第102部
やはり同じ向きで座ったまま結合する背面坐位は亮子にはまだ楽しめないのだろう。これだと亮子には康司が見えないので、どうしても甘えるという雰囲気ではなくなる。そこで康司は亮子の向きを変えることにした。
「アキちゃん、それじゃ、一度抜いて向かい合ってしようか」
そう言って康司は肉棒をぴくんと動かした。
「ああん、どうすればいいの?」
「立ち上がってごらん。そして、俺の方を向いて跨っておいで」
そう言うと康司は亮子の腰を持ち上げて肉棒を抜いた。
亮子は康司のリードの通りにTシャツから半球形の乳房を露出させたまま立ち上がると、足を開いて座っている康司の正面から跨って腰を落としてきた。康司の目の前に小さめの乳房が差し出される。
「どうすればいいの?」
「膝を突いて・・・もっと前に来て・・・もっと・・・そう、それから入り口を合わせて・・・、どう?」
「ああん、合わない・・・あっ、ああん、だめぇ、できない」
「あわてないで、もう一度、入り口を合わせて、そこからゆっくりと腰を落として、ほら、少し入った」
「あう・・・そんな・・・あぁぁぁ、このまま入れればいいの?」
「そう、ゆっくり腰を落として、だめ、身体はもっと真っ直ぐにしないと」
「いやぁ、康司さんがしてぇ」
「ほらもう一度、体を真っ直ぐにして、入り口が合ったらそっと身体の中に迎え入れてごらん」
「そんなこと・・・・あ、ここ・・・ああっ、あ、うう・・・ううっ、くうぅぅっ」
「そう、そうだよ。ゆっくりと、そう」
「あああああああ・・・・・」
「少し腰を前にずらしてごらん」
「あうぅーっ、入ったぁっ、アーーーーーっ」
亮子は康司の肉棒を納めると、強い挿入感に声を上げた。
「ようし、アキちゃん、俺の肩に手を置いて、いいかい、行くよ」
そう言うと康司は、両手を亮子の腰の下のほうに回し、ゆっくりと亮子の身体を前後にゆすり始めた。
「はうぅっ、ああっ、あっ、すごい、これ、ああっ、いいっ」
すでに十分以上に濡れていた亮子の中は、康司の肉棒を歓迎するかのようにぴったりと肉棒を包み込んで先っぽから根元までを一気にしごき始めた。背面の坐位よりも亮子の体重がもろにかかっているので結合が深く、康司が少し亮子の身体をゆするだけでも大きな快感が亮子を包み込む。
「ああぁぁぁぁ、そんなにしたら突き抜けちゃうぅぅ、だめぇぇっ、ああぁっ、はうーっ」
対面座位での結合が初めての亮子には結合の深さと康司が目の前にいることが新鮮で、一気にこの体位が好きになったようだ。
亮子が動くたびに康司の目の前で半球形の乳房の上にちょこんと乗った淡い色の乳首が小刻みに揺れる。康司はすぐにでも乳房を可愛がりたかったが、まずは亮子を夢中にさせることが先だ。
「そうら、アキちゃん、どうかな?」
「あうぅぅっ、なにこれ?凄いっ、ああぁぁぁっ、そんなにしたら話せないぃっ」
亮子は仰け反って声を上げ、康司の作る快感の世界を彷徨った。もともと十分に感じた後の体位変換だったので、一度挿入してしまえばあとは突っ走るだけだ。
「ああん、康司さん、やっぱりこっちのほうがいい、あうぅっ、そんなにしたらっ、アーーっ、我慢できないぃーーっ」
亮子はいつの間にか、康司の手が腰を前後に動かすのにあわせて自分でも腰を動かし始めていた。
「我慢できないとどうなるのかな?」
夢中になっている亮子の腰の動きを突然止めて康司が言った。夢中になっていた亮子ははっとしたように、
「そ、そんなこと、言えない・・・・・」
と言った。
「どうして?」
「だって、ああぁぁん、早くぅ、ねぇ、康司さぁん」
亮子が催促するので、康司は亮子の腰をぐっと押し付けてきた。
「あーーーーーーーっ」
強すぎる挿入感に堪らず亮子は康司の肩にしがみついてきた。
「アキちゃん、どうなの?いっぱい入ってる?」
「すごく入ってるの。こんなに深いの初めて。おなかを突き抜けそうなの」
「それじゃ、次はこっちだね」
康司はそう言うと、一度亮子の腰の後ろに回した手を離し、ゆっくりと乳房を可愛がり始めた。指先で乳房を下から撫で上げ、両手でゆっくりと揉み始める。
「あああああああああ・・・・」
「アキちゃん、何か言ってごらん?」
「これも素敵ぃ」
「それだけ?」
「もっと可愛がって」
「これだけじゃダメ?」
「もっとしてぇ」
「『もっとおっぱいを揉んで』って言わないとしてあげない」
「いやぁ、ちゃんとしてぇ」
「してあげるから言ってごらん」
康司はそう言いながら、目の前の硬い乳房に軽く頬ずりを始めた。亮子にしてみれば、こんなことに時間を潰したくなど無い。早く登り詰めたいのだ。議論などしている場合ではなかった。それに、今日の亮子は康司が喜ぶことなら何でもする勢いだ。
「もっといっぱいおっぱいを揉んでぇ」
「こうして欲しい?」
康司が両手で乳房を一気に揉みあげると、亮子が声を上げると同時に肉棒の根元がきゅっと締め付けられた。そのまま何度も揉みあげる。
「あぁーーーーーーーっ、ああぁっ、はうぅっ、あうっ、あうぅぅっ・・・」
康司が乳房を揉むのに合わせて亮子は自然に少しずつ腰を動かし始めたようだ。康司はそれに気がついたが、あえて指摘せずに亮子の好きにさせることにした。そして、さらに両手で揉みあげたり指先で乳首を転がしたり、軽くつまんでみたり、と亮子をまるで飽きさせない。
亮子自身、乳房を揉まれているのに自分から腰を動かしていることに気がついていた。しかし、自分でも止めようが無いのだ。乳房を揉まれて気持ちいいと思った瞬間、すでに腰が動いているらしい。動き自体がわずかなので康司には気づかれないと思った。それに、確かに乳房を可愛がられるのは気持ち良いが、たっぷりと肉棒を奥まで入れて愛される快感には到底及ばない。亮子はそろそろ出没が欲しくなってきた。
「ああぁぁっ、康司さん、康司さん」
「どうしたの?」
「おっぱいも素敵だけど、さっきのもいいの」
「さっきのって?」
康司はわざと惚けた。
「さっきしてもらったことぉ」
「言ってごらん」
「ああん、いじわるぅ」
「そうだね」
「だからぁ、手を腰に当てて、ぐいぐいって・・・」
「おちんちんをもっと深く入れて欲しいの?」
「深く入れるんじゃなくて、ああん、じれったいぃ、ぐいぐいってぇ」
「ぐいぐいして欲しいの?」
「・・・そ・・・・そ・・う・・・・」
「それならそう言わなきゃ」
「だってぇ、恥ずかしい・・・・・」
「じゃあ、言ってごらん」
「ああ、いじわるぅ、・・・・・ぐいぐいして?」
「ほうら、感じてごらん」
「ああっ、あうっ、はうっ、あうっ」
亮子の声の調子から、それが待ち望んでいたものだということは直ぐにわかった。それに、中途半端に楽しんでいると両親が帰ってきて最後までいけなくなるかもしれない。康司はここから一気にペースを上げることにした。
「よおし、アキちゃん、早くするよ」
そう言うと康司は左手で亮子の腰をぐいぐいと引き寄せ、右手では乳房を揉み上げ始めた。そして舌の先でチロチロと乳首を舐め転がし始める。
「ああぁぁっ、そんなのいやぁっ」
亮子は声を上げると、康司の頭をぐっと乳房に引き寄せた。しかし、康司の口が乳房に押し付けられただけで亮子の想像していたようなことは起きない。
「アキちゃん、そういう時は、ちやんと言わないとダメでしょ?」
「ああっ、イジワルッ、康司さんっ、おっぱいを食べてっ。ああぁぁぁぁぁーーっ、凄すぎるぅーーっ。ぜ、全部されてるぅーーーっ」
康司が大きな口を明けて亮子の乳房を口の中に入れ、もぐもぐと動かしながら舌で乳首を転がし始めると、亮子は左右の乳房と秘部とを同時にたっぷりと愛される喜びにただ声を上げることしかできなかった。第一、この体位では亮子は身体を動かすことができるのは後ろだけしかない。ほとんど逃げ道の無い体位でたっぷりと感じて声を上げていれば、亮子に我慢できるはずが無かった。
「すごいぃ、ああん、全部いっぺんにしてもらってるぅっ、ああぁぁぁぁっ、康司さん、そんなにしたらすぐにいっちゃうからぁっ、ああああああ」
亮子は身体を動かせずに感じている自分は、小学生の時に見たピンで留められた昆虫のようだと思った。乳房を揉まれて乳首を舐め転がされ、さらにグイグイと挿入されているので亮子は一気に登り詰め始める。康司にもそれが分かっていたが、もう一気に亮子を絶頂に押し上げるつもりだった。だから口も手もすべて使って明子を愛し続ける。
「ああっ、康司さん、もういきそうっ、ああっ、だめ、止まらない、お願い、ああぁぁっ、このままっ、このままがいいっ、お願い、いかせて、このままいかせてっ」
「よおし、いってごらん。そうれっ」
康司は一瞬だけ口を離してそう言うと、再び乳房にしゃぶりついた。康司が腰を押す力はさらに強くなり、亮子は一気に絶頂へと駆け上がっていく。
「ああっ、ああっ、ああっ、もうだめっ、康司さん、いく、いく、いっくぅーっ」
亮子が絶頂する瞬間、亮子の入り口がぎゅっと締まったのを感じた康司は乳房から口を離し、亮子が絶頂する瞬間をしっかりと目に焼き付けた。亮子は視線が合った瞬間、わずかに顔を逸らしたが、お互いに向き合った至近距離で歯を食いしばって絶頂している表情をしっかりと見られてしまった。康司は亮子が恥ずかしがる前に両方の乳房をぎゅっと握り締め、絶頂にけりを付けてやる。すると、亮子の入り口は再びぎゅっと締まってから、少しずつ痙攣するまでの時間が長くなり、締め付けも緩くなっていった。
「あぁぁ・・・康司さん、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・またいっちゃった・・・、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
亮子はしばらく康司に寄りかかって息を整えていたが、康司の肉棒は固いままなので少し経つとまた感じ始めてしまう。亮子はさすがにこれ以上は無理だと思って、
「康司さん、身体を持ち上げて、お願い」
と言って肉棒を抜いてしまった。しかし、亮子の姿はあまりにも刺激的だ。カーペットの上を四つんばいで康司から離れていく亮子のスカートに手を伸ばしてぱっとめくり上げると、尻の間から見えている秘唇がぬらぬらと赤く濡れているのが丸見えになっている。
「だめよう、康司さぁん」
と言って逃げようとする亮子を立ち上がって追いかけ、亮子の腰をつかむと肉棒をぐいっと差し込んだ。ほんの今まで肉棒が入っていた秘唇は素直に肉棒を受け入れる。