第154部



「ああああぁぁぁーーーっ、パパぁぁぁぁぁぁぁっ、っくぅぅぅうううぅーーーっ」
「おおおっ、す、すごいぃっ」
ぎゅっと狭くなった菜摘の肉壁に肉棒から白濁した液体がどっと吐き出されたとき、晃一の背筋を最高の放出感が駆け抜けた。晃一も最大限我慢していたので巨大な快感の電流が頭に突き抜け、晃一は最高の快感を得た。
しかし、菜摘の方はもっとすごかった。晃一が菜摘の中に放った瞬間、菜摘もほぼ同時に絶頂を極め、快感が菜摘の足の先から髪の毛の先まで駆け抜け、菜摘の身体は大きくビクンッビクンッと波打った。その痙攣があまりに大きかったので上になっている晃一を少し持ち上げたほどだった。もちろん菜摘は頭の中が真っ白になって何が何だかわからず、最初は気持ち良いのかどうかさえも判らなかった。ただ、巨大な電流が走り抜けるたびに勝手に何度も身体が大きく痙攣している。
「あうぅっ・・・・・・身体が、身体が勝手に・・・はうぅぅっ・・・・止まらないっ、あうぅぅっ・・・身体が、止まらない、はううぅっ・・・・お願い、止めて・・・ああうぅっ」
菜摘の身体は本人の意思とは関係なく、晃一の下で何度も大きく仰け反って痙攣した。菜摘の肉壁はまだぎゅうぅっと狭くなって晃一の肉棒から一滴残らず精を搾り取ろうとしている。晃一は菜摘の身体を抱きながら、放出感の素晴らしさに陶然となっていた。菜摘もこの頃になって、やっと先ほどの絶頂がとてつもなく気持ち良かったと言うことが理解できてきた。全身に快感が溢れている。しかし、痙攣はまだ続いていた。
「お願い、止めて、はうっ・・・・・お願い・・・・・ううっ・・・・・」
いった直後に数回大きく痙攣したとき、菜摘は自分の身体が余りに激しくいきすぎてしまい、感覚が壊れたのでは無いかと思ったが、それもやがて少しずつ収まってきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
菜摘は息を弾ませながら、あまりにも激しすぎた絶頂に驚いていた。きっと我慢しすぎて身体の調節ができなくなったのだと思った。しかし、何度も激しく身体が痙攣したときは驚いたが、それが収まった今でも抱かれているだけでとても気持ちいい。全身の感覚が敏感になっているのだ。ただ、激しくいったので全身のけだるい感覚は相当だった。
「お願い、少し休ませて・・激しすぎて・・・」
菜摘がそう言うと、晃一は菜摘から肉棒を抜いてスキンを始末し、菜摘の横に身体を横たえると菜摘を引き寄せた。
「あんっ」
菜摘の身体がまたビクンと震えた。
「どうしたの?」
「まだ身体が敏感みたいなの」
「気持ちいいの?」
「う・・ん・・・気持ちいいって言うより敏感なの・・」
「それじゃ、こうしたら?」
晃一は引き寄せた菜摘の身体を仰向けにすると、うっすらと汗ばんでいる乳房を軽く揉み上げて乳首を可愛がった。
「あうぅーーーーーーーっ、待ってっ」
再び菜摘の身体がビクンッと仰け反って大きく震えた。菜摘の身体に再び電撃のような感覚が走ったのだ。
「お願い、今はだめ、待って」
慌てて菜摘は胸をガードしたが、それだけで再び小さくビクンと震えた。
「お願い、待って。今は何もしないで。少しだけ待って、今はだめ」
菜摘は自分の身体をかばうように縮めて晃一からの愛撫から身体を守った。しかし、晃一は思い切り放った後にもかかわらずまだその気満々だった。それに、まだ肉棒は完全に力を失っておらず挿入だってできるかもしれない程度の固さを保っている。今までは放出後必ず一度休憩を入れないと復活しなかったのに今日は力を完全に失わない。それは菜摘とずっと一緒に夜を過ごすという状況が晃一に力を与えたのかもしれないが、友紀と泊まりに行ったときにもこうはならなかったので、菜摘の存在自体が肉棒に影響しているのかもしれなかった。
「それじゃ、抱いててあげる。それくらいなら良いだろう?」
晃一がそう言って菜摘を引き寄せると、
「待って、そっと、触らないで、あっ、そっと、あんっ」
と菜摘はまだ敏感な身体をどうして良いのか持て余しているようだ。晃一がそうっと菜摘を引き寄せると、その腕の中に菜摘は入ってきたが、
「お願い、何もしないで。まだだめなの」
と小さな声で囁いている。それがとても可愛らしく、愛しく、晃一は腕の中の全裸の少女を思いきり抱きしめたいという欲求と戦わなくてはいけなかった。
そのとき、身体を縮めて乳房や茂みをかばっていた菜摘の手が偶然隣の晃一の肉棒に触れた。
「あ、これ?」
「良いよ。触って」
菜摘はおそるおそる手首を返すと肉棒をそっと掴んでみた。
「まだおっきい・・・・・」
「うん、どうしてだかわかんないけど、さっきいっぱい出したのに小さくならないんだ」
「パパ、気持ち良くなかったの?」
「ううん、すっごく気持ち良かったよ。だからいっぱい出しちゃったんだ。菜摘ちゃんは?」
「すごかった・・・・・」
「気持ち良かった?」
「うん・・・・すごく・・・・びっくりした・・・」
菜摘は手のひらの中で晃一の肉棒を何度も握り返し始めた。少しべたついている。しかし、今の菜摘はそれが全く嫌では無かった。『これが私の中で、私と一緒に終わってくれたんだ・・・・』そう思うと手の中の肉棒が愛おしい。
晃一が菜摘の愛撫に反応して菜摘を軽く抱き返すと、
「あんっ、まだだめ・・・・」
と菜摘はそっと晃一の胸を押し返した。
「まだ敏感なの?」
「まだ・・・・・もう少し・・・・・かな?」
「今日は菜摘ちゃん、とっても敏感だものね」
「私、本当に身体が壊れちゃったかと思っちゃった・・・」
「壊れた?」
「だって、あんなに何度も何度も身体が・・・・・・・ちょっと怖かった・・・・」
「我慢しすぎたのかな?」
「させすぎよぉ、あんなに我慢させるんだもの」
「でも、そのおかげで気持ち良かったろ?」
「うん・・・・・でも、ちょっとやりすぎたかも・・・・・」
そう言うと二人はまたキスを楽しんだ。その間にも菜摘の手は肉棒をにぎにぎしている。晃一は細い指が絡みついてくる気持ちよさとキスの感覚で、肉棒にどんどん力が漲ってくるのを止めようが無かった。
「・・・なんか・・・おっきくなっちゃった・・・・・」
「だって、菜摘ちゃんが上手にするからだよ」
「こうすると気持ちいいの?」
「うん、菜摘ちゃんの指でされるととっても気持ちいいよ」
「入れたい?」
「だいじょうぶなの?」
「うん、・・・・だけど・・・・???」
「元に戻った?」
「う・・ん・・・たぶん・・・・・」
「入れても良い?」
「・・・・・・うん」
「でも、疲れてるでしょ?身体が重いんじゃ無いの?」
「そう・・・でも、ベッドだし・・・・。帰らなくて良いし・・・」
その一言が決め手となった。晃一は菜摘を引き寄せるとキスをしながら再び菜摘の細い身体を抱きしめた。
「アン・・・待って」
菜摘は軽く喘ぎながら唇を絡めてきた。しかし、晃一は菜摘が何を言いたかったのか気になったので唇を離すと、
「どうしたの?」
と聞き返した。しかし、菜摘は晃一に抱かれたまま耳元で、
「今度は違うのでして・・」
と囁いた。菜摘は次は違う体位で愛して欲しかったのだ。正常位は安心できるし晃一が目の前にいて嬉しいのだが、今日はいろいろなことを試したい。心からすべてを包まれていると実感できるからこそのおねだりだった。
「それじゃ、後ろからしてあげる」
そう言うと晃一は菜摘を俯せにすると、お尻を上げさせた。だが、菜摘の身体にまだ力が入らないので晃一が腰を持ち上げなければならなかった。
「あんっ・・やっぱり身体がまだ・・・・」
菜摘は両手をついて四つん這いになろうとしたが、思った以上に身体が重くて思ったように動けない。俯せになるのは簡単だが、腰が上がらなかった。
「力を入れようとすると、やっぱり力が入らない・・・・あっ」
晃一が菜摘のお尻を持ち上げて足を開くと菜摘は小さな声を上げた。足を開いたことで菜摘の厚い秘唇に隠れていた秘核が少し顔を出した。そこにスキンを付け直した晃一が後ろに回って肉棒を宛がう。
「入れるよ」
「そっとしてね・・・・・・」
「うん」
そう言った途端、菜摘の中に肉棒が入り始めた。
「ああっ・・・・ぐぅっ・・・・やっぱりおっきい・・・・」
菜摘はお尻を突き上げた姿勢のまま、ぎゅっとシーツを握りしめた。菜摘の中は既に元通りに狭くなっているので肉棒も直ぐには入らない。ゆっくりと肉壁を押し分けながら菜摘の奥へと入っていく。最大のサイズと硬度になっていないので、意外に簡単に入れた。
「あ・・ああぁぁ・・・・・あああああーーーーっ、これっ、違うぅーーーっ」
菜摘は久しぶりに後ろから貫かれる感覚に声を上げて快感に耐えた。
「だいじょうぶ?」
晃一は菜摘の奥の狭くなっている場所へと肉棒を進めながら菜摘に聞いた。
「違うの、違うのぉっ」
菜摘は譫言のように声を絞り出しながら必死にシーツを掴んで快感に耐えている。
「このまましてもいい?だいじょうぶ?」
今一歩晃一は菜摘が喜んでいるのか嫌がっているのか判らずに再度確認した。
「ああぁぁぁぁぁーーーーーっ、お願いぃぃっ」
菜摘は喜んでいるようだがはっきりと言わないので晃一には判らない。
「どうして欲しいの?嫌なの?痛いの?はっきり言わないと判らないよ。抜いちゃう?」
晃一が改めて言うと、
「抜いちゃいやぁぁーーっ、そのまましてぇっ」
と今度は菜摘がはっきりと言った。
「それならこうしようか?」
そう言って晃一が肉棒を一番奥まで進めると、
「あああああああああああーーーーっ」
菜摘は声を上げると両手を伸ばしてぐっと身体を仰け反らせ、弓ぞりになった。肉棒に貫かれている感覚が自然に菜摘をそういう姿勢にさせるのだ。
「こんなに奥までぇぇっ」
「そうだよ。菜摘ちゃんの身体の奥深くまで入るんだ。ほらっ」
晃一は菜摘の腰を掴むと何度もグッグッと菜摘の奥に肉棒を打ち込んだ。
「あうっ、あうっ、あうっ、突き抜けちゃうぅぅっ、そんなにしちゃだめぇっ」
「どうして?しない方が良いの?」
晃一が菜摘の奥深くを楽しみながら腰を使うと、
「そんなこといっちゃいやぁッ、あうっ、あうっ、素敵なの、やめちゃいやぁッ」
「後ろからするのが好きになったんだね?」
晃一がそう言うと、菜摘は恥ずかしさに更に快感が増した。菜摘は自分でも『後ろからされるの、好きになっちゃった』と思った。動物のような結合が背徳感を増し、どんどん気持ち良くなっていく。
「だって、ああっ、またぁっ、また来たぁっ、あうっ、あうぅっ、だめぇっ、またぁっ、またいっちゃぅっ」
と菜摘は再度絶頂が迫ってきたことを伝えた。今日の菜摘はとにかく簡単にいってしまうようだ。
「嫌なら抜くよ?」
「抜いちゃだめぇっ、このままぁっ」
菜摘は必死に耐えながら、自然に両手を更に伸ばし、四つん這いのまま仰け反って次第に上体をどんどん起こし、晃一に近づけていった。手の長い菜摘だからできる姿勢だ。そしてとうとう正座に近いところまで身体を起こした。
「それならこうしてあげる」
晃一は菜摘の前に手を回して乳房を両手で掴んで揉み回しながら腰をクイクイと使った。細かい動きだったが、菜摘の肉壁を肉棒が擦りあげるには十分な動きだ。そして晃一の指で挟まれた乳首が揉み上げられる度に大きな快感を秘核に向けて解き放つ。それはぎりぎりで耐えていた菜摘には酷な攻めだった。菜摘の中でくすぶっていた快感が一気に爆発した。
「だめぇぇぇっ、そんなにしたらいっちゃううっ、ああぁぁぁっ、だめぇぇぇっ、いっちゃうぅーーーーーーっ、またぁぁぁーーーーーっ」
菜摘は身体を身悶えさせて逃げだそうとしたが、晃一は菜摘を貫いて乳房を後ろから揉み上げているので菜摘は逃げられない。菜摘はこの快感から逃げられないと判ると、更に状態を大きく弓なりに反らせて晃一の胸の近くに頭を持ってきた。晃一が軽く屈めば菜摘の耳元に簡単にキスできる。すると菜摘も理解したらしく思い切り首を回して晃一にキスをねだってきた。キスをすることで快感から注意を逸らそうと思ったらしい。後ろを振り返った形で菜摘はキスを受けた。
「ああぁぁっ、んんんんっ、パパぁっ」
菜摘は快感に負けそうになりながらも晃一にキスをしてきた。この姿勢だと晃一は大きく動けないが、菜摘の乳房を揉む心地よさと肉壁の締め付けがそれを補って余りある。菜摘は思いきり上体を反らせているので乳房はパンパンに張り詰めており、素晴らしい揉み心地だ。もちろん、指の間に乳首を挟んでいるので全体を揉む度に乳首も刺激される。
「んんんっ、んあ、あああっ、んんんんうぅっ・・・」
菜摘は後ろから貫かれて乳房を揉まれながらも何とかキスを続けようとした。しかし、キスの快感が肉壁と乳房の快感を解き放ってしまった。キスにうっとりとした途端に全身をすさまじい快感が貫く。
「んんんぁぁぁぁああああああーーっ、だめぇぇぇーーーっ」
菜摘はキスを断念すると、そのまま快感に身を任せた。晃一の腰の動きが大きくなると頂上はあっという間だ。
「ああぁぁぁぁぁーーーーーっ、っちゃうぅぅぅーーーーーーーっ」
菜摘はあまりの気持ちよさに、そのまま一直線に絶頂へと駆け上っていった。ビクンッと菜摘の身体が大きく跳ねると、ぐったりとベッドに沈んでいく。『すごい・・・・もっと気持ちいいことがあったんだ・・・・』まだ身体が断続的な痙攣で身体が痺れている菜摘の頭の中で快感が記憶に刻まれていった。
しかし、晃一はまだ終わっていない。短時間で復活したとは言え、放出して間もないので余裕は十分すぎるほどある。そこで晃一は菜摘を上にして楽しもうとした。しかし、晃一が菜摘を貫いたまま両足を身体の前に回して一度正常位に入り、菜摘を抱いて上下を入れ替えようとすると、
「お願い、上はだめ、上は無理なの・・・お願い、このまま・・・」
と菜摘は嫌がった。
菜摘にしてみれば既に限界に来ていた。これ以上されたら本当に死んでしまうのでは無いかと思った。それほどさっきの絶頂はすさまじかったし、その分体力の消耗も大きかった。しかし晃一は一度入った以上、もっと菜摘を楽しみたかった。 そこで正常位から膝立ちの姿勢になり菜摘を見下ろしながら腰を使い始めた。
「ああぁぁっ、あうぅぅーっ、そんなにしないで、ああぁぁぁっ、もう許して、はうっはうっ、あうぅぅっ、そんなに入れないでぇッ、あああぁぁーっ」
菜摘は晃一の視線を感じながらも何度も大きくブリッジを作って仰け反りながら悶え続けた。気持ちいいのは確かだが、とにかく身体が怠いし息が苦しい。
その菜摘がブリッジを作って晃一に向かって差し出した乳房を鷲掴みにした晃一は、腰を使いながら乳房を揉み回す。
「あああぁぁぁぁーーっ、いあぁぁぁぁーーっ、またいっちゃうぅぅぅ、もういくのはいやぁぁぁ、あああぁぁぁ、許してぇぇぇぇぇ」
菜摘は何とか身体をねじって逃げようとしたらしいが、肉棒に深々と貫かれて乳房を揉まれているのだ。逃げられるはずが無い。菜摘はたちまち更に絶頂に押し上げられてしまった。
「いぐぅぅ、うぐぅぅぅーーーーーーっ」
菜摘は変な声を出しひときわ高いブリッジを作って身体を硬直させたが晃一はかまわずに動き続けて最後を目指した。それは絶頂に達して身体がが敏感になった菜摘には刺激が強すぎた。
「いやーーーっ、いたいっ、いやぁぁっ、あああぁぁぁっ、ああああっ、だめぇぇっ、またぁぁぁぁぁっ、ああああぁぁっ、もういやぁぁぁぁーーーーっ、いやあぁぁぁぁ」
激しく嫌がる菜摘の中に再び晃一は放った。晃一の動きが止まると、菜摘も止まった。
「あぐぅぅーーーーーーーーーーーーっ」
菜摘は仰け反ってブリッジを作ったまま、ビクンビクンと身体を痙攣させた。
「おっ・・・お願いっ・・・何もしないでッ・・・・あうっ・・・・お願いっ・・・しないでッ・・・はうぅっ・・・・・」
晃一の目の前で身体を何度も痙攣させながら、菜摘は息も絶え絶えに晃一に懇願した。本当にこれ以上したら死んでしまうと思った。菜摘の肉壁が弛緩し、晃一がそっと肉棒を抜き去った時、
「はうぅぅっ」
と再び菜摘の身体が大きく震えた。