第85部

「ごめんなさい・・・・・ごめんなさい・・・私、こんなことしかできない子なの」

「いいよ」

「ううん、よくない。私、こんな自分は大嫌いなのに」

「そんなこと言っちゃだめだよ」

「どうして?私、平気で康司さんを傷つけたのよ。康司さんの気持ち、わかっていてしたんだから」

「だって、小さいときからの夢だったんだろ?」

「そう、だから平気でやったの」

「そんな言い方、しちゃダメだよ。アキちゃんはネガを持って行った時、何にも感じなかったの?」

「感じなかった」

「俺が待ってるのを知ってても?」

「うん、無視した」

「夢が大切だったから?」

「そうかな?でも、正直に言えば『余計なもの』だった、かな?」

「余計なもの?」

「そう、私が康司さんを好きな気持ち、康司さんが私を好きな気持ち、どっちも」

「きっと、夢の実現に夢中で他のことまで心が回らなかったんだね」

「康司さん、なんて優しいの・・・・・、私にあんなことされたのに」

「そうかな?」

「康司さん、私、もしかしたら、また同じことするかもしれないわよ?」

「えっ?」

「だって、私は私だもん」

「そうか・・・・」

「それでも優しくなれる?」

「よく分からないけど、たぶん・・・・・・」

「また傷つくかもしれないわよ」

「そうだね」

「それでもいいの?」

「でも、俺は俺だから」

「そうか・・・・そうよね・・・・。康司さん、私からこんなこと聞いて、私のこと、嫌いになった?良いのよ、それでも。私はそれでも康司さんの言うことを聞くから」

「嫌いになんてなるはず無いだろ。それじゃ、アキちゃんは義務で俺に抱かれてるの?好きだからじゃないの?」

「好きよ。大好き。でも、今は康司さんに守って貰わなくちゃいけないから。どっちの気持ちが強いのか、今は分からない。でも、康司さんに抱いて貰うのは嬉しいの。・・・・・でもね、私、また康司さんを傷つけるかも知れない。それが怖いの」

康司は亮子の答が正直に言えば不満だった。好きな気持ちを一番にして欲しかった。しかし、それを言っても仕方がない。

「きっと、俺たちは何回でも同じこと、するかもね」

「私が傷つけて康司さんが傷ついて」

「でも、アキちゃんだって傷付いた筈だよ」

「そうね、少しだけ」

「少しなの?」

「そう、だって、私には康司さんがすぐに助けてくれたから」

「そうかなぁ、アキちゃんも十分傷ついていると思うけど」

「ううん、少しだけなの。そうなの」

「そうかなぁ」

「そうなの。だから私は康司さんにお礼をしなくちゃいけないの」

「お礼なんて」

「今の私にできるのは、康司さんの好きなだけ愛してもらうこと。良いのよ。好きにして。私が泣いても気にしないで」

「アキちゃん」

「康司さん、私のこの身体、好き?」

「うん」

「それなら、今の私にできるのは康司さんの好きなものをあげることだけ。私の身体が好きなら好きにしていいの」

「さっきは餌じゃないって・・・・」

「そうよ。私の身体は餌じゃないわ。これはお礼の気持ちなの。受け取ってくれる?」

「アキちゃん、もちろん。俺はその気持ちが好きだよ。アキちゃんの気持ちが」

「私も康司さんの気持ちが大好き」

「アキちゃん」

「康司さん」

二人はしっかりと抱き合い、気持ちの全てを込めてキスをし、舌を絡め合い、探り合った。康司が亮子の乳首を可愛がると亮子は声を上げてのけ反り、康司が肉棒を亮子に押し付けると亮子は喜んで足を開いて受け入れた。力強い肉棒が亮子の中に入り、中を探り始めると亮子は両足を康司に絡めて一ミリでも深く肉棒を受け入れようとした。今の二人は絶頂することや果てることよりも繋がっていることが嬉しかった。

「ああぁぁっ、康司さんっ、康司さんっ、もっと、もっとぉっ」

「もっと入れるの?」

「もっと入れて、壊れてもいいの、一杯入れて」

「これくらい?」

「ああぁぁーーっ、もっとおぉっ」

康司がグリグリと腰を押しつけて回すと亮子はのけ反りながらもっと欲しがった。

「それじゃ、こうしたらどうだっ」

康司は亮子の膝をぐっと胸の方に押し上げ、更に強く腰を擦り付けた。

「うぐぅぅーーっ、突き抜けちゃうぅぅぅ」

「このままおっぱいだって」

「きゃうぅぅぅぅっ、凄いぃぃぃぃぃっ」

亮子は折りたたまれた姿勢のまま声を上げた。

「よおし、それじゃ、次は後ろからだ」

康司が肉棒を抜くと、亮子は素直に四つん這いになって尻を突き出した。康司が肉棒を入れると、

「はうぅぅっ、ああっ、これっ、いきなり深いっ」

と亮子は声を上げ、更に康司が動き始めると亮子はシーツを握りしめて啜り泣いた。

「ああぁぁっ、はうぅぅ、ああぁぁぅ、こんなに凄いなんてぇ、許してぇ」

「だめ、許さない。ほうら、おっぱいも」

康司が手のを伸ばして亮子の身体を持ち上げ、乳房を揉みながら腰を使うと更に亮子は声を上げた。

「だめぇっ、いやぁっ、いやぁっ、ああぁっ、これだめぇっ」

「嫌じゃないの。ずんずんするよ」

「ああっ、ああっ、ああっ、いっちゃう、いっちゃうぅっ」

「だめだよ。それなら抜いちゃう」

「いやぁっ、抜かないで」

「だめ、それじゃ、今度は上からおいで」

「ああん、今のがよかったのにぃ」

「いやって言ったくせに」

「だって、あんまり感じていきそうになっちゃったから」

「ほら、上からおいで」

「これはあんまり上手じゃなくて」

「上手になるの。自分でいれてごらん」

「女の子にさせるなんて、ああん、恥ずかしい」

そう言いながら亮子は康司の上に跨ると、肉棒を自分の入り口にあてがった。

「入れてごらん」

「こう?ああん、入らない」

「角度をよく考えないと。ほら、もう一回」

「こうかな?ああっ、ああん、入った・・・・」

「さぁ、動いてごらん」

「どうやったら・・・???ああん、動けないぃ」

「だめ、アキちゃんが動くの」

「いやぁ、康司さん、動いて、お願い」

「だめ、おっぱいを可愛がるから」

そう言うと康司は下を向いて三角に尖った乳房を丁寧に揉み込み始めた。

「ああんっ、これもっ、いいっ」

「ほうら、腰を動かしてごらん」

「だめぇ、うまくできない」

「できないとこのままだよ」

「いやぁ、もっとズボズボぉ」

「腰をゆっくりと前後に動かすんだよ」

「ああん、これ、素敵かも?」

亮子は少しずつだが腰の動かし方を覚えていった。康司の目の前で三角の乳房がプルプルと揺れ、亮子が可愛い声を上げる。

「ほうら、頑張って」

「だめぇ、もうできない」

「それじゃ、起き上がってごらん」

「そんなに次々に教えないでぇ」

「見てみたいんだ。手を出して」

そう言って康司は亮子と両ふ手の指を絡めると、ゆっくりと腰をバウンドさせ始めた。

「ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、これっ、深いっ」

真っ直ぐな姿勢で亮子の乳房がわずかに上下に揺れ、肉棒が亮子の中に出入りするたびに亮子はきれいな声を上げた。やがて亮子も膝と腰の使い方を覚え、康司の動きに合わせて上手に肉棒を出し入れできるようになってきた。

「ああんっ、康司さん、この格好、恥ずかしいっ」

「アキちゃん、丸見えだよ」

「いやぁっ、下ろして、下ろしてぇっ」

「だあめ、もっとしちゃう」

康司は更に腰を上下に動かし始めた。

「ああっ、そんなにしたら、ああっ、だめっ、いっちゃう、いっちゃうぅーっ」

「そうら、これでどうだっ」

「ああぁぁっ、だめっ、いっちゃうぅぅぅぅーーーーっ」

亮子はフワフワした感覚のまま、騎上位で絶頂した。フラッと前のめりになったところを康司が乳房を両手で揉みあげる。

「はうぅぅぅぅーーーっ」

亮子は乳房からの刺激で絶頂をさらに高めると、ゆっくりと康司の上に崩れ落ちてきた。次は康司の番だ。

康司は亮子を上に乗せたまま、思いのままに腰を使った。

「ああぁぁっ、こんな恰好で、ああっ、康司さんっ、康司さんっ、あっ、ああっ、これも素敵っ、あああ、また良くなって、あうぅっ、康司さんっ、出すの?あああぁぁっ、出してぇぇぇっ」

「いくよ、アキちゃん、出すよ、出すよ」

「ああぁぁぁぁーーーーっ、いっくぅーーーっ」

亮子は最後に両手を伸ばし、状態を持ち上げた姿勢で絶頂した。康司は亮子の乳房をもみしだきながら亮子の中に放つ。さすがに量は少なかったが、亮子の痴態をたっぷりと楽しんだ素敵なセックスだった。

「もう、私の身体、持たない」

亮子は康司の上にぐったりと横になり、大きさの減った肉棒を収めたまま髪を撫でられていた。

「疲れたの?」

「こんなことしてたら死んじゃう」

「そんなに?」

「康司さんたら、やりすぎよ」

「だって、アキちゃんが可愛いから」

「私、バージンを卒業してからまだ2週間よ」

「そうだね」

「その間に何回康司さんにされたと思うの?」

「10回くらい?」

「もっとよ。今日だって・・・・・」

「何回いったの?」

「5回かな?もっと?」

「そんなに?」

「やりすぎなの。ガバガバになっちゃうから」

「そんなことないよ。アキちゃんの中は今でもすっごく気持ち良いよ」

「ほんとう?」

「うん、細かいひだ襞が絡み付いてきて、すっごく最高なんだ」

「それって、いいの?」

「うん、とにかく気持ち良いよ」

「ねぇ、私って、名器?」

「どうかなぁ、俺だって経験豊富じゃないし」

「十分経験豊富よ」

「でも、アキちゃんは最高だよ」

「うれしい。あん、また少し大きくなってきた」

「もう一回、する?」

「ちょっと休ませて、お願い、康司さん」

康司が肉棒を抜くと、ズルッと亮子の中から肉棒が出てきた。

「あん、抜けた・・・・」

「お疲れ様」

「もう、そんなこと言うと、娼婦みたいじゃない」

「まさか」

「嘘よ。言ってみただけ」

「でも、そうやってアキちゃんはどんどん嫌らしいこと、覚えていくんだね。娼婦に近づいて行くのかも」

「これってそういうこと?」

「ううん、言ってみただけさ」

「まったく、何にも知らなかった私の身体にどんどん教え込んでいくんだから」

「そうだね、だいぶいろいろ覚えたね」

「また朝になったら教えて」

「うん、朝になる前でも」

「良いわ。でも、少し休ませて」

「そうだね。お休みアキちゃん」

「康司さん、大好きよ」

「俺も好きだよ」

体力の限り愛し合った二人は抱き合ったまま、あっと言う間に眠りに落ち込んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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