第156部



「ああぁぁんっ、後ろまでするのぉっ?あああぁぁぁっ、そんなにされたらいっちゃうぅぅっ」
菜摘は枕に顔を擦り付け、ひたすら晃一が終わるのを信じて快感に耐えながら待った。
「良いよ、菜摘ちゃん、良いよ、とっても良いよ」
晃一はひたすら腰を使った。しかし、入った時に少し少なかった潤いは菜摘が声を上げる度に潤沢になっていき、今はスムースに出入りしている。締め付けはもちろんきつい方だが晃一が直ぐに終わってしまうほどでは無い。セックスを楽しむには十分すぎる菜摘の肉壁だが、早く終わってしまって菜摘を解放したいと焦る晃一には不十分だった。
そこで晃一は菜摘を上にすることにした。菜摘の身体を見ながら下から突き上げれば少しでも早く終われるかも知れないと思ったのだ。そこでバックでの出没を中止すると、一旦正常位に戻ってから上下を入れ替えて菜摘を上にした。菜摘は素直に帆掛け船の体勢に入ると、ちゃんと両膝でしっかり身体を支えて晃一の下からの突き上げを受け止めた。
「ああぁぁっ、こんな真夜中にこんなことするなんてぇっ、パパやり過ぎよぉっ、あああぁっ、いっちゃいそうっ」
菜摘はいつの間にか腰を自分からクイクイ動かしながら駆け上っていく。薄暗い部屋で妖しく揺れる菜摘の美しい身体のシルエットが強調され、それが晃一の突き上げを受けて小刻みに揺れている。
「菜摘ちゃん、綺麗だよ。素敵だよ」
菜摘はいきそうになってきたので自然に身体を安定させようと両手を後ろに伸ばし、晃一は膝を立てて菜摘に掴まらせた。後ろ手なので胸を突き出した格好で菜摘の身体が上下に揺れ、乳房が晃一を誘った。
「ああぁぁぁぁ、いっちゃうぅぅ、いっちゃういっちゃうぅぅーーーっ」
その言葉に合わせて晃一は両手を伸ばし、菜摘の乳房をグッと揉み上げてやると、
「はうぅぅぅーーーーっ」
と菜摘は晃一の両手ごと自分の胸を抱きしめて身体を硬直させた。
「うううううううううう・・・・・・・」
そのまま菜摘はゆっくりと晃一の上に被さってきた。
「もう・・・だめ・・・・・・・」
菜摘はそう言うとぐったりと晃一の上で身体の力を抜いてきた。菜摘の身体は汗ばんでいる。
「パパ、シャワー浴びてきても良い?」
「どうしたの?」
「ちょっと汗臭いかなって思って・・・・」
「そんなこと無いよ。菜摘ちゃんは俺のこと汗臭い?」
「ううん」
「それと一緒、菜摘ちゃんだって汗臭くないよ。でも、それなら一緒にお風呂に入ろうか?」
「ええっ、そんなのダメよ」
菜摘は即座に否定したが、晃一は菜摘の言葉のどこかにさほど嫌がってはいないような感じを受けた。
「電気を付けなきゃバスルームは暗いし、もう少ししたら明るくなってきて夜明けの湖が綺麗だと思うんだ」
「でもぉ、そう言うことじゃ無くて・・・・・」
案の定、菜摘は迷っている。それなら後は押すのみだ。
「夜明けってあんまり見ること無いだろ?きっと綺麗だよ。お湯を入れてくるね。いっぱいになるまで寝てて良いから。そんなに時間はかからないと思うよ」
晃一はそう言うと、菜摘に一度キスをした。
菜摘が何も言わすにキスを受け入れて舌を絡めてきたことから菜摘も同意したのだろう。キスが終わって晃一がベッドを離れても何も言わなかった。
晃一はバスルームに入るとお湯を張り、バスマットやバスタオルを使いやすい位置に整えておく。もちろんスキンも一枚バスタブの近くに用意した。
さっき二人は交互にシャワーブースを使用しただけでバスタブは使っていないのでまだバスタブは未使用のままだった。ふとバスタブの外を見ると、空が明るくなり始めていた。うっすらと湖の輪郭が分かるが温泉街のネオンもまだ点いている。
少し大きめのバスタブとは言え、二人で入るのならお湯はそれほど多く必要ないので余り時間はかからない。お湯が入るのを待つ間、晃一はふと思いついて朝食のルームサービスの注文用紙を記入してドアにかけておいた。これで明日は部屋でゆっくりできる。
晃一はお湯が半分ほど溜まったところで菜摘を呼びに行った。
「菜摘ちゃん、お湯が入ったよ」
「う・・・ん・・・・・・」
ほんの数分の間だったが、菜摘は既に寝てしまっていたらしい。その菜摘を抱きかかえてバスルームに向かう。
「さぁ、お風呂に入ろう」
「あん・・・・・まだ寝てるのにぃ・・・・・」
菜摘はお姫様だったされても甘えるように晃一に言ったが、嫌がったりはしなかった。晃一は足下に細心の注意を払いながら、菜摘を抱いたままバスタブに入った。そしてそうっと菜摘をお湯の中に下ろしていく。
「・・・・・お風呂・・・・・・あ、パパ・・」
菜摘はお湯の中に入ってやっと目を覚ましたらしい。晃一は自分の上に少し位置をずらして同じ向きで菜摘を乗せた。晃一はしっかりとお湯に浸かっているが、晃一よりも高い位置にある菜摘は腰の少し上までしかお湯に入っていない。
「どう?寒くない?お湯は熱くない?」
「ううん、ちょうど良い。気持ち良い」
「良かった。汗を流さないとね」
そう言うと晃一は優しく菜摘の上半身にお湯を掛けたり乳房を撫で上げたりし始めた。菜摘は少しくすぐったそうにしているが何も言わない。晃一の手の中で菜摘の乳房がぷるぷると弾んだ。
「ふふふ・・・なんか楽しい・・・・・・」
菜摘はそう言って喜んでいたが、晃一が指で菜摘の乳首をコリコリすると、
「もう、直ぐそればっかりなんだからぁ」
と身体をすくめて笑いながら怒った。晃一はそんな菜摘のうなじに唇を這わせていく。
「外を見てごらん。だんだん明るくなってくるよ」
「本当だ・・・・。パパ、今何時?」
「5時前だったかな」
「全部明るくなるのは何時頃?」
「5時半くらいじゃないかな?」
「それじゃ、こうしている間に明るくなるの?」
「そうだね」
「うわぁ、素敵・・・」
菜摘は晃一に乳房を可愛がられながら、まるでそれに気付かないかのように少し身体を起こして窓の外の景色に見とれた。晃一は菜摘の背中や肩にもお湯をそっと掛けて汗を流し落としていく。
「ありがと」
菜摘はそれだけ言うと、まだ外を眺めていた。
菜摘にとって、夜明けの景色をじっくり見たのは初めてだった。少しずつ光があちこちに満ちていくので森や湖や空など順々に見る度に少しずつ光に満ちた光景に変わっていき、いつまで見ていても飽きない。
しかし、菜摘の身体は晃一の愛撫に素直に反応していた。最初は外の景色の移り変わりに喜んでいた菜摘の表情がだんだんと大人しくなり、次第に晃一の愛撫をより受け入れようと身体を伸ばして晃一にもたれかかってきた。晃一は両足を開いて間に菜摘の身体を引き寄せた。
「あん、なんか素敵・・・・・お風呂でこんな事・・・・・・ああん、そんなに触っちゃだめぇ」
「素敵なら良いんだろ?」
「だって・・・・こんなことされたら・・・・」
さすがに『我慢できなくなる』とは言わなかったが、菜摘は手を後ろに回すと晃一の肉棒に触ってきた。
「菜摘ちゃん、おちんちんが欲しくなった?」
「そんなこと・・・・・・・・」
菜摘は否定しなかった。そして不器用に後ろ手のまま肉棒を玩んでいる。
「入れてみる?」
「でもぉ、お風呂の中なんて・・・・・お湯が入っちゃう・・・・」
「大丈夫だよ。菜摘ちゃんは締め付けがきついから中になんて入らないさ」
そう言いながら晃一は項に舌を這わせ、右手は菜摘の乳房から下に下りて茂みの奥へと入っていった。
「ああん、こんなとこでしちゃだめだってぇ、ああっ、あっ、あっ、だめ、本当にその気になっちゃいそう・・・・あうっ、ああぁっ、だめ・・・」
「大丈夫だよ。気持ち良くなってごらん」
「だめ、あああん・・・・気持ち良い・・・あっ、あっ、あっ」
菜摘が感じ始めると晃一もその気十分になってきたので肉棒に力が入った。
「パパぁ、おっきくなってきたぁ」
「そうだよ。菜摘ちゃんの中に入りたいからね」
「ここで入れるの?このまま?」
「だめ?」
「だって・・・お湯がぁ・・・あああぁぁん」
「それじゃぁ、身体を前に倒してごらん」
そういうと晃一は菜摘の身体を前に押し、浴槽に手をついてお尻をお湯から上げさせた。
「これならいいだろ?」
そう言うとスキンを付けて菜摘の入り口に肉棒を宛がう。
「あっ、そこ・・・・」
「入るよ」
晃一が肉棒を押し込んでいくと、先端が菜摘の狭い肉門を通り抜けた。
「ああぁっ・・・・・・・・・・」
菜摘は小さな声を上げたが、肉棒が身体の奥へと入ってくるまでじっとしていた。そのまま晃一は菜摘の身体を引き寄せてゆっくりと湯に浸かり、両足の上に菜摘を乗せたまま同じ方向で貫く姿勢の背面座位になる。菜摘が晃一の上に同じ向きで乗っている格好だ。
「ほら、だいぶ明るくなってきたよ。空を見てごらん」
「う・・・うう・・・・外なんて・・・・・・・ああぁぁぁ」
「見てごらん。明るくなってきたろう?」
「本当・・・・・・」
菜摘の中では肉壁が肉棒に絡みついてしごき始めていた。
「おちんちんに菜摘ちゃんが絡みついて気持ち良いよ」
晃一はそう言ったが、菜摘は、
「動いてもお湯は入らない?」
と聞いてきた。
「うん、菜摘ちゃんはとってもきついから大丈夫だよ。それに、きれいなお湯だからもし少しくらい入ったって問題ないさ」
そう言いながら晃一は再び両手を菜摘の前に回して乳房を可愛がり始めた。
「あぁっ、今それをされたら・・・ああんっ、あんっ、あんっ、そんなにしないで・・・」
菜摘は急激に快感が大きくなることに不安を覚えた。なんと言ってもここは浴槽なのだ。どれだけ激しくセックスをしても平衡感覚が狂うことの無い男性と違って、夢中になると平衡を失ってしまう女性に不安は残る。晃一は素直に愛撫をずっと弱くした。
「これくらいなら良い?」
「ああ・・・ああぁ・・・・・あん・・・・・」
菜摘の反応も大人しくなった。しかし、肉棒が深々と刺さっていることに違いは無い。だんだん菜摘は息を弾ませ始めた。身体の中にしっかりと奥まで刺さっている肉棒がどんどん菜摘をいやらしくしていく。
晃一は菜摘の乳房にお湯をそっと掛けては揉み上げ、時々乳首を可愛がった。
「あんっ、なんかとってもいやらしい」
「そう?菜摘ちゃんのおっぱいはとっても可愛くて、こうやって揉み上げるのはとっても楽しいよ」
「あんっ、それがいやらしいのっ」
菜摘の中では肉壁が活発に動き始め、肉棒をぎりぎりと締め上げ始めた。
「菜摘ちゃんの中もおちんちんに絡みついてとってもいやらしいよ」
「パパがこんな事するからぁっ、ああぁ、いやらしくて素敵なのぉ・・・」
「ああん、だんだん我慢できなくなってきたぁ・・」
「それじゃ、もう一度こっちを・・・」
晃一は再び右手を菜摘の茂みの奥に進めた。そっと秘唇の奥の秘核を指で撫で回す。
「ああぁぁっ、そこはだめぇっ」
「どうして?」
晃一が指を動かしながら聞くと、
「気持ち良くて転んじゃいそう」
と菜摘が答えた。快感を感じると同時に平衡感覚が少し狂うのだろう。
「大丈夫だよ。こんなにおちんちんがしっかり菜摘ちゃんの中に入ってるんだから転んだりしないさ」
そう言って晃一は肉棒に力を込めた。
「あんっ」
菜摘が反応したのがとても可愛いと思った晃一は、
「ちょっと足を開いてごらん」
と言うと菜摘の足を開かせた。そして秘部に手を伸ばし、秘唇全体をしっかりとまさぐった。さっきまでの指で敏感なところを可愛がるのでは無く、手の全体で菜摘の秘唇と秘核をまさぐったのだ。晃一もこれまでこんなことはほとんどしたことは無かった。菜摘は秘唇が厚いので晃一は全体ももっと大きいだろうと思っていたが、手で全体を撫で回してみると余り大きくは無いと言うことが分かった。普通の大きさだ。
「あああぁぁぁぁーーーっ」
菜摘は肉棒で我慢が限界に近づいているところに強い刺激を与えられ、思わず大きな声を出した。菜摘の声が浴室に響き渡る。
「ほら、ここにおちんちんが入ってるんだよ。分かる?」
晃一は秘唇を探りながら自分の肉棒が刺さっているところを重点的に攻めてきた。
「ああぁぁぁっ、分かるっ、分かるぅっ」
「ほら、菜摘ちゃんも触ってみてごらん。ここにほら、おちんちんが入ってるでしょ?」
晃一は菜摘の手を取ると、肉棒を飲み込んでいる秘口を触らせた。
菜摘は無理矢理指で肉棒と秘口を触らせられ、快感に流されそうになりながらもうんうんと頷きながら『凄い、太いのが入ってるぅっ』と驚いた。
その時、菜摘の中に一つの考えが浮かんだ。こんな嫌らしいことを晃一としている時で無ければ絶対に言えないことだ。ただ、もう菜摘の中は完全に我慢の限界だ。出没運動も腰を振ることも不可能なこの体勢はもう我慢できない。
「パパぁ、どうすれば良いのぉ?」
「うん?ズボズボしたくなった?」
晃一は菜摘が我慢の限界に来たことをとうに知っていた。今は肉棒に絡みついている菜摘の肉壁の動きが大きくなり、肉棒が気持ち良くなってきて晃一自身も我慢できなくなってきていたのだ。もちろん、菜摘の中は既に十分すぎる潤いに溢れている。
「どうして欲しいのかな?」
そう言いながら晃一は再び菜摘の乳房をゆっくりと下から揉み上げた。ただ、今回はかなりぎゅっときつく揉み、そのまま乳首も指で挟んでやる。
「ああぁぁぁぁーーーーーーーーっ」
菜摘の中がきゅぅうっと締まり、二人に更に快感を与えた。もう二人とも動きが欲しくてたまらない。
もうとにかく次をして欲しい菜摘は喘ぎながら仰け反って晃一の肩に頭を乗せてきた。そのまま二人はキスを楽しむ。貫かれながら乳房を揉まれた状態でのキスは先程もしたが、今の方がずっと落ち着いているが、菜摘は『こんな嫌らしい事してる・・・』と思った。ただ、とても気持ち良いことに変わりは無いし、動きたくて仕方が無いのは変わらない。
「ほら、また少し明るくなったよ。見てごらん」
ここで晃一はわざと菜摘に外の景色を見せようとした。
「もう良い、外はもう良いからぁ」
「そうなの?綺麗だよ?それじゃ、どうしたいの?」
「ねぇ、前からって、できる?」
「うん、もちろん。前からおいで」
晃一が菜摘の身体を前に押し倒すように押しながら菜摘の身体をそっと持ち上げると、菜摘は上手に肉棒を抜いて上手に浴槽で向きを変えると前から再び乗ってきた。直ぐに対面座位で菜摘の中に入る。
「あぁぁっ・・・・やっぱりこっちがいいっ」
晃一の上で対面で足を開いて正座をした形の菜摘は、この形での結合を喜んだ。これなら慣れているし晃一も見える。晃一は薄暗がりの中、お湯で光っている菜摘の乳房に更にそっとお湯をかけて撫で回し始めた。
「パパぁっ、お願いがあるの、お願いなのぉっ」
菜摘は我慢できないというように小刻みに腰を動かして肉棒のボリュームを確認しながら言った。
「どうしたの?」
菜摘は思いきって今まで心の中にくすぶっていたことを正直におねだりした。
「他の子にしたこと、全部私にして」
そう言うと菜摘は更に腰の動きを大きくした。晃一の肉棒を身体の中で実感していないととても言えないことだった。既に菜摘の中は簡単に動けるので菜摘の腰の動きだけでも肉棒は小刻みに出入りを始める。