第46部

 康司は亮子の肉壁が時々痙攣しながら肉棒から最後の雫まで搾り取る感覚に酔いしれていた。亮子の肉壁は昌代と違って全体的に固いのに肉棒を擦り上げる突起は柔らかいので、扱き上げられる感覚が堪らない。

「はぁっ、はっぁっ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

「アキちゃん、最高だったよ」

康司はまだ繋がったまま亮子にキスをした。それに亮子は少し汗ばんだ表情でにっこりと笑って応えた。

「アキちゃん、とっても良かったよ。最高なんだ」

亮子はそう言った康司の表情に、何か物足りなさがあるのを感じた。まだ自分に入ったままの肉棒は、まだ良く分からないが小さくなっていないし、康司はその気十分なのだ。

「康司さん、まだできるの?」

「うん、たぶん」

「もう一回、するの?」

「しても、いい?」

「うん、大丈夫。でも、優しくしてね」

亮子は康司が少しだけ動かした肉棒が自分の奥の方に当たることから、まだ最大限の大きさを保ったままであることに気が付いた。そして、自分の身体もそれを受け入れ始めているのだ。絶頂を越したあとの鈍い感覚が無くなり、今は康司の肉棒が少し動くだけで甘い感覚が腰を走り抜ける。

「アキちゃん、ごめんよ。まだ我慢できないんだ」

「ううん、して。大丈夫だから」

康司はゆっくりと動き始めた。刺激を受けたことで肉棒は完全にカチカチになり、再び亮子の中で肉壁を楽しみ出す。最初はゆっくりと動いているだけなのに、亮子には既にもうそれで十分な快感が吹き上がった。

「ああぁぁっ、だめええぇっ、そんなにしたらぁっ」

亮子は仰け反って康司から何とか逃げだそうとする。本能的にこのままではいくらも持たないことが分かったのだ。強すぎる快感はまだセックス慣れしていない亮子にとって怖いのだ。しかし康司は突き上げられた可愛らしく膨らんだ乳房を両手で一気に包み込んで亮子から声を上げさせてから、亮子の腰を両手で掴んで引き戻した。

「だめだよ。逃がさない」

「いやぁっ、いきなりそんなにしたらぁっ、ああぁぁっ、奥まで来てるうぅっ」

「こうした方が気持ち良いだろ?」

康司は肉棒の長さ全体を使って亮子の肉壁を楽しみ、亮子の表情を楽しんだ。亮子は最初よりも深く入れても嫌がらなかった。

「うああぁぁっ、ぐうぅぅぅっ、だめぇぇ」

「やっぱりこうした方が良いのかな?」

康司は肉棒を中程にして動きを細かくした。しかし、奥の奥まで楽しみ尽くすやり方はまだ亮子には慣れていない。亮子の身体は正直に経験の少なさを告白した。

「ひゃぁぁぁぁーーーっ、そ、それええぇぇぇっ」

「いやなの?」

「ちがうーっ」

亮子は康司の両手を掴んで首だけで仰け反った。しかし、亮子の身体は急速に開発されており、本人がそれを喜んでいることも確かだった。

「こうした方が良いんだね?」

康司は細かい動きでタタタと腰を使った。

「あああぁぁぁっ、はあぁぁっ、ううぅぅーっ」

明らかに亮子は喜んでいる。康司はそのままペースを上げた。亮子は足を伸ばそうとしたが、それだと挿入が浅くなるので康司は自分の膝で亮子の足を跳ね上げ、亮子の秘部が剥き出しになるようにした。この方が圧倒的に動きやすい。

「康司さん、康司さんっ」

「どうしたの?」

「そんなにしたら、だめえっ」

「何がだめなの?痛いの?」

「違うのっ、ああぁっ、だめになっちゃうっ」

「だめになるの?」

康司は亮子が何を言いたいのか分からなかった。

「お願いっ、早くっ、早く終わってっ」

「まだもう少し・・・」

「イヤあぁっ、早くうぅっ」

亮子はいきそうになっているのだ。ただ、自分が先にいくのがイヤなので康司にそう言っているらしい。それなら、亮子を直ぐにいかせることはない。

「アキちゃん、それならこうするからね」

康司は再び動きを大きくゆっくりとしたものに変えた。

「ううぅっ、くはぁぁーーっ、はぁーーっ」

亮子は取り合えずイキそうになっていたのだけは我慢できたが、先程はそれほどでも無かったはずなのに、今度は同じ動きでも快感が強い。少しすると、やはり身体が徐々にイキそうになってきた。

「あぁぁぁぁっ、やっぱりぃーっ、あぁぁーっ、もうだめーっ」

亮子は観念した。どうしても我慢できそうにないのだ。やはりイキそうになってしまったら、一度いかないと感覚は元に戻らない。

しかし、康司はそうさせなかった。亮子の表情の変化を読み取ると、康司は肉棒の動きを極端にゆっくりにした。

「あぁぁぁ、康司さあん」

「いきそうになってるの?」

亮子は素直に頷いた。

「それじゃ、いかせてくださいって言ってごらん」

「いやーっ」

「言えないの?」

「言えないっ」

「そうかな?」

康司は亮子が『いかせて』とおねだりするのが聞きたかった。この可愛らしい亮子が康司の肉棒でイキたがるところを見てみたかった。だから細心の注意を払って亮子を観察し、イキそうになると連れ戻し、そしてまた絶頂の縁に連れて行った。康司自身経験は少なかったが、亮子への一途な想いがセックス慣れした遊び人のようなテクニックを可能にしていた。

「ああぁぁっ、そんなーっ、ああぁぁぁぁ、・・・・・・またあっ、そんなことぉっ」

亮子は何度も焦らされ、そしてまた焦らされた。身体の中であの感覚が湧き起こり、全身を快感が貫きそうになって覚悟を決めるとすーっと消えていく。そしてまた快感が沸き上がるのだ。我慢し続けるには経験が少なすぎた。

「いやぁーっ、もうイヤーっ、早くしてぇーっ」

「おねだりしてごらん」

「許して、お願い、早くうっ、ああああっ、お願いーっ、そのままーっ、ああぁーっ、イヤああぁぁっ」

康司は容赦なく亮子を焦らした。それは亮子のプライドを持ってしても乗り越えられない感覚だった。亮子はとうとう観念した。

「おねだりは?」

「いかせて、早くいかせて」

「それじゃ、こうしてあげる」

「ああぁぁっ、ああん、ああんっ、ああぁーーっ」

「おちんちんでイカせてって言ってごらん」

もう亮子は寸前まで来ていた。そのままいこうとしているときに言われたのだ。

「ん?」

康司が動きを鈍くした。その途端、亮子は反応した。もう、これ以上焦らされたくなかった。今なら最高の瞬間が手にはいるのだ。

「おちんちんでいかせてえっ」

「アキちゃん、可愛いよ」

「ああぁぁぁーーーーーーーっ、くうぅぅーーっ、ううぅぅーーっ」

亮子の肉壁がぎゅうっと康司の肉棒を締め付け、亮子が快感に歯を食いしばる。息もできないほどの快感だった。

「・・・・・っはあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ・・」

亮子はこれで十分に満足した。最高の瞬間を全力で味わったのだ。もう身体中が怠くなって手を動かすのも辛い。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」

亮子は少しの間、身体を休めようと思った。しかし、康司の肉棒に変化はない。

「アキちゃん」

「康司さん、・・・・まさか・・・」

亮子は康司の表情にまだ挑むような迫力があることに気が付いた。

「アキちゃん、最高だった?」

「うん・・・でも、康司さん?」

「ゆっくり動くよ」

「まだするの?まだなの?」

亮子は驚いた。あれだけした後なのに、康司はまだ動きたがっている。

「うん、今度は終わるから」

それは康司の肉棒が大胆に亮子の中で暴れ回ることを意味していた。『私の身体、持つかしら』亮子は少し不安になった。しかし、康司を満足させてあげたいという気持ちもあるのだ。今、亮子は康司の彼女そのものだった。

「康司さん、それじゃ、違うのでして」

亮子は違う体位を求めた。そうすれば少しは持つかも知れないと思った。このままでは直ぐにまた自分だけがいってしまうのは明らかだ。それほど今日の亮子は敏感だった。

「それじゃ、俯せになってお尻を上げて」

「そ、それって・・・・」

「そう、そして手をついて」

「いやぁ、こんな格好でする何てぇ」

バックでは一回浜辺でしたが、あの時は木に寄りかかっていたのでバックという感じではなかった。しかし、今度は動物のような格好で交わるのだ。

「入れるよ」

「あ。ああぁぁっ、そんなあっ」

「痛いの?」

「違うの。違うのぉっ」

「ほうら、どう?」

「ああぁぁっ、これって違うぅっ」

康司は亮子をバックで責め始めた。康司にしてもバックだと少し入ったときの感じが違うと思った。それに、バックだと素直に肉棒が奥まで入っていく。

「アキちゃん、全部入るよ」

「長いぃぃ、突き抜けるぅぅ」

「いやなの?」

「いやぁぁ」

「それじゃ、他にしようか?」

「うん、してぇ」

「それじゃ、まず一回入れるね」

そう言って康司は亮子を仰向けにしてから正常位で肉棒を宛がい、

「アキちゃんの顔を見ていたいんだ」

と言って十分にヌルヌルになっている肉壁の中に肉棒を差し込んだ。

 

 

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