第274部

「脱がしてもらうのだって、あれはあれで大変なんだから。全部脱がされるまで待ってなきゃいけないし」
「はいはい、でもね、じっと脱ぐのを見られるのも辛いのよ。あの状態で脱ぎ終わるまで動いちゃダメって言われたら。おじさまに脱がせてもらえるなんて美菜、幸せよ」
「あの状態なのは同じでしょ?どっちだって」
「違うわよ。だって、脱ぐのは自分で体を動かして脱がなきゃいけないけど、脱がされるのはじっとしてればいいんだから。特にあのままでスカートを脱ぐのは声を止めるだけでも大変なんだから」
「それはあるかもね」
「そうでしょう?」
「私だって脱がされながら見られるの、すごく恥ずかしいの。コンプレックスあるの、知ってるでしょう?」
「だからなのね、きっと、美菜が恥ずかしがるのが可愛いのよ。どっちにしても美菜は可愛いんだからいいじゃないの。見せてあげれば。どのみち直ぐに全部脱ぐんだし」
「私、そんなに全部脱いでしたこと無いから・・・・・・」
「そうなんだ。それだけおじさまが安心させてくれるってことか」
「そうかもね。とにかく、それでまず一回向き合ってしてもらってから、後はさっき話したのと一緒。私のはそこまでよ。とにかく全部話したからね。今は友紀の番でしょ?」
「それじゃ、もう一回私から言うわね。とにかく、私が見たとき、友紀はおじさまの膝の上で横になってた。スカートに手を入れてしてもらってたみたいだった・・・・・」
「そうよ。もう一度言っておくけど、本当にあの時、最初はその気なかったの。でも、彼のこと相談して、話を聞いてもらってたら悲しくなって、それで安心したくて・・・・おじさまならいつでも止めてくれるからちょっとだけ胸を触ってもらったらだんだん身体が反応してきて・・・・・。それでいっかい指でしてもらって終わりにしようと思ったのに・・・・おじさまが上手で・・・あの・・・・もっとその気になっちゃって・・・もっと欲しくなっちゃて・・・・それでお願いした」
「友紀も自分からしたんだ。おねだり・・・・」
美菜は自分にも何度も経験のあることを友紀もされていたことがちょっとショックだったが、何故だかわからないが同時に少し安心もした。
「そうよ。もうどうにも我慢できなくて・・・」
「美菜はそこから見てたの?」
「そう。友紀がおじさまに指でしてもらってから、自分からおじさまの上になってた・・・・」
「そうよ。だけど、おじさまはやっぱり脱がせてくれなかった。入ってるのに全部脱ぎ終わるまで動いちゃだめだって言われた。ちゃんと言ったのに、美菜には脱がせてあげたのにって。そうしたら、『特別だよ』って言われてスカートだけは脱がせてくれたけど」
「それで?」
「後はそのまま胸も全部されて一気に最後まで」
「その後が凄いのよ。言うわよ?」
美菜が聞くと、友紀も観念した。
「いいよ・・・・・」
「それで、私の時みたいに膝の上でしてもらってから友紀を上に乗せたままソファをベッドにして・・・・そのまま今度はおじさまが下から始めたの」
「下になりたいって言ったのに、聞いてもらえなくて。だって知ってたから、美菜が覗いてるのを」
「もうその時から知ってたんだ」
「最初におじさまに乗った時からね」
「そうなんだ」
「でも、おじさまは美菜がシャワーだと思ってたからやめてもらえなくて・・・。このままじゃあの格好を見られちゃうから下になりたいって言ったのに・・・・。でも始められちゃって、そのまま私も夢中になっちゃって・・・・」
「それで、あの格好になったのね?」
「あの格好?」
「そう、おじさまが寝てて、友紀がその上でトイレの時みたいに足をつけて膝を上げておじさまの上に座る感じで入れて・・・・、そのままあそこを自分で上下に動かして・・・・・・凄かった・・・・」
美菜は友紀の中に激しく肉棒が出入りする様子を思い出しながら言った。
「おじさまに教えられたの。なんて言うか・・・・身体が勝手に動いて・・・止まらなくて・・・だって、凄くいいんだもの、あれを始めると夢中になっちゃって・・・・」
「うん、すっごく一体感があったのは感じた。おじさまに胸をされながら友紀が上下に動かして。二人とも夢中だったもの」
「あれはおじさまが上手に突き上げてくるから身体が勝手にそうなって・・・・。胸もされてたし・・・・。凄くいいの、もうわかんなくなっちゃって・・・・・。恥ずかしい恰好なのはわかってたけど、もうどうでもいいって言うか・・・・」
友紀がそう言って菜摘を見ると、菜摘の表情は固く凍り付いていた。
「菜摘、大丈夫?聞きたくなかったら止めるよ?」
友紀はそう言ったが、菜摘は力なく言い返した。
「言っても言わなくても事実は変わらないんでしょ?それなら聞いておいた方がいいと思う」
「そりゃ、そうだけど・・・・・・、本当にいいの?って言うか、これでほとんど言っちゃったけどね」
「それじゃ、友紀はそこで終わりになったの?」
菜摘が言うと友紀がすぐに答えた。
「そう、それからシャワーを浴びて、ちょっとおじさまの膝の上にいたけど何にもなくてすぐに帰った」
「そうなんだ」
菜摘の言葉にはかすかに安堵が感じられた。
「でもね、外には美菜が待ってて、私が帰ってから美菜は荷物を取りに戻ったの」
「え・・・・」
「ごめんね・・・・・、部屋に荷物を置いてきちゃって、それで友紀が出て来るのを待ってたの」
「ってことは・・・・まさか、また部屋に戻ったの?いつ友紀が出てくるか分かんないのに待ってたの?」
菜摘は半ば呆れた。携帯にメッセージで持って来てくれるように言っておいてどこかで待っていれば済むことなのに、わざわざ友紀が終わるまで部屋の外で待っててそれから戻るとすれば、考えたくないことだが理由は一つしかない。
「そう・・・・」
「それから・・・・また?」
「そうよ」
そこで友紀が割って入った。
「ねぇ美菜、そんなに夢中なの?」
「夢中だった、かな?今はそれほどでもないけど」
美菜はそうごまかした。そして突っ込まれないように、立て続けに言った。
「だって、あの時は自分から全部お願いしたんだから・・・」
「全部って?」
美菜は菜摘が気持ちではなくてしたことに食いついてきたことで安心した。
「最初はもう少しいてもいいですかって聞いて、それから膝の上に乗ってもいいか聞いて、それからキスしてって言って、そして、やっぱりもう一回してって言って・・・・」
「パパにはその気がなかったの?」
「わかんない。でも、ずっと優しかったから・・・言えばしてくれたし・・・」
「それで、美菜がしてって言ったらすぐにしてくれたの?」
「ううん、最初に胸を触ってもらってから・・・・おじさまの手を下に持って行って・・・・・触ってって言って・・・・そしたら、してくれた」
「そう」
「そこまですればしてくれるわよね」
「そう・・・触ってくれた・・・・でも・・・・」
「まだあるの?」
「おじさまはまた聞いてきたの。本当にいいの?って。それで・・・・・」
「言いなさいよ」
「・・・・・・・あの・・・・」
美菜の様子が変なので友紀も菜摘も不思議に思った。これだけ話した後なのに話せないことなどあるのだろうか?
「どうしたの?」
「ごめん・・・・・ちょっと・・・・・」
反応したのは友紀だった。
「ははん、美菜、菜摘には言えないこと、言ったのね?」
「そんなこと・・・」
「それじゃ、言ってあげましょうか?私としたかったら菜摘と別れなさいとか何とか言ったんじゃないの?」
「そんな、絶対違う、そんなんじゃない」
「美菜は可愛いし、おじさまに本気だったんでしょ?だから菜摘が邪魔になったんじゃないの?」
「違う、本当にそうじゃない」
「それなら言いなさいよ」
こうなってはどうしようもない。美菜は正直に言うことにした。
「怒らないでね。私のこと、好きって聞いた。最初からわかってたのに。それから菜摘のことは好きって聞いた・・・。そうしたら、おじさまは私を好きって言ってくれたけど、菜摘とは違うって言った・・・・」
「やっぱ、そういうことなんだ」
友紀はため息をついた。ただ、菜摘はそれを聞いても喜びはしなかった。何と言っても、一度帰ってから戻ったというのが引っ掛かる。
「それじゃぁ、美菜はそこで諦めて帰ったわけね?」
友紀がそう言うと、美菜は静かに言った。
「違う。おじさまにはその気はなかったのかも知れないけど、おじさまの前で脱いだ」
「え・・・」
「そうしたらおじさまも優しくしてくれた・・・・」
言っていて美菜は自分が悲しくなってきた。
「それはもちろんそうだろうけど・・・・。でも、そこまでする?」
友紀はちょっと怒っている。
「ごめん、あの時はそれしか考えなくて・・・」
それを聞いた菜摘はもちろん腹が立ったが、なぜか美菜を憎む気にはなれなかった。だから今度は菜摘から聞いた。
「そこまでしてパパにしてもらいたかったの?」
「そう・・・あの時は・・・・・どうしてだろうね?・・・・でも、あの時はそれしか考えなかった。多分、部屋に戻った時から・・・・・・」
「パパが優しいから?」
「そうかもしれないけど・・・・。安心したかったのかもしれない。おじさまなら後腐れないし、学校関係ないから」
「それで、そのままされたのね?」
「されたって言うか・・・・・、抱き合って私が上になって・・・そのまま入れてもらって・・・・・後は夢中になっちゃって・・・・・」
「入れられただけで?」
友紀がすかさず突っ込んできた。
「だって・・・・・、あの時は・・・・・」
「なんなのよ」
「入ってきたときはちっちゃくて・・・・・・なのにだんだん私の中でおっきくなってきて・・・そんなの初めてだったから・・・・・・だから・・・・・・」
「夢中になったってわけ?」
「そう・・・・・」
「それで終わりになったの?」
今度は菜摘が突っ込んできた。
「ううん、ごめん。それから後ろからしてもらって・・・・」
「それで?」
「凄くて夢中になっちゃって・・・・おじさまも終わって・・・・」
「3回目だ・・・・」
友紀が驚いて言った。
「それからシャワーを浴びて・・・・・・・・」
その言い方で菜摘はそれが最後ではないことを悟った。友紀も同じことを感じたらしい。
「まさか・・・それからまだしてもらったの?美菜、結構濃いんだね」
「・・・・・そう・・・・・私、自分でもあんなに何度もして欲しくなるなんて思ってなくて・・・・でもどうしてもして欲しくて・・・・・」
そう言いながら美菜はパンツだけ脱がされてソファに座らされ、自分から欲しがったくせに『まだするのぉ?』と言いながらも、直ぐに自分から何度もおねだりを繰り返し、舐められて喜びの声を上げていたのを思い出した。菜摘も友紀もじっと聞いている。
「それで・・・・・ゆっくり口でされてから・・・・入れてもらって・・・」
「まだできたの?おじさま、もう3回も出したのに?」
「そう・・・・口でされて終わりになると思ったのに・・・・おじさまの・・・・おっきくなってて・・・・」
「何回?」
菜摘が静かに聞いた。
「え?だって、あれだけ出したあとなんだから一回で十分でしょ?」
友紀が不思議そうに言った。しかし、美菜の答えは違った。
「おじさまはさすがに終わらなかったけど・・・・・私は3回かな・・・」
「凄い・・・・・。あれだけした後にまだ3回もしてもらったんだ・・・・。おじさまも美菜もタフだね・・・・」
呆気に取られたように友紀がぽつんと言った。ただ、菜摘は少し違うことを考えていた。
「パパ・・・・・美菜には本気なのかも・・・・・」
「違う。おじさまは絶対優しくしてくれただけ。私が何回もお願いしたら・・・」
「ううん、もちろんそれもあるけど、それだけじゃない、きっとパパの中にも本気の気持ちがある・・・・・。だからそんなにできたの。私、わかるもの。きっとそう・・・・」
「そんな・・・・・私・・・・そんな気持ちで・・・・・」
「ううん、美菜は分かってたはず。だって身体でつながってたんだもの。言葉ではお互いに言わなかったけど、きっと美菜にも伝わってたと思う。どう?」
「そう言われても・・・・・・・」
美菜は何も言えなかったが、菜摘にそう言われて嬉しいような悲しいような不思議な気持ちになった。ただ、自分の気持ちが晃一にまた少し傾いていくのは止めようがなかった。
「私に言われてうれしい?」
菜摘が静かに聞いた。
「・・・・・ごめん・・・・」
それだけしか言えなかった。しかし、友紀は違った。
「菜摘、私たち、菜摘が聞きたいって言うから正直に言ったよ。それなのに怒る?」
そう言われて菜摘もはっとなった。確かにそうだ。聞かせてほしいと言ったのは自分なのだ。正直に話してくれたのは間違いないのだから、それに嫉妬するのはお門違いだ。
「ごめん、ちょっとカッとなっちゃって・・・・」
「それは分かる。でも、私も美菜も隠し事したいわけじゃないから」
「そうよね。ごめん」
「それじゃ菜摘、最後は菜摘の番。私たちにも教えて」
「・・・・・・・・そうか・・・・・うん・・・」
「それじゃ、お泊りの時のを教えて」
そう言って美菜が割り込んできた。
「洞爺湖に行った時?」
「うん、それがいい」
「あの時は・・・・・・飛行機で千歳空港に行って・・・・」
「全部おじさまが切符とか用意してくれたの?」
「うん、そうみたい。私はパパに言われたとおりにしただけ」
「羽田空港までは?」
「パパがタクシーで来るようにって」
「凄い。高かったでしょう?」
「うん、お金はもらってたから・・・・」
「それで?」
「千歳空港から特急に乗って洞爺まで行って、そこからホテルのバスに乗って行った」
それを聞いていた美菜は、自分がご褒美に晃一に一泊旅行に連れて行ってもらえる日を想像して重ねていた。いくら一生懸命勉強しても、やはり自分が納得できる結果を出すのは容易ではない。最近の美菜は少しくじけ気味だったので、菜摘の話を聞いてエネルギーをもらおうと思ったのだ。