「未来ちゃん、それじゃ、少しだけしちゃおうか」

康司は起きあがると、未来(みく)をお姫様だっこの格好で横抱きにして膝の上に載せた。

「いやぁ、やっぱり恥ずかしいよう」

未来は康司が未来をベッドから引きずり出したことに戸惑ったのか、康司の胸にくっつくようにして甘えながら嫌がった。

「だって、ベッドに横になっていたら、本当にいっぱいしたくなっちゃうからね」

「こんな格好の方がいやぁ」

康司はそう言う未来の言葉を無視するかのように、ぴったりと着ている浴衣の裾を割って未来の足を少し開くと、中心にそっと右手を這わせた。そっと淡い茂みの奥を探ると、あった。さすがにまだ濡れてきてはいないが、昨夜康司を夢中にさせた未来の秘部が淡い茂みの奥に確認できた。そのままゆっくりと指で未来の敏感な部分の周りから優しく揉み解すように愛撫し始める。最初は本当にゆっくりと、未来が濡れてくるまでは十分に時間をかける。未来にとっては感じるかどうかよりも明るい部屋で康司に抱かれていることの方が気になるようで、

「康司さん、やっぱりベッドが良いのぉ」

と甘えてきた。

「ダメ、まずはこうするの」

「どうして?」

「どうしても。こうしたいから。それだけ。感じてこないの?」

「だってぇ、康司さん、優しくないモン」

「それじゃぁ、こうしてあげる」

康司は右手を秘部の中に這わせたままで、左手で未来の細い首を引き寄せるとたっぷりとキスをした。未来も少し安心したようで、嬉しそうに舌を絡めてくる。

「んんっ、んん・・・ん・・・・んはぁ」

未来は康司がいきなり大切なところを触ってきたので最初は少し驚いたのだが、ほとんど弄らないのでだんだん安心してきた。そしてそれは、未来の身体の感度をゆっくりと上げていった。

康司はそのまま唇から首筋へと唇を移していく。未来の身体の中に甘い感覚がぴぴっと電流のように走り、あの感覚が身体の中に満ち始めてきた。

「だめぇ、康司さん。ちゃんとベッドの上が良いよぉ」

「だって、もうすぐ朝ご飯を食べなきゃいけないんだよ」

「朝ご飯なんて後で良いからぁ」

「ダメ、ちゃんと少し感じたら朝ご飯にするの」

「そんなぁ、アアン、何か身体がぁ、ねぇ、康司さぁん」

康司の唇はやがてうなじからゆっくりと浴衣の袷へと移っていった。しかし、浴衣は最初にぴちっと着てあるのでその先へは移れない。しかし康司の唇はそのまま浴衣の上から可愛らしい膨らみの頂上を目指してゆっくりと移動していく。その頃には未来の秘部に浸っている右手もゆっくりと活動を始めていた。そっと未来の足を開くと、秘核の下の部分をそっと可愛がり始める。

「だめぇ、康司さん、こんなぁ・・・・アアン、感じて来たぁ」

未来はこの体勢のまま浴衣を脱がされるのは恥ずかしかった。昨日も明るいうちに脱がされたが、あの時は自分でもその気になっていたし、部屋は明るかったが日差しまでは入ってこなかった。しかし、朝はベッドの直ぐ隣まで明るい日差しが差し込んできている。何か、こんなところで裸にされるのには抵抗があったのだ。おまけに浴衣の下には何も着ていない。帯を解かれたらそれで生まれたままの姿になるしかないのだ。

未来の秘唇に包まれている康司の指は、ゆっくりと未来の感じやすい場所を刺激し続けており、甘い感覚がじわじわと押し寄せてくる。このままでは直ぐに自分が夢中になってしまいそうな気がして戸惑ってしまった。

康司の唇は、未来の胸の中心の近くでゆっくりと円を描くように回り続けながら、頂上の突起の直ぐ近くを這い回っていた。しかし絶対に頂上を征服することは無く、未来の幼い官能の火が小さな身体を焦がしていくのを楽しむかのように、浴衣の上からほんの少しだけ頂上の突起に触れたかと思った瞬間、またゆっくりと離れていった。

未来は焦れったさがどんどん膨らんでくることに対応できず、次第に康司の導く世界へと引き込まれていった。

「んあぁぁ、だめぇ、康司さぁん、抵抗できなくなって来たぁ」

「何にも抵抗しなくて良いんだよ」

「だったら何とかしてぇ、こんなのいやぁ」

「どうすればいいの?おねだりは?」

「朝からおねだりなんてぇ、ねぇ康司さん、早くぅ」

「ちゃんとおねだりしなさい」

「康司さぁん・・・・」

未来は朝からおねだりをさせられるとは思っていなかった。雑誌のアンケートの横に載っていた体験談はたいてい、朝いきなり求められたとか、おはようのキスをしていたら自然にはめられちゃったとか、寝ぼけている間に入れられたとか、そんな話ばかりで朝からじっくりと感じさせられたなんて言うのは一つもなかった。だから未来は何となく『朝にするのは軽く済ませちゃうんだな』くらいにしか思っていなかったのだが、康司の愛し方はそんな簡単なものではなかった。もしかしたら自分で夢中にならないように抑えている分、昨日よりももっと焦らされているかも知れない。それに未来は既に男女の繋がりを知ってしまった。今自分の中でもう一人の自分が感じたがっているのは、まだ心の中で不安に怯えていた昨日よりも今日の方が大胆になれるからかもしれなかった。

「康司さぁん、アアン、早くぅ、朝ご飯の時間がなくなっちゃうよぉ」

「大丈夫。ここはチェックアウトが11時だから、9時過ぎまでにご飯を食べれば良いんだよ。まだたっぷり時間があるからね」

「ちょっとだけ感じたら朝ご飯にするって言ったのにぃ」

「まだ未来ちゃんは感じてないでしょ?感じたかったらおねだりしなさい。おねだりのできない子はずっとこのままだよ」

「いやぁ、ああん、早くぅ・・・」

康司の指はねっとりと濡れてきている秘唇に挟まれたまま、今や丁寧に未来の身体に快感を送り続けていた。そして胸の膨らみの先端はツンと尖って浴衣の下から自らを主張しており康司の唇に征服される時をじっと待っている。

もう未来は我慢しても無駄だと思った。我慢しても身体が焦れったくなるだけで、何にも良いことはない。未来は朝日の差し込む部屋でとうとうおねだりを始めた。

「康司さん、早くぅ、未来のおっぱいを食べてぇ」

「こうかな?」

康司は口を開けると、ゆっくりと浴衣の上から先端の突起を唇で挟んでいく。

「ああぁぁーーっ、あうううぅぅーーっ」

「どうなの?言わないと・・・」

「ああんっ、感じるのぉっ、止めちゃいぁーーっ」

しかし、確かに気持ち良いのだが、ずんと突き抜けるような快感ではない。昨夜の饗宴を過ごした未来の身体は浴衣の上からの愛撫では今一歩物足りなさを感じてしまった。

「ねえぇっ、このままはいやぁ、ちゃんとしてぇ」

「どうして欲しいの?」

「浴衣がじゃまなのぉ」

「それじゃ、未来ちゃんが帯を解きなさい」

「私がするのぉ?ああんっ、ああうぅぅ、分かったぁ、するぅ」

未来は一刻も早く感じたくて、自分で帯を解いた。しかし、自分で結び目を解くだけでは康司の唇は未来の思い通りのことをしてくれない。

「さぁ、未来ちゃんが愛して欲しいところを出してくれないと気持ち良くしてあげられないよ」

「そんなぁ、康司さんがしてぇ」

「ダメだよ。ほら両手がふさがっているでしょ。未来ちゃんがしなさい」

康司はゆっくりと撫で上げているだけだった右手の指を細かく振動させた。

「はうううぅぅーーーっ」

未来の身体が大きく仰け反り、その上半身を康司の唇が追いかける。そしてあくまでも浴衣の上から乳首を愛し続けた。

「未来ちゃんのおっぱいはこのままなのかな?」

康司の指の振動で秘部の快感は大きくなったが、明らかに乳房の方の快感が不足していた。このままでは秘唇を愛されれば愛されるほど未来の身体は焦れったくなる。

「ああぁん、だめぇ、我慢できないぃ」

とうとう我慢できなくなった未来は、自分から浴衣の襟を大きくはだけた。ぷくっと膨らんだ先端に綺麗な薄い色の乳首が顔を出す。そこを宏一の唇が挟み込み、先端に舌で絶妙な刺激を加えた。

「ご褒美だよ」

「ああぁぁぁぁーーーーっ、くぅぅーーーーっ」

未来の身体が更に大きく仰け反り、弓のようにしなった。更に康司の舌が何度もねっとりと乳首を舐め転がす。

「はぁぁあああぁぁーーーっ、強すぎるぅーーーっ」

未来はやっと手に入った快感が予想を遙かに超えて強いので、少し逃げるように身体を捻ったり伸ばしたりした。しかし、首を左手で支えられて胸を愛されており、更に秘部を右手で弄られているのでほとんど逃げることができない。未来は康司の思い通りの格好で猛烈に感じさせられた。

康司は未来にたっぷりの快感を与えようと舌で左右の乳首を交互に転がし、しゃぶりながら右手の指を使った。

「いやぁ、ああぁぁぁ、だめぇ、そんなにしたらだめぇぇぇ」

未来は康司に身体を抑えられていても、なおも軽く捻りながら悶え続けたので自然と浴衣がはだけてきた。

「いやぁ、脱げちゃうぅ、だめぇ、こんなにしないでぇ」

未来は嫌がっていたつもりだったが、康司の耳には大人びて甘えているようにしか聞こえなかった。未来が何度も身体を捻ったことで緩んだ帯は締め直さない限り緩み続ける。手で何度直しても未来の浴衣はどんどんと脱げていき、とうとう肩以外は裸になってしまった。

「さぁ、未来ちゃん、少しだけ感じたかな?次はどうする?朝ごはん食べる?それとも、もっとする?」

康司は未来の素晴らしい身体を楽しみながら、未来に次の選択を強いた。本当なら未来としては朝食を選ぶべきなのだろうが、すでにしっかりと感じさせられている身体が納得するはずがない。

「いじわるぅ。少しじゃないよぉ、ああぁん、そんなにしないでぇ、はうぅぅ、康司さぁん」

「どうするの?言ってごらん」

「ちゃんとして。このままじゃご飯なんて食べられないよぉ」

「どう、ちゃんとすればいいの?」

「康司さんがやりたいことをしてぇ」

「やってるよ。こうやって未来ちゃんを可愛がりたかったんだから」

未来はちょっと驚いた。康司はすぐにでも入れたがっているものだとばかり思っていたのだ。未来がもっとセックスに慣れていれば明らかに康司の悪戯だと言う事が分かるのだが、ちゃんとしたボーイフレンドさえ持ったことのない未来は、自分だけがその気になっているものだと勘違いした。

「いやぁ、私だけなんてぇ、それなら朝ご飯食べるぅ」

そう言われると、今度は康司のほうが困ってしまう。康司はさらに未来の身体を可愛がることにした。

「それじゃぁ、未来ちゃん、こんなになっているここはそのままにしておいていいのかな?」

康司は未来の秘口に軽く中指を一関節ほど入れてみた。

「あぁぁぁーーーーーっ、それぇぇーっ」

少し身体を起こし気味にしていた未来は再びぐんと仰け反った。そのまま康司は何度も小さな出没を繰り返して未来をたっぷりと感じさせていく。いつの間にか未来の秘口はかなり多くの液体を吐き出すようになっており、康司は指先を出し入れする時に小さな音がすることに気が付いた。未来の締め付けがきついからこそ出る音だ。

「未来ちゃん、ほら、聞こえる?あそこから嫌らしい音が出てるよ」

康司は未来の秘口を軽く突付きながら小さな音を出して見せた。はっとして未来が耳を澄ますと、確かにちゅぱ、ちゃぷと音がする。

「いやあぁぁっ、そんなの聞きたくないぃーーっ」

「どうして?未来ちゃんの身体が素晴らしいから出る音なのに」

「そんなのいやぁぁ、何でもいいからそんな音聞きたくないっ」

未来はそう言ったが、心の中では確かに『未来ちゃんの身体が素晴らしい』と言うフレーズは聞き逃さなかった。