第七部

火曜日の休憩時間、亮子は昌代に廊下で呼びとめられ、屋上に上がった。

「ねぇ、あの安田と二人で昼休みに二人で抜け出してどこかへ行ったって言う話、本当なの?」

「ええ、そう。ちょっとどうしても昼間に行く必要のある用事があったものだから。大した事じゃないよ」

「ちょっと、何考えてるの?あの安田と学校を抜け出してどこかへ出かける?どうかしたんじゃないの?」

「気にしなくて良いわ。昌代には関係ないことだから」

「そりゃ、恋愛はアキの勝手だけど、それにしても何であの安田なの?」

「康司さんには私からアプローチしたの。康司さんにどうしてもやって欲しいことがあったから」

「康司さん、康司さんって、アキ、本気で熱上げてるの?」

「熱なんか上げてないわ。そう見える?そんなこと言いに呼び出したの?」

始めて昌代はここで少し躊躇した。そして、少し落ち着いた口調で話し始めた。

「あの・・、あいつの部屋に行くことがあったら、私の写ってるネガを探して欲しいの。たぶんずっとあの部屋の中にあると思うの」

「どんなネガなの?」

「私の写ってる奴。ネガを見れば判るわ」

「目に付いたら探しておくけど、余り期待しないでね。今、康司さんは私の計画に必要なの。まずそれが優先だから」

「計画?なんかしようって言うの?」

「もうすぐ夏休みでしょ。そう言うことよ」

「二人でどっかに出かけるってわけ?」

昌代は呆れて物も言えないと言う感じだったが、亮子に頼む立場なので余り強くも言えなかった。康司が昌代の身体に何をしたか、この際思いきって打ち明けようかとも思ったが、逆に亮子を怒らせて漏らされでもしたらとんでもないことになる。亮子はそんなことはしないとは思ったが、万が一と言うことを考えるととても言えなかった。もし昌代に『バカな写真を撮られた挙げ句にさんざん身体をもてあそばれた女』と言うレッテルが貼られれば、周りの目に自分が耐えられるか自信が無かった。健一だって『何故黙っていた』と言って怒るのは見えていた。昌代が黙ったので、亮子から話し始めた。

「そうよ。だから、余り期待しないでねって言ったの」

「お願い。ネガが見つかったら持ってきて」

「もし見つかったら康司さんに頼んでみるけど、それだけ。それでいい?」

亮子はそう言うと昌代から離れて行った。昌代はそんな亮子を見て、亮子は康司に対して好意以上の何かを見ているような気がした。亮子は目標が決まると全力で突っ走るタイプだ。今の亮子はまさにそんな感じがした。

その日の夕方、亮子は康司と駅で待ち合わせると、康司の部屋に向かった。部屋に入ると、康司は飲み物を取りに下に降りて行ったので、亮子は何の気も無く康司の机の引出しを開けてみた。中にはびっしりとネガが半透明なケースに入ってきちんとしまわれていた。そのうちの一つを取り上げて光にかざしてみる。何なのか最初は全く分からなかったが、良く見ていると、それはバレーボールを撮影したものだと言うことが判った。しかし、顔まではわからず、こんなネガを見て昌代の写っているのを探すなんて無理だと感じた。

「橘昌代のネガを探しているのか」

気が付くと康司が部屋の入り口に立っており、その口調は冷たい感じがした。

「今日、昌代にネガを探してくれって頼まれたけど、もし目に入ったら康司さんに頼んでみるって答えたの。そんなに探すつもりも無いし」

「そうか、アキちゃんはネガを見たって判らないと思うよ」

「そう、全然わかんない。これじゃ、探すなんて無理だわ」

亮子は手にしていたネガをさっさとしまった。康司は亮子の様子から、亮子が昌代の依頼を受けて康司に近づいているのではないことに気が付いたが、一応昌代が何を話したかを確認する必要があると思った。

「他には何か言ってた?」

「特には無いけど、付き合うのは趣味が悪いって」

「個人の問題なのにね」

「そうよ。もうこの話しはやめて、私をベッドに連れてって」

亮子はそう言うと、康司の首に手を回してキスをねだった。康司は細い亮子の身体を軽々抱き上げるとキスをしながらベッドの上に運んだ。亮子の身体を軽く抱きしめながら、ゆっくりと唇から首筋へと愛撫して行くが、まだ経験のない亮子は何の反応もせず、その顔はじっと目をつぶって天井を向いているだけだ。

康司はそれでも唇での愛撫を続けながら、優しくゆっくりと制服の上から胸をなでたり軽く揉んだりを続けた。二人は言葉を交わさないまま愛撫を続けていたが、亮子の身体は全然反応しない。まるで人形を撫でているみたいだった。亮子も気にかかることがあるので愛撫を受けても全然嬉しくなかった。しばらくは我慢していたが、とうとう亮子の方が我慢できなくなり、

「サヨのこと、どう思っているの?」

と聞いてきた。康司は愛撫している間、そう聞かれることを予想していたので、

「正直に言うと、確かに綺麗だな、とは思うけど、生意気だなとも思うから、いきなりネガをよこせと言われれば腹も立つし、少しは痛い思いをさせてやろうとも思うよ」

「それじゃ、サヨのことに興味を持っているとか、そんなんじゃないのね」

「もちろんさ、今一番興味を持っているのは、この腕の中の可愛い子だけだよ。本当に本当だよ」

「そう、何か、嬉しいって言うか、安心したのかな。今の康司さんは私のパートナーだから、正直に言ってくれて嬉しいわ。私、サヨのことは自分のせいだと思うの。だって、リーダー研修でみんなをおとなしく寝かせておいて自分だけあんな事したんだもの。康司さんがネガを少しずつしか渡さないことくらい、当然よ。少しハラハラすれば良いんだわ」

そう言ってくすっと笑うと、康司を再び引き寄せた。今度は康司の愛撫に敏感に反応した。首筋から耳へ唇を這わせ、舌で耳を撫で回すと息を荒くして、少し身体をねじりながら、

「アアン、変な感じがするの、くすぐったいけど、ンン、ちょっと気持ちいい」

「だんだん感じるようになってきたね。でも、服の上からじゃ胸に上手くさわれないよ。この制服のジッパーは下げてもいいだろ?」

「制服だけ?ホント?」

「本当はもっとしたいんだけど、約束だから・・・」

「いいわ。でも、優しくしてね」

康司が制服のジッパーに手をかけると亮子は身体を堅くした。

「そんなに緊張しないで」

「だって、こんなこと、初めてだもの。人に見られるなんて」

ジーッと軽い音がして制服を二つに割ると、その中からはプクッと膨らんだ可愛い膨らみが白い布に包まれて現れた。康司が予想していたよりも膨らみは大きく、ほぼ完全に半球形で、下の方は少し布に収まり切れていないが、横にははみ出さずに布地全体を押し上げている。食い入るように見つめる康司に、

「そんなに見ないで、恥ずかしいじゃない」

「だって、こんな綺麗な胸は初めて見たから」

「ホント?誉めてくれる?」

「ああ、とっても可愛いね。スタイルも最高。優しく感じさせて上げるからね」

「いやん、そんな風に言わないで」

康司はそっと両手でゆっくりと撫で上げるようにして膨らみの愛撫を始めた。丁寧に愛撫を始めたが、亮子は全く何も感じないようで、

「こんな事してると感じるようになるの?今は何にも感じないけど」

と冷静な自分に少し不安を持ったようだ。

「大丈夫、じゃあこうしてみよう」

康司はゆっくりと膨らみを少しだけ揉みながら、首筋から舐め始めた。

「アン、それをされるとなんか感じるの、でも、胸は感じない」

「いいんだよ。こうするんだから」

そう言うと、ゆっくりと首筋から胸へと唇を下げていった。

「アアッ、ちょっと、それ、アン、なんか変」

康司は両方から乳房を寄せて谷を作り、その谷間に舌を這わせてみた。ビデオや雑誌で見ただけの記憶だったが、亮子は反応した。

「そんなぁ、アアッ、ちょっと、それ、アーン、くすぐったい、少し気持ちいい」

康司はしばらくブラジャーに包まれていない肌の部分を重点的に舐め続け、両手では優しく乳房を揉み続けた。布の上からでも乳房はかなり堅く弾力が強いのがよく分かる。すこしずつ亮子の身体は愛される喜びを知り初めていた。康司は耳から首筋、そして胸までを何度も丁寧に愛撫した。

「ねえ、本当はブラの上から触られてもズーンて感じるんでしょ?今は少し気持ちいいけど、何かこんのもんて感じよ?」

「だんだん感じるようになってきたじゃないの。もっとすればもっと感じるよ、きっと」

最初は緊張していた亮子がだいぶ康司の愛撫になれてきた頃、康司はスカートの中に興味を移していった。左手と口で両方の乳房を愛撫しながら、右手をそっとスカートの中に差し込んでいく。

「アアッ、もうするの?ちょっと待って」

「だって、あと2週間しかないよ。毎日でもしないと間に合わないんじゃないかな?」

康司は全く根拠はなかったが、亮子の身体を愛したいためにそう言った。

「そうなの?そんなに大変なの?」

「きっとそうだよ。まだまだ時間がかかるよ。どうする?」

「そっとよ。無理やりしちゃだめよ。お願い」

「分かってるよ。最初はそっとここを触るだけだから」

そう言いながら、康司はスカートをめくり上げ、パンツに包まれた秘丘をゆっくりとマッサージするように揉み始めた。亮子は最初緊張していたが、ほとんど全く何の感じもしないので安心したらしく、されるままにまかせてきた。時折胸の上にある康司の頭を優しく抱きしめて、

「なんか、康司さんが可愛い。子供みたい」

そう言いながら髪を撫でてやる。その間に康司の右手は少しずつ秘丘の奥の方に指を伸ばしていった。

亮子は、気が付くと秘核から弱い快感が起こっており、自分でも気が付かない内に足を時々擦り合わせていることに気が付いた。

「アン、どうして、なんか気持ち良くなってきたの。何かしたの?アアン、感じてきた」

「そっと触っているだけだよ。安心して感じていてごらん。絶対に無理にはしないから」

「アアッ、そんなに奥まで指を入れたら、そこはダメ」

「まだまだ最初だよ。もっと感じないと」

「もう充分感じてきたの。アアン、気持ちいい。そっとして、はあッ」

亮子はピッタリと足を閉じながらも、両足を擦り合わせた快感を堪えた。『もしかしたら亮子はオナニーを時々しているかも知れない』そう思った康司は、耳元に口を付けると、

「時々自分でしてるの?どれくらい?毎日?」

と囁いた。その言葉は亮子に刺激が強かったらしく、

「いやぁーっ、そんなこと、言えない」

と嫌がったが、足を擦り合わせるのが少し強くなったようだ。

「教えてくれると、早く先に進めるんだけどな」

「いやぁ、絶対言えない」

「それなら、こうしてみるかな?」

康司は身体を起こすと、亮子の両足を大きく開き、秘核の辺りを丁寧にじっくりと指先で撫で始めた。あそこがどんどん焦れったくなってくる。

「いやぁ、こんなこといやぁ、アアン、お願い」

「白状したらやめるけど、言わないとこうしてゆっくりと確かめながらしないと刺激が強すぎるかも知れないから」

康司の指は秘核の辺りをゆっくりと円を描くように撫でている。それは、亮子にとって恥ずかしいだけでなく、もどかしい焦れったい感覚だった。

「どうかな?こうすると感じる?それとも痛い?」

康司は入念にパンツの上から秘唇をなぞるようにして愛撫して行く。それは、痒いような気持ち良いような、何とも言えない我慢できない感覚で、ストレートな快感が欲しい亮子には酷な攻めだった。次第にパンツの中心にポツッと突起が現れてくる。あまりの焦れったさにとうとう我慢できなくなった亮子は、

「いやぁ、言うから、いつもは週に2回くらいなの、ね、わかった?だから、そんなのはやめて」

我慢できずに亮子が白状すると、

「そうか、そうすると、この辺りはもう触られるのに慣れているんだね」

そう言って、ご褒美に秘核の上の辺りを指でそっとほぐすように揉んでやる。

「ああん、それっ、そんなことぉ、ああん」

「そんなこと、なんなの?いやなの?」

「意地悪しないで、ああん、はずかしい、はん、康司さんの意地悪」

亮子は康司のご褒美に喜んだ。乳房がさらに堅く膨らみ高さを増してくる。持ち上げられた布地に覆い切れない裾野の部分が少しだけ布地の下に見えていた。亮子がかなり喜んでいるので、康司は更に亮子を開発することにした。

ゆっくりと康司の手がパンツの中に入り、シャリッとした茂みの中に入っていくと、亮子は身体を堅くして、

「あ、手を入れるの?いや・・やっぱり・・いやぁ」

と言って身体をねじっり康司の手を押さえて進入を止めようとしたが、あまり力は強くなく、康司の手を邪魔をしないように何とか康司にしがみついて我慢した。康司はそのまま指を茂みの奥にそっと進めて行く。指を更に進めると、何か小さく柔らかいものに触れ、亮子の身体がびくっと震えた。

康司にはそれが何か最初はわからなかったので、ゆっくり指でそれを探ってみる。

「いや、そんなに触らないで・・いや」

亮子が小さな声で抗議する。茂みの中に息づいているそれは、亮子の亮子の秘唇の一部が外に小さくはみ出したものだった。康司はそれに気がつくと、指を更に奥に進める。指がスリットの入り口にたどり着いたので、軽くスリットを撫でてみる。

「ああっ、はあっ、こんな、アン、これ、感じる」

亮子がぎゅっと康司につかまり、更に与えられるはずの感覚に身構える。康司は、

「そっと触ってみるからね」

と言うと、亮子は何も言わずにコクッと頷いた。指を固く閉じているスリットの中にゆっくり埋めて行くと、中は少しねっとりした感じで柔らかくて温かく、少しだけ潤っていた。まだスリットは硬く、全く開発されていない生まれたままの形をとどめているのがよく分かる。これからここに康司の指の形を付け、それを次第に広げて肉棒も簡単に受け入れられるように広げていくのだ。亮子は必死に康司につかまり、自然に横を向いて身体をすぼめ、康司の指から腰を引こうとする。しかし、康司は亮子を改めて仰向けにすると、更に指を進めた。

「あーっ、くぅーん、ああぁっ、くっ、あーん」

「どうなの?言ってごらん、痛いの?」

「だ、大丈夫、感じるって、こう言うことなの?ねぇ、すごいの、あ、ああん、こんなことされたら、堪らなくなっちゃう、アン、アン、はうッ」

康司はゆっくりと指を秘唇の中で動かし、亮子の口から甘い吐息を搾り取った。ゆっくりと何度も指を動かしている内に、少しずつ中に潤いが多くなってきたようだ。次第に指がスムースに動くようになる。亮子は次第に感じることに慣れてくると、身体をのけぞらせて喜ぶようになってきた。ぷくっと膨らんだ乳房をブラジャーの上から握ってやると、

「はうゥ、ああん、どうして胸も感じるの?さっきと違うゥ」

と亮子は喜びの声をあげる。やがて、亮子の秘核は指の刺激で大きくとがってきた。触っていてもはっきりわかるくらいの違いだ。

「ああん、もう、許して、少し、休ませて、身体が、身体が、お願い」

亮子は感じるのに疲れたのか、康司に許しを乞う。康司は指を秘唇から抜くと、ゆっくりと茂みの中を軽く指で掻きまわしながら言った。

「今日はもう少し先まで行かないとね。いいね」

「まだするの?康司さん、私、これ以上されたら・・」

「信用してくれるって言ったろ?まかせて」

そう言いながら、康司はスカートの中のパンツに手をかけ、脱がし始めた。亮子は一瞬、康司の手をぐっと押さえたので拒絶するのかと思ったが、その手はミニスカートに移って裾をぎゅっと押さえて、腰を少し浮かせて協力した。

ゆっくりと時間をかけて脱がせて行くと、康司の視線を感じた亮子は、

「いや、そんなので楽しまないで、脱がすなら早く脱がせて、お願い」

と康司の心を見抜いたように催促してきた。スカートの裾が押さえられているので康司からは茂みは見えない。それならじっくり見てやろうと身体を下のほうに動かし、両手でパンツを脱がし始めると、

「お願い、見ないで、ね。康司さん、見ないで、今はダメ。ね。向こうに着いたら全部許すから、ね、今は触るだけにして、お願いよ」

と、康司を胸に引き寄せようとする。それでも何とかパンツを脱がすと亮子は康司の胸に顔を埋めて、

「ね、これ以上されたら、きっと我慢できなくなって旅行前に全部したくなっちゃうから。お願い。指だけにして。指で感じるようにして。私の身体、いま少し変なの」

「大丈夫だよ。任せてくれれば。きっと一番感じるバージンにして見せるから。恥ずかしくてもすぐに慣れるから。優しく感じさせてあげるよ」

「お願い、約束して。指だけにするって、向こうに行ったら何でも許すから。ね?」

亮子が余りに必死に頼むので、康司もうなずくしかなかった。

「わかったよ。約束する。でも、指を中に入れて感じるようにするのは良いだろ?」

亮子は何度も頷いた。どうやら、いろんな事をする楽しみは旅行までお預けになってしまったらしい。それでも康司は、許された中で亮子の体を最大限に開発する努力をした。足を大きく開き、その中で指を使って比較の周りを可愛がる。感じると亮子は無意識に何度も足を閉じたが、康司は開いたまま感じられるまで何度でも足を大きく開いた。

康司は亮子の初めて大きく潤いをたたえているであろう、秘唇の新鮮な泉を思いっきり口でむさぼって見たかったが、今それをすると亮子がいかに悲しむかが分かっていたので、必死に我慢した。そして、このまま指で秘唇や比較を撫でているだけでは康司自身が口を使いたくなってくるばかりなので、指を更に中に入れてみることにして、

「いいかい、それじゃ、指を一本だけ中に入れてみるからね」

そう言って、入り口を探した。しかし、なかなか入り口が見つからない。指でこの辺りだと思った場所を押してみるが、亮子は身体を堅くしたままだ。

「この辺り?ここかな?」

「アン、違う、もっと下。ちがう、そこじゃない。もっと、あ、行きすぎ。ああっ、そこ、そこをそっと、あ、ああッ、指が、指が入ってくる。ク、クゥーッ」

亮子は小さな声で康司に痛みを訴えた。康司の腕をぎゅっと握り締めている。しかし、指はまだ一関節くらいしか入っていない。

「ほうら、これからアキちゃんは大人の身体になるんだ。ゆっくり入れるからね。どう?」

ぐっと指を刺し込んでいくと、ズブズブと指が中に入っていく。全体が指を締め付けているが、入れないほどではない。

「あーーーーーーっ」

康司は指を全て指し込むと、亮子の表情を伺った。

「いたい・・けど・・すごい・・こんなの・・すごすぎ・・ああっ、うごかさないで、そのまま・・はあーっ」

「どう?痛いの?大丈夫?」

「だい・・じょう・・ぶ・・はぁっ、はあっ、はあっ、なんか、変よ」

「身体が反応してきたんだよ。だんだん感じるようになってきてるんだよ、きっと」

「そう・・みたい・・なんか・・変なの・・身体の奥から・・ああっ、い・・いいの・・何か・・感じるの・・あ、ああっ、気持ちいい−ッ」

亮子の肉壁はぎゅっと指を締め付けており、少し痺れるくらいだったが、それでも少しずつ指の周りには潤いが満ちてきた。亮子が感じ始めると肉壁はそれを喜ぶように指をあちこちから締め付け、その刺激で更に亮子を悦楽の世界に引き込んでいく。康司は中の指を軽くくねくねと動かしたり、ゆっくり小さく出没させたりして亮子の身体に快感を刻み込んで行った。

「ああーーっ、いいーっ、こんなに、いいことがあるなんて、はあーん、凄すぎよーっ、康司さん、もっとそっと、優しくしてェ、アアン、いいのぅ」

亮子は最初、スカートの裾をしっかりと押さえていたが、康司が指を挿入した時に康司にしがみつき、それからは指の挿入感から逃れようと自然に足を開いたので、スカートは大きくめくれ、可愛らしい茂みが康司から丸見えになっていた。しかし、康司はチラッチラッと見るだけで、亮子に気づかれないようにしていた。そして、先程と同じようにブラジャーごしに乳房を握り、指を出没させて現時点で最高の快感を亮子に与える。

亮子は身体を背中が浮き上がるくらい大きく反り上げ、康司の与える快感に必死に絶えていた。康司は亮子の細い腰に左手を指し込んで持ち上げ、弓のように反った身体に指を送り込んだ。亮子は反りあがり、疲れてベッドに沈み込み、再び大きく反りあがる。康司がやっと亮子を解放したとき、時計は既に7時を大きく廻っており亮子は全身にびっしょりと汗をかいていた。

 

亮子は康司の愛撫が終わってもしばらく動けなかった。生まれてはじめて与えられた大きな快感が身体の中をいつまでも走っている様で、ぐったりして力が入らなかった。康司が制服のジッパーを止めてくれたが、『しわだらけになってるだろうな』と思った。次に康司がパンツをはかせようとしたとき、亮子はだるい体を起こして、

「ありがとう、自分でできるから、ありがと」

と言って、ゆっくりパンツをはくと、そのまましばらくベッドに腰掛けていた。康司が横に座って軽く抱き寄せるとふらっと寄り掛かってくる。

「もう少しこうしていさせて」

「疲れた?」

「くたくた。こんなに疲れるものだとは思わなかった」

「でも、よく感じていたみたいだけど」

「おかげさまで、ね」

「痛い?」

「少しひりひりするみたいだけど、大丈夫」

「でも、もっとしないといけるようにはならないと思うよ」

「まだあるの?わかった。がんばるわ。よろしくね」

「木曜日の他、土曜か日曜に来れる?」

「わかんない。でも、大丈夫じゃないかな。でも、泊まれないわよ」

「いいよ。もうすぐ二人で泊まれるんだろ?」

「そう、予約はできてるの。あとは航空券だけよ。来週、パスポートが降りたらすぐに買いましょう。ごめんなさい。もう少しじっとしてていい?まだ頭がふらつくの」

「いいよ。抱いてもいい?」

康司は亮子を横抱きにした。康司の腕の中で、亮子は眠っている子供の様にぐったりとしていたので、康司は左手で首筋を支えないと頭が反りかえるくらいだった。抱いている間、時々キスをしたり、胸を軽くなでたりしてやる。10分ほどそうしていると、やっと亮子は自分から立ちあがった。もう一度、お互い唇を心行くまで求め合う。康司は亮子の小柄な細い身体を抱きしめながら、撮影の構想を練り始めた。

亮子が帰ると、康司は写真雑誌を広げて機材のレンタルをしている業者を探した。明日、休憩時間に電話してみるつもりだった。康司は一眼レフのカメラは持っているが、その他の撮影機材と言えばストロボと三脚くらいのもので、本格的な撮影のためには何も持っていないに等しい。光を反射するレフ版は必要ないと思うが、初体験も写真に収めたいとなれば、できればリモートコントロールで撮影ができるような機材が欲しかった。

その週の後半は、昌代と亮子を一回ずつ抱いた以外、康司は機材の準備に忙しかった。

 

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