今、康司の腕の中で未来はこのまま時間が止まったら、と思っていた。

ゆっくりと康司の手が未来の身体を撫で始める。未来はじっと目を閉じてそれを感じていた。『これから私は大人になる・・・』実感はなかったが、未来はそれを受け入れていた。『でも、上手にできるかな?・・・』康司の優しい手が服の上から撫で上げるだけで、未来の身体の中には予感のような感覚が芽を出しており、それを感じながら未来は全てを康司に任せていた。

康司はゆっくりと未来を撫でながら、優しい眼で未来を眺めていた。『良くここまで素直に付いてきてくれたね』そんな想いが湧き上がってくる。どれほど学力が上がろうとも、結局身体まで許す女の子はそれほどいない。そして、身体を許したとしても長続きしない子が多いのだ。その中で、素直なまま身体を開いていく未来は貴重な存在だった。これから教師達に貫かれる未来を思うと、今だけは最高の思い出を作ってあげたいと思った。そして、未来には誰も到達できなかった所まで上がっていって欲しかった。その素質はある子なのだから。

「ねぇ康司さん」

目をつぶったままの未来が突然口を開いた。

「なあに?」

「私、海王に入れるかな?」

腕の中で抱かれている未来に突然進学のことを聞かれて康司は少し驚いた。今聞かれるとは予想だにしなかったからだ。どう答えるか一瞬迷った。

「未来ちゃん、そのまま聞いてね」

「うん」

「未来ちゃんの成績がこのまま上がっていったとしたら、きっと海王でも慶賀でも入れるけど・・・」

「けど?」

目を閉じたまま答えた未来の口調はとても冷静だった。

「未来ちゃんの成績はもう少しすると上がりにくくなると思う」

「そう、どうして?」

「今、未来ちゃんの成績が上がり続けているのは苦手な部分が減ってきているからだけど、もう少し勉強すれば、それは殆ど無くなっちゃう」

「うん」

「でもね、海王や慶賀を目指すんなら最低一つの科目は絶対の強さを持ってないと難しいんだ。例えば英語ならいつも95点とかね」

「このままじゃダメなの?」

「苦手な科目が無くなっても、得意な科目にはならないだろ?今未来ちゃんが解いているような問題は、基本を覚えるための問題ばっかりなんだけど、基本だけをしっかり覚えても海王なんかの入試問題は解けないんだ。海王の入試問題は応用ばっかりだって言うのは知ってるよね?」

「うん」

康司の話は良く理解できた。しかし、未来の意識が澄んだ湖の水のように透明なのに、未来の身体は少しずつあの感覚を湧き出させ始めていた。康司の声を冷静に聞けるのも後少しの時間しかないことは何となく分かっていた。

「どうすればいいの?」

「単に解き方を覚えるだけじゃなく、未来ちゃん自身が考えることを好きになること。応用問題を解けるようになるにはそれがとっても大切だよ」

「それにはどうすればいいの?」

「先生に勉強を教えて貰うだけじゃなくて、未来ちゃん自身が先生に勉強を教える気持ちが大切だ、と思う」

「私が教えるの?」

「言い方が下手でごめんね。以前の未来ちゃんは覚えていることが少なすぎて問題を解いている時も本当は何種類もある解き方の中から自分の好みの一つを選ぶ事なんてできなかったんだ。でも今は違う。もうたいていの問題で二つくらいは解き方が選べるようになってるんだ」

その時、康司は未来の身体を撫でている手の動きを変えた。今までの単なる優しい撫で方から、はっきりと感じさせる愛撫に切り替えたのだ。その変化は敏感に未来の身体に伝わった。今までの愛撫で福良見始めていた乳房がブラの中で更に堅く膨らむ。

「今未来ちゃんが以前のクラスに戻ったら、どの科目でも90点以上は簡単に取れるよ。でも、有名私立、それも超一流を狙うならいくつもの解き方を身につけていないとダメ。それも、解き方を覚えたものじゃなくて、自分で考え出したものじゃないとね」

未来は身体の中から湧き上がってくる感覚をだんだん無視できなくなってきた。康司に抱かれながら無意識に身体を少しずつ動かしてしまう。少しずつ息が早くなっているのが自分でもよく分かる。康司の指先が生み出す感覚を追いかけたくなるのを意志の力で押さえつけ、康司の難しい話を理解しようとした。

「一生懸命通って勉強したら、できる?」

「はっきり言うと、分からない。でも、その可能性はかなりあると思ってるし、できるだけ協力するよ。たぶん、大丈夫だと思う」

「私に・ん・・できる・・・ぅっ?」

未来は両足をぎゅっと閉じることで秘核からのうずきを抑えようとした。一回目は上手く言ったようだ。しかし、足の力を緩めるとさっきよりも強いうずきが湧き上がる。あと数回したら足を閉じるだけでは我慢できなくなる。

「協力はするけど、掴み取るのは未来ちゃんだ。大変だけど、それができれば海王でも慶賀でも好きな所に入れるよ」

「私・・・ここにいれば・・・うぅん・・・成績が・・もっと良くなるのかな・・・」

「勉強はいつでも最後は本人のがんばり次第だよ。未来ちゃんならできるさ」

康司の指が服の上から乳首の直ぐ側をなぞっていくと、未来の身体には一瞬だけ盛り上がった快感が直ぐに遠のいていく。思わず口を少し開けて、あ、と言う声が出そうになった。もう限界がそこまで来ていた。心の中でもう一人の未来が『早くおねだりして優しくしてもらお』と囁いている。でも、もう少しだけこの話を聞きたかった。

「こ・・・康司さん・・もっと話したい・・少し待って・・・」

「ダメ、時間は待ってくれない。未来ちゃんが自分で、今、決めるんだ。どうする?」

康司の手の動きは、はっきりと未来の焦らしている。未来の身体の中でどうしようもない焦れったさが溢れ出し始めた。

「そ・・・そんなぁ・・・う・・うぅっ・・・待って・・・・」

未来の身体の中からあの感覚が押し寄せてくる。もう我慢の限界は直ぐそこに来ていた。

「未来ちゃんが決めなさい。教えて貰うだけにするの?それとも辛くてもがんばる?」

康司の手は服の上から胸の膨らみを極弱く包み込み、これ以上強くすると未来の身体がびくんと反り返って快感が走り抜けるギリギリの強さで胸を揉むふりだけする。未来は身体を捻って乳房をもう少しだけ強く康司の手に押しつけようとしたが、康司に軽くかわされてしまった。

康司は上気した顔で快感の炎に炙られながら焦らされている未来を見ながら、どうしても未来の決心を聞きたいと思って更に強く焦らした。既にお気に入りのTシャツの上に小さな突起がはっきりと現れており、そのギリギリの所を康司の指が丁寧に這い回っている。これ以上少しでも突起に近づいたら、少しでも強く押しつけたら、未来の身体はビンと跳ね上がるのは間違いない。

猛烈に焦らされながらも未来の頭の一部だけは冷静に働いており、未来がはっきりと言えばどちらの答えをしても康司が同じ事をしてくれると言うことは分かっていた。『楽な答えをしちゃおうか』頭の中でもう一人の自分が囁いている。『そうすれば甘えたいだけ甘えて、いっぱい優しくしてもらえるよ』未来自身ははっきり言ってもうどっちでも良くなってきた。早く答えて先に進みたくなっていた。今は康司の優しさの中に浸りたかった。

「がんばる。私、がんばってみる」

自分の口から出た声を聞いて、未来自身が驚いて一瞬頭の中が冷静になった。しかし自問自答した時、心はもう決まっていた。

「辛くても、一生懸命自分の解き方を探していく?」

「がんばる。いっぱいがんばる。は・・早く・・・」

康司は未来を軽々と抱き上げると、隣の洋室に入っていった。

そっと未来をベッドに横たえると、優しくキスをしてくる。康司のキスは優しかったが、それに応じる未来は手を康司の首に回し、弾けそうな身体をもてあますかのように情熱的に応じた。康司は未来の唇から耳元、うなじ、首筋と、優しく愛撫していく。

「ああっ、ああんっ、はうぅっ、ああっ、ああぁぁんっ」

未来は自分の感じ方が今までよりも強いことに自分でも驚いていた。とにかくはっきりと感じる。それに比べると、今まで康司に感じさせられていたのはベールがかかっているようなものだった。その違いの原因が未来自身の心境の変化にあるとはまだ気が付いていなかった。

首の周りを一通り愛撫した康司は、ゆっくりと身体をなぞるようにして未来の服を脱がせ始めた。スカートからTシャツを引き出し、ゆっくりと捲り上げていく。未来はそれをじっとしたまま受け止めていた。そしてTシャツが胸元まで脱がされると自分からバンザイをして協力した。Tシャツの次はスカートだ。康司がホックを外してジッパーを下げると、未来は軽く腰を浮かせてきた。スカートが足下まで下がると、康司は素早くソックスも一緒に脱がせてしまった。

康司の目の前に下着姿の少女がいる。じっと目をつぶり、これから起こることに怖さを感じながらも心をときめかせている中学3年生の女の子だ。肌は色白だが白すぎるほどではなく、何よりも瑞々しく透明感がある。少しやせ形だが胸は小さめながらも形良く膨らんでおり、腰のラインは子供の姿を残している。

ほんの少し触っただけで嫌がっていた少女が、脱がされるのをあれほど嫌がっていた少女が今は自分から協力して服を脱がされるようになっていた。

しかし康司は、目の前の少女が性の奴隷だとは思っていなかった。少女には少女の世界があり、年相応の悩みがあるのだ。その中で必死にがんばってここまで来たのだから、康司はこの少女の願いを最高の形で叶えてあげたかった。

康司は素早く服を脱ぐと少女の隣に横たわり、白い布地に包まれた小さな膨らみをしっかりと両手の中に入れた。

「あんっ」

甘い衝撃が走り抜け、未来の身体が小さく震えた。

「さぁ、これからは感じることだけ考えるんだよ。最初は未来ちゃんの身体が燃え上がるくらい感じて欲しいんだ。でもロストは夕ご飯のあとにするからね」

康司はやわやわと敏感になっている膨らみを撫で回しながら未来に諭すように語りかけた。

「ああ・・・あうん・・すぐに・・・しないのぉ・・・?」

「そう、一歩ずつしていくからね。任せて欲しいな。それとも直ぐにしたい?」

「ううん、任せる。康司さんに任せるからぁ。ねぇ、康司さん、ねぇ・・」

「ん?」

「優しく・・・して・・・いっぱい・・」

その言葉を待っていたかのように、康司はフロントホックをパチッと外し、その中から現れたツンと尖った頂を載せた小さな膨らみを両手に包み、優しく揉み始めた。

「ああぁぁぁーーーーっ、ああぅぅっ、はうぅぅーーーっ」

未来は自分が声を上げているかも分からないくらい、いきなり感じてしまった。それは待ち望んだことだったが、予想以上の快感だった。

「ああんっ、あんっ、ああっ、はあぁっ、うぅぅっ」

快感が足の先まで走り抜け、また頭のてっぺんまで跳ね返ってくる。未来はどうしようもなく身体をよじらせて悶えた。

「未来ちゃん、どう?」

「あああんっ、はあぁぁーっ、あうあうっ、はあぁぅぅっ」

康司は小さな突起を優しく指でつまみ、そっと転がす。

「ああああああぁぁぁぁーーっ」

小さな身体が康司の腕の中で激しく悶えていた。

「何にも言わないと止めちゃうよ」

「いやぁっ、やめちゃいやーーーっ、ああんっ、もっとぉっ」

「どうなの?」

「いいの、すごくいいの、あああぁんっ、もっとしてぇーっ」

「良い子だ。ご褒美はお口だよ」

康司は両手の指の間に挟まった小さな突起をたっぷりと口に含み、優しく何度も舌で転がした。

「あああぁぁあぁあああーーーーーーっ」

未来は訳も分からずに悶えていた。とにかく気持ち良かった。最高だった。いつの間にか激しく足を擦り合わせていたが、自分では全く気が付かなかった。しかし未来の奥からは今まで身体が覚えてきたことをはっきりと示すように康司を受け入れるために必要な潤いが染み出してきていた。激しく足を擦り合わせていたが、未来の身体の構造と染み出した部分がまだ小さかったので、パンツの布地には小さく丸いシミができた。