第82部

「アキちゃんのここは小さいけど、とっても敏感なんだよね」

そう言いながら康司は亮子の胸を包んでいる手で何度も優しく乳首を転がした。

「あん、そんなに可愛がられたら・・・・、あ・・・あんっ・・・・」

「アキちゃんとまたこうしていられて、とっても嬉しいよ」

康司は亮子の耳元に熱い息を掛けながらそう言うと、項へとゆっくりと舌を這わせ始めた。

「康司さん、ちょっと休ませて・・・・もう、ああぁ、パンを持っていられなくなる・・・」

亮子は乳房と項から快感を送り込まれ、快感が身体中に広がると同時にだんだん秘核の疼きが我慢できなくなってきた。そして、康司に分からないように身体を左右に揺らす度にそっと両足を擦り合わせて秘核を慰め始めた。

康司も亮子の肩越しに乳房を眺めていたが、その乳房の下にある茂みが気になり出した。康司が乳房を可愛がる度に亮子の足が少し擦り合わされ、その度に茂みの形が微妙に変わる。康司はこのまま亮子をベッドに押し倒したくなってきたが、自分が言ったことなので亮子がパンを食べ終わるまでじっと待たなくてはいけない雰囲気だ。ただ、快感に流されそうになりながらも康司に乳房を揉まれながら、少し息を乱して必死にパンを食べている亮子は物凄く可愛らしかった。康司は今夜の主導権が自分にあることを実感し、徹底的に亮子を可愛がってみようと思った。

一方、亮子は乳房を可愛がられながらパンを食べているのでパンの味など分かるはずもなく、唯食べているだけだ。乳房を揉まれるのは気持ち良いが、それならベッドで思い切り甘えながら感じたかった。それに、時々快感が強くなると食べているパンを咽せて吹き出しそうになる。だから、亮子も早くパンを食べ終わって康司にちゃんと可愛がって貰いたくなってきた。

しかし、康司はどんどん愛撫をねっとりとした強い物にしてくるので、次第にどうしてもパンを食べることなどできなくなってきた。口を開けるだけで咽せそうになるのだ。何度かパンを食べようとしたが、快感で身体が言うことを聞かなくなってくると、亮子はとうとうギブアップした。

「後で食べる」

突然、亮子はそう言うと、パンをベッドのヘッドボードに置いてから、康司のほうに身体を預けてきた。康司にまたお仕置きと称して焦らされたりしないかちょっと不安になる。

「いいの?」

そう言いながらも、康司は亮子を抱いてベッドに横たわり、亮子を抱き寄せてたっぷりとキスを楽しむ。亮子のキスはクリームの味がした。

「ンンッ、康司さん、好きよ。康司さん・・・・」

「アキちゃん、大好きだ。可愛いよ」

康司は亮子の身体を優しく愛撫しながら何度もキスを繰り返した。

「康司さん、あぁぁぁ、なんか、とっても感じるの」

亮子は康司が受け入れてくれた安心感から、身体を康司に擦り寄せて甘えるようにじゃれついた。康司はそれを優しく受け止めながら、次第に亮子を自分の上へと導いていく。亮子も次第に康司の上によじ登るようにして身体を重ねてきた。

「ああぁん、上になっちゃう、康司さん、重いでしょ?下ろしてぇ」

亮子はそう言いながら、康司に体重を掛けないように康司の上で自然に四つん這いになった。

「そのままオッパイを口の上に持ってきて。優しく可愛がってあげるから」

甘いキスをしてから康司がそう言うと、『優しく』という言葉に敏感に反応した亮子が恥ずかしがりながらも言われた通り、上体を起こすと康司の上に馬乗りになり、左の乳房を康司の上に持ってきた。康司の腹の上に亮子の茂みが当たっている。

「こんな格好するの、恥ずかしいのにぃ」

「どうして?ほうら、こうすると気持ち良いでしょ?」

康司の口が下向きに三角に尖った亮子の乳房の先端を優しくねぶり始める。

「あああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ、き、気持ち良いぃーーっ」

亮子は康司の上で軽く仰け反り、乳房を康司の口に向かって突き出しながら喜びの声を上げた。

「いやぁぁ、こんな格好で良くなるなんてぇ、ああぁぁっ、そんなにじっくりされたら、ああん、あん、康司さんにまた教えられちゃうぅぅ」

亮子は自分から康司の愛撫に夢中になろうとしていた。

「いやなの?止めて欲しいの?」

康司がちょっとだけ冷たい口調で言うと、亮子は直ぐに否定した。

「違うのぉ、身体が、アアアッ、良くなって、身体がぁっ、あん、嬉しいの。康司さんに教えて貰うのが嬉しいのぉ」

「良い子だ。それじゃ、反対のオッパイもしてあげる」

康司がそう言うと、亮子は素直に右の乳房を康司の上に持ってきた。

「どっちが良いのかな?」

「あうぅぅっ、こっちもいいっ、康司さん、ああぁぁぁ、こっちも感じるぅッ」

亮子は乳房を下から舐められるのがこれほど気持ち良いとは知らなかった。両手を必死に突っ張って崩れ落ちないようにするだけで大変だった。それに、この姿勢は自分から康司に乳房を与えているという実感が強く、恥ずかしい分、母性本能をくすぐられる。

「どっちのオッパイが感じるの?」

「どっちも良いの。どっちも感じるの、ああぁぁ、恥ずかしいのに感じちゃうのぉ」

「どっちも同じなの?」

「同じじゃないけどどっちも感じるのぉ」

「アキちゃんが好きなのはどっち?」

康司はしつこく亮子にどちらかを選択させようとした。亮子自身はどちらでも良かったのだが、素直に最初のほうを選んだ。やはり最初に愛されたほうが快感が強いと思ったのだ。

「左、左の方が好き」

「それじゃ、そっちをもう一回してあげる」

亮子が再び左の乳房を康司に与えると、今度は左の乳首を舐めるだけではなく、口の中に軽く吸い込んでモグモグし始めた。

「ああぁぁっ、それもっ、それもいいぃぃーーーーっ」

「こっちとどっちが良い?」

そう言うと康司は左の乳房を口に入れたまま、右の乳房を揉み上げ始めた。

「はうぅぅーーーーーーーーっ、両方するなんてぇっ、ああぁぁっ、だめぇ、倒れちゃうぅーーっ」

亮子がそう言ってがっくりと状態を康司の上に落とそうとした途端、康司は両方の愛撫を共に取り去ってしまった。

「いやぁ、ちゃんと続けてぇ」

「アキちゃん、言うようになったね。それじゃちゃんとオッパイを持っておいで」

「ああぁん、どうしてこんなに夢中になっちゃうのぉ?私、康司さんにされると自分じゃなくなっちゃうみたい。こんな格好してるのにぃ、ああぁぁっ、やっぱりこれがいいっ」

亮子は再び康司の上で乳房を吸って舐められながら揉まれる快感に悶え続けた。

実はこの時、亮子は秘部のほうも我慢できなくなってきていた。乳房から強烈な快感が送り込まれているのに両足を開いて康司の上に乗っているので慰める方法がない。康司の上に崩れ落ちようとしたのも秘部を康司に擦り付けたかったというのもあったのだ。

しかし、そんなことは康司にとって既にお見通しだった。今は乳房だけを可愛がって亮子の秘部を我慢できない状態にするのが目的だった。だから敢えて一切亮子の秘部には手を伸ばそうとしなかった。

亮子は乳房を愛される快感に悶えながら、秘核がどんどん我慢できなくなってくるのをどうしようもなく受け入れていた。そして、乳房の快感で身体を納得させようとしていた。しかし、あそこが火が付いたように熱く敏感になっているのは充分分かっていた。きっと、あそこを軽く康司に触られただけで凄い快感が爆発しそうで、どうやってごまかすか考えていたくらいだ。

そして、亮子の乳房をたっぷりと愛して満足した康司は、いよいよ亮子に次の体位を指示した。

「それじゃアキちゃん、そのままもっと上においで」

そう言って亮子の身体をどんどん引き上げ、腰を自分の顔の前に持って来ると、よいしょ、と両足を抱え込むようにして秘部を康司の口のほうに持ってきた。

「え?何をするの?あっ、ちょっと、何?え?あ、いやっ、それはいやっ、待って、ダメッ」

亮子の小柄な身体はあっという間に康司の上に持ってこられた。既に康司の口が亮子の秘部の真下にあり、亮子が身体を下ろすだけでとんでもないことが起こるのは明らかだ。

「ちょっと、いや、康司さん、こんなのいや、下ろして、下ろして、ね?」

「さぁ、アキちゃん、今度はこっちをしてあげる。自分で腰を使って前後に動かしてごらん。きっと気持ち良いよ」

「いや、ダメ、今はダメェッ」

「分かってるよ。敏感になってるんだろう?だからしてあげるんだ。アキちゃんが自分で腰を下ろて。言われた通りにするんだよ。良いね?」

「下から息を、掛けないで・・・、はぁぁッ、ダメ、お願い」

「さぁ、早くおいで、もう我慢できないでしょ?どうなの?」

「うううぅぅっ、はうぅっ・・・」

秘部の直ぐ近くから熱い息を掛けられた亮子はこれ以上我慢できなかった。それに、無理に我慢して康司の機嫌を損ねたくなかった。こんなことはしたくなかったが、今となっては康司の言う通りにするしかない。亮子は覚悟を決めて腰を下ろした。

「康司さん、見ないで。お願いッ。・・・・・ああぁぁぁぁーーーーーーっ、ああっ、ああっ、ああっ」

亮子が康司の顔に上に秘部を下ろすと、想像していた通り、いや、それ以上の快感が亮子の身体を突き抜けた。猛烈に気持ち良い。最初、べったりと康司の口の上に秘部を押し付けただけの亮子だったが、康司が秘唇と秘核を舐め始めると、更に強烈な快感が亮子を襲い、あまりの快感から逃げようとする本能と康司に言われた通りに感じなければいけないという理性が自然に亮子の腰を前後に動かし始めた。そして、一度動き始めた腰を止めることなど亮子にできるはずがなかった。

「ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ・・・・」

亮子は自分が何をしているのか分かってはいたが、快感が強すぎてどうしようもなかった。それに、康司に無理強いされて感じている自分がちょっと可愛らしく、好きだった。『きっと康司さんは喜んでくれる。私は今、こうするしかないの。恥ずかしがらなきゃ、私がしたくてしてるんじゃないもの』亮子はそう思いながら、何度も腰を動かしていた。

「ああぁぁん、恥ずかしい、いやぁ、止まらない、康司さん、康司さぁん」

亮子が腰を動かしながら声を上げると、康司は両手を伸ばしてきて乳房を揉み始めた。

「はうぅーーーっ、それまでされたらぁーーっ、ダメェーッ、ああぁぁっ、ああっ、本当にっ、アアアッ、許してっ」

亮子は更に乳房を揉まれたことで、快感がグッと強くなって身体中が全て感じているような感覚に包まれた。『康司さんが喜んでくれてる。私は無理やり感じさせられて、康司さんの虜になってる。ああん、感じるしかないの。私は気持ち良くなるしかないのっ』亮子はそう思いながらだんだんリズミカルに腰を動かせるようになってきた。亮子は気付いていなかったが、亮子は自分で膝の位置を調整し、腰を一番動かしやすいように体勢を整えていた。

「ああぁっ、お願い、もう止めて、康司さん、お願い、変になっちゃうっ」

亮子は完全に夢中になっていた。康司は亮子がここまで上手に夢中になるとは思っていなかったのでかなり驚いたが、このまま止めるよりも亮子がどうなるのか見てみたかった。そこで、更に舌の動きを活発にして乳房をワシワシと揉み上げた。

「あぁぁぁぁぁーーっ、壊れちゃう、そんなにしたら壊れちゃうぅっ、康司さぁん、ああぁぁっ、もうすぐ、あぁぁぁぁーーーっ、待ってぇーーっ」

康司は亮子がいきそうになっていることを感じ取った。そして、一度引き留めることにした。康司が舌の動きを殆ど止め、乳房を揉んでいた手をゆっくりと引っ込めると、亮子が敏感に反応した。

「ああぁっ、そんな、あん・・・・・・・・・・」

亮子は完全にこのままいかせてもらえるものと思っていただけに、予感だけであの感覚が遠くに行ってしまうのが残念で仕方なかった。しかし、今からそう言うわけにも行かない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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