第114部



『ああん、いきなりなんてだめよ。するならそっと、優しく・・・・・ね?』
左手でそっと乳房を触るが乳首はまだだ。しかし、秘核の近くを可愛がっているので乳房からは直ぐに快感が湧き上がり始めた。
『ねぇ、ちゃんと褒めて?がんばったんだからぁ・・・・まだダメだってぇ・・・・』そして乳首の周りをそっと触り始めた。
『うん、嬉しい。パパ、喜んでくれる?』頭を撫でてもらいながら晃一に改めて褒めてもらう幸せに菜摘は陶然となった。
『もう脱がすの?え?パパ・・・アン、優しく寝かせて・・・・・ああん、ブラの上から撫でるのはもう良いからぁ・・・・・・・・今日はおねだり、許してぇ・・・・』少しずつ乳首を可愛がり始めた。
『もう我慢できない。パパぁ、早くおっぱいを食べて・・・・アあぁぁぁっ、はうぅぅーっ』
菜摘はころころと乳首を可愛がりながら右手の指の円運動も広げていった。
『はぁぁっ、ああっ、はっ、はっ、はうぅっ、パパぁ』菜摘は乳首を可愛がりながらベッドの上で両手を挙げて身悶えしている自分を想像していた。
『ああん、気持ち良い・・・おっぱいを食べてるパパって、なんか可愛い・・・・嬉しい・・・・』しかし頭の中の晃一は直ぐに下へと降りて行ってしまった。菜摘は秘核の下をなで回していた指を引き上げ、秘唇全体を揉み回すようにしながら布団の中で両足を上げて足を開き、
『ああん、息はいやぁ、そんなとこで声を出さないで。ああん、わかってる癖にぃ、ああぁっ、いやぁぁぁ、焦れったいぃぃ、お願い、早くぅ』と自分で快感を我慢できるように左右の乳房を交互に可愛がり始めた。
そして茂みの上から秘唇全体を揉み回し、
『お願い、早くぅ、するならしてぇ・・・・いやぁ、おねだりはいやぁ・・・・ああん、もう我慢できない、ねぇ、お口で舐めて・・・ああん、言うからぁ、クリトリスを舐めてぇ』。菜摘はそこで一気に指を秘唇の中に割り込ませ、大きく指を使った。
『ああぁぁぁぁっ、いきなりはダメぇぇぇぇぇ』そう言いながら大胆に秘唇の中を可愛がる。そして
『ねぇ、入れて?パパのおちんちんを私の・・・・・おまんこに・・』と言うと指を秘口の周りに移した。そして入り口を刺激しながら胸を何度も大きく揉み、
『あぁぁぁぁぁぁっ、おっきぃぃぃーーーっ』と布団の中で仰け反った。
『いや、早く動いて、ズボズボしてぇ、ああぁぁぁぁっ、そんなにしたら、凄いぃぃぃっ』菜摘の指は秘口の入り口を軽く刺激しながら同時に秘核も可愛がり始めた。菜摘の身体は頂上に向かって一直線に上っていく。
『ああぁぁ、そのまま、そのままぁっ、止めないで、止めちゃいやぁぁ、お願い、このままいかせて、ああぁぁっ、パパぁ、いっても良い?いっちゃいそうなの、ああっ、ああっ、ああっ、いっちゃういっちゃうぅーっ』その瞬間、菜摘は布団の中でびくんっと身体を震わせた。
「はぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
息を大きく吐くと菜摘は余韻を楽しむようにそっと身体を丸めて眠りについた。その時、『一度だけパパに会おう。10分で良いの。何か買ってもらうんだ。小さくて机の上にのせておけるものを。いつでもパパと一緒にいられるように。友紀が幸せになるまで待てるように・・・・』と思った。
翌日、晃一は気落ちしたまま会社で仕事をしていたが、ちょっと気になるメールが届いた。それは麗華からで、相談に乗ってほしい友達がいるという。今までなら友紀に確認することもできたのだが、友紀に振られてしまった以上どうしようもない。もちろん、菜摘に確認するという方法はあるのだが、菜摘には振られてしまってから麗華の相談を持ちかけられただけで殆ど連絡が無いため、どうも相談するという雰囲気では無い。
そこで仕方なく麗華に了解メールを出して時間と場所を指定するように連絡したが、麗華とのことだって一度きりと言うことがはっきりしていたので、その麗華から持ちかけられた相談してほしいこと言うのもたぶん同じようなものだと考えるのが筋だろう。友紀と別れたことを知っているのかどうかはわからないが、仮に知っていなかったとしてもどのみち今日明日には知られてしまうと思った方が良い。もともと友紀との話にしても、最初に菜摘との仲が深まるまでは順調だと思ったが、その後はあまりにも目まぐるしく状況が変わるのでついて行けないと思うことがある。
友紀はとても良い子だったが、なぜか突然振られてしまった。今思っても、どうして急に振られたのか理由がわからない。確かに菜摘をかばって嘘をついたことは友紀には悪かったと思うが、それでも振られるほどのことなのだろうか?友紀とは気持ちが通じ合っていたと思っていただけにショックは大きかった。それとも、菜摘をかばうことは友紀にとって重大なことだったのだろうか?
そこに突然菜摘からのメールが来た。もしかしたら菜摘は友紀が別れたことを知って晃一に連絡してきたのかと思ってみた。それならもう一度菜摘との仲を元に戻せる可能性がある。しかし、今の晃一にとって友紀に気持ちが引っかかったままなので複雑な気持ちのまま菜摘に会っても、あまりうまくいかないような気がした。正直に言えば、友紀に振られた今、一番会いたいのは菜摘だ。
そこで菜摘にはとりあえず了解メールを出した。すると直ぐに、菜摘からメールが来た。晃一は食い入るようにメールを見つめた。『パパ、元気にしていますか?私はちょっと寂しいかな。それでお願いがあります。今日、学校の帰りに10分で良いから時間をもらえませんか?一緒に買い物をしてほしいの。短い時間で良いから。 菜摘』言ってみれば簡単なメールだった。麗華に了解のメールを出した以上、本来ならそちらを最優先にするべきだが、晃一は敢えて菜摘の方を優先することにした。それは菜摘の用事が簡単だと言うこともあるし、菜摘の顔を見たいという気持ちの表れでもあった。そして菜摘に時間と場所を連絡するように返事を出すと、菜摘と麗華からほぼ同時に返事が届いた。それによると菜摘の方が30分遅い時間を指定しているので、菜摘には時間制限があるもののOKの返事を送り、麗華には時間が合わないので明日にできないか聞いてみる。すると、少しくらいなら待っているからと返事が来た。そこで、菜摘との待ち合わせの1時間後を指定した。
麗華にメールで時間を指定して送る直前に、晃一はチラッと菜摘と一緒にもっと長い時間を過ごすことができないか考えてみた。しかし、仕事が立て込んでいるので彼女たちとの話が終わった後には一度会社に戻って仕事を片付けなくてはいけないので、仮に菜摘が望んだとしても部屋に連れて行くのは時間的に無理だ。晃一は菜摘から時間を指定してきたメールを見つめながら、菜摘と一緒にゆっくりとした時間を過ごしてみたいと思った。そのメールにはこう書いてあった。『パパ、ありがとう。それじゃ、6時で良いですか?場所はパパに最初に連れて行ってもらった喫茶店。でも、会っても勉強のことはあまり聞かないでください。まだパパに言えないから 菜摘』
どういう意味なのだろう?晃一は不思議に思った。会っても話したくないことがあるならなぜ会いたいと言ってきたのだろう?特別な用事だろうか?菜摘と言った喫茶店と言えば、びしょびしょの菜摘を慌てて連れ込んだあの店だ。だいたいの場所はわかるが店の名前などは覚えていない。菜摘は二人の出会いの場所と言っても良いあの店を指定してきたが、学校のことを聞かないで欲しいと言うからには、たぶん何か別の用事で頼みたいことがあるのだろう。以前菜摘と付き合っていたときに学校の成績のことは二人の間でとても重要な意味があった。それを話題にするなと言うからには、場所にあの店を指定したことをあまり重視しない方が良いと思った。
一方菜摘は、晃一とは別のことに気を取られていた。二人だけで会うのは別れて以来初めてなのだ。だから、一歩話し方を間違えると別れ話の確認になりかねない。それにもし、別れ話の確認にならなければ、今度は晃一の持っている雰囲気に浸りたくて話をわざと長引かせてしまいそうな気がする。そうすると友紀が幸せになるまでは絶対に晃一のところに行かないと決めた心が鈍ってしまいそうな気がするのだ。だから、できるだけ短時間に、わざわざ会いに来てくれる晃一には本当に申し訳ないが、できるだけ簡単に済ませようと思った。
だから、喫茶店の近くまでは早めに行ったのに、わざと5分だけ遅れて入ることにして、少し離れたコンビニで立ち読みをしながら時間を潰していた。すると、時間の10分前に晃一が喫茶店に向かって歩いて行くのを見つけた。一気に胸が高鳴り、心臓がドキドキするのが良くわかった。すると、突然足が動かなくなったような気がした。はっきり言って晃一に顔を合わせたくないという気持ちが急に大きくなってきたのだ。昨夜は、会いたくて会いたくてどうにもできなかったのに、いざその時が来たら晃一の顔をまともに見られないような気がする。麗華の時は友紀もいたのでかなり自然に振る舞えたが、今は二人だけだ。晃一の表情に少しでも怒りを見つけたら固まってしまいそうだ。そうしたら逃げ出すか、泣き出すか、どっちかになってしまう。菜摘は焦った。何とかしなければ・・・・・、急いで携帯を取りだしてメールを打ち始めた。
晃一は少し早めに喫茶店に入ると、菜摘がいないのを確認してから紅茶を二つ注文して席に着いた。この店に来るのはあれ以来だからひと月くらいになるのだろうか?だいぶ昔の気がするのに、考えてみればついこの前だ。菜摘の分の紅茶が届いた途端、携帯が着信を知らせた。『パパ、ごめんなさい。今日はパパに買って欲しいものがあります。お店に入ると話し込んじゃいそうなので、店の外で待ってます。 菜摘』晃一がふと窓の外を見ると、確かに菜摘がポツンと立っているのが見えた。晃一は慌てて自分の分の紅茶を飲み干すと、精算して店を出た。目の前の菜摘は心なしかほっそりしたような気がする。立ち姿を見るのは久しぶりだ。やはり綺麗だと思った。
「菜摘ちゃん」
「こんにちは・・・・」
「どうしたの?」
「ごめんなさい。急に呼び出したりなんかして」
「いいよ。でもこの店を選んだのは?」
「その・・・・ほかに思いつかなくて・・・」
「わかったよ。で何を買って欲しいの?」
「それが・・まだ決まって無くて・・・・」
「え?そうなんだ。まぁ、とにかく駅の方に行こうか」
「はい」
二人は駅の方に歩き始めた。
「どんなものが欲しいの?それだけでも言ってもらえるとありがたいんだけど?」
「小さなもので・・・・・・あんまりありきたりじゃ無くて・・・・・」
「珍しいものってこと?」
「ううん、そんなんじゃ無くて、訂正。ありきたりでも何でも良いの。ただ、ちょっと勉強机の上に置いておくものが欲しくて・・・」
「何なんだろうな?マスコットみたいなもの?」
「それでも良いけど・・・・マスコットって言っても・・・・」
「とりあえず駅ビルに入る?」
「えっ・・・・・はい・・・・・・」
菜摘は明らかに困った表所を見せた。
「ほかの学生の目が気になる?」
「・・・・そう・・・・・・・できれば・・・・」
「それじゃ、少し移動しようか?」
「良いの?忙しくない?」
「少しくらいなら良いさ」
晃一の心遣いに菜摘は胸が熱くなった。実は駅ビルに入るのは人目もあったのだが、小さな駅ビルなので直ぐにアクセサリー系の場所に着いてしまうし、狭いから選ぶにしてもそんなに時間はかからないのは明らかなので晃一と別れる時間がどんどん迫ってくるような気がしたのだ。だから、ほんの数分といえども一緒に電車に乗って移動するのはミニ旅行みたいでとても気持ちが落ち着く。
二人は少し離れた街の大きな駅ビルに入った。そこは以前、晃一と友紀がハンバーガーを買ったところだ。しかし、今回は行くところも違うので晃一は知らん顔をしていた。菜摘も二人でデートしていた頃に比べると、明らかに距離を空けて歩いている。『どう見ても、親近感のある距離じゃ無いよな。この距離が菜摘ちゃんの気持ちなんだろうな』晃一はそう思うと少し寂しくなった。『でも、せっかく買って欲しいって言ってきてくれたんだから、好きなものを買ってあげよう』そう思うと晃一は気持ちをリフレッシュさせた。
「菜摘ちゃん、アクセサリーのところに行けば良いのかな?」
「うん」
「じゃぁ、アクセサリーの階に着いたら菜摘ちゃんが探してね?俺はついて行くから」
「ううん、パパにお願い」
「え?俺が探すの?」
「そう、そうじゃないと意味ないの」
「そう言われても、菜摘ちゃんの好みなんて・・・・・。どんなのが欲しいの?」
「机の上に置けるものなら何でも良いの・・・・・」
「色とかは?」
「パパの好きな色にして」
「そうねぇ・・・・そう言われても・・・って感じだけど・・・・わかった、やってみる」
「ごめんなさい・・・・・」
「何謝ってんの。気にしない気にしない」
そう言うと晃一はアクセサリーのフロアで「何か」を探し始めた。菜摘の机の上に置くものでマスコットと言うほどでも無い何か・・・。漠然とはしているが、菜摘に似合いそうな物、という感じで探していった。
「菜摘ちゃん、机の上に置ける物だから、小さな物だよね?」
「そう・・・せいぜい10センチ・・・・」
「10センチか・・・・・・」
「私の机の上、勉強始めると凄いことになるから・・・・」
「そうか・・・・10センチくらい・・・・・」
実際、ディスプレイするために置かれている物は意外に大きい物ばかりで10センチ以内に収まる物はほとんどどの店にも置いてない。小さいものは携帯に付けるものか、身に付けるものがほとんどだ。あまり時間も無いので、最後の手段に光り物か?と思ったところで小さなアクセサリーショップにクリスタル風のカットガラスの動物が置いてあるのを見つけた。値段も手頃だ。いくつかの動物を象ってある。
「菜摘ちゃん、この中から好きなのを選んで」
「ええ?クリスタルなんて、そんなの高いから良いです・・・」
菜摘はせいぜい数百円から千円ちょっとの物を考えていたので、4千円以上する小さなクリスタル風の置物は高すぎると思った。
「いいから、この中から好きなのを選んで」
「・・・・・・はい・・・・・・・それじゃ・・・・・・・この熊だか犬だか分かんないやつ・・・・かわいい・・・・」
「それじゃ、これにしよう」
「うわぁ、ありがとう。こんなにすてきな物・・・・ごめんなさい。高くて・・・・」
クリスタル風のカットグラスの置物は数センチしか無いが、カット面がキラキラしていてとてもきれいだ。晃一はプレゼント用に包装してもらうと、その場で菜摘に手渡した。
「はい、菜摘ちゃん、どうぞ」
「ありがとうパパ、大切にする。ありがとう」
菜摘は心から嬉しいらしく、渡した途端、整った顔立ちが満面の笑みに包まれ、菜摘は鞄に入れる前に一度両手で箱を大切に持って抱きしめた。
「うん、ちょうど良いのが見つかって良かったね」
「ほんと、奇跡みたい。なかなかこんなの、ありそうで無いから。初めて見た・・・」
「菜摘ちゃん、何か飲んでいく?」
晃一は菜摘の喜んでいる顔を見ていたくてそう言ったのだが、菜摘は、
「ううん、今日はこのまま帰る。ごめんなさい・・・・・・・・・・」
菜摘はまだ何か言いたそうだったが、言葉に詰まってしまったらしい。実は、本当はもう少し一緒に居たいのだが、それをするともっともっと一緒に居たくなって心の収拾が付かなくなるから我慢する、と言おうとしたのだが、それを言ってしまうと告白しているようなものなので『友紀が幸せになるまで』と自分で決めたことに背くことになると思って何も言えなかったのだ。
「どうしたの?」
「ううん、何でも無い。メールするから。パパ、ありがとう」
「それじゃ、電車は途中まで一緒だね?」
「パパ、戻るの?それともマンションに行くの?」
「うん、仕事に戻るんだけど、その前に麗華ちゃんに呼ばれててね・・・なんか、相談に乗って欲しい子がいるって・・・」
「麗華・・・か・・・・・」
菜摘は一緒に電車に乗り込んだとき、何かがわかったような気がした。電車はかなり混んでいた。さっき来る時と違って、逆方向は都心からの帰宅と重なるからだろう。菜摘は、晃一にくっつきそうになりながらも、
「パパ、麗華の相談はうまくいった?」
と聞いてみた。
「うん、なんかわからないけど、最後麗華ちゃんは凄く元気だったよ。なんか吹っ切れたって感じで・・・・」
「そう・・・・」
菜摘はしばらく考え込んでいたが、晃一が降りる駅が近づいてくると、
「パパ、私はまだ聞いてないけど、とにかくちゃんと相談に乗ってあげてね。それから、私だって相談に乗って欲しいかも・・・・・」
と言った。そして電車を降りるときの人混みの移動の中で、ちょっと体勢を崩した菜摘は晃一の胸に小さくぶつかってしまい、
「ごめんなさい。それじゃパパ、また・・・・・」
と言って、降りていく晃一に小さく手を振った。
晃一が降りていくと、わかってはいたが暗澹たる気分になった。あのしっかりした麗華がちょっとやそっとのことで急に元気になったり吹っ切れたりする筈が無い。たぶん、晃一に抱かれたのかも知れないと思った。そして、それを忘れるためか同じ勢いなのかは知らないが、とにかく昨日の月曜に彼を引っ張り出したのだ。最初、麗華を晃一に引き合わせる時点でこうなるのでは無いかと思っていた。もちろん、本当のところは本人たち以外にわかるはずが無いが、菜摘は麗華を晃一に引き合わせたことを後悔した。しかし、あの時はほかに手が無かったのだ。もし、友紀が晃一と別れることがわかっていたならあんな事しなきゃ良かった。もちろん、それは結果論でしか無いが。
そこまで考えてからハッとした。たとえば晃一に抱かれて元気が出て、彼も取り戻したとしたら、麗華は次に何をするだろうか?それが晃一の言う『相談に乗って欲しい子』だとしたら・・・。昨日感じた漠然とした不安が形になっていくようで、菜摘は言いようのない不安感に襲われた。