「あ・・・・ダメ・・・声が出る・・・・」

「良いよ。声を恥ずかしがることなんて無いさ。良いよ、思いっきり出してごらん、さっきみたいに」

最後の一言が優子の身体に火を付けた。大祐がちょうど手の中に収まるほどの小振りの乳房を優しく揉み解し、指先で乳首を可愛がる。

「ああぁ、ああぁーーっ、ああぁぁーん、あんっ、あうぅんっ・・」

『どうしてこんなに感じるんだろう?』優子自身、これほど声が出るのが不思議だった。大祐の手が乳房に当たっているだけで気持ち良い。そして、優しく揉みほぐされると言葉では表せない感覚が身体中に溢れてくる。優子の口から声が流れ出すと、大祐はそっと優子の身体をベッドに寝かせた。

 

優子が大人しく身体を横たえると、大祐は優子の両手を頭の上に持って行き、そのまま優しく抑え付けた。

「あ」

そのまま大祐は一度キスしてから、唇を細かく動かしながらちょうど胸から乳房が膨らみ始める辺りを重点的に周りをゆっくりと回り始めた。

「んんっ、んはぁっ、んんんーっ、んうぅーーっ、くうぅぅぅぅっ・・・」

優子の口から堪えようとしても流れ出してくる小さな声が漏れ始める。

大祐はそのまま何度も徹底的に乳房を可愛がりながら、徐々に乳首へと円を描きながら近づいていった。

「んんあっ、んんんんーーーっ、いや、おねがい・・・・」

優子が溜まらずにおねだりを始めた。『優子ちゃん、もうおねだりをするのかな?悪い子だ。そんな子にはお仕置きをしちゃうよ』大祐はそう思い、ゆっくりと円を描きながら乳房の裾野へと戻り始めた。

「ああぁぁっ、そんな、いや、おねがい、ああぁぁぁっ、いやぁぁ・・・」

優子の可愛らしい声が暗い部屋に響く。そして、裾野まで戻った大祐は再び乳首を目指してゆっくりと乳首の周りを回り始めた。

「んんんっ、んはぁぁぁッ、うううぅぅぅ、大祐さん、お願い・・・」

優子が身体をよじりながらおねだりをすると、再び大祐の唇は裾野へと戻っていく。

「そんなぁぁぁぁーー、ああぁぁぁぁーーー、いやぁぁぁぁ・・・」

そして大祐のスタイルが優子にやっと分かったらしく、それ以後、優子は絶対におねだりをしなくなった。大祐の唇が蠢きながら乳房の上を回っているのをじっと我慢し、大祐がつんつんに尖った乳首に辿り着き、暖かい舌で優しく転がされる時を信じてひたすら待ち続ける。それは大祐にとって可愛らしい奴隷のようなものかも知れなかった。

そして、優子にとっては延々とも思える長い時間の後、いよいよその時が近づいてきた。大祐の唇が乳首の周りの敏感な部分へとさしかかる。

「ああぁぁっ、くうぅぅっ、はああああぁぁぁ、そ、そこっ・・・」

思わず優子はおねだりを口にしてしまい、ハッとしたが、大祐は気にしていないようで更に小さく円を描くように乳首に近づいてくる。

「うううぅぅぅぅぅぅぅっ、ううっ、うっ・・・・・・」

優子は必死に何も言わないようにしているらしく、ただ甘いうめき声だけが部屋に響いていた。

そして、大祐の唇がとうとう優子の乳首に到達した。そっと唇が乳首を包み込み、唇の間から伸びてきた舌が乳首の先端を優しく舐める。

「ああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ」

大祐は優子が身体を捻って少し暴れたので抑え付けるのが大変だった。それはまるで嫌がっているかのようだったが、大祐は優子の両手をしっかりと押さえつけていたので優子の身体はベッドの上で軽く何度か跳ねただけだった。

 

優子はベッドに寝かされた時、フワッとした毛足の長い毛皮の感触に包まれながらも、初めての大祐とのベッドに緊張していた。だから、大祐に両手を頭の上に持ち上げられて軽くとは言え、抑え付けられた時、一気に緊張が高まった。

『え?何するの?大祐さん、抑え付けないで』優子は不安がったが、大祐はキスをするとそのままゆっくりと乳房へと移っていき、ゆっくりと乳房を唇と舌で愛しながら乳首を中心に円を描き始めた。

『ああん、いやぁ、そんな風にされたら焦れったくなるぅ』優子は思わず声に出しそうになったが、さすがに口に出すことはできなかった。しかし、乳房は乳首に近づくほど敏感になってくる。だんだん優子は我慢できなくなってきた。

「んんっ、んはぁっ、んんんーっ、んうぅーーっ、くうぅぅぅぅっ・・・」

どうしても声が漏れてしまう。優子自身も声を出すつもりはないのだが、どうしようもないのだ。『お願い、するなら早くして。こんな風に焦らされるのはいやぁ』優子は大祐が早く乳首に辿り着き、敏感になっている乳首をたっぷりと愛してくれるのを待ち続けたが、大祐の愛撫は残酷すぎるほどゆっくりだった。そして、思わず口にしてしまった。

「ああぁぁっ、そんな、いや、おねがい、ああぁぁぁっ、いやぁぁ・・・」

その途端、大祐の唇の愛撫がピタリと止まり、やっと乳房の半ばまで来たのにゆっくりと元に戻っていく。そして、それと同時に乳房から湧き出していた甘い感覚はどんどん弱くなっていった。

「ああぁぁっ、そんな、いや、おねがい、ああぁぁぁっ、いやぁぁ・・・」

優子は『あぁぁぁ、言葉を話さないルールなのに喋っちゃったから・・・』と後悔したがどうしようもなかった。

そして一度乳房の裾野まで戻った大祐は再び同じルートを通って乳房の頂上を目指し始めた。しかし、それは優子には我慢できないほど焦れったく長い時間なのが分かっているだけに、もう一度我慢するのは優子にとって辛いものだった。分かってはいても、ただ大祐に優しく愛して欲しく、思わず言葉を口にしてしまう。

「んんんっ、んはぁぁぁッ、うううぅぅぅ、大祐さん、お願い・・・」

優子は身体を捻りながら、あまりにも残酷な焦らしであることを訴えたが、大祐の唇は容赦なく昇り始めた乳房の裾野へと戻ってしまった。『あぁ、やっぱり我慢しなくちゃいけないの?私には無理よぉ・・・』そんな優子の気持ちが再び声になって出てしまった。

「そんなぁぁぁぁーー、ああぁぁぁぁーーー、いやぁぁぁぁ・・・」

大祐の唇が再度乳房の裾野へと戻り、ゆっくりと丁寧に唇を使いながら三度頂上を目指し始めた。優子は最後まで我慢できる自信など全くなかったが、それでも最後まで我慢できればきっと素敵なことを教えてもらえる、と言うことと、最後まで我慢すれば大祐に褒めてもらえることを信じて、ギュッと口をつぐんで大祐の焦らしに耐えた。

『ああぁぁ、早く、早くしてぇ、まだ半分しか来てないのにもう気が狂いそうよぉ、お願い、そのまま早くしてぇっ』優子の頭の中は爆発しそうだったが、何とか言葉だけは発しないようにわざと息を大きくして喘ぎ声でごまかしていた。

ただ、半分を超してくると円の半径が小さくなるので一周にかかる時間は短くなる。左右の乳房の上を交互に周りながら乳首へと近づいてくる間隔は、一周回ることに確実に短くなっていき、それだけが優子の我慢を支えていた。

『ああぁっ、もう少し、もう少しで先っぽまで来るぅっ』優子は大祐の唇が生み出す快感が急激に鋭くなってくると、あと1センチが我慢できなくなってしまった。

「ああぁぁっ、くうぅぅっ、はああああぁぁぁ、そ、そこっ・・・」

思わず口にしてしまいハッとする。『あっ、喋っちゃった。ごめんなさい。ごめんなさい。大祐さん、お願い、許して』それまで身体をゆっくりとよじりながら悶えていた優子は大祐がまた裾野に戻ってしまうと思ったが、幸いにも大祐はそのまま愛撫を続けてくれた。

そして、長い長い我慢の時間の後、大祐の唇が乳首の直ぐ横まで到達する時がやってきた。『お願い、早く、早くぅっ、もう我慢できない。あん、身体を動かしちゃいそうっ、食べて、早く食べてぇっ』優子の頭の中は心の叫びで爆発しそうだった。

すると、大祐の唇がスッと開き、そっと優子の小さな乳首を左右から挟んだ。『あっ』身体を走り抜けた圧倒的な感覚に優子の身体が身構えた。その次の瞬間、唇に挟まれた乳首に暖かいものが触り、ヌメヌメと舐め始めた。

「ああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ」

優子は頭の中が真っ白になり、大祐に乳首を更に突き出すように大きく仰け反った。圧倒的な快感だった。これほど乳首が感じたことなど今まで一度もなかった。ただ、乳首を咥えられて軽く舐められているだけなのに、どうしようもなく気持ち良い。優子はあまりの快感から逃れようとするかのように何度も身体を捻った。

『ああん、気持ちイイッ、凄くいいっ、だめぇっ、こんなに気持ち良くなっちゃダメェッ』頭の中ではパニックを起こしかけるほどの快感だった。

優子の乳首は大祐の唇に左右交互に軽く含まれ、舌先で先端を徹底的に可愛がられ、優子は大祐に愛される喜びをまた一つ覚えた。

すると大祐が優子の両手を抑えていた両手がスッと移動し、肩の近く、殆ど脇の下のあたりまで下がってきた。

『え?今度は何をするの?』優子はまた焦らしが始まるのかと一瞬怯えたが、今度は大祐が口を大きく開いて乳房全体を口の中に吸い込み、軽くもぐもぐすることで乳房を揉み始めた。

「ああぁぁぁぁぁーーーーーっ、くううぅぅーーーっ、ああぁぁんっ、ああんっ・・」

『ダメェッ、これも気持ちイイッ。こんなの初めてぇっ、ああんっ、気持ちイイッ、こんなに次々に教えないで』優子は身体を左右に捻りながら快感の海に溺れた。

しかし、口での愛撫は左右交互に行うことになるので、少しずつ快感に慣れてくるとどうしても物足りなくなってくる。今、優子の両手は肩の近くで押さえられているだけなので、動かそうと思えば動かせるが、優子はしっかりと両手を頭の上に伸ばしたままにしていた。『大丈夫よ、大祐さん。ちゃんと手を上に上げてるから。両手を離しても大丈夫よ』優子は自分からしっかりと両手を伸ばしていることで、態度でそう示していた。

それは大祐にも通じたらしく、いよいよ口の次に大祐は両手を使ってきた。もちろん、優子は両手を押さえつけていた大祐の手が離れてもしっかり伸ばしたままだ。

すると、大祐は一気に両手に優子の乳房を包み込み、ワシワシと大胆に揉み上げてきた。更に乳首を口の中で転がしてくる。

「ああぁぁぁーっ、あうぅぅーーっ、ああんっ、ああぅぅんっ、はうぅぅーーっ・・・」

優子の声が再び大きくなって部屋の中に響いた。優子はこの最も大胆な愛され方が一番好きだった。もちろん、大祐は優子の乳房を大胆に扱ってはいるが、力任せに乱暴にしたりはしない。だからこそ優子は夢中になれるのだ。

『こんなに胸をされたの初めて。気持ち良すぎて分かんなくなるぅ』優子は乳房を何度も何度も繰り返し愛され、徹底的に声を搾り取られた。

乳房の快感をたっぷりと楽しんだ優子は、次第に両足の間がぬるぬるしてきたことに気が付いた。先程入れられて絶頂したばかりなのに、また欲しくなってきたのだ。

『ダメ、今おねだりしたら、きっとまた焦らされる。大祐さんの好きなようにさせて上げなきゃ、ああん、でも、今度はあそこが焦れったくなって来たぁ』優子は乳房から快感が生まれる度に秘核が焦れったくなることにだんだん我慢ができなくなってきた。

『大祐さん、気付かないで』そう思いながら、身体を捻るようにしてごまかしながら足を擦り合わせる。そうすると、ほんの少しだが焦れったさを抑えられるのだ。

しかし、大祐の乳房への愛撫はかなりの時間続いた。

『ああぁぁん、早くぅ、早く下に行ってぇ』優子は我慢を続けながら、乳房からの快感に声を上げ続けた。

すると、やっと大祐が乳房から離れ、優子の下半身へと移動した。

『あぁ、やっとだ。大祐さん、早く、お願い、優しくして』優子は心の中でそうつぶやきながら、心持ち足を開いた。

先程は直ぐに大祐が入ってきたので、今度も優子は直ぐに入ってくるものだと思っていた。

『大祐さん、早く、もう一回、頂戴。私の身体、こんなに待ってるの』優子は大祐を迎え入れるつもりで足を更に開いた。

しかし、大祐は優子の両足をぐっと開くと顔を中に埋めて舐め上げる体勢を作ってきた。

『ああん、それはもう良いからぁ、早くぅ』そう思ったが、口には出せない。慌てて足を少し閉じたが、直ぐに大きく開かれてしまった。