第132部



「・・・・んん・・・・・んっ・・・んんん・・・」
結佳は最初、その気は無かったのだが晃一が舌を入れてきた時に自然に反応してしまった。舌を差し込んでいくと固かった結佳の身体がゆっくりと弛緩して少しずつ舌を返してくる。そのまま晃一は右手を結佳のスカートの中に滑り込ませ、内ももに沿って手を奥へと滑り込ませていった。
「・・・・・・だめです・・・・・・」
結佳ははっきりと嫌がったわけでは無さそうだが、戸惑いとも思える躊躇いを示した。晃一は何も言わずにそっと内ももからパンツへと指を移していく。
「ダメ・・・・・今されたらきっとまた・・・・・・あん・・・・あんあん・・・」
結佳はゆっくりと晃一の愛撫に反応し始めた。最初はそんなつもりは全く無かった。後は少し話をして、お礼を言って帰るつもりだった。しかし、いつの間にか再び晃一の愛撫を受けており、このままではいつ我慢できなくなるのか分からない状況だ。元々その気がなかっただけに、またさっきと同じ裸になって晃一を受け入れるのか、それとも指で可愛がられて終わるのか、全く予想が付かなかったし、何よりこのままもう一度可愛がられたら自分がどうして欲しくなるのか分からないのが一番不安だった。
そんな結佳の気持ちを知ってか知らずか、晃一は先を急がなかった。ゆっくりと結佳の反応を探りながら、パンツの上を微妙な愛撫で可愛がっている。
結佳にも晃一が自分の反応を見ながら可愛がっているのだと言うことは薄々分かっていた。だから最初は感じ無いようにすれば晃一は諦めるのではないかと思い、しばらくじっとしていた。しかし、そうしていると、自分の意識がどんどん愛撫の方に行ってしまい、次第に晃一の愛撫に自分から意識を集中してしまう。すると、感じた時にどうしても喜びを感じてしまうのだ。
『ダメ、こんなことしてたら帰れなくなる』とは思うのだが、愛撫を拒絶してまで立ち上がる気は無かった。そうこうしているうちに、結佳の身体は甘ったるい快感と怠さで満たされていき、いつの間にか快感を受け入れることだけに意識が奪われていく。
『ダメ、このままじゃ晃一さんの思い通りになっちゃう』と思うのだが、休むことなく秘核の近くをそっと撫で回している晃一の指は、結佳の身体が最高に愛される時が来るのを待つかのように結佳から抵抗を奪っていった。
「だめです。いや・・・・・いや・・・・・・このままじゃ・・・・・・だめです・・・・」
結佳の甘い声が小さく部屋に響き、それが却って晃一をその気にさせた。
「結佳ちゃん、何がダメなの?」
「あん・・・これ以上されたら・・・・・・・きっと・・・・」
「きっと、どうなるの?」
「それは・・・・・晃一さんが知ってます」
「分からないよ。だって、結佳ちゃんとこうなったの初めてだから」
「そんな・・・・嘘です・・・・・あん・・・・・そんなに指で・・・・・あんっ」
「嘘じゃないよ」
晃一の指は丁寧に結佳のパンツの上を撫でている。もちろん、結佳の秘核はしっかりと秘唇にカバーされているのは分かっているので、少しだけ秘唇を掻き分けるような動作が入っている。ゆっくりと晃一の指が動くと、結佳の身体からどんどん力が抜けていった。
「でも・・・・あぁ・・・・はぁ・・・ああんっ・・・・・そんなに丁寧にしないで下さい」
「丁寧に、優しくしないと、女の子は十分に感じ無いよ」
「私、もう・・・・・・・か・・・・感じて・・・・・・・いますから・・・」
「そんなこと無いよ。覚えてるだろ?感じてるって言うのは、さっき結佳ちゃんが言った時みたいなのを言うんだと思うよ」
それは、結佳にとっては恥ずかしい格好で身体を震わせて達した記憶なので、正直言葉に出して欲しくはなかった。しかし、その分ズバリ結佳の気持ちの本質を突いたのも事実だった。その晃一の言葉で、結佳はさっき自分の身体がどうなったのか、はっきりと思い出すことになった。
「あの時は・・・・・あん・・・・・嫌・・・・・ダメ・・・・・頭の中がぼうっとして・・・・嫌らしいことばっかりになって・・・・」
結佳は、記憶が鮮明に蘇ってくると自分が何をしたのかはっきりと思い出した。そして、それは服を着ている自分からは信じられないことだった。そして今また、意識に薄い霧のようなものがかかり、再び自分が『あの世界』に入って行こうとしている。
「だめ・・・あんっ・・・だめ・・・だめ・・・・あ・・・あぁ・・・・・」
結佳は自分が明らかに今の愛撫からもっと先を求め始めていることに気が付いた。いつの間にか自分から足を少し開いて晃一の手を受け入れやすくしている。
「こうされるのは嫌になった?」
「・・・・・・・・・・」
結佳は答えられなかった。しかし、だんだんもっと先のことが欲しくなって来ている。ただ、さっき自分の声が甘い響きを帯びてきていることに真っ先に気付いていたので、あまりしゃべることができなかったのだ。晃一に声を聞かれると自分の身体が喜んでいるのが分かってしまう。
特に、結佳の場合は秘唇がはっきりと秘核を覆っているので指を秘唇の下に差し込まないとはっきりとした快感が得られない。だから、結佳自身、もっと我慢できなくなりたいと思っても、これ以上は焦れったくならないのだ。
「こうされてると感じるの?」
「・・・・・・・・・・・」
「そんなでもない?」
「・・・・・・・はい・・・・」
「そうか・・・・やっぱり上から撫でるだけじゃダメなのかな?」
どうやら晃一は、このやり方では結佳を感じさせられないと思っているようだ。その時、結佳は良いことを思いついた。
「晃一さん、まだ私のあそこを・・・触りたいんですか?」
結佳はなるべく平静を装って言ったので、晃一には何も感じていない結佳が話しているように思えた。
「・・・・うん・・・」
『よかった!』と結佳は思ってしまった。これで先に進んだとして自分が望んだことではなく、晃一がしたがったからだということにできる。
「良いですよ。少しくらいなら触っても・・・」
「・・・・いいの?」
「はい、一度下ろして下さい。ベッドに寝ますから」
結佳はまるで何も感じていないかのような仕草で晃一の膝の上から下りると、ベッドの上に俯せになった。
「そっと、ですよ」
「あぁ、そうするよ」
「優しくして下さい」
「うん、そうだね。感じてくれるかな?」
晃一はそう言うと、うつぶせの結佳のスカートの中に再び手を入れていった。ただ、今度はいきなりお尻に手を入れたと思ったらパンツを下ろしていく。
「あっ、だめっ、それはっ」
結佳は慌てて晃一の手を抑えようとしたが、晃一は結佳の膝の方から手を入れているので結佳が手をお尻に回してもスカートが間で邪魔をしてしっかりと晃一の手を抑えることができない。おかげで結佳はあっと言う間にパンツを脱がされてしまった。
「あん・・・・もう・・・・いきなりなんて・・・・」
「結佳ちゃんが気持ち良くなってくれると良いんだけど・・・・」
そう言って晃一は内股から手を滑り上げていったが、指が秘唇に到達した途端、結佳の身体がはっきりと硬くなり、同時にお尻がキュッと締まったのが分かった。
「はっ」
「ん?」
晃一は少し意外だった。さっきまでは感じていなかったはずなのに、いきなりとは・・・・。しかし、指を重なり合った秘唇の下へと差し込んでいくと、そこは既にねっとりとした液体が分泌され始めていた。決して十分ではないが、感じていないと出てこない量なのは確かだ。
「結佳ちゃん、さっき、感じてたの?時々しか感じてるって声じゃなかったけど・・」
晃一の指はゆっくりと結佳の中を探るように動き回っていた。濡れ具合を確認しているのだ。
「んっ・・・んんっ・・・・はあぁぁっ・・・・・」
結佳が答えないので、晃一は更にゆっくりと結佳の秘唇の中を掻き回しながら話し続けた。
「でも、何かここ、もう濡れ始めてるみたいだから、きっとさっきのでも結佳ちゃんは感じてくれてたのかなぁ?って思うけど・・・・」
「うううっ・・・・ふぅぅっ・・・・くぅっ・・あああぁぁっ・・・・」
結佳は話さないのではなく話せなかった。とにかくいきなり気持ち良くなった。返事をしようと思うのだが、声を出すといきなり変な声を出してしまいそうで出せない。ただ、結佳の中は先程のことをしっかりと覚えているかのように結佳に快感を与え始めていた。『私の身体・・・覚えてる・・・さっきのを覚えているんだ』結佳は快感に押し流されそうになりながら思った。
今は晃一の指が中を動き回る度に気持ち良い。結佳はもう抵抗しようとは思わず、身体が与える快感を受け止めようと思った。そうすると、今度はゆっくりと指で探るように秘核の回りを掻き回すだけの愛撫では物足りなくなる。どうせ感じるならもっとして欲しいと思った。
「もう少し・・・しても大丈夫です・・・」
結佳はそう言ったが、晃一には何のことか分からなかった。だから、結佳の中を同じようにずっと掻き回し続けた。しかし、それは結佳にもっと先を早くおねだりさせるように仕向けたのと何の変わりもなかった。
「あぁぁぁ・・・・あん・・・・・はやく・・・・・」
結佳が何度も言うので、晃一にもようやく結佳がおねだりをしているのだと言うことが分かってきた。それなら晃一にも考えがあった。更に指の動きを遅くする。それに結佳は直ぐに反応した。
「あ、そんな・・・・」
「結佳ちゃん、どうして欲しいのか、ちゃんと言ってごらん」
晃一にそう言われても、どう言えば良いのか分からなかった。ちょうどその時、晃一の指が秘口の上を通った。
「ちゃんとって・・・・あっ・・・そ、そこは・・・」
「どこ?ここ?」
晃一が探っている場所をクリクリと撫でた。
「違います。もっと下、そっちじゃない。そこ、そこ」
「ここ?どうしたの?」
「ちょっと押して下さい」
「押す?こう?」
晃一にはその場所は何もないように感じたのだが、押してみるとすっと中に入っていく。秘口の中に指を入れたのだ。さっきは目で見ながら入れたので簡単に場所が分かったが、指先だけの感覚で探っただけでは秘口がはっきりとは分からない。
「ああっ、そのまま入れて」
結佳の声は切羽詰まったものだった。しかし、晃一は言われた通りにしなかった。
「結佳ちゃん、まだ中は準備ができてないと思うんだ」
「そんなこと無いです。入れてみて下さい。早く・・」
「大丈夫。任せておいて」
「いや、このまま入れて下さい」
「そんなに我慢できないほど感じてるの?」
「それは・・・・・・」
結佳は何と言っていいのか分からなかった。しかし、考える間もなく気持ち良くなりたい。だから、晃一が指を更に少しだけ進めると、
「あっ」
と言って身体を硬くして次の喜びの瞬間に備えた。しかし、晃一は指を少し肉門に通しただけで、それ以上は指を進めない。それどころか、指をまた元の位置まで引き戻そうとする。
「あ、だめ、抜いちゃいや」
結佳は思わず言ってしまった。そして、却ってそれで気持ちが吹っ切れたのか、はっきりと言い始めた。
「もっと入れて下さい」
「指を?」
「そう、もっと入れても大丈夫だから・・・」
「まだだよ。結佳ちゃんの中はそんなにまだ濡れてないから」
「指だけなら大丈夫です。入れてみて・・あっ、そのままっ・・・ああぁぁ、いやぁ」
晃一は結佳の中に指を入れようとしたり抜こうとしたり、で結佳を翻弄した。結佳は期待すると裏切られ、裏切られると予想外に与えられた。結佳は自分が弄ばれていることは分かっていたが、与えられる快感が大きいので次こそ、と思っていると拒絶することはできなかった。
そして、とうとう結佳が、
「あっ、・・あぁぁ・・いつまでこんなことしてるんですか・・・・入れるんなら入れて・・・下さい」
と懇願とも言えるおねだりをした時、晃一は焦らしすぎたと思いながら指を結佳の中に入れていった。
「もうそろそろ良いかな?気持ち良くなれるかな・・・・・」
晃一の指がズズッと結佳の中に入り、肉門を押し分けて更に中に入っていった。途端に肉壁が歓迎するかのように指に絡んでくる。
「はうううーーーーーーーーーっ」
結佳は待ちに待ったものを与えられ、全身の毛が逆立ったような錯覚に陥った。とにかく必死にシーツを掴んで快感に耐える。結佳の中は晃一も驚くほど濡れていると同時に活発に動いていた。晃一の指に結佳の肉壁が何度もヌメヌメと絡みついてくる。指を入れているだけなのに、晃一は指が気持ち良いと思った。
一方、結佳の方の気持ち良さはもちろん晃一の比ではなかった。徹底的に焦らした後に指を入れたので、全身から汗が噴き出してきたほどだった。俯せになったまま、ただ必死に快感に耐える結佳の姿は強烈に晃一をそそった。
更に結佳は、
「お願い、動かして」
と言った。
「こうかな?」
晃一がゆっくりと中を掻き回し始めると、更に大きな快感が結佳を包み込んだ。最早、快感に流されないようにするのが精一杯だ。そして、結佳はどんどん高まっていった。
「あんっあんっあんっあんっあんっ、いっちゃいそうっ、あんっ、あんっ・・・・」
結佳はこのまま一気に登り詰めたかったが、これまで晃一は一回で連れて行ってくれたことはない。結佳は晃一が指を抜いてしまうのを恐れた。
「結佳ちゃん、もう十分中は濡れてるよ」
そんなことは指を入れてもらった時から分かっていた。
「こうやって掻き回されるのも良いでしょ?」
良いどころか、今の結佳にとっては最高なのだ。もう身体に余裕は残っていない。いきそうなのだ。
「お願いです。このまま・・・・このまま・・・・して下さい・・・・」
結佳は俯せのまま自然にお尻を突き出し始め、更に足を軽く開いてきた。少しでも晃一の指を受け入れたいという身体の反応だ。
「このままって?」
晃一は余裕で答えながらも、左手で制服姿の結佳のスカートを捲り上げた。結佳の小さなお尻が丸見えになり、指が入っている秘唇も見えている。制服姿とのギャップが晃一の肉棒に力を与えた。
「ああっ、いやぁっ、捲らないで」
結佳は手を後ろに回して何とかスカートを直そうとするが、晃一の指が中で動く度に快感が襲ってきて上手く直せない。
「結佳ちゃん、エッチな格好だね」
「いやぁ、嫌ですぅ、スカートを直して下さい、ああぁっ、あんあんあんっ、意地悪しないで、あんっあんっ」
「おやおや?結佳ちゃんのお尻がどんどん高く上がってきたよ?」
「そんなことありませんっ、ああっ、それは晃一さんがそうさせてるから、ああっ、ああっ、はあぁっ、いやぁっ」
「そうなの?それなら指を抜いてみようか?」
「そんな意地悪しないで、このまま、このままもう少しだけ・・・・」
「もう少しだけ?続けて欲しいの?」
そうではなかった。もう少し強く、早くしてくれればいけそうなのだ。しかし、強くして欲しいとは言えなかった。
「そう・・・・・して・・・・・下さい・・・」
そう言うのが精一杯だった。
「うん、たっぷりと感じてごらん」
晃一は結佳が焦れているのは何となく分かっていたが、敢えてそのままにした。
「あぁぁぁぁ、なんて気持ち良いの。こんなに気持ち良いことがあるなんて・・・ああぁぁ、気持ち良い。最高・・・・ああぁぁぁ」
結佳は何とかこの与えられた快感で満足しようとした。確かに最高に気持ち良い。肉棒と違って異物感や内臓が押される感じがない分、純粋に快感だけが得られる。
ただ、晃一は結佳がいずれこのままでは満足できなくなることを見抜いていた。だから、わざと同じ調子で結佳の中を掻き回し続けて、結佳が我慢できなくなるのを待った。
しかし、そんなことは知らない結佳は、晃一の思い通りにどんどん我慢できなくなっていった。
「あん、あん、あんあんあん、晃一さん、弱くしないで」
「絶対に弱くしてないよ。同じ調子だよ。ほら、同じリズムで指を動かしてるのは分かるでしょ?」
「だって、ああん、あんあんあん・・・」
「もっと気持ち良くなりたくなった?」
晃一のストレートな質問に結佳は迷った。もし『はい』と言えばどうなるのか?恥ずかしい言葉を言わされるのか、恥ずかしい格好をさせられるのか、それとも単に指をもっと動かしてくれるだけかも知れない。それでも、今の結佳にとって快感は何を置いても欲しいものだった。