第185部


「ああん、おじさまぁ、ねぇ、胸だけじゃ無くて、下も、ねぇ、下もぉ」
「美菜ちゃんは欲張りなんだね」
「こんな事しておいて私のせいなの?ああん、ねぇ、良いでしょ?」
「それならお口の上においで」
「あれはぁ・・・・・」
「いや?」
「嫌じゃ無いけど、恥ずかしいから・・・・・」
「それじゃ、おいで」
「はい・・」
美菜は大人しくそう言うと、起き上がって晃一の顔を跨いだ。そして、こんな事を平気でできる自分が不思議だったが、素直に恥ずかしいところを差し出せる自分に嬉しくもあった。もちろん、ものすごく恥ずかしいのは当然だが、今は晃一の言う通りにすることが嬉しい。
「少しだけにして、ね?」
美菜は茂みを晃一の口元に持ってくるとそう言った。
「少しだけなの?」
「だって、最後はちゃんと入れて貰ってから・・・・・」
「うん、わかった」
そう言うと晃一は美菜の腰を軽く引き寄せた。美菜の小さい秘唇が晃一の口を包み込み、晃一の舌がその中を探り始めた。ぬめぬめとした感覚と同時に気持ち良さが一気に身体を満たしていく。
「んんんんーーーーっ、ああぁぁあーーーーっ、やっぱり我慢できないっ」
最初は静かにしていようと思っていた美菜も、晃一の舌が秘核を探り始めると我慢できずに腰を使い始めた。ただ、先程よりはずっと腰の動きは小さいので晃一も自分のペースで舌を使うことができる。
晃一は美菜の秘唇を口で愛するのが気に入った。秘唇はちょうど晃一の口がぴったり入るほどの大きさしかないし、小さめの秘唇の中に舌を入れて一つずつのパーツを探るのはとても楽しい作業だ。晃一は美菜が一番喜ぶ舐め方を探りながら、同時に乳房へも手を伸ばしていった。下から見上げると美菜の乳房は裾野がゆるやかに丸みを帯びているのに先端はつんと尖っているのがはっきり分かる。もちろん、下から乳房を捏ね上げると同時に乳首も優しく指で転がす。
「ああぁぁんっ、こんな素敵なことぉっ、ああぁぁっ、気持ち良いーーっ」
美菜は晃一の顔の上でくねくねと腰を動かし乳房を揉まれながら秘核を舐められる快感に夢中になっていった。
晃一は美菜の身体がバランスを崩さないように乳房を揉みながら時々美菜の身体が少し前屈みになるように調整し続けていた。だから美菜は何の心配も無く恥ずかしい格好で快感をむさぼることができる。
「ああぁぁん、だめぇぇ、これしてたらぁっ、あああぁぁっ、だめぇっ、気持ち良すぎてぇっ、ああぁぁぁっ」
美菜はだんだん快感レベルが高まってきたことに気づき、ここで止めないといってしまうと思った。しかし、止めようと思っても身体が言うことを聞かない。どうしても前後に小さく秘部を動かして晃一の口を楽しんでしまうのだ。晃一の手は先程から美菜の乳房に絡みつくようにあちこちから優しい愛撫を加えており、とても拒絶するなど不可能だ。
「ああぁぁぁっ、おじさまぁっ、やめて、このままじゃいっちゃうぅっ、おねがいっ」
美菜はそう言いながらも腰を前後に小さく揺すり続けていた。気持ち良いので腰に力が入らず晃一の口から引き上げることができないのだ。晃一には分からなかったが、美菜は自分の身体が小さくピクンピクンと反応し始めたことに気がついていた。既に前兆が始まっている。
「ああぁぁ、動けない、ここから動けないのぉッ、あぁぁぁっ、お願いっ」
美菜は声を上げながら頭の中でこのままいかされてしまうと覚悟した。それでも仕方ないと思った。これだけ気持ち良いのだ。いってしまうのも仕方ない・・・・。
しかし、ギリギリの段階になって晃一は美菜の腰をぐいっと持ち上げて口から離した。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・くぅっ」
美菜は寸前のところで踏み留まった。まだ身体が小さくぴくぴくしている。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、ありがとう、いっちゃいそうだった・・・・、はぁっ・・・・はぁっ」
美菜はゆっくりと晃一から離れると、晃一の横に寝そべって身体を再び擦り寄せてきた。
「ねぇ、おじさま・・・・・・・来て・・・・・・」
美菜は晃一を上に導いて足を開いた。晃一はスキンがまだしっかりと付いていることを確認すると、美菜の足の間に入って挿入の体勢に入る。
「そっとして欲しい?」
「ううん、おじさまの好きにして」
「嫌だったら言うんだよ?」
「はい・・・・」
美菜は自分から膝を引き寄せて入り口を合わせ、再び晃一をじっと見つめて首に手を回してくると、晃一は肉棒を入り口に充ててゆっくりと押し込んでいく。
「んあぁっ・・・・く・・・くうぅぅーーーーーっ」
今度はスムースに肉棒の先端が肉門を通り抜けたが、一気に中を満たされた美菜は思わず晃一の胸に手を当てて向こうに押しやろうとした。
「ああぁぁっ、だめっ」
「急ぎすぎた?」
「んあぁぁぁっ・・・・・だ、だいじょ・・・・んんんっ・・・そんなに・・・・はうぅっ・・・」
快感はもちろんあるが、それよりも奥まで無理矢理押し広げられた感触が凄い。さっきよりも奥まで入ったと思った。
「もう少し入るよ」
「えっまだ?はぁぁぁぁぁぁッ、ぐぅぅぅっ・・・・待って、そこで止まって・・・」
「もう奥まで行ったかな?」
「来てる。来てる。一杯、それ以上はだめ・・・・」
美菜は無理に入れられると痛みが走ることに気がついた。しかし同時に、肉棒を奥深くまで入れられると凄く気持ち良い場所を刺激するようだ。
「あ、奥の方で・・・・ああぁぁぁ」
「それじゃ、少しこのままね」
そう言うと晃一は肉棒を通して感じる美菜の肉壁を感触を楽しみ始めた。じわじわと肉棒をほんの僅かに出し入れしながら美菜の肉壁の反応を探る。美菜の中は既に潤っているが十分とは言えずもう少し潤いが欲しいところだ。
「あ・・・あぁぁ・・・あああああ・・・・ああぁぁぁぁぁ・・・・・」
その時、美菜が声を上げ始めた。
「どうしたの?」
「う・・動いて・・・・お願い・・・」
奥の方の気持ち良いポイントを刺激して欲しくて仕方が無い。もう少し、もう少しだけ突いて欲しいのだ。
「もう欲しくなったの?」
「早く、動いて・・・・直ぐに」
「直ぐ?もしかして・・????」
「ああああ・・・ああぁぁぁぁぁぁーーーっ、だめぇぇっ、我慢できないぃっ」
そう言うと美菜は再び自分から腰を突き上げ始めた。圧倒的なボリューム感が生み出す壮大な快感が美菜を満たしていく。
「ああぁっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ・・」
一度動かしてしまえば止めるのは不可能だ。再び美菜は自分から腰を動かし始めた。肉棒の先端が敏感な部分を刺激してビンビン快感が身体中に響き渡る。美菜はこのまま再び絶頂まで駆け上がろうとした。
しかし、晃一は美菜が夢中になろうとしたところで容赦なく肉棒を抜き去ってしまった。
「ああんっ・・・どうして・・???」
美菜は急に肉棒を抜き去られた切なさに晃一をじっと見上げた。晃一は再び美菜に被さって耳元を優しく唇で愛撫しながら、
「今度はこっちがする番でしょ?美菜ちゃんはじっとしてなきゃだめ」
と言って再び肉棒を少し入れてきた。
「ちゃんと我慢できるかな?」
そう言うと再び肉棒を美菜の中に入れた。
「はうぅぅぅぅぅっ、・・・ああああああああああ」
「ちゃんと我慢するんだよ?動かしちゃだめ、良いね?」
「あああぁぁ、だめぇ、我慢できない、あああぁぁぁっ、早くぅっ、早くしてぇっ」
美菜は必死に腰が動こうとするのを我慢した。しかし、ほんの少しでも動かすと身体中に快感が溢れ出てくる。我慢しろと言う方が無理だった。
「だめ、我慢できない子にはしてあげない」
「いや、早く、早くぅっ、ああああああ、お願い、だめぇ、また動いちゃう、ああぁぁぁっ、何とかしてぇぇっ」
美菜は必死になって我慢しようとしていた。それがはっきり分かるだけに我慢を教え込むのもかわいそうになってきた。
「それじゃ、行くよ?良いね?」
「はやくーーっ」
「ほうら」
そう言うと晃一は肉棒を大きく出し入れし始めた。途端に美菜の頭の中で巨大な電流が火花を散らした。
「あああぁぁーーーーーーーっ、やーーーーーーーっ」
あまりの快感に美菜は本能的に拒絶しようとした。それほどの快感に身を任せたことなど無かったのだから当然だ。肉棒がズリッと動くと頭の中にバチバチッと火花が散る。晃一はしっかりと美菜の肩を引き寄せながら次々に肉棒を送り込んでいった。
「ああーーーっ、やーーーっ、あああああーーーっ、だめぇーーーっ、いやーーーっ」
美菜が声を上げて上体を捻って無意識に逃げだそうとするが、晃一が上になってしっかりと美菜の肩を引き寄せているので挿入から逃れることはできない。
しかし、美菜の両足は限界まで引き寄せられて乳房の脇まで上がっている。だから晃一の肉棒は美菜の奥深くまで入っていた。
だんだん晃一はペースを上げていく。美菜の中は余り抵抗がないのでペースを上げた方が楽しめると思ったのだ。
「んあああーーーっ、いやっ、いやっいやっいやっ、やーーーーっ」
美菜は本気で逃げだそうとしていた。最初は晃一の首に手を回していたのに、いつの間にか晃一を押しやろうとしている。夢中になっているので手当たり次第と行った感じで晃一の身体を押しやって離れようとしており、時折晃一に美菜の指の爪が引っかかった。しかし、晃一はこのまま美菜を絶頂まで押し上げるつもりだった。晃一は気がつかなかったが美菜の身体は既に小さな痙攣を始めており、既にその階段を登り始めていた。
「気持ち良くなってごらん、もっともっとだよ」
美菜の耳元で囁きながら晃一は更に腰を使った。しかし、美菜の中に潤いが十分満ちてくると逆に抵抗が無くなりすぎて出没しても快感が弱くなる。晃一がどうしたものかと思っていると、美菜の中がぎゅぅっと締まり始めた。
「良いよ、良いよ美菜ちゃん、気持ち良いよ」
晃一はもう少しで終われると思ってペースを上げた。一気に美菜の快感が限界まで大きくなる。美菜は一瞬、上下の感覚が無くなって肉棒しか分からなくなった。
「ほうら、もうすぐだよっ」
「ああぁぁーーっ、いああーっ、あああぁぁぁーーっ」
その時、美菜の方に先に限界が来た。
「ああぁぁーーーっ、だめぇぇーーーーーーーーーーーーっ」
そう言うと美菜は晃一の下になったままぐっと大きく身体を仰け反らせた。それは上になっていた晃一を持ち上げるほどの力だった。
「うーーーーーーーーーーっ」
美菜の身体が硬直したので晃一が動きを止めると、次の瞬間にビクンッビクンッと美菜の身体が大きく痙攣した。
「ううっ・・・・ううっ・・・・ううっ・・・・・・・・・・・・・うっ・・・・・・はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、ううっ・・・、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・うっ・・」
美菜は硬直が解けても息を弾ませながら更に何度も身体をビクンと震わせていた。その様子からこれ以上は無理だと思った晃一はそっと肉棒を引き抜いた。
美菜はまだ激しく息を弾ませており、激しく嫌がったためか額には汗が浮いている。まだ小さく痙攣を繰り返している美菜をそっと抱き寄せると、ぐったりと人形のようになった美菜が晃一にくっついてきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
「だいじょうぶだった?」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・びっくりした・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
「ちょっと急ぎすぎたかな?」
「すぎた!ぜったい、はぁ、はぁ、はぁ・・・・もう・・・・すごかったんだから・・・・」
「ごめんね・・・・」
「ううん、良いの。・・・・嬉しかった・・・・。暴れたのに最後までしっかりと抱いててくれたから・・・・」
美菜はそう言うと晃一の胸板に頬を擦り付けてきた。晃一に髪をそっと撫でられてこうしているのが一番幸せに思う。特に今は身体中にまだ余韻が残っており、指先まで少し痺れていて快感が身体を流れている。
「確かに暴れちゃってたね」
「そう・・・・・あの時・・・・・」
美菜は断片的な記憶ながらも思い出していた。そして、最後の瞬間に立て続けに2回いったことを理解した。実は晃一の下で出没されていた時に一度いき、更に出没されたためにもう一度いったのだ。晃一を仰け反って持ち上げたのは2回目の絶頂だったのだ。
「そう・・・凄かった・・・・あんなの初めて・・・・」
美菜は晃一に抱かれながら凄まじい絶頂を思いだし、自分の身体がこんなにも感じると言うことに驚いた。『きっと奥のあそこに入れられたからだ』美菜は自分の奥にとても気持ち良いポイントがあることを思い出した。あそこに肉棒が入ると猛烈な快感が吹き出す。
晃一は美菜の身体を優しく抱きしめながらそっと髪を撫でていた。まだ細い身体が時折小さく痙攣している。
「大丈夫?収まってきた?」
「うん・・・何とか・・・・・でも・・・・まだ気持ち良い・・・・」
美菜は抱かれながら、このままいつまでも晃一とこうしていたいと感じていた。とにかくこうしているのが気持ち良い。しかし、それではいつまで経っても晃一の腕の中から離れることはできないし、晃一に抱かれることだけに喜びを感じてそれに依存するのも本心では無かった。美菜は気持ちに整理を付けなくてはと思った。
「シャワー浴びてきて良い?」
思い切って言ってみた。
「もちろん、良いよ。廊下に出て左にあるから。タオルやなんかも全部あるよ」
晃一は上半身を起こすと、美菜の身体をそっと起こしてくれた。
「大丈夫?歩ける?」
「うん、なんとか・・・・・」
美菜はそう言うと、脱いだものを手にしてシャワーに向かった。その様子はどちらかと言うとあっけらかんとした感じで、全裸のまま服を持ってリビングを出て行った。それを見て晃一は、美菜はあれだけ激しく反応していたが、意外にセックスに対して淡泊なのかも知れないと思った。
しかし、シャワーを浴びるまで実際の美菜は足が震えていてまともに歩くのも大変だった。晃一は恥ずかしがらずにまっすぐ立ってさっさと歩いて行ったのを誤解したが、実際にはそうやって歩かないと崩れ落ちてしまいそうだったからだ。
急いで熱めのシャワーを浴びると、やっと少しだけ落ち着いてきた。しかし、まだ肌の感覚が敏感になっている。そうっと身体を手で洗い流したが、それでもいつもとはだいぶ感じが違っていた。
晃一はソファベッドを起こすと、裸にガウンを羽織ってタバコに火を付けた。正直、ここまでの関係になるとは予想していなかった。今日の美菜は昨日の美菜とはまるで別人だ。どちらかと言うと美菜の方から仕掛けてきたような気もしないでは無い。『ま、それは言い訳だな』そう思うと紫煙を吐いた。センサーが感知して吸排気が開始されると同時に空気清浄機のプラズマが部屋に漂った煙と臭いを分解していく。
やがて美菜がリビングに戻ってきた。きちんと服を着ているが、髪の短い美菜はシャワーも浴びたらしく髪にタオルを巻いている。
「さっぱりした?」
晃一が聞くと、美菜は何も答えずに晃一の隣に座って頭を晃一の肩に乗せてきた。
「どうしたの?」
「なんかまだ変なの・・・・・・」
「変て?」
「まだ・・・・身体の奥が熱いって言うか・・・・・肌の感覚が違うって言うか・・・」
そう言うと美菜は自分から身体を晃一の膝の上に倒してきた。自然に晃一の手が美菜の首を支えて横抱きの姿勢にする。
「疲れたのかな・・????」
「ううん・・・・たぶん違う・・・・・」
そう言うと美菜はガウンに軽く頬を擦り付けてきた。美菜が甘える時のサインだ。
「少しこうしていて?良いでしょ?」
「うん、構わないよ」
「もう帰った方が良い?」
「ううん、もっと居て貰って構わない・・って言うか、居て欲しいな」
「よかった・・・・」
晃一は首を支えている左手だけで軽く首筋を愛撫した。するとぐずるような仕草を見せたが自分から首を起こして晃一に甘えてくる。そのまま晃一は左手で髪を撫で、右手で上半身を優しく愛撫し始めた。
「なんかね・・・・・・・・」
美菜は小さな声で話し始めた。
「おじさまに夢中になってるみたいなの・・・・・めろめろって感じ・・・・」
「どうしてだろうね?」
「そうなの。不思議なの。だって・・・・ごめんなさいね、ここに来たのは好きだからって訳じゃなかったし、こんな事するつもりで来たわけじゃ無いのに・・・・・・」
美菜の微妙な言い回しがちょっと気になったが、敢えて指摘しなかった。
「俺も美菜ちゃんとこうなるなんて思わなかったな・・・・」
「最初に泣いてた時、おじさまに抱きしめられても何にも感じなかったの。ごめんなさい」
「良いよ。たぶん俺だって同じだから」
「でもね、今は違うの。どうしても直ぐにこうして欲しくなるの」
「そうなんだ・・・」
「シャワー浴びると普通すっきりするでしょ?でも、さっきからこうして欲しくて・・・・。迷惑じゃ無かった?」
「そんなことは絶対無いよ。もしかしたら、美菜ちゃんは気を休めるところが欲しかったのかな?」
「気を休める?」
「そう、だって、今も美菜ちゃんは甘えたがってるでしょ?こうやってほっぺたを擦り付けてさ。さっき抱いていた時もそうだったよ。甘えられる人が欲しかったんじゃ無いのかな?」
「そうか・・・・・、気がつかなかった・・・・・」
美菜は髪に巻いていたタオルを外してコーヒーテーブルに置くと、じっと晃一を見つめてきた。菜摘ほど目が大きいわけでも無いが、端整な顔立ちの美菜に見つめられるとドキッとする。晃一は慌てたのが気づかれたかも知れないと思いながら、優しく髪を撫で、肩から背中も愛撫していた。
そのまま美菜は目をつぶって腕を晃一の首に回して軽く引き寄せた。晃一の唇が軽く開いた小さな唇に重なる。直ぐに晃一の舌を美菜の舌が迎えてゆっくりと絡み合い始めた。
少しの間そうして居てから美菜は唇を離し、
「ごめんなさい。こんな事ばっかりして・・・」
と言った。
「もう、美菜ちゃんはキスで良いかもしれないけど、こっちはそこで止めるのは大変なんだぞ」
晃一が優しく諭すと、
「私だって・・・」
と言って美菜は晃一に寄り添わせていた身体を少し仰向けにして再び目をつぶった。晃一の手が肩から胸へと移っていくと、
「こんな事ばっかりして呆れてない?」
と目をつぶったまま聞いてきた。
「そんなこと無いよ。たぶん美菜ちゃんは今、気持ちでも身体でも安らぎが欲しいんだよ。それだけさ」
と言いながら晃一は小さな膨らみの上を優しく円を描くように指先で愛撫していく。しかし、その手順を踏まえた愛撫は既に同じ事を経験している美菜にとって遠回しにしか感じられなかった。
「もっと・・・・・・しても良いのに・・・・・脱がせても・・・・・」
「うん?」
「ごめんなさい。でも、もう、気持ちが・・・・・」
「直ぐに感じたいの?」
「・・・・・・・・・・・」
余りに直接的な質問だったので、さすがに美菜は返事できなかったが、返事の代わりに更に仰向けになって身体を少し仰け反らせ、愛撫を受け入れやすくした。
「それじゃあね、こうしてみようか?」
そう言うと晃一はブラウスの上から右手の中指1本で美菜の乳首の周りだけをなぞり始めた。
「あ・・・・・・」
もちろん美菜には直ぐに分かった。
「さっきはここを一杯可愛がってあげたからね。服の上からでも場所、分かっちゃったんだ」
もちろんしっかりとカップが突いているブラジャーでは乳首の突き上げが分かるはずも無く、晃一の愛撫は微妙に乳首の周りと外れており、周りを回る度に少しだけ乳首を撫で回していたが、それはそれでとても気持ち良い。
「あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁ・・・・」
美菜は自分の口から声が出始めたのを他人の声のように感じ、自分もこんな声を出すようになったんだと思った。美菜は自分の声が少し低いことを気にしていたのだが、今の自分の声は可愛らしい女の子の声そのものだ。
「こっちもしてあげるね」
美菜の息が弾み始める前に晃一は刺激する乳首を替えた。
「我慢できなくなったら言うんだよ?」
それは美菜にギリギリまで我慢することを強要しているのだ美菜には分かっていた。だから、美菜は我慢を続ける代わりにちゃんと優しくしてもらえるのかを聞いてみた。
「どうして脱がさないの?」
それは『脱がせて』というのと同義語だったが、晃一は敢えて無視した。
「だいじょうぶ。任せておいて」
「でも・・・・・・」
「美菜ちゃんには最初に可愛らしく感じて欲しいんだ」
晃一はそう言ったが美菜にとっては意味不明だった。『感じてるのを我慢するのが可愛らしいって事?』とだけ思った。
「んん・・・・ん・・・あ・・・・んんぁぁ・・・・・」
美菜の口から小さな声が漏れ始めた。
「感じてきたんだね?」
晃一は美菜が頷くのを確認すると、美菜の膝を引き上げて抱き寄せた。晃一の膝の上に横になっていた美菜の頭が晃一の胸の辺りまで来た。ちょうど膝を抱えたまま抱き寄せられた感じだ。
「可愛いよ。安心して甘えていてごらん」
そう言うと晃一は美菜を支えている左手で優しく髪を撫でながら、右手を外側から美菜のお尻の方へと回した。
てっきり足を開かされるものだと思っていた美菜は、晃一の右手がお尻へと回ってきたのでちょっと意外だったが大人しくお尻を撫でさせる。
しかし、晃一の右手はお尻から更に回って秘唇の方まで回ってきた。
「ああっ」
美菜はビクッとなって晃一にしがみついた。お尻を撫でるのが目的では無かったのだ。美菜は膝を引き寄せて足をぴったりと閉じているのでそのまま秘唇の奥をまさぐられる心配は無いが、晃一の指は的確に秘唇の直ぐ下にある秘核の近くを優しく探ってくる。
「あ、そんな・・・・あ・・・・だめ・・・・・・」
美菜はどうして良いのか分からずに戸惑っていた。
「このまま何もしなくて良いよ。じっとしていてごらん?」
「あ・・・あんっ・・・・こんなふうに触るなんて・・・・あっ・・・・・」
美菜は晃一が言った『可愛らしく感じる』という意味が少し分かったような気がした。これなら美菜の姿勢は甘えているだけの時と何も変わらないし、相変わらず頬を擦り付けて甘えることだってできる。足を開いていないのでスカートが乱れることも無い。ただ、だんだん自分で膝を引き寄せて晃一の指が少しでも前まで届くようにしたくなるのは止めようが無かった。
晃一の左手は相変わらず美菜の髪を優しく撫でている。洗ったばかりなので少ししっとりしている髪は撫でられるとすぅっと気持ち良くなる。
「あ・・・あん・・あん・・・・そこはっ・・・・・・」
美菜は晃一の指がパンツの上をなぞり正確に秘核の上から小さくクリクリッと探ってくると晃一のガウンにぎゅっと掴まった。普通はゆっくりと周囲を行ったり来たりしながらだんだん秘核の真上に近づいてくるのだが、今回はいきなりピンポイントで刺激し始めたのだ。
「気持ちいい?」
晃一が聞くと美菜はコクコクと頷いた。
「それじゃぁね・・・」
そう言うと晃一の指は秘核の上から去り、今度はゆっくりと近くを彷徨いながらなかなか秘核の上に来ない。ギリギリで焦らされ始めた美菜はだんだん焦れてきた。そしてしばらくしてから晃一が秘核の上を再びピンポイントで刺激すると、
「はぁっ・・・・・」
とガウンに強くしがみついてきた。
「ほら、こっちの方が感じるだろ?」
美菜は小さく頷いた。
「だから優しくするときはこうやって時間を掛けた方が感じられるんだ。この方が良いだろ?」
そう言いながら再び指は秘核の上から離れていく。
「いや・・・・・」
美菜は小さな声で嫌がったが、晃一は容赦なく指を遠ざけ、再びゆっくりと秘核の上に近づいたり離れたりを繰り返して美菜を焦らし始めた。
美菜にしてみれば、ほんのさっきまで全裸で肉棒を受け入れていたのだから、今更ゆっくりと時間を掛けて脱がしていくプロセスを繰り返すのは時間の無駄に思えた。直ぐに脱がせて貰って全然構わないのだ。
しかし、晃一の焦らし方は丁寧で執拗だった。美菜は晃一の思い通りに焦らされないようにと思うのだが、時折少しだけ与えられる快感をどうしても追い求めてしまい、美菜の意思とは関係なくどんどん焦らされて追い込まれていく。
美菜は焦らされながら、全ては晃一の手の中にあることを思い知らされた。
どちらかと言うと今まで美菜が経験してきたセックスの快感は結果であって意図的に作り上げた物では無かった。だんだん身体が感じてきたから快感を得ただけで、それも直ぐに彼が別のことを始めれば過ぎ去ってしまった。しかし、今の美菜の快感は晃一が組み立ててから与えた物なのだと言うことがよく分かった。晃一の許しが無ければ快感を得ることができない、そんな快感は受け入れたく無かったが、入念に美菜の身体を焦らしてから与えられる快感は美菜の身体の中の隅々まで行き渡る素晴らしいものなのでどうしても抵抗できない。そして美菜は晃一の焦らしのテクニックを受け入れ始めた。
「はうぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
美菜はじっと晃一が次に快感を与えてくれる瞬間を待ち侘びながら、次第に晃一に快感を支配されることを受け入れ始めていた。『早く脱がせて・・・』美菜は晃一のガウンにしがみつきながら心の中で繰り返していた。
もちろん美菜の身体も先程までたっぷりと愛されていたのだから再び感じるまでの時間は短い。最初よりはずっと短い時間で美菜は我慢できなくなってきた。晃一の指先が微妙な位置を刺激する度にぎゅっとガウンを掴んでしまう。
「お願い・・・もう・・・・お願い・・・・・待てない・・・」
美菜は晃一におねだりを始めた。