第232部

『すごいっ』晃一は壮絶な友紀の絶頂に驚いた。菜摘がいった瞬間の締め付けも気持ち良いが、締め付けの強さだけならそれを凌ぐ締め付けだ。
「うぅぅっ・・・・・」
そのままゆっくりと友紀は晃一の上に倒れ込んできた。そっと受け止めて下から抱きしめてやる。
「はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ、なんてこと、教えるのよ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
友紀は激しく晃一の上で息を弾ませながら自分でも驚いていた。さっきは何が何だか良く分からなかった。自分で乳房を揉み上げたのは分かっていたが、その辺りの記憶が飛んでいる。しかし、心も身体も完全に満たされた、と言う実感は他に代えがたいものがある。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」
息の苦しさに、友紀は晃一の上でもがいた。
「下ろして、もうだめ、お願いっ、はぁッ、はぁッ、はぁッ、はぁッ・・・」
友紀はそれだけ言った。晃一が身体をゆっくりと反転させ、友紀から肉棒を抜いていく。しかし、まだしっかりと締まっている肉壁から肉棒を抜くのは少し大変だった。
「あああああぁぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」
友紀は肉棒を抜かれる時に声を上げた。そして晃一が離れるのを息を弾ませながら見ていた。晃一は友紀から離れると、ベッドから下りてガウンを羽織った。友紀はそれをじっと見ている。
「すごかったね」
晃一はそう言って大の字になって激しく息を弾ませている友紀を見下ろした。大きく足を開いたままの少女の茂みの奥にはまだ蠢く秘部が光っている。まだ指の先が痺れているし、身体も絶頂の余韻で時折ピクッとする。
「疲れただろう?少し休みなさい」
晃一はそう言ったが友紀は別のことを考えていた。晃一がスキンを外した肉棒はまだ力強くそそり立っている。『あのおっきいのが入ってたんだ』その肉棒を見つめながら、『ほんと、すごかったぁ・・・こんな事教えられたら離れられなくなるじゃない・・・』と思ったが、次の瞬間『もうなってるか』と思った。『もう、おじさまとは離れられない・・・・・ごめん、菜摘・・・・』
一方晃一は、友紀から離れてはみたものの、まだ余韻から抜け出せずにいた。あのまま動いていれば放出までいけたと思う。友紀が言わなければ晃一から抜くことは無かった。それほど気持ち良かったし、まだその気が完全に無くなっていない。晃一は目の前で無防備に大の字になっている少女を改めて見下ろした。菜摘や美菜は終わった後、大の字になってぐったりしていても直ぐに身体を捻って晃一の視線を恥ずかしそうに受け止めるが、友紀は完全に無防備のままだ。
「おじさま・・・・・・・・」
満たされた満足感に包まれている友紀は、まだ息を弾ませながらニッコリと微笑んだが、晃一の視線が熱いままだと気が付くと怯えた。
「まさか・・・おじさま?」
友紀の言葉には応えず、晃一は再びソファの上に上がった。
「ちょ、ちょっと待って、おじさま?どうしたの?あ、ちょっと待って」
晃一はグッタリしたままの友紀の足を持ち上げ、ぐっと大きく開いて上に押しやると秘部を剥き出しにした。まだ友紀の秘部は蠢いており、秘口の周りがゆっくりと収縮を繰り返している。
「あ、何するの?おじさま?あ、いや、待って、入れないで」
友紀は晃一の視線に明確な肉欲を感じ取った。
「友紀ちゃん・・・・・・」
晃一はそれだけ言うと、顔を友紀の秘部に埋めていった。しかし友紀は身体に力が入らないし、まだ秘部は熱を帯びて敏感なままだ。
「いや、今はだめ、待って。少しだけ待って、いや、いや、ああっ、あうぅっ」
快感が友紀の身体に吹き出したが、友紀ははっきりと嫌がった。しかし晃一は顔を秘部に埋めると秘部を一気に舐め始めた。
「いやぁぁぁぁーーーっ、あああああ、だめぇぇっ」
友紀は何とか頭だけ左右に振って嫌がったが、もちろん晃一の力にはかなうはずが無い。晃一は放出できないもどかしさを秘部を舐めることで何とか鎮めようと思いの全てをぶつけるように激しく舐め始めた。
「ああぁぁぁぁぁーーっ、だめぇぇぇぇ、いやあああああっ」
友紀は嫌がったがどうしようもできない。
「あうっ、あうぅっ、ああぁぁっ、いやぁっ、いやぁぁぁっ、やめてぇぇっ、あああっ、いいっ、ああぁぁぁっ、あうぅぅぅっ・・・」
友紀は嫌がったが晃一は何かに取り憑かれたように秘部を舐め続けた。
やがて晃一が何とか満足して顔を離した時、友紀は半分泣いていた。
「ううう・・・うううううう・・・・・うううううう・・・・・・」
「友紀ちゃん?」
我に返った晃一が友紀を見下ろすが、もうそこにはニッコリと笑っていた少女の姿は無かった。
「うううっ、ううっ、ううっ、ううううううっ・・・・」
グッタリとしたまま啜り泣く友紀を晃一は呆然と見下ろし、自分がしたことの意味を悟った。
「ごめん・・・・」
「うわぁぁっ、ああぁぁぁぁ、ううううううっ、うううっ、あああああぁ・・・」
友紀は積が切ったように泣き続けた。晃一はどうして良いか判らなかったが、取り敢えず友紀の横に寝ると友紀を抱き寄せた。友紀はグッタリしたまま抱き寄せられたが、そのまま泣き続けた。
「ごめんね、友紀ちゃん、ごめんね・・・・」
晃一は抱き寄せても友紀が嫌がらないことだけは安心したが、なんと言って良いのか分からない。そのまましばらく晃一は泣き続ける友紀の身体をそっと抱きしめて髪と身体を優しく撫で続けた。『嫌われちゃったかな・・・・』そう思ったが仕方ない。
そのまま更にしばらく晃一は友紀を抱いたままじっとしていた。
やがて友紀は晃一の腕の中で泣き止んだ。
「友紀ちゃん、大丈夫?」
晃一が聞くと、友紀はこくんと頷いた。
「怒ってる?」
更に聞くと、こくんと頷いた。『仕方ないよな。嫌がるのを無理やりしたんだから・・・』そう思った。
更にしばらくすると友紀は、
「もう、おじさまったら、嫌だって言ったのに無理にするんだから・・・・」
と小さな声で言った。
「ごめんなさい」
晃一はまた謝った。
「あんな事私の身体に教え込んで、嫌がったのにまたするなんて」
「うん、ごめんなさい」
「おじさま、いっこ貸しよ」
「え?」
「貸しにしておくわ、良いよね?」
「え・・・うん・・・・わかった・・・・・」
晃一は友紀が余り怒っていない事に気が付き、少し安心した。
「怒ってないの?」
「怒ってる。当然よ」
そう言った友紀は心の中でクスッと笑った。
「そうだよね・・・・・」
「だから貸し、良いでしょ?」
「うん、それはいいけど・・・・どうすれば・・??」
「それは私が決めるの。だから貸し」
「うん・・・・そうだね・・・・」
「ねぇ」
友紀はそう言うと、晃一の首に手を回してキスをねだってきた。ねっとりと舌を絡め合い、たっぷりとキスを楽しむ。晃一はキスをしながら、改めて菜摘や美菜よりも丸みのある友紀の身体のラインを撫でながら確認していた。『そんなに怒って無くて良かった。危なかった・・・。ちょっとやり過ぎたな・・・・。友紀ちゃんの身体は抱き心地が良いな』と安心した。
やがて友紀は晃一から離れると、服を持ってバスルームに行った。
『ふぅ』晃一はソファを起こすとガウンを羽織ってタバコに火を付けた。友紀は可愛らしいが、男を夢中にさせる魔力のようなものがあると思った。
やがて友紀が制服姿で戻ってきた。
「そろそろ帰らなきゃ」
「そうだね、タクシーを呼ぶよ」
そう言うと晃一はタクシーを呼んだ。週末だからか、少しかかると言う。
「もうだめよ、あんな事しちゃ」
そう言って友紀は再び晃一の膝の上に座ってきた。晃一が友紀の身体を撫で始めると、
「それ以上もだめ」
と言った。何となく友紀の方が強い立場だ。そのまま友紀は晃一の肩の上に頭を乗せてきた。
「でも、良かった。やっぱりここに来て」
「どうして?あんなことしたのに」
晃一は先程のことをもう一度詫びた。
「あんなのは良いの。ちょっとびっくりしただけだから。だけど、ここに来て気持ちが楽になったから、それでいいの」
「そう、それは良かった」
「おじさまに貸しも作ったし」
「そうだね・・・・」
「でもね・・・・・・いっこだけ問題が・・・・・」
「なんだい?」
「私、おじさまじゃないと満足できなくなっちゃったみたい。どうしてくれるのよ」
「え・・・それは・・・・・」
「これって、結構深刻な問題じゃ無い?」
「そう・・・・・だね・・・」
晃一はなんと言えば良いのか分からなかった。これからもずっと抱かれに来ると言うことだろうか?それは菜摘と問題を起こさないだろうか?そんな心配がよぎった。
「でもね、私、もう一回やり直すことにしたの。また彼を探してみる」
その言葉に晃一はホッとした。
「でも、また躓いたら、失敗したら、ここに来るから優しくして?」
友紀はそう言うと晃一の首にチュッとキスをした。
「うん、わかった」
どうやら余計な心配はしなくても良いようだ。
「でも、菜摘は勉強で忙しいし、美菜だってそんなには来ないと思うから、したくなったらいつでも言って。いい?」
「うん・・・・・わかった・・・・・」
何か変な感じだが、友紀がそれで良いというのなら仕方ない。
「菜摘には上手く言っておくから、良いわね?」
「うん・・・・・」
晃一が納得したことで友紀は安心した。これでいつでもここに戻ってこれる。
やがてタクシーが来ると、晃一はタクシー代を渡して友紀を返した。
友紀はタクシーに乗ると、気持ちがグッと楽になったことと、まだ身体の中に残っている熾火のような感覚に安心した。『疲れたぁ。でも、凄かったな。やっぱりおじさまでないと・・・。それに、おじさまに貸しまで作っちゃった。ふふふ、なんか嬉しいな。菜摘には上手く言わなきゃいけないけど、でも良かった。やっぱりここに戻ってくるのが一番元気になれる』と思った。
晃一はその夜、定食屋で簡単に食事をして部屋に戻ると軽く水割りを飲んだだけで簡単に眠ってしまった。もともと晃一は酒に弱い方では無い。だから酒が良く回る部屋飲みの場合でもロックで2杯以上は飲むのだが、さすがにその日は疲れていたらしい。録画してあったテレビ番組を見ている間にあっという間に眠くなってしまったのでベッドに入った。だから菜摘からメールが来ていたことに気が付かなかった。
翌日は日曜日なのでゆっくりと寝坊をしてからのんびりと起きてから菜摘のメールに気が付いた。『パパ、こんにちは。友紀は元気になりましたか?なんか、彼と別れたみたいで元気なかったけど、どうしてもパパに会いたいみたいだったからOKしたの。それでちょっと気になって連絡しました。元気になってくれたのなら良いんだけど・・・・・。私もパパに会いたい。でも、会えば絶対時間を忘れちゃうし、もっともっと会いたくなるから。どうしたらいいの? 菜摘』可愛らしいメールだ。晃一は日曜の朝というのんびりとした時間の中で気持ちにも余裕があり、まだ友紀を抱いた時の疲れもうっすらと残っている身体で返事を返した。
『菜摘ちゃん、会いたいのはこっちも同じだよ。友紀ちゃんはいろいろあったみたいでだいぶ話をしたんだ。結構傷ついてたみたいだったけど、最後には元気になったと思う。笑顔で帰って行ったから安心して。菜摘ちゃんは友達想いだね。それと菜摘ちゃん、もし次の土曜日とかに会うのが時間的に難しいなら、火曜とか水曜日みたいに平日に会うのはどう?時間は短いけど、少しでも会えるならそっちの方が良いな。 晃一』そんなメールを送った。
菜摘は勉強机でそのメールを読んだ。そして、友紀が元気になったことは嬉しいと思ったが、晃一の報告からかなり濃いコミニュケーションがあったらしいと言うことを知った。単に服を脱いでセックスをして、と言うものでは無さそうだ。菜摘の頭の中を北海道での濃密な交わりがよぎる。菜摘は晃一の気持ちを疑うことは無かったが、友紀が修羅場を経験して落ち込んだ気持ちを回復させるほど気持ちを持ち直したことで、友紀がこれからも更に晃一に寄りかかっていくのでは無いかと漠然とした不安を感じた。それでも晃一が平日に会うことを提案してくれたので、ちょっとだけ安心した部分もあった。だからお昼を食べると勉強のペースを上げるために図書館に向かった。
菜摘にメールをした後、晃一はお昼前にジムに行って軽く汗を流してから昼食を取った。ジムで汗を流した分、ちょっとだけ贅沢な食事をしたいと思ったので会社のある駅から少し都心寄りの駅前のデパートの上の高級レストランに入った。ここは有名なホテルの経営するレストランが入っており、単に美味しい料理が食べられるだけで無く、サービスが素晴らしい。贅沢と言っても所詮は昼食なので知れているがビールも頼んでのんびりと食事を楽しんだ。
それから秋葉原まで出て電子辞書を買った。仕事では英語をいつも使っているが、最近は中国人とのメールも多いし、会うことも食事の機会もあるので中国語を勉強してみようと思ったのだ。ついでにCD付きのテキストも買っておく。
そんなことをしているうちに時間はどんどん過ぎていき、いつもの街まで帰ってきた時は夕方近くになっていた。そして社宅のある最寄り駅までもうしばらく、となった時にさっき反対方向に乗った会社がある駅に電車が止まった。晃一はそのまま乗っていく予定だったので下りるつもりも無く窓の外を見ていたが、電車がスピードを落として止まるまでの間に美菜が友達と話しているのを見つけた。
晃一が美菜を見つけた時、美菜も偶然晃一を見つけたらしく一瞬目が合った。しかしそのまま晃一の乗った車両は美菜の前を通り過ぎていく。もちろん晃一は美菜が友達と居るところに現れるつもりなど無かったのでそのまま通り過ぎるままにしていたが、美菜が視界から消える瞬間、美菜が晃一を見て下ろしたままの手の指で小さく何回か進行方向を指さすのが見えた。
『どう言うことだろう??』晃一は考えた。あの仕草は自分に向けてもものだったのだろうか?晃一はドアが開くとちょっとだけドアから顔を出して通り過ぎた美菜の方向を見てみたが人混みに隠れて全く見えなかった。
そのうちにドアが閉まって電車は走り出した。その時晃一は気が付いた。マンションのある駅は次の駅だ。美菜はそれを指差したのでは無いだろうか?そう思うと、次の駅で降りてみようかと思った。どのみち休みで暇なのだし、今日は後、どこかで夕食を食べることになるのだから寄り道をしても構わない。晃一はそう思うと、隣の駅で降りた。しかし、電車2本ほど改札で待ってみても美菜は現れなかった。
晃一は『やっぱり気のせいだったのかも知れないな』と思った。それなら後は帰るだけなのだから電車に乗り直して最寄り駅まで行かなくてはいけない。しかし、駅で降りて何もしないのも残念な気がするので、取り敢えずコーヒーショップに入って冷たいものを頼んだ。そして改めて考えると、美菜が晃一に会う時には必ず菜摘の許可が必要なことに気が付いた。それは美菜が自分で決めたルールなのだし、美菜はそう言うことにきちんとしている性格のようだから、自分から反故にするとは思えない。そう思うとここで美菜と会えるとは思えなかった。
だから気分を改めて一人で食事を済ませて変えることにして近くの居酒屋にでも行くことにした。そして、ゆっくりアイスコーヒーを飲んでから店を出て歩き始めた。
そして新しく出来た居酒屋を見つけて中に入り、ビールを頼んでから携帯を見た。すると美菜からSNSが入っている。『今、どこ?』それだけだった。『マンションの駅の近くの居酒屋に入ったところだよ』と返事を送ると、直ぐに携帯が音声着信を告げた。
『おじさま?今、駅の改札にいるの。おじさまは?』
「改札を出て右に50mくらい行った居酒屋だけど」
『行っても良い?』
「良いけど、友達は?」
『着いてから話すから、それで良い?』
「もちろん。待ってるよ」
『直ぐに行くね』
美菜はそう言うと切った。晃一はちょっと驚いた。どう言うことだろう、と思う。しかし、晃一が考える間もなく30秒ほどで店の入り口に美菜が現れた。