第180部


少しすると晃一が紅茶を二つ入れて戻ってきた。
「さぁ、美菜ちゃん、紅茶が入ったよ。起きてごらん」
晃一はそう言ってローテーブルに紅茶を置いたが美菜は軽く足を開いて俯せになったまま起き上がろうとしない。
「美菜ちゃん、どうしたの?まだ怠い?」
美菜の身体はまだ余韻に包まれており、気怠い気持ち良さが身体を満たしていた。たぶん、起き上がって服装を直して紅茶を飲みながら何か話をするべきなのだろうが、もう少しこのままで居たい、と言う思いが強くてどうしても起き上がる気になれない。正直に言えば、もう少し身体を優しく触って欲しい。とにかくうっとりするほど気持ち良いのだ。そのためには、美菜ははっきりと言わなくてはいけないと思った。どうやら、もうどうやってもこれ以上引き延ばすのは無理らしい雰囲気だ。だから美菜は俯せになって顔を伏せたまま、恥ずかしかったが小さな声で晃一に声をかけた。
「おじさま、もう少し・・・・・もう少しだけこのまま・・・・お願い・・・」
「え・・・でも・・・・」
「お願い・・・・だめ?」
美菜は俯せになったまま、また小さな声で聞いてきた。とても恥ずかしくて晃一の顔は見られない。
「だめじゃ無いけど、これ以上したら・・・・・」
晃一も、これ以上続けたら理性を保てる自信が無かった。美菜の足はとても綺麗だし、吸い付くような肌を優しく愛撫すれば美菜が反応してくるのだから、どうしても先に進みたくなるのは明らかだ。
「いいの。ね?いいでしょ?」
「・・・・・・・・・・」
晃一は迷ってしまった。もし、菜摘がしっかりと晃一を捕まえていれば晃一だって美菜の誘いくらいは軽く断ってしまっただろう。しかし、今は菜摘がまた晃一の元に戻ってくるかどうかは分からない。菜摘の気持ちが今でもしっかりと晃一に向いているのは分かっているが、会ってくれないし、次に会う予定も無いのであれば恋人と言えるのだろうか?その答えを今すぐに求められてもどうして良いか分からない。
「菜摘のことは大丈夫。菜摘から聞いてるから」
その一言が晃一を動かした。それは半分本当で半分嘘だった。実は昨日、菜摘とメールのやりとりはしたが、美菜はもう一度相談に乗ってもらうと連絡して菜摘がそれを了承しただけだ。菜摘は美菜に晃一に身体を触ってもらっても良いとは言っていないし、美菜もそれを菜摘に確認したわけでは無い。今でも菜摘は晃一に話を聞いてもらうと言うことしか知らないはずだ。しかし、美菜の一言は晃一を動かした。明らかに美菜は更に先を望んでいる、晃一にはそう聞こえた。
「うん、分かった。任せていてごらん」
美菜は晃一が動く気配を察すると、身体の力を抜いて晃一の愛撫を受け入れる準備をした。晃一はゆっくりとベッドに上がると、そっと太ももの後ろ側から再び優しく愛撫を再開した。
「はぁぁぁぁ・・・・・・」
やはり気が遠くなるほど気持ち良い。美菜は全く嫌がらずに晃一のするがままに足への愛撫を受け入れていった。
ただ、今度の愛撫は先程とは少し違っていた。美菜は俯せになっているので太ももから更に上の方まで簡単に愛撫できるし、ぴったりと足を閉じているわけでは無いので内股も触り放題だ。そこで晃一は相変わらず秘核の付近は避けていたが、太ももからミニスカートに隠れているパンツの方まで優しく撫でてみた。そして、小さいお尻の方まで愛撫を広げた。綺麗に腰のくびれが出ている菜摘とは違って美菜の腰はあくまでスリムなのでお尻はとても可愛らしい。
「あ、・・・お尻に触りたいの?」
美菜の声はちょっと意外だと言っていた。ふざけてお尻を撫でられたことはあるが、お尻など触られても何も感じないと思ったのだ。しかし美菜の予想に反してお尻を撫でられても気持ち良いのが不思議だった。だから美菜はそれ以上何も言わなかった。晃一の手がお尻を撫でていくとじわっと気持ち良さが広がってくる。晃一は可愛らしい小さなお尻だと思った。菜摘のお尻だって友紀よりは小さいが、美菜のお尻は更にずっと小さい。晃一は丁寧に美菜のお尻を撫でたり優しく揉んだりした。
「そんなこと・・・・」
美菜は小さな声でそう言ったが、お尻を揉まれるだけで気持ち良いのでそれ以上は何も言わない。晃一は太ももや内股、そしてお尻へと丁寧な愛撫を加えていった。本当に綺麗な足だと思った。足だけならモデルクラスかも知れない。美菜が自信を持つだけのことはあると思った。
しかし、ここまで来たとして、これから先はどうすれば良いのだろう?こうしていれば美菜は納得していずれは満足するのだろうか?晃一は美菜の表情を伺おうとしたが、俯せになって下を向き両手で顔を隠しているので全然表情が分からない。
このままで良いのか、それとももっと先を望んでいるのか、それは美菜に聞かないと分からないと晃一は思った。だから、愛撫の途中でさっきみたいに敏感な部分にちょとだけ触れてみた。
効果は覿面だった。美菜の身体がビクッと震えた。
「あっ」
美菜はそう言ったが、それだけだった。ただ、顔が俯いたので恥ずかしがっているか、感じているかのどっちかだと思った。
それから晃一は何回か愛撫を重ねた後、時々だが、ほんの少しだけ美菜の秘核の辺りをそっと愛撫してみた。そのたびに美菜の身体はピクッと震えたが、少しずつ美菜の息が荒くなってくるほかは美菜に何も変化が無かった。
『きっともっと感じたいんだな・・・・』そう思った晃一は、とうとう強硬手段に出ることにした。今まで優しい愛撫を繰り返していたが、これを延々と続けるには美菜は可愛すぎたし、ここにきて晃一自身もとうとう我慢できなくなってきたのだ。
そこで晃一はお尻を愛撫するときに手をパンツの上から中へとそっと入れて直接お尻を撫でてみた。
「あん、そんなところに触るなんて・・・・・」
美菜は小さな声でそう言った。しかし、嫌がっているというわけでは無さそうだ。
「いや?」
「いやじゃ無いけど・・・・・恥ずかしい・・・・・」
そのまま晃一は美菜の小さなお尻を丁寧に愛撫した。しかし、パンツの中に入った手はもう抜け出そうとはしなかった。
「ねぇ、いつまでお尻ばっかり・・・・」
美菜がそう言った時だった。晃一の手は突然美菜のパンツの奥深くへと入り、いきなり秘唇へと指を送り込んだ。
「あああっ、ちょっとおぉっ」
さすがに美菜は声を上げ、仰け反って振り返り後ろ手で晃一の右手を掴んできた。上体を慌てて起こそうとしたが秘部を抑えられているので顔と肩を持ち上げるのが精一杯だ。晃一の指ははっきりと秘唇の真ん中の方へと進んできた。晃一の指が秘唇の中へとそっと動くと、美菜の身体に衝撃的に快感が走った。それは全ての抵抗を吹き飛ばすほどの気持ち良さだ。
「あう、ちょっとぉっ、だめっ、ああっ、だめえっ、だめっ、だめっ」
美菜は晃一の手を引き抜こうとしたが、後ろ手で感じながらなので全然手に力が入らない。更に美菜の身体の中で急激に快感が盛り上がってくる。既に拒絶するには心を許しすぎていた。そして晃一の指はゆっくりと秘唇を分け入って中に入ってきた。
「あああぁぁぁっ、だめぇぇ、ああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」
とにかく、とてつもなく気持ち良かった。今まで触られたことは何度もあるが、こんなに気持ち良かったのは初めてだ。ゆっくりと秘唇の中を掻き回されると全てを忘れてしまいそうになる。
「感じてごらん」
晃一がそう言うと美菜の手の力が少し抜けた。
「だめっ、ああぁっ、ああああっ、だめよぉ、あああん」
更に晃一の指は秘唇の中をゆっくりと掻き回して奥へと到達した。
「抜いて、だめっ、ああぁぁっ、あああああぁぁぁぁ、そこはだめぇぇぇぇ」
美菜はそう言いながら何とか晃一の手を引き抜こうと晃一の手を掴んで持ち上げては見たが、全然力が入らない。美菜は声を上げながら、もう晃一の手を抜くのは無理だろうと思い始めていた。
「濡れてるね」
秘唇の中へと進んだ晃一の指は温かい潤いに包まれていた。正直、晃一は美菜がここまで濡れているとは思っていなかった。パンツにはシミなど無かったし、感じていると言うよりはくつろいでいるような感じだったので、美菜の気持ちをはっきり確かめるため、白黒はっきりさせるためにパンツの中に手を入れたのだ。だから、半分は美菜に激しく拒絶されると思っていた。しかし、それならそれで良いと思っていた。
「そんなことぉっ、ああっ、ああぁぁっ、ちょっとぉっ、あうっ」
美菜は十分以上に敏感にされた上に優しく指で愛撫され、とてつもない快感に押し流されようとしていた。それでもまだ晃一の右手は掴んだままだったし、更に何度か手を引き抜こうとしていた。ただ、それはかなり弱くて美菜の身体が何を望んでいるかを教えているような気がした。
「ほうら、こうすると気持ち良いだろ?」
晃一はゆっくりと指を秘唇の奥へと埋もれさせていき、秘核の下の少し平らになったところをゆっくりと円を描くように掻き回し始めた。
「ああぁぁぅ、そんなことしないで、ああぁぁっ、ああんっ」
美菜は一番気持ち良くなる方法で晃一が愛撫を始めたことに驚いたが、同時にこの快感を与えられてはもう抵抗できないと思った。
「いや?止めた方が良い?」
「そんなことぉっ、ああっ、ああぁぁぁん、だめぇぇ」
「いやなら止めるけど?」
美菜は今になってそんなことを言うのはずるいと思った。今までは絶対にあそこに触ろうとしなかったのに、敏感になってから急に触ってきて、感じさせた挙げ句に『止めた方が良い?』と聞くなど責任の放棄だと思った。
美菜本人の意思とは別に、美菜のお尻は少し持ち上がってよりはっきりと指の愛撫を受け入れようとしている。素晴らしい快感を次々に送り込んでくる晃一の指を喜んでいるのだ。美菜がはっきりと拒絶しないので晃一は更に先に進むことにした。
ゆっくりと指を動かして美菜の秘唇の中の秘核の大きさや美菜の喜ぶ場所を更に丁寧に探り始める。指で探った晃一は、美菜の秘唇は小さいなと思った。指がさほど動かないのに全体を探り当ててしまうのだ。これは大きめの秘唇を持っていて足を閉じても秘唇が大きく前後どちらからも確認できる菜摘との最大の違いだと思った。
「あああぁん、おじさまぁ、ああぁぁぁ、そんなに掻き回しちゃいやぁぁぁ」
美菜は新しい快感を送り込まれて、とうとう掴んでいた晃一の手を離した。そして両手でぎゅっと胸の辺りをガードしたまま快感に耐える姿勢を取った。それは晃一に秘唇を委ねることを受け入れた瞬間だった。しかし、美菜自身は触らせることを許しはしても、挿入まで許すかどうかは決めていなかった。
「良い子だ。ゆっくりとするからね」
晃一は指の感覚を頼りにして美菜の秘唇の中を探っていった。どうやら、秘唇は小さめなのに秘核は大きめのようだ。そっと秘核の大きさを確認すると、秘核の先端はほとんど秘唇から僅かに出るくらいまであるらしい。晃一の愛撫に反応して美菜の中はどんどん濡れてきており、既に指はぬるぬるになってきた。
更に晃一は秘唇の上から下までを丁寧に刺激していった。すると、指が秘口の周りに来たときに美菜が強く反応した。
「ああっ、そこはだめぇっ、我慢できなくなるぅッ」
思わず美菜がそう言ったが、直ぐにハッとしたように黙り込んだ。さすがに拙いと思ったのだろう。しかし、美菜は本当に一気に快感が強くなって別の感覚が盛り上がってきた。そして、更にそこを刺激されると中まで欲しくなると思った。
「ここ?ここが感じるの?」
晃一の指が秘口の周りを円を描くように丁寧に愛撫する。美菜の入り口は少し凹んでいるので入り口を愛撫するのは簡単だ。
「だからだめぇっ、あっあっあっ、そんなにしないでぇ、本当にだめになっちゃう」
「だめになったらどうなるの?」
「そんなこと言えない、あああんっ、そんなにされたらぁぁぁ、ああああ、だめよぉぉ」
「教えてくれないと、もっとしちゃうよ?」
晃一の指の動きが少し速くなった。
「ああぁぁぁっ、だからぁッ、あああっ、お願い、それはぁッ、ああああっ、本当にもうっ、あああぁぁぁぁぁぁ」
それは既に完全にその気になっている晃一には美菜の敗北宣言のように聞こえた。美菜が晃一に許す気になったことが晃一にも伝わった。
「それじゃぁ、パンツを脱がすからね」
そう言うと晃一は美菜のミニスカートを捲り上げ、セミビキニの美菜のパンツをスッと脱がした。美菜は嫌がるかと思ったがじっとしたまま何も言わなかった。美菜のお尻はとても可愛らしかった。両足を閉じても隙間ができるのは菜摘と同じだが、美菜の方が隙間が少し狭くて膝の方まで長い。それは小さめの秘唇ととても良くマッチしていた。
パンツを脱がせ終わった晃一は、右手の中指を使って美菜の秘唇の周りに絶妙な愛撫を施し始めた。美菜は既にお尻を軽く持ち上げた姿勢で晃一の愛撫を受けるつもり十分だ。晃一がゆっくりと秘唇の中全体をゆっくりと指で刺激していくと、美菜は口を少し開けたまま喘ぎ声を出し続けた。
「こうして欲しかったのかな?」
「あああぁぁ、あああ、あうぅぅっ」
「気持ち良い?」
「良い、すごく良い、あああんっ、そっとして、ああん、それ、その優しいのが良い、ああぁぁぁん、あああぁぁ」
「良いときはちゃんとそう言わないとそうしてあげられないよ」
「あああぁぁ、良い、すごく良い、あん、あんっ」
「気持ち良い?」
「いい、いい」
「気持ち良いって言ってごらん」
「凄く気持ち良いっ」
「良い子だ。ご褒美だよ」
晃一は美菜の秘唇の周りに丁寧に指を這わせた。
「ああぁぁんんっ、いいっ、きもちいいーっ」
美菜が完全にその気になったことが分かったので、再び晃一はあの場所へと愛撫を移していった。もう秘口の周りは溢れてきた液体でぬるぬるを通り越してびっしょりと濡れている。晃一の指が再び秘口の周りをゆっくりと探り始めると、
「ああんっ、だからそこはぁっ、ああああぁぁっ、だめぇぇっ、しないでぇっ」
と美菜が嫌がり、お尻を少し左右にくねらせた。それは明らかに快感に悶えている少女の身体だった。
「どうして?ここも感じるでしょ?」
「あああぁぁぁぁっ、だめえぇぇぇぇぇぇ、もうだめよぉ」
「何がだめ?」
晃一が再び問いただすと、美菜はあっさりと、
「そのまま指を入れて」
と言った。晃一にとっては、美菜がこんなに簡単におねだりするとは思っていなかったのでちょっと拍子抜けだった。
「指を入れて欲しいの?」
晃一が秘口の周りを指でなぞりながら再度聞くと、
「して、はやくぅ、いれてぇ」
と更におねだりしてくる。しかし、そのまま直ぐに入れたのでは面白くない。だから晃一は、
「こうやって欲しいのかな?」
と言いながら中指をひと関節だけ美菜の中に入れ、肉門に指が少し埋もれる程度まで入れて美菜が期待に身体を硬くしたのを確認してから、
「もうちょっとしてからの方が良いかな?」
とと呆けて指を抜き去った。
「ああん、いやぁぁ、いじわるしちゃいやぁ」
と美菜は残念そうに熱い吐息を吐き出した。そして、更に何度も指を埋め込むように肉門を指で少しこじ開けて美菜が今度こそ、と身体を硬くしてからゆっくりと抜き去ることを繰り返す。
すると、美菜の腰は自然に指を求めてだんだんと突き上げられてきた。
「おやおや、美菜ちゃんのお尻が上がってきたよ」
「だってぇ、だってこんなことされたらぁ」
「もっと欲しくなってきたかな?」
「早く入れてぇ。ねぇ、ねぇっ、もう我慢するのはいやぁ」
美菜はお尻を突き上げた恥ずかしい格好になってしまったのは分かっていたが、それよりも晃一に指を入れて欲しかった。だから顔は両手で隠したままお尻を突き上げて晃一の指が入ってくるのを待った。
「指はどれくらい入れて欲しいの?」
「ゆっくりが良い?それとも一気に?」
「入れるだけで動かさない方が良い?」
晃一は立て続けに意味の無い質問をして美菜を更に焦らした。
「好きにして良いから、だから早くぅっ」
美菜はお尻を突き上げた格好のまま必死におねだりを繰り返した。しかし、頭の隅っこでは『どうして男の人っておねだりさせたがるの?これって悪趣味でしょ?』と思ってもいた。美菜にとって、既にその気になっている女の子を焦らし続けるのは無意味なことなのだ。
「はやくぅぅっ、ねぇっ、何でも良いからはやくうっ」
とうとう美菜の声が悲しみとあきらめと怒りを帯びてきた。
「こう?」
晃一はそう言うと、美菜の中に中指をずぶずぶとゆっくりと埋めていった。晃一の指が美菜の肉壁をかき分けて中へと進んでいくと一気に快感が吹き上がり、途端に美菜の頭の中が真っ白になった。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
美菜はお尻を突き上げた姿勢のまま、待ちに待った指が秘口をくぐって肉壁をゆっくりとかき分けてくる快感に夢中になった。