宏一はそっと指をスリットの中に埋め込んだ。すると、直ぐ入り口の辺りの弾力のあるぷりぷりとした秘唇がパクッと割れて宏一の指を包み込んだ。
「あぁっ」
玲が声を上げて宏一にしがみついたが、それは痛みや拒絶と言うよりも驚きと言った感じだった。まだ中はほとんど潤っておらず、半分乾いてねっとりとした感触が指に伝わってくる。このまま指を大きく動かせば玲には痛みを与えるだろうと言うことは分かり切っていた。
「痛い？」
「だ・・・だいじょうぶ・・・・まだ・・・・でも・・・乱暴しないで・・・そっと・・」
「ちょっとだけで直ぐにやめるからね」
そう言うと、宏一はほんの少しだけ指を動かして玲の反応を探った。
「う・・うぅぅうっ・・・」
玲のくぐもった声が聞こえ、身体がピクンと反応する。嫌がってはいないようだが、喜んでもいないと言った感じだった。そのまま何度か指で秘唇を刺激すると、秘唇の締め付け自体は緩くなり、ほんの少し潤いも増してきた。
「はぁ、はぁ・・・・ううっ・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・まだ・・・するんですか・・・」
玲の息が少しだけ荒くなったが、その言い方からするとあまり感じているとは思えなかった。どちらかというと緊張して終わるのを待っていると言った感じだ。それでも更に何度かゆっくり指を動かしていると、秘芯は徐々に左右に分かれて更に潤いを増し、指を迎え入れる準備をしているのが分かった。
「許して・・・もう・・・・許して・・・」
玲は宏一に何度も囁いた。身体は反応していても、玲自身が感じていないのでは仕方ない。宏一は諦めて指を一旦抜くことにした。そっと指を抜くと、玲の大きなため息が聞こえた。玲の表情は明らかに怯えており、もっと感じるべきだったのではないかと思っているような、少し暗い顔だった。
宏一は再びやり方を変えることにした。玲のパンツに入っていた手がスッと引き抜かれると、再び帯の上の方に動いてくる。
「もう一度、こっちの方をしてみるからね」
そう言うと、玲の胸の膨らみを愛撫し始めた。最初はあきらめ顔だった玲だが、宏一の指が膨らみの頂点に近づくと、
「あ・・・・・う・・・・」
と小さく反応し始めた。それは玲にとっても全く意外だったようで、目を開け、宏一を見上げて何か言おうとしているようだが、指がまた頂点に近づくと、小さな吐息と共に目がスッと閉じられてしまう。それが何度と無く繰り返され、その間に宏一が玲にキスをすると、目を閉じたまま、だんだんと熱心に大胆に舌を絡めてくるようになった。まだ玲の下半身は全く反応せず、先ほど宏一が触っていた時に開かれたままぐったりとしている感じだ。
玲は宏一の丁寧な愛撫が嬉しかった。前の彼は宏一のように辛抱強く愛してはくれなかった。慌ただしく服を脱がされ、一方的な短い愛撫が終わると、直ぐに玲は足を開かれて荒々しく胸を揉まれながら挿入された。それは玲にとって苦痛以外の何者でもなく、最初のうちはそう言うものだと思っていたが、何度されても気持ちよくはならなかった。そして玲はセックスが嫌いになった。
しかし、心のどこかではたっぷりと愛情に満ちたセックスを求める気持ちがあり、それがコンビニで由美を見た時の表情に表れていた。もし、もうすぐ一人で異国に出かけるという状況でなければ、きっと玲は宏一に声をかけることはなかったろう。そして渡欧直前に心細さと不安が頂点に達した時、いても立ってもいられなくなって宏一に声をかけた。今でも由美に済まないと言う気持ちはあるが、それよりも今は宏一が自分を大切に扱ってくれていることが嬉しかった。どうせ自分はもうすぐ宏一の前から消えるのだ。
「少し休憩しようか。ビール、飲んでもいい？」
宏一はそう言うと、玲の身体を起こし、そっと膝から降ろした。宏一は冷蔵庫からビールを出して飲み始める。玲は乱れた浴衣を恥ずかしそうに直してから、少し潤んだ瞳で宏一を見つめると、嬉しそうに宏一に寄りかかってきた。
「疲れた？」
「ううん、全然。あの・・・嫌になったんですか？」
「え？なにが？」
「私、上手くできないから・・・・」
「何をいってるの。ちゃんと感じてたじゃない。少しずつだよ、安心して」
「はい・・・・よかった・・」
玲は宏一の心遣いが嬉しかった。宏一が笑顔で玲を安心させてくれたので、一気に気が楽になったのだ。
「私も飲んでいいですか？」
「ビール？それともジュース？」
「ウーロン茶、あります？」
「あるよ」
宏一がウーロン茶の缶を渡すと、玲は美味しそうにごくごく飲んだ。よほど緊張して喉が渇いていたのだろう。それを見た宏一は、また玲が可愛らしく思えた。
「眠くない？」
「大丈夫です」
「そうか、眠く無いんじゃあベッドに連れていけないなぁ」
「まあ、宏一さん、それなら、眠くさせて下さい」
玲は先ほどまでとは打って変わって甘えた様子で宏一に身体をすり寄せてきた。
「いいの？」
「・・・・はい・・・・・」
「それじゃ、一つお願いしても良い？」
「え？なんですか？」
「浴衣の下のＴシャツは脱いで欲しいんだ。何も言わないで、お願い」
「・・・・はい・・・分かりました。ちょっと待っていてください」
玲はそう言うとバスルームに入り、直ぐにＴシャツを手に戻ってきた。
それを見た宏一は、ビールを置くと玲を引き寄せ、キスをしてから軽々と抱き上げてベッドに運んでいった。宏一の腕の中で運ばれていく玲は、今まで何度も想像するだけで我慢してきたことをして貰って、まるで夢のようだと思った。宏一がそっとベッドに玲を降ろすと、玲は宏一の首に手を回してキスをねだった。そして、
「そっと・・・・優しく・・・・・・して・・」
と言って目を閉じ、宏一に身体を許す決心を伝えた。宏一が部屋の電気を暗くすると、
「全部消さないんですか？」
と聞いてくる。
「消したら玲ちゃんが全然見えなくなっちゃうから、少しだけ、いいでしょ？」
と言うと、
「恥ずかしいから・・・・でも、分かりました」
と大人しく同意した。
宏一は浴衣を脱いでトランクス一枚になると、そっと玲の横に滑り込み、玲の身体を優しく抱きしめる。細身の身体がしなるように宏一に抱きしめられると、
「宏一さん、初めてじゃないんですけど・・・・やっぱり不安で・・・」
「良いよ。無理にはしないから。玲ちゃんの身体の反応を見てゆっくりするからね」
そう言うと、玲はこっくりと頷いた。
玲は宏一が慌てずにゆっくりと愛してくれることが嬉しかった。宏一になら任せても安心な気がした。本当は自分の一番好きだった人とこうしたかったのだが、それを今言ってみても仕方がない。イギリスに行ったら男づきあいはしないつもりだったから、何としてでも今のうちに普通の女の子並のことをしておきたかった。玲は心を決めると、目を閉じて宏一に身体を預けた。
宏一はゆっくりとキスをしながら、少し玲の身体を自分から離して右手で優しくうなじから胸をなぞるように愛撫し始めた。先程よりも玲の身体は愛撫に感じやすくなっているようだ。
「どう？Ｔシャツが一枚無いだけで、感じ方が違うでしょ？」
「・・・そう・・・・でも・・・くすぐったい」
「その感覚を楽しんでいてごらん。少しずつ変わってくるから」
玲は小さく頷くと、少し身体を上に向け、更に宏一の手が動きやすい様にした。しばらくキスと愛撫を繰り返していると、少しだけ玲の身体が反応するようになってきた。しかし、感じているというのにはまだほど遠い。
宏一は次の段階に進むことにして、キスをしてからうなじへと唇を這わせた。
「ああん、そんなぁ、くすぐったい」
玲は少し身体をよじって甘えた声で抗議した。
「それで良いんだよ。くすぐったいだけ？」
「それは・・ああ・・・ひゃぁ・・あん・わかんないですぅ・・・」
宏一はうなじが一通り反応したものと思い、胸元へと下がっていった。浴衣の合わせを少し開いて肌に唇を這わせ始める。
「あっ、いや！」
突然、玲が驚いたような声を出し、ドンと宏一を突き放すようにして、素早く胸元を押さえた。
「ごめん。いやだった？」
「あ・・あの・・・・そうじゃなくて・・・」
玲は自分自身の反応にがっかりした。それまでは心から宏一の愛撫を受け入れていたつもりだった。それから先に進むことも覚悟していた、いや、望んでいたはずだった。しかし、宏一の唇が胸元を這った瞬間、強烈な拒否感が起こって、考える前に身体が反応してしまった。それは、自分の想像以上にセックスに対する恐怖感が強いと言うことを思い知らせる悲しい出来事だった。
「だいじょうぶ？」
「はい・・・ごめんなさい・・・勝手に身体が・・・・」
「良いよ。どうする？もう少ししても良い？それとも・・」
「宏一さんが良いのなら・・・・でも、そっとしてください」
明らかに玲はおびえていた。宏一の愛撫に対してではなく、予期できない自分の身体の反応に何とも言えない恐怖があった。まだ自分で気が付かない、もっと強い恐怖を発見してしまうかも知れないと思った。
宏一は先ほどと同じように、下から攻めることにした。あまり緊張させないように会話に注意を逸らす。
「玲ちゃん、ここはたくさん温泉があるって言う話はしたよね？玲ちゃんは裸で入る温泉と、水着で入る遊び感覚の温泉と、どっちが良いの？」
「え、あの、どっちかって言うと、今は裸で入る温泉の方が、良いかな？」
「ゆっくりする方が好きなんだね」
そう言いながら、宏一の手はゆっくりと浴衣の帯の下に這っていき、裾から手を入れて細い足を軽く開いた。玲は嫌がらずに少し足を開いたまま、宏一の手を受け入れている。
「あの・・・本当は面白い仕掛けのあるプールとかも好きで・・・夏なんかは友達と出かけていったりしたことも・・・・・あるんですけど・・・・」
玲の言葉は宏一の指がパンツの上を這いはじめ、ゆっくりと円を描きながら少しずつ秘部の方へと下がっていくと、玲の声がとぎれがちになった。明らかに注意がそちらの方に行っている証拠だ。宏一は玲が心を開くように、腕枕をしてそっと耳元で語りかける。
「でも、今はお風呂の方がいいの？」
「そう・・・・ん・・・今は日本を一番感じれるお風呂に、露天風呂とかの・・・・・入ってゆっくり・・・できたら・・・・」
「イギリスに行く前の思い出かな？」
「思い出かも知れないけど・・・・は・・ぅ・・・・」
玲は宏一の指が秘部に十分に到達する前に自分の身体が反応し始めていることに驚き、どうして良いのかよく分からなかった。追いかけたいような、逃げ出したいような、不思議な感覚が身体を包んでいく。
更に宏一の指は、そっとパンツの中心部へと下がっていった。すると、玲の体が固く緊張するのが分かった。しかし、嫌がったりはしていない。
「玲ちゃんは温泉に入る時、ゆっくり浸かっているのが好きなの？」
「それは・・・・あう・・・・それは・・・・んんっ・・・・・」
「それとも、上がったり浸かったりを繰り返す方？」
玲の身体の中にじわじわと感覚が広がってくる。気持ちいいとも悪いとも言えない、独特の感覚だった。
「ああん・・・・・あんまり深くは・・・・浸からなくて・・・・う、うぅーっ」
「それじゃ、浅く浸かってじっとしている方なの？」
玲の身体の中でその感覚はどんどん大きくなってくる。
「ちゃんと浸かるんですけど・・・・・あう・・・・・でも・・・」
「直ぐに上がっちゃうの？」
「そうじゃなくて・・・あうぅ・・・肩までは・・・浸からないって・・・・・だめぇ、もう話せません。宏一さん」
玲はとうとう我慢できなくなり、宏一に抱きついてきた。そして唇を重ねると熱心に宏一を求め、大胆に舌を絡めてくる。宏一は玲が納得するまで十分にキスをすると、右手の動きを止めずに、少し身体を起こして玲を見下ろす姿勢を取った。
「いや・・・見ないで・・・・いや」
玲は恥ずかしがりながらも宏一の指の与える感覚に身体を任せている。玲の足はすでに宏一の指を挟み込んだまま閉じられ、指の動きを更に味わうようにゆっくりと摺り合わされていた。
宏一は左手で玲の浴衣の合わせを少し開き、胸元に左手の指を遊ばせ始めた。今度は玲は嫌がらずにその愛撫を受け入れている。合わせの奥にピンク色のブラジャーが少しだけ見えた。
「嫌じゃなければもう少し続けるよ。しても良い？」
「わかんない・・・・ああん、嫌じゃないけど・・・・・嫌じゃないけど・・・・ああん、そこはだめぇ・・・」
宏一の右手の指が少し飛び出した部分を見つけ、その回りを撫で始めると更に足をぎゅっと閉じて指を押さえ込もうとする。
「だめ、今日はもっと感じて欲しいんだ。良いだろ？」
宏一はそう言うと、右手で両足を大きく開く。
「そんな・・・そんなことされたら・・・・・」
玲は足を開くとどうなるのか分かっていた。今敏感になっている所を大胆に触られてしまう。パンツを履いているとは言え、玲にはかなりの冒険だった。
「いいね。足を閉じちゃだめだよ。優しくするから」
宏一はそう言って再び右手を這わせはじめた。ただ、最初は本当にゆっくりと愛撫し、玲の身体が感覚を受け入れやすいようにしてやる。
「あ・・・あん・・・・・ああ・・・・」
玲が小さな吐息を漏らすように感じ始めると、
「どう、胸の方は嫌じゃない？」
と宏一が尋ねた。
「だいじょうぶ・・・今はだいじょうぶ・・・・あ・・・ああ」
玲の身体の感覚は、秘部の回りからのものに占められていて、胸からの感覚はあまり気にならないようだ。宏一はいよいよ胸の膨らみの征服に取りかかった。
右手の動きをゆっくりとしながら、少しだけ強くする。
「ああんっ、あっ、ああっ」
玲の声がはっきりと変わった。しかし嫌がってはいない。そのまま宏一は左手で更に大きく玲の合わせを開いて胸元を広げ、ゆっくりと唇を這わせはじめた。
「はああーっ、くうっ、ああんっ、あうぅっ」
玲の声が一段と強くなり、身体の中に大きな感覚が生まれていることを教えていた。宏一は、何度も唇を胸元に這わせながら、ブラジャーの布地ギリギリまでカップに反って唇を這わせ、舌でねっとりと舐めていった。
宏一がやがて、右手の動きを少しずつ小さくしていくと、玲の腰はそれに不満を示すようにときおり上下に動き、自分でも気が付かない内に声を出していた。それは明らかに悦びの声だった。
玲が胸の愛撫を素直に受け入れるようになったので、宏一は、
「もっと先に進んでも良い？」
と聞くと、
「はぁ、はぁ・・・・・はい・・・・大丈夫・・・だと・・」
と小さな声で答えたが、その瞳はすでに潤んでいた。
宏一は右手をパンツから離し、両手で半分露わになっているピンク色のブラジャーの中心部を持つと、パチッと音を立てて布地をそっと左右に開いた。玲の身体が一瞬ピクンと小さく撥ねた。
玲は大人しくしていたが、明らかに宏一を見る目に不安が宿ってきた。無意識に両手をすぼめて、何気なく胸をガードしようとする。
「大丈夫。これを外すだけだから」
宏一はそう言うと、玲の浴衣の合わせを直してぴっちりと着ている状態に直してやった。玲は少し意外という顔をして宏一を見ている。てっきりこのまま浴衣を脱がされるものだと思っていたのだ。しかし、玲の心はまだそこまで宏一を受け入れていなかった。
次に宏一は、玲の右手の袖から手を差し込み、玲の肩に掛かっているストラップを探り当てると、それを袖から外に引き出した。そして、右手をストラップに通して、
「こうすればこれだけ脱げるだろ？」
と言って、左手を首の下に添えて軽く玲の上体を起こし、今度は左手の裾から手を入れて肩に掛かっているストラップを探ると、ゆっくりと全部引き出した。玲はブラジャーだけ脱がされたのは初めてだったので、宏一が何故こんな手間をかけてブラジャーだけ脱がすのか、意味が分からなかった。
「玲ちゃんの身体が嫌がらないように、ゆっくりとしようと思ってこうしたんだ。浴衣を脱がして欲しくなったら言うんだよ」
そう言うと、宏一はゆっくりと両手で浴衣の上から玲の胸の膨らみを軽く愛撫し始めた。
「あっ・・・・」
玲は、自分の胸が思った以上に敏感になっていることに気が付いた。宏一の手は慎重に乳首を避けているが、裾野を愛撫されただけでも十分に気持ちいい。指が先端に近づく度に感覚は思った以上に高まり、先端を征服された時の快感を予想させた。更に、今まで愛撫され続けていた秘部への刺激が無くなったために、何とも言えない焦れったさが秘部から沸き上がってくる。これには足を擦り合わせる以外にどうしようもなかった。
「こ・・・こんなこと・・・あうぅ・・・・されるなんて・・・・あぁ・・うっ」
玲は自分の身体がだんだんこの刺激に耐えられなくなってきていることに気が付いた。
「感じてきたんだね。焦れったくなってきた？」
玲は自信なさそうに小さくコクンと頷いたが、宏一はそれ以上何も言わずに更に胸への愛撫に集中する。玲の胸の膨らみはかなり小さく、上から見ただけではほとんど盛り上がりが分からないが、左右の脇から愛撫していくとはっきりと丸く膨らんでいるのが分かった。小さいだけに、由美よりも堅い感じがする。そして、浴衣の上には頂点を示すものがポツンと見えてきた。
「ああ・・・これ以上は・・・お願い・・・・はうぅ・・・いや・・・」
「いやなの？やめて欲しくなった？」
「早く・・・・お願い・・・・・もう・・・・」
玲は宏一の愛撫が残酷なまでに優しすぎることに耐えきれなくなってきた。一瞬、今まで経験してきたように、荒々しくされた方がまだマシだとさえ思えた。すでに玲の細い足は何度も縄をなうように擦り合わされ、宏一の指が戻ってくるのを待ちわびている。更に胸は今まで経験したことがないほど、焦れったい快感に満たされていた。宏一が冷静に愛撫している目の前で、自分だけ悶えるのはとても恥ずかしかった。
「玲ちゃんがおねだりしてくれたら次をするからね」
玲にはその意味がよく分かった。しかしそれは嫌だった。玲はおねだりしなくても優しく愛して欲しかった。
「いや・・・・それはいやです・・・・お願い・・・・このままして・・・」
「任せてくれるって言ったでしょ。ちゃんとおねだりしなさい」
「ああんっ、それはそう言う事じゃ・・・はうぅぅ・・・・もう、もうっ・・・・」
「言ってくれないの？」
玲はおねだりなど、絶対にしたくなかった。しかし、今の宏一の口調には明らかに落胆が感じられた。ここで宏一に落胆して欲しくなかった。セックスでこれほど自分の身体が感じていたことなど今まで無かったから、もっと宏一に優しくして欲しかった。
「ああんっ・・・・宏一さんっ・・・・お願いです・・・・早クッ」
玲は身体を仰け反らせたり、左右に捻ったりして宏一の愛撫に耐えている。しかし、限界が来ていることは明らかだった。玲の言葉に宏一は何も言わなかった。そして、玲が官能の火に炙られていくのをじっと見ていた。たぶん、生まれて初めて玲が口にする言葉をしっかりと聞こうと、玲の唇を見つめていた。
「ちゃんと言ってごらん」
その言葉が引き金になった。玲はたぶんこれが宏一のくれる最後のチャンスだと思った。もう引き延ばすわけには行かないと悟った。そして初めての言葉を口にした。
「脱がして・・・・」
「それだけでいいの？ちゃんと何をどうして欲しいのか言いなさい」
「それは・・・・浴衣を脱がして・・・・胸を触って」
「胸だけでいいの？」
「そんな・・・下も・・・」
「まずこうして欲しいんだね？今度からはちゃんと、おっぱいを揉んで、って言うんだよ」
宏一は浴衣を大きく開き、玲の可憐な乳房を露わにすると、その可愛らしい膨らみをそっと両手で揉み上げ、玲の望むものを与えてやった。
「ああぁぁーーーーっ」
玲はどうしようもない生まれて初めての猛烈な快感に大きく仰け反って耐えた。声を出している感覚さえなかった。
「ああうぅ、はあっ、ああんっ、くあっ、はうぅーっ」
宏一の手が堅い膨らみを揉む度に、玲は何度も身体を仰け反らせ、捻って悶えた。
「さあ、今度はおっぱいを食べてって言ってごらん」
「いやあ、それはいやぁっ」
「言わないとやめちゃうよ」
「いや、やめないでぇっ」
「それじゃ言いなさい」
「・・おっぱいを・・・食べて・・・」
「こうかな？」
「はううぅぅぅーーーっ」
宏一が玲の左の小さな乳首を口に入れると、玲の身体はピンと伸びて硬直したようだった。ゆっくりと口の中で乳首を転がすと、玲は声を上げながら宏一の頭を抱きしめて自分の胸に押しつけてそれをむさぼり、自分がちょっと手の力を抜いた時に宏一が頭を上げると直ぐに身体を捻って右の乳首を押しつけ、再び両方の胸が満足するまで離さなかった。
「ああぁぁーーーっ、はうぅぅーーっ、くうっ、ああんっ」
玲は胸に満足すると、次に宏一の手を取ってパンツに押し当てた。もうここがどうしても我慢できないのだ。しかし、宏一はさっきよりもゆっくりとしか愛撫してくれなかった。
「いやぁ、いやですぅ、早くぅ、もう我慢できないぃ」
「どうして欲しいの？」
「もう言うのはいやぁ、お願いですぅ、早く、早くして・・・焦れったくて・・我慢できません」
「それじゃ、俺のしたいようにするよ。いいね？」
「はい」
玲は一刻も早くうずきを沈めて欲しかった。だから、宏一に任せれば指で愛してくれるものと思っていた。しかし、宏一は身体を起こすと、玲のパンツに手をかけてきた。玲はまず指でパンツの上から愛して欲しかったが、宏一がそうしたいというのなら許すことにして、疼いて仕方のない腰を少し上げて協力した。
玲のパンツが取り去られると、海苔型の茂みが現れた。まだあまり濃くなっていないので、奥の秘唇の中から可愛らしく飛び出しているパーツがよく見える。宏一はパンツを脱がしてから、すっかりはだけてしまった浴衣も脱がしてしまった。
「寒くない？」
「はい」
全裸にされた玲は宏一の視線を感じて胸と茂みを手で隠しながら答えた。
「少し恥ずかしいけど、我慢してね」
そう言うと、宏一は玲の足を開きその間に入った。
「あっ、いや、見ないで・・・いや・・・・見ないで下さい・・・」
宏一が足の間に入ったので玲は足を閉じることができない。玲は恋人にもそれは許したことがなかった。
「いや・・・・いや・・・・それはいや・・・だめぇ・・・」
宏一は閉じようとする玲の足を折り曲げ、膝を一度胸の方に押しやってからゆっくりと膝を開いた。こうすると、嫌がる少女でも比較的簡単に足を開くことができる。そして宏一は秘唇の直ぐ近くに顔を近づけた。宏一の息がかかると、玲の抵抗はずっと小さくなった。
「お願いです・・・・宏一さん・・・・・それは・・・・許して・・・・・」
「大丈夫、そっとするから。感じていいんだよ」
「ああん、声が・・あそこに・・・・声が響きます・・・・」
玲はもうどうしようもないと思った。限界まで焦れったくなっている秘芯に宏一の声が響くと、それだけで快感が走る。その快感が玲の抵抗を奪い去ってしまった。玲の半分ほど開いた秘唇からは綺麗なピンク色の秘核がポツッと顔を出している。玲の抵抗が収まったのを確認した宏一は、そっと舌先で秘核を少しだけ舐め上げた。
「あああっ」
玲が声を上げ、腰がピンと撥ね上がる。何故腰が跳ね上がるのか、玲にも分からなかった。しかし、ほんの少し舐められただけで、身体が猛烈に反応していることだけは分かった。宏一は更に何度もちょっとだけ舐め、玲の腰が跳ね上がるのを楽しんだ。
「ああんっ」
玲は恥ずかしくて死にそうだった。自分の腰が宏一の唇を求めて何度も跳ね上がってしまうなど、想像を絶する痴態だった。宏一がもっとしっかりと舐めてくれればこんな痴態を見せずに済むだろうと言うことは想像できたが、それはとても言えることではなかった。
宏一は目の前で玲の秘口が活発に動くのを見ていた。それは舐め上げる度に軽く萎み、中から白い液体を少し吐き出しており。先ほどベッドに入る前に指で探った時とは大違いだった。秘唇は軽く舐められる度に大きく開き、まるで自らの意志で宏一に舐められる面積を少しでも増やそうとしているようだった。
玲は宏一の様子から、自分の身体の反応を楽しんでいると言うことがよく分かっていた。そして、それは猛烈に恥ずかしかった。何とかもっと感じたいし、腰が動くのを止めたかった。どうすればそれができるのかは分かっていたが、それは口に出すのと同じくらい恥ずかしいことだった。
「いやぁ、宏一さん、そんなのいや、いやあ」
玲は腰の位置を変えて宏一の下から逃げようとしたが、がっしりと腰を押さえ込まれて動けない。その間に、宏一の舌の愛撫を受け、更に熱い息をかけられた秘核はどんどん敏感になっていき、ほんの少し舐められるだけで熱い快感が腰全体に響くようになってきた。
「お願い、宏一さん、もう、もう許して・・・あうぅっ」
玲はこれ以上この愛撫に耐えられないと思った。自分で何とかしなければ恥ずかしい言葉を宏一に聞かれてしまいそうだった。玲の腰は宏一の舌を少しでも早く迎え入れたくてうねうねと上下に動いている。もう焦れったくて死にそうだった。
玲は最後の手段として、自分の両手で宏一の頭を向こうに押しやった。少し宏一の顔が動いたが、その瞬間、舐められる部分が秘核の上の方に変わった。それは新しい衝撃で、玲はそれに対応できなかった。思わず大きく腰を突き上げて、今までと同じ位置に愛撫を迎え入れようとする。その動きは宏一にも予想できない大胆なものだったので、宏一の舌だけでなく、口全体が玲の秘唇の中に包まれた。途端に強烈な快感が生まれる。
「ああああぁぁぁーーーーーっ」
玲は無意識に押しやろうとしていた宏一の頭をグッと自分に押し当て、一気に腰を使った。
「あーーーーーーっ」
もう玲にも止めることはできなかった。宏一の口から顔まで全体が秘唇に擦り付けられ、すさまじい快感を生み出していく。玲は両手を宏一の頭の後ろに回すと、更に強く秘唇に引き寄せて、腰を跳ね上げた。
宏一は玲の大胆な行動に戸惑いながらも、必死になって玲を満足させようと舌を使って秘唇全体を舐め上げ続けた。
「だめーっ、だめよーっ、ああぅぅーーっ」
玲は自分から腰を使いながらも、こんな事をして宏一に嫌われるのではないかと嫌がっていた。しかし、宏一の舌の動きは巧みで、どうしてもやめることができない。玲は何度も宏一の頭を突き放そうとして、自分から押しつけてしまった。
やがて身体が満足すると、やっと玲は手の力を抜いた。宏一が顔を秘部から話すと、
「いやぁ、こんな事させるなんて・・・・」
と宏一に背中を向けて枕に顔を埋めた。
素早くシーツで顔を拭いてから玲の横に並んで寝た宏一は、
「感じてくれて嬉しいよ。玲ちゃん。本当に嬉しいんだよ」
と髪を優しく撫でながら声をかけ続けた。ここで玲に恥ずかしい思いをさせると、また心が閉じてしまう恐れがあったので、宏一は直ぐに次に進むことにした。
「いや、こんな事・・・・自分でするなんて・・・・・」
「恥ずかしいけど気持ちいいのがセックスなんだ。今までこんな事されたこと無かったのかな？」
玲はこっくりと頷いた。
「怒ってる？」
頭が小さく左右に動いた。
「受け入れてくれて、本当に嬉しいんだ。本当はもっと感じて欲しいんだけど、優しくすれば大丈夫？」
「はい・・・」
「ありがとう」
宏一は向こうを向いている玲のうなじにそっとキスをして、軽く舌を這わせた。
「はん・・・」
続けて、そっと指で背中をなぞってやる。
「あうぅ・・・・くっ・・・・・あんっ・・・」
玲は再び感じ始めた。
「くすぐったい？」
「少し・・・」
「くすぐったいだけ？」
「・・・・・少し・・・んっ・・」
「少し、なあに？」
「気持ちいい・・・あう・・・」
「この辺りがいいの？」
「・・・あんっ・・・・そ・・・そこ・・・・」
玲は背中を軽く愛撫されるだけで、こんなに感じるとは思ってもいなかった。自然に完全に俯せになって両手をしっかりと胸元に引き寄せ、宏一に背中を晒して愛撫に耐える姿勢を取る。それは宏一にもっとして欲しいというサインだった。宏一は指と舌を同時に使い、背中から腰にかけて丁寧に何度も愛撫を繰り返し、玲から声を引き出すことに集中した。
玲は背中の脇腹に近い所の愛撫に特に強く反応した。宏一が指で円を描く様に撫でてから、舌でねっとりと舐め上げると声を上げて喜ぶ。
「ああっ、ああんっ、はうぅ、あう、ああっ、はううっ」
玲は身体がどんどん感じていくので、宏一に話しかけることもできない。とにかく気持ちいい。ぎゅっとシーツを掴んだまま、玲は宏一の愛撫によって生み出される快感を受け入れることだけで精一杯だった。しかし、それは自分の身体が正常に感じることの安心感と喜びを噛みしめる行為でもあった。
更に宏一の指と舌は腰から尻へと移っていく。そして、腰と尻の間に舌が移ってきた時、宏一は指を一足先に尻のスリットの中に差し込んでいった。
「あああぁぁーっ、う、後ろからするなんてぇっ・・・・」
玲の腰がピクンと反応した。しかし、差し込まれた宏一の指が敏感な部分に触れたままほとんど動かないので、自分から腰を動かしてしまう。
「ああん、いやです、宏一さんっ、ああん、指を動かして・・・動かしてください。腰が動いて・・・ああぁ、だめぇ、止まらない。動かしてぇ」
玲はそう言いながらも次第に快感を求めてくねくねと尻を動かし始めた。
「もっと感じてごらん」
「いやぁ、お願いです。指を動かして・・・気持ちよくて・・止まらない・・・」
「こうすればいいかな？」
宏一はゆっくりと秘唇の中に埋まっている指を上に引き上げ始めた。
「あ・・・ああん、だめぇ・・・そっちにいっちゃいやぁ」
玲は指の位置が変えられたことに気がつき、それを追いかけ始めた。
「玲ちゃん、お尻が上がってきたよ？どうしてかな？」
「いや、いや、そんな事しないで、ああっ、だめぇ、こんな格好はいやあ」
「それじゃ、こうすればいいのかな？」
宏一は秘唇を愛撫している指はそのままにして、腰を愛撫していた左手で玲の膝を開いた。
「ああっ、こんなこと・・・・」
「この方が身体が安定していいだろ？優しく指で愛してあげるから」
そう言いながら宏一は、ゆっくりと右手の指で開いた秘唇の中を撫でていった。それは玲が待ち望んだものだったが、秘核の直ぐ近くの所だけは微妙な感覚を残して指が通り過ぎる。そのお預けになった快感を手に入れるためには、玲が更に腰を突き上げる必要があった。
少し腰を突き上げるだけで、とろけるような快感が玲の身体を走り抜ける。
「ああああん、くぅーーっ、・・・・・・・はうぅーーーーっ」
玲は自分がどんな格好をしているのか気が付いていなかった。知らず知らずのうちに玲の腰は高く突き上げられ、足を開いているので後ろからは丸見えになっていた。
そのころになって、ようやく尻と腰の間を舐められると快感が生まれるようになってきた。舌を止めると、自分からぷりぷりと尻を動かして快感を生み出す。秘核からの快感を生み出すためには腰を上下に振り、尻と腰の間から快感を生み出すためには左右に振ることになったので、玲の腰は突き上げられたまま前後左右に揺れ動き続けた。
「玲ちゃん、こんなにお尻が高くなったよ」
「いやあ、こんな格好、いや、いや」
「感じているからこうなるんだよ。上手に感じてくれたから、ご褒美をあげるね」
そう言うと、宏一は指を秘口の中にそっと差し入れていった。
「ああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ」
「痛い？」
「いいっ、いいっ、大丈夫ーーーっ」
玲は自分の中からこんなにも深い快感が生まれることを初めて知った。それは恥ずかしい格好も気にならないくらい夢中になれるものだった。宏一の指は肉壁の襞を一枚ずつ押し分けながら、ゆっくりと中に埋まっていく。
「どう？気持ちいい？」
「いいっ、すごいーっ」
「気持ち良いって言わないとやめちゃうよ」
「最高なのーーーっ」
「気持ちいいって言えないの？」
宏一はゆっくり埋まっていく指を突然止めた。すると突然玲の腰からの快感は圧迫感と何分の一かの快感に変わり、焦れったさが沸き上がってくる。
「いやあ、止めちゃいや、動かして、それはいや」
「気持ち良いって言ってごらん」
「気持ちいいの、すごくいいの、気持ちいいっ」
宏一は深く入った指をゆっくりとピストン運動に代え、玲から何度も言葉を搾り取った。
「ああぁぁっ、いいっ、気持ちいいっ、あうぅっ、いいっ、気持ちいいっ」
玲は何度も何度も言葉を発し続け、宏一の指を喜んだ。
「いい子だ。それじゃ、ちゃんと言えたご褒美をあげるね」
宏一はそう言うと、尻を突き上げて小さく尻を振り続ける玲の肩の下に手を当てて身体を引き上げ、四つん這いの格好にした。指を肉壁に差し込まれたままなので、今度は玲も嫌がらない。
「ほうら、こっちもしてあげる」
宏一は下を向いて小さく堅く尖った三角の乳房を左手で揉んでやる。
「はああぁーーーっ、くくぅーっ、あうぅーーっ」
「どうなの？」
「気持ちいいっ、とっても気持ちいいぃーーっ」
慌てて宏一の教えた通りの言葉を出した玲は、ご褒美の快感を乳房と肉壁に受けて止めどなく悦び続けた。
玲の乳房は本当に堅く膨らんでおり、下から揉み上げるのに力がいるほどだった。しかし宏一は慎重に乳首を避けていた。経験の少ない乳首はとても敏感なので、可愛がれば感じることは間違いないが、直ぐに痛みを覚えるようになる。まだ宏一はたっぷりと楽しむつもりだったので、乳首はあまり刺激しなかった。
しかし、それは玲にとって不満だったらしい。自分をこんな格好にして恥ずかしい言葉まで言わせておいて、肝心の所を十分に愛してくれない愛撫に玲は我慢できなかった。
「ああん、そこじゃなくて・・・ああんっ、もっと真ん中・・・・いやあっ、焦らさないでぇっ」
玲は宏一がおねだりを待っているものと勘違いした。自分ではっきりと言わないとしてくれないものだと思った。
「ち・・・乳首をして」
そう言われては宏一もしないわけには行かない。
「悪い子だ。自分からどんどんおねだりをして」
そう言うと、一旦指を抜いてから玲を仰向けにし、再び足を大きく開いてから指を入れ、ゆっくりと動かしながら舌で乳首をねぶり始めた。
「ああーーっ、気持ちいいっ、気持ちいいーーーっ、最高っ」
玲は止めどなく悦び続け、宏一の頭を抱きしめながら愛撫に夢中になっていった。
やがて、玲が疲れてきたようなので一息入れることにして、宏一は仰向けになって玲を横に抱き、背中を軽く愛撫しながら話し始めた。
「疲れたかな？」
「少し。でも、大丈夫」
「玲ちゃんてすごく感じるんだね。なんか嬉しいよ」
玲は少し言葉を詰まらせた。
「あの・・・・・私・・・みっともないですか？」
「どうして？」
「だって、あんなに声を出したりして・・・・・」
「だから嬉しいって言ってるのに」
「でも・・・・」
「どうして？」
「あんなに感じたこと、無かったから、ちょっと自信が無くて・・・」
「もっともっと感じるようになるよ」
「本当に？」
「そうなりたい？」
「・・・・ちょっと怖い気もするけど・・・・はい」
玲は宏一に身体をすり寄せながら気持ちよさそうに甘えてきた。
「うふふっ」
「どうしたの？」
「だって、今日は家を出る時、とっても不安だったのに、今はこうしていられるなんて、不思議だなぁって」
「そうだね。俺も今日、玲ちゃんとここまでできるとは思ってなかったよ」
「ほんと、不思議」
宏一は玲の背中をゆっくりと愛撫し始めた。
「でもね、玲ちゃんが声をかけてくれたから全てが始まったんだよ」
「そうなのかな？宏一さんが優しくしてくれたからだと思うけど？」
「お互い様なのかも知れないけど、最初がなければ始まらないと思うんだ」
「うん、それならそう考えることにする」
やがて玲の身体が反応し始め、再び玲の息が荒くなってきた。
「はうぅ、こういちさん、身体が・・・上手・・・」
玲の手が宏一の身体に伸び、胸の辺りを撫で始めた。宏一はその手を取って肉棒に導いた。肉棒に触れた途端、一瞬玲の手が止まり、今度はおずおずと肉棒を撫で始める。
「どうしたの？」
「おっきい。こんなにおっきいなんて・・・」
「いや？」
「こんな・・・私には無理です・・・・たぶん」
「大丈夫だよ。任せて置おいて」
「だめ・・・・いや・・・・おっきすぎるから・・・・」
「欲しくないの？」
「そんな事・・・・でも、だめ・・・たぶん」
宏一は怯える玲を仰向けにすると、足を大きく開いてから膝を立たせて挿入の体勢を作り、ゆっくりと肉棒の先端を秘口に当てた。
「だめ、ああっ、だめ・・・・無理です・・・私、まだそんなに・・・ああんっ、いや・・・怖い・・・いや・・・あうぅっ」
「大丈夫。ゆっくりするから。力を抜いて任せてごらん」
宏一は肉棒の先端を秘口の中に浅く埋めると、ゆっくりと力を入れたり抜いたりを繰り返した。
「だめ、いや、おっきすぎる。いや、いや、許して・・・。宏一さん、なんとか手でしますから・・ああっ、だめっ」
玲は嫌がった。確かに最初、肉棒は玲の入り口でしっかりとブロックされて先に進めなかった。しかし、何度も繰り返している内に少しずつ先端が埋まっていく。
「いや、いや、ああっ、おっきいっ、壊れるぅっ、宏一さん、お願いーっ、ああぁーーーっ」
「大丈夫、ほら、少しずつ入ってきたよ。全然無理してないだろ？」
「だめぇっ、裂けちゃうぅっ」
「大丈夫だよ。安心して。ほら、だいぶ入ったよ」
肉棒の先端が少しずつ一番きつい締め付けの部分を通り過ぎようとしていた。
「痛い？」
「熱い、熱い、熱いの。ああっ、だめぇーっ」
「大丈夫。ほら、もう一番きつい部分は通り越したよ」
「あ、あああっ、あぁぁぁーーーっ」
玲は汗びっしょりになって宏一の肉棒を中に納めた。玲の中は処女ほどではなかったが、数回しか使っていないだけあってあちこちがごつごつとしており、特に肉棒の裏の部分をいくつもの突起がしごいていて、強い快感を宏一に与えていた。更にゆっくりと時間をかけて中に入っていく。
「あああっ、おっきいっ、おっきいっ」
玲は宏一の肉棒の大きさに圧倒されていた。前の彼はこれほど大きくなかったので、何とか無理にでも納める事ができたが、宏一の肉棒は圧倒的なボリュームと固さで玲を貫いてきた。中全体がぱんぱんに這っている感じで、今にも切れてしまうのではないかと思った。
「どう？だいぶ入ったよ」
「う、うう、ううぅ」
「痛い？」
「だ、大丈夫です・・・。でも、きつい・・・」
「きついのは直ぐになれるから。そしたらもう少し入れてみるね」
「まだあるんですか・・・・・まだ・・・あ、あああ」
「ほうら、そう言ってる間に感じて来たろう？」
「す・・凄い、中から感じてる・・・・ああん、それ、ああん、あうぅっ」
「いやなの？抜いちゃおうか？」
「大丈夫ですから。あああああ」
玲はじっと肉棒を納めている挿入感が快感に変わり始めると、少しずつ悦びの声を上げ始めた。宏一は更に奥に進んで玲の中を肉棒で満たしていく。
「ああぁぁーーーーっ」
「どうなの？言ってごらん」
「ああぁっ、ああぁっ」
「言わないと・・・」
「気持ちいいっ」
「いい子だ。それじゃあ、ご褒美だよ」
宏一はゆっくりとピストン運動を始めた。それはピストン運動と言うにはあまりにも時間のかかる、ゆっくりとしたものだったが、今の玲にはそれで充分だった。
「はうぅっ、くああっ、ああんっ、宏一さんっ」
「いっぱい感じてごらん」
「声が、声がぁっ、止まらないっ」
玲は必死になって声を止めようとしたが、宏一の腰が一回動くだけでどうしても声が出てしまう。そして、いつの間にか夢中になって宏一にしがみつくのだった。宏一は玲が感じやすいように動きながら、次第に玲に精の悦びを教え込んでいく。
「はあっ、はああっ、はあうぅっ、ああああっ」
「玲ちゃん、中はとっても気持ちいいよ」
「ああん、あうぅっ、はああぅぅ」
玲は夢中になって宏一にしがみつき、腰から生まれる最高の感覚に身を任せていた。それは甘美な初めての世界だった。自分がセックスでこんなに感じるとは思っていなかっただけに、玲には最高の驚きだった。
やがて玲が疲れてきたようなので、宏一は一度抜き去る事にした。肉棒を最後まで抜く時、玲の腰は自然に突き上げられて名残を惜しんだようだった。
「少し休もうか？」
「はぁ、はぁ、はぁ、良いんですか？」
玲は宏一が終わっていない事を言っているようだった。
「大丈夫。また直ぐにするから。それまで少し休もう」
「はい」
玲は宏一に抱かれて目をつぶった。全身を疲れが埋め尽くしていたが、このだるさは悦びと同じだった。そのまま二人は短い眠りに引き込まれていった。
玲の中はとても気持ちよかった。回数が少ないので、まるでバージンを相手にしているようだったが、バージンで無い分、痛みがないので、一番セックスを教えやすい身体だった。宏一は短い眠りについたが、夜中に目を覚ますと、玲の細い身体を抱き寄せ、足を開くと再び肉棒を挿入した。
「ああん、いきなりは無理です。宏一さん、ああんっ」
しかし潤いの残る肉壁は宏一の肉棒を素直に受け入れ、玲自身が驚くくらい簡単に挿入を許した。挿入してしばらくじっとしていると、再び玲の身体に快感を生み出し始めた。
「あ・・ああっ、感じてきた・・・宏一さん。気持ちいい」
「ほうら、また感じてごらん。良いよ。玲ちゃんの中、最高だよ」
宏一はゆっくりと動き始め、玲の身体をたっぷりと楽しんだ。
その夜、宏一は何度も玲の身体を求めた。挿入するたびに玲の肉壁は宏一の肉棒に馴染み、だんだんと深く、そして大きな動きを受け入れていった。そして回りが明るくなり始めた頃に宏一が求めた時、玲は宏一の動きを全て受け入れられるようになっていた。
「ああぁーっ、いやぁ、見ないで、見ないでぇっ」
「可愛いよ。玲ちゃん。最高だよ。ほら。こんなに深く入るよ」
「はうぅっ、凄く深い・・・けど、感じちゃうぅっ」
玲は膝を胸の近くまで引き上げ、大胆な姿で宏一を迎え入れていた。疲れてはいたが、最高の時間だった。宏一は今度は直ぐに抜かなかった。玲の中で終われそうな気がしていたからだ。複雑な突起に締め上げられた肉棒は、次第に限界に近づいていった。
「玲ちゃん、終わってもいい？出してもいい？」
「大丈夫。今日は安全日。ああっ、こんなに凄いなんてっ、あぁーっ」
「いくよ。出すよ。玲ちゃんっ」
宏一は玲の狭い中にたっぷりと放出した。それは最後の一滴まで最高の瞬間だった。玲は自分の身体が男を満足させられる身体である事に安心し、喜んだ。玲の肉壁は宏一の肉棒から一滴でも多く精を絞り取ろうとするかのように、何度もザラァッと撫で上げながら先端を絞り上げた。
「あ・・ん・・・宏一さん・・・私の中・・・・」
「玲ちゃんの中に出したんだよ。分かる？」
「これが・・・・何となく・・・・少しだけ・・・・」
宏一がゆっくりと抜き去ると、心も身体も満足した玲は、その感覚に包まれながら深い眠りに引き込まれていった。
