第35部

 昌代は尻を突き上げて康司を待つ間、恥ずかしくて堪らなかった。しかし、康司が優しく慰めてくれることを信じてプライドをかなぐり捨ててじっと待った。

「良い子だ。少し足を開いてごらん」

康司は昌代が康司の命令に従ったことに満足すると、プリーツスカートをめくりながら昌代にそう言った。昌代が躊躇っていると、

「こうだよ」

と軽く膝を開かせる。

昌代はパンツを脱がすのなら膝を開いてはいけないのではないかと思ったが、康司が足を開かせたことで、脱がす前に何かするのだと思い付いた。

パンツをむき出しにすると康司は、

「まずどれくらいになっているのか調べてみよう」

と言いながら、パンツの上から秘唇に沿って指をすーっとなぞってみる。

「ううっ」

「敏感になってるね」

康司はわざとそう言うと、

「こうすれば気持ちいい?」

と秘唇に沿って指を何度も往復させ始めた。

「ああぁ、いやぁ、ちゃんと言われたとおりに言ったのにぃ」

昌代はシーツを握りしめながら康司の焦らしに抗議した。

「そうだったね。それじゃ、パンツを脱がしてあげよう」

そう言うと康司はゆっくりとパンツをめくって中から我慢できなくなっている昌代の秘部をさらけ出した。

「指で中まで可愛がって欲しいんだったね」

パンツを膝から抜き取りながら康司は念を押した。昌代はじっと黙ってその時を待っている。

「違うの?どうなの?」

更に康司は念を押した。

「・・・して・・・」

「でも、指でどうやって可愛がって欲しいの?」

康司は指を秘唇に当てて少しだけ秘唇の中に潜り込ませ、既にたっぷりと潤っている中の液体を確かめるように何度も軽く出し入れした。

「はぁぁぁっ、そのまま・・・そのまま・・・・」

「言ってごらん。どうして欲しいの?」

「早く・・・中まで・・・・お願い」

「おまんこの中まで指を突っ込んで欲しいの?」

「そんな言い方・・・・早く・・・・」

「言ってごらん。『おまんこの中に指を入れてください』って」

「嫌あ、言うのはいやぁ・・・早くぅっ」

「この部屋の中でのことは、俺たちだけの秘密なんだろ?学校とは関係ない。そうじゃなかったのかな?」

「でも・・・」

「ほうら、まだ我慢する気かな?」

康司は秘核を包んでいるカバーを軽く指で撫で回した。

「くうぅぅぅぅーーっ、だめぇぇっ、早くしてえっ」

「あれ?ここがこんなにぷくって膨らんできたね。まだ我慢できるの?」

昌代はおねだりしたい気持ちと、これ以上思い通りにされたくない気持ちが激しく心の中でぶつかり合い、その間にもどんどん身体が熱くなっていくことに冷静な判断ができなくなってきた。そして、康司の言う通りにした。

「早く指をおまんこの中に入れてください・・・・」

「やっぱり我慢できないんだね?」

「・・・・そう・・・なの・・・」

「良い子だ」

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁーーーーーっ」

昌代はいきなり指を突っ込まれ、全身が痺れるほどの快感に思わず仰け反った。康司の人差し指と中指がしっかりと昌代の非行に差し込まれ、しっかりと締め付けられている。

「さぁ、『指でズボズボして下さい』って言ってごらん」

「いやぁ、止めちゃ嫌あぁぁ」

「ほら、言わないと・・・」

「指でズボズボして下さいぃぃ・・・ああぁぁぁーーーーー」

昌代は康司の指使いに満足した。これだけで健一とのセックスよりも何倍も気持ち良かった。心の中では比べてはいけないと分かっていながら、身体は何よりも正直に康司のテクニックが素晴らしいものだと脳に伝えてくる。

昌代は声を上げながら何度も大きく仰け反り、シーツを握りしめて顔を埋め、康司の与える世界を彷徨った。

たっぷりと昌代が満足してから康司は指を抜き去った。そしてベッドに横になって昌代を抱きしめる。昌代は康司の胸に顔を擦り付けながら、短い幸せな休憩を楽しんだ。

「恥ずかしかった?」

「・・・・・バカ・・」

「気持ち良かった?」

「うん」

「言うことを聞いた方が良いだろ?」

「そうね・・・・」

昌代は、康司に抱かれているときの自分が今までの自分とは違い、恥ずかしい言葉でも平気で出せることに驚いていた。そして、どうしてなんだろうと思っていた。

康司に声をかけたときの自分は健一と別れてヤケになっていたのかもしれない。しかし、今の自分は康司に早く貫かれたいと思っている。好きになれるはずのない相手なのにセックスを望んでいる。どうしてなのだろうと考えて続けた。

昌代の身体が落ち着いてくると、康司は昌代の手を自分の股間へと導いた。

昌代が顔を上げて康司を見ると、

「口で大きくしてくれよ」

と言った。

健一に抱かれているときの昌代だったら、絶対にしないことだったのに、今の昌代は素直に身体を起こし、ジッパーを下げてトランクスの中の肉棒を引き出し、口に入れることができた。それは自分でも不思議だった。

昌代は何度も口の中に出し入れし、

「どう?あんまりしたこと無いから上手じゃないでしょ?」

と言った。

康司は昌代の頭を持ってちょうど良いペースでの動きを教えたり、

「そこで吸い込んで・・・そう、もっと・・・そう・・」

と細かくテクニックを教えていった。

昌代は言われた通りにしながら、今までの自分ではないもう一人の自分が目覚めたような気がしていた。

「よし、ありがとう。これくらいで良いよ」

そう言うと康司は昌代を横に寝かせた。昌代の目は既に潤み、いよいよだと思った。

上を向いて横になった昌代の乳房は亮子のものより一回り大きいが、ツンと先端が尖っているのは同じだ。康司がゆっくりとキスをしながら舌を差し込んでいくと昌代が康司の首に手を回して素直に舌を絡めてくる。

そのまま康司は口から項、胸元へと下がっていき、昌代の乳房をゆっくりと揉み上げながら先端を口に含み、舌で転がした。

「ああぁぁぁーーーーー」

昌代の口から喘ぎ声が漏れ始める。康司は橘昌代の身体をたっぷりと楽しみながら、学校での昌代の姿を思い出していた。多くの男子生徒は、昌代がこんな風に声を出すと言うことすら想像するしかない。

康司は肉棒に更に力がこもってくるのを感じると、昌代の足を開いて肉棒をあてがった。

「今日はまず入れさせて貰うよ」

そう言うと先端を昌代の敏感な部分に当てながら、更に入り口を確かめるようにゆっくりと埋め込んでいく。

昌代は力強いものが身体の中に入ってくると、

「ううぅっ、そっと入れて。まだ康司さんになれてないの。お願い、ゆっくりと入れて」

と言いながら康司に手を伸ばして抱きつこうとした。

「どんな風に感じるのか、しっかりと見せて貰いたいな」

康司はそう言うと、立て膝の姿勢のまま、ゆっくりと肉棒を押し込んでいく。昌代の中は柔らかく、暖かかったが、奥の方にいくと急激に閉まり、直ぐに入り口も閉まって肉棒を締め付けてきた。

以前昌代を抱いたときはあまり気が付かなかったが、亮子を抱いた後は二人の違いがよく分かる。昌代の場合、入り口だけがまるで輪ゴムで強く締め付けるようになっていて、後は途中から奥が子供の手で握るように全体を締め付ける。

ゴツゴツざらざらした亮子の中とは全然違った感触だ。

「どうだ?」

「う、動いて、お願い」

「きつくないか?」

「少しきつい、奥の方がきついの。でも、大丈夫だから、お願い、動いて」

昌代は肉棒を差し込まれたのに動いてくれない康司に、自分の身体だけ暴走しそうで、康司に早く動くようにおねだりした。

「直ぐにはしないよ。せっかく昌代を抱けたんだから」

「そ、そんな、ああっ、中で動かさないで」

「こうされると感じるのか?」

康司は肉棒をビンビンと昌代の中で動かし、反応を楽しんだ。

「いやぁ、そんなにしないで、ああんっ、だめっ」

昌代は康司の肉棒に身体が反応するのが恥ずかしく、康司に見つめられながら感じている自分の姿を想像して、夢中になりたい気持ちを必死に押しとどめていた。

「もっと感じて良いんだよ。ほら、こうしてみようか?」

康司は肉棒を何度かゆっくりと出し入れし、昌代の反応を楽しむ。

「あああっ、はううっ」

昌代の身体が仰け反り、康司に向かって乳房を突き出すような格好になった。

「もっと足を大きく広げた方が奥まで入るかな?」

康司は昌代の足をMの字に広げ、更にぐっと肉棒を差し込む。

「ぐうぅっ、そんなに入れたら痛い。ダメ、入らない。さっきくらいにして」

昌代は自分の中に入りきらない康司の肉棒に少し恐れを感じた。そして、何度か入れれば自分の中に入るようになるのだろうか、

と声を上げながらふと思った。

「それじゃぁ、こういう風にしたらどうかな?」

「ああん、見ないでぇ、いやぁ、あああぁぁ、だめぇ」

康司はゆっくりと肉棒を前後させながら、目の前で昌代が我慢しきれずに悶える姿をたっぷりと楽しんだ。昌代のプロポーションは本当に美しい。

その中に自分の肉棒を差し込み、自由に声を上げさせている自分に康司は満足した。

しかし、自分が感じている姿を見られている昌代にとっては恥ずかしくて仕方がない。

「康司さん、抱いて。お願い」

「そんなに急がなくても、ちゃんと抱いてやるから。その前にもう少し橘昌代の恥ずかしい姿を楽しませて貰わないとな」

「そんな言い方しちゃ、いやぁ」

「まず、どんな風にすれば一番感じるのか、確かめといた方が良いだろ?」

「だってぇ、いやぁぁ、ああん、動かしながら言わないでぇ」

昌代は感じているのに夢中になれないもどかしさに焦れていた。

早く何もかも忘れて感じたかった。

 

 

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