今度はもう少しだけ強く、はっきりと唇で挟んでみる。彼女の身体は確かに一瞬止まったが、そのまま何もなかったかのようにゆっくりと通り過ぎていった。

大祐は彼女が大祐の行為を受け入れているものと確信した。そうでなければ説明が付かない。いくら寝ているとは言え、敏感な部分を挟まれて知らん顔などできるはずがないと思った。だから、更に今度は嫌らしくならないように気を付けながら、大祐の方から直ぐ唇の隣にある突起を挟みに行った。口をほんの少し動かすだけで事は足りた。彼女の身体は動かないが、嫌がってもいないことだけは事実だった。

次第に大祐は冒険してみる気になった。そっと唇で小さな突起を挟み、今度は舌で先端を突いてみる。大丈夫だ。彼女の身体はピクリともしない。それを何度も繰り返す内に、大祐は彼女がとても愛おしくて堪らなくなってきた。雨の中、ビショビショになって震えていた少女、泣いているかのように目を赤く腫らし、泥水の中から自転車を引き起こして『済みません』と謝っていた少女、車の中で安心したのか気を失ってしまった可憐な少女、まるで突然大祐の前に現れた天使のようだと思った。

大祐の愛撫が次第に熱を帯びてくると、少女の身体も少し熱くなってきたような気がした。思い切って口を開け、舌だけで何度も突起を可愛がってやる。すると、少し身体が向こう側へ仰け反ったような気がした。最初はしっかりと大祐を抱きしめていたはずの手にはもはや力はなく、単に大祐の肩に巻き付いているだけだ。

そのまま大祐は、ゆっくりとだがはっきりと少女の突起を舌と口で可愛がった。すると、少女の手からは完全に力が抜け、少女の身体は少しずつ仰向けにソファの上に倒れ込んでいった。もともと仮眠にも使えるようにと選んだ十分な大きさのあるソファなので、高校生の少女が寝返りを打つくらいの広さはある。大祐は少女が受け入れてくれた徴に感じた声を上げる瞬間を期待して、何度も小さな突起を可愛がり続けた。

しかし、確かに大祐の愛撫に少女の身体は反応していると思うのだが、少女からは何の反応も返ってこない。既に少女の身体は完全に仰向けになり、大祐は少し顔を持ち上げてTシャツの中に隠れている突起を愛しているというのに、だ。

『ここまで来たら寝たふりをするのも変だろう』そう思った大祐は、そっと顔を上げて少女の顔を見上げた。そこには恥ずかしがりながらも嬉しそうに微笑んでいる笑顔があるはずだったのが、大祐が見たのは完全に寝顔の高校生の顔だった。『嘘だ、まだ寝ていたのか?そんなバカな・・・・寝ているのに反応した・・・?そんなこと・・・あるのか?』

大祐とて女性の全てを知り尽くしているわけではない。今までのことが全て夢の中だったとしたら・・・、全て彼女の意識の外側で起こっていたことだったとしたら・・・。

しかし、今の彼女が起きているにせよ寝ているにせよ、それを嫌がっていないことだけは確かだった。現に、大祐の愛撫を受け、仰向けになってそれを受け止めている。それならこのままもう少しだけ続けても良いのではないか?そんな想いが大祐の心からブレーキを取り去っていた。

ふと見ると、大祐が可愛がっていた突起の直ぐ隣の胸の膨らみの頂上にも小さな突起が現れ始めていた。『起きていようと寝ていようと、とにかく今、彼女は感じているんだ』そう思うと、その先へと彼女を誘うことが大祐の使命のように感じた。

恐る恐る自分の手を伸ばし、もう一方の膨らみをそっと手で撫で上げてみる。

「・・ん・・・はぁっ・・・・」

小さな吐息が少女の口から漏れ、身体がスッと仰け反った。しかし少女は目を開けない。この時になって大祐は初めて、彼女が寝たふりをしているのかも知れない、と思った。しかしまだはっきりしたことは分からない。この部屋に連れてきた時は、何度揺さぶってもがたがた震えるばかりで起きなかったのだから。

 

優子は目をつぶったままどうするべきか迷っていた。大祐が優子の乳首をはっきりと愛撫し始めた時、ちゃんと起きあがっていれば問題なかったのだが、思わず寝たふりをしてしまった。それで大祐が諦めてくれることを期待したのだが、大祐は気が付かないのか、そのまま何度も乳首を愛撫し、更にエスカレートしてなま暖かいものでTシャツの上から乳首を転がしてきた。それは優子の身体が女であることを実感させるのに十分なくらい、奥の深い快感で、優子は寝たふりをしながら仰け反ってしまった。今まで横を向いていた優子が仰向けになったので、乳房の位置が身体の上になった。

『もしかしたらこれでお終いになるかも知れない、そうしたら、もう少しだけ寝たふりをしてからゆっくりと目を覚まそう』そう期待した優子だったが、大祐は頭を持ち上げて上から乳首を更に愛撫し始め、更に左の乳房まで手で触り始めた。

「・・・ん・・・はぁっ・・・・」

思わず優子は声を上げてしまった。いや、実際は声ではなかったのかも知れない。しかし、自分ではどうしようもない声だった。

『どうしよう・・・このまま・・・・・・かも・・・???』

そう思いながらも、なんと言って起きあがればいいのか優子には分からなかった。嫌がりながら起きれば大祐は犯罪者みたいだし、感じながら起きれば自分から誘っているみたいだ。また、知らん顔して起きれば不感症みたいな気がして、どうやって起きても変な気がした。

そのうち、優しく撫でられている乳房からも何とも言えない快感が沸き上がってきた。『きっと寝ているのかも知れないと思って、そうっと触っているのかな?』そう優子が勘違いしたくらい、大祐の愛撫は優しく、弱かった。しかし、今の優子にはその優しく弱い愛撫の方が効果的だった。なまじ刺激が弱いので身体の反応もゆっくりとしたものになり、目を覚ますきっかけに使えないのだ。その間にじわじわと身体の中にあの独特な甘い感覚が溜まってゆく。

 

優子がなおも戸惑っている内に、自分の息がだんだんと荒くなってきた。何とか深呼吸でもして息を落ち着かせようとするのだが、深呼吸は更に自分の息を荒くするだけだった。優子は身体の中から沸き上がり掛けている甘い感覚を何とか無視しようとした。しかし、どこまで我慢できるのか全然自信がなかった。それどころか、自分の中心が乳房への愛撫に反応を始めたらしく、足を擦り合わせたくなってきた。

しかし、ゆっくりとは言え足を擦り合わせれば大祐に見られてしまうかも知れない。『起きてるのに寝たふりをして好きに触らせている』と大祐に思われるのは嫌だった。寝ている内に身体が愛撫に反応している、と思って欲しかった。

だが、その優子の思いも大祐の手がTシャツの中に入ってきた瞬間に崩れ去ることになった。きっと自分が仰け反ったのでTシャツの裾がジャージから抜けてしまったのだろう、大祐が裾を引き上げた様子はなかったのに、いきなりTシャツの中に手が入ってきたのだ。

男の手で肌を撫でられるのは初めてではないが、今の無防備な自分を守ろうとして優子は軽く身体を左右に揺すって嫌々をした。しかし、強くはっきりとしたものではなかったので、肌の上をはい上がってくる手による愛撫で感じて悶えているのかも知れない、と自分でも思った。さらに大祐の右手は優子の身体をゆっくりと撫で上げながら胸へと上がってくる。今はブラを付けていないので、胸まで来れば何が起こるか明らかだった。そして大祐は、何とTシャツを捲り上げ始めた。『イヤッ』シャワーの時に見られたとは言え、その時と今とでは全く状況が違う。優子は思わずTシャツの裾を手で押さえそうになったが、直ぐにそれをすれば起きていることがばれてしまう、と思い直した。そして優子が恐れながらも心の奥では期待していることが起こった。

 

大祐は優子の表情を見ながら更にTシャツの上から乳首を舐め、優しく反対側の乳房をTシャツの上から撫でていた。優子の息が少しずつ大きくなっているのは確かだったが、まだ寝ているのか起きているのか分からなかった。確か友達から、女性は寝ていても濡れるし感じるらしい、と言うのを聞いたことがあった。それが本当かどうかは分からなかったが、今目の前にいる少女こそ、その答えなのかも知れなかった。

次第に優子の息が荒くなってくると、手の中で撫でられている膨らみが少し堅くなったようだった。それに併せて先端の突起がはっきりと布地を突き上げてくる。やはり高校生だけあって、膨らみ自体にゴム鞠のような固さと弾力があった。優しく掌の中で弾むように、ゆっくりと乳房を撫で、反対の乳首を唇で挟んでやると、優子の身体がくぅっとゆっくり仰け反る。その仕草はとても可愛らしかった。

大祐がゆっくりと胸を愛撫していると、何度も仰け反ったからか、優子のTシャツの裾がジャージから抜けて、綺麗な肌が見えていることに気が付いた。肌が見えているのにTシャツの上から愛撫しているのもなんだか変な気がしたので、大祐は思いきってTシャツの中に手を入れ、細い身体を直接愛撫し始めた。一瞬少女の身体が硬くなったようだったが、それ以上の反応はなかった。

素晴らしい肌だった。若さ故の瑞々しさが素晴らしかった。さっきシャワーを浴びたのだから当たり前なのかも知れなかったが、吸い付くような、とはこのことだった。細い腹を撫でているだけでも素晴らしさに感動したが、その上にはもっと素晴らしい膨らみが大祐を待っている。ゆっくりと愛撫をその場所に近づけながら、大祐は優子の表情に変化がないか、じっと眺めていた。腹や脇腹を撫でている内はあまり変化が見られなかった。『でも、直ぐにはっきりと変化が見えるはずだ。そうだ、両側を一緒にやってみよう』そう思った大祐は、ゆっくりとTシャツの裾を捲り上げて、既にTシャツの上から愛されて堅く膨らんでいる膨らみを目の前に晒していった。その時、優子の手がピクッと動いたみたいだった。『何だ、今のは?起きていたのか?脱がされるのを嫌がったのか?』大祐はじっと優子を見たが、表情は寝たままだ。大祐はそのままゆっくりTシャツを捲り上げていくと、可愛らしい膨らみと、その先端の突起がTシャツの下から現れた。とても小さな乳首で、その周りも小さく、まだ透き通るような薄色を残した正に少女のものだった。大祐はそれを初めてじっくりと見た。

可愛らしかった。素晴らしい乳房だった。大人になりきっていない、少女の乳房だが、ツンと上に向かって尖った形は真っ直ぐ上を向いていて左右に広がっていない。ふと優子の顔を見ると、いつの間にか少し横を向いていた。

大祐は両手でそっと両手で大切にそれを包み込み、優しく揉み始めた。その弾力は膨らみきっていない青さを残す素晴らしいもので、まだかなり固さを残していた。途端に優子の身体がぐぐっと仰け反り、

「はぁぁぁーーっ」

と大きな息を吐いた。表情は少し歪んでいるようで、気持ち良いのか嫌なのかちょっと分からなかった。しかし、両手で優しく乳房を揉みながら先端を舌で転がすと、

「んんっ、んんっ、んうぅっ」

と声とも息とも言えないような甘い吐息が優子の口から漏れてきた。そしてその吐息は、大祐が熱心に愛撫するほどに高まっていくようだった。優子の表情は次第に上気したものになり、明らかに身体の反応を表している。そしてそれは大祐に身体を許している証拠でもあった。

大祐は思い切ってTシャツを胸の上まで大胆に捲り上げ、両手で弾む膨らみを確かめるように丁寧に揉み上げ、先端を慈しむ様に何度も舌で優しく転がした。それは単に自分自身が楽しむだけではなく、優子の反応を探りながら最高の感じ方を探るような愛撫だった。

優子は目をつぶったまま、何度も軽く、あ、と言うように口を小さく開け、クッと仰け反ったり横を向いたりしていた。その表情はとても可愛らしく、弾力のある乳房と乳首を楽しみながら、飽きることなく揉み続けていた。優子はほんの少し手の位置を変え、揉み方を変えるだけで新しい世界に連れて行かれたかのように大きく仰け反った。そしてゆっくりと足を擦り合わせ、身体をゆっくりと捻る。それはまるで大祐にもっと先を望んでいるかのような、可愛らしい仕草で、大祐を次第にもっと大胆にさせていった。

しばらく乳房の愛撫だけで満足していた大祐も、優子がまったく目を覚まさないし、感じ続けているので、もっと先をしてもいいだろうと思った。

そしていったん乳房を揉んでいた両手を離すと、少し顔を優子に近づけてじっくりと表情を見ながら右手をジャージの中に入れていった。

その途端、優子の手がジャージがずり下がるのを防ぐかのようにゴムの入った上の部分をズッと引き上げた。

「えっ?」

大祐が少しだけ声を上げると、あわててその手が横に下ろされる。『やっぱり起きてたんだ』と大祐は気がついたが、それだけはっきりとした行動をしたのに優子はまだ寝た振りを続けていた。

大祐の手が瑞々しい肌の上を少し滑り降り、可愛らしい茂みの中に入っていくと、優子の身体が少しだけ震えた。そのまま少しだけ茂みの中で指を遊ばせると、グッと足を閉じたり、そのままグイッと擦り合わせたりする。『驚いただけなんだな。嫌がってないみたいだ』大祐は安心すると、さらに指を茂みの奥へと下ろしていった。

そして指の先が一番奥の秘唇と秘核を隠している場所に到達すると、ほんの少しだけ潤いが指先に感じられた。『あっ、濡れてる』と思った瞬間、

「はあぁぁーっ」

と優子がはっきりと声を上げ、グイッと首を仰け反らせて大きくブリッジを作った。そしてプクッと膨らんだ仰け反ったために乳房が少し平らになって大祐の目の前に差し出される。大祐はそっと右手の指で小さな潤いを確認しながら差し出された膨らみを口に含み、左手で揉み始めた。

「はああぁっ、はうぅっ、ああっ、アーーっ」

声を押し殺そうとしても漏れ出てくる、という感じの小さな声が優子の口から漏れ続け、ゆっくりと身体が大きく捻られて足が擦り合わされる。

『大丈夫、もっと感じさせてあげるから』そう心の中でつぶやきながら大祐は指をさらに奥へと進めた。すると、指は潤った秘唇に包まれ、その奥の可愛らしい秘核が指先に当たる。

「ああっ」

再びはっきりとした声が上がり、口の中で転がしている乳首がツンと硬くなったような気がした。その声には快感だけでなく、少し恐れのようなものが感じられたので、『少し痛かったのかな?』と秘核の先端を避けるように周りをゆっくりとかき回すように秘唇の中を探ると、

「あ、ああぁぁ、はあっ、ああーん」

と小さな声だが、甘い吐息が漏れ始める。どうやらこっちのほうが優子は好きなようだ。

 

優子は、大祐が優しく乳房を揉み始めたとき、恐れと満足感を同時に味わいながら身体を仰け反らせた。たっぷりと予感で焦らされてから揉まれたので、分かっていてもどうしようもなかった。

大祐の愛撫はあくまで優しく、残酷なくらい丁寧で、そっと揉み上げて優子の身体が仰け反ってから先端を丁寧に舐る。それは今まで優子が経験してきたセックスとは根本的に異なる、もっと恥ずかしくて気持ちの良いものだった。

今までに経験したセックスは、どちらかというと男性主体で、優子自身がたっぷりと感じるのを楽しむ暇などなかった。やっと感じてきたところで挿入されて、中が十分に潤って感じてきたところで男は終わった。だから、2回目になって始めて優子はたっぷりと感じることができたが、いつも2回目をしてくれるわけではなかった。なんと言っても高校生が自宅で結ばれるのだから、時間的な余裕はそれほどない。お互いに求め合っていても服を着なくてはいけないことが多く、それゆえ男は何度も優子を求めたのだが、そればかりを求められるのは優子にとっていやだったのだ。

しかし、今の愛撫は優子の身体の反応を確かめるようにじっくりと責めてくるので、優子ばかりが感じているようで、恥ずかしくて仕方なかった。自分が少し声を出しているような気はしたが、自分ではあくまで吐息のつもりだった。

心の中では『こんな風に感じさせられるのはイヤ、早く優しく起こして』と叫んでいたが、大祐が起こしてくれる様子は無く、さらにじっくりと乳房を揉み上げては乳首を転がしてきた。一瞬両手が離れた瞬間、優子は大祐が起こしてくれるかもしれない、と期待するのだが、次の瞬間にはまた少しだけ違った場所から乳房を揉み上げられ、優子の身体は喜びと失望の混じった快感に身体を仰け反らせてしまうのだった。

優子自身、少し小さめだと思っている自分の乳房が、これほど敏感に反応することに驚いていた。

そして、やっと大祐の両手が完全に離れ、自分の顔を覗き込んでいるような気配を感じたとき、今度こそ大祐が起こしてくれるものと期待して、心の準備をしていると、あろうことか大祐はジャージの中に手を入れてきた。このときばかりは優子は思わずジャージを握り締めて大祐の手の進入を拒もうとしたのだが、

「えっ」

という大祐の声を聞いて、『まだ寝ていると思ってたんだ』とあわてて手を離してしまった。確かに優子が起きていたかどうかは優子自身にしか分からないことなのかもしれないと思ったのだが、手の動きを見られていたのだとすれば起きていることは明らかで、大祐は気づいたはずだ。それなのにあんな声を出したということは・・・・。優子はわけが分からなくなってきた。