第250部

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・・」
友紀は激しく息を弾ませながら潤んだ瞳で晃一を見つめている。晃一はその視線を受け止めながら、ゆっくりと起き上がると隆々とそそり立った肉棒にスキンを付けた。
「さぁ、友紀ちゃんの欲しいものを入れてあげるからね」
そのまま友紀の上に被さり、肉棒の位置を合わせるとゆっくりと友紀の中に入っていった。同時に肘で自分の身体を安定させて友紀の乳房も揉み始めた。
「あああぁぁぁっ、あううううっ」
肉棒の先端が友紀の肉門を押し広げた途端、友紀の身体に刻まれていた晃一の肉棒の記憶が甦った。あの身体を無理やり押し広げる圧倒的な太さと長さが友紀の脳裏に甦る。友紀は肉棒が身体に入ってきたことで意識がはっきりとしたのか、ゆっくりと入ってくる肉棒を待ちきれないとばかりに何度も自分から腰を突き上げて肉棒を一瞬でも早く飲み込もうとした。
「そんなに急がないの。ちゃんと全部入れてあげるから」
晃一が半分ほどで肉棒を止めて友紀の耳元で囁き、そのまま耳元を可愛がってキスへと移っていく。
「いやっ、止めないで。ああぁぁっ、お願い、もっと入れてっ、全部、全部欲しいっ、ああぁぁっ」
友紀はキスには反応せず、おねだりを譫言のように繰り返し、晃一の首に手を回して更に腰を何度も突き上げた。そのたびにズリッズリッと肉棒が入るが、晃一が位置を調整しているので半分ほどで出入りを繰り返し深くは入っていかない。
「いやぁ、もっと、もっとおっ、ああんっ、いっぱい、いっぱい欲しいっ、あああぁっ、お願いっ、もっと入れてぇっ」
晃一の肉棒がその太さで友紀の肉壁を押し広げる感覚だけでも猛烈に気持ち良いが、あの奥深くまで肉棒をたっぷりと受け入れた時の、正に『貫かれる』という言葉がぴったりの感覚がまだ無い。
「これじゃ、いやなの?満足できない?」
晃一はわざと肉棒を半分ほどでゆるゆると出し入れしながら友紀をまた焦らした。
「ああんっ、いやぁぁ、もっと、もっとぉっ」
「これじゃ、だめなの?」
「気持ち良いけど、このままじゃいやぁ、全部、全部欲しいの」
友紀は更に腰を突き上げたり、晃一の首にしがみついたりして何とか肉棒を深くまで収めようとした。しかし、晃一がその気にならない限りどうにもならない。その間に友紀の肉壁はゆっくりと晃一の肉棒を締め付け始め、今の深さでも満足を得ようと快感を友紀の身体に溢れさせ始めた。
「あああぁぁっ、あああぁんっ、あうぅぅぅんっ、ああぁぁぁぁ」
友紀はおねだりしても効果が無いのでこの状態のまま感じることに決めたのか、声を上げるだけでおねだりをしなくなり、晃一の首に回していた手も解いて、その代わりに乳房を突き出してきた。与えられた肉棒で満足することにしたらしい。
しかし、晃一はそんな友紀には酷なほど狡猾だった。
「良い子だ。友紀ちゃん、おねだりをしなければご褒美を上げるんだよ」
そう言うと晃一は肉棒をゆっくりと全部押し込んでいく。
「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
友紀は締まり始めた肉壁を無理やり奥まで押し広げられ、全身に鳥肌が立つほどの快感に包まれた。
「ほうら、気持ち良いだろ?」
晃一は根元まで肉棒を押し込む。太くなっている肉棒の根元が友紀の肉壁を更に押し広げ、先端が無理やり子宮を押し上げた。
「ぐぅぅぅぅっ」
友紀は変な声を上げたが、頭の中ではバチバチバチッと火花が散っていて友紀の頭の中は真っ白になった。
「これが欲しかったんだろ?」
晃一は肉棒を友紀の奥深くで止め、友紀の肉壁の感触を楽しみながら友紀の乳房を揉み回した。
「あああうううっ、ああぁぁぁぁっ、あああああーーっ」
友紀は何が何だか分からず、壮絶な快感に無意識に声を上げ続けた。ただ、肉棒が身体の奥深くまで貫いていると言う感触だけははっきりと脳裏に焼き付いた。しかし、そのまま肉棒がまた抜けていく。
「いやぁぁぁぁぁ、抜かないで、そのまま奥までぇっ、ああぁぁんっ、いやぁぁぁ」
友紀は頭を激しく左右に振って抜かれるのを嫌がった。既に一度奥まで入れられた感覚を与えられているのだ、我慢などできるはずが無い。
「ズボズボして欲しいのかな?」
晃一が勝ち誇ったように言うと、友紀は声を上げながらも何度も頷いた。
「それじゃ、もう一回」
晃一が再びゆっくりと肉棒を奥まで差し込んでいく。
「はぁぁぁぁぁーーーーーーっ」
友紀は両手と両足で晃一にしがみつき、今度は両足を晃一の腰に絡めて肉棒が抜けないようにした。
「このままとズボズボとどっちが良いのかな?」
晃一が友紀の中をたっぷりと楽しみながら聞いてきた。
「ズボズボ・・して、ああああぁぁ、ズボズボ・・・・・あああぁぁぁぁ」
友紀は快感で上手く話せないようだ。
「ほうら、気持ち良くなってごらん?」
晃一はそう言うと、ゆっくりと肉棒を出し入れし始めた。肉棒の長さを全て使った大きなストロークだ。
「あああぁっ、そんなにだめぇぇっ、ああぁぁっ、だめええっ、あああああっ」
凄い快感だった。友紀は太くて長い肉棒が力強く身体の奥深くまで出入りする感覚だけを認識しており、悶えても声を上げても気持ち良いことしか分からない。
「ああぁぁぁぁぁ、あううぅっ、はうっ、はううぅっ、はうーーっ」
友紀はやっとたっぷり快感を与えられたことで安心したのか、両手両足をグッタリと広げたまま、腰だけを晃一の動きに合わせて何度も突き上げて与えられた出没を楽しみ始めた。声を上げながら腰だけを上下させる様は、本人の意思と言うよりは女の本能に近い感じがした。
「良い子だ。上手に感じてるね」
晃一は友紀の中が狭くなってきたことに満足し、出没のペースを上げた。しかしそれは、欲しいものを全て与えられたことで友紀にとって与えられた時間を短くすることになった。たちまち友紀の身体は絶頂を飛び越えてしまう。
「ああああっ、だめぇぇっ、もうだめええぇーっ、ああああーーっ、っちゃうっ、・・・はうぅぅーっ」
晃一の肉棒を銜え込んだまま少女の身体が大きくビクンと痙攣し、友紀の動きが止まった。そして小刻みに小さな痙攣を断続的に繰り返す。晃一は肉棒を深々と差し込んだまま動きを止めて一息入れた。
「はうっ・・・・・ううっ・・・・・・・・うっ・・・・・・・・・・う・・・・」
友紀は最大限の肉棒が入ったまま迎える絶頂の素晴らしさに完全に酔いしれていた。身体が痙攣する度に肉棒からずーんと深くて大きな快感が身体中を走り抜け、指先までぴくぴくする。とにかく、固くて長く太い肉棒を入れられたままの絶頂はとてつもなく気持ち良い。痙攣する度に、今この瞬間に肉棒がどれだけたっぷり入っているのかが良く分かる。圧倒的な肉棒が自分の中にしっかりと入っていて自分が女だと実感できるのだ。いくら最初は固くても直ぐに自分の中で果てて小さく柔らかくなる肉棒とは与えられる快感の質が根本的に違う。
しかし友紀だって前に晃一と別れて彼氏に抱かれた時、セックスは余り上手では無かったが心の底から満足していた。気持ちが満たされて心底幸せだと思っていた。その気持ちと満足感に偽りは無い。
しかし、その彼と別れて寂しくて落ち込んでるいる時に、彼氏でも無い借りているだけの晃一に身体の隅々まで圧倒的な満足感を与えられてしまったのだ。友紀は朦朧とした意識の中で満足感と同時に不安がわき上がってきたことに気が付いた。『こんなことされたら・・・・・。おじさまに抱かれると、寂しさも後悔も全部忘れちゃう。こんなことばっかりしてたらだめ。おじさまでしか満足できなくなっちゃう。彼を見つけても幸せになれなくなっちゃう』と思った。しかし、同時に『もっとして欲しい。これだけじゃいや。あれだけ我慢したんだもの、まだ足りない』とも思った。そして、身体が感じている間は晃一に抱かれることに引きずられても当然だと思った。
やがて意識がはっきりとしてくると、自然に身体動いて晃一の首に手を回して引き寄せ、身体を擦り付けて甘え始めた。自然に身体が動く。『こんな事したらだめ』と心の隅で小さく思うのだが、身体の中に刺さった太くて長い肉棒から湧き上がる快感で、どうしてもそうなってしまうのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、もう、おじさまったら・・・・、ああん、ああぁぁ、ねぇ、おじさまぁ」
「ん?どうしたの?甘えたくなった?」
晃一は友紀の首筋を唇で可愛がりながら友紀の身体を抱きしめた。まだ腰は動かしていない。しかしほんの少し身体を動かすだけで刺さっている肉棒の角度が微妙に変わるので身体の奥底から快感が湧き上がる。
「ああぁぁ、なんて素敵なの・・・・、こんなことされたら・・・・・もう・・・・」
友紀は首筋を愛撫されながら喜びながら喘ぎ続けた。再び身体の奥まで入っている肉棒が太さと長さを主張し始める。
「ああん、まだそんなにしたらだめぇ、ああん」
「もう、なあに?」
「内緒、言えない」
友紀はそう言ったが、『こんな事してもらえるんなら、菜摘の代役でも何でも良い。ここに来れば全部忘れて夢中になれるなら・・・』とまで思ってしまう。どうなっても良いと思うのだ。
もちろん、肉棒を差し込んだまま放出していない晃一も、今いったばかりの友紀も、このまま終わらせるつもりなど毛頭無い。友紀の身体に再び肉棒の快感が湧き上がり始めると友紀はもじもじと腰を動かし始めた。
「おやおや?もう感じ始めたのかな?」
「だっておじさまぁ、こんなことされて普通でいられるわけ無いでしょ?ああん、いったばっかりなのに本当に感じてきたぁ。いっぱい入ってるからぁ、ああん」
友紀は再び両足を晃一に巻き付け、首筋に晃一の息と声と唇を感じながら喜びの声を上げ始めた。
「それじゃ、今度は上になってごらん?」
晃一がそう言って友紀を上にすると、
「ああぁんっ、でもスカート、脱いでも良い?」
と言って友紀は一度腰を持ち上げて肉棒を抜き去り、スカートとソックスを脱ぎ捨てた。晃一は仰向けになって肉棒をそそり上げたまま友紀を待っている。もちろん、この時の二人は数秒後には再び繋がることができると思っていた。友紀が晃一の上に戻ってきた時、
「さぁ、自分で入れなさい」
と晃一が言うと、完全に全裸になった友紀が晃一の上に跨がり、肉棒を手に持って自分の入り口に当てた。
その時、晃一が脱ぎ捨てたワイシャツのポケットに入っていた携帯が着信音を奏でた。友紀は構わずに肉棒を入り口に当て、それを無視して腰を落とし始めた。しかし、先端が肉門を越えて友紀が声を上げようとした友紀が晃一の表情に気が付いた。
「どうしたの?誰?」
そのままの体勢で友紀の動きが止まった。
「菜摘ちゃんみたい・・・・」
その言葉は衝撃的だった。友紀は一瞬、このまま全てを無視して肉棒を身体の奥深くまで収めようかと迷ったし、実際その気も十分だったのだが、一度ベッドを下りてスカートとソックスを脱いでいた間に頭は少しだけ冷静さを取り戻しており、それが友紀に危険を知らせていた。
「おじさま、菜摘と話して」
そう言うと気力で先端だけ入った肉棒を抜き去った。身体を満たし始めていた快感が薄くなっていくのがとても悲しい。
晃一が身体を起こし、脱いだ服に埋もれていた携帯を取りだして通話を始めた。
「菜摘ちゃん?」
『パパ、友紀が行ってるでしょ?』
「うん、いるよ」
『私もこれから行って良い?』
さすがにそれは晃一とって衝撃的だった。菜摘だって友紀とこうなっていることは承知の筈だが、明確に『抱いてあげて』『抱いてもいい』と言ったわけでは無いので堂々と見せられる姿では無い。
「うん、もちろん良いけど、今はどこ?」
『後しばらくで着くと思うの。まだ少ししてからだけど』
「うん、分かった。待ってるよ」
『それじゃ、後でね』
菜摘はそう言って携帯を切った。実はその時、菜摘は直ぐ近くのコンビニの前まで来ていた。しかし、今の会話から晃一は菜摘が着くまで少し時間があると思ったはずだった。菜摘はコンビニを出ると、もう見えているマンションに向かってゆっくりと歩き始めた。
「おじさま、菜摘、来るって?」
「うん、少ししたらって言ってた」
『おかしい』と友紀は思った。『少ししたら?』そんなはずは無いと思った。何かが変だ。ここに菜摘が来ると言うことは、分かっていて友紀と二人の時に敢えて踏み込んでくると言うことだ。そういう時、友紀だったらわざわざ到着のだいぶ前に到着まで時間があると電話するだろうか?到着のだいぶ前に連絡するのであれば、自分が着くまでに全部きっちりと始末しておいてセックスの痕跡など残さないようにして欲しい、と言う意味だろうが、それなら急に来ると言った菜摘の気持ちが説明できない。
電話しておいてから直ぐに現れ、『電話しておいたのにこんなのを見せつけるわけ?』と言う感じで慌ててバタバタする自分に『私の返事も聞かずに電話を切ったのはこういうわけだったの?』と冷たい視線を送るのが目的なのでは無いか?友紀はさっき、菜摘の返事もろくに待たずに電話を切ったツケが来たのだと思った。きっちり菜摘が納得していればこんなことになるはずが無い。そしてもし、自分の想像の通りなら残された時間はほとんど無い。
友紀は晃一に愛されたばかりの身体に残っている甘い余韻を気合いで無視すると、脱ぎ捨てたばかりのスカートを掃き、ブラジャーを取って腕を通し始めた。まだ身体は甘い感覚に満ちており、だるいが仕方ない。
「おじさまも服を着て」
「どうしたの?まだしばらく時間があるよ」
「良いから。とにかく早く服を着て」
「うん、わかったけど・・・・」
晃一は友紀が急ぐ理由が分からず、可愛がったばかりの乳房が布地に包まれていくのを残念そうな目つきで眺めていた。しかし、友紀はそんな晃一に構わずにブラジャーを手早く付けるとソックスに手を伸ばした。
「菜摘ちゃん、そんなに急がなくたって・・・」
晃一はまだ下着を着終わっていない。もう一度くらいはできると思っているのだ。
「おじさま、早く」
「どうしたの?」
「まず服を着て。話はそれから」
友紀はソックスを履き終わると、電動のソファベッドの背もたれを起こした。そして次に制服を着始めた。とにかくまず外見を整えなくてはいけない。晃一はシャツを着てワイシャツのボタンを留めているところだ。友紀の様子から、晃一も何かが起こり始めていると気が付いたらしく、手早くボタンを留めていく。
「あ、そうだ、ちょっとおじさま」
友紀は制服に袖を通しただけの姿で手を止めると、コーヒーテーブルの横に置いた鞄からウェットティッシュを取り出した。
「ちょっと冷たいけど我慢してね」
そう言うと晃一の口の周りを軽く拭いてからしゃがみ込んで晃一の肉棒を取り出し、軽く拭いてからティッシュをスカートのポケットにしまった。
「どうしたの?」
「直ぐに菜摘が来る」
「え?だって菜摘ちゃんは少ししてからって・・・・」
晃一はそう言いながらもボタンを留め終わり、スラックスを手に取った。
「ううん、きっともうすぐ来る」
その時友紀は既に制服をほとんど着終わっている。そして友紀がリボンを止めて最後にジッパーに手を掛けた時、玄関のチャイムが鳴り、直ぐにピッという音と玄関のロックが外れる音がした。
「やっぱり」
友紀はそう言って晃一が着終わるまでの時間を少しでも稼ぐため、制服のジッパーをズッと引き上げて髪を撫でながら玄関に向かった。ほとんど無意識だったがここに来た時にチェーンロックをしておいて良かった。友紀はわざとガチャガチャと開けようと苦労している菜摘をドアの隙間から一度見て、
「今開けるから待って。・・・・おじさまぁ、菜摘が来たよ」
と言ってちょっとだけゆっくりとチェーンロックを外した。友紀がドアを開けると菜摘が冷たい視線で友紀の全身を上から下まで一瞬でチェックするのが良く分かった。『やっぱりね』友紀はそう思いながらも、どこにも不自然なところが無いか改めて自分の姿を頭の中で確認し、問題ないことを確信しながら、
「早かったね」
と言って菜摘を玄関に導いた。今日の菜摘は薄手の淡いブルーのブラウスと水色のミニスカートだ。
「うん、ちょうど切りの良いところだったから切り上げちゃった。思ったより早く着いた」
菜摘はそう言うと、
「パパぁ、シャワー借りていい?」
と言ってリビングに顔を出した。その菜摘の仕草には、明らかにここは自分の場所だと言う意識が現れている。『思ったより早く着いた、ね・・・・、やっぱりね』友紀は心の中でため息をつきながらリビングに戻ることにした。
「ああ菜摘ちゃん、もちろん、さっぱりしておいで」
「はぁい、行ってきまぁす」
晃一がリビングの中から答えた所を見ると、既に晃一は支度を終えたのだろう。友紀は安心すると、荷物を置いてバスルームに入っていく菜摘とすれ違った。友紀は菜摘の視線が怖かったが、その視線は特に冷たいわけでは無い。おかげでちょっとだけホッとした。
そして友紀はリビングに戻ると荷物を手にした。