第155部



 このまま抱きしめようとしたら更に菜摘の身体が痙攣してしまうと思った晃一は少しの間菜摘をじっと見下ろしていた。大の字に両足を思い切り開いたままぐったりとして可愛らしい阪急系の乳房が乗った胸を弾ませている菜摘はとてもきれいだった。
「パパ・・・・・いる?」
首も満足に動かせないほど消耗した菜摘が視界に入っていない晃一に聞いてきた。
「うん、いるよ」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、すごかったの、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「まだ痺れてる?」
「うん、まだだめ、もう少し触らないで・・・、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
菜摘は開いたままの足を閉じようとしたが、まだ力が入らなかった。重くて足を閉じられない。菜摘が動こうとした気配を感じた晃一が聞いてきた。
「どうしたの?」
「この格好・・・・足を閉じたくて・・・・動かないの・・・」
「それじゃ、そうっと動かしてみるね」
晃一がそっと足首を持ち上げて膝を軽く曲げながら足を動かすと、
「はうぅっ」
と菜摘が反応した。しかし、晃一はかまわずに両足を閉じた姿勢にした。
「・・・・ありがとう・・・」
「もう少ししたら抱いても良い?」
「うん・・・ちょっと待ってて・・・・・まだ身体が・・・・・アン・・・・まだ・・・」
菜摘はこれほど激しい絶頂は初めてだった。最後の方は自分でも何を言っていたのか覚えていない。
「パパ・・・私・・・・嫌がってた?」
「うん、最後はちょっとかわいそうだったね。ごめんね」
「ううん、良いの。嬉しかったから。ちょっと怖くなっただけ。嫌じゃ無いのよ」
「よかった・・・・・」
「でも、あんなになるなんて・・・・自分の身体なのに自分のじゃ無いみたいなの。勝手に何度もいっちゃうの・・・・凄かった・・・・」
「今日の菜摘ちゃんは感じやすいからね」
「どうしてなの?どうしてこんなに感じるの?」
「分からないけど、二人で旅行に来たからかな?」
「パパ・・・・もう大丈夫だと思う。抱いて・・・・」
「うん」
晃一が菜摘の横に寝て菜摘を抱き寄せると、
「アン・・・まだちょっと・・・・でも・・・・嬉しい・・・・」
と菜摘は体を晃一に任せてきた。
「疲れた?」
「うん、とっても・・・・」
「このまま寝て良いんだよ」
「嬉しい・・・パパの腕の中で寝ても良いなんて・・・・」
菜摘はそう言って晃一の胸に身体を沿わせると安心したように目を閉じた。晃一はベッドサイドのスイッチを操作して部屋を薄暗くした。菜摘は初めての夜が始まることを実感し、同時に安心もした。
しかし、菜摘は腰を押しつけた時に身体に当たるものを感じた。
「パパ??」
「ん?なんだい?」
「まだおっきいの?」
「え?でも、さっきは菜摘ちゃんの中で終わったから・・・・」
菜摘がそっと手を伸ばすと、スキンが付いたままの肉棒が半分くらいの大きさのまま菜摘の手の中に収まった。
「これ、取れば良いのね?」
「うん」
菜摘は不器用に指を動かしながらもスキンを取ると、ベッドサイドのティッシュに包んでくれた。
「パパ、まだできるの?」
甘えたような言い方で菜摘が身体を擦り付け、再び細い指が肉棒に絡みついてくる。
「もうだめだと思うんだけどなぁ・・・」
「でもこれだけおっきくなってるし」
「菜摘ちゃんの指が気持ちいいんだよ」
「もう、なんてタフな人なの?」
菜摘は感心したように言った。
「でも、もう菜摘ちゃんは無理だろう?」
「そうね・・・・・ちょっと身体が重くて・・・・・・」
「菜摘ちゃんはいつも、こうやって身体を横にして寝るの?」
「ううん、たいていは上を向いて寝るの。時々俯せで寝ることもあるけど」
「俯せで?」
「そう、それも気持ち良いの。胸がおっきい子は俯せになると苦しいらしいけど、私、そんなに無いから・・・」
そう言うと小さく笑った。
「パパは?」
「俺はいろいろだなぁ。仰向けや横になったりもあるかな?でも俯せは無いなぁ。菜摘ちゃん、横で寝ないのなら仰向けになったら?」
「いやぁ、パパとくっついていたいの」
「それじゃ、菜摘ちゃんが上になって、俺が被さろうか?って、そんなことしたら重いなぁ」
「私が上になったら?」
「菜摘ちゃんが?」
「ね?してみよ?」
そう言うと、菜摘は晃一の身体の上に被さった。もちろん足は開いている。
「うわぁ、パパの上だ・・・・」
菜摘は嬉しそうにそう言って晃一の肩に耳を付けていたが、晃一は肉棒が菜摘の秘部に当たるので気が気では無い。しかし、菜摘は、
「うわぁ、パパの心臓の音が聞こえる」
と肩に耳を付けたまま動こうとしなかった。
「ねぇ、入れたい?」
菜摘は突然そう言った。
「え?」
「入れても良いよ」
「だって・・・・・」
「でも、入れるだけ。たぶん、そんなに感じないと思うの」
「そうかなぁ?」
「試しても良いよ」
そう言うと菜摘は晃一の上で自分から位置を調整した。
「入れてみて」
菜摘は足を開いたまま位置を微妙に調整はしたが、安心したように晃一の肩に耳を当てたまま静かに待っている。
「うん、それじゃぁ」
晃一は手を伸ばして新しいスキンを付けると軽く腰を突き上げると、肉棒はにゅるっと言う感じで菜摘の中に入った。しかし、大きさも十分ではないし深さも固さもそれほどでは無いので疲れ切っている菜摘が言うように入っただけという感じた。
「あん・・・・入った・・・・・・・」
菜摘はそれ以上何も言わずにじっとしている。肉棒も放出した後なので菜摘の中に入ってもさほど大きくはならない。少しだけ固さを増した程度だった。
「きっと動けばもっと堅くなると思うんだ」
「ううん、このままが良い」
「良いの?中途半端じゃ無い?」
「ううん、パパを感じていられるもの。入ってるの、私の中に。・・・・・これがいいの」
「でも、これじゃ抜けちゃうよ。もう少し入れないと」
晃一は肉棒の挿入の深さが足りないことを指摘した。すると菜摘は簡単に、
「うん、入れて」
と言って身体を少し刷り下げてきた。それに合わせて晃一がもう少し深く肉棒を差し込んだ。
「あっ、んんっ、んふ・・・入ってる・・・・・・」
菜摘は満足したように言うと、身体の力を抜いてべったりと晃一の上に乗ってきた。
「動いた方が良い?」
晃一が聞くと、
「動きたい?良いのよ」
と菜摘が言ったが、穏やかな言い方で感じたいというわけではなさそうだ。それでも晃一が腰を突き上げ始め、肉棒が出没を開始すると、
「あん・あんあんあん・・・あん・・あんあんあん・・・」
と小さな声を出し始めた。しかし、肉棒は少し固くなってきたが菜摘自身は軽く声を上げるだけでそれ以上に感じるという雰囲気では無い。晃一も、もうこれ以上は無理だと悟ったのか、一度深く肉棒を入れたところで動くのを止めた。
「パパ・・・ごめんなさい・・・・・」
菜摘は感じないことを謝っているようだ。
「大丈夫だよ。無理に動いてごめんね」
そう言うと晃一は菜摘の身体を下からそっと抱きしめ、優しく身体を撫で始めた。
「暖かい・・・・パパが入ってる・・・・嬉しい・・・・・・あ、寝ちゃいそう・・・・今、意識がフッって遠くなったの・・・」
晃一は菜摘がかなり疲れていることは分かっていたので、このまま寝ることになるのだろうと思った。時間はまだ11時なので晃一としてはもっと菜摘の身体を愛したい気持ちはあるのだが、これだけ菜摘が疲れていれば今日はもう無理だろう。この部屋に戻って来てから1時間半、全力で愛したのだから。
「寝ても良いよ」
「でも・・・それじゃパパが・・・・・・私が先に寝ちゃったら・・・」
「一緒に寝るよ。でも途中で目を覚ましたら菜摘ちゃんが欲しくなっちゃうかも知れないよ」
「いつでも良いから。いつでもして、本当よ。私も嬉しいから、ね?して?」
「うん、わかった」
「パパ・・・素敵・・・・・暖かい・・・・幸せ・・・・」
菜摘はそう言っている菜摘の意識に霞がかかり始め、菜摘は晃一に包まれている感覚のまま深い眠りに落ちていった。
晃一は最初、しっかりと菜摘を抱きしめて菜摘の寝息を聞いていた。今日の菜摘はとても敏感で何度も激しくいってしまったが、同時に晃一の持続力と回復力は自分でも驚くほどだった。まだ中途半端な大きさの肉棒が菜摘の中に入っている、と言うか引っかかっているに近いが先端はまだ菜摘の中だ。
しかし、それもやがて抜け落ちると晃一も眠りに落ちていった。
元々晃一は短時間に深く熟睡するのであまり長い睡眠は取らない方だが、この日も心のどこかで緊張していたし、まだ晃一自身はもっと菜摘を愛したかったのもあるからだろう。晃一は途中で目を覚ました。いつの間にか菜摘は横で寝ておりスキンは抜け落ちている。ただ、何もかけていないので少し寒そうに身体を丸めている。ベッドの時計を見るとまだ1時過ぎだ。晃一はベッドカバーを菜摘にそっと掛けた。
「ん???なに???」
菜摘が寝ぼけたまま目を覚ました。
「ごめん、寝てて良いよ。寒そうだったから布団を掛けただけ」
「え?パパなの??私、どこにいるの?」
「そうだよ。北海道に来たんだから」
「・・・・・・そうだった。パパと寝てるんだ」
やっと菜摘は思い出したらしい。甘えるように両手を晃一の方に伸ばしてきた。その菜摘を抱きしめて軽くキスをしてから首筋へと移る。
「ああん、寝かせてくれるって言ったぁ」
菜摘はさっき『いつでもして』と言ったのを寝ぼけて思い出せないのか甘えた声で晃一に抗議した。
「うん、寝ても良いよ」
「こんな事してたら眠れないぃ」
そう言いながらも菜摘は甘えた声を出しながら晃一に身体を擦り付けている。それに刺激されたのか、晃一の肉棒が大きさを取り戻し始めた。晃一は両手で菜摘の乳房を揉み上げて乳首を口の中で転がす。菜摘の小さな乳首が口の中で弾んだ。
「ああん、そんな事したら気持ち良いぃ、パパぁ、なんかパパのがおっきくなってきたかも・・・」
菜摘は肉棒に気がついたと見え、そっと手を伸ばして細い指を肉棒に絡めてきた。
「うん、そうだね」
「入れたかったら入れて良いよ」
菜摘はそう言って乳房を愛されながら肉棒を軽く握ったり離したりしている。肉棒は急速に力を取り戻してきた。そうなると晃一もその気になる。
「ねぇ、入れても良い?」
「うん、もちろん」
菜摘がOKしたので晃一は菜摘の上になり、菜摘は素直に足を開いた。晃一が新しいスキンを付けて肉棒を押し当て、軽く力を入れると肉棒は易々と菜摘の中に入った。
「ああっ」
菜摘は小さな声を上げた。
「動いて欲しくなったら言うんだよ」
「うん・・・・・・・・・・動いて・・・」
「もう我慢できなくなったの?」
「動けるの?」
「もちろん。ほら」
晃一が軽く肉棒を出没させると、
「あん、あん、あん、あん、あん、あん、あん・・・・・・」
と菜摘は声を上げ始めた。深夜のセックスは気持ちの確認なので短時間に切り上げるのがベストだ。そのまま晃一は一直線に菜摘を押し上げていく。
「ああぁぁっ、パパ、このままじゃいっちゃいそう」
「いってごらん」
「ああぁぁぁっ、ああっ、ああぁっ、だめっ、いっちゃういっちゃうぅっ、あうぅーっ」
菜摘は簡単にいってしまった。本人にも我慢する気が無かったのだろう。絶頂の頂もさほど高くなかったようで、ぐったりはしたが余り息を弾ませていない。これ以上は疲れさせるだけだと思った晃一は肉棒を抜き去った。
「ふぅ、パパったら、凄すぎるんだから・・・うふ・・・・突然するんだもん」
そう言うと菜摘は晃一に身体を寄せてきた。
「ごめんね、最初は目を覚ましたら菜摘ちゃんが寒そうだったから・・・・」
晃一はそう言いながら菜摘の髪を撫でていたが、そのとき菜摘はもう眠りに落ちていた。その菜摘の髪を優しくなでながら晃一も再び眠りに落ちていった。
明け方近くになって、晃一はもう一度目を覚ました。菜摘が寝返りを打ってきたので手が当たったのだ。さっきと同じようにスキンは横に落ちている。再び菜摘にベッドカバーを掛けると、
「ん?なあに?ああん、パパったらぁ」
と菜摘は寝ぼけて晃一に身体をすり寄せてきた。その菜摘を抱きしめると再び晃一の肉棒が反応を始めた。晃一は何も言わずに菜摘を仰向けにして直ぐに乳房を揉みながら乳首を舌で転がした。
「なあに?え?あん、あん、あん・・・・」
菜摘が愛撫を受け入れたので晃一は身体を起こし、乳房を愛しながら足を使って菜摘の両足の間に入ると、菜摘は寝ぼけたまま足を開いた。晃一はベッドサイドのスキンに手を伸ばして素早く付けると菜摘の中に肉棒が差し込まれた。
「あああん、まだするのぉ?なんてタフなの?絶倫すぎるぅ、ああん、身体が持たないぃ」
菜摘はそう言いながらも晃一に導かれるまま足を開き、素直に正常位で肉棒を受け入れた。菜摘の中はまだ少し潤いが残っていたので晃一は直ぐにゆっくりと動いても大丈夫だ。
「ああぁん、また入れたのぉ?もう、寝てる時間がないぃ。もっと寝たいのにぃ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、ああぁぁぁっ」
菜摘は文句を言っているようだが声は明らかに喜んでいるし、既に菜摘の腰も迎えに来ている。薄暗いベッドの上で菜摘の身体はとても綺麗に見えた。
菜摘が素直に感じてくれたので、晃一は上体を起こして菜摘の乳房を揉みながら腰を使う。
「あぁぁんっ、そんなに真剣にしないで、ああぁぁっ、また身体が・・・ああん、感じてきた・・・良いっ、良いっ・・」
夜明け前に寝ぼけた状態でいきなり挿入された菜摘だが嫌がることは無く、素直に肉棒を楽しんだ。晃一は今度こそ終われるかも知れないと思い、挿入したまま菜摘の足をぐるっと回してバックへと移り、菜摘を四つん這いにして更に出没のペースを上げた。