第240部

「だめぇぇぇっ、心臓が持たないぃーっ、あああぁぁぁっ、お願いっ、許してぇぇぇっ、またいくぅーーっ」
美菜の願いを無視するかのように、晃一は両手を前に回して美菜の小さな固い乳房をぎゅっと揉み絞った。固い美菜の乳房を揉むのはいつやっても楽しい。晃一の指に乳首が挟まれて更に快感を増幅する。
「きゃうぅぅぅぅぅっ、あああああああ、いっくぅーーーーっ」
「いきなさいっ」
「ああああああああああああ、あうぅっ・・・・・・あうっ・・・・・あうっ・・・・・うっ・・」
美菜はひときわ大きく身体を痙攣させ、肉棒を差し込まれて腰を高く上げたまま絶頂した。乳房も肉壁も最大限の快感を美菜の身体に溢れさせる。
「ううぅぅぅぅぅっ・・・・・」
息もできないほどの強烈な快感を与えられた美菜はたっぷりと快感を身体に刻みつけると、グッタリと上体をソファベッドに沈めた。そのお尻を高々と上げたままの姿勢はあまりに無防備で不格好な姿だったが、美菜にはどうすることもできなかった。
「うっ・・・・お願い・・・・抜いて・・・・・うっ・・・・抜いて・・・・・・抜いて・・・」
息も絶え絶えに囁く美菜から晃一が肉棒を抜くと、美菜はどさっと横向きに倒れ込んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、心臓が破れるかと、死ぬかと思った、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
美菜は力強くそそり立っている肉棒を見つめ、喘ぎながらそう言った。体力が残っていれば口の中に出してもらっても構わないのだが、今はとてもそれどころではない。体力を使い果たしたので指の先まで動かない。
肉棒を抜いて起き上がった晃一はスキンを始末すると、グッタリとして動かない美菜の身体を膝の上に抱き、丁寧にパンツを履かせてくれた。美菜は恥ずかしかったが身体に力が入らないのでどうしようもない。更に晃一は美菜にブラジャーも付けてくれた。もちろん微妙な位置の調整はできないが、もともと大きめなので特に問題は無い。ただ、晃一にパッドの厚みを見られたのが少し恥ずかしかった。
晃一はそのまま美菜を抱き起こすと、膝の上に横抱きにして美菜が回復するまで優しく身体を撫でてくれた。
「ねぇ、どうして下着を着せたの?」
やっと少し回復してきた美菜が小さな声で聞くと、
「こうしておかないと、また俺が我慢できなくなったら美菜ちゃんが可愛そうだろ?」
と晃一が答えた。晃一に撫でられている髪がとても気持ち良い。身体はグッタリと疲れているのに、何となく安心した清々しい気分だ。
「ふふふ、おじさまったら絶倫なんだから・・・」
「出して小さくなっちゃったのに、更におねだりしたのは誰かな?」
「私・・・・・ふふっ・・だって・・・最高なんだもの・・・」
美菜は髪と身体を撫でられながら『これが女の幸せって言うのかな?』と思っていた。そして、ふと『この実感がいつでも好きな時に手に入るのなら、菜摘を失っても構わないかも?』と思ったが、同時に、『そんなことしても、どうせ私って直ぐにおじさまに飽きる、きっと・・・。その後に残るのは友達を失ったことだけだし・・・・』とも思った。だからこそ、晃一に対しては今のままが良いのだ。
気怠く甘い感覚の中で美菜は甘えて晃一にキスを求めた。
「おじさまぁ・・・・」
晃一が優しくキスをしてくれると、美菜は手を伸ばして晃一の首を更に引き寄せ、ねっとりと想いを込めて舌を絡めた。そのまましばらく二人は無言のままお互いの存在を確認し合った。晃一の下で口の中を探られる感覚は美菜に愛されているという実感を与える。
やがて満足した美菜が唇を離すと、
「遅くなっちゃった。帰らなきゃ・・・・」
と行って晃一の膝から立ち上がり、止まった乾燥機からワンピースを取ると身に付け始めた。その間に晃一はタクシーを呼んだ。直ぐに来るという。そして晃一が電話を切ると、直ぐに美菜が腕の中に飛び込んできた。
「こうしていて、お願い」
晃一は美菜の身体を抱きしめたまま、時折キスを繰り返した。
「おじさま、私で良ければいつでも・・・・、待ってる」
美菜は晃一から誘われる分には菜摘にも言い訳できると思ってそう言ったのだが、晃一の答えは予想通りだった。
「そんなこと言うもんじゃないよ。旅行を楽しみにしてるからね」
「うん、絶対頑張る。だからきっとよ」
予想通りという想いと微かな寂しさを感じながらも美菜はそう答えた。
「できる?」
「吹っ切れたから。おじさまのおかげで。絶対頑張るから。菜摘にも話しておく。だから待ってて」
美菜は身体の奥に残る熱い感覚を楽しむように、何度も晃一に身体を擦り付けながらキスを楽しんだ。
やがてタクシーが来ると、晃一はタクシー代を渡して美菜を玄関まで見送った。美菜はもう一度心のこもったキスをすると帰って行った。
美菜の去った後のリビングで晃一は余韻を楽しんでいた。ほんの今まで少女が全裸で晃一の肉棒に声を上げていた姿が鮮明に浮かぶ。晃一の上に乗って腰を振りながら声を上げていた姿はとても綺麗だった。
考えてみれば美菜はとても不思議な女の子だ。成績は良いらしいが恋愛の遍歴はかなりあるらしく真面目一辺倒の菜摘とは全然違う。その割にいつも恋愛で失敗を繰り返しているらしい。スレンダーな身体は丁寧に可愛がるととても良い反応を見せるが、それは本人に新鮮な喜びらしく、とても恋愛経験が豊富には見えない。それに、美菜の口での奉仕は絶品で、あの口の中に放つ快感は他の女の子では絶対に得られない。自分の肉棒が端整な顔立ちの美菜の口の中に収まり放った後の肉棒を美菜が丁寧にしゃぶっている光景を想像するだけで肉棒が反応してしまうほどだ。それは小さくて固いために感度は抜群だが揉み応えが少し足りない乳房を補って余りある。さほど口での奉仕になれているとも思えないのにいつも口の中に出させてくれるので、考えれば考えるほど不思議な女の子だった。
そして晃一は、先程美菜を抱いた時のことを想いだし、どうして美菜にあれだけ気持ちが引きつけられるのだろう?と思った。先程のことでも、いつもの流れならもっと早く終わっていたはずだ。それが、どうしても美菜に引きつけられてあれだけ何度も挑んでしまった。美菜が音を上げるほど何度も。自分でも不思議に思う。どうしてあれだけ美菜を求めるのだろう?
美菜は確かにスレンダーで可愛らしさと綺麗さを合わせて持っているが、プロポーションは菜摘の方がずっと綺麗だし、肉壁の中に入っても余りしっかりと締め付けてこないので中で終わるのはかなり大変だ。それなら何なのだろうか?他の子よりも美菜の方が特に胸を晒すことを恥ずかしがるから可愛らしく思うのだろうか?その乳房を徹底的に開発しているので美菜が乳首で感じるのを見るのが楽しいからだろうか?それとも美菜が甘えてくるのが可愛らしいからか?美菜の口の中に出すのが気持ち良いからだろうか?どれも当たってはいるが、どうも本質ではないような気がする。晃一は思い返すほど美菜に引かれる理由が分からなくなった。
ただ、一つ言えるのは、菜摘の時は心が引きつけられる理由を考えたりはしなかったと言うことだ。菜摘のことは理屈抜きなのだ。そう言う意味では、いろいろと引きつけられる理由を数えている美菜は『〜だから』と言う理屈で好きなのかも知れないと思った。
自分でも意識していなかったが、たぶん、美菜のことも好きになっているからこそ、菜摘とよりを戻して以来、菜摘以外は誰も旅行になど連れて行っていないのに美菜を旅行に連れて行く気になったのだろうと思う。美菜と一緒の時間を持ち、甘えさせたり恥ずかしがらせたりして、あのスレンダーな身体を一晩じっくりと愛し尽くしてみたいと思うのだ。ほんのさっき二回出したばかりなのに、美菜のことを考えると肉棒が疼いてしまうのを晃一は持て余していた。
マンションを出て戻る途中、晃一は携帯に菜摘からメールが入っていることに気が付いた。『パパ、火曜日のお昼に会ってもらえる?学校が終わってからだと、どうしてももっと一緒に居たくなるから、きっと遅くなっちゃうと思うの。ずっと一緒に居たいけど、お昼にお願い』どうやら菜摘は平日は平日でもお昼休みというきわめて限られた時間に会いたいらしい。もちろん限られた時間なので菜摘を抱く時間などあるはずが無い。と言うことは、会っても本当にパンツを渡すだけ、と言うことだ。晃一は菜摘を抱けない無念さを感じたが、本人にその気が無いなら仕方が無い。『分かったよ。それじゃ、タクシーで来てくれる?火曜日の12時に学校の前に手配しておくから』と送った。これだと菜摘がマンションに現れるのは12時10分くらいになるだろう。電車で来るよりは15分以上早いはずだ。
すると直ぐに『学校の前は目立つからだめ。学校の直ぐ近くにスーパーがあるから、そこの駐車場にお願い』と返事が来た。確かにそれもそうだ。『分かったよ。菜摘ちゃんの名前で手配しておくから運転手さんにそう言って。スーパーには12時5分までに来てね』と送った。
晃一の方は12時より少しくらい前に会社を抜けても問題は無い。毎日ならまずいかも知れないが、時々くらいならそれほど厳しくはないのだ。
菜摘はその返事を受け取ると了承の短いメールを送った。火曜日にしたのは、月曜日だとお昼に麗華に呼び止められるかも知れないと思ったからだった。菜摘のクラスからだと玄関に行く前に麗華のクラスの前を通らなくてはいけないからだ。
しかし、月曜日のお昼には麗華は菜摘の前に現れなかった。しかし、このところしばらくミーティングを開いていないのでそろそろ開かれる可能性が高い。菜摘は明日は無いように祈った。
そして火曜日、菜摘は朝からそわそわしていた。例え短い時間でも、晃一に会えるのはとても嬉しい。甘えたい気持ちもあるが、お昼休みなら抱かれるのは時間的に無理だ。それでも晃一が会ってくれるというのは、晃一が菜摘のことを本当に考えてくれている証拠だと思える。それが何となく心を温めた。
菜摘は午前中の授業を何度も晃一のことを考えたくなるのを気合いで乗り切ると、お昼休みになった途端、わざわざ麗華のクラスを遠回りして学校を抜け出し、スーパーの駐車場に急いだ。タクシーがいなかったらどうしよう?と心配したが、タクシーはちゃんといた。短い距離だったが運転手は『お客さん、忘れ物ですか?』と笑ってマンションに届けてくれた。
「菜摘ちゃん、良く来たね」
マンションの呼び鈴を押すと直ぐに晃一がドアを開けてくれた。
「パパ」
「さぁ、入って」
晃一が菜摘を抱きしめようとすると、菜摘はスッと身体を反らしてリビングに向かった。晃一はちょっと残念だったが、抱かれる気が無いのは分かっていたので仕方なく菜摘の後に付いていく。
菜摘がリビングに行くと、コーヒーテーブルの上にサンドイッチやドリンクが置いてあった。
「お腹、減ってるだろ?さぁ、食べて」
「わぁ、ありがとう」
「今、持ってくるからね」
そう言うと晃一は菜摘が忘れていったパンツを持ってきた。菜摘はスカートのポケットにそれをしまうと、
「ごめんなさい。お昼休みに・・」
と言った。
「ううん、大丈夫。菜摘ちゃんの顔を見られるのならいつだって。さぁ、時間が無いから早く食べないと」
「うん、いただきまぁす」
菜摘がサンドイッチに手を伸ばすと、晃一も別のパンを手に取った。
「菜摘ちゃん、帰りのタクシーは45分に呼んであるから」
「うん、ありがとう。ねぇ、パパ、迷惑じゃなかった?」
「え?どうして?」
「だって、お昼休みに呼び出したりして・・・・」
「全然、菜摘ちゃんに会えるんだから迷惑なわけ無いよ」
「良かった・・・・・・・、このままじゃ、なかなかパパに会えないし、パンツも受け取れないし・・・・」
「うん、お昼に菜摘ちゃんに会えるんならいつでも来るよ」
二人は食べながら、なかなか弾まない会話にもどかしさを感じていた。
「ねぇ、パパ。昨日美菜に会ったでしょ?」
思いきって菜摘が言うと、晃一はドキッとした。
「うん、昨日は美菜ちゃん、土曜日は友紀ちゃんに会ったけど・・・」
「友紀は良いの。分かってるから。それに・・・・・ううん、何でも無い。美菜のことだけど・・」
「美菜ちゃんが気になるんだ」
晃一も美菜に話題を集中したので菜摘も思いきって聞くことにした。ここ最近、このことばかり何百回考えたか分からない。
「美菜のこと、パパはどう思ってるか聞いても良い?」
「うん、もちろんだよ。美菜ちゃんは・・」
晃一が話し始めた途端、それを遮って菜摘が更に言葉を重ねた。
「ううん、パパがどう思ってもパパの自由だってことは分かってるの。ただ・・・」
「菜摘ちゃん、分かってる。ごめんね、菜摘ちゃんに心配かけちゃって」
その言葉を聞いて、一瞬菜摘は晃一は美菜と何もなかったのではないか?と淡い期待を抱いた。
「俺もしっかりしていないから・・・・・。どうしても美菜ちゃんに会うと自然に雰囲気に流されちゃって・・・・」
その言葉で菜摘の淡い期待は一瞬で消え去った。
「ごめん」
その言葉で二人の間に起きたことが明確に菜摘に伝わった。
「・・・・・・・・・」
今まで何となく分かってはいても、晃一の言葉を直接聞くとショックは隠しきれず、菜摘は黙り込んでしまった。何となく分かっていた、と言うのとはっきり口から聞くのとではインパクトが全然違う。菜摘は今まで自分がはっきりとさせてこなかったからこういうことになったのだと思った。
「今度、はっきり断るよ」
晃一はそう言ったがその言葉に強い意志は感じられなかった。そして、次に菜摘が言った言葉がより晃一を打ちのめした。
「それでパパ、我慢できる?」
「え・・・・・」
「ずっと私を待っていてくれる?なかなか会えないけど・・・・・」
「それは・・・・・会えないのは・・・」
そう言われると晃一もなんと答えて良いのか分からない。
「パパの気持ちは分かってる。でも、ずっと会えないと他の子に行きたくならない?それでもいつまでも私を好きでいてくれる?」
「会えないと・・・・・・」
その言葉で菜摘は自分の考えが間違っていなかったことを確信した。
「やっぱり・・・・・・。そうよね・・・・・会えないんだもの・・・」
菜摘はやはり晃一に美菜を宛がっておいたことは間違いではなかったのだ。
「パパ、私だってパパにもっと会いたいのよ。でも、パパに会うと、どうしてももっともっと一緒に居たくなっちゃって、勉強なんてどうでも良くなっちゃって、せっかく成績が上がり始めたし、パパに褒めて貰いたいし、公立に行かなくちゃ妹が大学に行けなくなるし、今しかチャンスがないって分かってるし・・・・」
菜摘は一気に胸の内に溜まっていたものを吐き出した。
「私だってパパが美菜と会ってると気になるし、何をしてるかだって・・・・・。でも、今はこうするしか・・・・・。美菜に会ってればいつも私のことを思い出すでしょ?」
「それはもちろんそうだけど・・・・」
「だから・・・・」
晃一は隣に座っている菜摘を抱き上げると、いつものように膝の上に乗せた。菜摘は大人しくされるがままになっている。
「ねぇ菜摘ちゃん、もう少し会えない?」
「だめ・・・・私、自信無い、って言うか、絶対勉強よりパパに会う方が大切だからきっと・・・・」
「菜摘ちゃん、いつも何時の電車に乗ってる?」
「え?」
「最近、全然電車の中で会わないけど、何時の電車に乗ってるの?」
「7時40分くらい・・・・」
「電車の中だけでも会えない?それなら勉強の邪魔にはならないでしょ?ほんの数分だけど、毎日一緒に居ればトータルでは結構な時間になるんじゃないかな?」
「そう・・・・・・」
「どうかな?」
晃一の申し出は菜摘にとって魅力的に思えた。ただ、それでは美菜の方はどうするのか決めなくてはいけない。
「うん、良いけど・・・・美菜は?」
菜摘は返事を少しぼかしたまま美菜へと話を振った。
「美菜ちゃんは魅力的な子だけど、菜摘ちゃんに毎日会えるのなら、たぶん我慢できると思う」
晃一はそう言ったが、何となく言葉に力が無い。菜摘は直感で違和感を覚えた。
「それだけで良い?」
「それは・・・・正直に言えば、もっと菜摘ちゃんに会いたい」
「私だって。朝会えば、きっともっと一緒に居たくなる。私は我慢できるけど、パパにはいろんな子が興味持ってるから・・・・」
それでも菜摘は、晃一がそう言ってくれた気持ちは嬉しかった。そして今でも晃一は菜摘を一番に考えてくれていることが気持ちを安心させた。それなら、更に言うことがある。
「それに、パパ、美菜って可愛いけど、どう思う?」
その意味は晃一には分かった。
「うん、美菜ちゃんは可愛いし、とっても良い子だし、今は何度も会いに来てるけど、たぶん、あの子自身も分かってると思うけど、いずれふっといなくなっちゃうような気がするんだ。嫌いになるとか飽きるとか、そう言うのじゃ無くて、あの子は菜摘ちゃんみたいにずっと思い続けるって子じゃなくて、いずれ自然に別の人に行くんじゃ無いか、ってそんな気がするんだ。確証はないけど」
「そう、パパもそう思うんだ。良かった」
晃一の言葉を聞いて菜摘の緊張が解れた。それを晃一が分かってるのなら大丈夫だ。