体は康司の指先に敏感に反応するようになっていた。康司は未来のうなじに息を掛けながら、

「未来ちゃん、感じてきたのかな?もっと感じて欲しいな。ほら」

康司の指先が胸の先にポツッと飛び出した小さなしこりを軽くひっかくように撫でると、未来の身体にずーんと快感が走る。

「うぅっ」

「ほら?気持ちよかったでしょ?」

未来は戸惑いながらも小さく頷いた。

「我慢できなくなったら言うんだよ。良いね」

「・・・言うと、どうなるの?」

「もっと感じさせてあげる」

康司は熱い息を未来のうなじに掛けながらそう囁いた。康司はゆっくりと未来の身体を引き寄せて自分の膝の上に仰向けに横たえると、未来の首を左手で支えて、右手で未来の乳房を愛撫し始めた。

「いいね。まずは感じることから覚えなきゃ。それが最初だよ」

そう言うと、右手で未来の膨らみを下から優しく撫で上げ、時折可愛らしいうなじを舌と唇で味わった。

「はん・・・はう・・・くっ・・・・あ・・・いや・・・あうっ・・・だめ・・・」

未来は小さな声をあげながらも康司の愛撫に必死に耐えている。それはまさに無垢な少女が大人の世界に足を踏み入れようとしている瞬間だった。次第に未来の身体の中に焦れったい感覚が堪り始め、息が大きく、荒くなってくる。

康司は未来がおねだりをするまで、絶対に次に進まないつもりだった。未来自身の合意がない限り、その先に進んでもだんだん通り一遍の交わりになってしまう。少女の身体を相手にするようになった頃は興味本位で嫌がる少女の服を脱がせ、両手を押さえつけて無理やり挿入したこともあった。

しかし、何度かのそう言う交わりの後、やがて少女が関係に慣れてしまうと、余計な手間は掛けたくないといわんばかりにさっさと服を脱いで康司の上に跨り、面倒くさそうに腰を動かして少しは適当に声は上げるものの、終わった瞬間に当然のように残りの時間の勉強を要求するようになる。そして放出した康司をバカにしたような目つきで見るのだ。

そこには少女特有の恥じらいも、性を開花させた喜びも無かった。あるのは単なる肉体関係と、怠惰な授業だけだ。もちろん、高度な勉強のテクニックを身につけた少女の成績は上がっていくが、やがて彼女たちの成績はある一定のレベルから上がらなくなってしまう。たぶん、利用し合うだけの関係では、それ以上に駆け上がる何かを作り出せないのだろう、と言うのが康司の持論だった。

だから最近の康司は少女を開発するとき、最初にじっくりと時間をかけ、しっかりと身体を開発する下地を作ってから性の喜びを教えることにしていた。そうすれば少女の頭脳と身体は飛躍的に開発されるのだ。確かに康司の教えた生徒の成績の伸びは素晴らしかった。最初こそ成績の伸びは遅いが、途中で成績が伸び悩むこともなく順調に伸び続けるのが康司の生徒の特徴だった。その実績を評価されたからこそ、今回未来を教えるチャンスを手にしたのだ。

未来を担当することになった康司は、今までのテクニックの集大成として未来を開発することに意欲を燃やしていた。そして、今のところはほぼ予定通りだった。

「ああ、う・・ううん、・・・・は・・・はぁ・・ああん・・・」

未来の声が次第に甘く切ないものになっていく。康司は膨らみの頂上近くは丁寧に指でなぞるが、決して頂上を極めることはなく、予感だけで少女を焦らしていった。既に少女は先端を征服される喜びを知っているのだから、焦らず、じっくりと幼い身体にともった灯を大きくしていく。

「どう?少しずつ感じてきたかな?」

未来(みく)は少しなどと言うものではなく、既に我慢の限界近くまで来ていたが、康司にそう言われるともう少し我慢しないわけにはいかなかった。少し感じているかな、と言われて、もう我慢できない、とはとても言えなかった。