第32部

 

「さぁ、最後はパンツだよ。ゆっくりと脱いでごらん」

「でも・・・パパ・・・もう・・・できない・・・・」

「大丈夫だよ。菜摘ちゃん、先週のこと、後悔してないって言ってくれたよね。とっても嬉しかった。今日から菜摘ちゃんは新しい一歩に踏み出すんだ。きっと良い思い出になるよ。そして、いつか菜摘ちゃんが初体験を思い出す時、きっと温かい気持ちで思い出せると思うんだ。あの時、二人は確かに愛し合っていたって。だから私はこの思い出を一生忘れないって」

「一生忘れない・・・・か・・・・」

「そうだよ」

「うん」

晃一の話は菜摘の心をほんの少しだけ前に押した。それで今の菜摘には十分だった。菜摘は思いきって胸を隠していた手を下ろした。その瞬間、菜摘の乳房が乳首まで綺麗に見えた。離れた所から見るのは初めてだ。ロケット型に尖った乳房の先のまるで子供のような淡い色の乳首が可愛らしい。まだ、先週見た時ほど尖ってはおらず、半分程度の高さに見えた。

しかし菜摘は乳房を隠すよりもパンツを脱ぐ方に気を取られているらしい。菜摘はじっと結佳の一点を見つめ、そのまま両手でパンツを一気に下ろした。思い切ってしまえば時間はかからない。パンツを脱ぐ時間はほんの数秒だった。菜摘がパンツを引き下ろして脱いでいくと、薄い茂みが小さな布地が取り去られた下から現れ、その奥の秘唇が微かに晃一の視界に入った。その光景はスローモーションのように晃一の脳裏に焼き付いた。

パンツを脱いで横に置いた菜摘は、ほんの少しだけそのまま立っていた。その次に何をすればいいのか、晃一が何も言わなかったからだ。晃一は全裸の少女が立っている姿に、しばらく言葉を無くしたまま見とれていた。美しいと思った。見ていられるものなら、もっとずっと見ていたいと思う。綺麗に尖っている乳房は息をのむほど美しく、まだ半分しか尖っていない淡い色の乳首がまっすぐ晃一を向いている。特に胸から腰にかけてのラインは素晴らしい。腰のまだ淡い茂みは大人とは明らかに違って薄く秘裂まで綺麗に透けて見える。この美しい少女にこれから自分が初めて肉棒を入れるのだと思うと信じられない思いさえする。しかし、菜摘は晃一の視線に気付くと、慌てて乳房と茂みを隠し、身体を軽く折り曲げて恥ずかしがった。

「いやぁ、パパ、見ないで」

「だめ、ちゃんと見せて。もう一度しっかり立って」

「いや、恥ずかしいからいや・・・・・」

「お願い。菜摘ちゃんの全てを見たいんだ。ごめんね、嫌だと思うけど、お願いだよ。菜摘ちゃんを見せて」

「いや、いや、それは・・」

「どうしてもだめ?」

「・・・・・・・・・・・・」

菜摘は迷った。ベッドの上でならいくら見られても構わないが、これは自分の姿を人格としてではなく、単にモノの様に見たいだけだと思った。しかし、晃一がこれだけ一生懸命頼んでいる気持ちも満たしてあげたいと思う。菜摘は少しの間迷ったが、『どうせ直ぐにまた全部見られるんだし、パパが頼んでるんだから』と思い、思い切ってまっすぐに立つと両手を下ろした。晃一の視線が身体中に感じられ、まるで視線で身体中を愛撫されているようだ。

晃一は目を見張った。そこには美しい少女が立っていた。全ての飾りも何もかも取り去った一糸まとわぬ全裸のバージンの少女だ。晃一は心の底から『綺麗だ』と思った。

「菜摘ちゃん、本当に綺麗だよ」

「パパ、もう良い?恥ずかしいの。もう良い?」

菜摘は恥ずかしいばかりで、晃一が褒めている言葉もほとんど耳に入っていないようだった。

「うん、ありがとう。菜摘ちゃん、そのままベッドに上がりなさい」

晃一のその言葉で菜摘は直ぐにベッドに上がった。しかし、仰向けになっても恥ずかしそうに手で秘部を隠したままだ。でも、ベッドに入ってだいぶ気持ちは落ち着いたらしい。

「パパ、そんな目で見ないで。恥ずかしいから早く来て」

と言うと晃一に向かって両手を差し出した。

「うん」

晃一は立ち上がると、一気にガウンを脱いだ。すると、黒々とした茂みから力強く肉棒が立ち上がっているのが菜摘の目に入る。まさに目を見張るほどの大きさだった。

「あっ」

菜摘は慌てて横を向いた。晃一の腰からニョキッと立った巨大な肉棒が菜摘の脳裏に焼き付いた。『あんなにおっきかった?あれが私の中に?絶対無理』と思った。そこに晃一が添い寝してくる。晃一はベッドに上がると、菜摘をそっと抱き寄せた。しかし、巨大な肉棒を見た後でも抱き寄せられると嬉しいと思うのも事実だ。

「これで二人とも裸だね」

「うん」

「恥ずかしい?」

「うん、恥ずかしい・・けど、嬉しい」

「俺も嬉しいよ。菜摘ちゃん、好きだ」

「私も好き」

二人は濃厚なキスをたっぷりと楽しみ、晃一はゆっくりと菜摘の身体をまさぐっていった。瑞々しい肌の少女が晃一の腕と身体の間でうごめく。瑞々しい肌の少女の抱き心地は最高だ。

「はぁっ、ああん、そんなにしたら、あうぅん、はあうぅ、パパぁっ」

「菜摘ちゃん、感じてごらん、どうかな?菜摘ちゃん」

晃一の手が菜摘の身体を探る度に菜摘は熱い吐息を漏らし、柔らかな声を上げた。

『これが抱かれているってこと?ああん、パパの肌の感触が気持ち良いの。パパの足が絡んでくるぅ。いやぁ、もう感じてきたぁ、ああん、あそこに当たってるぅ、パパの身体の毛がジョリジョリするぅ。これが男の人の身体なんだ。私、抱かれてる』菜摘の身体には再び火がつき、晃一の手が身体を探る度に少女をゆっくりと官能の世界に誘っていく。

「あうん、はあっ、ううん、はうぅっ・・・」

「気持ち良くなったらもっと声を出して良いんだよ」

晃一は菜摘の細い項に唇を這わせながら言った。

「そんなこと・・・」

菜摘は恥ずかしがったが、心の中では『どんどん感じてくるの。パパ、早く優しくして、夢中になりたいの』と思っていた。

抱かれて身体をまさぐられてゆっくりと菜摘の身体が燃え上がってきた頃、晃一は菜摘を仰向けにして乳房へと興味を移した。乳房の周りをそっと愛撫し始めると、菜摘も先ほどリビングではブラジャーを脱がずに秘核のみで感じていたので、乳房を可愛がられるのを楽しみにしていたらしい。素直に両手を挙げて乳房を差し出し、

「パパ、優しくしてね」

とにっこり笑った。晃一は菜摘の上に軽く被さり目の前に乳房が来るようにすると菜摘の乳房の裾野に指を当てて、そっと両手の全ての指先でなぞるようにして乳房の周りから愛撫を始めた。

「菜摘ちゃん、恥ずかしい?」

「ウフ、ドキドキする、あん、ああん」

「こうしたら?」

晃一が指を乳首の方へときめの細かい肌の上を滑らせていくと、

「ああんっ」

と菜摘の声に期待が感じられた。

「でもこうするんだ」

そう言って晃一は再び指を裾野に戻してしまう。そしてじっくりと乳房の愛撫を再開した。裾野から先端に向かって何度も指で撫で上げ、快感と予感で菜摘を夢中にしていく。

「ああん、いじわるぅ」

「でも、だんだん感じてきたでしょ?」

「うん、そうみたい」

「感じてくると、同じ様に指を動かしただけで・・・」

「あぁっんっ、うそ、さっきより感じるぅっ」

菜摘は驚いて身体を軽く仰け反らせた。

「感じやすくなったね。ほんのちょっと前まではおっぱいを見せることだって大変だったのに」

「パパ、女の子は変わっていくの。それに、恥ずかしがってた私を裸にして好きなだけ触ったのは誰なのよ」

菜摘は身体がだんだん我慢できなくなってきたことを感じながらも晃一との会話を楽しんでいた。こうやって裸になって会話を楽しむことが何となく大人っぽく思えたのだ。

「そうだね。菜摘ちゃんはだいぶ変わったのかな?」

「私は変わったとは思わないけど、きっと変わったんだと思う。裸になってパパにこんな事されても平気なんだもん」

「平気なだけ?」

「ううん、・・・なんか嬉しい」

「そうだね。菜摘ちゃんはどんどん変わっていくんだね。このままだともっと凄い事されても平気になるかも?」

「いやぁ、何よ、その言い方ぁ。そんなこと言うともう触らせてあげないから」

「そんなこと言うと、もう感じさせてあげないぞ」

「それじゃ、試してみる?」

「どうするの?」

「パパはこれ以上感じる場所には触らない。私はこれ以上感じない」

「それで?」

「わたし感じないか、パパが感じさせられるか、試してみようよ」

「うん、良いけど、菜摘ちゃんは不利だと思うけどなぁ」

「それならしてみて」

「うん、いいよ」

そう言うと晃一は軽く上半身を起こして菜摘を軽く見下ろし、菜摘の両手を挙げさせてから指を使って菜摘の乳房の裾野から脇腹の方へとなぞるように愛撫してみた。

「あっ」

「ほら、無理だろ?菜摘ちゃんは感じるモードになってるから、感じないなんて無理だよ」

「・・・・・・・そうなの?」

「まだ信じないの?もっとしてみようか?」

晃一は菜摘の身体の両側を何度も丁寧に指先でなぞってみた。

「あっ、あうっ、はうっ、ああんっ、だめ、降参、ああっ、お願い、許して」

予想以上に自分の身体が反応することに驚いたようで、あっという間に降参した。

「だめ、もっとする」

「ああんっ、降参て言ってるのにぃ、ああんっ、お願いっ、ああぁっ」

感じやすくなっていた所に絶妙な愛撫を施され、菜摘は身体を捻って快感に耐えなければならなかった。

「あうぅんっ、だめ、許してってばぁっ、あああっ」

菜摘は晃一が止めないので、感じる場所を隠そうと慌てて俯せになった。

「今度は背中をして欲しいんだね」

晃一のその言葉で菜摘は『しまった』と思った。しかし、晃一の指が直ぐに背中を這い回り出す。

「ああぁん、そんなつもりじゃ、待って、あうぅ、パパぁ、背中はだめぇ、はぁぁうぅっ、それはぁぁっ」

菜摘は晃一の指が荒っぽく触っているようで、実は繊細に感じやすい場所を刺激していることに気が付いた。身体がピクッと一度反応すると、丁寧に何度も何度も攻めてくる。そして、十分に敏感になってから徐々に腰へと下がっていく。このパターンは先週と同じだ。すると、この先には・・・。

「いやぁ、パパぁ、あれはいやぁ、ああんっ、お願い、はうぅっ、いきなりあの格好はいやぁ」

菜摘は腰からお尻へと晃一の指が移って行くにつれ、また四つん這いの姿勢にされるのではないかと思った。

「菜摘ちゃん、指で可愛がるだけだから安心して良いよ」

そう言って晃一は菜摘のお尻へと指を滑り込ませていく。リビングでの愛撫の後なので菜摘の秘唇は既に潤いが秘裂からかなり滲み出してきていた。晃一は指をほんの少し秘唇に差し込んでその潤いを塗り広げながら秘唇を割って少しずつ中へと埋もれていく。

「そんな事言ったって、ああぁっ、あっ、そこをされたらぁっ、ああぁんっ、あんっ、くぅぅっ、だめぇっ、腰が、勝手に動いて、いやぁっ、だめぇっ、ああっ、我慢できないっ」

晃一の指が菜摘の秘唇をなぞり始めると、菜摘の腰は反応を始めた。気持ち良いのでどうしても自分から少しは動かしてしまう。菜摘は後ろから見ても秘唇が厚く出ているので、指で細かく可愛がるにはとても都合がよい。晃一は菜摘の腰が可愛らしく動いてお尻が持ち上がろうとしているのを見て、さらに指の動きを繊細なものにした。

「菜摘ちゃんのお尻が感じ始めたね」

「いやん、見ちゃいや、ああん、パパぁ、だめぇ」

菜摘は意志の力で押さえようとするのに、どうしても腰が持ち上がろうとする。

「あれあれ?菜摘ちゃんのお尻が持ち上がってきたよ」

「知らないぃっ、どうしてなのかわかんないのぉ、パパぁ、ああん、ああぁぁっ、だめぇっ、止まらないのぉっ」

ベッドの上でお尻に手を差し込まれた菜摘の裸体がクネクネと動いた。菜摘は晃一が指の刺激を菜摘の感じる場所の直ぐ上を刺激して、菜摘が腰を上げると快感が大きくなるようにしていたことなど全然気付かずに、自分から腰を上げた姿勢になっていくことを恥ずかしがった。しかし、菜摘にしてみれば腰を上げれば上げるだけはっきりとした快感が手に入るのだ。恥ずかしい格好になることが分かっていてもお尻が上がっていくのをどうしようもなかった。

「菜摘ちゃん、こんなにお尻が持ち上がってきたね。たくさん可愛がってあげるね」

「ああん、いやぁ、こんな格好にしないでぇ」

「俺は持ち上げてなんか居ないよ、菜摘ちゃんが持ち上げてるんだよ」

「そんなことわかってるぅ、ああぁぁっ、そこをされるとぉっ、ううぅっ、だめぇっ、あぁーっ、我慢できないのぉっ、いやぁぁぁ、いやあああぁ」

晃一が指で刺激する位置を巧みに調節したので、菜摘はあっという間に自分から腰を高く上げた姿勢になってしまった。自分からその姿勢を取ったのが恥ずかしいらしく、顔をシーツに埋め込んでいる。そこですかさず晃一は次へと進んでいった。菜摘の横に膝建ちになって細い腰をがっしりと横から抱え込むと、菜摘の足を秘唇が開くくらいに開けてから指で秘唇の中をそっと可愛がり始めた。

「ああぁぁっ、中までぇっ、はぁぁっ、そこはぁっ、ううぅぅっ、はうぅぅっ、くうーっ・・・」

晃一の指が菜摘の秘核の直ぐ近くの感じやすい部分を可愛がり始めると、菜摘はシーツをぎゅっと握りしめて快感に耐えるのが精一杯で自分の格好を恥ずかしがるどころではなくなってきた。

「ああぁっ、そんなにしちゃだめ、あうぅぅっ、パパぁっ、そんなにしたらぁっ」

菜摘が感じることを受け入れたようなので、晃一は与える快感にメリハリを付け始めた。菜摘の秘核の直ぐ下の敏感な部分を丁寧に可愛がってから、次に周りのあまり感じない部分を可愛がり、次第に菜摘がはっきりとした快感を欲しがるように誘導していった。

「ああん、あん、あう、はあん、あん・・・・」

「ああっ、くぅっ、あぁっ、あっ、あっ、あうーっ、はうぅーっ」

「ああん・・・あん、あん・・パパぁ・・・、あん、あん・・」

「あっあっあっ、ああぁっ、くぅーっ、そ、そこぉっ・・」

「菜摘ちゃん、どうして欲しいのか言ってごらん?」

「ああん、言えない、言えないっ」

「どこが感じるのかな?」

「ああん、パパが知ってる癖にぃっ、ああん、あっ、あっ、あっ、優しく教えてぇ、ああっ、くうぅーーっ」

菜摘はだんだん感じることに夢中になってくると、晃一が感じる所を刺激した後にあまり感じない所へ移っていくのが我慢できなくなってきた。

「パパぁっ、ああん、あん、ああっ、そこっ、そこっ、ああっ、あうーっ、はうーっ、ああん、そっちにいっちゃいやぁ、ああん、ああっ、それっ、そのままぁっ、ああぁっ、あっ、あっ、あっ、そのままっ」

「それじゃ、こうしたらどうかな?」

晃一は菜摘の腰の下に回した左手で菜摘の茂みをすっぽりと覆って伸ばした指で秘唇の前から秘核の直ぐ上を刺激し、右手では秘核の周りを刺激し始めた。

「ああぁっ、両手で前と後ろからするのは反則よぉっ、ああぁん、そんなにしないでぇ」

菜摘は腰を上げても下げても感じてしまう愛撫に更に高みにあげられていく。もう恥ずかしがるどころではなくなってきた。

「菜摘ちゃんがどんどん感じてくるよ」

「あう、あぁっ、ああんっ、だめぇっ、それいいっ、ああぁぁっ、あうーっ」

菜摘は感じたい場所を刺激して貰えたことで、更に先が欲しくなってきた。晃一の右手が秘口の近くを刺激するとこの前のあの感覚が欲しくなってくる。

「ああっ、そこはだめぇっ、まだいやぁっ」

「そうなの?いやなの?ここが?」

晃一は何度も秘核の下と秘口の周りを往復して菜摘を焦らした。それでも菜摘は3回まで我慢できた。しかし、それ以上は我慢の限界を超えていた。まだ無垢な少女の身体とは言え、この身体はもう少しで最高の快感が手に入ることを既に知っているのだ。やはり、どうしても指を中に欲しくて堪らなくなる。

「ああん、パパぁ、そのまま指入れてぇ」

とうとう菜摘は正直に白状した。

「え?どこに?どこに入れて欲しいの?」

晃一はわざと余裕たっぷりにとぼけた。

「ああん、そこじゃなくて、ああっ、そこっ、そこに入れてっ、ああん、そっちじゃないぃ」

「ここかな?こっち?」

晃一は分かっていることをギリギリまで焦らし続けた。菜摘にしてみれば先週のめくるめく世界が直ぐ側まで来ているのに、あと少しで入れて貰えそうなところで焦らされ、堪ったものではなかった。晃一は秘口の入り口辺りを指で刺激し続ける。