第234部

「あんっ、くすぐったい」
「気持ち良いだろ?」
「そんなこと知らない」
「知らないの?」
「だから教えて」
美菜は俯せの姿勢のまま、晃一にもっと可愛がってもらいたがった。
「唇と息と、どっちが感じるのかな?」
晃一は耳の後ろから項の辺りを丁寧に唇で刺激していく。
「あ・・・あん・・・・・あぁぁ・・・・ああぁ・・・・・耳の後ろ・・・・ああぁぁぁ・・」
ため息が出るほど気持ち良い。挿入の快感とはまた違ったぞくっとするような気持ち良さに美菜は安心して感じることができた。そして『これならもう胸をされても大丈夫かな・・・』と思った。
しかし、一度じっくりと可愛がるモードに入った晃一は何度も何度も丁寧に美菜の感じるところを可愛がった。女の子を可愛がる時は感じるところを何度も繰り返すのが一番だ。勘違いする男も多いが、別に身体全体を可愛がる必要などない。感じるためにセックスをするのだから感じるかどうかが一番なのだ。だからあちこちを飛び飛びで愛しても全然構わないが、丁寧に同じところを繰り返し、繰り返し可愛がるのが一番だ。
晃一が項と耳の後ろを指と唇と舌で丁寧に可愛がり続けると、だんだん美菜の身体が柔らかい感じになってきた。何となくさっきと美菜の身体を見下ろした感じが違うのだ。そこでやっと晃一は首筋から下へと下り始めた。
「あ・・・・あん」
美菜はやっと晃一が背中のほうへと移っていったので安心した。そして晃一の指が背中を這う感覚を楽しみ始めると今度は、早くブラジャーを脱がせて欲しいと思い始めた。愛撫の甘い感覚が背中を動いていく時にブラジャーの上でその感覚が途切れるのが残念になってきたし、今なら乳房を可愛がって欲しいと思う。
晃一はと言えば、美菜の背中を可愛がる楽しみに目覚めたところで美菜の反応を見ながらゆっくりと背中のあちこちを指でなぞったり舌を這わせたり唇でつまんだりと夢中になっていた。
「あ・・・・あん・・・・・あ、あぁぁ・・・・あん・・・・そこ・・・・・・あぁぁ・・・」
美菜の声と身体の反応を頼りに綺麗な背中をたっぷりと楽しんでいく。そして同じ場所を何度も可愛がったかと思えばつつつーーーーっと指を背骨に沿って肩から腰まで這わせたり、肩と脇腹の後ろ側の間の辺りを下でぺろぺろと舐めたりして美菜を飽きさせない。美菜は晃一の巧みな愛撫にだんだん夢中になっていった。
美菜も『こんなに背中をされると気持ち良いなんて、発見ね』と喜んでいた。スレンダーな身体なので背中のラインは直線が基調だが、反応は場所によって全て違う。腰から上を一通り可愛がった晃一はいよいよブラジャーのバックストラップに手をかけたが、今度の美菜はじっと俯せになったまま何も言わなかった。
パチッとホックを外した晃一は、今までストラップに隠れていた部分を最初に可愛がった。そして背中からストラップに沿って胸のほうへと指を這わせていく。背中から前のほうへと回ってくると、
「ああんっ、あっ・・ああっ・・・」
と美菜の反応が強くなり、自然に上体を少しだけ持ち上げて指が少しでも乳房のほうに近づくことができるように迎え入れた。しかし、美菜が誘ったほどには指を前に回してくれない。晃一は乳房が始まる小乳の辺りを何度も丁寧に可愛がってくれたが、美菜が乳首に届くくらい上体を持ち上げてもそこまでは指を回してこなかった。
『意地悪・・・・』美菜はそう思ったが、まさか自分からは言えない。美菜は肘を突いて上体を持ち上げたまま更に晃一の愛撫を受け入れることになった。
晃一はそれでも美菜のブラジャーのショルダーストラップは肩から外してくれた。美菜はいよいよ胸を可愛がってくれると期待したが、それ以上はしてくれない。何度も指と舌と唇で可愛がられながら少しずつ美菜は焦らされていった。
晃一は美菜の身体を本当に綺麗だと思った。こうやって無防備に背中を晒して可愛がられるのを待ち続ける少女の身体にゆっくりと火を付けていくのが楽しくて仕方ない。そしていよいよ腰から下の部分に取りかかった。
今日の美菜はブラジャーとおそろいの濃いブルーのパンツを履いている。晃一に抱かれるのが分かっている時はもっとセクシーなデザインのパンツなのだが、さすがに今日は違っていた。だからお尻の部分はかなりしっかりと布地に覆われているがすっぽりパンツと言うほどでは無いにしてもセクシーという感じではない、高校生らしい可愛いデザインだ。
晃一は美菜の身体の反応の仕方から、そろそろ美菜の身体が反応しやすくなっていることが分かったので、今度は腰の下の部分にいきなり舌を這わせた。
「はうっ」
美菜は声を上げたが、驚いたのは美菜の方だった。今までは弱い快感しか得られなかったので自分の身体がこんなに反応するとは思っていなかったのだ。
「美菜ちゃん、もう敏感になってるね」
そう言いながら晃一は更に舌を丁寧に這わせていく。今度は舌全体を使ってゆっくりと。昨日の友紀の時もそうだったが、美菜も背中をじっくりと可愛がるのは初めてだ。
「はぁっ、ううっ、うっ、どうして・・・あうっ、ああぁぁぁ・・・はうっ」
「良い声だ」
「ああぁっ、あああああ、あんっ、あうーっ、はあうぅっ」
どう我慢しようとしても声が出てしまう。晃一の舌が肌の上を這って行くのがとにかく気持ち良いのだ。
「だんだん感じてきた?」
晃一は美菜がそろそろその気になってきたはずだと思って声をかけた。
「す・・少しだけ・・・・・」
美菜は強がって答えた。美菜はせっかく覚えたこの時間を直ぐにセックスに持ち込みたくはなかった。確かに感じては居るし気持ち良いが、中に欲しいというのとは少し違う。純粋に可愛がられているのが気持ち良いのだ。だから美菜は晃一の舌や指で可愛がられるのを心から楽しんでいたし、自分からパンツを脱がして欲しいとも言わなかった。
しかし、美菜の身体は本人の気持ちとは違っていた。美菜が声を上げる度に肉壁は少しずつ受け入れる準備を進めており、本人の意識とは別に潤い始めていた。
「ここが感じやすいんだね」
「はうーっ、そ、そこが・・・あうーっ、そんなに舐めちゃ嫌、あっ、ああっ、あうぅぅっ」
美菜は『こんな所が気持ち良いなんて』と心の中で驚いていた。
「そんな声を聞かされたら、もっともっと可愛がりたくなっちゃうよ」
「だって、ああっ、だってぇっ、ああっ、こんな素敵なこと、ああっ、ああぁウッ」
「背中をされるのが好きなんだね」
「そうじゃなくて、ああっ、今知ったの。こんなの初めてなの、あうぅっ」
しかし、晃一は美菜の身体をもっと楽しみたい。だから背中はそろそろ切り上げてパンツの中に取りかかりたくなってきた。
「発見だよ。美菜ちゃんは背中を可愛がって貰うのが好きなんだ」
軽く起き上がると晃一は一度美菜の身体を見下ろした。スレンダーな身体は背中をたっぷりと愛されたおかげで美菜の身体は柔らかい印象に変わっており、パンツ一枚の美菜も大人しく次を待っている。
「それじゃ、次はここかな?」
そう言うと晃一は両足の付け根の部分に指を差し込んでパンツの上から美菜の敏感なところへと指を伸ばしていった。
「あっ」
美菜の小さなお尻がきゅっと締まり指を拒んだ。美菜は晃一が背中を離れていよいよ秘部に取りかかったことを知った。しかし、美菜はまだそれをして欲しくなかった。もちろんしてもらえば十分に感じることは分かっていたし、それはとても嬉しいのだが、せっかく覚えた背中を愛される喜びをもっと楽しみたかった。美菜にしてみれば、身体を合わせていないのに可愛がってもらっているという実感が得られる新鮮な驚きを持った時間なのだ。
「ちょっと待って」
「どうしたの?」
「あの・・・・・お水が飲みたい」
慌てて思いつきでそう言ってみたが、特に喉が渇いている訳ではなかった。しかし、もう少しこのままで居たかったのだ。
「ミネラルウォーターは切れてるから、ジュースでも良い?」
「うん」
「ちょっと待っててね」
晃一は美菜から離れるとキッチンへと行き、冷蔵庫から紙パックのジュースを持ってくると美菜に渡した。
「こんなのしかなくてごめん」
「ううん、いいの」
美菜はそれを受け取ると、俯せの姿勢のままでストローを外してからパックに差し込み、そっと飲み始めた。『あ、美味しい』と思った矢先だった。晃一が再び美菜の腰の後ろを舐め始めたのだ。
「んあっ」
驚いた美菜は、もう少しでジュースを吹き出すところだった。
「おじさま、どうしたの?いきなり?」
「ごめんね、美菜ちゃんのここが可愛くてさ」
そう言って更に腰の後ろに何度も舌を這わせる。
「んんんっ、んううぅぅーっ、だめ、飲めない」
「ゆっくり飲めば良いよ」
「んああぁっ、だめぇぇぇ、そんなにべろべろしないで、ああぁぁぁぁ、だめ、きもちよくて・・・ああああああぁぁぁぁぁ・・・・」
美菜は晃一が次々に舌で舐め、指でなぞってくるので、吹き出してしまいそうでゆっくりとジュースを飲めなかった。それどころか、再び晃一は美菜のパンツへと興味を移していく。
晃一は再びそっと指をパンツの上からお尻の割れ目へと這わせていった。
「んっ」
美菜のお尻が再びきゅっと締まった。危なかった。もう少しであそこが感じてしまうところだった。一度でも感じてしまえば、この状況ではその先どうなるかは明らかだ。あっという間に肉棒が欲しくなって挿入のおねだりをして、入れてもらえば一気に登り詰めてしまうだろう。美菜は気力で快感を封じ込めていた。
晃一はパンツをなぞっても美菜が感じないのでちょっと不思議に思った。美菜の秘核は大きめで秘唇にギリギリ隠れるくらいあるのでこうすれば感じるはずだ。それでも感じないとすれば、まだ背中や腰の愛し方が足りないのかも知れない。
「美菜ちゃん、もう少ししてあげるね」
そう言うと晃一は再び美菜の綺麗な背中から腰にかけて指と舌を這わせ始めた。
「ん・・・・はぁぁ・・・・・・ああぁ・・・・・」
美菜は身体が溶けてしまいそうな包み込む快感に身を任せた。『あそこを撫でられても我慢して良かった。これ、とっても素敵。こんなに丁寧にしてくれるなんて・・・』美菜は声とも吐息とも言えない息を吐きながら、腰の後ろから湧き上がってくる穏やかな快感を楽しんだ。
しかし、晃一はそれだけでは終わらせなかった。美菜が今感じているからこそ、するべき事があるのだ。晃一は美菜の腰の後ろの一番美菜が感じるポイントを探り当てると、同時にパンツの割れ目へも指を這わせていった。
「ああーーーーーーーっ」
美菜は突然秘核の上を指が通ったので、今度は我慢できずに思わず感じてしまった。だいたい、腰の後ろは感じているのだから秘核の快感を完全に我慢することなどできるはずがない。
「ああぁっ、ちょっとぉーっ、そっちはまだぁぁっ」
美菜は手を後ろに回して晃一の手を防ごうとしたが、既に感じてしまっているので上手く行かない。
「そう?まだここを舐めた方が良い?」
「して」
美菜がそう言うので晃一は秘核を刺激するのを止め、腰の後ろに舌を這わせ始めた。
「ああぁぁぁ・・・・・・これ・・・好き・・・あああん・・・・なんて素敵なの・・・・ああぁぁ・・溶けちゃいそう・・・・」
美菜はたっぷりと舐めてもらって素敵な時間を楽しんだ。この格好なら胸に視線を受ける必要もないし、パンツも脱いでいないので安心感がある。しかし、美菜の身体は本人の予想以上に感じる準備を整えていた。
やがて晃一が顔を上げた。
「どう?気持ち良かった?」
「うん・・・・・素敵だった・・・」
「今日は美菜ちゃん、腰が感じるんだね。パンツを撫でてもあんまり感じないみたい・・・。一緒にすれば感じるけど・・・」
「そういう時だってあるのよ、きっと」
美菜はそう言ったが、実は秘核の辺りがじぃんと熱く痺れているのをじっと隠していた。
「そう?確かめてもいい?」
そう言うと晃一は美菜のお尻を右手で撫で始めた。小さいお尻はとても硬くて可愛らしい。それにきゅっと盛り上がっているので撫でるのが楽しい。
「そんなところ・・・・撫でるの?」
美菜は晃一がどうしたいのかよく分からなかった。しかし、晃一はお尻の形をしっかりと手で確認すると、
「うん、こっちに行く前にちょっと寄っただけ」
と言って素早くパンツの中に手を入れると、そのまま一気にお尻の割れ目を通り越して秘部に指を浸した。一瞬のことだったので美菜の対応が遅れた。
「ああうぅぅーーーっ・・・・いきなりなんてっ」
いきなり後ろから秘核の近く触られて美菜は身体を硬くしたが、パンツの中に入ってきた指を拒むことはできない。既に美菜の秘唇は十分に濡れていた。晃一の指が大きめの秘核を捉えた。
「うっ・・・・」
美菜は更に気力で耐えた。ここで感じてしまっては、さっきまで感じないと言っていたことが嘘になると思ったのだ。
「どうしたの?あんまり感じない?」
晃一は指の感触から秘核の辺りは十分濡れているのに美菜が喜ばないので不思議に思った。ゆっくりと美菜が好きな優しい強さで秘核の周りを刺激していく。
「・・・・・・・・・・」
美菜は何も言わなかった。言えなかったのだ。少しでも声を出せば甘い声になりそうだ。
晃一は少し不思議に思ったが、美菜が嫌がっていないこともあり、しばらくそのまま愛撫を続けることにした。ゆっくりと秘核の周りを優しく撫で回していく。
「・・・・・う・・・・う・・・・・・・」
美菜は必死に声を堪えていた。晃一もその頃になってやっと美菜は声を押し殺しているのだと言うことが分かってきた。明らかに身体に力が入っているし、お尻は何度も微妙に持ち上がろうとしている。『美菜ちゃんの身体は絶対に感じてる。感じてるのに隠そうとしてるんだ』晃一は指をゆっくりと動かしながら、美菜が感じない振りをしているのを楽しむことにした。
「美菜ちゃん、こうしていると感じてくる?」
「・・・・それは・・・・う・・・・・・」
「まだ感じてこない?」
「・・・・・・・・・」
「こうしても?」
晃一の指が、それまで直接弄らなかった秘核をゆっくりと撫で潰した。
「はうぅぅっ・・・・・・・」
どうしても抑えきれない声は出てしまう。美菜は『分かっちゃったかな?』と思ったが、自分から言う訳には行かない。
「まだ感じてくれないのかな?」
晃一の指は再び秘核の周りをゆっくりと撫で、更に秘核をじっくりと撫で潰し、美菜の喜ぶポイントを的確に刺激していった。
「う・・・・うぅ・・・・はぁ・・・・・・うっ・・・・」
美菜は感じない振りをするのも限界に近づいていた。声が出そうなのを必死に堪えているが、お尻も持ち上がろうとするのを抑えないといけないし、足も自然に開こうとしている。とにかく身体中が晃一に愛されたくて仕方ないのを必死に抑えているのだ。
晃一は明らかに美菜の身体が熱くなってきたのを感じた。このままにするのは美菜も可愛そうだ。そろそろ美菜を快感に屈服させる時が来たようだ。
「それじゃ、こうしてみたらどうかな?」
そう言うと晃一は、指を秘口の周りに移動させ、秘口の周りを可愛がってから指を更に少しだけ奥に入れて肉門を軽く突いた。
「ああぁっ、だめっ」
とうとう美菜は声を上げた。晃一は更に指を少しだけ入れて肉門をほんの少しこじ開けたまま指を止めた。
「ほうら、どう?やめる?」
その言葉は限界で我慢し続けていた美菜には酷すぎた。晃一の指は肉門をこじ開けようとしている。あと1センチ入れてもらうだけで何倍も気持ち良くなれる。その誘惑に美菜は勝てなかった。
「いやぁぁっ、ちゃんと中までぇっ」
とうと我慢できなくなった美菜はそう言うと、お尻をグイッと持ち上げて自分から指を中に迎え入れた。しかし、まだパンツも脱いでいないので美菜がお尻を持ち上げても晃一の手はパンツに包まれたまま晃一の手が一緒に上がるだけだ。ただ、その動きで晃一の指がひと関節だけ肉門の中に入った。
「うううっ・・・いやぁっ、そのまま入れてぇっ」
美菜は大きくお尻を持ち上げて軽く左右に振り、何とか少しでも晃一の指を中に迎え入れようともがいた。