第252部

「なんだぁ。テープの長さ、直径がこの大きさになるまでの合計になるんだ」
そう言って問題の中に書いてあるテープの直径を指した。
「偉い。その通りだよ。ちゃんと分かってるね。それじゃ、テープ全体の長さは?」
「だから、それを全部足していったときの長さに等しいんだから・・・」
「うん、そう、だいぶ勉強したんだね」
「へへへ・・・・」
菜摘は照れ笑いをした。そして、初めて晃一の方に振り向いて目をつぶった。そのまま晃一がキスをすると、遠慮がちに少しだけ舌を返してきた。あまり熱心に絡めてこないところを見ると、夢中になりたいのを我慢しているようだ。晃一は唇を離すとまだ全然尖っていない菜摘の乳首を改めて見た。いよいよ楽しい作業に取りかかる時が来たのだ。
「それじゃ、ちゃんと計算式を作ってごらん?」
その言葉に菜摘は、このまま晃一がベッドに連れて行ってくれるという思いが違っていることにちょっとだけがっかりした。そして、自分がいつの間にかその気になっていることにも小さく驚いた。
「えーと、1週目から順にこうやって直径が増えていくんだから、それぞれの1週分の長さの計算はこうなって・・・・・・・・・・・・・、だから合計のテープの長さは・・・・・こうかな・・」
「そう、シグマの1からnまでの合計だからね」
「この変換が苦手なの・・・・・・」
「頑張ってごらん?落ち着いてやれば大丈夫」
「だから、nはテープの全部の長さだから・・」
「そうかな?nは長さなの?」
「え?・・・・・・ちょっと待って・・・・・・。あ、そうか、nは巻いてある回数だ」
「そうそう。その調子だよ」
そう言うと晃一は菜摘の脇から両手を入れて乳房の膨らみの下の部分のお腹の上に手を当てた。まだ乳房に触ってはいないが、両手で包んで絞り上げるように揉み上げられる体勢だ。
「ああんっ、ちょっとだめ、まだ終わって無いっ」
菜摘は嫌がった。もう少しで終わりそうなのだ。ここで止めたくは無かった。晃一の両手を押し下げようとする。
「だめ、数列をまず作りなさい」
「いやっ、だめっ、離して」
菜摘は嫌がったが、晃一は手を離してくれない。
「お願いだからパパ、終わるまで待って。良いでしょ?ね?」
「まだ終わってないよ。数列を作ったらそれを解かなきゃいけないんだから」
「だからぁっ、終わるまで待ってぇ」
「このままだよ。続けなさい」
「そんなぁ・・・・・気が散って勉強できない・・・・」
菜摘は軽く身体を捻って逃げようと嫌がっていたが、だんだん諦めてきた。もちろん、こうされる事自体は嫌では無い。早く可愛がって欲しいという気持ちだってある。晃一に教えて貰ったからこそ解けたのだという思いもある。そして『このまま優しくされても、後で家で復習すればいいや』という誘惑にも駆られていた。
「大丈夫。しっかりと数列ができたら、後は機械的に解いていくだけだろ?」
「それはそうだけど・・・・・・・」
菜摘はとうとう諦めると、再び問題に集中した。まず数列を作って、それが正しくできているか、nに実際に数字を入れて計算してみるのだ。
「nが1の時は・・・・。大丈夫。合ってる。2の時は・・・・・・・」
その時、晃一の両手が少しだけ上に上がり、乳房の一番下側をちょっとだけ包み込んだ。
「あっ、まだっ」
菜摘はそう言ったが、もう嫌がらなかった。ただ、包まれた部分からはじわじわと無視できない感覚が湧き上がり始める。
「まだ待って。お願い、解きたいの。だから・・・・あっ」
更に乳房がもう少しだけ包まれた。ただ、揉んでいるわけでは無いので何とも言えないじわじわとした鈍い快感だ。
晃一は菜摘の乳首をじっと見つめていた。ほんの少しだけ飛び出してきたかも知れない。しかし、今はまだ快感を与える時では無い。今日は菜摘の乳首が埋もれている状態から飛び出してくる様を見たいのだ。だからこれ以上するつもりは無かった。
「nが3までやって大丈夫だから、たぶん間違えてない。合ってる」
「それじゃ、数列を解きなさい」
「はい・・・」
菜摘は数列を時始めた。解き方自体は決まった方法に従うだけなのでなんの問題も無い。
「まずは全部展開して・・・・・そう、整理するのはまだ・・・」
「はい・・・・・」
「うん、それでいいね。じゃ、それを整理して・・・・」
「はい・・・・・」
菜摘は言われたとおりに数列を解いて整理していく。
「急がないで。確実に整理していくんだよ」
「はい・・・」
菜摘が展開した式を整理していくのを見ながら、晃一は良くここまで勉強したものだと思った。以前の菜摘の成績ではこんなことはできるはずが無い。そう思うと菜摘がとても愛おしくなる。
「菜摘ちゃん、良くここまで勉強したね」
そう言うと晃一再び菜摘の細い項に舌を這わせた。ピクッと菜摘の身体が唇の愛撫に反応した。
「はぁぁぁぁぅぅーーっ、だめ、パパ、まだだめ」
「頑張ったんだね。偉いよ」
「だめ・・・はうぅっ、待って、そんなに・・・ああああぁぁぁ」
菜摘はそう言って嫌がったが、身体は勝手に軽く仰け反って晃一に項を差し出し、晃一の唇をたっぷりと受け取ってしまう。
「可愛いよ。菜摘ちゃん」
「だめ、ああうぅっ、だめ、止まらなくなる・・・・あうっ」
「菜摘ちゃん、そろそろ優しくして欲しくなってきた?」
「ま・・・まって・・・・・・あうぅ・・・・・まだ・・・・」
菜摘は気持ち良さと安心感に流されそうになりながらも、まだ晃一に抱かれたいとは言わなかった。
「でも、感じてるよね?」
「それは・・・・・」
「我慢できるの?」
「・・・・・・・はい・・・・」
「ほんとうに?」
「・・・・・・・・・・」
菜摘は返事をする代わりに数式を整理していった。それが菜摘の答えだった。ただ、身体ははっきりと熱くなり始めていたし、乳房を下から支えている晃一の手が気になって仕方が無い。
「試してみようか?」
「えっ、そんな、あっ、だめっ」
菜摘は乳房の下に触れているだけだった晃一の手がゆっくりと乳房を包みながら上に上がってきたことに気が付いた。
「んんっ、そんなに上までしないで、パパ、お願い、我慢できなくなるっ」
とうとう菜摘は正直に白状した。晃一がこう言わせたいのは裸にされて乳房に少し触られた時から分かりきっていた。しかし、さっきまでは本当に何とか我慢できると思っていたのだ。しかし、今晃一に包まれている乳房から湧き上がる快感の予感は大きすぎる。
「それじゃ、包み込む代わりにこうするね」
そう言うと晃一の両手の人差し指が独立して動いた。
菜摘は一瞬で分かった。『来る!』と思った次の瞬間、両方の人差し指が菜摘のまだほとんど埋もれていた乳首を下から上に軽く押し上げた。
「ううーぅっ」
菜摘がぎゅっと快感に耐えた次の瞬間、更に人差し指が今度は乳首を上から下に押し下げる。
「はあうぅぅぅーーっ」
ほんの数秒だった。晃一が最初に感じたのは『柔らかい』だった。想像以上に乳首は柔らかく、パンパンに張っていた乳房とは対照的な感触だった。乳首の周りは非常に柔らかく、指を置くだけで中に埋もれてしまうほどだ。だから晃一の指はそっと触っただけで乳首を押し下げるように少し中に埋もれた。しかし、次の瞬間、乳首は自信の存在を主張するかのようにピコッと固く立ち上がり始めた。そして晃一の見下ろす目の前で菜摘の乳首はあっという間に飛び出してきた。そして、まだあまりにも柔らかい乳首を軽く上下に二回押し上げたり下げたりする間に中心は完全に固く突き出してきた。それはまるで魔法を見ているようだった。そして今はもう乳首の根元が浮き上がるくらいはっきりと飛び出しており、指で可愛がられる度にたっぷりと快感を菜摘の身体に送り込んでいる。
「はうぅぅっ、ううっ、ま、待って、はあぁっ、だめっ、考えられないっ」
菜摘はじっと快感に耐えるのが精一杯で、俯いた目の前で乳首が晃一の指に可愛がられるのをじっと見ていた。強烈な快感が湧き上がり、気持ち良すぎて何もできない。ベッドなら思い切り仰け反って快感に夢中になるのだが、机にいてはそれもできない。菜摘は俯いて晃一の手が乳房を包むのを薄めで見下ろしながら必死に快感に耐えた。
「気持ち良いだろ?」
晃一は平然と言った。その両手の指はまだやわやわと乳首を可愛がり続けている。
「ああぁぁ、だめぇ、はうぅっ、ううっ、指を、指を止めてぇ」
「いやなの?」
「とにかく、まず止めてぇぇぇぇぇ」
晃一が指と止めると、菜摘はゆっくりと晃一の両手を掴んで引き下ろし、乳房から引き剥がした。その様子から、晃一は怒られるのかと思ったが、菜摘は晃一を潤んだ目で見上げると、
「パパ、もう我慢できない。ベッドでして」
と言った。その目は明らかにその気になっている。
「うん、そうだね」
晃一はそう言うと、ベッドの横で一気に服を脱ぎ始めた。菜摘もゆっくりと立ち上がると、スカートを下ろしてソックスを脱いでいく。上半身裸で立ち上がった菜摘の乳房は固く膨れ上がってパンパンに張り詰め、乳首は硬く飛び出しており、菜摘の身体自体が我慢できなくなっていることを良く表していた。張りのある乳房は上を向いていると言うが、菜摘の乳房は小さめなのと下半分も固いままなので乳首が上を向くほど下に重さがかかっておらず、完全に正面を向いて突き出している。
しかし、快感に身体が支配されて上手く力の入らない菜摘と、その気十分の晃一では脱ぐ速度に違いがありすぎた。晃一は菜摘の目の前で一気に全裸になると、ベッドに横になった。もちろん肉棒は既に力強く立ち上がっている。
「さぁ、おいで」
晃一は少し横に動いて菜摘のスペースを作った。
「はい・・・」
既に上半身裸の菜摘はパンツくらいは脱がせて欲しかったが、今はそれよりお直ぐに抱いて欲しい。立ち上がって静かに晃一に近づくと目の前でスカートを脱いでからパンツを下ろし、全裸になった。やはり綺麗だった。胸が少し小さいが、既に可愛がった後なのでツンと上を向いて尖っている乳房は本当に可愛らしいし、腰のライン、茂み、そして少しだけ見えている大きめの秘唇、どれもが晃一の視線を釘付けにした。
菜摘は晃一の力強くそそり立っている肉棒に視線が釘付けになったが、何も言わずに一度ベッドに腰を下ろすと、静かに晃一の上にしなだれかかってきた。それを晃一が抱き留め、スムースに抱き寄せる。菜摘の身体がぴったりと晃一に寄り添い密着した。
まず二人とも無言で見つめ合うとそのまま長いキスに入った。最初はゆっくり、そして次第に思いの丈を伝え合うかのように情熱的に舌を絡めていく。既に二人とも全裸なのだから、最早二人を止めるものは何も無い。二人は情熱の限りを伝え合った。
晃一にとって菜摘の身体は小柄でしっとりとしていてぷりぷりに弾力がある魅力的な身体だったし、菜摘にとっては力強くて大きい、そしてごつごつした女の子を夢中にさせる身体だった。お互いの口の周りが唾液でべっとりと濡れるほど情熱的な舌の交換を楽しんでいる間に、菜摘の秘唇はゆっくりと濡れ始め、晃一の肉棒には更に力がこもってきた。
晃一は菜摘の項だけを指で軽くなぞっていた。他には一切触っていない。もちろん、その気になればキスをしながら乳房を揉むこともできたし、いつものように背中を可愛がることできたが、敢えて愛撫を抑えていたのだ。
しかし、その効果は抜群だった。次第に菜摘の息が荒くなってくる。
「んんん・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・パパぁ・・・・ああん」
唇を離した菜摘は晃一の胸に頭を乗せて甘えてきた。身体をゆっくりと擦り付けてくる。
「どうしたの?どんな風にして欲しいの?」
そう言いながらも菜摘の項をツツーッと指でなぞる。
「ああん、それだけはいやぁ、ねぇパパぁ、早くぅ」
「早く、なんなのかな?」
「さっきはいきなりあんな事したのに、その気にさせておいて知らんぷりは反則よぉ、ああんっ、あん、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・」
菜摘は物足りない感覚を少しでも満たすために最大限密着しようと、晃一に沿い手していた体勢から少しずつ晃一の上に乗り上がるように身体を擦り付けてきた。
「おやおや?菜摘ちゃんは我慢できなくなってきたのかな?」
「ああん、指は止めてぇ、ああんっ、だめぇ、指は感じるからぁ」
菜摘は晃一の指だけでどんどん我慢できなくなってきた。今はとにかく愛して欲しくて仕方ない。
「裸になったのにぃ、パパぁ、早くぅ」
菜摘は我慢できなくなり、身体をくねくねと擦り付けながらおねだりした。
「それじゃぁ、菜摘ちゃんが好きな格好をしてごらん?どんな風にして欲しいの?」
晃一がそう言うと、
「直ぐにしてね?焦らさないでね?」
と言って晃一の横に仰向けで横たわり、両手を頭の上に延ばした。手の先から足の先までスッとまっすぐになっている。その姿も乳房から細く絞られた腰を通して茂みまで目を引きつけるとても綺麗な姿だった。改めて晃一は菜摘の足は本当に長いと思った。もう直ぐ、この綺麗な足が晃一を求めて腰に絡みついてくるのだ。
「おっぱいから?」
晃一が聞くと、菜摘は両手を挙げたままこっくりと頷いた。
『よし、友紀ちゃんと同じことをしてみよう。さっきは乳首に触ったけど、まだまだ可愛がって欲しがってるんだから大丈夫だろう』そう思った晃一はそっと菜摘を仰向けにすると、菜摘の乳房を裾野からゆっくりと可愛がり始めた。
「あん、あん、あっ、あう、パパ、もしかして、あっ、ああっ、いや、それはいや」
菜摘は早くも晃一のしたいことを察したようだ。
「今日はおねだりは無しだからね」
その言葉に菜摘は敏感に反応した。晃一が何をしたいのか直ぐに分かったのだ。
「そんなぁ」
「おや?おねだりは嫌じゃ無かったのかな?」
そう言って軽く菜摘の項から乳房の脇の小乳の辺りをそっと指でなぞると、菜摘ははっきりと嫌がった。
「それは・・・・ああんっ、やっぱりおねだりするっ、ああっ、早く、早くぅっ」
菜摘はおねだり無しを無視すると、じわじわとおねだりを始めた。
「ほら、もうおっぱいに触ってるんだよ。感じてごらん?」
晃一は両手の指を刷毛のように使い、半球型の菜摘の乳房を裾野から撫で上げていった。菜摘の乳房は小さめではあるが、横になっても全く高さが変わらない。特に胸から膨らみ始めの部分が固くて晃一を楽しませた。晃一は本当に乳首ギリギリまでを丁寧に愛撫し、菜摘の身体に焦れったさと快感を送り込んでいく。
「ああぁぁっ、そんなぁっ、はううぅっ、いやあぁぁっ、ああぁぁぁっ、パパぁっ」
菜摘にとっては堪ったものでは無かった。グッ仰け反ってと乳房を突き上げたままゆっくりと身体を捻って乳房を左右に振り晃一に乳房をアピールするが晃一は更に指を何度も何度も丁寧に這わせていく。
「ああぁぁっ、早くぅっ、お願いよぉっ、早くしてぇっ」
菜摘はぎゅっと目をつぶったまま、喘ぐように言った。
「おや?菜摘ちゃん、おねだりをするんじゃ無かったの?」
「もうっ、我慢できないっ。早くしてぇっ」
「それじゃ、上手におねだりしてごらん?」
菜摘はそれまで自分ではおねだりをしていたつもりだったが、晃一はそう思っていなかったようだ。晃一が言わせたいことくらいは想像が付いたが、それを言うのは別問題だった。
「ああぁぁんっ、意地悪しないでぇッ」
「だからいいよ、おねだりしてごらん?どう言えば良いのかは分かってるだろ?」
「そんな冷静に言わないでぇ、ああぁぁん、我慢できないぃ、早くぅぅ」
菜摘はゆっくりと悶えながら乳房を左右にぷるぷると振って嫌がった。
「しっかりとおねだりしてごらん?」
もちろん菜摘にはなんと言えば良いのか分かっていた。分かりきっていた。そして、言わなければ先に進めないことも。だから菜摘は恥ずかしい言葉を口にした。
「菜摘はパパにおっぱいを優しくして欲しくて我慢できません。早くおっぱいを揉んでお口で食べて下さい」
「こう?」
晃一は仰け反って突き出している二つの半球型の乳房を両手で一気に揉み寄せ、両方の親指と人差し指で乳首をコリコリと可愛がった。