第288部

「あああっ」
美菜は声を上げると、今度はもう少し大きく腰を動かし前後に軽くスイングさせ始めた。自然に晃一の頭に手が伸びたが、今度は晃一は許してくれたようだ。ぬめぬめとした秘唇が晃一の顔の上を何度も行ったり来たりする。
「ああぁぁぁ、ああああっ、ああああっ、ああんっ、ああうぅっ」
今まで美菜は舐められるときには自分から腰を突き上げたりはしなかった。しかし、やっていることは基本的には晃一の顔の上や晃一の上に乗って動かすのと変わりはない。次第に美菜の腰はくねくねと上下に動いて晃一の舌を楽しみ始めた。
「あああぁぁっ、こんなこと教えるなんて、あああぁぁ、こんな素敵なことぉっ、あああぁぁっ、また新しいこと覚えちゃうぅっ、あああぁぁっ、あああっ、気持ち良いっ」
美菜は晃一の頭をしっかりと両手で股間に抱え込んで腰を上下に動かし、自分で楽しむことを覚えていった。声を上げながらふと自分の股間を見ると、晃一と視線が合った。じっと見ている。
「いやぁぁっ、見ないでぇっ、あああんっ、いやぁぁっ」
「恥ずかしくても腰は止まらないんだね」
また晃一は口を付けたまま言った。
「そこで話しちゃいやぁぁっ、あああっ、止まらないのぉっ、見ないでぇっ、ああぁぁっ、あああっ、あああぁぁっ、いやぁぁっ」
美菜は腰を動かしながら恥ずかしがった。どうやら美菜の腰の動きは菜摘よりもゆっくりなようだ。もちろん自分のペースで楽しめば良いのだから晃一は何も言わない。ゆらゆらと上下する美菜の秘部を舐めながら晃一は両手を小さめの固い乳房に伸ばしていった。
「だめ、だめ、それをされたらいっちゃう、だめ、あああぁっ、待って」
美菜はここで両方されたら絶対にいってしまうと思った。その時、また美菜の携帯が振動した。もちろんまた無視した。今はそれどころではない。しかし、晃一は気になった。やはり美菜を電話に出した方が良いのかもしれないと思いながらも美菜に意識を戻した。
すると、晃一の手は美菜の乳房に伸びて軽く乳房を揉み寄せると、ツン、ツンと乳首を優しく弾き始めた。それは直ぐにいかせるつもりは無いがもっと感じなさいと言うサインだ。
「あああぁっ、おじさまぁぁ」
美菜は乳房を可愛がられた喜びに声を上げながらも、晃一がまだいかせるつもりは無いということを理解した。それならちゃんと我慢しなければいけないと思った。しかし、自然に腰のストロークは大きくなった。どこまで我慢できるか、全然自信がなかった。
しかし、晃一の思いは少し違っていた。それまで突き出されただけで全く動かなかった舌と唇がゆっくりと動き始め、美菜の腰の動きをサポートし始めた。もちろん、それは直ぐに美菜にもわかった。
「あああぁっ、おじさまっ、あああっ、あああぁっ、それだめぇっ」
美菜はもうすぐ我慢の限界を超えると直感した。あの感覚がどんどん襲ってくる。挿入と違って局所的に敏感な部分を集中的に刺激されているので我慢も難しい。美菜は覚悟して身体が自然に仰け反る瞬間を待った。
しかし、晃一はギリギリでそれを与えなかった。頭を抱えている美菜の手に抗して顔を持ち上げると、
「まだだよ」
と言った。
「いやっ、止めないでっ」
美菜はそう言って限界まで開いた股間にもう一度晃一の頭を引き寄せようとしたが晃一はそれを許さない。晃一の顔が美菜の秘部から離れた。しかし、勢いの付いた美菜の腰が晃一の眼前でゆらゆらと上下する。美菜の身体からだんだんあの感覚が薄まっていく。美菜はそれを受け入れられず、
「おじさまっ、それなら入れて。おちんちんでいかせて欲しいの。中に入れて」
と言った。しかし、晃一の言葉は予想外だった。
「うつ伏せになってお尻をこっちに向けなさい」
仕方なく美菜は言われた通りにした。しかし、この体勢では晃一の顔を自分で擦り付けるわけにはいかない。晃一は美菜が付きだした秘部を舐めてはくれたが先ほどよりも弱い感覚で、じわじわと美菜は頂上から遠ざけられていく。
「ああぁぁんっ、いやぁぁぁ、もっとちゃんと舐めてぇ、あああん、おじさまのいじわるぅ、もっとぉぉ、あああぁぁん、気持ち良いのに嫌ぁ」
美菜はソファの背もたれを掴んで声を上げながらも嫌がった。美菜の秘口からはじくじくと液体が流れ出し始めたが、晃一はそこを慰めてはくれなかった。
「あああぁぁぁ、いじわるぅぅぅっ、お願い、もう一回して、このままはいやぁ」
美菜は切なさに片手で自分の乳房を揉みながらソファの上で何とか気持ち良くなろうと自分からお尻を左右に振ったりしたが、どうにもならない。頂上の寸前で引き戻された感覚はどうにも受け入れられないのだ。この時晃一は美菜を後ろから舐めながら服を脱いでいたが快感を欲しがって悶えていた美菜にはわからなかった。
「よし、それじゃ、美菜ちゃんが上に来る?」
そう言うと晃一は美菜の横にどっかりと座って肉棒をそそり上げた。美菜は喜んで晃一の上に来ようとしたが、その時、また携帯が振動した。
美菜は一瞬だけ注意を向けたが無視して晃一の上に来ようとした。しかし晃一はやはり気になってしまう。
「美菜ちゃん、やっぱり電話に出た方が良いんじゃない?」
「ううん、いいの。帰ってからにする」
美菜は気にしていないようだ。そのまま晃一の上に乗ってこようとした。しかし、何度も振動する携帯を気にしながらと言うのは晃一にとっては集中できない環境だ。
「ちょっとだけお口でして」
と美菜に口での奉仕を頼んだ。もちろん美菜は何も言わずに気持ちを込めて肉棒を奥まで飲み込んでくれたのでたちまち肉棒は最大硬度になった。このまま貫けば美菜が喜ぶのは分かっていた。しかし、晃一は再度聞いてみた。
「やっぱり一度、ちゃんと電話に出た方が良いんじゃない?」
そう言うと美菜は初めて考えてみたようで、肉棒を飲み込む動作がゆっくりになった。
「そうすれば何度も携帯のバイブで邪魔されることもないし。集中できるし」
美菜はゆっくりと肉棒を吐き出すと聞いた。
「おじさま、気になる?」
「うん、ちょっとね。美菜ちゃんが菜摘ちゃんと友紀ちゃんをマナーの例外に設定したのには何か理由があるんだろ?」
「うん・・・・まぁ・・・・・」
「それなら一度電話してごらん?」
「でも・・・・おじさまとこうしているのに邪魔されたくないし・・・・」
「大丈夫。そんなことは心配しないで。しっかり一緒になってるから、安心して」
「おじさまがそう言うなら・・・・・」
美菜は渋々と言う感じで立ち上がるとカバンへと行き、携帯に手を伸ばしてチェックした。
「誰だった?」
と晃一が聞くと、美菜は静かに答えた。
「・・・・友紀・・・・」
そう言うと美菜は晃一の前まで来たが、すぐに電話はせずに携帯を横に置くと晃一の肉棒にソファの上に出してあったスキンをかぶせ始めた。やはり電話するのは気が重いのかもしれない。
「それじゃ、友紀ちゃんに電話しなさい。もちろん、上になっていいよ」
その言葉に美菜は晃一が何をしたいのか一瞬で分かった。
「いやっ、それはいや。電話してからにする」
そう言って今度は先に電話をさっさと済ませようとスマホのコールバックボタンを押した。
「だめ、来なさい。一緒って言ったでしょ?抱いててあげるから」
そう言うと晃一は自分の前の美菜を引き寄せて自分を跨がせようとした。
「いや、それは電話が終わってからっ」
美菜はそう言ったが、
「だめ、『約束』があるでしょ?」
と晃一も譲らない。しかし、美菜は本当に嫌がっているわけではないので晃一に引き寄せられた美菜は自然に晃一の上に来てしまった。しかし、抱かれていたいのは本当なのだが、今、このタイミングで挿入されたいわけではない。だから美菜は、
「そんなの関係ない、絶対いや」
そう言って晃一にまたがったまま挿入を嫌がった。しかし、その時友紀が出た。
『美菜ね?ちゃんと電話に出たんだ』
それは、まるで美菜が電話に出たことが意外という感じの口調だった。その時晃一が美菜の腰を掴んで引き寄せたので、美菜は強制的に晃一を跨ぐ姿勢にさせられた。
「・・・・・・・っ」
まだその時美菜は晃一が態勢を整えようとするのに抵抗して挿入を嫌がってじたばたしていた。
『美菜?』
「友紀、何か用?どうしたの?」
慌てて美菜は事務的にそう言った。しかし、会話を始めたことで注意がそちらに行き、じわじわと晃一を跨いだまま腰を引き下げられていく。晃一は美菜の足の位置や腰の位置を調整しながら少しずつ挿入の体勢へと持って行く。
『用も何も、今、何してるの?』
友紀の言葉も事務的だった。美菜には自分が今何をしているのか分かっていて友紀が電話してきたのだと直感した。
「そんなこと言わせたいの?」
『そうよ。もちろん今はお愉しみの最中でしょうけどね?』
美菜の腰はとうとう晃一の上に跨る格好にさせられ、べったりと引き寄せられてしまった。肉棒が美菜の秘部に密着した。
「あっ」
美菜は思わず声を上げた。自分が予想していたよりも快感が強かったのだ。途端に腰の力が抜けた。
『ほら、やっぱりね。ベッドの中から?』
友紀は遠慮なく指摘した。
「そんなこと、どうして友紀に言わないと・・・ううぅっ」
晃一が美菜の腰を遠慮なくぴったりと引き寄せたので再び快感が美菜の身体を貫いた。
『言いたくないの?そうでしょうね。でも、私にはちゃんと話した方が良いわよ』
「どうして・・・・・っ・・・・んっ・・・」
美菜の口調はあくまで冷静でセックスの最中とは思えないほどだが、やはり快感で言葉が途切れるのは仕方ないようだ。
『昨日ね、私、菜摘に聞いたの。どうして美菜にあんなこと言ったの?って。言ってる事わかるでしょ?菜摘がOKした理由を聞いてみたの』
それは美菜も気にしていたことだ。だから何か菜摘には考えがあるのかもしれないと思ってマナーの例外に設定しておいたのだ。
「どうしてなの?」
『ほらやっぱり、聞きたいでしょ?』
友紀は思った通りと言わんばかりの口調でそう言った。その時、晃一が美菜の腰を引き寄せたまま少し上に引き上げたことで、晃一の肉棒が美菜の入り口に当たった。
「ああっ、おじさまっ、ちょっと待って。友紀と話すからっ」
思わず美菜はそう言ってしまった。晃一は動きを止めたが美菜の腰を離してはくれない。美菜は入り口に肉棒を当てたまま動けなくなった。挿入感が湧き上がった。
「くっ・・・・だめ」
美菜はそう言ったが、肉棒を宛がわれた時に晃一から離れようとしていた美菜の腰はみるみるその力が抜けていき、晃一が何もしなくても肉棒の先端を飲み込んだままになった。
『ほら見なさい。始まったのね。どう?気持ち良い?』
もちろん身体が次に求めてくる感覚は分かり切っている。
「そんなっ・・・くっ・・・・」
『美菜、私にあの声を聞かせたいの?』
「そんなことないっ、でも電話してきたのは友紀でしょ」
『いいわ、それなら聞いてあげる。今はどこなの?』
「そんなことより菜摘の話・・・」
『だめ、まず先に言って。どこでしてるの?早く言って』
「ソファ」
『そう言うこと。もう入れてもらったの?』
「まだ・・・・・でも・・・・・」
『そうなんだ。まだ、ね?だけど、もうすぐ、ってところでしょ?もしかして半分だけ、とか?』
「・・・・・・・・そんな、友紀・・・ううぅぅっ」
『おじさまったら、美菜が私と話しながら感じるのを見て楽しむつもりなのね。分かってるわよ。おじさまは美菜が私に声を聞かれないように我慢しながら感じるのを見たいのよ』
美菜は友紀がどうしてそんなことを言うのか一瞬不思議に思ったが、今はそれどころではない。案の定、美菜の腰が肉棒を求め始めた。最初はほんの入り口に当たっていただけなのに、腰が落ちて軽く前後に動きながら肉棒の位置を微妙に調整して外れないようにすると、じわじわと先端を飲み込み始めたのだ。そして肉棒の先端が肉門へと進んできたのが美菜には手に取るように分かった。
「ううう・・・・・んんんっ・・・・・」
『始まっちゃった?』
「友紀、お願いだから早く教えて。うううぅぅっ・・・・ううう・・・」
美菜は官能の炎に炙られながらも友紀から情報を欲しがった。菜摘が旅行を許してくれた理由はどうしても気になっていたことなのだ。いわば遊び相手みたいな自分に対して晃一との旅行を許すと言うのは美菜自身理解できないことだったからだ。
『最初に言っておくけど、菜摘は約束はちゃんと守る子よ』
肉棒の先端が肉門の奥へと入り肉壁をこじ開け始めた。晃一がしているのではない。美菜の腰が肉棒を自分から飲み込み始めているのだ。美菜の中で快感のレベルが一気に上がり始めた。
「そんなことわかってるから、早く教えてっ・・・んんんっ」
『やっぱりね。いつまで我慢できるかしらね?良いわ、教えてあげる。菜摘だって悩んだみたいなの。それでもOKしたのは、本当に美菜のお願いを聞いてあげようって思ったからみたいだった。それは確かよ』
「だからぁ、ああっ、だめっ・・・・・」
美菜は慌てて口をつぐんだ。今何か言えば絶対に友紀にばれてしまう。と言うか、もうほとんどバレているはずだ。美菜の声に友紀は言葉を切った。
『どうしたの?』
「・・・・・・・・っ・・・・ん・・・・・」
『美菜?』
問いかけられても美菜は答えられなかった。肉棒がじわじわと美菜の中に入ってきて、あまりの気持ち良さに声を必死に堪えるだけで精一杯なのだ。
『そう、答えられないの、そういうこと。もう始めたんだ』
友紀は冷静にそう言っただけだったが、美菜には冷たく響いたみたいだった。ここで友紀を怒らせると悪いことが起きそうだと思った美菜は、
「待って。言う、言うからっ、ああぁぁぁーーっ」
と今度ははっきりと声を上げてしまった。
『わかってる。でも安心して。美菜とはお互いにしっかりと夢中になってるところを見せ合った仲だよ。安心していいから。私は美菜があれをしてるの見たし、美菜だって私がしてるの見たでしょ?もちろん絶対菜摘には言わない』
その言葉に美菜は安心した。
「ああぁぁぁ、友紀ぃ、ごめんなさい、怒らないで。あああぁぁぁぁ、ううぅぅぅっ、あああぁぁっ」
美菜が安心したからか、一気に肉棒が美菜の中に入ってきた。同時に声が止まらなくなっていく。
『いいのよ美菜。おじさまに優しくされたらだれだって我慢なんてできないんだから』
「ううううぅぅ、あああぁぁーっ、だから早く教えて。どうしてなの?このままおじさまと一緒に居てもいいの?」
『もちろんよ。でもね・・・・・』
とうとう美菜の腰が動き始めた。クイクイと前後に動ぎながらさらに肉棒を飲み込んでいく。美菜は晃一の上にまたがって挿入された時、自分で動かないように我慢させられたことが無いので肉棒を飲み込むと身体が自然に動いてしまう。そこが友紀や菜摘と大きく違うところだった。もちろん晃一が我慢するように言えばある程度は我慢できるが、今は晃一が言わないので美菜もきっかけがない。
「あああぁぁぁぁぁ、あああぁぁぁぁ、だめぇ、止まらない、だめぇぇぇぇぇ」
『自分で入れちゃったのね?あの時だって美菜は入れられたらすぐに動いてたもんね。もしかして美菜が上になってる?我慢できないんでしょ?いいよ。声を出しても』
「ああああぁぁぁぁぁ、いやぁぁぁぁぁ、あああぁぁぁぁぁ」
『やっぱりね。昨日から何回してもらったの?』
「ああああぁぁぁぁぁ、いやああぁぁぁ」
『聞こえてるんでしょ?ちゃんと言いなさい。答えた方が良いわよ?』
「わかんないぃぃ、いっぱいぃぃぃぃ、あああぁぁぁん、聞かないでぇぇぇ、数えてなんかないからぁっ、ああぁぁぁっ」
美菜の腰は小刻みに動いている。どうやらストロークよりも回数で気持ち良くなりたいらしい。
『そうでしょね。私はもう聞かない方が良いの?このまま切った方が良い?』
友紀にはそう言われたが、ここまで聞かれてしまってから電話を切っても同じだと思った。それに、確かに友紀と美菜はお互いが夢中になってしているのを見てしまった仲なのだ。これだけは菜摘も知らない内緒のことだ。美菜の中で『ここまで来たら声くらい、いいか・・』と言う気持ちが芽生えてきた。
「いやぁ、早く教えてぇぇ、あああぁぁっ、早くぅぅっ、ああっ、ああっ、ああっ、いやぁっ、聞かないで。早く教えてぇっ、ああっ、ああっ」