第109部


麗華はさっきのように下から抱きしめられたまま晃一の耳元でそっとおねだりするつもりだったのに、馬乗りになって肉棒を収めている姿でのおねだりを求められ、この格好では無理だと思った。
「さっきみたいに抱いて。そうしたらするから」
「だあめ、この格好でして」
「無理よ・・・」
麗華はこの姿でのおねだりは嫌だと思った。そこまで自分を貶めるようなことはしたくないと思ったのだ。それは麗華のプライドだった。
「そうなの?」
そう言うと晃一は少し背もたれを電動で起こし、軽く乳房に手が届くようにしてから、両手の中指と人差し指で麗華の形良く突き出している乳首の周りを可愛がり始めた。
「ううっ・・・う・・ううう・・・」
麗華の中に乳房からの快感が少しだけ沸き上がる。
「そうなの?してくれないの?この格好でして欲しいんだけどな・・・」
麗華は乳房からの快感にバランスをとるため、グッと腰を押し付けた。途端にとろりと全身が蕩けるような快感が沸き上がってくる。
「ううっ・・・うう・・ううんっ・・・・うううっ・・・」
麗華はそのまま何も言わずに何度も腰を押し付け始めた。
「おやおや、麗華ちゃんの腰が動き始めたね」
そう言われると止めざるを得ない。それでも麗華は直ぐにまた腰を押し付け始めた。本当に我慢の限界に来ていたのだ。麗華の肉壁はきっちりと肉棒に絡まり、少しの動きでも二人に最大限の快感を約束している。実は晃一も早く放ちたくて仕方なくなっていた。
「どうするの?おねだり、する?」
晃一は乳首の周りだけで無く、軽く乳首を指先で可愛がり始めた。
「いや、お願い、早く、アアンっ、ねぇ、して」
「麗華はいきたくて我慢できません、って言ってごらん」
「そんなの無理ぃ、早くぅ、ああん、ねぇってばぁ」
「おちんちんでズボズボして下さい、って言わないとだめ」
「ああんっ、本当に限界なのぉっ、早くうぅっ」
麗華はもうこれ以上我慢できないと思った。肉壁は熱くなりすぎて火が付いたようになっている。肉壁がしっかりと絡みついているのでじっとしていてもどうしようも無い快感が沸き上がってくる。これだけでもいきそうな感じだ。
「いきそう・・・・かも・・・」
麗華はそうポツリとつぶやいた。本当にじっとしているだけでもいけると思った。ただ、その絶頂はどう見ても中途半端なものだ。
「そうなの?このままじっとしたままいっちゃう?」
晃一が涼しい顔をして言うので麗華は我慢の限界を超えた。もうプライドなどどうでも良くなってきたのだ。
「ああぁぁぁ、もう許して。そんな意地悪はいやぁっ、お願い、するからしてぇっ」
「それじゃ、言ってごらん?」
晃一がそう言ってクッと肉棒を突き上げると、
「あうぅっ・・・れ、麗華は・・・いきたくて我慢できません。おちんちんでズボズボしていかせて下さい」
麗華は肉棒を収めて乳首を可愛がられながら恥ずかしそうに少し横を向いたままおねだりした。もう身体が暴走しそうなのを必死に堪えている状態だ。こんなにいきそうなのを我慢したのは初めてだった。しかし晃一は更に念を押してきた。
「おっぱいも揉まれながらいきたい?」
もう麗華にはそんなことどうでも良かった。早くこの意味の無い問答を終わらせたかった。麗華の中に入っている肉棒に肉壁がじわりじわりと絡みついているので、麗華は快感と焦れったさで変になりそうだった。とにかく焦れったい。頭の中は先程のめくるめく全身を貫く快感で一杯だった。
「おっぱいを揉みながらいかせて下さい。ああぁぁ、早くズボズボしてぇ、早くズボズボぉ」
晃一は恥ずかしそうに乳首を可愛がられながらおねだりする麗華を本当に綺麗だと思った。既に細い腰は意思を持っているかのようにくねくねと動いている。約束を果たす時が来た。両膝を立てて、
「少し手を後ろに出して膝を掴んでごらん」
と言って麗華の上体を安定させると、
「こうかな?」
そう言うと晃一は一気に腰を突き上げ始めた。途端にものすごい快感が麗華の身体の中で吹き出した。
「ああああぁぁぁっ、ああああっ、ああああぁっ、ああああっ、ああーーっ、あああーーっ」
麗華の中に肉棒が力強く出入りする。きっちりと肉壁が絡みついている状態での出没なので麗華には刺激が強すぎた。意識を解放して達しようとしているのに我慢しすぎたせいか身体が最後の一歩を駆け上がらない。麗華は出没されれば一瞬でいってしまうと思っていただけに意外だった。しかし、我慢し続けていたので身体がそれを解放するのに少し時間がかかっただけで、結果として今までで一番たくさん我慢した麗華は今まで以上の高みに達することになった。声を上げながら力強い出没を何度も受け入れているうちに、とうとう絶頂にたどり着くことができた。。
「ああああああっ、だめぇぇぇぇっ、いっくうぅーーーーーーーっ、あうぅっ」
麗華はビンッと伸び上がり、ビクンッと大きく身体を震わせて絶頂の高みを征服した。しかし、麗華に比べて晃一は目の前の凄い光景と肉壁の締め付けの割には放出まで間があった。昨日友紀の相手をしたからなのかも知れなかった。
麗華は絶頂の余韻が強く何度も押し寄せてくるのでビクンビクンと身体を震わせながら、
「あうっ・・・うっ・・・・・うぅっ・・・・」
と絶頂の後の小さな痙攣に包まれ、『我慢できなくなるまで我慢してからすると、こんなに凄いんだ。まだ身体がピクピクして止まらない・・・』と驚いていた。そして『こんなのを教え込まれたんじゃ、バージンのナツだって夢中になるはずだ』と思った。
麗華はゆっくりと身体を倒して晃一の上に被さっていった。まだ身体が痺れており、身体の中に絶頂の余韻が残っている。
「あん、ダメよ・・・・こんなの教えたら・・・・・」
「どうして?」
「忘れられなくて、抱いて欲しくなっちゃいそう・・・・・」
「だって、今日だけなんだろ?」
「そうね・・・・その約束だものね・・・・・・・」
麗華は下から晃一に抱きしめられて身体を撫でられながら、本当に一度だけにできるだろうか?と考え始めていた。幾つか経緯と理由はあるものの、晃一は圧倒的な安心感があるし、学校とはなんの関係もないのですべてがこの部屋だけでしか起こらない。だからこの部屋に来る前とこの部屋を出てからの自分はこの部屋の中にいる自分と同じである必要はないのだ。麗華はそれに気がつくと、本当に一度だけで忘れられるだろうか?と思っていた。
ただ、晃一はまだ麗華の中に入ったままだ。麗華が絶長してぐったりとしてきたので動くのをやめたが、このままで終わる訳にはいかない。麗華が少し落ち着いてくると、晃一は再び腰を動かし始めた。
「あん、またするの?」
「そうだね。だいぶ良くなってきたからね」
「ああぁぁ、おじさまって結構タフ・・・」
麗華は晃一の腰の動きに合わせて自分も少しだけ腰を動かしながら、再び頂上に向かって快感の坂道を登りはじめた。
「ああん、あん、あん、だめ、いったばっかりなのにまた・・・ああんっ、あんっ・・」
麗華は再び腰を動かし始めると、次第に動きを大きく大胆にしていった。そして少しずつ自分から身体を起こし、再び晃一の上に馬乗りになっていく。どうやら麗華が上になる時は完全に帆掛け舟の状態になる癖が付いているらしい。麗華が体を起こして腰をくねくねと前後に動かすので、晃一はとても気持ち良かった。このままだともう少しで終れそうだ。
「だいぶ良くなってきたよ。麗華ちゃん、もうすぐだからね」
「ああんっ、おじさま、早く、お願い、ああんっ、凄すぎてまたいきそう・・・こんなに奥まで来てるんだもの。あっ、あっ、ああっ、だめ、また、お願い、早く」
「ほうら、これならどうだっ」
晃一はさらに腰の動きを大きくし、大胆に麗華の下から突き上げ始めた。
「はうっ、はうっ、はうっ、そんなにしたら直ぐにいっちゃうぅっ、あああーっ、凄いぃーっ」
晃一の目の前で麗華の乳房が上下に激しく揺れ、麗華の腰は大胆に前後に蠢いている。
「麗華ちゃん、もうすぐ・・・・」
しかし、晃一の肉棒を激しく出没された麗華は言った直後の敏感な身体のまま再スタートしたので晃一よりも先に限界を迎えてしまった。
「ああァァっ、ダメェェっ、おじさまァっ、もうダメェっ、イクゥっ、・・あうぅっ」
麗華はぐっと身体を仰け反らせて乳房を突き出すと、そのまま動きを止めた。晃一ももう少しだったが、腰の動きを止めると麗華の乳房を下から揉みあげて麗華の絶頂を確かなものにしてやる。そのまま麗華は再び晃一の上に倒れてきた。
「ご、ごめんなさい・・・・我慢できなかった・・・・・・・」
麗華は息を弾ませながら晃一の胸に頬を摺り寄せながら謝った。しかし今の晃一はとにかく終わりたい。
「上になってもいい?」
「いいわ・・・・して・・・・・」
「それじゃ、もう少しで終わるからね」
そう言うと晃一は身体を入れ替えて正常位で出没を再開した。今度はいきなりフルペースで一気に放出を目指す。
「ああああああああああああああ・・・・・・」
麗華は激しく頭を左右に振りながら、下から晃一に両手と両足でしがみつき、必死に快感に耐えた。
「早くぅぅっ、早く終わってェェェっ」
「もう直ぐだっ、ほうら、ほうらァっ」
「ああああああああーーーーっ、だめぇぇぇぇっ」
晃一の激しい出没に麗華はたちまち更に高い絶頂に押し上げられた。
「ぐうううううううぅぅぅぅーーーーっ、っくぅぅぅーーーっ
「麗華ちゃんっ、出すよっ」
「ううううぅぅぅぅぅぅぅーーーーーっ」
麗華がほんの少し先に絶頂した直後、晃一は思い切り放出した。麗華の中は入り口だけ狭いが中はそれほど締め付けてこないので放出まで時間がかかったのだ。
「ううっ・・・・・・・ううっ・・・・・・・うっ・・・・・・」
晃一の下で麗華の身体は何度も痙攣を繰り返した。麗華はぼうっとした頭の中で『すごすぎる。こんなのされたら忘れるなんて絶対無理・・・・もう私の身体は覚えちゃった』と激しく息を弾ませながら思っていた。
麗華の中で肉棒がだんだん小さくなっていく。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・」
麗華は晃一が肉棒を抜き去っても、両足を全開にしたまま全く動けなかった。まだ指の先まで痺れている。麗華は激しすぎる絶頂の後の素晴らしい余韻の中で、晃一が自分の始末をしてからそっと麗華の秘部をウエットティッシュで優しく拭いてくれるのをただ受け入れていた。
「お願い・・・少し休ませて・・・・」
麗華は大の字になったままそうつぶやくと、疲れた身体を休ませるために目をつぶった。すると、晃一が優しく添い寝をして抱きしめてくれた。安心した麗華は晃一の肌のぬくもりを感じながら浅い眠りに落ちていった。
晃一もさすがに疲れを感じていた。麗華の身体は男を夢中にさせる。年下が好みでなければ年上の男性は夢中になってしまうだろうと思った。そして晃一も浅い眠りに落ちていった。
ふと晃一が気がつくと麗華が横にいない。起き上がって周りを見ても麗華はいなかった。ただ、耳を澄ますと水音が聞こえるのでどうやら麗華はシャワーを浴びに行ったらしかった。
晃一も起き上がってソファを戻し、ガウンを着てテレビを付けタバコに火を点けた。直ぐに空気清浄機が静かに音を立て始めエアコンが排気に変わる。
麗華は制服を着て部屋に戻ってきた。その姿から晃一は麗華が帰り支度をしたのだと思った。
「もう帰るの?」
「え?あ、この服?そうね、どうしようかな?」
そう言うと麗華は晃一の膝の上に横座りで乗ってきた。
「どうして欲しいですか?帰った方がいい?」
「そんな事言わないでよ。意地悪だなぁ」
「さっき私にさんざん意地悪したのは誰なの?」
「意地悪なんてしたっけ?」
「惚ける気?」
そう言いながら麗華は晃一の首に手を回し、晃一は麗華のスカートに手を差し込んでいった。
「もう、すぐにそっちに行くの?まだ足りないの?」
麗華は笑いながら晃一にキスをねだってきた。
そして晃一の手が麗華の内股に入ると素直に足を開いてきた。
ねっとりとしたキスは麗華がさっき夢中になった新しいお気に入りだ。麗華はキスの方に夢中だが、キスをしながらも晃一はスカートの中に差し入れた手に集中していた。足とパンツの位置関係を確認し、そっと麗華の反応が鈍いところから愛撫を始める。最初は麗華が反応しないように気を付けた。そうすれば触ることを拒絶されることはあまりない。触られることを許してしまえば、それからゆっくりと快感を送り込んでいけばいいのだ。
「んんん・・・・んふぅ・・・・んんっ・・・・・・・・・」
麗華は少しの間、秘部の感覚を意識的に無視してキスを楽しんでいた。それは先ほどのセックスと同様に麗華の知らない新しい世界だったからだ。ゆっくりと圧倒的なボリュームで入れてくる舌に麗華が横から舌を絡み付かせ、すぐにまた位置を変えて絡め直す。まるで肉棒と同じようにゆっくりと動いているがとてつもなくエッチだと思った。
しかし、次第に股間からの感覚を無視できなくなってくると、麗華は晃一の手を掴んで引き上げると胸に導いた。
「こっちにして・・・・んんんんふぅ・・・・・ん・・・・ん」
そういうと麗華は再びキスへと戻っていった。しかし、晃一の手が制服の上からそっと胸の膨らみを撫で始めると、麗華は胸から急激に快感が湧いてくることにびっくりした。
「んっ、ちょっと、ちょっと待って・・・あん、ンンンっ、あっ・・・・」
麗華はキスに夢中になって秘部の感覚を無視している間に自分の乳房が敏感になっていることに気が付かなかったのだ。このままだと直ぐにまた始めてしまいそうだ。麗華としては、まず晃一と話がしたかった。直ぐに服を脱ぐつもりなどなかったのだ。
「待って、ちょっと待って、まず、落ち着いて・・・・」
そう言ってキスを止めて晃一の手を胸から引き離すと、
「もう、油断も隙もないんだから。これだからおじさまって・・・・・」
と軽く晃一を睨みつけた。ただ、感じ始めている今となってはそれも麗華の魅力でしか無い。
「ごめんね。なんか、キスしながら感じて欲しくて」
「そう言って女の子のこと考えてるふりして、実は触りたいだけでしょ?」
「違うよ」
「そうね、おじさまはそんなにがっついてないものね。それはそれでプラスだけど、どうなんだろうね?」
「どうなんだろうって?」
「ううん、なんか、男っぽくないっていうか・・・・」
「がっついたのが良ければ同級生とかがいんじゃ無いの?この年でがっついてるなんてみっともないよ。って言うか、俺のキャラじゃないな」
「そうなんだ。それで安心した」
そういうと麗華は晃一の膝の上で座り直したが、気が変わったと見えて晃一の横に座ってきた。すかさず晃一の右手が麗華の背中を回って脇から乳房へと伸びてきたが、そっと触っているだけで手を動かそうとしないので麗華はそのままにしていた。
「ねぇ、私ってどう思う?」
「どうって?」
「もしかしたらこうなるって予感はあったの。それでも来ちゃった」
「ふうん・・・・」
「これって浮気よね」
「そうだね」
「・・・・・フォローしてくれないのね・・・・」
「ううん、しないんじゃなくて、まず最初はスタートを間違えないこと。これが一番大事だから」
「でも、麗華ちゃんは今日だけって言ったろ?それって、今の彼との関係を大切にしたいって気持ちの現われだよね?」
「そう」
「今でも彼のこと、好き?」
「多分・・・・。あのね、私でもはっきりしないことがあるの。でも、部屋でひとりきりになると、いつも彼のことを考えてるの。それってきっと好きってことよね?」
「そうだろうね」
「でもね、そうしてると時々息が詰まりそうになるの。なんて言うか、わぁーって叫びたいような感じ・・・・かな・・・???それで、なんか出口を探すみたいな感じでここに来たの。このままじゃ上手くいかないってわかってるから、自分を変えたいのかもしれない・・・・な・・・」
「麗華ちゃんはとっても賢いからちゃんと自分のことがわかってるね」
「ううん、全然。わかってないからここに来たのに」
「あのね、一番大事なのは、何をわかってて、何がわからないかを正確につかむこと。大人でもなかなか出来る人いないんだよ?でも麗華ちゃんはきちんとそれができてる。きっと、グループのリーダってのはそういうところから来てるんだね。押しの強さとか見かけとかは女の子の間ではあんまり関係ないものね」
「そうね・・・押しだけ強くても仲間はずれにされるだけだからね・・・・」