その翌日、未来は学校を定時で終わるとマンションに向かった。さんざん悩んだ挙げ句に、今の未来は成績を取ることにしたのだ。甘い初体験を夢見ていた未来にとっては辛い選択だったが、今の未来にできる最大のことをしようと思っての選択だった。後悔することは分かりきっていた。しかし、それでも成績を上げたかったのだ。幸い、まだ予約することができ、時間通りに未来がマンションの入り口で番号を押すとカチャッと小さくロックが外れる音がした。

「やあ、未来ちゃん、どうしたの?もうこないかと思ったのに」

「ごめんなさい、よろしくお願いします」

未来はそう言ってイスに座ると、歴史の参考書を取り出した。

「どこから勉強するの?」

「まだ学校でもやってないところ、ルネッサンスを」

「自分ではどれだけ勉強したの?」

康司は未来がどれだけ知っているかを最初に尋ねた。

「中世のあとにヨーロッパの文化が発展したってことぐらいです」

「どうして?」

「十字軍が文化を運んできたから」

「その十字軍から勉強しようか」

「はい」

「どうして十字軍は遠征したの?」

「それは・・・よく分かりません」

「そうか、じゃあ、十字軍の目的は?」

「わかりません」

「それじゃあ、まず全体像から勉強しよう」

「はい」

康司は未来に十字軍の歴史的背景を説明した。未来はそれを一度復唱してからノートに書き写す。そしてそれを康司に逆に説明させられた。未来にとっては頭をフルに使わなくてはならず、猛烈な勢いで覚えて租借し、記憶していった。康司は最初、全く未来に手を出さず、未来が全体像を覚えるまで何度も説明させた。おかげで小1時間ほどで未来は十字軍の歴史的背景と目的、遠征の内容を覚え込んでしまった。

「よし、それじゃあ次は登場する国、人物と年代を抑えよう」

「はい」

「セルジュク・トルコの侵略を受けたのはどこ?」

「東ローマ帝国です」

「何回遠征した?」

未来が参考書を調べ始めると、康司は初めて未来の後ろから手を伸ばして未来の制服に手をかけた。びくっと未来の体が震え、手をすぼめて抵抗したが、

「手を緩めて」

と康司が言うと、未来はゆっくりと脇を広げて康司の手が自由に動けるようにした。康司は未来の制服のリボンをゆっくり解き、胸元のホックを外すと、ゆっくりとジッパーを下げ始めた。未来は身体を固くしてじっとしている。

「早く調べなさい」

「はい・・・」

未来はゆっくりと参考書をめくり始める。康司はジッパーをしたまで下げてしまうと、制服を左右に広げた。そして、その下に着ているTシャツをゆっくりと折り返しながらめくり上げていく。

「全部で・・・7回・・・」

「そうだね、第3回は特に大切だ。オーストリアとイギリスの有名な人物は?」

未来は再び参考書を探し始める。その間にTシャツは胸の上までめくり上げられ、小さな布に包まれたぷくっとした未来の膨らみはさらけ出されてしまった。それをゆっくりと康司の手が撫で始める。

「レオポルド公と獅子王リチャードです」

「二人の関係を述べなさい」

「はい、読みます。アッコンを攻撃した時、オーストラリアのレオポルド公が街に一番に入ったとして軍旗を立てましたが、獅子王リチャードは怒ってこれを・・・」

康司はいきなり未来の身体をどうこうするつもりはなかった。嫌がりながらおびえている子を無理やり貫くのは数回やれば飽きてしまう。相手が全く感じないのでは自分一人で興奮しているだけでバカみたいに思えるのだ。

それよりも、嫌がる少女のガードをゆっくり解かしていく方がずっと面白かった。最初は触られるのさえ嫌がっていた少女が、やがて康司の肉棒に喜んでしゃぶり付き、声を上げて康司の上で腰を振りながら自分の乳房を揉み上げてみせるようになる。その間のプロセスをじっくり楽しむのが今の康司のやり方だった。

「そうだね、それじゃ、今までのをまとめて話してごらん」

康司が未来の耳元でそう囁くと、未来は息がくすぐったそうに首をすぼめた。それを見て康司は未来が感じ始めていることを知り、時折可愛い耳にキスしたり、首筋に唇を軽く這わせて、未来が身体を走る得体の知れない感覚に戸惑うのを楽しんだ。

やがて、未来のブラジャーの先端に小さなしこりが生まれ、康司の指にコリッと当たるようになった。康司はそこを避けて、丁寧にその周りを撫で、ゆっくりと膨らみが固くなっていくのを楽しんだ。少しずつ未来の息も荒くなってきたようだ。

未来は自分の身体が感じ始めていることを悟っていた。しかし、この程度ならまだ十分に我慢できるし、何とか勉強も続けられそうだと安心していた。

「これでいいですか?」

「よし、それじゃあ、リチャード一世とイギリス王室に移ろう」

「はい」

「リチャード一世には弟がいた。ジョンという。この弟は兄が遠征で留守をしている間に勝手に王位を継いでしまった。さらにリチャード一世が捕虜になったから大変だ。捕虜をすぐに解放しないようにしてリチャードの帰国を阻んだ。そして・・・」

康司の手は初めて固く膨らんだ可愛らしい乳房の周りを丁寧に撫で回し、時々全体を手の中で優しく揉み上げて弾力を楽しんだ。未来は身体の中に新しい感覚が沸き上がり始めていることに気が付いていたが、必死に意識を集中して康司の話を覚えようとしていた。

しかし、その康司の右手がブラジャーを放れてスッと下に下がったかと思うと、未来の足を軽く開かせてきた時、未来は思わず声を上げて嫌がりそうになった。グッと体をすぼめて抵抗する未来に、

「大丈夫、優しくするから、そっとするよ」

そう言って康司はスカートの中心に向かった。康司は、あまり大胆にすると女の子の心が閉じてしまい、全く感じなくなることを知っていた。だから、あくまでも優しく扱って未来の身体が拒絶しない程度に愛撫する必要があるのだ。その頃合いが難しく、それがまた康司の楽しみでもあった。

康司は話を続けながらも未来の足を開いて、その中に右手を差し込み、ゆっくりと布の上から敏感な部分の近くをごく弱く愛撫し始めた。

未来は身体を固くして耐えていた。今はじっとしているしかないので、身体を小さくしてじっとしていたが、だんだん何とも言えない感覚が広がってくる。自分自身は触られること自体イヤなので、あまり気持ち良いわけではなかったが、それでも何とも言えない感覚が広がってくるのが少し怖かった。

結局その日、未来はそれ以上のことはされなかった。しかし、康司の手が身体中を這い回っているようで、その感覚がいつまでも身体に残っているような気がした。

マンションからの帰り、電車の中で未来は自分のまとめたノートを見返していた。さすがに自分で分からないところだけを丁寧にまとめてあるので勉強には最適だ。それに康司のまとめ方が良いので実に覚えやすい。まるで短い物語のように頭の中に入っていく。簡単に覚えられるそのノートを見ながら、未来は自分がこれからどうなっていくのか不安に駆られていた。

二日後、未来は再び康司に教わっていた。今度は数学の連立方程式だった。未来自身は得意な分野であり、ほとんど間違えることはなかったのだが、単なる計算問題ではなく、文章になっている問題の場合に間違えることがあったので、学校のテストの前に確実に克服しておきたかったのだ。

康司は最初未来の能力を確かめるために2元連立と3元連立方程式の計算問題を10問ずつ即興で出して計算速度を確認した。この時は全く未来に触ろうとしなかったのだが、文章問題の考え方を教え始めた時、ゆっくりとその手は制服の上から未来の膨らみを撫で始めていた。

「連立方程式の問題かどうかを確認する一番確実な方法は、問題文が二つ以上の部分に分かれているかどうかなんだ。二元連立方程式は二つ、三元連立の場合は三つの条件が揃わないと方程式が解けないだろ?だから、そう言う風に同じような書き方が繰り返されているかどうかを確認すれば・・・」

ゆっくりと未来の膨らみを撫でていた康司の手は、胸の膨らみが固さを増してきたのを確認すると制服のリボンを解き、ジッパーをスッと下げていった。未来はこうなるのが分かり切っていたので何も抵抗しなかったが、康司の手がブラジャーのカップの上から膨らみをすっぽりと包むと、この前以上の感覚が沸き上がるのに気が付いた。

身体が反応するまでの時間が短くなっている。今日の康司の手つきは撫でると言うよりねっとりと揉むという感じに近い。自分自身、この前よりイヤなことをされているという感覚が薄くなって、慣れてきてしまっているために、どうしても身体の中から沸き上がる感覚を受け入れようとしてしまうのが驚きだった。

康司は未来の乳房が固くなり、先端に小さなしこりが生まれてきたことを指先の感触で確認すると、両手の人差し指の先端で何度も布地の下の小さなしこりの辺りを撫で続けた。

「うっ、うっ・・・・うっ」

指がしこりの上を通り過ぎるたびに、声にならないような小さな声が未来の口から出てくる。時々先端を可愛がるのをやめて、ぎりぎりで周りを撫で続けて焦らしたあとに固くしこった先端を撫でると、

「うはぁっ」

と未来は少しだけ大きな吐息を出して、身体の変化を正直に告白するのだった。

この日、康司はスカートの中の可愛がり方もねっとりとしていた。乳房の感覚で未来を翻弄したあと、スカートの中に入った右手は、未来の敏感な部分を確実に開発していった。未来の表情を見ながら感じすぎない程度に秘核から距離を離して指先を振動させると、未来の秘核は敏感に反応して大きな快感の一歩手前であることを未来に教え始めた。

「う・・・はぁはぁ・・・うぅ・・はっはぁはぁはあっ」

未来は自分の息がどうして荒くなっていくのか分からなかった。それほど自分では気持ち良いと思っていなかったし、そんなに激しいことをされているとも思えなかったので、自分の身体の反応が不思議だった。しかし、康司が小さな首筋をねっとりと舐め上げた時、

「あうぅーっ」

と初めて少しだけ大きな声を上げて首をすぼめながら身体をくねらせた。すると、今まで何とも言えない感覚だった乳房や秘核からの刺激が一気に快感に代わって身体中を駆けめぐった。

「ああっ、あっ、はう、ううっ、あん、いや、はうぅ、あん、あんっ」

それからは乳房を揉まれ、秘核の周りを撫でられるだけで声が出てしまう。一度出た声を止めるのがこんなにも難しいとは思わなかった。

やがて未来の身体の反応に満足した康司が右手をスカートから抜いて、再び両手で小さな膨らみを優しく包んで、そっと撫で始めた。

「未来ちゃん、気持ちよかったの?」

未来は首筋を真っ赤に染めてじっとうつむいたまま何も言わなかった。とても自分から感じてしまったなどとは言いたく無かったのだ。康司の手の愛撫が弱くなったので、このまま連立方程式の勉強に意識を集中しようとした。康司の指摘した点をノートにまとめながら、これ以上身体が反応しなければ、何とか時間が終わるまで勉強を続けられると思っていた。

しかし康司の愛撫は巧みだった。そっと撫でられているだけの胸からは、やがてどうしようもない感覚が沸き上がってくる。なまじ弱い愛撫なので小さいが確実に感覚が鋭くなってくるのだ。

「それじゃ、研数学館の問題集を出して、35ページの問題を二つ解いてごらん」

康司は未来の耳元で囁くと小さな耳たぶをねっとりと舐め、そのまま首筋を軽く唇でなぞった。その途端、ずーんと身体の心を感覚が通り抜ける。

「くっ」

未来は次第に身体が先ほどの愛撫を求めて焦れったくなってきたのを無視できなくなってきた。軽く愛撫されているだけなのに、どんどん自分の息が荒くなってくる。康司は未来が思い通りに開発されていることに満足しながら、どこまで未来が我慢するか、たっぷりと楽しませてもらうことにした。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

未来は次第に息が荒くなり、身体がどんど熱くなってきたが、必死にこらえていた。頭の中では先週圭子と一緒に見た監視カメラの映像が渦巻いていた。『あんなに感じてちゃダメね』冷めた圭子の声が頭の中に響く。自分は感じてなんかいない、そう思おうとするのだが、どうしても意識は胸の感覚に向いてしまう。しかし、未来自身どうすればいいのか分からなかった。

康司は未来の身体が十分に焦れているのを確認すると、今日の仕上げに取りかかった。今日は焦れったくなった時に乳房を揉まれ、秘核をいじられるとどれくらい気持ちよくなるのかを未来の身体にしっかりと教え込まなければならない。そうすることで次回から未来はおねだりせずにはいられなくなるのだ。

「はぁっ、はうぅ、はあっ、くぅぅ、あん、はっ、ううぅ、ああっ」

息を弾ませて喘ぎながら康司の愛撫に翻弄されている未来の耳元で、

「どう?感じてきた?」

と囁く。未来はそれでも返事をしなかった。まだ身体の要求を認めようとしないのだ。しかし康司は焦らなかった。

「少しだけ焦れったくなったのかな?」

そう聞くと、未来は思わずこくんと頷いた。本当は既に我慢できないくらい身体の中は猛烈に焦れったくなってきている。

「じゃあね、さっきみたいに優しくしてあげるからね。少しだけ感じさせてあげる」

康司は未来のプライドが傷つかないように、そっと囁いた。未来はどうしようもないと言う感じでぎこちなくうなずく。

「してもいい?」

康司はもう一度だけ念を押した。未来自身が望んだのだと言うことをしっかりと教え込まなければいけないのだ。未来はこくんと頷いて、

「して・・」

と小さな声で言った。本人自身、ほとんど意識しないくらいの小さな声だった。

「じゃあ、おっぱいを揉んであげる。感じてごらん」

康司は両手に力を込めた。その途端、

「ああぁーーーっ、はうーっ」

未来の身体を大きな快感が突き抜け、未来は思わず身体をくねらせて快感に耐えた。

「どうなの?気持ちいい?」

「うぅっ、うん、うん、はうぅっ、あうぅ」

「ほうら、ちゃんと自分で言ったからしてあげるんだよ。いいね」

「はうぅっ、は、はぁ、はあっ、くうっ」

未来は何も言わなかったが、耳元ではっきり言ったのでしっかりと聞いているはずだ。『今日はたっぷりと満足させてやろう』そう思うと、康司はそのまま未来が何度も身体をくねらせて悶えるまま、幼い身体に快感の芽を育て上げていった。

感じやすくなっている時に思いっきり乳房を揉みあげられた未来は、考える前に感じてしまっていた。どんなに頭で考えていても、身体の方が先に感じようとしてしまうのだ。そして、先ほど感じさせられた秘核が愛撫を欲しがって更に焦れったくなるので、両足を擦り合わせることでかろうじて我慢を続けていた。自分の身体が左右に大きく何度もねじれているので、巧くしたら康司に両足を恋に擦り合わせていることを悟られないかも知れないと思ったが、それをじっと見下ろしながら胸を揉み続けている康司には分かり切ったことだった。

そしてついに康司の手が再びスカートの中に入ってきた時、未来は喜びと同時に絶望を味わった。今までは寝る前にベッドでそっと触って小さな秘核が尖るのを自分だけの秘密にしていた。しかし、今その秘密を康司に明かさなければ行けないのだ。