第285部

「ああん、また変な格好させるぅ」
「二人だけなんだから良いだろ?」
そう言うと晃一は軽く腰を突き上げた。
「あん、いたずらしちゃだめぇ」
その言葉に、晃一は美菜が完全に満足していることを知った。そのまま美菜の細い身体を優しく抱きしめてゆっくりと撫で回し、時折少しだけ腰を突き上げた美菜の中を確かめた。
「ああん、幸せぇ、おじさまぁ、何かお話ししてぇ」
美菜は肉棒を身体の奥に感じながら晃一に甘えてきた。既にかなり疲れているが、もう少し晃一と時間を共有したいのだ。
「うん、それじゃ教えて。美菜ちゃんは最初、どうして俺の所に来たの?」
「わかんない、でも、たぶんおじさまに興味があったからだと思う・・・」
「それじゃ、最初誘惑したでしょ?あの時に俺が反応してたらどうだったかな?」
「たぶん軽蔑してた。他の男の子と同じだって。ああん、突き上げちゃだめぇ、でも・・・・」
「でも?」
「次の日におじさまと話して、なんか安心できるって・・・・・・だから私、おじさまならって・・・。私、これでも人を見る目だけはあるの。だから・・・・」
美菜は頭がぼうっとしてきた。疲れから眠気が襲って来てときどきふっと意識が遠くなったりする。
「だからこう言うことになったの?」
「たぶん・・・・・、もっとしっかり抱いてぇ、ああん・・・・気持ち良い・・・・。それでおじさまのこと・・・・」
「好きになってくれたの?」
「そう・・・だからあの部屋以外では会わないからって菜摘に言って・・・・・何度もしてもらって・・・」
「それで美菜ちゃんは何度も来てくれたんだね。最初は話し方が少しきつい感じがしたけど、とっても素直な良い子だなって思ったよ。おっぱいを恥ずかしがるのも可愛かったし」
「あれはおじさまが優しく教えてくれたから・・・・・・、あんなにじっくり優しくされたら抵抗できないし・・・・」
「とっても可愛いおっぱいだったから、きっと丁寧に可愛がるといっぱい気持ち良くなるはずだって思ったからね。でも本当にそうだったでしょ?ちょっとしただけでとっても感度が良くなったし。だから美菜ちゃんが恥ずかしがりながら感じてくれたの、とっても嬉しかったんだ。だからもっと感じて欲しくてね。今日だってそうなんだよ」
「・・・・・・・・」
「美菜ちゃん?」
晃一が聞いても美菜は答えなかった。その代わりに晃一の耳元には美菜の小さな寝息が聞こえてきた。どうやら入れられたまま美菜は疲れ果てて寝てしまったらしい。心も身体も満たされた証拠だ。
晃一はそのまましばらく美菜を下から抱きしめたまま美菜の細い身体を抱きしめていた。この細い身体のどこからあんなエネルギーが出てくるのだろう?普段の美菜はクールで冷静な女の子だが、丁寧に愛撫してから肉棒を与えると驚くほど変貌する。顔の上で自分から足を開き、夢中になって秘部を擦り付けて絶頂するなど、菜摘や友紀では考えられないことだ。おねだりも抵抗なくできるようになってきた。晃一は美菜をさらにどのように開発しようか考え、明日が楽しみだと思った。
少しすると自然に小さくなった肉棒がぬぽっと抜け落ちた。晃一はそっと美菜を横に降ろすとベッドカバーをかけた。身体が冷えていたのか、美菜はすっぽりと身体を埋め込んで安心したような表情を浮かべた。
美菜が疲れ果てているのは明らかだったが、目をつぶっていると晃一も疲れていることに気が付いた。そのまま部屋を薄暗くすると、晃一も美菜の横で眠りに入った。
二人が疲れ果てて眠ったとき、実はまだ夜中になる前だった。二人が始めた9時からまだ3時間も経っていなかったのだ。しかし、あまりに激しく愛し合ったため二人は完全に真夜中を過ぎていると思っていた。だから疲れ果てた二人は心も身体も満足して二人だけの眠りへと落ちていった。
二人が全裸で身体を密着させてお互いを肌で感じながら眠りに入ったころ、菜摘と友紀は電話で話していた。友紀が菜摘にどうしても聞いておきたかったことがあったからだ。だから友紀はいきなり本題に入った。
『ねぇ、教えなさいよ。どうして美菜にOKしたの?』
『それは前にも言ったけど・・・』
『本当のところはどうなのよ。私には言って』
『だから、美菜が行きたいって言って、私は今はパパに逢えないから・・・』
『だっておかしいじゃないの。美菜に出した条件が『おじさまの言うことを聞くこと』なんておかしすぎる。このままじゃ美菜に本気になれって言ってるようなものじゃないの』
『そう・・・・なの、実は・・・・』
『はぁ?菜摘・・・・・。あんた、何か考えてるわね?』
『・・・・・・・・』
『言いなさいよ。私にだったら言えるでしょ?』
そこで初めて菜摘の口調が変わった。
『・・・・・・・言わなきゃだめ?』
『言いなさいよ。私にだって関係あるんだから』
『あんまり言いたくないんだけど・・・・』
『私にも?』
『・・・・・友紀に嫌われたくないから・・・・』
『いいじゃないの。言いなさいよ。美菜には黙ってるから、その方が菜摘だって気が楽でしょ?』
『・・・・・大丈夫?』
『あんた、今まで私達、何回喧嘩したと思ってるのよ。それでも全部元に戻ってるでしょ?それとも、まだ私を信用できないわけ?また喧嘩したい?』
『ううん、ごめん』
『それじゃ、言いなさい。どうして美菜にOKしたの?』
『それは・・・・』
菜摘は正直に話した。さすがに友紀は少し驚いたし、『それって可哀想じゃない?』と思ったりもしたが、菜摘の気持ちもよく分かる。結局、それから二人であれこれ話してから、旅行中の美菜にはちゃんと伝えておくべきだと言うことになった。
『それじゃ、私から連絡しておく。その方が良いでしょ?』
『ごめん、なんか陰に隠れてるみたいでいやだけど・・・・お願い』
『その代わり、美菜が帰ってきたら菜摘からちゃんと話すのよ?』
『それは大丈夫。もともと私から話さないといけないことだから』
菜摘は美菜と話すことを心配しているのではなかった。明日、美菜に電話したら晃一の声を聴くかもしれない。それが怖かったのだ。
『それじゃ、明日、私が電話するのを聞いてる?』
『ううん、任せる。お願い』
『わかったわよ』
友紀はそう言うと電話を切った。『ふぅ、やっぱりね。絶対なんかあると思ってた。思ってた通りじゃないの。なんか、いつも私ってこういう役ばっかり。電話するなら明日の朝か。どうなることやら』と思った。
それからしばらくしたころ、長崎の晃一が途中で寝返りを打った時に美菜にぶつかりそうになって目を覚ました時に時計を見て、まだ2時過ぎであることに少し驚いた。明らかに一度熟睡したはずなのに、それにしてはまだ早い時間だ。
改めて美菜を見ると、仰向けになって大の字になっている。ベッドカバーは半分以上剥がれかけていて少しエアコンで寒そうだ。無防備で寝ている美菜の胸の上にちょこんと載っている小さな色の薄い乳首はほとんど埋もれていて、これでは指で転がすのは無理だ。ぐっすりと寝ている美菜を見ると、先ほどは起こすように言っていた約束を守るかどうか迷ってしまう。取り敢えず晃一は美菜にそっとベッドカバーをかけるとベランダに出て一服した。紫煙がゆっくりと流れていき、先ほどまでの激しかった時間を洗い流していくようだ。
晃一は美菜に夢中になりそうな自分に気が付いていた。菜摘がいなければ間違いなく美菜にのめりこんでいっただろうと思った。今でも美菜を愛したくて、可愛がりたくて仕方がない自分の気持ちがどんどん強くなってくる。晃一の前で素直に足を開いてくれる美菜にもっといろんな世界を知って欲しい、もっと声を上げさせたいと思う。今もこうしているだけで肉棒に再び力が漲ってくる。だから、美菜が何でも言うことを聞くと言うジョーカーを手に入れた今回だからこそ、もっとのめりこみたいとも思う。しかし同時に、菜摘のことも気になる。どうして美菜に一泊の旅行を許したのか、それがどうしてもわからない。今までは、どちらかと言うと断り切れなかった部分と自分でわざと晃一から離れる代償として許していた部分があったが、一泊の旅行はそれとは根本的に違うはずだ。晃一は菜摘の真意が探れず、どうしようか少し迷っていた。
しかし、ここで迷っていても仕方がない。だんだん晃一は、また美菜を抱きたくなってきた。菜摘だって許しているのだから我慢していても仕方がない。いや、逆に我慢すれば菜摘が期待している何かに反することになるのかもしれない。そう思うと晃一は立ち上がり、ベッドへと戻っていった。
美菜はベッドカバーにくるまって寝ていた。晃一はその横に滑り込むと、寝ている美菜をそっと抱き寄せた。
「ん?・・・え?・・・・・なに?・・・」
美菜は寝ぼけていたが、おとなしく晃一に抱かれていた。
「寝ちゃったね」
「ん・・・・おじさま・・・・・ンン・・・・・そう・・・寝ちゃった・・・・・」
「眠い?」
「うん、とっても・・・・・・」
美菜はそう言いながらもおとなしく晃一に抱かれて腕の中ですやすやと眠る体勢に入った。ただ、寝ていてばかりでは悪いと思ったのか、けだるい感じで目をつぶったまま首に手を回してきた。まるで義務だけは果たそうとしているかのようだ。ただ、手を回しても引き寄せてはいない。晃一はその美菜をそっと仰向けにすると、優しく指で乳房の周りを撫で回し始めた。
「あん・・・だめ・・・・そんなことしても今は感じないから・・・・ごめんなさい・・・・」
美菜は乳房を弄られながらも目をつぶったまま小さな声で言った。
「そう?それならそれでいいよ」
晃一はそう答えると、自分のペースで乳房に指を這わせていく。確かに美菜の身体の反応は鈍いようだ。鈍い、と言うより全然反応していない。そこで晃一は乳首のあたりを中心にそっと可愛がり始めた。ここは美菜の敏感な部分なのだ。根気強くほとんど平らになっている乳首をそっと何度も指でなぞっていく。すると、少しずつ乳首が顔を出し始めた。ただ、乳首は反応しても美菜はまだ眠いようだ。
「・・・・・だめ・・・・くすぐったいだけ・・・・・・こめんなさい・・・」
美菜はそう言ったが嫌がってはいない。
「うん、わかってる。このまましてもいい?」
「うん・・・・・続けて・・・」
美菜はまだほとんど感じていなかったが、晃一に腕枕をしてもらって乳首を可愛がられているというシチュエーションに安心していたし、満足していた。勝手に乳房を触られながらも安心していられる気怠い時間、これはお泊りだけの特典なのだ。ただ、晃一に優しく乳首を探られていると、少しずつ身体が反応を始めたのが分かった。まだ眠くてだるい感覚にほとんど埋もれているが、少しずつ快感が湧き上がり始めている。少なくとも少しずつ眠気は無くなって意識がはっきりとしてきた。晃一は優しくそっと乳首を何度も可愛がってくれる。美菜は目をつぶったまま乳首を可愛がられるその優しい感覚を楽しみ始めた。
そして更に丁寧に乳首を可愛がられていると、美菜ははっきりと目が覚めてきた。晃一の愛撫は決して強くないし、感じるのを強要するほど荒っぽくなることもないので安心して感じることができる。
晃一は美菜の乳首がだんだん尖って頭をもたげてきたので、次第に愛撫を乳首の周りへも広げ、同時に時々乳首を押し倒すように替えた。美菜の身体が反応を始めた。
「美菜ちゃん」
「ンンン・・・・・・ちょっとだけ気持ち良い・・・・・」
「良かった。そのまま任せてね」
晃一はそう言ったが、目が覚めてくると甘えたくなってくる。
「おじさま、キスして・・・・・」
美菜が小さな声でそう言うと、晃一は腕枕を外して美菜の上にかぶさり、そっと舌を入れてきた。ねっとりとゆっくり舌が絡み合う。それは暗い部屋で真夜中にするキスに相応しい、優しくて余裕のあるものだった。
「はあぁぁぁ・・・・あん・・・・」
美菜は晃一のキスに満足しながら自分から両手を上げて乳房を晃一にそっと突き出していく。このまま優しい時間の中で愛されてみたくなったのだ。
「ねぇぇ・・・・・・そっとして・・・・・・」
美菜は首筋を舐められながら求めてきた。それは全然晃一が好きなおねだりらしくなかったが、何も言わずに晃一は愛撫を両手の指全てを使って乳房全体を可愛がり始めてくれた。美菜の乳房の上を十本の指が優しく這い回る。
「んんん・・・・・ああん・・・きもちいい・・・・いやぁ・・・・・」
美菜はしっかりと言葉にしなくても晃一が望むことをしてくれたので、身体のコミュニケーションが取れていることに幸せを感じた。こうやって薄暗い静かな部屋で愛されるのは二人だけだと言う実感が強いので何をしても心から安らげる。
「いつもそっとしてるでしょ?」
「そうだけど、やっぱり優しくそっとぉ」
美菜が可愛らしく甘えるので、晃一は次第に愛撫のレベルを上げて舌でも乳首を可愛がり始めた。
「んんっ・・・・んはぁっ・・・・あんっ・・・・・ああぁぁぁ・・・・・」
美菜は次第にはっきりと声を上げながら『なんて素敵な時間なの』と思っていた。こんなことをされたら身体もそうだが心までメロメロになってしまう。次第に乳首だけでなく、乳首の快感が秘核へと伝わっていくのを感じて美菜は足を動かし始めた。しかし、まだ濡れるまでにはいかない。
「おじさまぁ、だいじょうぶなの?まだできるのぉ?」
美菜はそう言って間接的におねだりをした。すると晃一は美菜の手を取って肉棒へと導いた。美菜の手の中にすでにかなり大きい肉棒がすっぽりと入り、細い指が絡みついて優しく扱き始めた。すると起き掛けだからか、肉棒は直ちに反応して美菜の手の中で力を取り戻してきた。
「ああん、だめよぉ、疲れてるのにぃ、こんなの握らされたらまた欲しくなっちゃうぅ」
「おちんちんだってそうみたいだよ。ほら、美菜ちゃんの手の中で喜んでるのが分かるだろ?」
「どんどんおっきくなってきたぁ。ああん、これ、すごく固くなったぁ。嫌ぁ、またして欲しくなっちゃうぅ」
「欲しいの?」
「わかってるくせにぃ・・・・あああん・・・・・もっとしてぇ・・・・あああぁん・・ねぇ・・」
美菜のけだるいおねだりに満足した晃一は起き上がると肉棒にスキンを装着し、美菜の足を広げて挿入の態勢に入り、肉棒の先端の位置を合わせた。
「ああンッ・・・・そっとよ・・・・そっと来て・・・・」
「こうかな?」
晃一は美菜の上に被さると、位置を決めてまだ完全ではない肉棒を美菜の中に埋め込んでいく。
「ああぁぁぁぁん・・・・・・・うれしい・・・・・入ってきた・・・・」
美菜は肉壁が掻き分けられて肉棒がゆっくり入ってくる感覚を喜んだ。ただ、美菜の中は先ほどまでと違ってだいぶ潤いが少なく、ややねっとりした感じになっていた。まだ晃一の肉棒が完全ではないので自然に美菜はもっと欲しいのか、自分から両足を晃一の腰に絡めて腰をそっと何度か突き上げて結合を深くしようとした。美菜の腰の位置が決まったところで晃一はゆっくりと肉棒を動かし始めた。
「ああぁぁぁ、そんなに直ぐに動いちゃだめぇ、すぐに夢中になっちゃうからぁ」
美菜は晃一の首に手を回して首筋に晃一の口を押し付けて少しずつ喘ぎ始めた。
「だんだん大きくなるよ」
晃一はゆっくりと腰を動かしながら美菜の耳元で囁く。
「あああぁぁ、おっきくなってくるぅ、奥まで来ちゃいそうぅ・・・・ああああぁぁぁぁ」
「奥まで入れない方が良いの?」
「いやぁ、ちゃんと奥まで入れてぇ、もうすぐ来るからぁ」
「美菜ちゃんの中が気持ち良いからおっきくなるんだよ」
「そんな嬉しいこと言ったら我慢できなくなっちゃうぅ、あああん、もっとぉ、もっとしてぇ」
美菜はゆっくりとした動きだけでは満足できなくなったようだ。自分から膝をぐっと引き付けて秘部を密着させようとした。
「だめ、まだだよ」
晃一が優しく諭す。
「あああぁん、だってぇ、ああああっ、身体が・・・・身体が欲しがってる・・・・ああぁぁぁ」
美菜の中が急速に濡れ始めたらしく、どんどん動きやすくなってきた。
「身体が欲しがってるの?それとも美菜ちゃんが欲しいのかな?どっちなの?」
「どっちもぉ、あああぁぁぁ、本当に欲しくなってきたぁ」
「直ぐにいきたい?それとも焦らしてからにする?」
晃一は動き始めた腰を止めた。
「そんなの聞かないでぇ。あああん、止めちゃだめぇ、ちゃんと続けてぇ」
「止めたらどうなるのかな?」
晃一は腰を止めてじっと美菜の反応を見る。