第134部



「ふぅ・・・・・」
晃一は結佳を優しく抱き寄せた。肉棒はまだそそり立ったままだが、結佳がこんな状態では収まるのを待つしか無い。晃一の腕の中に抱かれた結佳は息を小刻みに弾ませながらぐったりとしている。
どうやら晃一の方で考えた展開が身勝手すぎたのかも知れない。結佳は感じ始めるまでが大変だが、感じ始めると一気に感じやすくなる身体のようだ。たぶん、今なら結佳の中は晃一が十分楽しめるくらいに締まってきているだろうが、さっきは結佳が一度いってからスパートするまでのタイミングが早すぎたようだ。もう少し結佳の中が戻ってきてから動き始めるべきだった。そうすれば結佳の肉壁もしっかりと締まって二人とも十分楽しめたはずだ。しかし、今ぐったりとしている結佳に更に挑むのは可哀想すぎた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・凄かった・・・・・・・」
結佳はか細い声で晃一に抱き寄せられながら囁いた。
「だいじょうぶ?」
「はい・・・・・・大丈夫・・・・・・・気持ち良かった・・・・です・・・・」
晃一に優しく抱かれながら結佳は、改めて自分の身体がこんなに感じると言うことに心から満足していた。『あんなにおっきいのをずっぽり入れられちゃうと、感じすぎて分けが分かんなくなっちゃう。私の身体って、こんなにも凄いんだ。晃一さんだって夢中になっちゃうんだから』そう思うと、昨日まで感じないことを心配していた自分がずっと昔の自分のように思えた。
『でも・・・・・』結佳はふと思った。『感じることが分かったんだから、晃一さんばっかりにして貰う理由だって、もう無いのかも知れないな・・・・・。裸で男の人に抱かれていながらこんな事考えるなんて、私って悪い女かも・・・・』しかし、元々身体が感じるかどうかを調べるのが目的なのだから、結佳の考えは当たり前だった。結佳にしても、身体の関係が二人を繋いでいるのだから、それと恋愛は全く別だと思っていた。
それでも結佳は心から幸せな気持ちになっていることは事実だった。心と身体が同時に満たされる、と言う幸せを心から楽しんでいる。
『これだけすれば晃一さんだってもう満足したはず。そろそろ帰らなきゃいけないな・・・』そう思うと、結佳は少しずつ体力の戻ってきた身体をゆっくりと起こそうとした。
しかし晃一は結佳とは少し違っていた。結佳が身体を起こそうとしたので次を始めようとしていると思ったのだ。身体を半分起こした結佳をそのままそっとベッドに仰向けに押し倒した。まださっきの挿入の未練が断ち切れていないのだ。
「あん・・・、どうしたんですか?」
結佳が不思議そうに聞いてきた。晃一は答えずに、唇をそのまま乳首へと這わせ、舌の先で優しく乳首を可愛がる。
「あんっ、あんっ、だめ、待って下さい」
結佳は乳首の快感に反応しながらも、慌てて晃一を制した。ここで乳首の愛撫を受け入れてしまったら帰るのがずっと遅くなるし、疲れて勉強などできなくなる。
「どうしたの?」
「まだするんですか?」
「うん・・・・だめ?」
結佳は晃一がまだ続けたがっていることを知ったが、結佳にはもうそのつもりは無かった。既に晃一には十分感じさせて貰ったし、これ以上続けても同じ事だ。まだ身体は火照っているが、ここが潮時だと思っていた。
「ごめんなさい。もう帰らないと・・・・あんっ、だめ、もうだめです」
結佳の可愛らしい声で拒絶されると、却って肉棒に力がこもる。
「だめです。ごめんなさい・・・あんっ、だめですって・・・」
結佳はそう言うと身体をねじって晃一から逃れた。そしてベッドから立ち上がると、
「シャワーを浴びてきますね」
と言って脱ぎ散らかした下着や制服をかき集めるとシャワーを浴びに行ってしまった。
取り残された晃一はポツンとベッドの上にいた。結佳はもう一度くらい受け入れてくれると思ったのに、あっさりと逃げられてしまって、はっきりと言えば物足りない。しかし、元々結佳は晃一と恋愛関係にあるわけでも無く、言ってみれば単に身体の関係だけなので相手を思いやる気持ちもそれほど無いのかも知れない。
ただ、さっきまで楽しんでいた結佳の肉壁の感触がまだ肉棒の回りに残っており、晃一はどうしようも無い挿入欲を持て余しながらも、何とか理性で抑えようとした。
『結佳ちゃんはこれで十分感じることが分かったんだから、これで俺の役目はおしまいなんだ。これから結佳ちゃんと何か新しいことが始まれば、もしかしたらまた抱かせてくれるかも知れないけど』晃一は何とか無理矢理にそう考えると、ベッドサイドで一服した。
結佳はシャワーを浴びながら、『結局、麗華には感謝しなきゃいけないって事よね?麗華が勧めてくれた理由が分かったわ。もしかしたら、私をグループに誘いたいのかも?だから私を晃一さんとくっつけたのかもね。借りができちゃったな。借りは嫌いだけど、これだけ気持ち良いなら仕方ないか。もう、あんなに感じるなんて信じられない。もしかして、晃一さん以外でも、もう感じるのかな?最初にゆっくりすれば、後は大丈夫かな?きっと、最初に感じ始めるまでが大切なのよね。それさえきちんとできれば、後は・・・・ふふふ・・・・。試してみようかな?』と考えていた。
『待って?もしかして、そう考えれば、晃一さんはもう用済みって事?優しくしてくれたのに。なんか可哀想。少しくらいお礼をしてあげなきゃ・・・・あ、もう身体でしたのか・・・。うわぁ、私ってこんな事考えてる』
結佳はシャワーを浴びながら自分がどんどん変わっていくのを楽しんでいた。今まで努力してみてもどうにもならなかったことが今日、嘘のように簡単に解決してしまった。晃一とベッドに入るまでは確かに大変だったが、それも時間にすればほんの僅かだ。さすがに容姿は自分ではどうにもならないが、胸が小さいことを除けばそんなに悪くは無いと思っているし、それだってベッドに入ってしまえばそれほど気にすることでは無いのかも知れない。何と言っても自分のあそこは男性が夢中になるほど気持ち良いし、男の人は感じる女の子が好きみたいだ、そんな風に思っていた。自分は知性だって人並み以上に高いのだから、もしかしたら相手を同級生に求めるよりも、年上の方が良いのかも知れない。大学生となら、きっと学力にもプラスになるし。そう思うと、今まで同級生の彼に対しても卑屈になっていた自分がばからしく思えてきた。それまでは大学に入って新しい世界で恋愛するまで本で読むような感じ方はできないと思っており、それも受験勉強の一つの理由になっていたのだが、今ではその理由は無くなってしまった。
晃一はバスローブ姿のまま結佳を待っていた。結佳は帰り支度をするはずなので、本来なら晃一も支度を調えなくてはいけないのだが、肉棒がどうしても収まらない。どうしても結佳の中の気持ち良さが忘れられないのだ。『あと1回だけ』入れてみたかった。こんな風に晃一が挿入に固執するのは珍しいことだった。
結佳が戻ってきた時、既に一分の隙も無い、会った時と同じ真面目な女子高生の姿に戻っていた。
「あ、晃一さん、まだ服を着ないんですか?」
晃一の気も知らずに結佳は気楽なものだ。
「うん、もう少しだけね」
そう言うと晃一は結佳を抱きしめようとした。しかし、結佳は身体を反転させて逃れようとしたので、晃一は後ろから結佳を抱きしめることになった。
「晃一さん、もう帰らないと・・・・・」
結佳のその言葉は丁寧ではあったが、明らかに晃一に興味を失っているのがはっきりと分かった。後ろから抱きしめられていても、結佳はまるで気にしていないかのような態度だ。
「結佳ちゃん、ごめんよ。もう少しだけ・・・・」
その晃一の言葉は、結佳には何となくうっとうしく響いた。
「もう・・・」
結佳がどうしようか迷っていると、晃一の手が結佳の胸をまさぐってきた。すると、結佳が自分で予想できなかったことが起こった。自分の身体が反応したのだ。『あっ』と思ったが、身体の中からまたあの甘い感覚が少しだけ湧き上がってきた。晃一の手をふりほどこうとした結佳の手から力が抜けた。
「ちょ、ちょ、ちょっと・・・・・」
更に晃一は結佳の後ろから、耳元に熱い息を掛けながら囁き、そのままうなじへと唇を這わせ始めた。
「結佳ちゃん、30分だけ、時間をちょうだい」
結佳のうなじがぞくっとして結佳の身体から力が抜けた。しかし、このままではさっきと同じ事になってしまう。晃一の手が巧みに結佳の胸を愛撫していく。
「だめです。あん、あん・・・・脱がさないで下さい・・・・・あ・・・あん、あん、あんあん」
結佳はこのままではまた脱がされてしまうのでそう言ったのだが、既に抵抗はほとんど無くなっていた。
「それなら、服を脱がさなければ、良い?」
晃一が念を押してきた。結佳には意味が良く分からなかったが、脱がされなければ少しくらい許しても良いと思った。
「本当に脱がさないですか?」
結佳が軽く喘ぎながら答えると、
「でも、もし結佳ちゃんが望むのなら、パンツだけは良いでしょ?」
そう言いながら晃一は右手をスカートの中に差し込み、お尻からパンツの中へ手を差し込んできた。
「ああっ、だめっ」
結佳は晃一の手を押さえようとしたが、晃一は結佳の後ろにいるしスカートの中に差し込んだ手を押さえるのは無理だ。易々と晃一の手は結佳のお尻を這い下り、後ろから結佳の秘唇を捉えた。
「ああっ、待ってっ」
結佳は何とか晃一の手を抜こうともがいたが、後ろから差し込まれた手を抜こうと自分の手を後ろに回しても力が入らない。その間に晃一の手は結佳の秘唇へと到達し、そっと秘唇を分け広げて敏感な部分へを刺激し始めた。
「ああぁっ、それはぁっ、あうっ」
結佳の身体にずーんと甘い衝撃が走り、一気に力が抜けた。
晃一は結佳の後ろから手を入れてそっとまさぐっていたが、結佳の中が既にほとんど濡れていないことに驚いていた。そっと指を入れたのでたぶん痛くは無かったはずだが、先ほどと違って身体は既にその気を無くしていたと言うことなのだろうか?ただ、結佳は感じ始めたようなので、このまま少し経てばまた濡れてくるだろうと思った。
「ちょ、ちょっと・・・あ・・・あぁぁ・・・・・こんな格好で・・・・・ああぁ・・後ろからいきなりするのは・・・・」
結佳は快感が徐々に強まってくるのを感じながら、初めての姿勢に戸惑っていた。このままでは立ったまま後ろから入れられてしまうと言う明確な予感があった。結佳はセックスというものはベッドでするものだと思っており、ソファの上で愛撫されるのにも違和感があったくらいだから、立ったままなどというのは全く理解できなかった。しかし、今は快感に耐えるのが精一杯で、それがどんどん強くなってくると歩くのも難しくなってくる。こんな感じる身体にされてしまうと、感じるのも良し悪しだ。
「ああぁぁぁ、立っていられない・・・・」
結佳は感じ過ぎて身体がふっと倒れそうになる感覚に襲われた。
「それなら、そこのテーブルに手を突いてごらん」
そう言いながら晃一は更に指を秘核の回りへも這わせ始めた。
「ああっ、そこはぁっ」
結佳の身体を新しい快感が走り抜けた。しかし、結佳はまだ迷っていた。何となくこのままずるずると晃一に引き込まれてしまいそうな不安がよぎる。
「手を、手を抜いて下さい。ああぁぁん、そんなにしないで。帰って勉強しないと」
「家まで車で送っていくから。それなら時間は節約できるよ」
そう言いながら晃一は秘核の回りを微妙な強さでくるくると円を描くように優しくかき回す。
「ああぁぁぁぁぁっ、そこをされたらぁっ」
「感じてきたんだね」
「だめ、我慢できなくなりますぅっ、ああああっ、だめぇぇっ」
結佳は声を上げたが、それはもはや抗議の声では無かった。晃一に言われた通りワークデスクに手を突いて身体を安定させながら結佳はお尻を軽く突き出し、晃一に秘部を任せた。
「ああんっ、あんっ、あぁんっ、そんなに触らないで下さい」
甘い声が部屋に小さく響き、結佳は晃一に敏感なところを探られる喜びを受け入れた。『もう少しだけ優しくして貰おう。暗くなる前に帰れば勉強だって・・・・・、あん、素敵・・・・、このまま帰りたくない・・・』結佳は晃一に少しだけ時間を与えることにした。
しかし、するならするでさっさと終えて欲しい。既にどれくらい気持ち良くなれるかを知ってしまった少女の身体は、焦らされながら我慢を続けるのを嫌がった。
「ああぁぁん、するなら早く。我慢は嫌です」
「でも、結佳ちゃんのここ、今はさっきみたいに濡れてないんだ。もう少し待ってね。ここを可愛がってあげるから」
晃一の指は秘核と秘唇の中を交互に行ったり来たりしながら結佳に間断なく快感を送り込み、結佳の中が濡れてくるのを辛抱強く待った。
「あぁんっ、嫌です。早くするならして下さい」
結佳は早く先を欲しがったが、晃一は先に進まない。
「もう少しだよ。だんだん濡れ始めてるから」
しかし、結佳にとって焦らされるのは時間の無駄としか思えなかった。
「ああんっ、指を、指を入れて下さいっ。我慢できないっ。早くぅっ」
晃一はもっと時間を掛け、床をたっぷり塗らしてから最後を始めたかったのだが、どうも結佳にはそこまで待つ気は無いらしい。
「それじゃ、指をそっと入れてみるからね」
そう言うと晃一は指を秘口の方に持って行き、軽く押して指の感触で入り口を探そうとした。すると、ほんの小さな窪みのようなものの上を通る度に結佳が身体を硬くするのが分かった。実際は窪みでは無くスリットの上を通っただけなのだが、触った感触ではそうなるのだ。
「ああっ・・・そこっ」
「ここなの?」
「はい、・・・あうぅっ、そこぉっ・・・そのまま入れてぇっ」
「こうかな?」
晃一がゆっくりと指を埋め込んでいくと、入り口がぱくっと開いて晃一の指を飲み込んだのが分かった。
「はうっ」
結佳が期待に声を上げた。そして更に晃一が少し指を押すと肉門がきっちりと行く手を遮っている所にたどり着いた。結佳はじっとしたまま肉門が押し分けられるのを待っている。
「どうしようかな?このまま指を入れて欲しい?それとも他のものを入れて欲しいのかな?」
晃一は敢えてここで結佳を再度焦らした。しかし、それは指を挿入される期待で身体を硬くしている結佳にとって、余計な焦らしでしか無かった。
「いやぁぁっ、早くそのままぁっ」
「直ぐに指を欲しいの?」
そう言いながら一瞬、晃一は指を肉門の手前で遊ばせた。それは結佳に指を抜かれるのでは無いかという恐れを生んだ。抜かれてしまえば元に戻って最初からやり直しになってしまう。
「嫌ですっ、そのまま、早く、早く入れてぇっ」
切羽詰まった感じの訴えに、晃一は指を中に入れることにした。更に少し力を入れると、指が肉門を押し分け、その奥の肉壁にまで一気に進んでいく。すると、肉門の外側はほとんど濡れていなかったが、まだなかなかなり濡れており、指で遊ぶには何の問題も無いことが分かった。
「あぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーっ」
結佳は期待以上の快感に身を震わせた。そのまま晃一は指を奥まで入れ、ゆっくりと優しく中をかき回し始める。
「凄いよ結佳ちゃん、もう中はこんなに濡れてる」
「ああぁぁっ、だから言ったのにぃっ、ああんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
結佳の中を純粋な快感が走り回り、結佳はテーブルにしっかりと手を突いて身体を支えながら喜びの声を上げた。
結佳が指を歓迎していることが十分に分かると、晃一は一度指を引き抜いた。
「ああっ、いやぁぁぁっ」
結佳はもう一度焦らされるのかと絶望したが、晃一は結佳のパンツをグッと引き下ろした。それが何を意味するのか既に十分分かっている結佳は、期待に喜んで足をパンツから抜いた。
「今度は2本入れてみるね」
そう言うと晃一は中指と人差し指を結佳の中に入れていった。
「あ、ああっ、ううううううーーーーーーっ」
1本とは全然違う、無理矢理引き伸ばされるような感触が結佳の身体に走ると、結佳の中に指が2本入ってきた。当然快感も余計に大きくなる。
「どう?だいじょうぶ?」
晃一は指を入れたまま結佳に聞いた。
「だ、大丈夫だけど・・・・あああん、これをされたら我慢できなくなりそう」
結佳が言った言葉の意味は晃一に今一歩不明瞭だったが、そのまま晃一はゆっくりと指を結佳の中で回転させた。結佳の中は指を2本入れるだけでかなりきつく、晃一の指がぎりぎりと締め上げられる。それは指が軽く痺れるくらいの強さだ。
「うぐぅぅぅぅーーーっ、凄いっ・・・・・ううううーーーっ」
晃一は指を結佳の中で無理の無い程度に遊ばせながら結佳を喜ばせていった。しかし、指1本と違って2本の場合はどちらかと言うと挿入を模擬したものに近い。結佳は中を指でかき回される度に、より長くて大きいものでかき回されたいという欲求がどんどん大きくなっていった。