第31部

 

「ああぁっ、そこ・・・・・」

菜摘は驚いた。晃一の指が探り当てた場所は、いつも菜摘が触る時に最初に可愛がる場所だったのだ。

「菜摘ちゃんは、ここを触られると気持ち良くなれるんだよ」

そう言いながら晃一は微妙な愛撫を加えていく。菜摘はどうして晃一が自分のいつもの場所を知っているのか不思議だった。しかし、晃一は先週、徹底的に口で可愛がった時に菜摘の反応を観察していたので知っているに過ぎなかった。

今、晃一の指が可愛がっている場所は、秘核の直ぐ近くの周りの部分で、先週舌で可愛がった時に菜摘が安心して可愛がられるのを受け入れた場所だった。その時の菜摘は、最初安心して可愛がられたが、そこは少しして感じ始めるとそれ以上には感じない場所だった。それ以上に感じるためには、秘核の下の少し平らな部分を可愛がる方が良いのだ。

「あ、ああ・・・・ああん・・・・あ、ああ、ああんっ」

菜摘は次第にはっきりと悶え始め、身体を捻ったり仰け反ったりという反応を見せ始めた。

「菜摘ちゃんは最初ここを可愛がってから別の場所を可愛がると一番感じるんだよ。そうでしょ?」

「ああんっ、そんなこと・・・言えない・・・・ああぁ・・・・だめ、感じちゃう・・・」

「感じてきたね。でももう少しこのままだよ」

そう言うと晃一は愛撫をわざと弱くして菜摘を焦らした。

「ああっ、そんな、パパ、パパぁっ」

菜摘は首を振って嫌がった。しかし、晃一は容赦なく菜摘を快感の世界から遠ざけ、再び快感の世界の入り口に連れて行く。強くなっては弱くなる愛撫を繰り返され、菜摘はだんだん冷静さを失い、感じることに夢中になりたくて仕方なくなってきた。

「ああん、あんっ、ああっ、パパぁ、いつまでこうしてるのぉ?」

菜摘はこのままの焦らされ続けることに我慢できなくなってきたのだ。

「もっと感じたくなってきたんだね?それじゃ、ここかな?」

「そこはぁっ・・・・、ああっ、あっ、あっ」

晃一の指が菜摘の一番感じるポイントに移動して弱く刺激を始めた。

「ここを可愛がって欲しい?」

「んんっ、んんっ・・・・んあっ、んうぅっ・・・・」

「菜摘ちゃん、ここを可愛がって欲しい?」

「・・・・・・・・・・んんんっ、んあぁっ・・・・ああんっ、あうぅっ」

菜摘はなんと言って良いのか分からず、必死に声を堪えた。認めてしまえば、晃一の言う通り菜摘がいつもの順番で秘核をこっそりと可愛がっていることがばれてしまう。

「それともまだこっちの方を可愛がった方が良いのかな?」

そう言うと晃一の指は最初の場所に戻った。

「ああんっ、んんっ、んんっ、んんっ」

菜摘は感じながらも思わず嫌々をした。

「それじゃ、こっちを可愛がって欲しい?」

そう言うと晃一の指がまた感じるポイントに移動してじわじわと刺激を始めた。菜摘はとうとう我慢できなくなってきた。ここで我慢してみてもどうせこの後、全裸になって全てを受け入れるのだ。

「パパっ、そのまま・・・・」

菜摘は正直におねだりした。

「ここを可愛がって欲しいんだね?」

「して」

「良い子だ」

そう言うと晃一の指が菜摘の一番感じる場所を可愛がり始めた。ここは敏感な場所だけに、愛撫の最初に触ると却ってあまり感じないが、感じ始めてから触ると猛烈に感じる。

「あっ、ああっ、ああぁぁっ、あぅーっ、はうっ、ううぅーっ、あーーっ」

菜摘の澄んだ声がリビングに響き始めた。

しかし晃一は、直ぐに刺激を弱くしてしまう。

「強すぎるかな?これくらいの方が良い?」

しかし、それは菜摘が自分で触る時よりも弱いくらいで、菜摘にとってはもの足りない。せっかく本気で感じられると思った途端に弱くされた菜摘には堪ったものではなかった。

「いやっ、ちゃんとして」

思わず菜摘はそう言ってしまった。

「そう?これくらいの方が良い?」

そう言って晃一が指の動きを少し強くすると、菜摘は安心して感じ始めた。

「あん、あん、あんっ、あうっ、はぁっ、ああっ・・・」

菜摘は徐々に身体を仰け反らせ始めたので、晃一はソファを更に倒してフルフラットにした。すると菜摘は身体を動かしやすくなったのか、更に大胆に仰け反り始めた。

「ああーっ、あうーんっ、ああっ、あっ、ああっ、はうーっ」

足を開いた女子高生が制服の胸をはだけられてパンツに差し込まれた手で感じさせられ、足を開いて仰け反って悶えている。自分で菜摘を脱がせた晃一さえ今の菜摘の姿は凄いシーンだと思った。晃一は菜摘がここまで開発されたことを喜び、菜摘の乱れた姿を楽しんでいた。

しかし、晃一の指の動きは一定ではなく、常に弱くなったり強くなったりを繰り返す。菜摘は言葉にこそ出さなかったが、弱くされた時は悶えてもっと欲しがり、強くされた時ははっきりと声を上げて喜びを伝えた。

今、菜摘は晃一の指の動きに翻弄されていた。自分で触る時は最適の強さでしか触らないので感じる程度もいつもほとんど変わらない。しかし、晃一に触られるといつもの範囲よりもずっと弱くしたり強くしたりして菜摘には愛撫の強さが予想できない。そして、強く触られた時は菜摘の予想を超えて大きな快感が得られるのだった。

「ああっ、ああっ、ああんっ、あうぅっ、はう、はう、ああんっ、あーーーっ」

菜摘は声を上げながら、自然に晃一が強い快感を与えてくれる間になるべく感じようとした。そしてそれは菜摘の感度を上げ、想像以上の高みへと導いていくことになった。晃一は指の動きにゆっくりと強弱を付け、強い快感と弱い快感を交互に与えていく。すると、だんだん菜摘は強い快感の時により高みに登っていく。

何度目かに晃一の指の動きが強くなった時、声を上げていた菜摘の様子が少し変わった。

「ああっ、ああっ、あっ、待って、ああーっ、待ってぇーっ」

そう言って晃一の手を押さえてきた。

「痛かった?」

晃一が指の動きをゆっくりにして聞くと首を振る。そしてまた徐々に動きを強くしていくと、はっきりと声を上げて感じてから、また晃一の手を押さえてきた。

「ああーんっ、はうぅーっ、変、待って、待って、変になるぅっ」

菜摘は普通に感じるのとは明らかに違う感覚が盛り上がってきて戸惑っていたのだ。どうやらいきそうになったらしい。バージンの子でもいくことはある。意識が解放されて夢中になって快感にのめり込めばいけるのだ。ただティーンの場合、普通はお互いに最初焦るので、そう言う気持ちの時には愛撫が十分でなく、あるいは却って強すぎて少女の身体を十分に燃え上がらせないだけだ。もちろん、いきやすい子とそうでない子はいる。晃一は、このまま続ければ菜摘がいくだろうと思ったが、それは後に取っておくことにした。一応、菜摘にも伝えておく。

「菜摘ちゃん、いきそうになったんだね?」

「はぁ、はぁ、はぁ、そうなんだ、あれが・・・・」

「このまま続けてもいっちゃうと思うけど、今する?」

「ううん、ここでは・・・・ベッドに行きたい・・・」

晃一は菜摘のパンツから指を抜き、菜摘の横に身体を横たえると少女を抱き寄せた。

「上手に感じてくれて嬉しいよ」

「パパ、上手すぎるぅ」

「ははは、そう?それって褒められてるのかな?」

「私、いつもはこんなにエッチな子じゃないのに、パパに抱かれてるとどんどんエッチになっちゃうの。いつもはもっと大人しい子なのよ」

菜摘は抱き寄せられて晃一の胸に顔を擦りつけながら小さな声でそう言った。

「菜摘ちゃん、エッチになるのは嫌?」

「ううん、全然嫌じゃない。でも・・・・・困っちゃう・・・」

菜摘は晃一のリードで自分がどんどん自分の知らない子に変わっていくのをどう捉えればいいのか戸惑っていた。エッチな自分は嫌いではない。単に新しい自分に慣れていないだけなのだ。

「大丈夫。菜摘ちゃんはしっかりしてるから、エッチな自分に流されたりしないよ。友達とかどう?経験した子は変わった?」

「ううん、全然。どっちかというと、しっかりしたって感じの方が強いかな?」

「それなら菜摘ちゃんだって心配すること無いよ」

「うん。それに、こうしてるととっても安心するの」

そう言うと菜摘は晃一の胸にほおをスリスリした。晃一は乱れた制服のままの菜摘の身体を優しく撫でている。細身の素晴らしいプロポーションなのがよく分かった。

菜摘は感じていた途中で愛撫を中止することになったため、身体は火照ったままだった。軽く晃一が身体を撫でるだけで熱い息を吐いて軽く悶える。

「はぁぁぁ、パパ・・・、まだ感じてる」

「いや?」

「ううん、嬉しいの。こうしてもらうと」

「疲れた?」

「だいじょうぶ」

「それじゃ、エッチな菜摘ちゃんになりに行こうか?」

「もうパパったらぁ・・・・・でも、連れてって」

菜摘はそう言うと、晃一にお姫様だっこされて菜摘の部屋に向かった。菜摘は無意識にしっかりと服を押さえている。

二人が部屋に入ると、まだそこはエアコンが効いていなかった。菜摘を下ろした晃一が、

「ごめん。直ぐにエアコンが効くからね」

と言ってスイッチを入れた。その間、菜摘は軽く乱れた服装を直していた。実は『服をちゃんと着たらパパはがっかりするかな?』とも思ったのだが、中途半端に引っかけているのは気持ち悪いし、その時はまた脱がせてもらえばいいや、と思ったのだ。そして、

「パパ、カーテンも閉めて」

と言った。やはり昼間に明るい部屋で全裸になるのは抵抗がある。先週のように、どうなるの分からない状況から徐々に脱がされるのでは仕方ないが、今は直ぐに全裸になるのがはっきりしている。

「そうだね」

そう言って晃一はカーテンを閉めた。しかし、元々昼間でも真っ暗にできる遮光カーテンは付けていないので、カーテンを閉めてもあまり暗くはならない。菜摘はちょっと考えたようだったが、仕方ないと思ったのだろう、何も言わなかった。すると、

「着替えてくるね」

と言って晃一はいったん部屋を出て行った。菜摘はじっとベッドに横たわったまま晃一を待つことになった。

もともと6畳ほどの部屋なのでエアコンは直ぐに効いてくる。菜摘は身体を起こすと、ちょこんとベッドに腰掛けて改めて部屋を見渡してみた。たぶん部屋の広さ自体は妹と使っている部屋と大して変わらないが、家具がないだけにずっと広く感じる。菜摘は『この部屋の景色にも慣れる日が来るのかな?』と思ったり、クローゼットに掛かっているガウンに着替えようかと思ったりしながら晃一が来るのを待っていた。

「お待たせ」

と言いながら晃一がガウン姿で部屋に戻ってきた時、晃一はトレイに氷の入ったジャグとジュース、お茶のボトルを持っていた。

「喉渇いた?」

「うん、ちょっとね」

晃一がジュースを注いで渡すと美味しそうにコクコクと一気に飲み干す。自分でも気付かないうちに緊張していたらしい。ジュースは思った以上に美味しく喉を潤した。晃一は菜摘のちょうど向かいの勉強机の椅子に座ると、

「こっちにおいで」

と言って菜摘をベッドの上から下ろし、目の前に立たせた。晃一も立ち上がり、そのまま二人は愛情を確かめ合う濃厚なキスをした。晃一は更に菜摘の細い項に唇と舌を這わせていく。菜摘はねっとりと晃一の唇が首筋を這っていく感覚に喘ぎながら、いよいよ始まるのだと言うことを実感した。

満足した晃一は菜摘から離れると、菜摘の制服に手をかけた。

「いいね?」

晃一が聞くと、菜摘は小さく頷く。しかし、晃一が制服を大きく開き、そっと制服を肩からずらして脱がすと菜摘は急に怖くなってきた。制服を脱がすと綺麗な肩から服が滑り落ち、ブラジャー姿の美しい上半身が現れてきた。続いてスカートも脱がそうと手をかけた晃一から一歩後ずさりする。ここで立ったまま脱がすつもりなのだろうかと思う。やはり脱がされるのは優しくされてベッドの上でと思ったのだ。しかし、また最初から焦らされながらと言うのも待ち遠しい。既に十分その気になっている。菜摘だって服を脱いでから愛して欲しいのだ。ただ、立ったままというのが気になっているだけだ。

「菜摘ちゃん?」

晃一が菜摘に問いかけると、菜摘は晃一が怒っていると誤解したらしい。手で胸を隠しながら、

「ごめんなさい。嫌じゃないの。分かってるの。でも、ちょっとだけ待って」

と言った。

「だいじょうぶ?」

「大丈夫。分かってるの。でも、心が・・・・。でも、大丈夫。私だって気持ちは同じなんだから」

そうは言ったものの、晃一が近づこうとするとスッと身を引いて身体を硬くしてしまう。

「分かったよ、菜摘ちゃん。急がないから」

「うん、ちょっとだけ、待って・・・」

晃一は考えた。これ以上晃一が脱がそうとすれば菜摘は嫌がるだけだ。

「それじゃ、菜摘ちゃん、心の準備ができたら菜摘ちゃんが脱いでちょうだい」

「えっ?」

「俺が脱がすより、菜摘ちゃんが自分で脱いだ方が良いだろ?」

「そんな・・・私が・・・・・だって、パパが優しく脱がしてくれるんじゃ・・・」

「俺が脱がせた方が良い?菜摘ちゃんが脱いだ方が気持ち的に楽だろ?」

「でも・・・・・そう・・・・かな・・・・・・・うん」

菜摘はとりあえず、晃一が無理に脱がそうとしないことに安心した。『早くベッドに行きたい』と思うが、気持ちははやっていても、さすがになかなか自分からは脱げないのだ。しかし、ここで嫌がって晃一にがっかりされたくない。ただ、立ったまま自分から晃一の視線の中で脱ぐというのは完全に想定外だ。菜摘はどうして良いか分からずに、晃一の目の前で動けなくなった。

しかし、晃一は悠然と菜摘の勉強机の椅子に腰掛けると、たばこに火を点けた。エアークリーナーのセンサーが直ちに関知して煙を吸い込み触媒で浄化を始めると同時にエアコンが吸気冷房に切り替わった。

菜摘はしばらくどうしようか迷っていた。しかし、考えていても仕方がない。早く裸になって甘えたいという気持ちもある。とりあえずスカートに手をかけると、後ろを向いてゆっくりと脱ぎ始めた。自分でもここまではできると思ったのだ。しかし、菜摘は晃一の声に脱ぐのを止められた。

「菜摘ちゃん、後ろを向いちゃだめ。こっちを向いて」

「え・・・でも・・・前は・・・・・」

「こっちを向いて脱いでちょうだい」

「そんなぁ・・・・・」

「菜摘ちゃんを見たいんだ。だから前を向いて」

菜摘は最初、晃一の目の前で脱ぐのは無理だと思った。しかし、晃一がそれを望むのならかなえてあげたいとも思う。プロポーションにあまり自信はないが、晃一が望むのなら、と思った。だから、ゆっくりと前を向くとスカートのホックに手をかけた。しかし、脱がされるのとは違って、自分から脱ぐのは猛烈に恥ずかしい。

菜摘が身体を前に屈めてスカートを脱いだ時、晃一は菜摘の乳房がブラジャーを付けていても綺麗に円錐形に尖ることを発見した。少し離れて立ったままの姿を見ているからこそ全体の少し尖っている形がよく分かる。思わず手を伸ばしたくなる乳房だ。菜摘がホックを外して前屈みになり、そっとスカートから足を抜くと菜摘の綺麗なプロポーションが下着姿で晃一の前に現れた。恥ずかしそうに胸と秘部を隠してはいるが、腰のラインは綺麗なくびれを描いており、胸から腰、そして足へと続くラインは息をのむほど綺麗だと思った。ただ、僅かに腰の辺りに子供っぽい感じが残っており、それがまた菜摘の身体の魅力を引き立てていた。

菜摘はとりあえず下着姿になったが、ここから先は自分では脱げないと思った。しかし、晃一に脱がしてもらおうと思っても、近づかれると緊張してしまう。

「パパ、助けて。どうすればいいのかわかんない」

菜摘は正直に助けを求めた。

「それじゃ、俺の言う通りにするんだよ。菜摘ちゃんは俺の代わりに菜摘ちゃんの服を脱がせるんだ。それなら良いだろ?」

「・・・・うん・・・・・・」

「それじゃまず、ブラジャーをゆっくりと脱いでごらん」

菜摘は『パパに言われたことをしているだけ。私が脱いでるわけじゃない。今はパパに脱がせてもらってる』と心に言い聞かせ、ゆっくりと両手を後ろに回すとブラジャーのホックに手をかけた。晃一は思わぬ展開ながら、少女が自分で服を脱いでいくというシーンを目の前にして一気に肉棒に力が入ってきた。

「さぁ、ブラジャーを外して、横に置いてごらん」

「パパ・・・恥ずかしい・・・・・」

「俺がすることをしているだけなんだから。俺の手の替わりだよ」

「うん、がんばる」

そう言うと菜摘は背中のホックを外した。かすかに音がすると菜摘のブラジャーが緩んだのが分かった。そのまま菜摘はブラジャーを前に落とし、右手で横に置いた。脱ぐ時に慌てて左手で胸を隠したのが可愛らしい。菜摘の乳房は片手でほとんど隠れてしまうが、それでもブラジャーを脱ぐ時にチラッと見えた淡い色の右の乳首と、左手では隠しきれない半分だけ見えている左の乳首は晃一の肉棒に更に力を与えた。