第198部

「はい、お茶もどうぞ。もうビール飲んじゃったんでしょ?」
「うん」
「お酌とかもしてみたかったなぁ。おじさま、今度は日本酒も飲んで」
「はいはい。でも、日本酒の方がずっとアルコールが強いから、キスとかすると美菜ちゃんの方が酔っ払うかも知れないよ?」
「大丈夫。それくらいじゃ酔わないから」
「え?美菜ちゃん、お酒、飲んだことあるの?」
「高校生だもの、試したことくらいあるわよ。親と一緒だけど」
「そう言われてみれば、そう言うものかもね」
「ね、だから今度はお酌してみたいの、良いでしょ?」
「うん・・・・まぁ・・・・いいか。うん、わかった」
「ウレシイな。結構楽しい、こういうのも」
美菜は首をすくめて笑うと、晃一にまたお茶を勧めてきた。そして、晃一がもうお鮨に手を付けないと見ると、軽く片付けて容器に蓋をした。
「ありがとう」
「冷蔵庫に入れてくる」
「ううん、お鮨は冷蔵庫に入れるとご飯が固くなって美味しくないから、このままにしておこう。後で食べなかったら俺が持って帰るから」
「はい」
美菜は返事をして思った。『ってことは、もしかしてこれで準備完了ってこと?』
晃一は軽くテーブルを片付け、もし後で美菜のお腹が減ったらいつでも直ぐに食べられるようにはしておいた。
美菜は晃一が入れてくれたお茶を飲みながら『お茶が消してくれるかな?息が生臭いとやだな。あ、でもお茶のカテキンが生臭さを取るって何かで読んだような気がする・・・・』と思った。それでも、もう少し晃一に近づきながら会話を楽しむ。
「ねぇ、おじさま、聞かないの?今日のテストのこと」
「テスト?だって、美菜ちゃんは成績が良いからあんまりテストなんて気にしないのかと思ってたから」
「ううん、全然そんなこと無い。今日だって大変だったんだから。直ぐにおじさまのこと考えそうになって・・・・」
「テストに集中できなかったの?」
「ううん、たぶん大丈夫。だいたい書けたし、確認した時も間違ってなかったから」
「凄いんだね。美菜ちゃんは国立の文系なの?」
「ううん、これでも理系なの」
「理系?見えないなぁ」
「女の子だから?確かに少ないけど・・・・」
「理学部?工学部?」
「ううん、薬学に行こうと思って」
「薬剤師さんになるんだ。それじゃ、勉強は大変だね」
「薬剤師になるかどうかは分からないけど、薬学って面白そうだなって」
「そうだね、薬学って不思議なことをいっぱい習えるからね。水だって使い方によっては毒になるって教わるらしいよ」
「詳しいのね」
「まさか。でも、元は俺も理系だったから、薬学部の学生と勉強会をしたり話したことくらいはあるよ」
「勉強会?」
「そう、結構しんどかったけどね。自分の研究結果を他の人の論文と照らし合わせて比較してね・・・・。全部英語だったし」
「そうなんだ。英語ってそういう所で使うんだ」
「美菜ちゃんは英語、得意?」
「ううん、得意って事は無いけど・・・・・、悪くも無いかな・・・・」
「でも、志望校とかあるんでしょ?良い大学に行きたいものね」
「よくわかんない。どこでも良いかな、と思ったりもするし・・・・」
「でも、理科系に行くんならやっぱり国立の、できれば昔の帝大クラスが良いよね。研究費が全然違うもの」
「そうなの?研究費ってよくわかんない。国立でも違うの?」
「そうさ。特に旧帝大系って言われる大学は予算が他の国立と全然違うから、研究する人には凄く魅力的だと思うよ。ま、その分、入るのも大変だけどね」
「ふぅ〜ん、そうなんだ・・・・。他には?」
「やっぱり、帝大系の次には昔の1期校って言われてた大学が良いみたいだよ。やっぱり設備が良いもの。俺は昔で言う2期校だったから、羨ましかったよ。私立の理系はもっと大変だったみたいだけどね」
「凄いな、おじさま、何でも知ってるんだ」
そう言いながら美菜は晃一に背中から晃一の右側に寄りかかってきた。美菜は晃一がどんな反応をするか少し気になったが、晃一が何も言わずに受け入れてくれたので安心した。
「何でもなんて事は無いよ。長く生きてるだけさ」
晃一は自然に右手を美菜の脇から回し入れたが、美菜も何も言わずに晃一の右手を受け入れるとお腹の上で軽く抑えた。
美菜はいよいよこれから始まるのだと思うとドキドキした。もちろん、そぶりには出さないが。
「薬学部に行く人って、みんな薬剤師になるの?」
「ううん、そんなこと無いよ。医学部に行く人が全部お医者さんにならないのと同じで、良い成績で卒業しても薬剤師にならない人も結構いるんだ」
「どうして?」
「研究者になって大学に残る人もいるし、製薬会社や医療器具の会社とかの研究所に就職する人も多いしね。面白いもので、国立の薬学部を卒業する人の方が私立の薬学部を出る人より薬剤師になる割合は少ないんだよ」
晃一は軽く美菜を引き寄せたが、それを待っていたかのように美菜の方から身体を寄せてきた。これで美菜はぴったりと晃一に背中からくっついたことになる。同時に晃一の右手は美菜の身体の前を大きく回り込んで上体全体を包んできた。しかし、まだ胸には触っていない。ただ、美菜は晃一の二の腕が少しだけ乳房の端に僅かに触れたのが気になった。
「なんか不思議。国立の方が多いのかと思ってた。私立の人の方が勉強するって事?」
「たぶん、なんだけどさ・・・・、薬剤師の国家試験ていう意味では私立の方が力を入れてるんじゃ無いかと思うんだ。大学の良い宣伝になるからね。国立の薬学部はあくまで研究中心で、薬剤師の試験対策の講義なんてしてないところもあるんだよ。それは自分でやれって事でね。私立は逆に国家試験対策が凄くて、講義や授業科目自体が試験対策になってたり、今年度何人合格、とかは公開してたりするしね」
「そうなんだ・・・・・・・・」
美菜は晃一の右手がゆっくりと上に上がり始めたことに気を取られ、返事がおろそかになった。すると、晃一の右手は美菜の右の乳房をゆっくりと撫で始めた。
「・・・・・・・・・」
美菜は何も言えなかった。何を話して良いのか分からない。自分でも明らかに会話の集中が途切れてきているのが分かる。
「どうしたの?美菜ちゃん?」
「あの・・・・・・・ちょっと・・・・・・」
「いや?」
「ううん、そうじゃなくて・・・・・・こんなことされると気が散るって言うか・・・・」
「ごめん。止めた方がいい?」
そう言うと晃一は右手を下ろした。
「ううん、そうじゃなくて・・・・・嫌じゃないの・・・・・ただ、話をするのが上手くできなくて」
そう言うと美菜は晃一の右手を持ち上げて胸へと導いた。
「そうか、話ができなければ無理にしなくても良いよ」
晃一は自分が美菜の後ろから寄り添うように上体を少しだけ回すと、美菜の耳元で囁いた。その息の刺激で美菜の身体に甘い感覚がずぅーんと走った。ぴくん、と小さく美菜の首が動いた。
「美菜ちゃんは薬剤師になりたいの?」
「・・・・・・・あの・・・・・特には・・・・・だって・・・・」
「だって、なあに?」
「薬学部って薬剤師になるために行くって思ってたから・・・・・研究なんて知らなくて・・・・」
「そうか、でも製薬会社や化学会社は新しい薬やその原料を作ったりするのに薬学を知ってる人が必要なんだ。その数って結構多いんだよ」
「そうなんだ・・・・・・・・」
美菜は自分の乳房が反応し始めたことに気がついた。あの独特の感覚がゆっくりと湧き上がり、意識に少しずつ霞がかかってくる。同時に乳首が敏感になり始めたのが分かった。
「美菜ちゃんは国立で薬学って事は、東大じゃ無い限りはどこかに行くことになるんだね」
「そう・・・・だから・・・・あの・・・私立だったら慶応とか・・・・」
「すごいんだね」
「でも、さすがにちょっと難しいかなって・・・・・・・あん・・・・」
美菜は思わず声を出してしまったことで、かぁーっと耳まで赤くなった。その耳に晃一が更に囁きかける。
「そうか。いずれ美菜ちゃんはいなくなっちゃうかも知れないのか。そう思うとちょっと寂しいな」
「・・・・・・・・でも、まだ2年生だし」
「そうだね、そんな先のことを考えても仕方ないか」
晃一はそう言いながら今までわざと避けていた乳首の上を撫でた。
「あんっ・・・・・・・」
美菜ははっきりと声を出した。
「感じた?」
美菜ははっきりと頷いた。しかし、晃一はまだ会話を続けようとした。但し、耳元で囁くような話し方だ。吐息が美菜のうなじを優しく刺激する。
「でも、私立だったら他にもいっぱいあるよね?」
更に晃一が口元をうなじに近づけたので美菜の髪に晃一の唇が少し触れた。とたんにまたぴくんとなる。
「東京薬科とかもあるけど・・・・・・・・ああん・・・・だめ」
そう言うと美菜は会話を打ち切った。晃一にずっと耳元で囁かれ続けたので、美菜は晃一が思っている以上にその気になっていた。そして目をつぶるとゆっくりと晃一の方を向く。もう会話などどうでも良くなってきたのだ。
「おじさま・・・・・」
美菜が振り返るように晃一を見上げて目をつぶった。そこに晃一が吸い寄せられていく。
「ん・・・んんん・・・・・・ん・・・」
美菜の小さな唇が晃一の唇と重なり、そのままゆっくりと絡み合い始めた。そして、軽く舌の応酬で気持ちをお互いに確認した。
「もう甘えたくなったの?」
晃一は左手も使って、両方の乳房を撫で始めた。制服の上からとは言え、その気になっている女の子の身体は敏感だ。美菜は目をつぶってじっとしていたが、直ぐに少しずつ息を弾ませ始めた。
「おじさま・・・・・優しくして・・・・・・・」
軽く喘ぎながら美菜は晃一にグッタリと寄りかかってくる。
「そうだね。テスト、頑張ったご褒美が必要だね」
そう言いながら晃一は美菜の制服の胸元のジッパーに手を掛けたが美菜が嫌がらないので、そのままゆっくりとジッパーを下ろしていった。そして制服を開くと、今度は開いた制服の中に手を入れて両手でブラジャーのカップの上から優しい愛撫を始めた。
「あ・・・ん・・・・・んん・・・・あっ、だめ、声が出ちゃう・・・」
美菜は声を出さないようにしていたのだが、感じるレベルがどんどん上がってくると自然に声が出てしまう。
「どんな声が出るの?」
晃一が更に耳元で囁き、そのまま耳元を唇で刺激した。
「あぁんっ」
「可愛い声だね。もっと聞かせて?」
更に晃一は乳房を撫でながら耳元に舌を這わせた。
「はあぁぁんっ、あああぁぁ、いや、こんな声、いやぁぁぁ」
「恥ずかしいの?」
「この声、いやぁ」
「どうして?こんなに可愛い声なのに」
「だって、ああん、女の子の声じゃ無いからぁ」
「そんなこと無いよ。後でゆっくり教えてあげる。でも、その前におっぱいからだね」
晃一は両方の乳房をカップごと上に持ち上げるように軽く揉み上げた。
「あうぅぅぅっ、いいっ」
美菜は思わず言ってしまった。
「我慢してたの?」
晃一が囁くと、小さく頷いた。実は最初から愛撫されていた右の方が焦れったくして仕方なかったのだ。しかし、晃一はそれ以上乳房を揉んでこない。その代わり、美菜の乳房全体を指先で愛撫しながら、ショルダーストラップを肩からずらした。そして指先で少しずつカップの上から乳房を可愛がっていく。
「あぁん、ちょっと、いや、それは・・・あぁぁん、あ・・・・だめ・・・・・」
こうされると、元々乳房の膨らみの小さい美菜のブラジャーは肩から落ちれば簡単にずり落ちてしまう。それはまるで乳房の膨らみが小さいことを晃一が確認しているようで、美菜は嫌がった。ただ、制服の胸元のホックは外していないので例えブラジャーがずり落ちても見られる心配が無いのは救いだった。
「あ・・・・そんなにずらさないで・・・・あっ・・・あっ・・・・・」
晃一の指先がカップの中に入ってくると、乳房から甘い感覚が走り抜ける。美菜はそのまま晃一の愛撫を受け入れつつあった。何より指先が乳首に近づいてくるのが嬉ししてブラジャーを少しずつずり下げながら、確実に乳首に近づいていった。
「美菜ちゃんのおっぱいは、本当に敏感なんだね」
「あんっ・・・・もっと・・・・・敏感にして・・・・・」
美菜は喘ぎながら早くもおねだりをした。今日の美菜はかなりその気だ。
「直ぐにして欲しいの?」
「直ぐは嫌、ゆっくり、優しく・・・・あんっ・・・・このままが良い・・・」
美菜は晃一に優しく焦らされるのが嬉しかった。味気ない彼とのエッチより遙かに愛情を感じられる。なんと言うか、気持ちのやりとりが感じられるのだ。脱いで直ぐに触って入れて、と言うお決まりのステップとは気持ちの入り方が違う。美菜はこれこそが愛情表現としてのエッチだと思った。そして、このままだと濡れ始めるだろうと思った。
「そう・・・・・それじゃ・・・・・」
晃一の指先がほんの少しだけ乳首の横を刺激した。
「あっ」
美菜が少し大きな声を出した。そしてそのままゆっくりと晃一の膝の上に仰向けに倒れ込んできた。そして足も伸ばして身体を一直線にした。自然に晃一の左手が美菜の首を支える。どうやら美菜は身体を伸ばして感じたいらしい。晃一は美菜の上半身を楽しもうと美菜の胸元に手を伸ばしたが、それは美菜の手で押さえられた。
「だめ・・・まだ・・・・・・」
美菜はそれだけ言うと目を閉じて晃一の愛撫を待った。しかし、このまま乳房を愛撫するには制服は少し邪魔だった。晃一は仕方なく制服を大きくはだけてブラジャーをよく見えるようにしてから、背中に手を回してバックストラップを外した。
「あっ」
美菜はそれだけしか言わなかった。本当はもう少しの間、脱ぎそうで脱がない時間を楽しみたかったのだ。いくら既に二度も全裸を晒しているとは言え、恥ずかしいものは恥ずかしい。
しかし、晃一がブラジャーのホックを外したのである程度は諦めることにした。晃一がそっとブラジャーを引き下ろすと小さな三角の膨らみが半分と小さな乳首が見えてきた。乳首はまだしっかり立ってはいない。このままブラジャーだけ制服から抜き取ろうかとも思ったが、カップの横から顔を出している小さな乳首が可愛らしくて少しそのままにしておくことにした。
晃一はいつものように、まず最初は指先で乳首の周りから可愛がることにした。ゆっくりと指先で乳首の周りを回りながら少しずつ乳首に近づいていく。
「あぁぁ・・・あん・・・あああぁぁ・・・・あああっ、あああんっ」
美菜の反応が強くなって指が乳首ギリギリまで近づくと、今度はゆっくりと離れていく。
「ああぁぁぁぁぁぁぁ、ああぁん・・・・・」
明らかに美菜の声は残念そうだ。その焦らしを2回ほど繰り返してから、3回目に晃一は指を更に近づけた。
「ああぁぁっ、くぅぅっ、おねがいっ、そのままぁっ」
美菜がはっきりとそう言った。
「おねだりが上手になってきたね」
晃一はそう言うと指先で半分以上埋もれている乳首をそっと指先で倒し込んだ。
「あぁぁぁぁんんーーーーーーーっ」
美菜の細い身体が足の先までピンと一直線に伸び、片足だけが曲がってクイクイと擦り合わされた。明らかに秘核が疼いたのだ。その仕草が可愛らしく、晃一は左右の乳首で何度も同じ事を繰り返し、美菜が喜ぶ様をじっくりと楽しんだ。