康司は未来の身体にまとわりついているという感じの服とスカートをゆっくりと脱がし、未来を全裸にしたが、既にたっぷりと愛された後なので未来も嫌がらなかった。そして未来を自分の前に跪かせると、

「さあ、中に手を入れて、トランクスのスリットの中のものを引っ張り出してごらん」

と言った。

さすがに直ぐに手を入れなかった未来だが、何度か康司にせかされる内に恐る恐るという感じでゆっくりと手を差し込んできた。そして、トランクスの中に手を入れて、一回ビクッと驚いて手を抜いたものの、それでも何とかと康司の肉棒を引っ張り出してきた。

未来は手で掴んで引っ張り出したものを見てびっくりした。『こんな大きいなんて、それに堅い。これが女の人の中に入るって言うの?私には絶対無理よ。壊れちゃう』未来は目を丸くして肉棒を見ている。

「どう?これが男の人だよ」

未来は小さい時にお父さんと一緒にお風呂に入った時のことを思い出したが、形は覚えていても、実際の大きさは良く覚えていなかった。しかし、今自分の手で掴んでいるものは想像以上に大きく、力強く脈打っている。

「おっきく・・・なった????」

「そう、可愛い女の子に優しくされると、喜んで大きくなるんだ。お口をめいっぱい開けて、中に入れてごらん。ゆっくりでいいから」

未来が顔を近づけると、何とも言えない不思議な臭いがしてきた。むっとするような臭いだが、いやな臭いではなかった。しかし、口を大きく開けてみてもとても入るような気がしない。ほんの少し先っぽを口の中に入れた瞬間に嘔吐感がこみ上げてきた。

「うえっ、ゴホ、ゴホ」

「ははは、まだ慣れていないから仕方ないね。でも練習すれば直ぐにできるようになるよ。これは未来ちゃんにとって、とっても大切なことだから、是非覚えて欲しいんだ。理由は今は言わないけど、俺の言うことを信じて欲しいな。未来ちゃんのためだよ」

康司がそう言うと未来は、今まで圭子とみたシーンを思い出し、

「はい、みんなやってるんだから、私だって・・・」

と言って再び挑戦した。それは興味と言うよりは、一種の競争心に近いものかも知れなかった。

何度も口に入れては肉棒を吐き出すのを繰り返している内に、それでも先端の部分だけは何とか口に入るようになった。

「未来ちゃん、上手だよ。もっと練習しないといけないけど、大丈夫?気持ち悪くない?」

康司は未来に気を遣ったが、未来はそれでも口を最大限に大きく開けて何とか肉棒を口に入れようとしていた。

本来ならフェラチオをしている少女は、いくらかでも男の反応を探ろうと上目遣いに見上げたりするものだが、未来はただひたすら目をつぶって口に入れようとしている。

小柄な未来の小さな口には康司の肉棒は大きすぎるようにも見えたが、その分だけ康司にはとても気持ちよかった。思わず未来の頭を掴んでグイッと腰を突き進めたくなる。

しかし、康司には未来のこの奉仕が未来の心の許容度を超えていることに気が付いていた。今、男の欲望を剥き出しにすると未来の心に大きな爪痕を残してしまうことになりかねない。

ピピピピ、と音が鳴り、

「未来ちゃん、ありがとう。とっても気持ちよかったよ。さぁ、服を着て。また今度ね」

康司がそう言って未来を立ち上がらせると、一瞬ぼうっとしていた未来は慌てて服を着始めた。その時になって未来は今まで自分が全裸だったことを思い知らされた。

大急ぎで服を着て外に出た未来は、頭の中が真っ白だった。『今は何にも考えたくない!』と言い聞かせていたが、電車の中でガラスに映った自分の頬に涙が流れているのを見つけると、一気に悲しさがこみ上げてきた。声も出さず、ただ涙だけが幾筋も頬を伝わった。

自分でもどうしてあんなことまでしたのか分からなかった。別に強要されたわけでもないのに、自分から先生のオチンチンをおねだりしてしまった、そんな想いが未来を痛めつけた。そして、未来自身認めたくなかったのだが、あの時は確かに自分はもっと先のことを求めていた、その想いに気が付いた時、未来は自分が変わってしまったような気がした。

『もう今までの私じゃない、もう後戻りできない』そんな想いが更に未来を寂しい気持ちにさせた。

しかし、こんな悲しい思いは思わぬところで報われることになった。今までの未来は、どちらかというと大人しい方だったので、クラスの中でも余り目立たず、どちらかというと人気者の取り巻きの外側にいるだけの、ごく普通の女の子だったのだが、未来自身が気づかない変化を最初に敏感に見つけたのはクラスの男子だった。

何となく最近は男子の視線が自分に向けられていることに気が付いた未来だが、それがどうしてなのか分からなかったし、最初は大して気にもしなかった。しかし、自分の机の中に下手な字で書かれた封筒を見つけた時、未来はびっくりして友達を呼びそうになった。

こっそりとスカートのポケットに入れて昼休みにトイレで恐る恐る開けてみると、そこには下手ながらも丁寧な字で一生懸命に書かれた文が未来に問いかけていた。

『加藤さん、こんにちは、天間です。近ごろの加藤さんを見ていると、とても自信を持っていて、明るくて、はっきり言うと素敵だなって思います。上手く言えないけど、僕は加藤さんみたいな女の子とゆっくり話をしてみたいです。良かったら、今度の土曜日に中央公園で会えませんか?返事は僕の机でも、下駄箱でも、どちらでも良いですから何か入れておいてください。待ってます』

最初、未来は驚き、次に胸がこみ上げるくらいに嬉しくなった。手紙をくれた男子はクラスで一番ではないが、女の子に人気のある優しいスポーツマンだった。その彼女の座を狙って何人かがアタックしたらしいという噂は聞いていたが、誰も成功したものはいないらしかった。

しかし、喜んで返事を出そうと思った未来は急に悲しくなってトイレの中で泣き始めた。悲しくてどうしようもなかった。『なんでもっと早く見つけてくれなかったのよぅ』そう心の中で叫んでいた。今の未来はボーイフレンドに素直に何でも話せる環境には無いのだ。ボーイフレンドに甘えながら、同じ日にその彼に黙って康司の前で服を脱いで感じさせられるなんて、とてもできそうになかった。何より『隠し塾』とその中で行われていることを黙っているなんて辛すぎた。自分の今の生活の一番大切な部分なのだから。

『どうしてあんな塾になんか行っちゃったのよう』未来は『隠し塾』に行ったことまで後悔した。あそこに行かなければ、これほど嬉しいラブレターはなかったろう。普通のクラスメイトのように下校は彼と一緒に並んで校門をくぐり、羨望の視線を浴びながら学校の近くにあるコンビニの前を通っていたはずだ。

しかし、今の自分にはそれができない。目の前に、手を伸ばせば届くのに、それができないのだ・・・・。

未来はしばらく手紙を見ながら泣いていた。しかし、この手紙を何故今、自分が貰ったのかに気が付いた時、何とか思いを吹っ切ることができた。自分は隠し塾で飛躍的に学力を伸ばせたからこそ、学校の授業では自信を持っていられるのだ。それを見ていたからこそ、彼は手紙をくれた。今までの未来だったら、決して貰うことの無かった手紙だ。頭では分かっていても、気持ちが引きずられるのはどうしようもなかった。それからもしばらく、未来は声も出さずに泣き続けた。そして、何とかして彼の告白を断ることに気持ちを決めるまで一人で考え続けた。

しかし、塾に行くから、と言って断るのも不自然な気がした。塾に行っている生徒はたくさんいるし、その中には彼を持っている子も多かった。勉強の虫に思われるのもいやだし、できれば男子生徒が持っている自分のイメージを傷つけたくなかった。

その日のホームルームの後、下校するために生徒が廊下に出た時、未来は思いきって彼の直ぐ後ろを意図的に歩いた。そして、

「天間君、あの手紙、アリガトウね」

と声を掛けると、

「えっ、あ、・・・そう・・」

と恥ずかしそうに未来の方に振り向いた。『よし、本人からの手紙に間違いない』そう確信した未来は、

「でもね、私、手紙で告られるって好きじゃないの。ちゃんと本人の目の前で言えない人はダメよ。気持ちだけ貰っとくね」

未来は午後の間、聞く必要のない授業などそっちのけで何度も何度の頭の中で考え、心の中で練習した言葉を一気にしゃべると、そのまま彼を追い抜いて下駄箱へと急いだ。声が少しうわずっていたようだが、急いでしゃべったので彼は気が付かなかったようだ。後には唖然とたたずむ彼の姿があったのだが、未来は気が付くことなく学校を後にした。

その日は塾のない日だったので、家に帰ると夕食までふて寝した。まだ心の中に悲しさもあったが、どこかで満足している自分がいたことも確かだった。今までの自分だったら、あんな素敵な男子を振るなど考えられなかった。夕食を両親が驚くほどたくさん食べると、未来は猛然と勉強し始めた。その日はほとんど休憩もとらずに1時過ぎまでぶっ続けで勉強した。

翌日、未来を見る男子の視線が更に熱くなっていることに未来は満足した。それに併せて、自分を見る女子の目も変わってきたようだ。覚悟はしていたがその中には背筋を貫くような視線もあり、やはり冷たい視線を浴びて根掘り葉掘り聞かれるのは気持ちの良いものではなかった。しかしこれは男子の熱い視線を浴びているからなんだ、と自分に言い聞かせると、適当に授業を済ませてから塾へと急いだ。

その日の夕方、未来は圭子と一緒に例のマンションの部屋で画面に映し出される少女と教師の交わりをじっと見ていた。実は、ここに来るまで一悶着あったのだ。最初、例のコンビニで圭子を見つけた未来は、圭子の頼み事に頭を抱えてしまった。

「未来、お願い、もう一回、もう一回だけ譲って、ね、お願い」

「どうして?」

「明後日の実力テストで、どうしても良い点取りたいの。ね、お願い。未来、ね?」

「でもぉ・・・・」

さすがにこれだけ何度も圭子に時間を取られるのは未来としてもいやだった。

「ごめんね、圭子。私も今は・・・」

「そこを何とかお願い。恩に着るから。ね?」

圭子は必死だった。昨日の夜、どうしても納得できないところがいくつも見つかってしまい、必死に調べたり考えたりしたのだがどうしても分からなかったと言う。あまりにしつこく言うので、未来は根負けしてしまった。

「分かった。じゃ、今すぐやろうか」

二人は未来がキャンセルするのを他の少女に見られないようにコンビニを出ると、しばらく歩いてから、よーいドンで未来がキャンセルして圭子がそれを取った。

「その代わりね、圭子」

「何?夕食、おごるよ」

「ううん、あの部屋にもう一回入れて」

「あそこに?それは・・・」

今度は圭子が悩む番だった。

「あんまり何度も行って、他の教師に見つかったりすると・・・・」

「つまみ出されるの?」

「そんなことはないと思うけど・・・・」

「それならいいじゃない」

「うーん、なんて言うかぁ・・・・」

「私の大切な時間を譲ってあげたのに、私の頼みは聞いてくれないの?私だって勉強したいのに」

「そう言うわけじゃないけど・・・・」

「それなら良いでしょ、連れてって」

「・・・・分かった。行きましょ」

少し渋った圭子だったが、結局二人でマンションの一室でテレビを見ることになった。もちろん、食料の調達は充分だった。もともと圭子は「隠し塾」の部屋で教師や少女が食べる飲み物や食料の調達をまかされているので、その分の予算は貰っている。それを少しごまかして、自分たちのお金を少し足せば、かなりのものは買えるのだ。

未来と圭子が見ているテレビの中では、教師がかなり速いスピードで地理を教えていた。

『よし、次は水産業に入る。日本が年間輸入量27万トンで世界第一位、個人消費量では年間2.3Kgでアメリカの2倍の海産物は何だ?』

『はい、海老です』

『よし、輸入相手国の第一位はどこだ?』

『え?・・・・インドネシア・・・・』

『違う。よく考えろ』

『はい・・・、タイ・・・・ですか?』

『タイもあるが、一番は違う。わからないか?』

『いえ・・・・もしかして・・・・インド・・・?』

『そうだ。どうしてだか理由を言ってみろ』

『はい・・・ちょっと待ってください。今答えます』

少女はあわてて参考書類を調べ始めた。