第216部

「だめ、パパ。そんなことしないで・・・」
菜摘は改めて嫌がった。両手で晃一の手を下に押しやろうとする。これ以上されたらあそこまで感じてくるのは明らかだ。その時、菜摘のセミロングの髪が横に流れて項が現れた。そこに晃一が唇を押し付けてきた。菜摘の髪の薫りが晃一を包み込む。
「こうされるの、嫌?」
晃一が耳元で囁き、そっと唇を項に這わせると、首筋に晃一の唇を受けた菜摘の身体に甘い感覚が走り抜けた。
「はぁっ・・・・だめ・・・・・あん・・・・いや・・・・」
菜摘は嫌がったつもりだったが、無意識に首を捻って更に愛撫をしっかりと受けてしまった。
「あぁっ・・・・そんな・・・・・こんなこと・・・・」
「許してくれないの?菜摘ちゃん・・・・」
「だめ・・・・・許してあげない・・・・ああぁぁ・・・・だめ・・・・」
「どうして?せっかく会えたのにダメなの?」
晃一は更に丁寧に菜摘の小さめだが形の良い膨らみを丁寧に愛撫し始めた。やはり菜摘の乳房の形が一番手に馴染む気がする。ゆっくりと形を確かめるように撫で回しながら項をしっかりと舐め上げた。
「ああ・ああぁぁ・・だめ・・・させてあげない・・・・・だめよ・・・・・」
菜摘は何度も身体を捻って逃れようとした。しかし、完全に嫌がっている訳では無いようで、晃一の手を完全に押し下げようとはしないし、腕の中から抜け出そうともしなかった。
「どうして?こんなに菜摘ちゃんが好きなのに」
「あぁぁぁ・・・・・そんなこと言って・・・・・美菜と・・・・・」
首筋への愛撫で菜摘の目がスッと細くなった。
「美菜ちゃんと会わない方が良いならもう会わないから」
「違うの、そう言うことじゃ無くて・・・・ああぁぁぁ・・・・だめぇ・・・・身体が・・・ああんっ・・・・美菜とパパ・・・・・私に言えないこと・・・・してる・・・・」
「それは秘密はあるよ。心の中のことだから。菜摘ちゃんだって、もし嫌なら美菜ちゃんが来たいって言ってもダメって言えば良いだけだろ?」
「それはそうだけど・・・・・・はぁぁぁぁ・・ああん、だめぇ・・・」
今や、晃一の両手は菜摘の膨らみを丁寧に全体をしっかりと撫で始めていた。菜摘の乳房は硬く膨れ、菜摘に更にその先の世界へ連れて行こうとする。しかし、既に晃一の手は先端の敏感な部分をわざと避けてギリギリの愛撫を始めており、菜摘の身体を焦らし始めていた。完全に晃一のペースになってきている。
「それとも、菜摘ちゃんは美菜ちゃんに会っても良いって言っておいて、俺が美菜ちゃんを拒ばないとだめ?」
「それは・・・・・ああぁぁぁ・・・はうぅぅ・・・・それは・・・・・そう言うことじゃ無くて・・・」
菜摘は軽く仰け反って首を横に傾けて細い項で晃一の唇をたっぷりと受け止めている。目は何度も細く閉じられ、少女の身体の中を快感が走り抜けているのは明らかだった。
「そうした方が良いならそうするよ?」
「そうじゃなくて・・・・ああぁぁぁ・・・・・・だめぇ・・・・我慢できなくなるぅ・・・・パパの思い通りになっちゃうぅ・・・・ああぁぁぁ・・・・いやぁぁ」
「止めた方が良い?」
晃一は菜摘の膨らみをすっぽりと包み込んだ両手を止めて聞いてきた。
「それは・・・・・・・」
既に何度もたっぷりと項を舐められて身体中を走り回る快感をたっぷりと与えられ、胸からはじわじわと快感が湧き上がり早く思い切り愛されたくて仕方ない。今はまだ大丈夫だが秘核が疼き始めているので両足を擦り合わせ始めるのは時間の問題だった。
「それじゃ、もっとしてほしい?」
「・・・・・・」
菜摘は答えられなかった。ここで頷いてしまえば晃一の思い通りになってしまう。たぶん、だが、菜摘は自分に内緒で美菜を何度も抱いておいてずるいと思った。だから、どうしても素直に服を脱いで晃一に愛してもらう気にはなれない。
「こうやって触るのは良いの?」
菜摘はどう言って良いのか分からなかったが、晃一に褒めてもらいたくて、優しくしてもらいたくて今日まで頑張ってきて、やっと今、晃一に優しくしてもらっているのだ。ここで止められるのも嫌だった。
「脱ぐのはいやぁ」
「脱がなければ良い?」
「それは・・・・・・」
かろうじてそれだけ答えた。このまま焦らされ続けるのはもちろん嫌だし、素直に脱がされるのも素直に受け入れられないが、もちろんこれだけ焦らされてここで終わりにされるのはもっと嫌なのだ。
「それじゃ、中途半端になっちゃうね。それならこうしよう。おっぱいだけはちゃんと優しくするね。でも手で優しくするだけ。それなら良いよね?」
晃一はそう言うと両手で菜摘の制服のジッパーを下げて制服を左右に開いた。首のホックも外してしまう。
「あっ、脱ぐのは嫌、いやぁ」
慌てて菜摘は制服を抑えた。
「大丈夫。脱がさないから」
そう言うと晃一は両手を背中に回そうとした。
「あっ」
菜摘は晃一が何をしたいのか瞬時に理解した。慌てて背中をぴったりと押し付けて晃一の手がブラジャーのホックに回らないようにした。
「嫌なの?可愛がって欲しいんでしょ?」
「でも、脱ぐのは・・・やっぱり・・・・」
菜摘はここまで来てもまだ嫌がった。
「それじゃあね」
そう言うと晃一は両手でゆっくりとブラジャーのカップを上に押し上げた。
「ああぁっ、何を・・・ああぁぁっ、だめぇ」
菜摘はこう言う脱がされ方をしたことが無かったので一瞬対応が遅れた。その間に晃一は押し上げたカップの下から菜摘の乳房を半分以上露出させた。
「あうぅっ」
「これは脱がしたんじゃないよ」
そう言うと指の先で乳首を優しくつんつんと触り始めた。
「そ、そんなっ、ああんっ、んっ」
菜摘の身体がピクンピクンと反応し始めた。晃一は両手で乳房をすっぽりと包み、指先だけで乳首をそっと転がしてくる。
「ああっ、あっあっあっ、あんっ、ああぁっ」
菜摘の小さな可愛い声が部屋に響き始めた。その自分の声を聞いて菜摘は自分がどれだけ感じているのかを知ることになった。
「ほうら、これならいいでしょ?」
晃一の指は乳首の周りや横から繊細な愛撫を何度も加えてくる。ある時は指を横から擦り付けたり、またある時は下から乳首を持ち上げたり下に倒し込んだりした。
「あんっ、あっあっあっあっ、あん、あぁんっ・・・ちょっと、ああっ、待って、ああんっ」
もはや菜摘の口から拒絶の言葉は聞こえてこなかった。感じることで精一杯なのかも知れない。ただ、乳首を可愛がられたことで秘核が感じ始めてしまった。晃一の目の前で両足を擦り付けるのを見られたくは無い。菜摘は必死に秘核の焦れったさに耐えていたが、秘核の焦れったさを我慢しているうちに自然に両足が引き寄せられてソファの上に体育座りをしているような感じになってきた。
「おや?菜摘ちゃんの足が上がってきたね」
「いや、見ないで。見ちゃいや、アン、あっ、ああっ、あうぅっ、見ないで、見ちゃいや・・」
「良いんだよ。感じてきたなら自然にすれば?足を擦り合わせてごらん?」
「いやぁ、そんなの見られたくない、ああんっ、アン、アン、アン・・・」
菜摘はやっと乳首を可愛がってもらえた快感と安心感を得ながらも、今度は秘核の焦れったさに身を焦がすことになった。そして声を出しながら、如何に自分の身体が晃一に開発されたのかを思い知ることになった。
それはあまりにも中途半端で辛かった。確かにとても気持ち良いのだが、乳首を触られているだけだと今度は乳房全体ももっと可愛がって欲しくなる。秘核はお預けのままなのでせめて乳房だけは可愛がって欲しい。菜摘は乳首を許してしまったことで、どうせなら乳房はしっかりと愛して欲しくなった。
「ああぁ、あんっ、もう、胸だけは全部許してあげる」
菜摘は項を舐められ定まらない視線の中でそれだけをかろうじて言った。もうここまで来たらそれくらいは同じだと思った。
「うん、わかった」
晃一が菜摘の身体をゆっくりと前に倒すと、今度は素直にブラのホックを外されるのを受け入れた。
「やっぱり、こうされるの好きでしょ?」
晃一の声が聞こえた途端、菜摘の形の良い乳房全体が晃一の両手ですっぽりと包まれた。その途端、菜摘の身体は一気に快感に包まれた。待ちに待った感覚だった。
「あああぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ」
菜摘は乳房が優しく揉みほぐされ、指で乳首を何度も可愛がられ快感の中に放り込まれた。頭の中が真っ白になり、気持ち良さだけが意識を支配した。
「ほうら、我慢しなくて良いんだよ。いっぱい感じてごらん」
「ああぁぁぁぁーーーーっ、ああぁぁっ、あああぁぁぁっ、はあうぅぅーーっ」
菜摘は声を上げ、身体を軽く左右に捩って悶えながら快感の海を彷徨った。気持ち良い、とにかく気持ち良い。たっぷりと揉んでもらえる喜びが菜摘の快感を更に増幅する。
「我慢していたんだね。いっぱい感じてごらん」
菜摘の乳房を包んでいた晃一の指が微妙に優しく乳首を何度も転がし、更にはっきりとした快感を菜摘に送り込む。一度はっきりと快感を受け入れてしまった菜摘にはもう抗う術は無かった。菜摘はさっきまで嫌がっていたことが頭をよぎったが、こうなっては気持ち良くなる以外に無いのだ。
「ああんっ、こんなことされたらぁっ、ああぁぁぁっ、パパぁぁ、だめよぉぉ」
乳房を丁寧に揉まれながら菜摘はそれでも口では何とか抵抗しようとした。しかし気持ち良すぎるのだ。さっきまで何とか擦り合わせたいのを我慢していた両足は、乳房全体を揉まれて乳首を可愛がられたことで、引き寄せていた膝が菜摘の目の前でクイクイと交互に前後に動いており、擦り合わせているのは誰が見ても明らかだった。
「ああぁぁぁ、いやぁ、やっぱりこうなっちゃうぅ、パパの思い通りにされちゃうぅ」
菜摘は口ではそう言っていたが、既に乳房を晃一に許しているのでそれ以上抗えない。愛される喜びが身体中から湧き上がってきてどうしようもない。晃一は久しぶりに菜摘の乳房を楽しめた喜びから丁寧に優しく形や弾力を確かめるように乳房を可愛がり続けた。
「ああぁぁん、少し弱くしてぇ、話ができないぃ、ああぁぁっ、だめぇ、気持ち良すぎるぅ。もっともっとして欲しくなるぅっ、欲しくなっちゃうぅぅっ」
菜摘は無意識にそう言ったが、そこで初めて晃一は愛撫を弱くした。そっと小さめの乳房を両手で包み込んでそっと弱く揉むだけにした。
「どう?これで良い?」
既に制服のジッパーは外され、ブラジャーのホックも外されているので前から見れば菜摘の上半身は半分裸のようなものだが、制服もスカートも脱いでいないので、菜摘はまだ晃一に全てを許す気になってはいないと思い込もうとした。
「ああん、パパ、こんなにするなんてやり過ぎよぉ」
「ごめん、ちょっと強くしすぎたね」
「ああん、まだしてるぅ。気持ち良い・・・。指動かしちゃだめぇ」
「いや?」
「嫌じゃ無いけど・・・・・ああん、気持ち良いけど・・・・アン・・・ここまで許す気無かったのにぃ」
「ごめんね、なんか、我慢できなくて」
晃一は謝った。なし崩し的に乳房を許してしまった菜摘はもっと怒っても良かったのかも知れないが、まだ弱い快感を与えられ続けていたこともあり、それ以上怒ったりはしなかった。なんだかんだ言っても菜摘だって晃一が大好きなのだ。好きな人に可愛がられて怒れるはずが無い。
「ああん、もう、パパったら強引なんだからぁ、あんっ」
菜摘もこれ以上嫌がるのを諦めたらしく、晃一に胸を可愛がられ続けてもそのままにしている。
「菜摘ちゃん、大好きだよ」
晃一がそう言うと、その言葉に菜摘は再び反応した。
「アン、美菜にも言ったんでしょ?」
「美菜ちゃんも好きと言えばそうかも知れないけど、菜摘ちゃんの好きとは全然違うよ。それは分かってくれてるでしょ?菜摘ちゃんが一番好きなのは知ってるくせに。美菜ちゃんにもう会わない方が良いのならいつでも言ってね」
「ああん、それを言えないのは私のせい、分かってるのぉ。ああぁぁ、でも、こうされてるとそんなことどうでも良くなっちゃう」
「もっとして欲しい?」
「して欲しいけど、ああん、それじゃパパを困らせられないぃ」
「もう十分困ってるよ。もっといっぱいしたいのをこうやって我慢してるのに」
「そんなこと言ってぇ、そう言えば私が諦めてもっとして欲しいって言うの分かってるからぁ」
菜摘はここまで身体を許しても完全に心を許そうとしていないようだった。そこで初めて晃一は菜摘がどれほど美菜とのことを心配し、嫉妬していたかを知った気がした。それほど妬くなら美菜など近づけなければ良いと思うのだが、それができないのが菜摘の弱さなのかも知れない。それはそれで可愛いと思えた。
「それじゃ、今日は久しぶりに菜摘ちゃんに会えたから一気にここまでしちゃったけど、これ以上は菜摘ちゃんがして欲しいって言わないとしないから。菜摘ちゃんが嫌ならこれ以上は我慢する。もっともっといっぱいいろんな事したいけど、菜摘ちゃんが言わなければお終いにするから。それで良い?」
菜摘はどうしようか迷った。既に身体は先をして欲しくて堪らなくなっている。しかし、少しくらいなら我慢できるかも知れないと思った。そして、それならそれでも良いと思った。菜摘が我慢する分だけ晃一も我慢させられるのだから。
「うん、いい」
菜摘は少しでも晃一を我慢させたくてそう答えた。もちろんそれは、晃一の望むところだったのだが。
「そんなに強くしないから。菜摘ちゃんのおっぱい、とっても可愛いよ」
晃一はそう耳元で囁き、菜摘がピクッと反応するのを楽しんでから、菜摘の形の良い乳房を両手ですくい上げるように少しだけ支え上げ、親指と人差し指の先端で軽く乳首を可愛がっていた。晃一は菜摘の半球型の乳房の先端が円錐形に尖っている乳房が大好きだった。
「ああアン、パパは嫌らしいことなら上手なんだからぁ」
「下手より上手な方が良いだろ?」
「上手すぎると困っちゃうからぁ」
菜摘は晃一の腕の中で軽くくねくねと身体を捩って感じ続ける。
「どうして困るの?」
「ああん、そんなこと言ってまたぁ、ああぅぅ、もう、知らない」
晃一は余り感じすぎないように注意して丁寧にゆっくりと揉み、少しだけ乳首を指で可愛がり、細い項を舐め上げた。
「はぁぁぁぁッ、だめ、気が遠くなりそう・・・」
本当のことだった。一瞬でも意識を緩めると全てを投げ出して晃一に抱かれたくなる。晃一に思い切り抱かれたいという気持ちが湧き上がってくるので、意識してそれを抑えていないと直ぐに流されてしまいそうなのだ。
だから菜摘は必死に意識を保ちながら晃一に乳房を可愛がられ続けた。秘核の焦れったさは既に強い熱を持っており、ちょっとでも触られれば強い感覚が吹き上がるのは間違いないと思った。そして、きっともうパンツは濡れていると確信した。
「ああん、こんなに気持ち良いのにぃ、ああん、もっとして欲しいのにぃ」
「うん、そう言ってくれて嬉しいよ」
「ああぁぁぁ、凄く気持ち良いのぉ、ああぁぁ、パパに褒めてもらえたのぉ、アン、嬉しいぃ」
「俺も菜摘ちゃんに会えて、おっぱいを優しくできて嬉しいよ」
晃一は乳首を優しく揉み解した。
「ああん、そんなにそこを弄っちゃいやぁ、ああん、嬉しいけど、して欲しいけど止まらなくなっちゃうぅ」
菜摘の身体の中で電流が秘核を走り抜け、我慢できなくなった菜摘は強く両足を擦り合わせた。しかし、もう擦り合わせるだけでは慰めきれなくなってきている。焦れったさが治まらないのだ。
「もっともっと感じて良いんだよ」
菜摘はもうこれ以上の我慢は無理だと悟った。
「いやぁ、やっぱり胸だけじゃ我慢できなくなるぅ」
「それじゃ、あそこも可愛がって欲しい?」
「いやぁぁ、それを言っちゃだめぇ、必死に考えないようにしてるのにぃ」
「考えれば良いんだよ」
「ああんっ、そんなこと良ってぇっ、ああぁぁん、あそこが熱くなってぇっ」
菜摘は両足をバタバタと動かした。