ディズニーの妖精

 

耕三はオーランドのホテルの部屋の中で信じられないと言う表情をしたままじっとリブレットの受信メールを見つめていた。『ごめんなさい。見つかっちゃっていけなくなりました。ほんの今、自分の部屋に帰ってきたんです。2時間も怒られました。本当なら今頃はオーランド行きの飛行機に乗り換えている頃なのに・・・・・』耕三はなおも信じられない想いで、そのメールをじっと見つめていた。

今、耕三のいるオーランドと言えばディズニーワールドの街である。日本では地理的関係からロスアンゼルスにあるディズニーランドの方が有名だが、フロリダには山手線内並の広い敷地に数々のディズニーのテーマパーク、リゾートホテル、ショッピングセンターなど各種の総合レジャー施設が揃っているディズニーワールドがあり、アメリカではこちらの方が有名である。

 

しかし、いくら巨大なリゾートホテルと言っても、観光客相手だけではビジネスの拡大はできない。そこで最近では各種セミナー、会議、協議会、年次総会などを誘致してビジネス客の取り込みが盛んだ。ビジネス客は家族を連れてオーランドを訪れ、本人は会議やセミナーに参加し、家族はディズニーのテーマパークで遊ぶ、と言う、ビジネスマンにとっては仕事と家族サービスを両立できるメリットがある。

そこで最近のディズニーは積極的にホテルに会議棟を増設していた。

 今回、耕三もそうしたセミナーに参加することになったので、前からコンタクトを取っていたディズニー好きの少女を日本から呼び寄せることにした。

計画は順調に進み、本人が明日出発、と言うところまではメールで確認していたのだが、今日になって突然、親にばれて行けなくなったというメールが入ったのだ。日本から少女を呼び寄せられるという計画があったからこそ今回のセミナーに参加したのに、これではなんのためにフロリダのオーランドまではるばる来たのか分からない。

参加していた業界のセミナーが終わった今、一人でディズニーの中をぶらぶらするなど耕三にとっては地獄のようなものだ。しかし、変更不可能の格安航空券を使っているのでオーランドから帰る日は二日後だ。

もし無理に変更すると、ペナルティを払った上に土曜滞在割引まで無くなるので、航空券の値段は数倍になってしまう。だから日曜の午後までは何とかして時間をつぶさなくてはいけない。幸いレンタカーはあるので、マイアミ辺りまで足を伸ばして見るか、と思った。

どうせドライブするなら、今のセダンをオープンカーにでも換えて、気分を一新しよう、そう思った耕三はホテルのフロントの隣のコンシュルジュでレンタカーを換えてくれるように係員と手続きに取りかかっていた。

 

すると、耳に日本語が聞こえてきた。今ではオーランドとは言っても日本人もかなりたくさん来るので、ディズニーリゾートで日本語を聞くのは珍しいことではない。しかし、その日本語はかなり強い調子で耳に入ってきた。

「いい加減にしてよ。私は私でやるんだから、沙織は沙織でやればいいでしょ。ほっといてよ」

「そんな、知子、待ってよ。知子に放り出されたら私は・・・」

「それだけの事したんだから、当たり前でしょ。これ以上話しかけないで。しつこくすると帰りの飛行機の時間も変えるわよ」

「そんな・・・」

どうやら、知子と言われた女性はチェックアウトをしているようだ。慣れた調子でフロントクラークと話をしているところを見ると、英語は堪能らしい。

しかし、もう一人の方は置いていかれるらしく、おどおどとして引き留めようとしている。それからも二人はしばらく何事か話していたが、とうとういやがる一人を置いて、もう一人は出ていってしまった。

 

しばらくぽつんとフロントの横に立っていた少女は、やがて足取りも重くゆっくりと出ていった。耕三は最初、興味深く耳ダンボで二人の話を聞いていたが、どうやら友人二人のケンカらしい。女同士のケンカに関わってもろくな事はないので、注意をレンタカーの契約変更の方に戻した。オープンカーは今借りているフルサイズカーよりもレンタル料が高いので、その差額を払うように契約書を造りかえる。耕三がサインをすると、係員はどこかに電話してオープンカーの配送を依頼した。届くまでは30分ほどかかると言うことだ。

レンタカーが届くまでの間、耕三は散歩でもすることにした。

 

フロントを出て、庭の方に歩いていくと、先ほどの少女がテーマパーク行きのバス乗り場でぽつんと待っているのが見えた。そのまま歩いていくと、自然とその横を通ることになる。

「こんにちは」

耕三は通りがかりに少女に声をかけた。しかし、少女はツンと横を向くとスッと離れていってしまう。アメリカでは知らない人同士でも通り過ぎるときには挨拶するのが普通なので、耕三は『アメリカ慣れしてないな』と思った。しかし、嫌がっているのだから仕方がない。そのまま通り過ぎて大きな池のある方に歩いていく。

 

池を一周して、まだ時間が余ったのでバーでビールを飲みながら待っていると、係員がやってきて、車が着いたと教えてくれた。オープンカーと言っても大した車ではない。ムスタングのオープンカーなので、オープンカーとしては一番安い奴だ。それでいてレンタル料はフルサイズカーより高いのだから暴利そのものだ。

日本では高級車なムスタングもアメリカでは安い方で、値段としてはホンダのインテグラと変わらない。

それでも、幌を開けて走り出すと気分が少し晴れ晴れとしてきた。

今日はもう午後なのでマイアミに行くには遅すぎる。ディズニーリゾートに高い入場料を払ってまで入るのも馬鹿らしかったので、日本の親戚に土産でも買ってやるか、と思ってディズニーマーケットプレイスに向かった。確かレストランもあるはずなので食事もできたはずだし、酒を出す大型のバーでは毎晩0時にカウントダウンをやって盛り上がっているはずだ。

 

ホテルから15分も走ると、マーケットプレイスの広大な駐車場に出た。どこに止めたか分かりやすいように、駐車場の中央付近の目印のある場所に止めると買い物に出かけた。買い物は簡単ではなかった。何しろディズニー専門の店とは言え、大型デパート並みの品揃えがあるのだ。それに、ディズニーものは個人で好みが激しく違うので、親戚とは言え欲しくないものを

送ると後がやっかいになる。

もう少し待って夜になれば、日本では朝なので電話で確認できる。それまでは何も買わない方が良いと思い直して、一度ホテルに帰ることにした。

 

車の方に向かって歩いていくとき、リゾートホテルとを結ぶバスの乗り場の横を通った。その時、ホテルで見たあの少女が不安そうな顔で行ったり来たりしているのが見えた。どうやら彼女もここに来たらしい。しかし、少し様子が変だった。

さっきはひじ鉄を食らったが、放っておくのもかわいそうだ、そう思った耕三は通りがかりに、

「どうかしましたか?何か困ったことでも?」

と声をかけた。親切を申し出ても、見知らぬ人と話すことになれていない日本人は無視することも多い、その場合はあきらめても罰は当たらないだろう、そう思って何も言わない少女の横を通り過ぎようとしたとき、

「すみません。日本の方ですか?」

とかわいらしい声がした。

「ああ、そうだけど、何か困ったことでもあったんですか?」

「あの・・・ホテルに帰るバスが分からなくて・・・」

「なんだ、そうだったのか」

耕三は納得した。数年前からディズニーはリゾートホテルを大量に造ったので、今やバス乗り場にはリゾートホテルの名前を書いた乗り場がズラリと並び、それでも書ききれないホテルは付近のホテルのバスが回ることになっている。係員か誰かに聞けばすぐ

に分かるのだが、少女はそれをしなかったらしい。耕三は少し離れた係員を指差して、

「あの係員の人に聞けば教えてくれますよ」

と言った。しかし、少女はいっそう硬い表情になって、

「聞いたんですけど、上手く通じなくて・・、それに、相手の言うことが全然分からなくて・・・。済みませんけど、聞いてもらえませんか?」

と済まなそうにいった。確かに日本人の英語はアメリカ人には聞き難いし、何よりネイティブな英語しか話せない人たちだから、日本人とコミュニケーションを取るのは難しいのだ。

「聞いても良いですけど、良かったら私の車で送りましょうか?覚えてます?さっきホテルで挨拶したんですけど・・・」

「あ、はい・・・ごめんなさい・・・」

どうやら無視したことを謝っているようだ。

「謝らなくても良いですよ。日本人は返事をしない方が普通なんだから。で、送りましょうか?バスを待っててもかなり時間、かかりますよ」

少女は少し考え込んでいたが、やがて、

「はい、済みません。お願いします」

と丁寧に頭を下げた。

耕三は車に少女を乗せるとホテルに向かった。

「ホテルはどこの部屋なの?それともフロントに用事があるならフロントで下ろすけど」

「あの・・・フロントで・・・下ろしてください」

「ああ、わかったよ」

耕三は、部屋まで送られて、部屋番号を知られるのがイヤなのだと思った。少女は車に乗ってもずっとうつむいており、警戒しているのがよく分かった。これだけ警戒されているなら、どうアプローチしても無駄だろう。

余りよく見てはいないが、高校か大学生らしい。ちょっと見た限りではすらっとした美人系の少女だった。

やがて車がホテルの敷地にはいると、少女の顔が更に暗くなった。帰ってきたのだから安心しても良いはずなのに、と不思議に思っていると、

「済みませんけど、一緒にお願いできますか?」

と少女が言ってきた。

「え?どうしたの?」

「あの、ホテルのフロントで部屋を予約して欲しいんです」

「だって、このホテルに泊まってるんでしょ?」

「今朝、チェックアウトしたんです。でも、帰りの飛行機はあさってだから・・・」

「荷物はどうしたの?」

「チェックアウトしたときにフロントに預けたんです」

「何か訳ありっぽいね。分かった。今は何も聞かないよ。でも、名前くらい聞かせて。予約するのに必要だから」

「間部沙織です」

「俺は三谷耕三、よろしく」

耕三は、車を玄関の前に置いたままフロントに行って、今日と明日の部屋の予約を頼んだ。しかし、全室予約でいっぱいだという。今日キャンセルした彼女の部屋があるはずだと食い下がると、番号を調べて、それも既に売れていると言った。

沙織は無表情だった。まるで、事態を理解することを拒否しているかのようだった。耕三はとりあえず預けてあった沙織の荷物を受け取り、自分の車に載せると、ホテルのラウンジに座って飲み物をオーダーした。沙織は無表情でとぼとぼ付いてくる。

「どうする?どこか他の所に行って部屋を探してみる?」

「他の所って言うと?」

「他のディズニーリゾートとか、外にあるホテルとか」

「日本語、通じますか?」

「ディズニーだったら、不自由はあるだろうけど誰か日本語のできる人はどこかにいるから、探せばいずれは通じると思うよ。でも、外のホテルはダメだろうね」

「見つかるでしょうか・・・」

「ディズニーだったらこのホテルからでも探せるはずだよ。待ってて、探してくる」

耕三はそう言うと、再びフロントに行った。

しかし、しばらくして帰ってくると、

「どこも満員だって。スイートルームなら空いてるって言うところもあったけど、3泊以上しないと予約そのものができないんだって」

と言った。沙織はいよいよ暗い顔になった。

「私、英語がダメだから、英語しか通じないホテルには泊まれない・・・」

「大丈夫だよ。何とかなるさ。自信を持たなきゃ」

「ありがとうございます。でも・・・」

「電話番号、教えるから、いつでも電話してくれれば何でもしてあげるよ」

「はい・・・、でも・・・お金もあまり余裕ないし・・・」

沙織はとても不安そうだった。

 

仕方がない、ダメ元で最後の切り札だ。

「怒らないで聞いてね。ちょっとだけだから。あのね、良かったら俺の部屋に泊まらない?それならお金もいっさいかからないよ。俺は今日仕事のセミナーが終わってあさってまで飛行機の関係で一人だから迷惑じゃないし、連れがいれば楽しいから」

沙織は全然驚かなかったし、怒りもしなかった。どうやら、そう言われることをある程度予想していたようだ。しかし、さすがにすぐには返事をしなかった。それから、じっと考え込んでいたが、5分近く経って、やっと、

「お願いします」

と小さく一言だけ悲しそうに言った。沙織が考え込んでいる間、耕三はじっくりと沙織を観察していた。身長は160センチくらいで、ほっそりとしているが膨らみは十分だし、プロポーションも良い。髪はセミロングで細いあごにぱっちりとした目が魅力的だった。

「それじゃぁ、どこかのテーマパークにでも行こうか?気分転換しなきゃ、やってらんないでしょ?どこか行きたいところはある?」

沙織は少し考えていたが、耕三にせかされて、小さな声で、

「MGMスタジオに・・・」

と言った。

「よし決まった。そうしよう」

耕三は沙織を連れて立ち上がると、車を出してMGMスタジオに向かった。かわいらしい少女の連れがいるのなら、一日券$50も惜しいとは思わなかった。バックステージツアーを見て、インディージョーンズを見終わる頃には沙織の表情にも少しずつ明るさが戻ってきた。

そして、マペットショーを見て「ノートルダムの鐘」のミュージカルを見終わる頃には、ごく普通の少女の笑顔に戻っていた。その間に、沙織は少しずつ自分のことを話し始めていた。沙織は高校2年生で、仲の良い友人と二人で冒険旅行をかねて日本から来たこと。その友達は英語がペラペラだったので、今まで全部任せきっていたこと、昨日の夜に大げんかをして、彼女はホテルの部屋をキャンセルしてどこかに行ってしまったこと、あさっての飛行機のチケットはそのままなので、明後日の朝、空港で会うことになっていることなどを話した。

二人は夕方6時からのパレードを見てから、ホテルに戻って食事をした。食事の間は少し気分が晴れたようで、たまには笑顔を見

せていた沙織も、食事が終わって部屋に入ると、さすがに沙織は居場所が見つからないようで一気に暗い顔をした。

「沙織ちゃん、荷物を置いたら先にシャワーを浴びておいで。俺はちょっと車に荷物を取りに行ってくるから。すぐに戻るよ」

「はい」

耕三は別に車に用事など無かったが、沙織が着替えを取り出すときに耕三が隣にいると嫌がるだろうと思って気を利かせたのだ。部屋を出ると、外の芝生でゆっくり一服する。

たばこを2本吸ってから部屋に戻ると、沙織はバスルームに入った後だった。小さな水音が聞こえてくる。

耕三は、今沙織に手を出すつもりはなかった。それではあまりに横暴だと思った。しかし、シャワーから出てきた沙織を見た途端、一気にその気持ちが揺らいだ。濡れた髪を掻き上げながら大きなTシャツだけの姿の沙織はぞくっとするほど色気があった。

高校生と言えばそうかもしれないが、今の沙織は大学生でも十分通じるほど大人っぽく見えた。特にプロポーションがすばらしい。ぷくっとふくれた胸、締まった腰、Tシャツから伸びたすらりとした足、まるでテレビに出てくるような美人だった。その身体とまだ高校生の顔立ちとはミスマッチだったが、それがまた耕三をそそるのだった。

「それじゃ、次にシャワーを浴びるね」

耕三は自分の視線を悟られないように慌ててそう言うと、シャワーを浴びるためにバスルームに入った。沙織の出たばかりのバスルームはいいにおいがした。

耕三は角度を持ち上げてきた肉棒を沈めるかのように、少し時間をかけてシャワーを浴び、着替えて部屋に戻った。

沙織は応接セットに座ってガイドブックらしいものを読んでいた。

「何か飲むかい?一通りは買ってあるんだ」

耕三がそう言いながら、買いだめてあった飲み物が入っている冷蔵庫から自分用にビール、沙織にオレンジジュースを出そうとすると、

「あの・・・、ビール、飲んでも良いですか?少しだけ・・・」

と沙織が言った。

「ああ、良いけど、飲めるの?」

「ちょっとだけ。ごくたまに、親の分をもらって飲むくらいですけど」

「まぁ、良いさ。苦くて嫌だと思ったらオレンジジュースがあるからね」

「三谷さん、そう言われるとオレンジジュースなんて飲めないじゃないですか」

沙織は何とか無理に元気を出した、と言う感じで、ぎこちない笑顔を作っていった。

「そうか、ごめん。でも、よかったら名字じゃなくて、名前で呼んでくれると嬉しいんだけど?」

「はい・・・・わかりました・・・やってみます・・・・」

今まで笑っていた沙織は一気に表情を暗くした。しかし、耕三とゆっくりビールを飲み始め、少しずつ会話が弾んでくると、ゆっくり笑顔が戻ってきた。

「良かった。沙織ちゃんが笑ってくれて。このまま泣き顔だったら、どうしようとか思ってたんだ。夜中にベッドの中で泣いてたら・・・。でも、もう大丈夫だね」

「さびしくて泣くの?、私が?それなら、耕三さんの布団に潜っちゃおうかな?」

少しアルコールが回ったのか沙織は明るくけらけら笑った。その笑顔は天真爛漫で、汚れのないものだった。

耕三は一気に仕掛けることにした。

「それじゃぁ、沙織ちゃん、そろそろベッドに入ろうか」

耕三が立ち上がるとき、ちょっと沙織がバランスを崩した。

「あ、酔ったのかな・・・あんっ」

耕三は沙織を抱き上げると、そっとベッドに下ろした。そして、そのまま顔を近づけながら沙織の髪を撫でる。

「沙織ちゃん、かわいいよ。会えて嬉しい。このままそばにいても良い?」

そう言いながら髪を撫でている指で首筋に微妙な愛撫を加え始めた。沙織にはそれが何を意味するのか分かっていた。

「こ、耕三さん、ダメ・・・・ダメよ・・・・・今日、会ったばっかりなのに・・・」

沙織の言葉は嫌がっていたが、どこか本気ではないような気がした。耕三が更に顔を近づけていくと、スッと横を向いて逃れようとする。

しかし、その顔をこちらに向けると、素直に目をつぶってきた。

小さな唇を耕三の方に向けるとゆっくりとキスをする。最初沙織は全く反応しなかった。しかし、丁寧にキスを繰り返していると、少しずつ沙織の唇が反応を始め、更にそっと舌を入れていくと、ためらいながらも舌をツンツンと合わせてきた。それは、迷っているのか恥ずかしいのかは分からなかったが、明らかに受け入れるサインだった。

 

耕三は首筋に唇を移動させながら、ゆっくりと手のひらでTシャツの膨らみを愛撫し始める。すると、思った以上に敏感に沙織の身体は反応した。

「ああっ、だめ、・・・待って、イヤ・・今されたら・・・」

「どうして??大丈夫。大切にするから、安心して良いんだよ」

「あぁ、だめ・・・いやん、み、三谷さん、はん、それは・・・・・くっ」

「感じてくれてるんだね。嬉しいよ。優しくしてあげるから」

「はぁぁぁ、そんなに丁寧にされたら・・・・はん、身体が・・」

沙織は必死に我慢している、と言う感じで体を固くして愛撫に反応しまいとしているようだった。耕三は、沙織が本当は嫌がっていないと言うことに気が付いていたが、それではなぜ嫌がるのかは理解できなかった。だから沙織には残酷な愛撫を、更に丁寧に加え続けた。

「いやぁ、耕三さん、だめ、いやぁ、もう許して・・・もう、本当に・・・はあんっ、クッ、もう我慢できなくなる・・・だめ、許して・・」

沙織は身体を左右に振って耕三の愛撫から逃れようとした。しかし、耕三は細い身体の両側から愛撫していたので、膨らみをなで続ける手は同じペースでぷくっとした膨らみを逃がさなかった。

 

「ああっ、もうだめ、もう我慢できないッ、はうぅぅ、耕三さん、もう、だめです。あああっ、許してっ、早く、するならしてっ、ああっ、耕三さん、早くぅ、先生ッ、早くぅっ」

沙織は身体をのけぞらせながらうわごとのようにおねだりをした。耕三が両手にすっぽりと入った膨らみをキュッと握り、また優しく撫で、更に揉み込み始めると、とうとうその感覚に沙織は飲み込まれていった。

「はあぁぁっ、だめぇっ、もう我慢できないっ、いやぁッ、いやぁ、はうぅ、くぅーーーーっ、いじわるぅっ、もうっぅ、こんなことばっかりっ、いじわるぅ、ああぁぁ、はぅぅ、先生っ、それなのっ」

沙織はしばらく耕三の愛撫に夢中になり、Tシャツの上から優しく胸を揉まれながら、嫌がり、そして喜んだ。しかし、耕三は先ほど沙織が口走った『先生』という言葉が頭に残っていた。沙織自身は気が付いていないらしいが、確かに口走った言葉だ。耕三との関係をどう考えても、そんな言葉が出てくるはずはなかった。

「沙織ちゃんの彼って、先生だったの?」

しばらく乳房の弾力と沙織の反応を楽しみ、その愛撫に沙織も満足した頃、そっと耳元でささやいてみた。

「え?・・・・そう、・・・私、夢中になって言っちゃったんですね・・・他に何か言いました?」

上気していた沙織の顔は、一気に沈んだものになる。

「ううん、特に他には何も。でも、よかったら・・・」

そう言いながら耕三は沙織を抱きしめた。耕三に抱かれていると、なぜか少し安心することができた。そのまま耕三はゆっくりと首筋や背中を愛撫してやる。

「あん、そんなにされたら・・・・感じちゃう・・・・」

沙織は耕三の腕の中で少しだけ嫌がった。しかし、それはもう、腕の中から逃れるためのものではなく、どこか甘えているような仕草だった。耕三は、愛撫をソフトなものに変えて、

「何か話したそうだね。良いよ。聞かせてちょうだい。沙織ちゃんのこと、今は何でも知りたいんだ」

と囁いた。沙織は気持ちよい愛撫に包まれて心が落ち着いてきたようだ。耕三の胸に顔を埋めながらゆっくり話し始めた。

「三谷さん、せっかく私のことを名前で呼んでくれてるのに、私がなかなか三谷さんの名前を呼ばないのは・・・・、あのね、同じ名前なんです。彼と」

「そう、その人もコウゾウって言うんだ」

「字は違うけど。だから今日出会ったときのことを考えるとびっくりしちゃって。でも、良いかな?困っている私を助けてくれた人だし、名前も運命的だしって。だから、私、この人とならどうかなっても良いかなって思ったんです。私がシャワーから出てきたとき、びっくりしたでしょ?目つきが変わりましたもんね。あれ、わざとだったんです。挑発するつもりはなかったけど、私に近づいて欲しかったから」

「でも、嫌がったね。どうして?」

「だって、いきなりなんだもの。それに・・・」

「どうしたの?」

「あの・・・少し・・・とっても・・・感じちゃったし」

沙織は小さな声で付け足した。

「そんなに感じるほどしてないよ」

「わかんない。久しぶりだったからかな。でも、あんなに優しくされたこと、ほとんどないから。いつも急いでたから」

そこまで話すと、沙織は手を伸ばしてきて耕三を抱きしめた。

「ごめんなさい。名前で呼ぶのはイヤじゃないんだけど、どうしても同じ名前だとイメージが重なっちゃって。他の呼び方じゃだめですか?」

「良いよ。名字以外なら、オッさんでも、コウちゃんでも何でも。沙織ちゃんの好きな呼び方で良いよ」

「でも、似た名前もできれば・・・・、あの、もし、良かったら、おじさまって呼んで良いですか?まだおじさまって呼んだら失礼かな?」

「いいよ。それで」

「良かった。一度、呼んでみたかったんです。嫌じゃないですか?」

「全然。そう呼ばれてみるのも良いかもしれないね」

「よかった。お・じ・さ・ま。ふふっ。おじさまなら・・・許しても・いい・・・わ・・優しく・・・して・・でも、そっと」

沙織は耕三に身体を寄せてきた。それを受けて、耕三はいよいよ本格的に沙織の身体の探検を始めることにした。

再びゆっくりとキスをする。今度のキスは、これから始まることを予感させるようなねっとりとしたしつこいキスだった。しかし、沙織は嫌がらずにおとなしくそれに従った。耕三の唇は、そのままゆっくりと首筋に下がっていく。

「はあっ、くうぅ、くん、くはぁっ、はうぅ」

首筋で既にかなり感じているらしく、沙織は何度も身体をくねらせて愛撫に耐えた。

「ここ、感じるの?」

「息を・・・息をかけられると・・・はあっ、とっても・・・・」

「それなら、こっちはどうかな?」

耕三は再びTシャツに包まれた膨らみを愛撫し始めた。沙織はすぐに反応し始め、ほんの数分の間に先ほどよりも感じるようになっていった。

「いやぁ、だめぇ、おじさまぁ、もう、もう、いやぁ、これ以上しないでぇ」

「やめた方が良いの?もう終わりにしたいの?」

「そんなこと・・・・いやぁ、だめぇ」

「どうして欲しいの?おねだりしてごらん」

「だめ、いましたら・・・・、嫌われちゃうから」

「どうして?そんなことないよ。言ってごらん」

「だって・・・はうぅ、もう・・・・我慢できない・・」

「どうして欲しいのがかちゃんと言いなさい」

「はい・・・・。して・・・入れて・・・下さい」

沙織はいきなり挿入をねだってきた。耕三は予想外の展開に驚いたが、ここは受け入れる以外に方法はない。

「それじゃぁ、脱がせて上げるから、して欲しい格好になりなさい。いいね」

耕三はゆっくりと寝間着代わりの大きなTシャツを脱がせ始めた。

きめの細かい肌が現れ、まもなくピンク色のブラジャーに包まれたツンと尖った二つの膨らみが姿を現した。カップの先端にはうっすらと小さな突起が現れており、沙織の身体の状態を正直に告白していた。『ゆっくり焦らしながら全部を脱がせたかったな』そう思ったが、沙織がすぐに挿入を求めてきたのは、元はと言えば耕三が焦らしすぎたのが原因なのだから文句は言えない。

沙織は何も言わずにじっと目をつぶっている。Tシャツを脱がせた耕三がフロントホックに手をかけると、一瞬ぴくっとして両手で胸を押さえかけたが、すぐに沙織は手を下ろした。

パチッと小さな音がすると、寝た姿勢なのに三角に尖ったかわいらしい乳房が現れた。二つとも真っ直ぐに上を向いており、高さは少し低く、先端の色づきがとても薄く、幼いのに驚いた。

まるで小学生か中学生の乳首のように、薄い色の回りの中心にぽつんと小さな先端が尖っている。その可憐な姿と見事なプロポーションのミスマッチが耕三を夢中にさせた。

すぐにでも両手で悶え狂わせたかったが、今は脱がせると約束した手前、することはしなければならない。スッときれいに広がった腰を覆っているブラジャーとお揃いのセミビキニのパンツに手をかけると、沙織はほんの少しだけ腰を浮かせて協力した。ゆっくりと下げていくと、小さな火炎型の茂みが現れてきた。まだ発達中のそれは、一番濃いところでも奥の秘部が見えてしまう。足を閉じていても中心部に隙間ができているので、その奥にある秘唇から小さな唇と秘核がそっと顔を出しているのが分かった。

「いや、あんまり見ないでおじさま、・・・」

耕三の手が止まったので、沙織は目をつぶったまま少し腰をくねらせてだだをこねた。

「それじゃ、して欲しい格好をしなさい」

パンツを脱がせながら耕三は、沙織が自分から足を開く姿を期待してそう言った。そして、一度ベッドから降りると、自分も全裸になる。

耕三がベッドから一度降りたことを察した沙織は、

「そっとしてくださいね」

そう言うと、体を起こしてから反転させ、自分から四つんばいの姿勢を取って手を付き、尻を突き出した格好をした。耕三はいきなりバックからの挿入を求められて再び驚いた。そして、沙織がそのスタイルを好きな理由を探ってみたくなった。

全裸で四つん這いになって静かに愛される時を待っている沙織の横に膝立ちになると、

「すぐに入れるかどうか確かめてからね」

そう言って、尻からゆっくりと指を滑らせ、きれいな背中に舌を這わせた。

「はうぅぅっ、はあんっ、だめエッ、早くぅ、おじさまッ、大丈夫だからぁ、ああん、もう我慢できなくなって・・・、分かって、はぁぁぁッ、指でされたら・・・はあんっ・・・だめぇ、あんっ・・はやく中に・・・してっ」

沙織は四つんばいの姿勢のまま体をくねらせて激しく悶えた。我慢できないと言う言葉の通り、沙織の身体はくねくねと動いて快感が体の中を駆けめぐっていることを白状する。

「一度中の濡れ具合を確かめてからね」

そう言うと、耕三はそうっと指を秘核の回りや秘口の入り口に這わせた。秘唇の潤いは十分なようだ。更に、秘核はかなり大きく尖っており、一人上手が好きらしいことを予感させた。

「はううぅっ、ああん、だめぇ、はずがしいッ、指でされると、あああっ、そ、そこッ、ダメッ、はうぅ、す、すごいーーっ」

沙織は激しく感じながらも自分から上手に腰を動かし、耕三があまり指を動かさなくても最適な愛撫ができるようにしていた。どうやら、この姿勢でのセックスに慣れているようだ。

更に耕三がゆっくりと指を秘口に入れていくと、

「くぅぅぅぅぅっ、ゆ、指っ・・・・はあぁぁぁっ・・・・ダメッ、我慢できないっ」

そう言いながら可愛らしい尻を小刻みに振る。

「もっと足を開かないと、ちゃんとできないよ。足を開きなさい」

「はあっ、だって、はうぅ、こんなに・・・・すごくて・・・ああぁぁぁ」

沙織は激しく悶えながらも、何とか足を開いて挿入に耐える姿勢を作った。

「指とオチンチンとどっちが好きなの?」

「そ、それは・・・、はん、はぅぅ・・・」

「言わないと、やめちゃうぞ」

「いやぁ、だめぇ、・・・・・・あの・・・・はやく・・オチ・・・オチンチンがいい

沙織は恥ずかしさで顔を枕にすっぽりと埋め、小さな声で白状した。その間も尻は可愛らしく動いている。

そして、その動きは肉壁に尻の小さな動きからは考えられないほど、大胆な動きを与えていた。指はたっぷりとした潤いの中で、何度も大きくザラッと肉壁に撫で上げられている。耕三もだんだん我慢できなくなってきた。

耕三は指を抜いて沙織の後ろに回ると、挿入の体制を作った。肉棒の先端を秘口の辺りにあてがう。すると、沙織は悶えながらも自分から腰を動かして位置を修正した。

「ああっ、そ、そこ、そのままっ」

沙織はそう言うと、息を整えるために深呼吸して、ゆっくりと腰を後ろに下げ始めた。

「う、ううぅぅっ、は、入ってくる・・・はあっ、ああああっ、だめ、おっきい、おっきくて・・・・す、すごいッ、ふ、太いッ」

沙織は自分から迎え入れて何とか肉棒を2/3ほど納めた。

「はああっ、ああん、あん、はあっ、だめ、う、動けません。おっきすぎて・・・・おねがい・・・・して・・・」

沙織は巧く腰を動かせないもどかしさを伝えるように、尻を小さく振りながらおねだりをした。どうやら沙織はバックからが好きなだけでなく、女性の方から積極的に尻を振って肉棒を愛する方法を教え込まれているようだ。

耕三自身はそれまで何もしていなかったが、それでも沙織が細かく尻を動かすだけで、肉壁は暖かく、そして強く、肉棒を擦り上げている。沙織の仕草は経験豊富な女性のようだったが、その肉壁はまだ新鮮で、襞ひだがはっきりと分かるくらいだった。

しかし、このままでは沙織の身体を支配することはできない。耕三は、小刻みに揺れている小さな腰を両手でつかむと、ゆっくりと何度か出没してやった。

「ああああああっ、いいっ、はぅぅぅぅぅっ」

それまで顔を枕に埋めてあえいでいた沙織が、我慢できない、と言う風に両手を突っ張って四つんばいの姿勢で伸び上がる。

「どうなの?」

「あああぁぁぁ、くぅぅ、はうぅぅぅぅっ、ああああっ」

沙織は何度も伸び上がり、まるで耕三から逃げようかとしているかのように身体を前の方にずらそうとするが、耕三はがっしりと腰をつかんで肉棒を送り込んでいるのでどうすることもできない。

「どうなの?言いなさい」

「はあっ、あうぅ、はう、ああぁっ、そこっ」

耕三は動くのを突然やめた。

「いやぁっ、やめちゃいやっ」

「言わないからだよ。聞こえてるでしょ」

「いいの、すごいの。こんなの・・・初めて、ああぁぁ、また我慢できなくなってきた。ううぅ、はあああ、早く、早く動いて・・ください。もっと・・・・して」

沙織は耕三の肉棒に夢中になった。まだ激しく出没していないのに、挿入部から強烈な快感が生まれてくる。これほどの経験は今までしたことがなかった。そして、旅先だけの関係という状況が沙織を一匹の雌に換えていった。

「そう、それじゃぁおねだりができたごほうびだよ。ほうら、感じてごらん」

耕三は再び出没を開始した。

「あああーーーーっ、はああっ、はん、はう、はああっ」

沙織は再び快楽の泉にたどり着く。耕三の肉棒に悶える沙織は堪らなく可愛い。それを見て、耕三は少し沙織をいじめてみたくなった。

「沙織ちゃん、先生とは何回位したの?」

「いやぁ、そんなこと、今言わないで。ああぁぁーーー、くぅっ」

「いわないの?それなら・・・」

耕三は肉棒を入れたままの姿勢で動きを止める。

「いやぁ、そこで止めちゃだめぇ、あん、深いの、ああ、だめ、止まらない。見ないで。いやぁ、もっとう」

肉壁は沙織の意志に忠実に液体を吐き出しながらなめらかに肉棒をしごき上げる。沙織は更に大胆に腰をくねくねと動かし、自分の肉壁で肉棒をしごいて快感を得ようとするが、所詮出没にはかなわない。

沙織は必死に腰をくねらせながらも焦れったい官能の炎に身を焦がしていった。

 

「ほうら、早く言った方が良いよ。そうすれば最高にして上げる」

「じゅ、10回くらい・・です。あ、ああっ、きた、いいっ、ああああああーーーーっ」

耕三が動いてやると再び沙織は身体をそり上げて喜ぶ。

「どこでしたの?」

「ああん、はう、はうぅぅ、最初は先生の部屋。くうぅぅうぅっ、ああああっ、でもぉ、あとはあっ、はう、いや、やめないで、ううぅぅぅぅ、学校の、社会科準備室ぅ」

それを聞いて、『いつも急いでいた』と言った沙織の言葉の意味が分かった。学校ではゆっくりセックスする時間など取れるはずもない。教師の方は何とか時間をやりくりすることはできても、沙織はそう何度も抜け出すわけには行かないからだ。

学校で秘密を守りながらセックスを楽しむとすれば、かなり知恵を絞らなくてはならないだろう。

「社会科準備室のどこでしたの?」

「ああん、もう、許して・・・、いや、そのまま止めないで・・・・、いやぁ、また我慢できなくなるからぁ」

「言いなさい」

腰を止めた耕三が更に追求する。

「はぁ、はぁ、準備室に、古いソファが置いてあって、そこで・・。だから、後ろから・・は、早く下さい・・・おじさまぁ・・ああん・・・我慢できないのぅ・・・もっと・・・欲しい・・」

官能の炎に身を焦がされながら、沙織は尻を振ってねだった。

「ソファに反対向きに膝で立って、後ろからされたの?服は着たまま?」

耕三は非常にゆっくりと肉棒を出没させ、沙織を予感のまま焦がし続けて質問を続けた。焦らされ、感じさせられを繰り返した沙織の肉壁はもうヒクッ、ヒクッと時折小さな痙攣を起こしており、もういくらも持たないことを教えていた。可愛らしい腰は大胆にグラインドしており、沙織が夢中になっていることをはっきりと教えていた。

「そ、そう。パンツだけ脱いで、あとはそのまま、服とブラのボタンだけ外して、うっ、あぁ、もう、もう我慢できない、すごいの、もう、何か壊れちゃいそうなの、このまま、ああん、早く続けて・・・」

「そうなんだ。それじゃ最後の質問だよ。いったことはあるの?」

「あうぅ、良く・・わかんない。けど、全部今よりも下。これが一番なのぅ。あああっ、それ、すごいッ、身体中が、もう、もうダメッ、お願いッ、このまま連れてってーっ」

沙織は恥ずかしさで堪らなくなり、快感の中に逃げ込もうとした。耕三はその期待に応えるために、そのまま肉棒を深々と何度も高校生の瑞々しい身体の中に中に打ち込んだ。それは沙織の身体に沙織の期待する以上の快感を与えた。それからまもなく、沙織の身体は激しい声と共に硬直した。

「くぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーっ、ううっ・・・ううぅっ、・・・・ううっ」

耕三が動きを止めると、ビクッ、ビクッと肉壁が痙攣を繰り返しているのがよく分かる。しばらくはその動きを楽しんでいたが、耕三自身はもう少しだったので、すぐに第二ラウンドに入ることにした。

肉棒を抜くと、沙織の身体はどさっとベッドに沈み込んだ。激しく息をしながらも体中の力が抜けてしまったようで、全く動けないようだ。その沙織の細い身体を裏返しにすると、足を大きく開いて持ち上げた。沙織の目は大きく見開かれ、自分の液体でぬらぬらと光ってそそり立っている肉棒に釘付けになっている。そのまま位置を決めると、正常位で挿入する。

「はあああっ、ダメッ、今はダメッ、いきなり二回目なんてぇ」

敏感な時にいきなり挿入された沙織は最初痛がった。しかし、しばらくじっとしてからゆっくりと耕三が出没を始めると、次第に身体に快感が沸き起こって全身を包んでいく。

「ああっ、まだできるの、す、すごいッ、おじさまッ、あああっ、たまらないッ」

耕三は仰向けで大きく開いた沙織の足を高く持ち上げ、膝が肩に触れるくらいのまんぐりがえしにすると、膝立ちで挿入しながら、

「ほうら、見てごらん」

と沙織に小さく畳み込まれた身体の挿入部を見せた。

「ああああっ、入ってる。太いのが刺さってるぅ、いやらしいッ」

沙織は自分の声に興奮しているようで、肉壁が再び狭くなってきた。耕三はいよいよ大胆に出没を繰り返し、一気にスパートをかけた。

「あああっ、はあああっ、だめっ、もう、ああああっ、ああぁぁーーーーっ」

最後に耕三は、三角に尖っている沙織の乳房を揉み込んでやった。途端に細いあごが大きく反り返り、肉壁がぎゅっと締まってくる。その動きで耕三はフィニッシュを迎えた。しかし、沙織が安全日かどうか聞いていないので、とりあえず外に出すことにする。耕三が引き抜いたとき、沙織は二度目の絶頂を迎えていた。硬直している沙織の口元に素早く肉棒を持っていき、ドクドクッと白濁した液体を注いでやる。

「う、ううっ、ううっ、うーっ」

沙織は歯を食いしばって絶頂に耐えていたので、最初は白い液体が口元から流れるだけだったが、やがてゆっくりと口を開けると残った液体を飲み込み、ぺろっと周りを舐めてから優しく肉棒をしゃぶってくれた。その間も、時折細い身体はぴくっと痙攣を繰り返していた。

しばらく沙織はぐったりとして、激しい息を繰り返していた。耕三は息が整うと、ゆっくりと細い身体を引き寄せ、優しく髪を撫で始めた。

「素敵だったよ」

「す、すごかった。あんなになるなんて・・」

「嬉しいよ。受け入れてくれて。とっても気持ちよかった」

「私、巧くできなかったみたい」

「そんなことないよ。そんなに経験が少ないないなんて・・・」

「でもおじさま、あんな風にして言わせなくても、普通に聞けば言ったのに」

少しだけ沙織は不満そうだったが、既に完全に満足した身体は何にもまして最高の時間を沙織に与えていた。

「ごめんね。あんまりかわいかったから、ちょっと意地悪したくなっただけだよ。忘れてくれると嬉しいな」

「うん、そうする。まだ聞きたい?私と彼のこと」

「話してくれると嬉しいな」

耕三は優しく沙織を抱き寄せ、全身を愛撫しながら時折短いキスを繰り返した。沙織は、今なら何でも話せるような気がしていた。

「あのね。最初は私が何度も孝造さん、ううん、彼の所に質問に行ってたの。ちょっと、って言うか、本気で好きだったから。そうしたら、ある日彼がデートに誘ってくれた。とっても嬉しかった。たぶん、一番幸せだったんじゃないかな、あのころ。3回目のデートでキスして・・・しちゃった」

「結構積極的なんだね」

「毎日学校で顔を合わせるのよ。だからデートできる日が待ち遠しかったな。だから、3回目のデートまではすごく長く感じたの。毎日毎日が長かった」

沙織は耕三に抱かれ、腕の中で安心していた。抱かれているととても安らかな気持ちになる。耕三の胸に耳を押し当て、心臓の音を聞きながら沙織はゆっくりと話し続けた。なぜか全然後悔していなかった。それどころか、やっとここまでたどり着いたという感じがしていた。

沙織の話はこうだった。教師は沙織をものにするまでは紳士らしく振る舞った。大人の振る舞いに沙織は夢中になった。そして求められたとき簡単に身体を許してしまった。しかし、沙織は秘密の恋をするには純粋すぎた。時折何かと理由を付けては教室を抜け出し、社会科準備室に押し掛けてあわただしく愛された。二人が一緒にいる時間は短かったが、沙織は幸せだった。そして授業中でも熱いまなざしで教師を見続けた。それが同級生に感づかれないわけはなかった。あっという間にうわさが広まって、職員室にまで伝わるのに時間はかからなかった。

自分の地位が危ういと知った教師は簡単に沙織を捨てようとした。

しかし、沙織は体育をさぼったり、教師が1時限目に準備室にいるときにはわざと1時限目をさぼって準備室に忍び込んだ。そして短い時間ながら、教師の興味をもっと自分に引きつけようと求められるままにパンツを脱いだ。

耕三が知った沙織の身体はそうやって教師に開発された結果だったのだ。教師は沙織をソファに向こう向きに座らせ、スカートを捲り上げて挿入し、自分はただ立ったままで沙織の方に動くように教えた。もうすぐ家に来ても良いから、と言う言葉を必死に信じて沙織は何度もソファの背もたれを噛みしめて声を殺しながら、必死に教師を満足させようと腰を振った。

しかし、結局沙織はあきらめることになった。それは、その教師が他の生徒にも手を出していることを知ったからだった。沙織の高校はオープンクラス制なので、毎時間クラスの生徒が入れ替わる。

ある時沙織は、その教師に特別のまなざしを送っている同級生がいることに気が付いた。その生徒はかなり気を遣っているようで、他の生徒は気が付いていないようだったが、沙織は一瞬でそれを見抜いた。そして、その生徒が抜け出した後をそっと付けたところ、社会科準備室に入っていくのを確認した。愕然として立ちつくした沙織にはそこで何が行われているかは十分に知っていたが、それでも確かめないわけには行かなかった。

そっと近づいて耳を澄ませて・・・・聞いてしまった。隙間からかすかに漏れてくる、あのすすり泣くような声を。ドアの隙間からそっと覗くと、教師が椅子に座り、制服を大きく捲り上げられて乳房が露わになっている女子生徒が正面から跨り、貫かれているのが見えた。その様子から一度や二度の関係ではないのが明らかだった。

沙織はほんの2時間前、わざと遅刻した振りをして1時限目にその教師に貫かれたばかりだった。貫かれた後、教師の肉棒をひざまづいて舐めている沙織の髪を優しく撫でて貰ったばかりだった。その瞬間、何かが沙織の中で壊れた。

その日から沙織は学校では勤めて自然に、少し明るく振る舞いながらも、心が凍り付いているのをどうしようもなかった。そんなときに親友の知子が沙織にオーランド行きを提案してきた。沙織があまりに沈んでいるのを見かねて、気分転換には一番だと明るく誘う知子の言葉は沙織に涙が出るほど嬉しく響いた。そして夏休みに入ってから二人でここに来たのだった。

最初は楽しくて、嬉しくて、最高の旅行だった。しかし、昨日の夜、沙織がふとある男子生徒に優しい声をかけられたことを知子に伝えたとき、破局は突然訪れた。沙織自身は傷が癒えていないときに声をかけられても応じるつもりはなかったし、知子にもそう言ったのだが、その男子生徒に密かにアタックを繰り返していた知子にはショックだった。

知子が何度もクッキーを焼いたりマスコットを作って持っていったときは、なかなか色好い返事がもらえなかったのに、その男子はそんな知子を放っておいて沙織に何度も電話をかけ、下校途中にも声をかけたりしていたのだ。

その沙織の話を聞いた瞬間、知子はこの前やっと貰った『今度沙織さんと一緒なら遊びに行っても良いよ』と言う返事の言葉の意味を悟った。知子はあくまで沙織の親しい友達だったからこそ、プレゼントを受け取ってもらえたのだ。何のことはない、ピエロは知子の方だった。

それを知らずに沙織に親身になって相談に乗り、励まし、ディズニーワールドまで連れてきて通訳までしていた自分の馬鹿さ加減を呪った知子は、突然沙織の前から消えてしまった。部屋を突然キャンセルし、沙織を放り出すことで、沙織に復讐したのだ。沙織が英語をほとんど話せないのは先刻承知の上だった。沙織には、そんな男子よりも知子の方が何倍も大切だと言っても、頭に血の上った知子は聞こうとしなかった。挙げ句には『泥棒猫』とまでののしって去っていった。

耕三が現れたのはちょうどそう言うときだった。自分の英語が全く通じず、相手の言うことは全然聞き取れず、自分がいかに無力で、何もできないかを思い知らされ、何かが起こっても何もできない自分であることを目の前に見せつけられた沙織には、危ないとは知りながらも耕三に声をかける以外に方法がなかった。

今、耕三の腕の中で静かに泣いている沙織の背中を優しく撫でながら、耕三は沙織との出会いの不思議さに驚き、短い時間だが沙織をたっぷりと愛してやることにした。そして今は気の済むまで沙織に泣かせてやった。それからしばらくすすり泣く沙織の涙で耕三の胸はびしょびしょになったが、今の沙織にはそれが必要だと思い、静かに背中をさすり続けた。

沙織が落ち着いたのは、30分近く経ってからだった。

「・・ありがとう・・おじさま、がっかりした?こんな話」

「どうして?嬉しかったよ。話してくれて」

「私のこと、あきれた?すごいことしてるでしょ?」

「人を本気で好きになることがすごいこと?普通なんじゃないの?」

「私、学校の先生となのよ」

「あんまり自分を責めるんじゃないの。相手の地位や職業を選んでから恋愛に入るなんて、何かずるい感じがして・・・。沙織ちゃんの心が純粋なのがよく分かって嬉しかったよ。その分を少しでも分けてくれると嬉しいな。俺も今は好きになってるから」

「こんなに簡単に裸になる女なんて、と思ってない?」

「何言ってんの。沙織ちゃんの方こそ、人の弱みにつけ込んで、無理やりされたって思ってない?」

「それはない。私、本当はおじさまに優しくして欲しくて。だから・・」

「大丈夫。飛行機の出発ゲートまでちゃんと送っていくから。心配しなくて良いよ。残った時間は沙織ちゃんの笑顔のために使うことに決めたんだから」

「ほ、ほんとうに??」

沙織は小さな声で確認した。今、一番欲しいのは安心できる相手なのだ。

「信じて良いよ。約束」

そう言うと、耕三は沙織の身体を抱き直し、ゆっくりとキスをした。舌が沙織の口の中に入ると、最初は控えめに反応していた沙織の舌も、次第に大胆に耕三の舌に絡まってきた。やがてそれは耕三が驚くほど積極的に激しく絡んできた。そして、耕三の手がすべすべとした背中をはい回ると、キスをしながらも熱い吐息が聞こえるようになってきた。

沙織は次第に身体が熱く反応してくるのを、素直に受け止めるようになっていた。日本から1万キロ以上も離れたベッドで自分がこんな事をしているのを不思議に思いながらも、これで自分を縛り付けていた呪縛から解き放たれるのではないか、と言う予感に夢中になっていった。

耕三は沙織を仰向けにして、静かに首筋から再び愛し始めた。今はバックだけではなく、他の世界の喜びも知って欲しかった。沙織はそれを静かに受け入れながら、新しい世界が広がる予感にときめいた。やがて、首筋からゆっくりと胸へと降りていくと、

「くっ、はあっ、くん、ううん」

とかわいい声を出しながら緩く三角に盛り上がった二つの膨らみを左右に振る。

「ああん、おじさま、少しくすぐったいのぅ、あん、そんなにぃ、いやぁ、周りだけじゃぁ、くぅん、くすぐったいんだからぁ、あぁっ、だめぇ」

「くすぐったいのは、まだ経験が浅い証拠だよ。ちゃんと感じるようになるまで我慢しなさい」

耕三は少しずつ頂上に近づきながら、丁寧に沙織を焦らしていった。

「おじさまぁ、早くぅ、ああん、焦らされるのはいやぁ、我慢できなくなるぅ」

「我慢できなくなるまで我慢しなさい」

「そんなぁ、そ、そこ・・・はあん、いやぁ、そんなにしないで・・・」

耕三は中心から円を描くように、じっくりと唇と舌で膨らみを愛していった。沙織の吐息が熱くなってくると反対側に移り、また同じ事を繰り返して少しずつ中心に近づいていく。しかし、それは沙織の期待よりは遙かにゆっくりだった。今まで早く感じて早く受け入れ、早く満足させることしか経験のなかった沙織には、耕三のテクニックはあまりに焦れったかった。

「ああん、おじさまぁ、もう、ねぇ、早くしてぇ」

「どうして欲しいの?」

「早く次をしてぇ」

「次ってなあに?」

「そんなぁ、ああん、もう、そこで移っちゃだめぇ」

沙織は既に両方の乳房が敏感になってきたことに気が付いていた。頭の中は優しく両手でもみ上げられている自分の姿が渦巻いていた。今してもらえば、きっと気持ち良くなれる。しかし、自分からおねだりをしたことのない沙織には、なかなかおねだりをするなどできることではなかった。

「いやぁ、早くぅ、ねぇっ、もう、もウッ、ああっ、だめぇ、ねエッ」

「おねだりのできない子は、徹底的に焦らしちゃうよ」

「いやぁ、おねがいだからぁ、おじさまぁ、ゆるして、ね、して・・・」

しかし、耕三は官能の炎に焼かれ、悶える沙織の美しい身体に夢中になっていた。細いがすばらしいプロポーションの身体が、可愛い声を上げながらゆっくりと左右にうごめいている。たっぷりと焦らす甲斐のある身体だった。

「いやぁ、もう、もう我慢できない、おじさまぁ、早くして、ああっ、もう許して、ね、そこからもう少し・・・いやあ、もっとぅ」

沙織はどうしても自分から恥ずかしい言葉を出さない限りは先に進めないことに納得するしかなかった。

「おじさまぁ、なんて言えばいいの?教えて」

「今、頭の中で考えてる、して欲しいことをそのまま言えば良いんだよ」

「そんなこと・・、いやぁ、それは・・・ああんっ、だめっ」

「だめなの?いやなの?このままがいいの?」

「早く両手で、優しくして」

「優しくって、なあに?」

「手で胸の・・・・乳房を・・・・・優しく・・ウッ・・・握って」

「いいかい、おっぱいを揉んでって言うんだよ。いいね。さぁ、言ってごらん」

耕三は両手を乳房にあてて、クックッと揉み上げる振りをしながら、これからのおねだりの言葉を教え込んだ。沙織はあまりに長く焦らされたので、ゆっくり考えている余裕などなかった。そのまま、言われた通りの言葉を繰り返すしかなかった。

「ああん、おじさまぁ、お、おっぱいを・・・おっぱいを揉んで、ね、あ、あぁぁぁぁぁーーーーっ」

やっと耕三に乳房を揉み上げてもらった沙織は、乳房から吹き上げるような快感に声を上げて大きく仰け反った。耕三はすぐに揉み返さずに、しばらく堅い乳房を揉んだまま沙織がのけぞる姿を楽しむ。そして、耕三が両手をゆるめると、

「はうぅぅ・・・」

と身体をベッドに沈めるが、また揉み上げると、

「はああっ、くうぅっ」

と再び仰け反るのだった。上半身が仰け反っている間、両足はどうしようもない、と言う風に何度も激しく擦り合わされている。その姿がまた可愛らしかった。耕三は、こんなすばらしい少女の身体を、単に制服の上から、それもバックでしか味わおうとしない教師の好みが信じられなかった。何度も何度も丁寧に堅く膨らんだ乳房を揉み上げ、声を搾り取る。

「はぁ、はぁ、はぁ、ちょっと、はぁ、待って、おじさま・・」

「まだだよ。お口でしてないでしょ」

耕三は、息の切れている沙織の幼い乳首を容赦なくくわえ、唇でそっと甘噛みをしながら舌で何度もねぶってやった。

「あああっ、それっ、はあっ、くぅーーーーっ」

再び少女の体が大きく仰け反り、足が激しく擦り合わされる。今まで乳房を丁寧に愛された経験のない沙織には、耕三の愛撫は乳房だけでなく、秘唇や秘核に強い刺激を与えるようだった。何度も両手で乳房を揉み上げ、舌で乳首を転がして沙織を快楽の境地に連れて行く。

「ああぁ、待って、もう、もうだめ、少し、お願い、休ませて・・下さい。死んじゃう」

沙織は想像を絶した激しい官能の世界に体力を消耗させていた。程々のところでおねだりをして体力を挿入の時にとって置くなどと言う狡猾さはまだなく、それぞれの愛撫にギリギリまで耐え、味わい、悶えるのだった。

耕三は沙織の乳房を解放して、細い身体を優しく抱きしめている間も、完全には愛撫を中止しなかった。ゆっくりと背中を撫でたり、からかうように首筋をなぞったりして沙織の身体に官能の火を灯し続ける。沙織は、息が整って再び全身で愛撫を受け入れられるようになるまで、耕三にしがみつくようにして身体が暴走しないように我慢した。

「ああん、もう少し・・・休ませて・・・お願いです・・・これじゃ・・あん、だめぇ・・・はぁッ・・良すぎて・・・」

それでも耕三は沙織をそっと愛し続けた。優しく撫でられていると心から安心できる。無謀に近かったが、自分から誘って良かったと想った。耕三は、安心して身を任せている沙織の身体ににゆっくりとだがエネルギーが溜まってくるのを見通していたので、体力が戻ってきたときには我慢の限界まで来るように、慎重に沙織の身体を燃え上がらせていった。やがて耕三の仕掛けた通りに、

「ああっ、おじさま、もう、もう我慢できない。ねぇ、おじさまぁ、もう一回・・・ね・・いいでしょ・・・続きをして・・・ね?いいでしょ?」

沙織の身体がくねくねと動き、自分の茂みを耕三の腰にに擦り付け始めた。まだ少し息は弾んでいたが、沙織はこれ以上待てなくなっていた。

「続きってどうして欲しいの?」

「そんなぁ・・・いやぁ、もう焦らされるのはいやぁ、意地悪しないで」

「ちゃんと言わないと分からないよ」

「もう、分かってる癖にぃ」

沙織はそう言うと、耕三の右手を取って恥ずかしそうに自分の茂みに導いた。耕三が沙織の秘丘をゆっくりとマッサージし始めると、

「ああっ、くううぅぅっ、そんな、こんなに感じるなんてっ」

と言いながら、何とか起きあがって、耕三の横で自然に四つんばいの姿勢を取ろうとする。しかし、耕三はそれを許さなかった。右手で愛撫を続けながら左手で沙織を抱き、そっと仰向けに横たえる。

沙織はおとなしく横になったが、両足は我慢できない、と言う風に自転車をこぐような感じで膝を曲げて擦り合わされていた。

「さぁ、足を開きなさい」

「ああん、だって、だって、こんなにされたら・・・ああん、我慢できなくて・・・あん、開けない・・・ああっ、そ、そんな、ああっ」

耕三は愛撫を続けながら、左手で沙織の両足を開いた。沙織は、両足を開くと耕三の指が開いた秘唇の中に埋もれていき、更に快感が強くなること覚えた。

沙織が思い通りの姿勢になったので、耕三は沙織の下に回って舐め上げる体制を取った。

「いやぁ、見ないで・・・いや・・・見ちゃいや・・・ンンッ、イヤッ・・・息をかけないで・・・・おじさま・・・恥ずかしい・・・いや・・・はうっ、あう、ああっ、ああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ」

耕三は、大きく秘唇の中央に尖っている秘核の周りから丁寧に舐め始めた。沙織は一瞬嫌がって逃げようとしたが、耕三ががっしりと腰を抱え込んでいるので動けず、ただ快感を受け入れるしかなかった。頭の中が焦げてしまうような猛烈な快感だった。耕三は時間をかけて丁寧に一つ一つのパーツを舐めていく。沙織は秘口から小さな秘唇が飛び出しているので、そこを舐められると猛烈に悶えた。

「ああーーっ、そんなにぃーーっ、はうぅぅぅっ、だめぇぇっ、ああああっ、もうっ、しらないっ、あーーーーーーっ」

耕三は次に、沙織の両手を取って耕三の頭に当て、自分は手を伸ばして三角の乳房をかわいがり始めた。沙織は耕三の頭を秘部から離そうとしたが、乳房をかわいがられると腰が反応して、自分から耕三の顔を自分の秘部に擦り付けてしまう。それは自分でも信じられないくらい、イヤらしく、気持ちよかった。

そのまま耕三は、沙織が満足するまで、何度も丁寧に舐め、沙織に顔を擦り付けられながらも一生懸命舐め続けた。沙織の腰と手が疲れて動かなくなると、軽く秘核を下から押し上げるように舐め上げる。すると可愛らしい声が挙がり、再び腰と手が動き始めるのだった。

沙織は、両足を全開にして膝を曲げ、耕三の首を足で抱え込むようにして絡め、手だけでなく足も使って耕三の首に絡めて顔を秘唇に押しつけ、腰を使って上下に擦り続けた。快感の中で自分のあさましい格好を想像し、その痴態に激しく興奮した。

「あああっ、止まらないの・・・おじさまぁ、止まらないの・・・・はうぅ、あん、あんっ、ああっ、だめぇ、胸を揉んだら・・・あああっ、いやぁ、こんな格好・・・ああん、揉まないで・・・・ああっ、そこっ・・・舐められると・・・、ああっ、ああっ、ああーーーーっ」

やがて沙織が体力を使い果たしてグッタリとなって耕三を解放したとき、沙織は小さな峠を越したような気がした。確かに体が小さくピクッ、ぴくっと痙攣している。こんな事で頂上に達することができるのは驚きだった。耕三は再び沙織を抱きしめながら、優しく髪を撫でてやる。

「おじさま・・・・身体が・・・・ぴくって・・・・してる・・・」

「少しいっちゃったんだね」

「だって・・・・あんなこと・・・・・するから・・・」

「あんなこと、したのはだあれ?俺なの?」

「いやぁ、だってぇ、だってぇ、おじさまが・・・」

「なあに?何をしたの?」

「あん、あ・・・あそこを・・・・・お口で・・・」

「おくちで?」

「な、舐めた・・・・から・・・」

「気持ち良くなって、いっぱい自分から擦り付けたの?」

「イヤあっ、ダメッ、言っちゃイヤッ」

「ごめんよ。でも、可愛かったよ。とっても。素敵だった」

「ほんと?ほんとうに?」

「もちろん。あんなに夢中になってくれたんだもの。本当に嬉しかった」

「よかった・・・・・」

「疲れた?」

「うん、ちょっと・・・ね」

「少し休もうか」

「はい」

耕三は冷蔵庫からレモネードとダイエットペプシを取り出し、沙織にレモネードを勧めた。

「おじさま、飲ませて」

「甘えん坊なんだから」

耕三はわらって、レモネードを含むと沙織の口に流し込んでやった。コクッコクッと可愛らしく沙織はそれを飲み、お礼にダイエットコークを沙織が飲ませてくれたが、沙織の口から流し込まれたダイエットコークは炭酸が抜けていて美味しくなかった。それが分かった沙織は、たくさん口に入れて、いきなり耕三にキスをして、一気に流し込もうとしたが、むせてこぼしてしまった。咳き込む沙織を見て、耕三は笑った。

「もう、おじさまったらぁ、意地悪!」

休憩が終わった二人は、自然に抱き合って再びベッドに入った。

「おじさま・・・・ねぇ・・・・いいでしょ?」

「なあに?」

「また・・・欲しくなったの・・。あきれた?」

そう言いながら、沙織は手を肉棒に伸ばした。そして、そっと握る。

「いいよ。お口で、できる?」

「うん。上手じゃないけど・・・」

そう言うと、沙織は体を起こして耕三の横から肉棒を銜え、ゆっくりとフェラチオを始めた。確かに十分に慣れている、と言うほどではなかったが、一生懸命に涙を堪えて愛してくれる沙織の口は小さくてとても気持ちが良かった。たちまち肉棒は最大硬度になる。

沙織は肉棒の太さに圧倒されていた。口を思いっきり開けないと入らないので、あごの筋肉が痛くなってくる。それでも、耕三が喜ぶように、と一生懸命口と手でしごいてくれた。

「沙織ちゃん、気持ちいいよ。とっても良いよ。そのままお尻をこっちに向けてごらん」

耕三の言葉に、沙織は肉棒をほおばったまま可愛らしい尻を耕三の方に向けた。その沙織の足を持ち上げると一気にシックスナインの姿勢に入る。沙織の秘核は少し飛び出しているので、この体勢で可愛がるには最高だ。

両側に少しはみ出している秘唇が淫靡な雰囲気を漂わせる。沙織はゆっくりと大きな肉棒を口の中に出し入れしながら、耕三の息が秘部にかかるのを感じ、これから起こることの予感に体を固くした。

それでも、耕三の舌が秘核の周りをゆっくりとなぞるように回り始めたとき、沙織はまだ何とか我慢することができた。それほど肉棒を深く口に入れるのは大変なことだったのだ。腰からの甘美な刺激に夢中になりそうだったが、一度口を離したら一気に身体が燃え上がりそうなので、必死にフェラチオに意識を集中した。

耕三は、舌でゆっくりと秘核の周りをなめ回しながら、沙織の腰が微妙に動くのを楽しんでいた。このまま一気に攻めれば、たちまち沙織は声を上げて肉棒を握りしめるのは分かっていたが、それではせっかくの体勢がもったいない。沙織が我慢できるギリギリのところで微妙な舌の動きを与え、次第に活発に動き、透明な液体を吐き出してくる秘口を眺めながら、沙織の奉仕を受けていた。

沙織の身体はだんだん我慢できなくなってくる。沙織の身体が暴走しないように、耕三が舌の動きをだんだんゆっくりにしているのは分かっていた。しかし、それでは沙織の身体が満足しないので、更に強い刺激を欲しくなってしまう。自分でも腰が少し動いているのは分かったが、こればかりはどうしようもなかった。耕三は、舌の動きを小さくしていき、とうとう秘核のすぐ下で止めてしまった。秘核の一点だけを舌の先で押しているだけだ。沙織はほんの少しだけ腰を動かしたつもりだった。途端にとろけるような快感が腰から広がってくる。

「・・う・・・うぅ・・・・んんん・・・・はぁッ・・・ああん、はうぅ・・・だめ・・・もう・・・だめぇ・・・・・いやぁッ・・・そんなに舐められたらぁ」

耕三は舌を突き出しているだけなのに、沙織は自分で最高に感じるように腰を動かしているとは気が付かずに、耕三が舐めているものと思っているようだ。沙織の腰が怪しく上下に小刻みに動いている様を間近に見ながら、耕三はこのまま沙織を攻め込んでいくことにした。

今度は、細い腰を軽く引き寄せていた両手を離し、グッと伸ばして下向きに三角に尖っている乳房をゆっくりと揉み始める。最初はすそ野だけだ。

「ああっ、だめっ、もうできないっ、こんなにされたらっ、はあっ、はうぅ、だめぇ、くちで、くちでできないっ、ああああぁぁぁ」

沙織は秘核と乳房の同時攻撃にとうとう口を離してしまい、そのまま耕三の上にべたっと倒れ込み、肉棒と袋に顔をこすりつける。それでも何とか肉棒に快感を与えようと必死に握りしめてあえぎながらも不器用にしごき始めた。一瞬、怪しく動いていた沙織の腰の動きが止まったが、耕三の茂みに顔を擦り付けて肉棒を横から舐めようと、顔の位置を変えたところで、またゆっくりと動き始めた。

しかし沙織は、身体が耕三の上に倒れ込んでしまったので、乳房が耕三の腰に押しつけられ、乳房を揉んでもらえないことに気が付くと、両手をついて再び体を起こした。もう一度口で肉棒をくわえ込もうとするが、耕三の手が乳房を可愛がり始めると、どうしても飲み込めない。

「はぅぅーーっ、おじさまぁ、だめぇ、できないっ、あっ、あっ、あっ、だめ、これ、いいのぅ、はあぁぁ、だめぇ、いいのよぅ、ちゃんと先っぽまでしてぇ」

沙織は自分だけ愛されて、耕三に何もできないことを気にしているようだったが、何よりも舐められ、揉まれる快感が体中を駆けめぐり、四つんばいになって伸び上がりながら悶える以外にどうしようもなかった。

そのまま沙織は悶えながらも、時々自分から胸を左右に振って、耕三の手の中に乳首を入れようとするが、耕三は巧みに周辺しか揉んでこない。もう少しで最高の快感が手に入ることには気が付いていた。たぶん、それをいずれ耕三が与えてくれるであろう事も分かっていた。しかし、なかなかそれが手に入らない。沙織は身体が中途半端で頂点を越えるそうになってくると、どうしても最後のおねだりをする以外にないことに気が付いた。もう、恥ずかしがってはいられなかった。

「おじさまぁ、早くぅ、早く、おっぱいをちゃんと揉んで、このままはいやぁ」

耕三は、おねだりができたご褒美にコリコリに尖った乳首を優しく、たっぷりと指で転がしてやる。

「はああああああっ、くううっっ、あああっ、これっ、これっ」

沙織は髪を振り乱して激しく耕三の上で悶えた。待ちに待ったものが体中に満ちあふれ、吹き出しているかのように激しく少女の身体を駆けめぐっている。

今や腰は大胆に上下に動き、自分から耕三の舌をたっぷり味わっているという感じで、秘核は舌の割れ目から上のカバーまで、てらてらと光りながら舌に擦り付けられていた。

「はあん、はっ、ああっ、小れっ、このままッ、ああっ、いいっ、もう、もおッ、ああっ、あ、イヤッ、やめないで、もっと揉んでっ、おじさまぁっ」

沙織は、耕三が沙織の身体の快感を長持ちさせようと、乳房の揉み方を緩くすると、激しく嫌がり、おねだりを続けた。耕三も、このまま一度絶頂させる以外にないと思い、更に激しく乳房を揉み、乳首を転がしてやる。

「ああっ、だめぇっ、もう、もうもたないっ、ああっ、いやぁっ、やめちゃいやぁっ、あああぁぁっ、もうっ、すぐそこっ、ああああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーっ」

沙織は一度ピンと伸び上がって身体を硬直させると、そのままゆっくり耕三の上に沈んでいき、小さな顔を茂みに顔を擦り付けながらあえいだ。

「はぁっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ」

沙織はしばらく息が激しすぎて何もできなかった。しかし、しばらくするとゆっくり体を回して耕三の腕の中に潜り込んでくる。耕三が優しく抱きしめて、髪を撫でてやると、安心したように身体をすり寄せてきたが、まだしばらくは息が弾んだままで、何も話ができなかった。

「どうだった?」

しばらくしてから耕三が優しく髪を撫でながら沙織に言うと、

「ごめんなさい。巧くできなくて・・・」

と小さな声で沙織が囁いた。

「上手に感じられたじゃない」

「でも・・・途中から・・・・何にもできなくなって・・・」

沙織は恥ずかしそうに耕三の胸に顔をすりすりした。

「でも、感じてくれて嬉しいよ」

「あんなに上手に・・・されたら・・・・・誰だって・・・」

「俺は何にもしてなかったんだよ。沙織ちゃんが自分で腰を動かしていたんだから。気が付かなかった?」

「えぇ?そ、そうなの????やだ、私・・怒った?」

「どうして?」

「だって・・・・自分からなんて、全然可愛らしくなかったでしょ?がっかりしなかった?」

「あれだけ夢中になってくれて、嬉しかった。だって、あんな沙織ちゃんを見られるんだもの。最高だよ」

「もう、そんなこと・・・。初めてなの、こんなに感じたのは」

沙織は、まだ体の中でくすぶっている小さな火を感じながら、耕三に抱かれて幸せを感じていた。『これが女の幸せなのかしら』とぼうっと考えていた。

しかし、沙織はいったが耕三はまだ最後までいっていない。沙織にはそれがとても申し訳ないことのように感じられた。自分の身体が回復してくると、沙織はそうっと手を肉棒の方に伸ばし、中途半端な大きさのものを優しく握ってくる。

「おじさま、まだ、できる?」

「どうしたの?沙織ちゃん、また欲しくなってきたの?」

「私よりも、お・じ・さ・ま。だってまだ最後まで・・どうすればいいの?」

「そうやって握るよりも、優しくしごくようにするんだ。特に真ん中から先端までの1/3位が一番感じるんだよ。優しく、そして堅くなってきたらだんだんしっかりしごくと、男は我慢できなくなってくるんだ」

「こう?」

「そう、それ、上手だよ」

「我慢できなくなってきた?」

怪しい響きを含んできた沙織の声に、耕三はだんだん肉棒に力がみなぎってくるのを感じた。

「そうだね。もう少しかな?」

「おじさま、しても、いいわよ。したくなった?」

「沙織ちゃんはどうなの?欲しい?」

「私はさっきしてもらったから。きっとまだ大丈夫」

「それじゃぁ、こうしてあげる」

耕三は沙織を抱き寄せて耕三の身体の横に横向きの姿勢でぴったりと寄り添わせると、右手で乳首をそっと可愛がり始めた。

「あん、そうっと、そっとよ・・・・あん、はうん、おじさま、上手・・・」

沙織の息が次第に弾んでくる。そして沙織の足は次第に擦り合わされるようになってきた。

「ああん、これだけでこんなに感じるの?ああん、クッ、はあっ、あん」

沙織は次第に我慢できなくなってくると、耕三の足に自分の足を絡め、茂みの奥を耕三の腰に擦り付けようとする。

「あぁ、あ、ああん、そんなに・・・おじさまぁ、いやぁ、焦らしちゃだめよぅ」

「あれ?どうして沙織ちゃんの足が絡んでくるの?全然触ってないのに」

沙織はすごすごと絡めた足を説き、ぴったりくっつくだけで我慢しようとする。しかし、感じ始めると肉棒をしごく手がおろそかになるので、沙織の身体だけがどんどん感じようと進んでいくのを止めることはできなかった。

「あぁ、あん、あん、そんなにしたら・・・・、あん、早くぅ、おじさまぁ、ねぇ、分かってるでしょ?ねぇってばぁ」

沙織は何度も腰を耕三の腰に擦り付け、それでも我慢できなくなって再び足を大胆に絡めて、秘核を耕三の腰に押し当て始めた。

「おねだりは?」

「おじさまぁ、ちゃんと欲しいの。今度は入れて。中が熱くて・・・こんなになるなんて、私の身体ぁ・・・、おじさまが・・・ああん、早くぅっ」

耕三は、沙織を仰向けに寝かせると、ゆっくり挿入の体制に入った。すると沙織は先端をあてがっただけで腰を動かして中に導こうとする。しかし、耕三は最後の言葉を聞くまでは沙織を焦らし続けた。

「ああっ、そこッ、そこなのっ、早くぅ、ねぇっ、狂っちゃうからぁ、いやぁ、ここまでしてぇ、ああっ、もっとっ、お願いだからぁ、入れてぇ」

「何をどこに入れて欲しいのか言わないとしてあげない。言ってごらん」

「いやぁ、あとで言うからぁ、早くぅ、ああん、もう我慢できないの、もうだめぇ」

「そう、分からないんじゃ仕方ないね。明日の朝、またゆっくりしてあげるからね」

耕三はクイックイッと肉棒を少しだけ送り出しながら沙織を焦らした。先端がとぷっと入ったと思ったらすぐに引き抜かれてしまうので、沙織にとっては地獄だった。猛烈なじれったさで何も考えられなくなる。ほとんど記憶がないまま、沙織は初めての言葉を口にした。

「早くおじさまのオチンチンを私のオマンコに入れてっ。早く奥まで、いっぱいッ」

「こうかな?」

耕三がゆっくりと入っていく。既にいったあとに焦らされたので、沙織の中はびしょびしょになっていた。耕三の肉棒もスムーズに中に飲み込まれていく。しかし、この大きさになれていない肉壁は、沙織の想像以上の信号を脳に送り続けた。頭の中が真っ白になって何も考えられない。ただ、『気持ちいい』事だけしか分からなかった。

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

沙織は仰け反りながらも、無意識に足を耕三の腰に絡め、肉棒が逃げていかないようにする。それは女の性そのものの姿だった。

耕三は、ゆっくりと肉棒を出し入れしながら沙織の耳元で囁く。

「どうなの?言ってごらん?どこが気持ちいいの?・・・・言わないと・・・」

「言うッ、言うからっ。オマンコが良いのっ。おじさまのオチンチンが最高ッ。やめちゃいやっ」

沙織は自分からも腰を突き上げて、耕三の腰の動きを増幅し、さらなる高みを目指した。

「どこまで入れて欲しいの?」

「もっとっ、もっと入れてっ、壊れてもいいっ、奥まで欲しいっ」

「これくらいかな?」

耕三はゆっくりと肉棒を沙織の奥深くまで入れていく。肉棒の先端が子宮に当たっても更に奥までゆっくり差し込んでいった。

「あああああああーーーーーっ、こわれるううぅぅぅぅーーーーっ」

沙織は激しく頭を左右に振って、許容外の肉棒の進入に抵抗した。しかし、耕三は深く差し込んだままじっと肉壁の動きを楽しむ。あまり強く撫で上げたりはしなかったが、ゆっくりと全体が優しく撫で上げられる肉壁の動きは、沙織の痴態と相まって最高の快楽だった。

「抜いた方が良い?」

「イヤッ、そのままッ、そのままが良いのっ、抜いちゃダメッ」

沙織は深々と差し込まれた肉棒に、突き抜けてしまうのではないかと思ったが、少しずつ自分の身体が耕三の肉棒の大きさを受け入れ始めていることに気が付いていた。だんだん快感が強くなり、それは未知の領域に入っていく。

「ああぁぁっ、おじさまッ、そのままズボズボしてぇっ、大丈夫だから。いっぱいしても大丈夫なの。女にしてっ」

沙織は言葉の限りおねだりを繰り返した。沙織がおねだりをするたびに耕三は肉棒を丁寧に少女の肉壁の中で動かしたので、沙織自身、何を言ったのか分からなかったが、知っている限りの言葉でおねだりを繰り返し、そして快感を与えられた。

次第に沙織の肉壁は小さく締まって、耕三の肉棒に強い刺激を与えるようになった。しかし、それを初めて経験する沙織は快感に耐えるだけの経験を持っていなかった。耕三の肉棒が放出への道のりの途中なのに、既に前兆の小さな痙攣を始めてしまう。耕三は沙織の持続時間を長くしようと出没を小さなものにした。途端に沙織が反応した。

「いやぁ、イヤッ、このまま連れてって、じらしたらいやぁ、奥まで入れてぇ」

「沙織ちゃん、いきたいの?」

「早くぅ、いかせてぇ、お願いよぅ」

沙織は完全に一匹の雌になっており、もともと耕三をいかせるために挿入をねだったことなどは完全に忘れ去っていた。こうなったら耕三は沙織をいかせてから更に出没を繰り返す以外にない。

「ほうら、だんだんすごくなるんだよ。おねだりを続けないと、やめちゃうぞ」

「イヤあ、あああ、それ、ああっ、そのままッ、してっ、入れてっ、ずぼずぼっ、はあああぁぁぁぁーーーーっ、これッ、身体がぁっ、う、うううぅぅぅぅうぅーーっ」

とうとう沙織は堪らずに絶頂した。耕三が動きを止めると、挿入されたままビクンビクンと何度も大きく身体を波打たせる。そして肉壁の入り口あたりがキュッと締まって耕三の肉棒から液体を搾り取ろうとした。しかし、耕三はこれからが本番だ。

痙攣が収まってくると、我慢していた耕三の肉棒が再び大胆に高校生の身体に打ち込まれていく。既に絶頂したばかりの肉壁は堅く締まったまま潤滑の液体を吐き出し続けた。

「いやぁぁぁ、こんなのぅ、まだするのぅ?死んじゃうからぁッ、だめぇっ、ああっ、また良くなって来たぁ、おじさまぁ、あああっ」

沙織はそれでも必死に身体を仰け反らせながらも、耕三の腰に足を絡め、両手を伸ばして耕三の背中にしがみついて快感に耐えた。

「まだぁ?まだなの?早くぅ、早くいってぇ」

沙織は自分が何を言っているのか全然分からなかった。しかし、猛烈な快感に耐えながらも、息ができない苦しさから何とか逃れようと、耕三に許しを請う。

「もうすぐだよ。出しても良い?中に出しても良いの?」

「だしてっ、いっぱいだしてっ、大丈夫だからっ、ちゃんと中にッ、奥にッ。もうっ、もたないっ」

「いくよっ、ほうらっ、どうだっ、これでっ」

耕三は最後に子宮が当たっているのもかまわずにグググッと肉棒を深く差し込み、一番の奥に放出した。ドクッドクッと液体が注がれていくたびに、しっかりと締め付けている沙織の肉壁が二度目の絶頂の痙攣を伝える。そして、沙織の身体が肉棒の痙攣に合わせて何度もビクンビクンと耕三の腕の中で撥ねた。

肉壁がしっかりと締まっていたので、放出を終わった肉棒をゆっくりと引き抜くときにも、沙織の体は何度が小さく痙攣した。そして、最後に先端を抜き去るとき、ひときわ大きくびくんと動き、

「はあぁっ、ああん・・・」

と可愛らしい声が漏れた。

「おじさまぁ、凄すぎる。身体が持たない。こんなにされたら・・・」

「夢中でおねだりしてくれたね。嬉しかったよ」

「私、何か言ったのは覚えてるけど、何を言ったのか思い出せない」

「おぼえてないの?」

「うん、何かね、いっぱいいったみたいだけど、感じちゃってて・・・よくわからなかっの・・・・」

「もっと教えてあげようか?」

「・・・・うん・・・・」

耕三が沙織を抱きしめて、耳元で囁くたびに、沙織は恥ずかしいのと嬉しいのといやらしいのが混じった気持ちになった。自分がこんな事を言ったなんて信じられないような気も少しはしたが、言われてみるとそのような記憶がかすかにあった。そして、自分がこんな事を言うのも、耕三に抱かれたからだと思った。

耕三はそのまま沙織を抱きしめ、性の饗宴に疲れた身体に急速を与えた。沙織も息が整う前に、既に疲れ切って眠ってしまった。

それでも、夜中に一度目を覚ました耕三は沙織を求めた。しかし、疲れて寝ぼけている沙織はグッタリとしており、ほとんど反応しないまま足を開いて耕三を受け入れた。半分寝たままの沙織は、耕三が潤いを残した秘口に肉棒を差し込み、出没をしている間は艶めかしい声を上げ、悶え、腰を突き上げたが、耕三が終わるとすぐに眠りに落ちてしまった。

沙織の身体は最高だった。すばらしい身体と、それを引き立たせる感度の良さがあった。耕三はそれに夢中になり、より激しく燃え上がらせようと夢中になるあまり、身体がくたくたになってもまだ沙織を喜ばせようとしていた。それは、いつも以上に耕三の身体に疲れを与えた。そして珍しいことに耕三は眠り続け、朝になって先に目を覚ましたのは沙織の方だった。

けだるい甘美な感覚に包まれたまま目を覚ました沙織は、自分の身体が昨夜経験したくるおおしいまでの甘美な饗宴を思い出し、ベッドの中で一人顔を赤らめ、そして耕三に身体をすり寄せた。愛されて眠りにつくことがこんなに幸せだと言うことなど想像したこともなかった沙織は、自分が今、はっきりと人生の新しい部分に足を踏み入れたことを知った。

昨夜の経験に比べれば、社会科準備室で時間を気にしながら、声を必死に押し殺して、制服のまま受け入れるセックスなど、まるで子供の遊びのように思えた。事実、昨夜はそれまでのセックスでは感じたことのないほど、激しい快感を経験できた。耕三に抱かれることで、今までの呪縛から逃れることができたのだ。あのまま、一人で悩み続け、悶々としていたとしたらどうなったろう、きっと寂しさに耐えられず、再び準備室のドアを叩いたのではないだろうか、今となっては過去になってしまった昨日までの自分を、沙織はそう突き放して見ていた。

そっとベッドを抜け出し、熱いシャワーを浴びるとけだるい感覚が次第に生気を取り戻してくる。あと丸一日ある。もし、耕三が望むなら、一日どこにも行かずにベッドの中で愛され続けるのも良いかな、そんな風に想いながら昨夜のあとを丁寧に流した。

耕三は、身体の横に暖かく柔らかいものが押しつけられていることに気が付いて目を覚ました。ゆっくり目を開けると隣で沙織がほほえんでいる。

「おじさま?起きたの?」

「あ・・・うん、起きたよ。お早う」

「ふふ・・お早うございます」

沙織は甘えて身体を耕三に擦り付け、そのまま胸に身体を寄せてくる。

「寝過ごしたかな?今何時?」

「もうすぐ8時よ」

「そうか、寝ちゃったね。ごめん」

耕三はそう言うと、沙織の身体を抱きしめて自分の首の下に沙織の頭を持ってくる。そして、ゆっくりと左手で髪を撫でながら、右手で背中を撫でてやった。沙織はその気持ちよさにうっとりと目を閉じた。

「おじさま、あのね?嬉しいの」

「うれしい?」

「そう、おかしいでしょ。昨日初めて会ったばっかりでベッドに誘ったくせに」

「誘ったのはこっちだと思うけど」

「良いの。私はそう思ってるの。でも嬉しいの」

「何か、すっきりした感じだね」

「そう、おじさまに教えてもらったから。オーランドに来て良かった」

「もっと教えて欲しい?」

「うん、お・し・え・て」

そう言うと沙織は耕三の上になってキスをしてきた。細い身体を抱きしめながらキスをしていると、沙織の手が耕三の肉棒に伸びていき、優しく撫で始めた。目が覚めた直後なのであっという間に肉棒が堅く、大きくなる。

「おじさま、したい?」

「沙織ちゃんは?」

「ふふ、内緒」

「じゃぁ、試してみようか。上になってごらん」

「また新しいことを教えてくれるの?」

沙織は耕三の身体をまたいで上になった。そして再び甘いキスをする。

「まずは沙織ちゃんが自分で動いて、おっぱいを口の上に持っておいで」

「どっちが良いの?」

「沙織ちゃんの好きな方だよ」

「う〜ん、よくわかんないけど・・・・こっちかな?」

沙織は左の乳房を耕三の口の上に持ってきた。まだ小さな乳首は小さな乳輪に埋もれている。下を向いているので乳房は三角に尖っており、唇で転がすたびにころころと前後左右に転がった。

「ああ、あ、これ・・・良い・・・・あん、舌が・・・熱くて気持ちいい・・・あん、くぅぅっ、はう、どんどん感じてくる」

沙織は新しい愛撫の方法に夢中になった。自分から乳房を与えているという背徳的な体勢も刺激的だった。

「こ、こっちもして」

沙織が体を動かして右の乳房を耕三に含ませると、耕三は今まで愛していた左の乳房を優しく揉み上げ始めた。

「ああっ、ううっ、はあっ、クッ、いいっ、いいっ、両方ッ、はあぁっ」

沙織はシャワーを浴びてから耕三を起こして良かったと思った。もう既に沙織の頭の中は堅くそそり立った肉棒でいっぱいだった。次第に秘部が甘い感覚に疼いてくる。それは最初は甘く、次第に我慢できなくなる、不思議な感覚だった。

「おじさま・・・、どうすればいいの?」

乳房からどんどん快感が送り込まれてくるので、次第に沙織は息を弾ませ始めた。そして、ゆっくりと腰がうねり出す。

「欲しくなったの?」

乳房を舐め回して乳房を揉みながら耕三が聞くと、沙織はうなずく。しかし、耕三の頭は沙織の胸の下にあるので、沙織がうなずいているのは耕三に分からない。

「ちゃんと言いなさい」

「ほ・・欲しい・・・・早く・・・おじさまの・・おっきいのが・・・」

沙織が恥ずかしそうに小さな声で囁くのが聞こえた。

「そのまま少しずつ後ろに下がってごらん。自分で位置を合わせて入れなさい」

「ああ、朝からこんな事・・・教えられるなんて・・・」

沙織はゆっくりと後ずさりしながら、自分から肉棒を迎えに行った。女性が上になって肉棒を迎え入れるのは、経験が少ない場合にはなかなか巧くできないものだが、沙織は少しあえぎながら肉棒を秘唇に擦り付けていただけで位置を決めて器用に腰を動かしはじめ、やがてゆっくり肉棒を中に納め始めた。どうやら、バックで自分から腰を動かすように教えられていたので、腰の動かし方のコツをつかんでいたようだ。

「どう?自分から入れるのは?」

「はあっ、い、いじわるッ、こ、こんな事・・・教えるなんてっ・・・はっ、入って来るぅ・・・あん、なかなか巧く・・・入らない・・・」

そう言いながらも、沙織は少しずつ肉棒を奥へ奥へと導いていった。

「最初からあんまり奥に入れると痛いから、感じられるちょうど良いところで一度止めなさい。その方が良いよ」

「あん、だって・・・どんどん・・・奥に・・・入って・・・来る・・・・」

沙織はまだ潤いの少ない肉壁に苦労しながらも、肉棒を2/3くらいまで納めてしまった。

「そのまましばらく自分で腰を少しずつ動かしてごらん。だんだん動きやすくなって感じてくるから」

最初沙織は、慣れた四つんばいの姿勢だが、後ろからではなく下から肉棒を入れているので巧く動けなかった。しかし、だんだん肉壁に潤いが増してくると、自分から尻を上下に小刻みに動かしてあえぎ始めた。自然に左右の尻に交互に力を入れて肉壁で肉棒を擦り上げる。

「ああっ、これ、これって、ああぁぁ、だんだん・・・・ああぁぁ」

「どう?」

耕三は自分からは全く動かず、沙織が不器用に腰を振って悶える姿をたっぷり鑑賞する。

「は、恥ずかしい・・・けど・・・気持ちいいっ」

「自分で一番感じられるように動いてごらん。上手にできたらご褒美を上げるから」

耕三は、目の前で堅く震える三角の乳房を眺めながら言った。元々沙織は自分で動いて感じるように開発されていたのだから、沙織にとっても自分で動けた方が楽しめるはずだ、そう思って耕三はギリギリまで沙織だけに動きを任せることにした。

「ああん、おじさまぁ、あん、感じてきたの。あうッあうッあうッ、恥ずかしいっ」

沙織は次第に大胆に腰を動かせるようになってくる。少しでも大胆に動かすと、肉棒からの快感が確実に強くなるので、どうしても動きを大きくしてしまうのだ。

「いやらしい沙織ちゃんを見せてごらん。大胆に動いて良いんだよ」

「いやぁ、そんなこと言わないでッ、恥ずかしくて、ああっ、だって、恥ずかしくてっ」

「ほうら、それじゃぁ最初のご褒美だ」

耕三は目の前で堅く震えている乳房を両手で一気に揉み上げた。

「ああーーーーーっ」

澄んだ声を上げて沙織の身体が起きあがり、大きく仰け反る。そのために肉棒は更に深く突き刺さり、また沙織の声が高くなった。そのまま大きな動きで堅い乳房を何度もゆっくりと揉み上げる。最初は乳房を揉まれる快感と、それに会わせて肉壁が撫で上げる快感だけで満足していた沙織も、次第にもっと感じたくなってきた。乳房を揉まれながらも、再び両手をついて四つんばいの姿勢を取って腰を動かし始める。しかし、今度はかなり深く刺さっているので、動けば快感は大きいが、動くのが大変だ。

「おじさま、動くのが・・・巧くできない・・・おじさまぁ」

「自分で動けるだけ動いてごらん。どこまでできるかな?」

「う、うまく、うごけない・・ああっ、す、すごく・・・じれったい」

沙織は何とか深い快感を得ようとして、再び身体をそり上げて帆掛け船の体勢に入った。この体勢では挿入が深いので乳房を揉み回されているだけでもかなりの快感がある。しかし、大胆に仰け反っていたので、ふとしたことからバランスを崩して後ろに倒れそうになった。耕三が慌てて腰を支えてやる。沙織は両手を後ろに伸ばして身体が倒れるのを支えたので、乳房を突き出したまま動けなくなった。

「ああっ、おじさまッ、倒れちゃう、動けないの」

「良いんだよ。こうしてあげるから」

耕三は体を起こして両手を伸ばし、ツンと大きく突き出された乳房をゆっくりと揉み上げ始めた。大きく突き出された乳房の先はツンと尖り、指で可愛がると抵抗するように何度も突き出してきた。

「あああっ、だめっ、ああっ、ああーーーっ」

全く体を動かせない沙織は、感じる以外何もできない。それでも、挿入の角度が変わったので肉壁が活発に肉棒をしごき上げ、じっとしているのに激しく感じていた。しかし、身体を支えている両手がいつ倒れるか分からない。

「おじさまぁ、起こして、お願い・・・前からがいい」

沙織がそう言うので、体を起こしてやり、元の体勢に戻る。沙織は今度は一生懸命に腰を振ることにしたようだ。今までよりも大胆に動く。

「はあっ、はあっ、はあっ、ううぅ、はうぅ、ああっ、おじさまっ」

リズムをつかんだ沙織が乳房を揉まれながら腰を使う。沙織の動きは鑑賞するには最高だった。高校2年生の少女が自分の上に跨って悶えながら腰を使っているのだ。しかし、その動きはやはり経験の少ない少女のものでしかなく、耕三の肉棒を完全に満足させることはできなかった。もう少しなのだがやはり動きが弱い。やがて沙織の方が疲れて動けなくなってきた。

「ああっ、おじさまぁ、もう、だめぇ、巧くできない、ごめんなさい、私、動けないのぅ、ごめんなさい、ああぁ、腰が・・・」

だんだん沙織の動きが小さくなり、とうとう動きがほとんど止まってしまった。沙織は耕三に怒られる、と思った。

「それじゃ、両手でしっかり支えてるんだよ。良いね」

そう言うと、耕三は三角の乳房を揉みながら自分の腰を沙織を乗せたまま上下にバウンドさせ始めた。

「ああぁぁぁーーーーーっ、いいぃぃぃぃーーーーーっ」

沙織はこんな方法があるとは知らなかった。自分を乗せたまま上下に動くダイナミックな動きに驚き、四つんばいのまま強烈な快感に必死に耐える。

「ほうら、これが最後のご褒美だよ。良く動いたね。気持ちよかったよ」

耕三はそう言いながら腰を使った。ベッドのスプリングが効いているので思ったよりも動くのは楽だ。沙織の体が細くて軽いというのも動きを楽にしていた。

沙織は必死に快感に耐えた。しかし、疲れるまで腰を使ったあとの大胆な動きなので、次第に手に力が入らなくなってくる。必死にがんばるのだが、だんだん身体が耕三の方に倒れていくのをどうしようもなかった。

「ああん、だめぇ、ごめんなさい。あぁ、もうだめ、おじさま、許して・・」

そう言いながら沙織は耕三の上に倒れる。怒られると思ったが、耕三は優しく抱きしめてくれ、更に激しく腰を使った。

「ああぁぁーーーっ、これッ、嬉しいッ、おじさまぁっ」

沙織は必死に耕三にしがみつく。それは絶頂を迎える準備行動だった。耕三はそのままスパートをかけ続けて放出まで持っていっても良かったが、それでは沙織が疲れてしまうと思い、動きを大きく、しかしゆっくりとしたものに換えて、そっと頂上に連れていく。

「くぅーーっ」

深く挿入された状態で沙織の身体が硬直し、肉棒がキュッキュッと締め付けられた。しかし、それは昨夜のような激しい絶頂ではなく、このあとの交わりに含みを残すような、ソフトな絶頂だった。

沙織は耕三も一緒に終わったのかと思ったが、自分の身体の痙攣が終わっても堅く突き刺さったままの肉棒を感じて、耕三の心遣いを知った。

「ごめんなさい、おじさま。私だけ・・・いっちゃった。上手に動けなくて・・」

「どうだった?上になるのは?」

「恥ずかしかった。でも、おじさまが見えて嬉しかった。でも、だんだん動けなくなって」

「それは気にしないの。またあとですればいいことだから」

「私、お口でしようか?」

「まず朝ご飯だね。それからだよ」

「おじさま・・・、大好き」

沙織はそう言うと、まだ荒い息のまま深く何度も舌を絡めてきた。こんなに思いやりに満ちたセックスは初めてだった。抱かれれば抱かれるほど、沙織は耕三を好きになっていった。だから、身体は疲れていたのに、今の沙織にはとても軽く感じられた。

しばらくしてから耕三は起きあがり、沙織が身支度を整えている間にシャワーを浴びた。バスルームから出てきたとき、耕三はミニスカートにTシャツと言う姿の沙織を見て驚いた。ベッドの上の沙織とは異なり、見かけは普通の少女のままだったからだ。ほんの今まで耕三の上で乳房を揉まれ、腰を振って悶えていた少女と同一とはとても思えないくらい、可愛らしい沙織だった。

耕三はバスタオル一枚の姿だったので、沙織はまだ耕三が求めてくると思ったらしい。何も言わずに耕三の前に跪くと、バスタオルを外して肉棒を手に取る。その手つきはとても優しいものだった。

「ありがとう。でも、ご飯を食べなくちゃね。あとでね。このままだとまた我慢できなくなるから、いつまで経ってもご飯、食べられないから」

そう言うと、沙織は大人しく手を離して荷物を片づけ始めた。

やがて二人は部屋を出て、車でホテルの管理棟に向かった。昨日、沙織がケンカをしていたフロントのある建物だ。フロントの横を通ってレストランに向かう。朝食はバイキング形式だったので、耕三はオムレツとフレンチトースト、沙織はフルーツをたくさん取ってきた。

「沙織ちゃん、今日はどこに行きたい?」

「う〜ん、あの・・・どこかに行った方が良いですか?私はどっちでも・・・」

沙織は、先ほどのソフトな絶頂で身体に火がくすぶっていたので、このまま部屋に戻って服を脱いでも全然かまわないと思った。

「でも、部屋にいてもお昼や夕食は食べに出ないと行けないし、掃除の人だって来るよ」

「そう・・・ですね」

「行きたいところがあれば、なるべく二人でいる時間を上手にとって、それで回れるようにするけど?昨日は、本当はどこに行く予定だったの?」

「エプコットです。あそこはまだだから」

「何か行きたいアトラクションとかあったの?」

「テストトラックって言うジェットコースターはできたばっかりで日本にはないんです。それとワールドショーケースを回ろうって話してたの」

「そうか、ワールドショーケースって、確か各国の展示館だったよね」

「そうです。展示館とレストラン」

「どこか行きたい国はあったの?」

「イタリア館とカナダ館とモロッコ館です」

「分かった。それじゃぁ、あとは任せてくれる?」

「はい。あんまり行きたい訳じゃないから。それよりもおじさまとずっと一緒にいたいの」

「わかったよ」

二人はそのまましばらく話をしてからレストランを出て部屋に戻った。

部屋に入ると、耕三は素早く服を脱いで下着姿になった。そして、館内の案内を取り出すとソファに座って携帯で電話をかけ始めた。相手が出るまでの間に沙織を呼び寄せ、自分の股間の前に跪かせる。沙織は何を耕三が求めているか分かったようで、大人しく耕三のパンツにすりすりしてから、おそるおそるという感じでスリットの中に手を入れて肉棒を取り出した。ビンと元気なものが飛び出してくると、最初は何度も舌で舐め上げていたが、やがて意を決したように口を大きく開けて中に含み、頭が上下に動き始めた。

その間に耕三は中央予約センターのオペレーターに部屋番号と登録番号、名前を告げてエプコットのレストランの予約をしたい旨告げる。沙織は時々艶めかしい目で耕三を見上げながら、沙織に口には大きすぎる肉棒を一生懸命頬張っていた。そのしぐさがとても可愛い。運良くまだ開園時間の9時の少し前だったのでまだ予約は埋まっておらず、希望通りに食事の予約をすることができた。予約の確認番号をもらって電話を切る。つばでべっとりと濡れた肉棒から糸を引いて沙織は顔を上げた。その表情は既に妖しいものになっている。

「終わったよ。ありがとう。こっちにおいで」

耕三はそう言うと、沙織を自分の膝の上に横向きで座らせた。

「もう、いいんですか?」

「うん、気持ちよかったよ。今度は沙織ちゃんが気持ちよくなる番」

耕三は顔の位置より少しだけ低い沙織の胸に顔を擦り付けながら、スカートの中を丁寧に探り始めた。自然に沙織の足が少しだけ開く。

「でも・・、さっきはおじさまがしてくれたから・・今度は私がって思って・・」

そう言う沙織の声は既に甘い響きを帯びている。

「何をして欲しい?」

「・・・・・・・・」

「おねだりできないの?」

「・・・・だって・・・・」

「じゃぁ、何が気持ちよかったの?昨日は」

スカートの中で愛撫に反応して尖り始めている秘核を感じながら、沙織は言おうかどうしようかと迷っていた。耕三は沙織のパンツの中から小さな肉片が尖ってくるのが分かると、その下側の辺りをゆっくりと撫で始めた。途端に沙織の体が固くなる。

「ああ・・あ・・ああ・・おじさま・・・・」

沙織は『分かってしまった』と思いながら、恥ずかしい言葉を言わなくては行けないことを知った。

「言ってごらん。どこをどうして欲しいの?」

「分かってるくせに・・・・」

「言えないのなら・・・・」

「いや・・・そこを・・・・して・・・」

「ちゃんと言わないと。ここはなんて言うの?」

「そ・・それは・・・あん、はぁぁっ」

だんだん秘核がはっきりと尖って来るに連れ、沙織は我慢の限界が近づいてたことを知った。どうせ言うまで焦らされるのは分かり切っていた。

「ク・・・クリト・・・いやぁ・・・」

「まだ言えないの?もう少し強くする?それとも優しく焦らす?」

「言いますからぁ。クリトリスを・・・・・舐めて。優しく」

「舐めて欲しいの?」

「いやあ、そんなに言わないで」

「ダメ、ちゃんと言うよ。沙織ちゃんはクリトリスを優しく舐めて欲しいんだね?」

「ああん、・・・そう・・・です」

そう言いながら耕三は尖り始めている乳房に顔を擦り付けると、沙織は熱い息をしながらキスを求めてきた。一度沙織の足を開いて秘核全体を何度かパンツの上から撫で上げ、沙織が声を漏らすのを確認してから抱き上げてベッドに運ぶ。

潤んだ目で耕三を見上げる沙織を見下ろしながら、耕三は服を脱いだ。

「終わったら出かけるから、沙織ちゃんの服は全部脱がさないからね」

そう言うとTシャツを胸の上まで捲り上げ、フロントホックのブラのカップを撫で始めた。

「そ・・そこは・・・さっきいっぱいしてもらったから・・」

沙織は再び胸からじれったさが沸き上がってくる事に戸惑い、ゆっくりと足を擦り会わせながら耕三の手を下に下ろそうとした。

「ダメ、こっちも少しはしないとダメだよ」

「アン、だめぇ、あれだけしてもらったからぁ」

「あれだけしてもらったのに、まだして欲しくてこんなに敏感になってきたの?」

耕三がカップの下から突き上げてきた小さな突起を軽く引っ掻くようにしてやると、

「アンッ」

と体を反らせる。もうここまで来たら、おねだりをした方が早そうだった。

「おじさまぁ、早く・・・ブラを外して」

「それから?」

耕三はパチッとフロントホックを外しながら次を求めた。

「おっぱいを・・・・優しくして」

「優しくって?」

「それも言うのぅ?ああん、手で揉んだり食べたりぃ、いやあ」

沙織は胸をはだけられながら、両手で顔を隠して恥ずかしがった。朝食までとは違い、服を着たままでおねだりをさせられるのはやはりかなり恥ずかしかった。早く全裸にされて感じさせられた方が、まだおねだりしやすいと思った。

「まずはこうするからね。どう?」

Tシャツを捲り上げられ、ブラジャーを外されて乳房を露わにされたミニスカート姿の少女の胸をゆっくりと揉み上げながら、耕三は沙織の反応を楽しんだ。横に寝ても丸く膨らんだお椀形の乳房は乳首が綺麗に上にあるので、揉み込むのも楽だ。その弾力は高校生にしかない堅さと柔らかさを持っていた。

「いや・・・ああん、・・・こんなのは・・・・ああっ、ああっ、くうっ、はうぅ」

耕三の舌が乳房のすそ野をゆっくりと回り出すと、その焦らし方に沙織はいやがった。何度もすそ野を回って頂上に近づくと、ギリギリのところで先端を交わして隣の乳房に移っていく。昨日もさんざん焦らされたテクニックだ。沙織は何とか自分で身体をねじって耕三の口の中に乳房を入れようとしたが、もう少しと言うところで耕三は交わし続けた。

「いやぁ、おじさまぁ、ちゃんと言ったのにぃ。焦らしちゃいやぁ」

「もう一回聞かせて」

「ああん、もう、乳首を食べてぇ。ああっ、それぇーーーっ、くぅぅぅーーっ」

沙織はねっとりと乳首を舐められて思わず大きくベッドの上で反り返った。そのまま両手で乳房を揉まれ、激しく両足を擦り会わせながらもこんなに気持ち良く乳房を揉んでもらえる幸せに声を上げた。

やがて耕三が乳房に満足してパンツに手をかけたとき、沙織は腰を浮かせて協力しながらも、自分の秘部を見られるのは耐えられなかった。既にびっしょり濡れているのは自分でもよく分かっていた。何度も足を擦り合わせているのでヌルヌルしている実感がある。それを明るい部屋の中で見られるのは恥ずかしくてたまらなかった。

「おじさまぁ、早く入れてぇ、お口はいいからぁ、ねぇ、オチンチンを入れてぇ、欲しいのぅ、ねぇ、入れてぇ、我慢できないのぅ」

沙織が自分から積極的に挿入をねだったので、最初耕三はすぐに入れようかと思った。しかし、入れるのはあとでもできる。

「じゃぁ、ちょっとだけ口でしてあげるからね。すぐだから」

「いやあ、ダメッ、すぐにぃ、あん、入れてぇ、お願いぃ」

沙織は少し強く嫌がった。そこで初めて耕三は、沙織が挿入を欲しがっているのではなく、見られたくないのだと言うことに気が付いた。

「大丈夫。見せてごらん」

「いやぁ、見ちゃいやあ、だめぇっ」

耕三が嫌がる沙織の足を大きく開くと、秘唇どころか茂みの奥までびっしょりと濡れている秘部が現れた。滴っている液体が肛門の方まで流れ出している。秘唇の中央には大きく尖ってそそり立った秘核が耕三の舌を待っていた。

「こんなに・・・凄いよ。びしょびしょで流れ出してる」

「いやあぁっ、見ちゃダメエッ、言わないでッ」

沙織は両手で顔を隠しながら激しく首を振った。

「大丈夫。もう我慢しなくていいからね。夢中になってごらん」

これ以上何か言うと泣き出しかねないと思った耕三は、早々に舐め始めた。秘核の直ぐ下の飛び出したパーツの割れ目の辺りを舌先でツンツンと舐めてやると、途端に沙織は声を上げて夢中になって腰を動かし始める。しかし、今回は耕三が自分のペースで舐めたかったので、沙織の腰をがっしりと抱え込むと、丁寧に舌を秘核の周りに走らせた。

「あああああああっ、そんなのっ、はあううぅっ」

沙織は今までと違う舐められ方に戸惑いながらも、何とか腰を動かそうとしたがどうしても動かない。悶えながらも何とかしようとした沙織は、耕三の頭を離せばあきらめて昨日みたいにしてくれると思った。そこで、自分の股間に挟まっている耕三の頭を舌に押し下げようとした。途端に快感が身体を走り抜ける。下に押し下げようとした時に無意識に自分で腰を突き上げ、秘唇の中に耕三の顔が埋まってしまったのだ。

「いやああぁぁぁぁっ、それはあぁぁあぁぁぁっ」

一度身体で覚えた快感は二度と忘れない。目のくらむようないやらしい光景だったが、沙織は自分の腰が耕三の顔を迎えに行くのを止められなかった。そして、気が付くと突き上げた腰に自分の手で耕三の頭をごしごし押しつけていた。

「はあっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

自分の秘唇が舐められるたびに声が上がった。そして、耕三の手が乳房に伸びてきて、沙織の腰の動きに会わせて乳房を揉み上げられると、全身が快感の固まりになったかのような猛烈な快感に夢中になった。ミニスカートは大胆にめくれ上がり、下半身は丸見えだったが、そのスカートと乳房の上までめくり上げられたTシャツが沙織の羞恥心を倍加させていた。

しかし、耕三はこのまま沙織を満足させなかった。無理やり顔を離すと、目の前で空腰を使って上下に動く秘部の向こうに見える沙織に、

「我慢できないの?どうしても動いちゃうの?」

と聞く。それは沙織には死にたいほど恥ずかしい質問だった。

「いやぁ、ここでやめちゃだめぇ、ああん、もっと、もっとう」

半分泣き顔になりながら沙織はおねだりした。

「じゃあ、今度は沙織ちゃんが上になりなさい。そうすれば自分で動けるから」

そう言うと耕三は、舐め上げる体勢で腰を抱え込んだまま身体を反転させた。

「いやあっ、こんな格好はイヤッ」

上下が入れ替わって、耕三の顔の上に座り込む形に沙織は激しく嫌がった。しかし既に体勢はできあがっており、耕三がちょっと舌を伸ばすだけでとろけるような快感が沙織を襲う。恥ずかしかったので最初の数秒は我慢できたが、すぐに沙織の腰はべったりと耕三の顔の上に座り込んでしまった。耕三の頭はすっぽりとミニスカートの中に入っている。

「いやあぁぁぁぁぁ、こんなのぅ、ああぁぁぁーーーーーーっ」

沙織はベッドのヘッドボードに手を付いて体勢を安定させると、どうしようもない、と言う感じで耕三の顔に秘唇を擦り付ける。たっぷりと濡れそぼった秘唇が耕三の顔に押しつけられ、小さい悲鳴のような声が上がって沙織の腰が生き物のように動き、たちまち顔全体がびしょびしょになる。

沙織はもっとそっと愛撫して欲しかったが、腰の動きを自分で止められなかった。あまり強く秘唇を押しつけたので、耕三は息ができなくて苦しかったが、何とか顔を横に向けて呼吸を確保する。しかし、沙織の腰はそれを許さないかのように小さめだった秘唇が大きく広がって耕三の顔を包み込み、巧みに擦り付けられた。

「はぁぁーーっ、ううぅ、ううぁぁああああっ、はうぅっ、ああん、あっ、あっ、あっ」

沙織には快感だけが分かった。自分で何をしているかよく分からないが、猛烈に気持ち良かった。頭の中では耕三に舐めあげられている自分の姿だけが浮かんでいた。

「あああっ、ゆっ、ゆるしてっ、はぁぁっ、だめぇ、だめぇっ」

しばらくは何も分からなかったが、やっと何とか自分の腰に力を入れて、ほんの少しだけ腰を浮き上がらせ、激しい息と共に耕三に許しを請う。しかし、耕三はまだ沙織を許さなかった。怪しげに目の前で収縮を繰り返し、透明な液体を吐き出し続ける秘口と、その上で最大限に尖っている秘核をゆっくり舐め上げる。

「あ、ああああぁぁーーーー、だめぇぇぇーーーーっ」

再び沙織の腰は本人の意思を無視するかのようにべったりと耕三の顔の上に押しつけられる。沙織は、足に力を入れて腰を持ち上げようとすればそのまま腰が動いて自分で擦り付けてしまい、足の力を抜くと耕三の上にべったりと座り込んで、ぺろぺろと耕三の舌が敏感なところを舐め上げるので、どうしようもなくただ悶えるしかなかった。

すると、耕三の手が上に伸びてきて、小刻みに揺れている乳房を揉み上げる。更に猛烈な快感が沙織を包み込み、沙織は自分を忘れて快感をむさぼった。

「ああーーっ、すごいぃーーっ、あうぅぅっ、いやぁっ、もっとぅ、だめぇ、すごすぎるぅーっ、こんなことぉ、いいぃーっ、いいのぅーーっ」

半分鳴き声で沙織は秘唇からの快楽にのめり込み、乳房を揉まれて喘ぎながら頭を激しく左右に振った。セミロングの髪が耕三の上で激しく振られていたが、ミニスカートの中に頭を突っ込んだ形の耕三には分からなかった。

沙織は激しく感じながらも、少しずつミニスカートがずり上がって耕三の顔が見えてくると、何度もスカートを直して耕三に見られないようにしていた。秘部を擦り付け、捲り上げられたTシャツの中からむき出された乳房を揉み上げられて声を上げる姿など、とても耕三に見せられるものではなかった。

やがて耕三が沙織を解放したとき、沙織は気絶したかのようにそのままゆっくりと横にどさっと崩れ落ちた。

「・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁはぁはぁ・・・・おじさま・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・しんじゃう・・・・・かと・・・おもった・・・・の」

沙織の身体をそっと横たえ、びっしょりと濡れた顔をシーツで拭き取ってから耕三が優しく髪を撫でてやると、

「アン・・・だめぇ・・・・それも・・・・気持ちいい」

そう言いながら沙織は何とか身体をずらして耕三の腕の中にすり寄ってくる。そのまま少し息が整うまで沙織の身体を抱いていると、

「もう・・・おじさまったら、私、壊れたかと思ったんだから」

と腕の中で可愛らしくすねた。

「どう?欲しい?それとも疲れた?」

「おじさまったら私の身体を・・・こんなにしちゃって・・入れて、オチンチン。でも、ごめんなさい。身体に力が入らないの。おじさまが上になって。あとで、ちゃんとするから。大きくなったら・・・来て」

沙織はそう言いながら残り少ない力で中途半端な大きさの肉棒を撫で、それが硬度を取り戻してくるのを確認すると、耕三を抱きしめて自分の上に導いて足を開いた。

耕三は先端を狭い入り口にあてがい、

「そっとするからね。疲れてダメだと思ったら言うんだよ」

と、狭くなった入り口に先端を埋め込んでいく。

「ああぁぁ、お、じさまぁ、くうぅっ、いきなり・・・・ああっ、いいっ」

沙織は待ちきれない、と言う感じで両手を耕三の腰に回すと、腰に絡めた足と一緒に腰を引きつけ、肉棒を中に誘い込んだ。

「慌てないで、大丈夫。優しくいっぱいしてあげるから」

「ああん、あん、あん、もっとう、焦れったいぃ、アン、アン」

沙織は自分から腰を突き上げて一秒でも早く肉棒を奥に納めようとする。

「沙織ちゃん、慌てると直ぐに疲れちゃって、感じる前に動けなくなるよ。ほうら、こうすると気持ちいいだろ?」

耕三は狭い肉壁を肉棒全体の長さを使ってしごいてやる。沙織の気持ちを正直に表すように、肉壁は何度も肉棒に絡みついてきた。

自分の悶える姿をじっと見下ろしてている視線に気が付いた沙織は、

「いやぁ、見ないで、おじさま、そんなに見ちゃいや、あん、腰が動いて・・ああっ」

と恥ずかしがりながらも悶えるのを止められない。何とか身体を止めて、静かに耕三の肉棒を受け入れようと思うのだが、少しは動いていないと身体が暴走しそうなのだ。

「可愛いよ。沙織ちゃんのこんな格好、ホントに見られて嬉しいんだ」

耕三はわざと、ゆっくりと肉棒を出し入れして、沙織が再び快感をおねだりするようにし向けた。

「いやあ、私・・・ああっ、ダメッ、そんなにしたら・・・あっ、あっ、いやぁ、見ないで、身体が、ああっ、止まらないッ」

沙織の身体はとうとう大きくうねるように動き出し、自分から足を全開に開いて左右で踏ん張り、ぐいっと腰を高く突き上げて、むき出しになった秘唇の奥深くに肉棒を納めようとする。

「どう?夢中になれる?」

「いやぁ、ああっ、おじさま、して、いっぱいずぼずぼして。もっと深くいっぱい奥までぇ、だめぇ、我慢できないのぅ、こんな事させちゃいやぁ」

耕三が腰を浮かせているだけで、沙織の腰は難度も高く突き上げられて肉棒を深く飲み込み、そのたびに可愛らしい声が上がった。沙織の液体でたっぷりと濡れている肉棒はテラテラと光り、まるで嫌がる沙織を引きつけているかのように、何度も秘唇の中似に埋もれた。

しかし、沙織の体力はあまり残っていなかった。

「おじさま、お願い。もっと欲しいの。でも、できないの。おじさまぁ」

沙織が恥ずかしそうにしながらも、耕三の方を見て懇願する。

「いいかい、それじゃ、行くよ」

耕三は大きく、ダイナミックに肉棒を出没させ始めた。それは沙織では決してできない力強さだった。沙織は大胆に腰を開いて秘唇をむき出しにして、一ミリでも深く迎え入れようとする。

「ぐぁぁっ、す、すごいッ、深いッ」

十分に準備を繰り返したので、沙織の身体は待ちきれない状態になっていた。待ちに待った出没運動で大胆に子宮が突き上げられる快感は沙織の想像を超えていた。たちまちぎゅっと締まった肉壁が沙織を頂上に押し上げる。

「わぁぁぁぁああああーーーっ」

沙織は自分でも分からない声を上げると、深々と貫かれたまま硬直した。耕三は更に数回、グイッグイッと肉棒を押し込んでけりを付けてやる。沙織は何か声を上げたようだったが、かすれてしまって何も聞き取れなかった。頂上に達して満足した香織は、余韻を十分に楽しむ間もなくグッタリと力が抜ける。

そのまま疲れ切った沙織は、気を失ったかのように乳房をむき出したTシャツ姿で、両足を大胆に開いたまま眠り込んだ。その股間の茂みの奥に見えている秘唇は、それからもしばらくいやらしく液体で光っていた。よく見ると、まだ時折液体を吐き出しながらうごめいていた。

沙織が目を覚ましたのは10時半近くになってからだった。ゆっくり起きあがると、明るい部屋の中であられもない姿のままベッドの上で寝ていた自分の姿に驚き、直ぐに胸を隠して脱ぎ捨ててあったパンツを取るとバスルームに走った。バスルームで自分の乱れた姿を改めてみた沙織は、恥ずかしさのあまり座り込んでしまった。頭の中では先ほどの自分の痴態が鮮明によみがえってくる。『あんな事するなんて・・』それは今までの自分では考えられないような、淫靡な姿だった。

沙織はそのまま服を脱ぐと、シャワーを浴びた。耕三とのセックスの跡を消して、新しい気分にならないと、とても恥ずかしくて耕三の前には出られなかった。

沙織が身支度を整えて出てきたとき、耕三は何もなかったかのように静かに窓際で本を読んでいた。

「準備、できた?出かけてもいい?」

「はい」

「それじゃ、行こうか」

耕三は部屋の直ぐ下に止めてある車に沙織を乗せると、幌をオープンのままムスタングを走らせた。

「大丈夫?疲れているだろうから、早めに帰ってこようか」

「うん、でも大丈夫。一眠りしたら疲れは取れたから」

「だいぶ激しかったから、きっと感じている以上に疲れてると思うよ。ごめんね。あんなにするつもりじゃなかったんだけど、沙織ちゃんが可愛くて」

沙織は何と応えて良いのか分からなかった。しかし、セックスのことをごく自然に会話できる耕三を、やはり大人だ、と思った。自分にはとてもできない。

「直ぐに着くからね。ほら、あそこに大きな地球儀が見えるだろ?」

「あ、あれだ。エプコット!」

沙織の顔に笑顔が戻ったので安心した耕三は、一生懸命外を見ている沙織の髪が少しなびいているのがとても美しいと思った。時折、風の具合で髪が沙織の顔にかかり、ぞくっとするような美しさを引き出す。

広大な駐車場の一角に車を止め、駐車場を周回しているトラムに載ってゲートまで来ると、巨大な地球儀の偉容に圧倒される。チケットを買って中に入ると、沙織は嬉しそうに言った。

「おじさま、腕を組んでも、いい?」

「ああ、かまわないよ」

「一度、こうしてみたかったんだ」

せっかく組んだ耕三の腕を引っ張るようにして沙織はドンドン進んでいく。

「沙織ちゃん、最初はどこに行くの?」

「わかんない。でも、あっち」

沙織には効率よく回ろう、等という考えはどこにもないようだった。湖の見えるところまで来ると、キョロキョロと辺りを見回す。

「あ、いた!」

沙織は耕三の腕を引っ張って、向こうから走ってきたディズニーキャラクターが乗ったバスに向かって歩いていく。そのバスの後ろには何人もの子供が着いてきており、盛んにキャラクターに手を振っていた。やがてバスが止まると、ぞろぞろとキャラクターが降りてきて子供たちに愛想を振りまいて写真撮影などを始めた。

「沙織ちゃん、カメラを買ってくるから列に並んでいてね」

そう言って耕三は近くの店でレンズ付きフィルムを買う。耕三が沙織の所に戻ってきたとき、ちょうど沙織の番が来るところで、沙織は大喜びでキャラクターと抱き合ったり握手したりした。

「あー良かった。おじさま、ありがとう、最高よ」

「その言葉は部屋で聞きたいんだけど?」

沙織は一瞬何のことか分からない顔をしたが、直ぐに気が付いた。

「それは・・・エッチ!」

沙織はぷいと向こうを向いて歩き出した。慌てた耕三は、後ろから追いついて、

「ごめんよ。次はどこに行く?」

「もちろん、テストトラック!おじさま、びっくりしても知らないから、すごいのよ」

「そうなの?ジェットコースターだっけ?」

「そう。できたばっかり。でも、混んでるかなぁ?ファストパスがいるかも?」

「ファストパス?あ、あそこにある奴?」

「え?ファストパスがあるの?どこ?」

「ほら、あそこだよ。行ってみよう」

耕三は近くのブースの一角を指差した。先ほどその前を歩いて湖に行ったときに気が付いたのだ。広場の中央にファストパスのブースがあり、何人かが画面を見て何か操作をしていた。二人もそこに行って前の人の操作をのぞき込む。

「本当。こんな所にあるなんて。日本では一度アトラクションまで行かないともらえないのに。ねぇ、おじさま、テストトラックのチケットを取って!」

どうやらファストパスとはアトラクションの待ち時間を減らすためにあらかじめ時間を予約するチケットのようだった。それぞれの入場券のカードを入れてファストパスを選択すると、まだ空いている時間が表示される。しかし、一番早いものでも1時間以上も先だった。

「仕方ないね。きっと今から並んでも長く待つんだから、チケットを取っておこうか」

そう言って二人分のチケットを取ると、

「それまでこの辺りを見る?それともどこかのアトラクションを見る?」

と聞くと、少し考え込んでから、

「この辺りのアトラクションを見て、待ち時間が少なかったら行ってみましょう」

と言った。今まではあまり自分の考えを言わなかった沙織だが、大好きなディズニーでは違うようだ。

二人はまず、大きな地球儀の下に行った。そこは地球の創世期からの自然を再現したアトラクションで、長くつながった二人乗りのコンベアで地球ができるときから人間が文化を創るまでを見て回る。教育的だが運良く空いていたので直ぐに見ることができた。

まだ時間が余ったので、ITを紹介したブースに入り、インターネットやCPUなどのテクノロジーの説明を見て回る。その中で二人はプリクラのようなステーションを見つけた。そこでは写真を撮って希望のメールアドレスに送ってくれるようなので、まず二人の写真を撮った。沙織は耕三に腕を組んだままわざとぴったりくっついて顔もくっつけてくる。撮影が終わると、耕三は送信先のアドレスの入力を始めた。

「沙織ちゃんのアドレスは?うん、わかった」

耕三は沙織のアドレスの他に、自分のアドレスを入れると送信しようとした。

「ちょっと待って、もう一カ所、いいですか?」

「ああ、いいよ。自分で入れてごらん」

沙織は別のアドレスを入れると、耕三に教えられて送信した。

「どこなの?あれは?」

「あのね・・・・、今は内緒」

沙織はいたずらっぽく笑うと次のブースに移った。耕三はそろそろ予約した時間が近づいてきたので、沙織と一緒にテストトラックに向かう。心なしか、腕を組んでいる沙織の手の力が強くなったような気がした。

テストトラックに近づくと、もの凄い速度で6人乗りのオープンカーが走っている。速度も凄かったが、その音も凄かった。しかし、ジェットコースターが車になっただけだと思った耕三は大して気にも留めない。待っている人の列はかなり長かったが、幸いファストパスを持った人は並んでいる列の一番前に割り込めるようになっていて、ほんの少し待っただけで中に入れた。中には人形や自動車の部品が並んでいる。

「へぇ、テレビの保険のコマーシャルで出て来るみたいな衝突に使う人形だね」

「人形って凄くいっぱい種類があるんですね」

「うん、えーと、50歳代の男性、妊娠5ヶ月の女性、3歳の男の子・・まだまだあるね」

「何か・・・かわいそう・・・だって、ぶつかっちゃうんでしょ?」

「うん、それが仕事だからね」

そんなことを話していると大きなドアが開いて中に入った。テレビに女性と男性が映っていて何か他のことを話している。

『あ、リック、次のグループが来たわよ』

『ようこそテストトラックへ。これは販売される前の最新型の車を実際にテストしているところで、皆さんには実際に開発中の車に乗ってもらって、性能をテストをしてもらいます。テストする項目は、サスペンション、ABS、耐熱、耐寒、あとは秘密です』

『リック、秘密って何?』

『さあ?決まってないんだ。君の好きなのにすれば?』

『分かったわ。それじゃあ・・・これ』

と言って女性が「クラッシュテスト」のボタンを押すとドアが開いて車の乗り場に出た。

6人乗りのオープンカーに乗って4点式のベルトをしっかり締める。

「何か、ドキドキしてきた・・・。ちょっと、怖いかな」

「何だ、さっきまでは平気って顔してたのに」

「でも、怖いから良いんです」

「そういうもんかね?」

車が走り出すと、先ほどの予告の通りにテストが進んでいく。ちゃんと座席の前の液晶画面に説明が出て、急停止したり急に加速したりと結構芸が細かい。特にABSブレーキテストでは、最初ABS無しで急ブレーキをかけても曲がりきれずに、次にABSを動かすときれいに曲がるという細かさだ。実際の車自体は路面の上のレールに沿って走っているので薄暗い路面をよく見ていると行く方向が分かってしまい、しかけが可愛らしく思える。最後のクラッシュテストは衝突バリアーの前でしばらく停止して場を盛り上げてから猛然と加速してバリアーに衝突、と言う瞬間にバリアーが開いて車は猛然と外に飛び出し、高速周回テスト、最高速テストをやってお終いになる。かなりこったアトラクションで、十分楽しめた。最高速度だって、確実に100キロは超えている。

「あー面白かった」

「凄くこってるね。沙織ちゃん、良くこんなの知ってたね」

「詳しくは知らなかったの。ただ雑誌で読んだだけ。でも来てみて良かった」

「確かに英語が分からなくてもこういうのなら楽しめるね」

「さあ、おじさま、あとはどこに連れてってくれるの?」

「まずはお昼だね。お寿司でも食べようか。食べ慣れたものの方が良いだろ?」

「うわぁ、お寿司が食べられるの?エプコットで?」

「そう、日本館のレストランを予約しておいたから。もうすぐだよ。行こう」

「嬉しい。日本食なんて。お腹、減ってたんです」

二人はちょうど出発直前の船に乗れたので、余裕を持ってレストランに入れた。

「テンプラ・キクって変な名前ですね」

「うん、日本館にはもう一つレストランがあって・・・」

「知ってる。三越のでしょ?」

「そう、あっちが鉄板焼きだからこっちは天ぷらなんだと思うよ。鉄板焼きの方が良かった?」

「ううん、お寿司の方が素敵」

「良かった。どれくらい食べられる?」

「たくさん食べられる」

「良かった。でも、途中でお腹が減ったりしても他の場所でいろいろ食べられるから、あんまりたくさんはいらないね。それと、今日は夕食が5時半だからね」

「え?5時半なんですか?」

「だって、6時の予約は取れなくて、沙織ちゃんはなるべく部屋で一緒にいた言っていったから早い時間にしたんだけど・・・・、遅い時間に変更して9時の花火まで見ていく?」

沙織は、しまった、と言う顔をした。朝は耕三に愛されたばかりで、体がほてっていた時はどこにも行かなくて良いと思っていたが、やはりここまで来ると少しでも長くいたいと思うのだ。沙織の顔を見て、耕三は何を言いたいのか分かった。

「分かった。それじゃ、予約時間を変えられるかどうかやってみるから」

そう言って耕三が立ち上がろうとすると、

「待って、おじさま。そのままでいいの。せっかく予約してくれたんだから」

と耕三を引き留めた。

「いいの?」

「はい。きっと今はこっちにいたいけど、部屋に帰ればもっと早く帰ってくれば良かったって想うと思うの。だから、いいです。こんなにしてもらってるのに・・・」

沙織は耕三の思いが嬉しくて涙が出るほどだった。その耕三にはまだ自分はしっかりお礼をしていない、と思っていた。だから、耕三の決めた通りにするのが一番いいのだと思い、任せることにしたのだ。

「分かった。それじゃ、後で気が変わったら言ってね」

「大丈夫です。ふふっ」

注文した天ぷらはごく普通のものだったが、結構きれいに盛りつけられており、沙織は結構気に入ったようでニコニコしながら食べていた。耕三は久しぶりの日本酒を飲み、天麩羅でいっぱいやることができてほっと一息と言うところだった。すしは値段が高い割りにはたいしたことはないと思ったが、それでもきれいに盛りつけてあるので沙織は大喜びで食べていた。

食事が終わると、二人で他の国の展示館を見て回った。10以上もあるので丁寧に見ていると簡単に時間が過ぎてしまう。沙織はイタリア館が気に入ったようで、有名なブランドもののアクセサリーを何度も何度も見ていた。

「良かったら一つだけ買ってあげようか?」

「え?だって・・・」

「これが記念になるなら俺も嬉しいから」

「記念、か・・・そうですね。おねだりしても、いいですか?」

「うん、いいよ。あとでもっといっぱいしてもらうけど」

耕三がウインクすると、沙織は顔を真っ赤にして、

「それは・・・・お部屋で・・・です・・・よ・・・まだ・・・」

と横を向いてうつむいてしまった。ニコニコして二人を見ていた店員は、日本語が分からないので不思議そうな顔をしている。

「さあ、どれがいいの?」

「あのネックレス・・・いいですか?」

「あんなのでいいの?」

「はい、ネックレスならずっとしていられるから・・・」

耕三は沙織の指定したネックレスがあまりに小さいものだったので驚いたが、値段はそれなりに結構したのでまた驚いた。カードで支払いを済ませると、

「ごめんなさい。高かったでしょう?」

と沙織はぺこりと頭を下げた。

それからもあちこち見て回ったが、もう沙織は耕三がいくら聞いても何も欲しいとは言わなかった。よほど気にしているようだ。それでもメキシコ館の前のカフェで湖の景色を見ながら飲み物を飲み、タコスを食べたときだけは、

「おじさま、私にも、一口、頂戴」

と耕三の分をねだった。そのしぐさはとても可愛く、高校生そのものだった。

二人で回っているとあっという間に時間が過ぎていく。元々昼食が終わったのが2時近くなので、5時半の夕食時間まで大した時間はなかった。イギリス館でしゃれた陶器のセットを見たり、フランス館でブランドものを見ているうちに5時をだいぶ過ぎてしまった。

「沙織ちゃん、そろそろ行かないと。時間だよ」

「う〜ん、もうそんな時間なんだ。仕方ないか」

沙織は残念そうに何度も振り返りながら夕食のモロッコ館に向かった。モロッコ館ではレストランの壁がタイル張りなのに驚いた。メニューを渡されても沙織には何のことか全然分からない。

「おじさま、ごめんなさい。読めないの・・」

「そうだね。沙織ちゃんは何か食べたいものがある?」

「何でも食べるけど・・・・」

「何か、定食みたいなのと、一品ものとあるよ。シシカバブって知ってる?」

「聞いたことあると思うけど・・・わかんない」

「分かった。それじゃぁ、任せてくれる」

「はい」

耕三は適当に何品か注文して、自分用にはワインを頼んだ。

「おじさま、どうしてイタリア館じゃなくモロッコ館にしたの?」

「う〜ん、日本にもなかなか無いものの方が沙織ちゃんが喜ぶと思って。最初はイタリア館でコースを頼もうかと思ったんだけど、肩がこるのはいやかなって思ったから・・・、ごめん、イタリアの方が良かった?」

「ううん、そんなんじゃなくて・・・ただ、雰囲気が・・初めてなもんだから・・」

どうやら沙織は白とブルーのタイルで囲まれたモロッコの雰囲気に圧倒されているようだった。しかし、クスクスやシシカバブと言った代表的な料理を食べているうちに、いつの間にか生演奏が始まってエキゾチックな音楽が流れ始めると、次第に沙織の緊張は解けて雰囲気の中に溶け込んでいった。

「一口だけ、そのワイン、飲んでみてもいいかしら?」

「一口だけだよ。あっさりしてて意外と美味しいよ」

耕三がそっとワイングラスを渡すと、

「いい香り」

と言ってグイッと飲んでしまった。

「ああ、そんなに・・・。あとで酔っても知らないぞ」

「大丈夫。おじさまがいてくれればね!」

沙織はいたずらっぽく笑うと、可愛らしいく舌でぺろっと唇を舐めた。

やがて、艶めかしい衣装に身を包んだ踊り子が現れ、生演奏の音楽に合わせてベリーダンスを踊り始めた。激しく腰を振って客を誘うような手つきで踊るダンサーを見て、沙織は真っ赤になった。

「おじさま、こんな所に来るなんて、私、未成年ですよ」

と小さな声で言う。

「もともとは沙織ちゃんが来たいって言ったんだろ?」

「それは・・・そうですけど・・・だって、こんなところなんて・・」

「それじゃぁ、沙織ちゃん、あのダンサーをどう思う?」

「どうって?」

「いやらしい?」

「ううん、そんなこと無い。とっても素敵。綺麗だわ」

「そうだろ?こういうのをエンターテイメントって言うんだよ」

「でも、こういう所って・・・」

「ほら、あそこを見てごらん。小さな女の子が一緒に踊ってるじゃない」

耕三の指差した先で3歳くらいの女の子がヨタヨタしながら手を振ってくるくる回っている。どうやら一緒に踊っているつもりらしい。

「そうですね。あの子も、綺麗ですよ」

沙織は一気に気持ちが楽になった。そのまましばらく二人でベリーダンスを眺めていると、大きな瞳にだんだん魅惑の光りが宿ってくる。しばらくはじっと見ていた沙織だが突然、

「ちょっとトイレへ」

と言って席を立ち、しばらくして戻ってくると、

「おじさま、そろそろ部屋に帰りましょう」

と言うと、沙織は耕三を誘って帰ろうとした。耕三は慌てて勘定をカードで済ませ、外に出ると、

「どうしたの?怒った?イヤになったの?あんなに真剣に見ていたのに」

と沙織に心配そうに尋ねた。

「ううん、そろそろ帰ろうかなって思っただけ」

とあっけらかんとして答える。

「花火はいいの?まだ時間、あるけど?」

「おじさま、そんなこと言ってると、本当に10時までここに居座っちゃいますよ」

「だって・・・、そうしたいんでしょ?」

「もう、こんな時は全然女心を分かってないんだから」

沙織は耕三の腕をしっかり組んで出口に向かって歩き出した。途中、カナダ館の前まで来たとき、

「おじさま、ほら、夕焼けが綺麗」

と言って湖沿いの小道に耕三を誘った。湖の向こうに今まで回ってきたメキシコ館、中国館、日本館が見えており、夕日を受けてそれぞれ独特の雰囲気を出している。沙織はふと足を止めると、振り返ってから耕三の首に手を回し、抱きついてくる。

「!!!」

そのまま耕三は沙織のねだったキスに応じた。胸の膨らみが心地よく耕三の胸に当たった。沙織はすぐに離れるかと思ったが、ワインが回っていたのか、沙織は予想外にねっとりとしたキスをしてきた。やっと口を離すと、

「沙織ちゃん、キス、上手になったね」

と耳元で囁く。沙織はちょっと恥ずかしそうに、

「だって、みんなあっちこっちでキスしてるんだもん。ちょっとしてみたくなっちゃった」

と言って、再び耕三の手を取って歩き始めた。そのままどんど歩いて外に出てしまう。

駐車場を回っているトラムに乗って車の所に戻り、そこからホテルの部屋に帰ってくるまではあっという間だった。ホテルまでの車の中で、沙織は一言も話さなかった。何か思い詰めているような、ちょっと深刻な顔つきだった。

ホテルに着くと、そのまま二人は車を部屋の前に止めた。すでに暗くなり始めている。

部屋に入ると、二人はお互いを求めていたかのように自然に抱き合って唇を求め合った。沙織が帰国するまであと半日しかない。沙織は耕三がびっくりするくらい積極的に応じてきた。唇を離したとき、沙織は既に熱い息を弾ませて潤んだ目で耕三を見つめていた。

「おじさま、明日の朝には・・・」

「沙織ちゃんが日本に帰るんだね。新しい気持ちで」

「うん、ちょっと寂しいけど、嬉しいの。本当に。私、来て良かったって・・・思って・・・だから今夜は・・・」

「ダメ、涙はまだダメだよ。することがあるから」

耕三は沙織をベッドに誘い、ベッドの縁に腰掛けさせると、ミニスカートの中に手を両手を入れてパンツを脱がせた。沙織はされるがままに腰を浮かせて協力する。しかし、

「待って、ちゃんと脱がせてからに・・・あんっ!」

耕三はいきなりベッドに座ったままの沙織の股間に顔を埋め、両足を大きく開いた。

「そ、そんなに急がなくても、あん、ああっ」

耕三は両足を持ち上げて自分の肩にかけ、そのまま茂みの奥で顔を出している小さな秘唇を目指して舌を這わせた。戸惑いながらも沙織は両手を後ろについて秘唇を耕三の方に向かって開いていく。そこはまだ潤い始めたばかりで、秘唇もやっと半分くらいしか開いていない秘密の場所だった。その割れ目の中に耕三の舌がそっと差し込まれていく。

「うーーーっ、はぁぁぁっ、そんなあぁっ、ことぉっ」

いきなり始まった耕三の愛撫に戸惑いながらも、沙織は耕三に全てを任せるつもりで更に大きく足を開いた。これから始まることの予感に、急速に体の中に潤いが広がり始める。

しかし、耕三はゆっくりと舌を差し込んで、秘唇が徐々に開いていくのを舌で確認すると、それ以上は攻めてこなかった。じっくりと秘核の周りを丁寧に愛撫するだけで感じるところは敢えて避けている。そして、とうとう顔を離して愛撫を中止してしまった。まだ秘唇に顔を埋めるほどではないので、耕三の顔も濡れていない。

「ああ・・・おじさま?どうしたの?」

耕三は隣のベッドに座り、沙織と向かい合うと、

「さあ、全部脱ぎなさい」

と言った。それは沙織には信じられない言葉だった。思わずキョトンとしてしまう。

「ここで、全部、脱いで、ごらん」

「お・・おじさま、私が、脱ぐの?」

「そうだよ。沙織ちゃんが自分で脱ぐんだ。毎日やってるからできるでしょ」

「そんな、私、だって、おじさまに・・・」

「さあ、まず立ち上がりなさい」

耕三は沙織を目の前に立たせた。腰が絞り込まれた綺麗なプロポーションにぷくっと可愛い乳房が正面を向いて突き出し、少し控えめだが腰が張りだしている。そして、スカートからスラリと伸びた細い足の間はお気に入りの空間が隠されている。

「全部脱ぎなさい。いつものように、いいね」

「・・・・・・・・・・はい」

沙織は心を決めた。今日は耕三の気に入るようにすると決めたのだ。じっと見られていると恥ずかしくて仕方がないが、意を決してTシャツに手をかけ、ゆっくりと捲り上げていく。耕三の視線が肌を突き刺すような感じがした。徐々にみずみずしい肌が露わになり、可愛らしいへその上にブルーのブラジャーが現れてくる。これが沙織が服を脱ぐ最後なのだ。耕三はその瞬間を逃すまいと目の前の高校2年生を見つめ続けた。

沙織はTシャツを脱ぎ捨てると、一瞬迷った。いつもならここでスカートを脱ぐのだが、既にパンツを脱がされてしまっているので、ここでスカートを脱ぐと下はすっぽんぽんになってしまう。そこで沙織はいつもと順番を変えてブラジャーを脱ぐことにした。

フロントホックに手をかけると、耕三の視線が痛いくらいに感じる。朝はあれだけのことをしたのに、沙織は恥ずかしくて仕方がなかった。

「おじさま、そんなに見ないで・・・・恥ずかしいから」

ふと見ると、先ほど沙織に買ってやったネックレスが胸元で光っていた。

「ネックレス、付けてくれたんだ」

「買って貰ったんだから、つけたところを見て貰おうと思って、さっきレストランで・・・。似合ってます?」

しかし耕三はそっと頷いただけで何も言わずにたばこに火を付け、じっと沙織を見続けている。沙織は耕三の表情が少し和んだので納得し、耕三への恩返しのつもりで心を決めると、両手に力を込めた。パチッと音がしてホックがはずれる。そして、沙織が両手を開くと、そこには綺麗で幼く、そして妖艶な乳房が耕三の方を真っ直ぐ向いて現れた。そのまま両手を下ろしてブラジャーを脱ぎ去る。

沙織の身体は真っ直ぐ耕三の方を向いていたが、顔は少し横を向いていた。

「恥ずかしいの?」

「うん」

「今朝は恥ずかしくなかったの?」

「うん、あのときは・・・おじさまが脱がせてくれたから・・・」

「さあ、最後を脱ぎなさい。ゆっくりだよ」

「はい・・・・」

沙織は両手で胸を隠したくて仕方なかったが、耕三が喜んでくれるなら、とスカートに手をかけ、ホックを外してジッパーを下ろした。そして、思い切って手を離す。すとん、とスカートが落ちると、耕三の目の前に素晴らしい身体が現れた。

「隠しちゃダメ、手を離しなさい」

思わず隠そうとした両手の動きを耕三は封じる。ゆっくりと手が両側に離れた。足を閉じていても両足の間には茂みに隠れた秘密の空間ができている。

恥ずかしそうに立っている沙織のセミロングの髪、ツンと尖ったあご、正面に突き出した乳房と幼い乳首、くびれた腰、そして控えめな茂みの奥に顔を出している小さな秘唇と秘核、スラリと伸びた足、それら全てが今夜の耕三のために用意されたものだった。

「見ないで・・・そんなに見ちゃ、いや・・・」

「ベッドに上がりなさい」

「はい・・・」

沙織はやっと愛してもらえると思い、ベッドに上がると胸と茂みを軽く手で隠して耕三を待った。耕三はその姿をゆっくりと眺める。

「おじさま??」

耕三がベッドに上がろうとしないので沙織は不思議に思って声をかけた。

「そのまま自分の手で感じてごらん。見ていてあげるから」

「いやあっ、それだけはダメッ!」

沙織はびっくりして嫌がった。それだけはどんなに好きな人にでも決して見せることのできない姿だった。

「さあ、始めなさい。目をつぶって。沙織ちゃんの姿を見て興奮してきたらベッドに上がるから。それまでの間だから。始めなさい。沙織ちゃんが自分でするのを見てみたいんだ」

「おじさま・・・・、本当に、直ぐなのね?」

「沙織ちゃんが興奮してきたら、直ぐにベッドに上がるから。きっと沙織ちゃんのを見たら我慢できなくなるよ」

「本当に、本当ね?」

「そうだよ。今夜は沙織ちゃんとずっと一緒なんだから」

耕三はそう言うと、ポロシャツのボタンを外し始めた。

『直ぐだから、きっと直ぐだから、それまでの間、まねごとをしてればいいの』

沙織は自分に言い聞かせると、左手を右の乳房に、右手を茂みの奥にあてて目をつぶった。耕三はポロシャツを脱ぐと、再びたばこに火を付けた。

まだ耕三がこないので、沙織は仕方なく指を這わせ始める。自分の隣に人がいると思っただけで、なかなか自分一人のようにはできないものだ。どうしても動作がぎこちなく、ちょっと指を動かしては止めて耕三の気配を探ってしまう。しかし、耕三は何も言わずにゆっくりとたばこを吹かしているようだった。

沙織は、耕三が興奮するようにと、目をつぶって次第に指の動きを大きくしていった。乳首を丁寧に指で転がし、秘唇の奥の秘核の舌に指を充てると、そっとお気に入りの強さで掻き上げる。

「はうぅっ・・・」

ぴくん、と身体が反応して小さな快感が走った。

「可愛いよ」

耕三が一言だけ言った。しかし、その声は興奮していると言うにはほど遠い。仕方なく、沙織はもう少し快感を走らせることにした。ゆっくりと乳房を揉み上げ、秘核を押しながら指の腹で丁寧に何度も掻き上げる。その快感に、次第に沙織は夢中になっていることに気が付かなかった。

「あ、ああ、はぁ、う、あん、ううっ、あう」

「沙織ちゃん、感じてきたんだね。もっと感じてごらん」

「ああん、おじさまぁ、早く来て、ねぇ、まだぁ?」

沙織は身体をくねらせ始めていた。そして、耕三の方を見て悩ましい声で誘いをかける。

「もう少しだよ。だんだん興奮してきた。可愛らしいよ。可愛がってあげるから」

「ああっ、早くぅ、ああん、恥ずかしいんだからぁ、あああっ」

沙織の指先は微妙な動きで乳首と秘核の周りを刺激していた。だんだん自分でも興奮し始めているのが分かる。しかし、耕三に見られていると思うと恥ずかしさの方が先になって、夢中になることなどできそうにない。身体の中から沸き上がりながらも、ある程度以上にはならない快感に沙織は戸惑っていた。

「おじさま・・・・何か・・・上手にできないの。見られていると・・やっぱり」

「恥ずかしくてダメなの?」

「うん、何か・・・だめ」

「それじゃあ、こうしてみたらどうかな?」

耕三は立ち上がるとベッドの足下の方に周り、両足を閉じて指を差し込んでいる沙織の膝をグイッと開いた。

「ああっ、そんなぁっ、いやっ」

「ほうら、こうすればもっと上手にさわれるだろ?丁寧に刺激してごらん。足を閉じちゃだめ。ちゃんと開いていなさい」

「見ないで、いや、やっぱりだめ、もう許して・・・うぐっ」

耕三は嫌々をする沙織の唇を奪うと、ねっとりと舌を差し込んでディープに絡ませ始めた。

「ううっ、うぐっ・・・・はっ・・・んんっ、はあっ」

沙織は大人のキスに夢中になり、次第に指を大胆に動かし始めた。『キスされている間は見られていない』と思うと、大胆に動かしても恥ずかしくはなかった。そのまま耕三の唇が首筋の方に動いていくと、『これでもう自分でしなくてもいいかもしれない』という期待が浮かんできた。しかし、耕三の唇はそれ以上下がることはなかった。

たっぷりと舌を絡ませた耕三は、やがて体を起こすと沙織の足下に戻った。目の前ではいやらしく指が動いて、秘核の周りを遠慮がちに動いている。

「沙織ちゃん、言う通りにするんだよ。もっと下の方に指を動かしてごらん。ほら、やってごらん。そう、そのまま少し右、少し上、もうちょっと、そう、そこでゆっくり動かして。そっとでいいから」

「ああぁ、おじさま、そこは・・・・」

「ほうら、感じて来たろう?もう少し動かしてごらん」

「息が・・・おじさまの息が・・・・はあっ、いや、感じちゃう」

「指を止めちゃだめ、良いね。もっと丁寧に、そう、そうだよ」

「こ、こんなことして・・・・ああっ、ゆ、許して・・・身体がぁっ・・・」

沙織が今まで避けてきた秘核の下側の一番感じるポイントを耕三に刺激するように言われ、沙織の身体は一気に燃え上がり始めた。耕三の息がかかるだけでも感じるのに、自分の指で触っているのだから、求めるだけの快感が沸き上がってくる。

「あれ?何か腰が動いてるみたいだよ?どうしたの?」

「おじさまぁ、見ちゃいやぁ、もうやめてもいいでしょ?」

「まだ。今度はそのまま指を下にそっと動かして。少し左に、そのまま少し下」

「そ、そこはいや、それだけは許して・・あんまり自分でも触ったこと無いの。お願い、ああっ、イヤッ、許してっ、感じて来ちゃう」

「そのまま指をゆっくり中に入れてごらん。上手にできたらお終いにするから」

「おじさま、見ないで、いやぁ、腰が動くの。ちゃんと入れるから見ないで。お願い」

耕三が顔を少し話すと、沙織の指がまだ少ししかくぼんでいない秘口の中にとぷっと入っていった。

「あああぁぁぁーーーーーっ、こんなことぉっ、覚えたくないッ」

中からねっとりとした液体を吐き出し始めた秘口に指を入れた沙織は、どうしようもない、と言う風に一気に指を第二関節まで差し込み、第一関節までの間で出没を始めた。

「ああっ、おじさまがぁ、こんなことさせるぅ、ああっ、ああっ、ああっ、あうっ、くうっ」

「どうなの?気持ちいい?」

「うん、ああっ、イヤッ、そんなに見ないでッ、いいの、とってもいいの、だから、許して、ああん、止まらなくなっちゃう、お願い、見ないで、ね、見ないで・・」

よく見ると沙織は秘口に中指を出し入れするだけでなく、親指も使って秘核を左右に転がしている。これでは猛烈な快感が生まれるはずだ。左手では右の乳房を揉みながら指で乳首をころころと転がしていた。

「もっと指を早く動かしなさい」

「はうぅ、ああ、いや、ううっ、そんなことしたら・・はう、はうぅ」

「しなさい」

「ああっ、もうっ、知らないっ。お願いッ、ああぁっ、はあああっ、ああううぅーーっ」

とうとう指だけでなく沙織の腰が大きくうねり始めた。そして、クイックイッと突き上げながら指を激しく動かしている。その様子から、このまま続けさせればいくらもしないうちに頂上にたどり着くだろうと思った。沙織の素晴らしい痴態を見ながら、ゆっくりと一服する。

「沙織ちゃん、いきたくなってきた?」

「ああっ、だめ、もうすぐ、あうぅ、あっ、もう、っちゃうから、ああ、いやぁ」

「それじゃあ、見ててあげるからいってごらん」

「おじさまのっ、はうぅ、あう、ああっ、イヤッ、イヤッ、ああっ、許してっ」

「いきたくないならやめてもいいよ」

「ああっ、やめても・・ああっ、あっ、あっ」

耕三がやめてもいいと言っても、沙織の指は妖しく動き続けていた。

「ああ、だめ、やめたいのに、身体が、火照って、ああ、身体が勝手に・・ああん」

そう言う沙織の身体では、まだ指がゆっくりと刺激を繰り返していた。足も全開にしたまま指で秘口の中を探ったり、秘核を撫でたりしている。沙織にとっては火照った体を納得させるためには指を止めるわけにはいかなかったのだ。そして、その快感が更に身体を焦らしていく。秘口の周りはひくっひくっと痙攣を始めており、もういくらも我慢できないことを教えていた。

耕三は、身を焦がしながらもゆっくり悶えている目の前で全裸になった。そして、ベッドの脇に立って上から沙織の身体の全てを見下ろす。

「ああ、おじさまぁ、このままはいやぁ、おじさまぁ、ねぇ」

耕三の肉棒に沙織の目は釘付けになり、まんまるになった大きく潤んだ目で見つめている。

沙織は猛烈なじれったさに我慢できずに、とうとうおねだりを始めた。

「どうしたいの?直ぐに入れて欲しいの?それとも?」

「入れて、一回いかせて、それから最初からして欲しいの。早く、オチンチンを、お願い、あーん、焦れったいぃ」

「がまんできないの?」

沙織は不安げにこっくりとうなずいた。

「それじゃ、そのまま自分でいつもしているようにしていってごらん。いったら優しく始めて上げるから、いいよ。してごらん」

もはや沙織には駆け引きをする余裕も、我慢を続ける余裕もなかった。膝を高く持ち上げると、秘核の周りに指を這わせ、数回秘核の周りを撫でてから秘核の下の部分をそっと掻き上げるように小さく動かし始めた。我慢していた快感が一気に沸き上がる。

「ああっ、もウッ、はうぅ、おじさまぁ、おじさまぁ、だめぇ、もうだめぇっ、このままもうっ、ああ、いやあ、目の前でいっちゃいやぁ、ああぁぁ、だめよぉぉーーっ、ああああぁぁぁーーーーっ、あううぅっ」

沙織はビクンと大きく身体を痙攣させると、そのままどさっとベッドに沈み込んだ。その横に耕三が横たわり、優しく抱きしめておでこにキスをしてやる。

「はあっ、はあっ、はあっ、おじさまっ、はあっ、はあっ」

沙織はやっと抱きしめてもらった安心感と身体の中をまだ走り抜けている余韻に陶然となりながら顔を耕三の胸に擦り付けた。

「い、いじわる・・・あん、そっと・・・抱いて・・・」

沙織は時折痙攣する身体を耕三に押しつけながら、甘えた声で耕三に抱かれる安心感に酔っていた。

「抱いて・・・優しく・・・・おじさま・・・」

「いやだったの?」

「うん、でも・・おじさまが喜んでくれると思って・・・恥ずかしかった」

沙織は何度も耕三に顔を擦り付けて甘えてきた。そのまま優しく抱きしめ、そっと背中を撫でながら沙織が回復するのを待つ。沙織はやっと安心したかのように、全てを耕三に任せて安らぎを味わっていた。

しばらくして耕三がのどの渇きを癒すために冷蔵庫に飲み物を取りに行き、ダイエットセブンナップを飲み始めた頃、沙織はゆっくりと体を起こした。

「おじさま、私も飲んでいい?」

「うん、いいよ。何がいいの?」

「それ、おじさまが飲んでるのがいい。残りを頂戴。一本は多いから」

沙織は飲みかけのダイエットセブンナップを美味しそうに飲み干すと、

「おじさま、私と一緒にいて、ね?」

と耕三をベッドに誘ってくる。今夜の沙織は耕三の望むことならできる限り叶えたいと思っていた。既に目の中には妖しい光がともり、高校生とは思えない色気が漂っている。

「それじゃ、まずお口でして頂戴」

そう言って耕三がベッドに横になると、沙織は耕三の横に膝を崩して座り、素直に口を開けて肉棒を飲み込んだ。まだ上手とは言えなかったが、それでも昨日よりは慣れてきたようだ。だいぶ深くまで飲み込まれている。沙織は気が付いていなかったが、下向きにかがんでいるので形の良い乳房が小刻みに揺れてとても可愛らしい。思わずそっと手を伸ばして先端を指先でからかう。

「んんっ、んはっ、ちゅぱっ、だめ、んんんっ、んん・・」

沙織は少し嫌がったが、それでも耕三のしたいようにさせていた。次第に胸から甘い感覚が沸き上がり、自分自身もだんだん我慢できなくなってくる。耕三の愛撫は単に揉んだり転がしたりという単純なものではなく、慈しむように撫で上げたり、そっと先端を押したりというソフトで愛情あふれるものだったので、沙織の身体はよけいに燃え上がっていった。身体の奥からは再びじっとりとしたものが流れ出してくる。

「ンンッ、ああっ、だめ、これ以上我慢できない、ああん、ああっ」

沙織はとうとう肉棒を吐き出すと、肉棒を握りしめたまま喘ぎだした。

「お、おじさま、あぁっ、ねぇ、ねぇってばぁ、ああぁ、ああーっ」

「欲しくなってきたの」

沙織は耕三の方を見て熱心に頷く。

「それじゃ、四つん這いになりなさい」

耕三は体を起こすと、言われた通りに四つん這いになった沙織の後ろに回ってバックからの挿入の体勢を作った。綺麗な背中の向こうの首にはネックレスの鎖が光っているのが見える。昨日はまだ前の彼の記憶が鮮明だろうからと、バックからの挿入は控えていたが、あれだけ身体に耕三の愛し方を教え込んだあとなので今日はもう大丈夫だろうと思ってのことだった。

沙織は素直に四つん這いになって耕三の挿入を待っている。その細い腰を両手でつかみ、肉棒の先端をあてがうと、ゆっくり先端だけ肉壁の中に埋めた。

「くうぅっ、ああっ、おっきいっ、あ、あ、あ、それに長いっ」

沙織は自分の腰を後ろに上手に下げて、一気に肉棒を飲み込んでいく。潤いを湛えて既に十分に収縮していた秘口は、肉棒を飲み込みながら沙織に満足以上の快感を与えた。

「あうぅ、アン、アンッ、はあっ、ぜ、ぜんぶ、はあぁ、だ、大丈夫だから、頂戴」

沙織は今日始めてバックから耕三に挿入されたので、やっと待ちに待ったものが来たような気がした。しかし、快感が強くてなかなか上手に動くことができない。

「ああぁぁぁ、いやぁ、動けない、はあっ、あんっ、このままじゃ、はうぅっ」

沙織は腰に力を入れて尻を振ろうとしたが、少し力を入れただけで肉壁が肉棒を撫で上げ、猛烈な快感が来るので思うように動かせない。

「ご、ごめんなさい、ああっ、いやぁ、抜かないで、そのまま欲しいっ」

耕三は細い腰を両手でしっかり抱え込みながら、ゆっくりと肉棒全体の長さを使って出没を与えた。その動きに沙織は翻弄され、ベッドに顔を擦り付けながら喘ぐことしかできなかった。

『このままじゃまたおじさまにして貰うだけになっちゃう』喘ぎ続ける沙織の頭の中でもう一人の自分が必死に引き留めようとしている。『このままじゃお礼もできないうちに明日になっちゃうわよ。それでも良いの?』

『お、おじさま・・・ああっ、一度、一度抜いて、ね、抜いて』

突然沙織は耕三に抜去をねだった。これまで挿入された肉棒の出没をねだることはあっても、抜いて欲しいといったことはなかったので耕三は何か体調でも崩したのかと思ってあわてて肉棒を引き抜いた。

「どうしたの?だいじょうぶ?」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、だ、だいじょうぶ、はぁ、はぁ」

「どこか痛いの?急に入れたから?」

「ち、違うの、す、少し休ませて、このままじゃ、して貰う、だけだから」

「良いんだよ。その方が沙織ちゃんも良いだろ?いっぱいしてあげるから」

「ううん、ちょっと待って・・・」

沙織はそう言いながらもしばらく息を弾ませていたが、やがてそれが収まると、

「ちょっとのどが渇いちゃった。うがいしてくるわ。すぐ戻ってくるから」

と言ってベッドを降りるとバスルームの方に行った。沙織はバスルームの洗面台でうがいをして、のどの渇きを癒すと鏡に映った自分の姿を見た。

見慣れた姿だが、どこか変わったような気がする。今までの自分は教師のことが忘れられずに、結局そのことばかり考えていた。忘れようとしていると言うことは、まだ忘れていないと言うことだ。忘れた振りをしていただけで、心の中ではずっともがいていた。

しかし、今の自分にとってはあれだけ思い詰めていたものが既に過去のものとなってしまった。なんだか軽いものでしかないような気がするのだ。今は耕三に愛されることで心の底から身軽になった自分を感じられる・・・。

そこに耕三が入ってきた。思わず洗面台の光りの中で鏡に映った自分の姿を恥ずかしく感じ、両手で胸を隠してしまう。

「だいじょうぶ?」

「うん、なんでもない」

「良かった。ちょっと心配したよ」

「ごめんなさい。でも、本当に何でもないから」

そう言うと沙織は耕三の首に手を回し、ゆっくり抱きついてキスをねだる。そのまま全裸の二人はキスをしながら身体をゆっくりと擦り合わせ、お互いの身体を感じ合った。とても気持ちのいいキスだった。全身がとろけてしまうようなキスに沙織の身体に再び火がついてきた。次第に息が荒くなってくる。沙織に押しつけられている肉棒も次第に堅さを増してきた。舌を絡めながらも沙織の手がそれをゆっくりと撫で始める。耕三は我慢できなくなってきた。

「ここに手を付いて」

耕三は沙織の体を優しく離すと、洗面台に両手をつかせた。そして沙織の後ろに回ると、ゆっくりと肉棒を尻から差し込んでいく。

「ああっ、こんなところでっ、はああっ、はいって、くるぅっっっ」

沙織は鏡に映った自分が後ろから耕三に貫かれている姿を目にした。

「ああっ、恥ずかしいっ、はうっ、そんなっ、くうっ」

それでも沙織は腰を動かして無理なく肉棒を迎え入れようとした。既に潤いは十分なので、耕三の肉棒はゆっくり、確実に少女の中に埋め込まれていった。

「ああっ、あっ、はうん、はっ、うっ、くっ、あ、ああ、ああぁぁっ」

耕三の肉棒がゆっくりと動き始めると、鏡の中の少女は熱い息を吐きながら沙織を見つめていた。不思議な感覚だった。まるで誰かのを除いているような、それでいて誰かに見せているような、沸き上がる快感の中で沙織は必死に快感に耐えながら自分を見つめていた。

沙織は尻をクッと軽く後ろに突き上げているのでバックからの挿入はとても楽だった。耕三は自分のペースで出没しながら、手を前に回して沙織の形の良い乳房を揉み上げる。

「ああっ、それっ、それいいっ、ああーーっ、あう、あうう、あーーーーっ」

沙織は乳房を揉まれながらバックから挿入されている自分の姿を見せつけられ、恥ずかしがりながらも猛烈に感じている自分に気が付いていた。明るい光を受けて首筋のネックレスが光り、耕三の挿入に合わせて揺れている。

「いやぁ、こんなの、はあぅ、くうっ、だめぇ、ここはいやぁ、ああん、待って」

沙織は目の前で感じている自分を見ることに興奮しながらも、夢中にはなりきれなかった。どうしても鏡の中の自分を見ると、最後の一歩が大胆になれない。このままで鏡の中の悶え続ける自分を見ていたい気持ちも強かったが、それ以上に夢中になって感じたかった。

耕三はいい調子で出没を繰り返していた。特に乳房を揉み始めてからは次第に沙織がいやらしく反応してくるので、このまま一度いかせようかと思った。既に沙織の中はぐっしょりと溢れており、耕三が出す前に沙織が達するのはほぼ明らかだった。

耕三はじっと鏡の中の沙織を見ながら腰を使った。鏡の中で乳房を揉まれながらイヤらしく恥ずかしがり、腰を振る沙織を眺めるのは最高だった。

「ああっ、お、お願いッ、待って、このままはいやぁ、ああぁぁーーっ、待って」

沙織は激しく悶えながらもこのままではいけないと思った。どうしてもある一線を越えないのだ。目をつぶっても、頭の中には声を上げて腰を振る自分の姿が焼き付いており、場所を変えない限りはだめだと思った。そして、高校2年生の性に目覚めた身体はひたすら頂上を欲しがった。

「お、おねがいっ、まって、ここじゃいや、あそこで、あっちでして」

沙織があまりに何度もおねだりをするので、とうとう耕三は肉棒を一度引き抜くことにした。グッと一度奥まで差し込み、沙織に肉壁がキュッと締まるのを確認してからゆっくりと抜いていく。こうやって引き抜かれると沙織には堪らないはずだった。それでも沙織は歯を食いしばって腰を突き出すのを堪えていた。

耕三が肉棒を全て引き抜くと、沙織は少しふらつく足下をかばいながらバスルームを出ていった。

「おじさま、こっちに、こっちでして」

耕三がつられてバスルームを出ると、沙織はベッドではなく、応接セットの一人用の椅子に反対向きに膝をつき、背もたれを抱えて尻を突き出していた。

「は、早く来て、入れて、おじさま、早く、オチンチンを中に入れて」

それは妖しい魅力を湛えた少女の誘惑だった。日焼けしない白い身体が耕三の肉棒を待ちこがれている。耕三は吸い寄せられるように沙織の腰を抱え込むと、ゆっくりと肉棒を差し込んでいった。

「あ、ああ、あああああ、嬉しい、おじさまぁ、最高」

沙織は大胆に耕三を自分の慣れた体位に誘うことで、初めて性的な安心感を得ることができたような気がした。今まで耕三に与えられてきたものは性的が精神的かどちらか一方だった。しかし、今の耕三は教師によって沙織の身体に仕込まれたものまで全て受け入れてくれて、肉棒を差し込んできてくれる。そのうれしさは精神と肉体双方から沸き上がり、沙織を夢中にさせていった。

「おじさまぁ、ああっ、いいっ、良いの、手も、胸もして」

「ちゃんと言いなさい」

「オッパイも、揉んでぇ、ああっ、そんなに奥までッ、はあーーっ、いいっ」

堅く膨らんだ乳房が耕三の手の中で弾み出すと、沙織は声を上げて夢中で腰を使った。全てを知られ、耕三に全てを許し、新しい喜びを教えられた今、もはや何も恥ずかしがる必要はなかった。自分の持っている幼いテクニックの全てを使って耕三に快感を与え、自分も夢中になって求めた。腰を左右に軽く振りながら、交互に尻に力を入れ、自発的に肉壁の動きを作り出す。耕三に乳房を揉まれながら腰を振っている沙織は妖しい妖精のように性を吸い取ろうとしているようだ。

肉壁は耕三の知る限り、今までの中で最も激しく、大胆に肉棒に絡みつき、擦り上げていた。とても高校生のテクニックとは思えないくらい、強烈な快感を肉棒に与えていた。耕三が出没しようとすると、それを察した沙織が、

「おじさまッ、そのままでいて、私がするから。私が気持ち良くしてあげるの」

そう言って耕三の動きを制した。そして、必死になって不器用に腰を振り、声を上げた。

「ああぁ、いいっ、こんなに良いなんて、おじさまぁ、ああっ、奥までッ、揉んで、ああっ、いいっ、おじさまぁ、良いのっ、いいっ、私は、良いのうっ、どうぅ?いい?ああん、いい?」

どうやら沙織は耕三に自分の身体の感想を聞いているらしかった。しかし、感じているのでとても耕三に尋ねているようには思えない声だった。しかし、時折後ろを振り返ったり、わざと動きをゆっくりにして焦らそうとしたりするところを見ると、耕三の声が聞きたいようだ。

「沙織ちゃん、最高だよ。とっても気持ちいいよ」

「おじさまッ、どう、まだなの?まだ終わらないの?」

「もう少しだよ。沙織ちゃんがとっても気持ちいいんだ。イヤらしく気持ち良くしてくれるよ。オッパイはどう?」

「いいっ、全部いいっ、ああっ、私、このままじゃ、がまんできない、あうぅ、もうすぐ、だめかも、はあっ、はあっ、おじさまぁ、終わってぇ」

「もう少しだよ。沙織ちゃん、良いよ。とってもイヤらしくて可愛いよ」

「ああっ、わたし、もう、もう、ああっ、あう、あああっ、だめっ、もう、ゆるして、おじさまぁ、ごめんなさい、ああっ、ああああぁぁああっぁあぁぁぁぁーーーーーっ」

沙織はもう我慢できないことを悟ると、一気に頂上に駆け上がった。大きく身体をそり上げ、セミロングの髪を激しく振って一瞬硬直する。そこを耕三がグッと肉棒を差し込み、乳房を強すぎない程度に揉み上げる。

「んんんーーーーっ、は、はうぅぅぅぅぅぅぅーーーーーっ」

肉壁がきゅぅぅっとしぼみ、肉棒から性を搾り取ろうとザザザッと強く締め付け、撫で上げる。耕三はかろうじて踏み止まった。ビクッ、ビクッと肉壁が痙攣するたびに沙織の身体全体がクッと硬直を繰り返す。まだ高校生の沙織には、あまりにも濃い性の絶頂だった。

「はうっ、はうぅっ、うっ・・・うっ・・・・」

堅さを保ったままの肉棒を締め付けるたび、深く高い快感が少女の身体を駆けめぐった。

「お、おじさま・・・終わった?」

「ごめん、もう少しだったよ。ごめんね」

「なんてタフなの・・・。おじさま、待って・・・・、今、するから・・・」

沙織はまだ痙攣が終わりきっていない身体にむち打って、再び尻に力を入れて肉棒を愛そうとした。しかしすさまじい絶頂を極めた経験不足の幼い身体にはこれ以上の性技は無理だった。少し動こうとした途端に鋭い快感が突き抜けてとても連続して動けない。

「あ、あうっ、は・・・・はうっ・・・・・ああん・・・・はうぅっ・・・」

必死に動こうとしては動けない身体を見下ろしながら、耕三はこれ以上沙織にさせるのは酷だと思った。

「沙織ちゃん、ベッドに行こう。最後は沙織ちゃんの中で終わりたいんだ。良いだろ?」

耕三は優しく肉棒を抜き取ると、グッタリと椅子に崩れ落ちた細い身体をそっと抱き上げてベッドに運んだ。

「ご、ごめんなさい。おじさま、私、上手くできなくて・・・・」

沙織は耕三の腕の中で、小さな声で謝った。

「良いんだよ。身体を楽にしていればいいからね」

「前からして・・・・、最後は前からが良いの」

「まだおねだりするの?悪い子だ」

「だって、おじさまが私の身体を・・・・はうっ」

耕三は沙織の身体を横たえると、ツンと上を向いて尖っている幼い乳首を口に含んだ。沙織の身体は少し汗ばんできており、乳房を揉みあげようとする手は瑞々しい肌の上をニュルッと滑って簡単に頂上にたどり着く。

「ああーーっ、もうこれ以上はだめぇーーっ、オッパイはいいから、早く入れてっ」

「早く入れて欲しいときは、これを手でしごくんだよ。そうすると男は我慢できなくなるんだ」

そう言うと、耕三は腰を動かして肉棒を沙織の手の中に与えた。沙織の細い指は、澄んだ声を上げ続ける身体とは別であるかのように肉棒に絡みつき、擦り上げる。

「ほうら、オチンチンが喜んでるだろ?」

両方の乳房を揉みながら交互に乳首を舐め上げている耕三は、沙織に最後のおねだりを言わせようとした。

「こんなに、堅くなってぇああっ、あうぅ、あう、早くぅ、これを入れてぇ、もう身体が持たなくなっちゃう、動かなくなるのはいやぁ」

沙織は疲労で身体が挿入に反応しなくなるのをおそれた。最後には耕三に愛された実感を確認してから休みたかった。

耕三がゆっくりと挿入の体勢にはいると、沙織は腰が跳ね上がりそうになるのを必死に堪えながら、肉棒の先端が秘口の中に収まるのを待った。ゆっくりと圧倒的なボリュームの物がせまい肉壁を押しのけながら奥へと入ってくる。

「は、はあっ、ああぁぁぁぁぁーーーーーーーっ」

沙織は堪らずに無意識に腰を突き上げた。それは肉棒を更に深く一気に飲み込んだ。

「くうっ、ああっ、もっとっ、もっと入れてっ」

「こうかい?」

「ああぁぁっ、深いッ、こんな奥まで入れたらっ」

「少し浅くする?」

「イヤッ、もっと入れてっ、大丈夫だからッ、ああぁぁぁーーっ」

「す、凄いよ、こんなに絡みついて」

「いいっ、良いの、深いの、そのままいっぱいしてっ」

耕三は沙織の両手を枕の上に上げると、大胆に腰を使い始めた。沙織の足は大胆に全開になってより深く肉棒を受け入れようとし、その両足は耕三の腰に絡みついて離さなかった。

「良いかい、今度は終わるまで一気にいくよ、良いね?」

「大丈夫、して、いっぱいして、嫌がってもして、止めちゃイヤ」

「ほうら、これくらいがいいだろ?」

「ああぁっ、あうっ、はうぅ、はっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、はうっ・・・」

沙織の高い声が響き、耕三は一気に頂上を目指した。その出没は時折動きに変化を付けながら少女の身体に忘れられない快感を刻みつけていった。

耕三が終わるまでに沙織は更に一回いかされたが、耕三はそのまま動きを止めずに肉棒を打ち込み続けた。最後に耕三が引き返せないところまで来たとき、沙織はほとんど何も考えられない状態だった。

「ほうら、いくよ、どうだ。ほうら、ぐって、ぐっていくよ。ほら、出るよっ」

「あああああああああーーーっ」

沙織は必死に耕三にしがみつき、身体の奥深くで傘を開いた肉棒の与える快感に歯を食いしばって耐えた。それはすーっと意識が遠くなるような、最高の快感であり絶頂だった。耕三は強烈な締め付けに応えるように沙織の奥深くに大量に精を放った。ドクッ、ドクッと何度も放出する間、耕三は沙織の細い身体を抱きしめ更に1ミリでも奥に放とうとグッと腰を押しつけていた。それを肉壁が更に何度もザラッと擦り上げ、最後の一滴まで搾り取っていく。

「くうぅっ、うぅぅっ、ううっ、うっ、うううっ」

それは二人にとって最高の快感だった。既に半分意識を失っている本人の意識とは別に、本能に組み込まれた交わりのプログラムは耕三の中から全てを搾り取ろうとしていた。

「沙織ちゃん、最高だよ。最高に良かったよ」

耕三は沙織の頭を優しく撫でながら余韻を楽しんでいた。まだ沙織の中はピクッピクッと痙攣しており、肉壁の痙攣だけで肉棒の中に残った分が絞り出され、ていねいに最後の一滴までしごきだされていた。

やがて耕三の肉棒が役目を終えて小さくなり、沙織の身体から抜け出してきたとき、沙織は完全に寝てしまっていた。激しすぎる絶頂で気を失ったのか、疲れて寝てしまったのかは二人にも分からなかった。只、二人の身体には朝までの休憩が必要なことだけは確かだった。耕三はグッタリとした沙織の細い身体を抱き寄せると、自分も目をつぶった。それは深い底に落ち込んでいくような疲れだった。

沙織の身体は疲れ切っていたが、数時間の睡眠は少女の身体に活力を取り戻していた。夜明け前に沙織がふと目を覚ますと、耕三の腕枕で寝ていたことに気が付いた。少しエアコンが強めなのか、肌が冷たくなっている。自分の横に飛ばしてしまっていたベッドカバーを取ると、自分と耕三の上にかけ、そっと耕三に寄り添った。

耕三の身体にくっついていると、その温かさに心から安心できる。不思議な巡り合わせだったが、自分が初めて夜を過ごした異性なのだ。今の沙織にとっては、自分の初めての男性だった教師は一つの思い出に過ぎない。耕三とのふれあい、交わりの中で自分は確実に新しい一歩を踏み出したのだと自信を持てた。そして、その自信を与えてくれた耕三に心から感謝していた。

その暖かさの中でしばらく目をつぶり、たぶん少し寝たのだろう、次に目を覚ましたとき、外は明るくなってきていた。十分に体が温まったので、少しベッドカバーをずり下げ、腰の辺りまで下ろす。耕三はまだ静かに眠っているようで、軽い寝息が聞こえるだけだった。耕三の胸にそっと耳を当てると心臓の鼓動が聞こえる。しばらくその音を聞きながら、胸に軽くキスをしてみたりした。

ふと目を下の方に向けると、耕三の肉棒が半分くらい大きくなっている。そっと手を伸ばして掌の中に入れると、まだそれほど堅くはなっていなかった。沙織は耕三に心からお礼がしたかった。沙織が耕三に満足を与えたかった。そっと手の中の肉棒を軽く撫でてみると、少し反応して大きくなったような気がした。

沙織はそっと身体を起こすと、耕三の腰の上にかがみ込んで肉棒を優しく持ち上げ、そっと口の中に入れてみた。要求もされないのに自分から肉棒を頬張るなど今まで考えたこともなかったが、今の沙織にできるお礼はそれくらいしかなかった。最初口に入れたときは、なんとか全部入れることができたのに、ゆっくりとしゃぶっているとどんどん大きくなってくる。太さもすぐに口いっぱいになり、頬張るのが辛くなるほどだった。

耕三は肉棒が暖かいものに包まれた不思議な感覚でゆっくり眠りから覚めた。まだ目をつぶっていたが、身体の横の沙織の様子から何をしているのか察しは付いた。うっすらと目を開けて下を見ると、四つん這いになった沙織が優しくフェラチオをしているのが少しだけ見えた。抱き寄せようと思ったが、しばらくはしたいようにさせた方が良いと思い、沙織の与える快感を楽しむことにする。

沙織は、急速に大きくなり硬度を増した肉棒をゆっくり口で愛しながら、だんだん自分が興奮してくるのが分かった。『寝ている耕三さんのオチンチンを大きくしちゃった。こんなに大きくしちゃったのに、まだお口で舐めたり食べたりしてる。私ってこんなにエッチなんだ』そう思うと自然に身体の奥からじわりと潤いが沸き上がってくるようだ。耕三はまだ寝ているようなので、沙織は安心して肉棒に添えている右手はそのままに、左手を自分の茂みの中に差し込み、ゆっくりと自慰の愛撫を始めた。

期待した通りの優しい快感が身体の中に生まれてくる。耕三との交わりのような狂おうしい快感ではないが、耕三の身体に快感を与えているのとたぶん同じくらいの快感だと思うと、自然と自分も気持ち良くなるのが当たり前だと思った。

『おじさま、気持ちいい?私も気持ちいいの』心の中でそう耕三に話しかけながら、ねっとりと肉棒を頬張り続けた。

耕三はその様子を夜明けの薄明かりの中で少しだけ目を開けて見ていた。可愛らしく、いやらしく、そして美しい光景だった。手を伸ばせば沙織の下向きに尖った可愛らしい乳房を握ることができる。しかし、それをすると見られたことに気が付いた沙織が恥ずかしがると思い、口だけで我慢することにした。

沙織のフェラチオは、自分の身体の中の快感がだんだん大きくなるに連れ、次第にゆっくりとしたものになっていく。その代わり、自分の茂みを探る指の動きは微妙で繊細なものになっていった。沙織はときおり耕三が薄目を開けて眺めているのに全く気がつかない。

「はぁ・・・・、はぁ、はぁ、・・・はぁ」

沙織は次第に息づかいが荒くなってくると、とうとう飲み込めなくなったのか肉棒を吐き出し、下から上までていねいに舐め上げ始めた。そしてその代わり、右手で軽く肉棒をしごいてくれる。自分でいじりながら肉棒をしごき、喘ぎながらいやらしく舐めあげる沙織の姿は、朝の光の中で強烈にエロチックだった。

沙織はとうとう我慢できなくなってきた。自分の指での快感はあくまで予想範囲のものでしかない。昨夜のような全てを忘れさせ、包み込んでくれるような快感は望むべくもなかった。沙織は耕三に続きをして欲しくなってきた。そして耕三を思う存分愛してみたかったし、昨夜のように愛されたくなってきた。それは自分の指が探っているところの潤い方からはっきり感じることができた。

沙織は大胆な行動に出た。どうせ耕三を起こすのだから、耕三が驚いて喜ぶような方法で起こそうと思った。ゆっくりと体を起こし、四つん這いになって耕三の腰の上に跨ると、潤いを湛えた部分を肉棒に押し当てる。そして、手で肉棒をそっとつかんで自分の秘口の場所に合わせると、ゆっくりと腰を下ろしていった。

「ん、んんっ、んんんーーーーっ」

最高の堅さになっている肉棒が、ゆっくりと暖かい沙織の中に入っていく。それは耕三が声を出したくなるほど気持ち良かった。既に中の肉壁はゆっくりとだが反応を始めており、肉棒をいろんな方向からつかんだり締め付けたりしている。沙織はなるべく深く挿入したかったが、入れれば入れるほど快感が強くなってくる。少女は耕三の胸の横についたてにしっかりと力を入れて、ゆっくりと腰を下げていった。

「んんっ、はうっ、はあっ、あ、ああっ」

とうとう沙織の口から声が出始めた。自分でもどうしようもない。今は声を止めることよりも腰を動かして、自分のやり方で耕三を愛したかったので、声まで注意が向かなかった。

そして、一応深くまで肉棒を納めた沙織は、ゆっくりと身体を少しだけ前後に揺すって運動を始める。

「はあっ、はうっ、おじさまっ、おじさまっ、起きて、はうぅ」

沙織はゆっくりと体を動かしながら耕三の名前を呼んだ。

「はあっ、おじさまっ、ああっ、いいっ、いいの、おじさまっ」

耕三は目を開けようかどうしようか迷っていた。こんな痴態を少女が見せるなど滅多にないことだ。幸い朝なので沙織の不器用な運動程度でも肉棒は最大硬度を保っている。沙織を満足させるには十分なはずだった。だから、もう少しだけそのままでいることにした。

沙織は耕三が目を覚まさないので、もっと大胆な行動に出た。ゆっくりと四つん這いの姿勢から体を起こすと、耕三の腰の上に起きあがり、不器用な動きながら開いた足に力を入れて何とか上下運動を作り出した。

「ああっ、おじさまッ、おじさまッ、起きて、起きて愛して」

沙織は夢中になって耕三の上で上下に動く。自分の体重がかかるので肉棒は奥深くまで突き刺さるように入っており、猛烈に感じてしまった。

耕三はとうとう目を開けた。目の前で少女の堅い乳房が揺れ、茂みの中に肉棒が刺さっているのがはっきり見える。胸元にはネックレスが朝の弱い光を受けて輝いていた。沙織は耕三が目を開けたのが分かったが、今はそれよりも強烈な快感の方が意識を奪っていた。

「おじさまぁ、おじさまぁ、ああん、ああっ、こんな事しちゃったぁっ、はあっ、いいっ、いいの、すごいっ、自分でこんなことしてるの」

沙織は恥ずかしいながらも、耕三がそれを受け入れてくれているのが嬉しく、更に大胆に腰を動かし始めた。しかし、経験不足の少女にはなかなか上手く動くのは難しい。感じて仰け反った途端、後ろに倒れそうになった。

「ああっ、きゃぁっ」

その沙織の腰を耕三が素早く体を起こして両手で支える。そして、そのまま腰を持って上下に出没させ始めた。

「ああーーっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ」

沙織は耕三に与えられる快感に夢中になった。圧倒的だった。自分では決して作り出せないほど、ダイナミックで力強い動きだった。耕三はそれに会わせて腰をバウンドさせたので、沙織の身体は更に激しく上下に動いた。

沙織は自分でもその動きに合わせるように腰を上下に動かしたので、腰を支えている耕三の手は必要なくなった。それを察した沙織は耕三の手を取って自分の乳房に導く。

「はうーーーっ、いいっ、いいーーーっ」

乳房を揉み上げられ、沙織の身体は大きく仰け反ったが自然に身体全体を前に倒したので後ろに倒れることはなかった。更に前に体重をかけたことで、より自分で上下に動きやすくなり、乳房を耕三の手の中に強く押しつけることができた。

「これっ、これいいっ、ああっ、おじさまっ、いいっ」

沙織は耕三の上で悶えながらも幸せを実感していた。身体から沸き上がる幸せというものがあると言うことを初めて知ったのだ。

「ああっ、おじさまッ、朝からこんな事ッ、ああっ、してる何てっ、アーッ、堪らないッ」

「沙織ちゃん、このままいきたい?それとも手を付いた方がいい?」

「ああっ、このままじゃ、倒れそうっ、前にそっと、ああっ、いいのぅ」

沙織は感じながらも、そっと耕三に身体を支えて貰いながら再び四つん這いの姿勢に戻った。この体位は快感は弱いが安定しているし、既に十分感じるところまで来ていたので、沙織の身体には少しの出没で十分な快感が生まれていた。

「ああっ、おじさま、私がするから、感じてて、お願い、私が動くから」

沙織は耕三の腰の動きを制し、一生懸命耕三の上で腰を使った。セミロングの髪を振り乱して必死に腰を振る姿は最高だった。それを見ているだけの耕三はだんだん我慢できなくなってくる。激しく揺れているネックレスが、時折耕三に当たった。

「沙織ちゃん、おっぱいを揉んでもいい?我慢できないんだ。いいだろ?」

「してッ、してッ、優しくいっぱい揉んでっ。あうぅっ、ああっ、やっぱり一緒がいいっ、一緒にされるのがいいっ」

耕三が三角に尖っている乳房を揉み始めると、揉まれながらの出没に夢中になった沙織はさらに激しく腰を振る。沙織はこのまま駆け上がるつもりだった。しかし、感じれば感じるほどだんだん身体が動かなくなってくる。

「ああっ、ああっ、もっと、もっとなのぅ、はうっ」

「がんばってごらん、もう少しだよ。きっといけるからがんばって」

既に沙織の中は小さく締まってきていた。あと少しなのだ。沙織は最後の力を振り絞って腰を使った。そして、とうとう最後の瞬間がやってきた。

「ああっ、もう少しッ、ああっ、いいっ、これ、これなのっ、ああっ、おじさまぁーっ」

沙織の身体がくっと硬直し、表情が苦しそうに固まる。とうとう沙織は自分で動いて達することができたようだ。それを確実にするために、耕三はそっと自分の腰を持ち上げて沙織の奥に差し込んでやる。

「う、ううっ、ううっ、ううぅぅぅーーーーっ」

ゆっくりと沙織の身体が耕三の上に倒れ込んでくる。それを優しく抱きしめてやると、沙織は耕三の上でピクッと痙攣しながら幸福に満たされていった。

「はあ、はあっ、あ、ああ、はぁ、はぁ、はぁ、おじさま、終わった?」

沙織は激しい息の下から耕三に尋ねた。

「もう少しだよ」

「わ、分かった。任せて・・はぁ、はぁ、はぁ」

沙織は息が整わないうちからもう一度身体を持ち上げ、耕三の上で動き始めた。キュッと狭くなっている肉壁はほんの少し動くだけで、二人に猛烈な快感を与える。

「ああっ、はうぅ、はあっ、はあぁぁっ、あああっ、これッ、堪らないっ」

猛烈な快感に倒れそうになりながらも、沙織は必死で腰を使った。それでも、深く結合したままの状態で少し動くだけで沙織の肉壁は出没を補って余りあるだけの快感を生み出していた。耕三は目の前の沙織の痴態を見て興奮しながら、三角の乳房を揉み上げていたが、だんだん腰を使いたくて我慢できなくなってくる。本当に気持ち良かった。この暖かい肉壁でしごかれる感覚は少女ならではのもので、絶対に他では味わえない。肉棒に与えられる快感で耕三自身にも余裕が無くなってきた。

「沙織ちゃん、我慢できなくなってきたよ。もう少しで終わっちゃうよ。腰を動かしてもいい?」

「ああっ、私が、私がぁっ、おじさまっ、終わって、終わって・・」

沙織は渾身の力を込めて髪を振り乱しながら腰を更に深く耕三に押しつけた。そのいじらしいほどのけなげな沙織の痴態に、とうとう耕三は快感が最高になった。肉棒がグッと開いて沙織にも絶頂を分け与える。

「ああっ、ダメッ、あああぁっ、持たないっ」

「出すよ、出すよ、沙織ちゃん、が、我慢できないよっ」

耕三は最後に沙織の腰を両手でつかむと、グリグリッと押しつけた。

「くぅぅぅぅぅぅっっ、おじさまから流れてきてるっ、うぅぅっ」

沙織の身体は再び硬直し、ふっと力が抜けたようにグッタリと耕三の上に倒れてきた。あわてて優しく抱きしめてやる。しばらくは時折痙攣しながら激しい息だけをしていた沙織だったが、

「おじさま、終わったの?」

と聞いてきた。

「うん、沙織ちゃんが全部してくれたんだよ。最高だった」

「私、良く覚えてないの。最後のところ」

「沙織ちゃんも一緒にいったみたいだね。少し気を失ったみたいだった」

「そうなの・・・、とっても気持ち良くて、ふわふわってなって、スーってどこかに行ったみたいな気がしたの。おじさま、大好き」

そう言うと、沙織は情熱的に唇を求めてきた。二人は結合したまま何度も激しく唇を交わし、激しく何度も舌を絡め合った。耕三は放出した後の肉棒を沙織の肉壁にしごかれながらキスを楽しんだ。ときおり肉壁が痙攣するのがとても気持ちよかった。

二人にはこれが最後の交わりだと分かっていた。既に外は明るくなっており、沙織の乗る飛行機の時間は早い。唇を交わしている耕三の顔には暖かい物が沙織の頬を伝わって降りてきた。そして、長い心を込めたキスのあと、目を真っ赤にした沙織はゆっくりとシャワーを浴びるためにバスルームに入っていった。

耕三は不思議な気持ちだった。二人の関係は、言ってみればゆきずりの関係に過ぎないのに、まるで恋人と別れる朝のような切なさが心を満たしている。偶然に出会った少女と二晩を過ごしただけで、こうも切なくなるものかと自分でも不思議だった。

今まで日本から来た少女は全て抱かれる予感に胸をときめかせてやってきていた。抱かれても当然だと思っていたから、明るく笑顔で帰っていった。しかし、沙織はそう言う少女とは違っていた。

沙織がもし、耕三の近くに住んでいたら、きっと耕三はこのまま沙織にのめり込んでいったろう。しかし、幸いにも沙織は1万キロの彼方に帰らねばならない。二人がどんなに望んでも、別れる以外にないのだ。自分の心に戸惑いながらも、耕三はこれでいいと納得することにした。

やがて沙織が出てくると、耕三が入れ替わりにシャワーを浴びた。疲れが身体の奥に重く溜まっていたが、もう少しで耕三も帰ることになるのだから、飛行機に乗るまでの辛抱だった。

耕三がシャワーを終わって出てきた来たとき、沙織は既に服を着て荷物の整理にかかっていた。耕三も手早く服装を整えて荷物をまとめる。

「おじさま、出発するまであと何分くらいあります?」

荷物を整理しながらそう言う沙織の声は、先ほどとはまるで違って明るく、すっきりしていた。

「う〜ん、朝食を30分、空港まで30分と見て、あと15分くらいかな?」

そこで初めて沙織が少し戸惑ったような声で聞いてきた。

「あの・・・・おじさま、お腹、減ってますか?」

「いや、それほどでも、でも、沙織ちゃんはお腹減ってるだろ?あれだけ激しく動いたんだから」

「もう、おじさまだってあんなに・・・・。私はいいんです。それで、もしおじさまさえ良ければ、準備が全部終わったら、時間までそっと抱いてて欲しいなって・・・・だめですか?」

「いいよ。そうしよう。準備が終わったら言ってね」

「はい」

沙織はパスポートや航空券の確認し、お金を札と小銭に分け、小銭は両替できないからと耕三にくれた。

身軽な荷物の耕三は、先に整理が終わると応接セットで本を読んでいたが、やがて沙織が、「おじさま、終わりました」

と言って荷物をよいしょと応接セットに運んでくると、耕三の膝に座ってきた。その沙織を横向きにすると、再びキスをする。沙織は素直に応じてきた。

「ねぇ、一つ聞いてもいい?」

「はい、何でも?」

「エプコットで撮った写真は自分の他に誰に送ったの?」

「ああ、あれは前の彼、先生にです」

「結構大胆な事するね。学校にばれたら大変じゃない?」

「大丈夫、そんなことになったら困るのは向こうだから」

「そうか、それなら心配ないわけだ」

「そう、今の私にはこれがあるから」

そう言って沙織は首に手を当ててネックレスを少し引っ張り出して見せにっこり笑った。

「ベッドに行こうか」

「はい」

耕三は沙織を軽々と抱き上げてベッドの上に下ろす。

「おじさま、服を脱いでもいいですか?」

「え?もうすぐ出るのに?」

「だって、空港で知子に、あ、一緒に来た子です、その知子に会うから、しわになった服を着ていくわけにいかないから」

「分かったよ。じゃぁ、その前に少しだけ。いいでしょ?」

そう言うと、耕三は沙織のみにスカート中に手を入れ、パンツを脱がせようとした。沙織は戸惑いながらも腰を浮かせて協力する。

「Tシャツを捲り上げて、ブラを外して見せて」

「は、恥ずかしいです。こんな事・・・・」

そう言いながらも沙織は言われた通り、Tシャツを胸の上まで捲り上げてずり落ちないように折り返してからブラを外した。

「これで・・・いいですか?」

恥ずかしそうに小さな声で聞く沙織に、

「足を開いて少しスカートを持ち上げて」

と耕三は更に要求する。

「はい」

乳房をむき出しにしてスカートを捲り上げたままの沙織は妖精のように可愛らしかった。それを見ながら耕三は全て服を脱ぎ去る。先ほど放出したばかりだったが、沙織の身体に耕三の肉棒は素直な反応を見せていた。

耕三がベッドに横になると、沙織は立ち上がって服を全て脱ぎ去り、自分のベッドにしわにならないように広げてから耕三の腕の中に入ってきた。ねっとりとしたキスのあとに沙織は、

「私が脱がないのはこれだけ」

と言ってネックレスを見せて言った。

耕三がゆっくり胸の膨らみから愛撫し始めると沙織は、

「おじさま、まず入ってきて、時間がないから」

と言って耕三の肉棒を優しくしごき始めた。

「大丈夫なの?」

「たぶん、もう大丈夫だから」

そう言って頬笑み、耕三を自分の上に導いて足を開く。

「私、いやらしい?」

「そんなこと無いよ。綺麗だよ」

「良かった。入って来て」

沙織は耕三の肉棒があてがわれると、自分から位置を合わせて迎え入れた。

「あ、ああ、ああん、入って・・・きた・・・。素敵・・」

沙織の吐息が一気に熱いものになり、ほんの少しの肉棒の動きに敏感に反応する。肉壁は先ほどまでの激しい交わりを感じさせないほど、新鮮にしっかりと締め付けてきた。しかし、潤い方は十分だった。

「うごく?」

「あ、ああっ、まだ、まだ我慢させて・・・、いやあっ、抜いちゃだめ、そのまま奥までゆっくり入れて、はうぅぅ、そう、そのまま、ああぁ、いい、いいの、とっても素敵」

沙織は大きく足を開いてゆっくりと腰を突き上げ、その感覚を確かめると自ら上下に腰を動かし始めた。それは耕三の肉棒をもっと感じていたいという気持ちの表れだったが、暴走しそうな自分の身体を納得させるための妥協でもあった。

「沙織ちゃん、もっと動いた方がいい?」

「ああ、このままがいい、今されたら・・・、ああ、我慢できなくなるから、時間のあるだけ感じていたいの、おじさま、このままじゃだめ?動かないと我慢できない?ああ、おじさま、堅いの、とっても・・・さっきあんなに出したのに・・・」

肉棒は猛々しく反り返って沙織の肉壁の動きを受け止めていた。沙織が優しくゆらゆらと腰を突き上げるので、耕三は何もしなくても気持ちいい。ゆっくりとした動きは肉壁の動きとバランスが良かった。

沙織は少しでも奥に迎え入れようと、膝を開いて胸の近くまで引き寄せていた。完全にむき出しになった秘唇が耕三の茂みに優しく当たり、熱い吐息が耕三を夢中にさせた。沙織は自分で動きたいようだが、耕三も沙織に最高になって欲しかった。

「少しだけ、動いてもいいだろ?感じて欲しいんだ」

耕三は肉棒を細かく出没させたり、グッと奥に差し込んで止めたり、またゆっくりと全体の長さを使って焦らしながら出没したりと、沙織を飽きさせなかった。

「ああん、おじさま・・・はっはっはっはっはっ、ううん、・・・・はあっ、あっ、ああっ、うんっ、いじわる・・・・・」

沙織はいつしか耕三の微妙な動きに夢中になり、足を上げて耕三の腰に下から絡みつき、熱い息を上げながらしがみついていた。沙織は今、自分が女である事を実感していた。

「お、おじさまぁ、こんなに・・、はっはっはっ、夢中にさせて・・・あう、あう、あうぅっ、こんなにされたら・・・、ああん、あっあっああぁぁぁ、持たない・・・」

しかし、時間をかけて次第に盛り上がってくる快感は沙織に全てを忘れさせるほど気持ち良かった。もう飛行機の時間などどうでもいい、と思えるほどの素晴らしいセックスに、高校2年生の身体は全てを忘れて夢中になっていった。

二人の結合は20分以上続いた。その間に沙織は軽く何度か達したが、結合したままのほんの少しの休憩を挟んですぐに二人は動き始めた。放出したばかりの耕三の持続力は十分で、高校生を相手にしても余裕を持って肉棒を操り、思い通りの声を上げさせることができた。

しかし、耕三は沙織と違って時間を忘れるほど純粋ではなかった。沙織を飛行機に乗せ、新しい世界に送り返してやるのが自分の役目なのだ。二人の残り時間が少なくなってくると、耕三は次第に大胆に肉棒を動かし始めた。既に感じすぎている沙織は余り声も上げられず、ただ頭を左右に振りながら熱い息を吐き、感じることしかできない。肉壁は最後の瞬間を予感しているのか、更にしっかりと狭くなって肉棒にぴったりとゴムのように絡みついてくる。

「はっはっはっはっはっはっ、いって、おじさま、出して、終わって」

沙織は両手両足を使ってしっかり耕三にしがみつき、首だけが仰け反った格好で喘ぎ続けた。しかし、腰だけは少しだがしっかりと耕三の出没にあわせてそれ自体が生き物のように上下している。

「沙織ちゃん、沙織ちゃん、大好きだよ。いくよ」

耕三は喘ぎ続ける沙織の唇を奪い、無理やりキスをしながら最後のスパートに入った。

「んんっ、ん、んんんっ、んんっ、んあぁ、んんああぁぁ、出してぇぇっ」

あまりの快感にキスをすることさえできない沙織は人形のように耕三に唇を奪われるだけで、反応する余裕は全くなかった。耕三に合わせて沙織も最後の強く長い絶頂に到達する。

「ああっ、あぁっ、んんんんんんっっっっっっっっ・・・・・・は、はあっ、はあっ、ああっ、あ、ああ、はあ、はあ、はあ、くうんっ、はあ、はあ、はあ、はあ、ああんっ」

壮絶な絶頂で耕三は沙織の奥深くに最後に精を放ち、沙織は子宮の奥でそれを受け止めた。汗ばんだ顔で耕三に顔をすり寄せ、頭を抱きしめている沙織は、本当の女の幸せとは何か、少し分かったような気がした。

「おじさま、ありがとう、大好き、一生忘れない」

そう言うと、沙織の目から涙が幾筋も流れ落ちた。

最高の時間は人生でも一番短い。耕三はゆっくりと起きあがると服装を整え始めた。沙織は最初、身体に全く力が入らずにグッタリとしていたが、やがて無表情にゆっくりと起きあがると下着をつけ始めた。それは飛行場に連れて行こうとする耕三に対する抗議のようでもあった。

二人は部屋を出てフロントでチェックアウトし、飛行場に向かう高速道路の中では無口だった。今となっては言い足りないことがあるわけでもなく、また、何か言えば別れを再確認するだけのような気がして、話をする勇気が出なかった。

やがて車が飛行場の駐車場に入り、耕三がエンジンを切っても沙織は助手席に座ったまま動かなかった。耕三がドアを開けて外に出て、沙織の荷物をトランクから取り出す頃になって、やっと沙織は心の整理が付いたようにドアを開けて降りてきた。

二人はゆっくりとチェックインカウンターに向かう。エレベーターの中で二人きりになったので、耕三は沙織にキスをしようとした。しかし、沙織は顔を背けてそれを許さず、耕三を軽く押しのけた。

「沙織ちゃん・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

エレベーターが開いてカウンターのあるロビーに出ると、一気に周りが騒がしくなる。沙織の乗る便の航空会社はこの辺りの大手なのでカウンターも広い。

「沙織ちゃん、お友達の、えっと知子ちゃんはいるの?」

「ええ、さっきから探してるんですけど・・・・」

どうやら一緒に帰国するはずの友達は見あたらないようだった。

「ゲートの方に行ったのかもしれないね。この辺りは椅子も少ないから」

耕三はそう言って沙織のチェックインを手伝う。

「預ける荷物はこれだけかって?」

「誰か知らない他の人から何か預かったかって?」

「この荷物は自分自身で詰めたのかって?」

係員の型どおりの質問を通訳し、沙織のパスポートと航空券を見せて搭乗券を受け取る。

「それじゃ、ゲートに行こうか」

「耕三さん、ゲートまで来てくれるんですか?」

「うん、もちろんだよ。さぁ、行こう」

そう答えながら、耕三は沙織が自分のことを名前で呼んだことに驚いていた。沙織の表情からは特に何も読みとれない。耕三は沙織の腰に手を回し、ゆっくりとエスカレーターを上がっていった。

やがて自分の飛行機のゲートが近くなってくると、沙織は足を止め、手を引いて耕三を通路の横の柱の陰に引き込んだ。

「沙織ちゃん?」

「あそこに知子がいます。まだ向こうは気が付いていないけど。耕三さん、これでお別れですか?」

言葉の最後は涙声になっていた。耕三が応える間もなく、小さなぽっちゃりとした唇が耕三に押しつけられ、そこから可愛らしい下が伸びてきて耕三の舌を探った。更に沙織の身体全体は情熱的に耕三に擦り付けられる。ほんの少しだが情熱の全てを表したキスだった。

やがて耕三が唇を離すと、

「涙目で友達の前に行ったら向こうがびっくりするよ」

と優しく言うと、

「はい、そうですね・・・・耕三さん」

と涙を拭いて無理やり笑顔を作る。そのいじらしさに耕三の方が涙っぽくなった。そのまましばらく二人はじっと抱き合っていたが、やがて沙織がゆっくりと離れると、

「もっともっとこうしていたいけど、私、行きます。ありがとう」

そう言うと、チュッと一瞬だけキスをするとクルッと後ろを向いてゲートの方に歩き始めた。耕三は柱の陰からしばらく沙織を見ていた。

沙織が近づくと、友人の知子は驚いたように見つめ、走ってきて沙織に抱きついた。そして、何やら泣きながら言っているようだった。しっかりと沙織に抱きついて離れようとしない。その様子から、とにかく二人は仲直りしたことだけは確かなようなので、安心して耕三はゲートをあとにして駐車場に戻った。

駐車場を出てレンタカーを返し、再びレンタカー会社のシャトルバスで空港に戻ってきてから入り口のベンチに腰掛けて一服しながらリブレットを取り出し、ワイヤレスLANに繋ぐ。128Kの速度しかでないが、メールには問題なかった。最初のメールを開く。

「耕三さん、まだ怒っていますか?もしかしたら、何もすることが無くて家に帰ったかもしれませんね。本当なら今頃は帰りたくないってわがままを言ってる頃なのに。私は今、何とかして次の休みにはそちらに行けないかと考えています。朝から夜までずっと考えています。でも親の監視が厳しくなったので、どうなるか分かりません・・・」

こちらに来るはずだった少女からは3通もメールが届いていた。いつもなら意欲満々でメールを書く耕三だったが、今はなぜかその少女の心を込めたメールがうつろに心に響くのだった。何度か返事を書き始めたが、どうも文章が暗くなってしまう。思い切って返事は帰宅後に書くことにし、他の少女から来た3通のメールにも簡単な返事だけに止めた。

飛行機の時間を待つ間の耕三の頭の中では、喘ぎ声を上げながら耕三の腰の上で身体をくねらす沙織の首に掛かったネックレスの光りがいつまでも残っていた。

 

それからいつもの日が始まった。しばらくして、耕三に沙織からメールが届いた。

「おじさま、お元気ですか?

あれからもう2週間も経ってしまったなんて信じられないくらい、全てのことをはっきり覚えています。空港ではおじさまと別れてから、知子が泣いて謝ってくれました。あの日のお昼にはもう、自分だけホテルを出たことを後悔してフロントに戻ったそうです。でも、その時私はマーケットプレイスにいたからすれ違ったんです。そして私は耕三さん、ううん、おじさまに出会いました。結局知子は私のことが心配で、何度もホテルのフロントに行ったそうです。そして、私のことが気になってほとんど遊びには出なかったそうです。それを聞いて、なんだかかわいそうになってしまいました。だって、その時私はおじさまに愛されていたから。

私はあれから自分が少し大人になったような気がします。何か、とっても心が自由になったような気がします。いろいろなことがはっきりと見えてきたような気がします。私がエプコットからメールを送った先生(前の彼)とは、今でも学校で顔を合わせますが、全く話もしなくなりました。でも、私には決して当てないところを見ると、少し気にしているのかもしれません。

そう、おじさまに報告しなきゃいけないことがあります。3日前に告白されました。彼は一つ年下で、今までも時々私を見ていたそうです。以前の私なら、すぐに断っていたはずですが、今は少しつき合ってもいいかな?って思っています。昨日、二人でお台場に遊びに行ってきました。なんか、年下の男の子ってかわいいです。

おじさま、もしかして、いつか私がどうしても立ち上がれなくなって、苦しくて我慢できないときが来るかもしれません。そうしたら、また会ってくれますか?それが今の私の一番の支えになります。

おじさま、本当に感謝しています。           沙織」

耕三は複雑な気持ちでそのメールを読むと、

「抱いて欲しくなったらいつでもおいで」

とだけ返事を送った。