第110部


「どう?それで、なにか変わりそう?」
「うーん、でも、なんか違ってきた感じがあるかも・・・・。私って彼で二人目。だから経験だって多くないの。でも、なかなかそうは言えなくて・・・・。見得かな?」
「周りがそういう麗華ちゃんを期待するからでしょ?」
「そう、なんか私ね、私っていう役を演じさせられてる気がすることがあるの」
「それは麗華ちゃんと周りが作り上げたものなんだから、その役をしてても嫌じゃないでしょ?」
「嫌じゃないけど・・・・・・・・・」
麗華はちょっと下を向いた。
「嫌じゃないけど?」
晃一が聞くと、麗華はゆっくりと話し始めた。
「嫌じゃないけど、なんか、どこまでこの役をやればいいのって思ったり・・・・。それは彼も同じ。好きだけど、私だって甘えてみたいのに・・・・・」
そう言ってふと麗華が胸を見ると、少しだけ晃一の手が先程より乳房を包み込んでいた。しかし動かしてはいないので許すことにする。でも、なんだか少し変な感じがした。
「それなら彼とそう言う関係も探してみたら?」
「そういう関係?私が甘えるって関係?」
「そう。年上が甘えたってなんの不思議もないだろ?」
その言葉に麗華は敏感に反応した。
「そうよ。そうよね。年上が甘えちゃいけないなんてどこにも決まりないもの。私だって甘えれば良いんだ。彼が甘えてきたら甘えさせて、私だって甘えて・・・」
「そうだね」
「なんか私、自分で自分を止めてたみたい。なんかすっきりしたかも」
そう言って夢中で話し続ける麗華を晃一はそっと後ろから抱きしめ、両手で麗華の乳房をそっと包んでいった。麗華は気にしていないのか、まだ話し続けている。
「私、やっぱり今日ここに来て正解だったな。あのね、ちょっと変なこと考えちゃったの・・・・・・もしかしてこんなことになったら・・・・・忘れられなくなって・・・・彼のことを・・・・・なんてね?あん、聞いてるのぉ?」
「うん、もちろん聞いてるよ」
しかしその声は麗華の耳元で聞こえたので、吐息が耳元をくすぐった。
「あんっ、ちょっと、いきなりなの?」
「まだ何にもしてないよ?そうだろ?」
「確かに、触ってるだけだけど・・・・でも」
「でも、なあに?」
「とっても嫌らしいわ。まるでこれから私を・・・・・・」
「どうして欲しい?」
「え?」
いきなりの質問で麗華は戸惑った。年上ということからあぁしたいとかこぅしたい、というのを自分から聞くことはあっても、自分からこうして欲しい、と言ったことは殆ど無いのだ。今までは何も言わずに自分からしたいことをしてきたからなのだが、改めて言われてみるとなかなか言えるものでは無い。
「あの・・・・・・・・・」
「なにかな?」
そう言いながら晃一の両手が麗華の乳房を包んだまま、そっと寄せ合わされた。乳房が真ん中に寄せ合わされる。
「あんっ」
なんとなく変な感じがして疼いていた乳首が反応し、突然麗華の身体がビクッと反応した。そしてそのまま麗華は晃一の手の中で身体をくねらせて感じ続ける。
「ああんっ、いやぁ、あああ、ちょっとぉ、なにすんのよぉ・・・・」
「何にもしてないよ。ほら、手を動かしてないだろ?麗華ちゃんが動いてるだけ」
「そんなの卑怯よぉ。私の身体をこんなに敏感にしておいてぇ。ああん、ねぇぇぇ、ああぁぁぁぁぁ、とめてぇ、とめておぉぉ」
晃一が両手を話すと麗華の身体の動きが止まった。
「ああん、びっくりしたぁ」
「麗華ちゃん、とっても可愛かったよ」
「もう、こんな私を見たなんて絶対言っちゃダメよ。恥ずかしくてみんなに会えなくなる」
「そんな事言わないよ。ここでのことは絶対内緒。大丈夫」
「そうよね。おじさま、信頼できるから」
「それじゃ、もう少し信頼してもらおうかな?」
そう言うと晃一は左手では相変わらず乳房を包んだまま、右手を下ろしてスカートの中へと進んでいく。
「そっちはだめぇ」
麗華は慌ててスカートが捲れ上がるのを抑えたが、晃一の手を押し出そうとはしなかった。
晃一は麗華の右側の肩の上から耳元に、
「ダメなの?これからだよ。優しくてあげるのは」
と囁いた。
麗華は左の脇から手を入れられて左の乳房を包まれ、右側には晃一の顔があり、さらに右からスカートに手を入れられている。これでは左右どちらにも逃げることはできない。もし逃げられるとすれば正面に向かってソファから立ち上がることだけだが、すでに麗華の身体からは力が抜け始めており、急速に晃一を愛撫を受け入れる体勢が出来上がっていった。
「あああああ、するの?またするの?」
「どうなの?嫌なの?嫌ならこのまま帰ってもいいよ?」
晃一にそう言われると、麗華としても困ってしまう。すでにこの部屋に来る目的を達成して新しい自分を発見した麗華としては、これ以上の関係は仕方のない状況で受け入れざるを得なかった、としたいのだが、それを晃一は許してくれないのだ。
晃一は麗華の制服のジッパーを左手で下ろすと、ブラジャーに包まれた膨らみを交互に愛撫し始めた。そして右手をゆっくりとパンツの奥へと差し込んでいく。
「あ、あ、あ、あ、あぁぁぁ、あ・・・・・ああぁぁぁぁ・・・・」
麗華はすでに敏感になっている茂みへと手を入れられ、どんどん茂みの奥へと晃一の指が探りを入れてくるのを感じた。そして秘唇の辺りに届くとゆっくりと秘唇の合わせ目を探られていく。麗華はこの状況の中、頭の中がグルグルと回っていた。『もうこの部屋にいる理由なんて無いでしょ?一度だけって言ったのは私よ。これ以上されたら、本当に忘れられなくなって何度も来たくなるわよ。ほら、立ち上がりなさい。両手を解いて立つの。今ならまだ間に合うわよ』頭の中でもう一人の麗華が必死に叫んでいた。
「ブラジャーを外してくれない?」
耳元で晃一が囁いた。耳の直ぐ傍だったので、その熱い息と声に麗華の項からずーんと快感が身体を走り抜ける。そして晃一の右手は茂みの奥へと入っていく。
『だめ、それ以上はだめ、麗華、立ちなさい』そうもう一人の自分が叫んでいるが、麗華は何も言わずに身体を少し前に倒して軽く仰け反りながら両手を背中に回してブラジャーのホックを外した。『これはおじさまへのお礼なの。だから今日だけ。おじさまに助けてもらったからお礼なの』そう自分に言い聞かせる。
パチッと小さな音がしてブラジャーが外されると、晃一の左手は一気にブラジャーの中の乳房を包んできた。そしてそっと敏感な乳首を可愛がり始め、茂みの奥に入って右手は指先に秘核を捉え、ほんの少しだけ押し込んだり転がしたりし始める。
「ああああああああああああああああ・・・・・」
麗華の声が部屋に響き、麗華はその声を『私、感じてる。夢中になりたがってる嫌らしい声を出してる』と思った。
晃一の左手はゆっくりと乳房を包んでから先端まで絞り上げるように進み、最後に乳首を優しく指先で何度も摘んでから隣の乳房へと移っていく。そしてパンツの中では右手の中指が秘唇をそっと割って中の秘核の先端をゆっくりと可愛がっている。
「だめぇ、こんな事されたら逃げられないぃ」
「逃げたいの?嫌なの?」
「あああぁん、そんな事言えるわけ無い・・、ああぁっ、そこは・・・」
麗華は乳首を優しく摘まれながら秘核を可愛がられ、身体がどんどん熱くなってきた。
「身体が、身体がぁ、ああああァァ」
「横になったほうが楽かな?」
晃一がそっと麗華の身体を後ろに倒そうとすると、
「だめ、それはいや、それだけはダメ」
と初めてはっきりと嫌がった。
それなら、と晃一は右手をさらに奥へと進ませ、秘核の奥の感じやすい部分まで人差し指を進め、ゆっくりと掻き回すように愛撫し始める。既に潤っていた秘唇は晃一の指をねっとりと包んだ。
「はうぅぅんっ、そこまでするぅ、あぁぅぅっ、はう、ああんっ、それはぁっ・・・」
麗華自身、自分が嫌がっているのか喜んでいるのかわからなかった。しかし、猛烈に気持ちいいコトだけは間違いない。パンツの奥を探っている晃一の中指は急速に潤いが増えてきたことに気づいていた。
「麗華ちゃん、濡れてきたね」
「いや、いやぁ、汚したら帰れなくなるぅ」
麗華はこれ以上パンツを持ってきていなかった。もともと麗華はセックスをするときは直ぐに裸になるので、下着を汚すことなどあまりない。だから元々どうなるのかわからなかった今日は換えは一枚しか持って来なかったのだ。
「それじゃ、方法はひとつしかないね」
そう言うと晃一は麗華の身体を自分と同じ向きのまま膝の上に引き上げた。そして自分の足を開いて麗華のおしりの下に空間を作ると、
「ちょっと足を開いてくれる?」
と言って麗華の足を開かせ、ぐっと右手を茂みの奥にお尻の方まで差し込んでそのままパンツを膝の方に引っ張り、スポッとパンツを脱がしてしまった。
「あんっ、ちょっとぉっ」
麗華は抗議の声を上げたが、晃一はパンツを脱がせると直ぐにさっきよりも大胆に麗華の足を開き、今度は丁寧に秘唇と秘核を指で可愛がり始めた。そして晃一がさらに足を開いていくと、麗華の足もそれに連れて大きく開いていく。
「なんてことするのぉ、ああああん、いやぁ、こんな風にするなんてぇ」
麗華は乳房を探られながら座ったままの姿勢で秘核を可愛がられ、
「一枚だけ脱いだのがパンツだなんてぇ、あああぁぁ、そんなのは・・・ああァァっ、だめ、これ以上されたら我慢できなくなるぅ」
と声を上げながら喜んでいた。
「我慢してるの?何を?」
晃一の冷静な声が麗華の背中から聞こえてくる。
「そんなこと。あああっ、こんな嫌らしいことしてるくせに。あああぁっ、そっちまで、だめ、ああぁぁ、そこを刺激しないで」
いよいよ晃一の指が秘口の周りを可愛がり始めると、麗華はもう我慢出来ないと思った。そして我慢しても無駄だということはすでにはっきりとわかっている。
「お願い、そのまま指を・・・入れて・・・・・」
麗華は素直におねだりをした。
「ほう?もう指が欲しくなったの?」
普段の麗華ならそんな言い方をされればカッとなるところだが、今は秘核を丁寧に可愛がられてそれどころではない。
「そのまま・・・・入れて・・・・・」
そう言われれば晃一もしない訳にはいかない。
「指を入れるって、こうかな?」
そう言うと晃一の中指がゆっくりと麗華の中へと入っていった。
「はぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ、いいっ」
自然に出た言葉だった。目の前に誰も居ないし、裸になっているわけでもないので、それは不思議な感覚だった。服を普通に着たままこんなに感じるとは・・・・。ゆっくりと晃一の指が中に入ってくると、麗華の身体の中に大きな予感が沸き上がってきた。
「ああああァァァぁ、そのまま動かしてぇ・・・・してぇ・・・・・」
麗華は自分でもこんなことが言えるとは信じられなかったが、確かに自分から恥ずかしいおねだりをしている。それは、目の前に誰も居ないので一人しかいないという錯覚が生み出すのかもしれなかった。
しかし晃一はさらにおねだりを要求した。
「ちゃんと言ってご覧?」
麗華ははっとなった。今までぼうっとしたままおねだりをしていただけだったが、今度はもっと嫌らしいことを言わなくてはいけないのだ。それは自分以外の人がいると認識した瞬間だった。
「指を入れるだけじゃ嫌です。私のおまんこを指でズボズボしてください、って言うんだよ」
「そんなぁ、それはいやぁ、言えない。お願い、そのまましてぇ」
「言えないの?そう、それは残念だなぁ・・・・・」
そう言うと晃一は右手の中指を麗華の中に入れたまま、左手で乳首と乳房を丁寧に可愛がり続けた。乳房を可愛がられるだけでも相当感じているので、麗華の中は指をゆっくりと包み込み、そしてそっと柔らかく撫で上げてくる。それは菜摘や友紀のようにしっかりとした強い締め付けではなかったが、部分的な締め付けがきついのではなく指全体を包みながら撫で上げてくるので指の先から根本まで気持ち良かった。
しかし、麗華にとってはそれは残酷な焦らしでしか無い。麗華にだって性欲はあるのだ。ここまでしておいて終わりにするなど考えられないし、そうして欲しくもない。普段の麗華なら、もしかしたらこの段階でもさっさと服を着て立ち去ることくらいできたかもしれなかった。しかし、今は晃一に心を許し過ぎていた。晃一に心の全てを打ち明けて受け止めてもらった直後なのだ。もう引き返すのは不可能だった。
「お願い・・・・して・・・・指で・・・・ズボズボ・・・・して・・あああんっ、早くぅっ」
麗華は晃一が乳房だけを可愛がるので腰を振りたくなってきたが、この姿勢ではそれはできない。思わず晃一の手を掴んで股間に押し込んだり引き下げたりしたくなってきた。しかし、そんなことをすれば晃一は更に過酷なおねだりをさせてくるだろう。もう選択の余地はなかった。麗華は猛烈に恥ずかしかったが、おねだりに屈した。
「指を入れるだけじゃ嫌。早く指でズボズボしてぇぇぇ、あああん、恥ずかしいよぉ」
「こうして欲しかった?」
晃一がゆっくりと指の出没を始めると、髪の毛が逆立つような快感が麗華の身体を走り抜けた。
「ああああぁーーーーーーーーーーーーーーっ」
麗華は上半身が仰け反っていたが、自然に膝が持ち上がって少しでも晃一の指をしっかり受け止めようとした。
「膝の上に足をついて」
と晃一の声が聞こえると、麗華は言われた通りに晃一の上に足を開いて体育座りをするような格好で秘部を晒し、そこを晃一の右手がたっぷりと動き回った。
「はぁぁぁぁっ、いいっ、いいっ、すごくいいっ・・・・」
麗華の口からは賛美の声が流れ出し、乳房と秘部とを同時に可愛がられる喜びに夢中になっていく。
しかし、晃一はこのまま麗華を押し上げるつもりはなかった。もしそうしようとすれば麗華は喜んで駆け上がっただろう。しかしそれではあまりにも単調だと思ったのだ。
だから晃一は一定以上に麗華に差し込んだ指の動きを強くしなかったし、強弱を付けて指の動きにバリエーションを持たせ、あまり激しく指を使わないようにした。
すると、麗華はだんだん指では物足りなくなってきた。何と言ってもさっきは指などとは比べ物にならない物を入れられて絶頂したのだ。だんだんさっきと同じ感覚が欲しくなって我慢できなくなってくるのは当然だった。
「ああん、なんかさっきのが欲しくなってきたかも・・・ああっ、あっ、あっ・・・」
「さっきのって?」
「だからぁ、さっき私の中に入ってたもの、あん・・あんあん・・・」
「さっきのこと、覚えてる?」
「覚えてるぅ」
「それじゃ、どうすれば良いか分かってるよね?」
晃一はゆっくりと指で麗華の中を掻き回しながら、時折秘口から数センチ入ったところにある快感のボタンを指で可愛がった。
「ああぁぁっ、そこぉっ」
「いやなの?」
「そこ、・・・・感じるの」
「Gスポットが感じ易いのかな?」
「これが?、凄いの、ああぁぁっ、またするぅっ」
「嫌なら止めるよ」
「嫌じゃ無いのぉ、あああぁぁっ、そんなに何度もされたら・・・・」
「どうなるのかな?」
「もうっ、やっぱり欲しい、ねぇ、おちんちんを入れて」
「我慢できない?」
「いや、欲しいの。ね?」
「それじゃ、まずおっきくしてくれないとね。お口でしてちょうだい」
「私がするの?ああん、まるで私が・・・・」
「できないのかな?」
そう言って再び晃一は麗華の中を掻き回した。