第37部

 

菜摘はさっきよりも肉棒が深く入ってきたことに驚きながらも、実は別のことに驚いていた。肉棒の入っているちょうど真ん中くらいがとてつもなく気持ち良いのだ。同時に晃一も同じことを思っていた。ちょうど肉棒の真ん中くらいの裏側の部分、感じやすい場所に肉壁の固い突起が当たっている。『このまま動いたら長持ちしないかも知れないな』と思った。一方菜摘も『違うっ、さっきと全然違うっ』と喘ぎながら思っていた。肉棒が入ってきた時からはっきりと気持ち良い。菜摘はこのまま動かれたらどうなるのか少し不安になった。まだ卒業したばかりなのに、変に感じて晃一に嫌われないだろうかと思った。晃一が掴んでいる菜摘の腰の位置を少し動かすと、ビンッと電気が走る。

「ああっ、なんか、当たってるっ・・・」

「だいじょうぶ?」

「そのまま・・・・・して・・・・・そっと」

「少しこのままにしようか?」

しかし、晃一が動かなくても肉壁はずりっと動いて肉棒を扱いていき、菜摘にも快感がどんどん強くなる。菜摘の中で予想外の快感がどんどん募っていく。

「ああぁぁぁ、なんか・・・・変・・・ああぁぁぁぁぁぁ」

「菜摘ちゃん、もしかして感じてるの?」

菜摘は自分だけが感じるのが恥ずかしくなり、

「お、お願い・・、動いて・・・動いて」

と出没をおねだりし始めた。

「動いても良いの?大丈夫なの?」

「大丈夫。お願い・・・早く、早く動いて」

「まだ少し濡れ方が少ないよ。動いたら痛いかもしれないよ」

そう言いながらも、晃一には菜摘の身体がどんどん熱くなってきているのが分かった。明らかに肉棒の周りも温かい液体が増えている。だからここで焦らしてみたのだ。

「お願い、早くぅっ、ああぁっ、我慢できなくなるから、早く動いてぇっ」

菜摘はとうとう限界に近づいてきたようだ。

「それじゃ、ゆっくり動くよ。痛かったら言ってね」

そう言うと晃一はゆっくりと肉棒を抜いてから再び入れていった。さすがにまだ腰にかなり力を入れないと動かない。

「ああああぁーーーーーっ、ぐうぅーーーーーっ、うううーーーっ・・・」

菜摘の予想通り、肉棒が当たっている場所からいきなり快感が吹き出した。菜摘はいきなり強烈な快感に満たされ、シーツを握りしめてぐっと首だけ仰け反らせ、声を上げた。『絶対違うっ、これっ、感じるぅっ』菜摘の意識の中で快感が光のように瞬間的に感覚を満たしていく。

「あうぅぅーーーっ、ああああーーーっ、あううううううーっ」

「菜摘ちゃん、大丈夫?痛い?止める?」

「いやぁっ、そのままぁっ、ああああーーーーっ、凄いっ、違うぅーーっ」

菜摘は枕を握りしめて声を絞り出した。なぜだか分からないが、肉棒が出入りする度に猛烈に気持ち良い。菜摘ははっきりと肉棒が出入りして自分の肉壁が扱かれる感覚を実感した。スリッズリッと肉棒が入ってくる度にバチバチっと頭の中で快感の火花が飛ぶ。

「あああぁぁぁーーっ、パパぁぁぁーーっ、凄いのぉーーっ」

「感じた時はなんて言うんだっけ?」

「いいっ、いいぃーーっ、とってもいいぃーーーっ」

「感じたご褒美が欲しい時はどうするのかな?」

「そんなことできないっ」

「できるよ。やってごらん」

「ああぁぁーーっ、こんなことまでさせるぅーーっ」

今は新しい感覚を確かめたかったが、菜摘は教えられた通り、何とか両手を伸ばして四つん這いの姿勢を取った。

「その前のヘッドボードに手をついて身体を起こしてごらん」

「できない、届かない、ああぁぁっ、そのままぁーっ」

菜摘は片手を伸ばしたが、ヘッドボードまでは届かない。そこで晃一は、挿入したまま菜摘の身体を前に押して、菜摘の手が届くところまで進んだ。

「ほうら、できるだろう?やってごらん?」

そう言って腰をゆっくりと打ち込む。

「あああぁぁぁーーーっ、いじわるぅぅーーーっ」

そう言うと菜摘はヘッドボードに手をつき、ぐっと上体を仰け反らせた。それに合わせて晃一が肉棒を更に菜摘の中に進める。

「ああああぁぁーーーっ、深すぎるぅーーっ」

「良い子だ。ご褒美だよ」

そう言うと晃一は両手を前に伸ばして菜摘の乳房を両手で包み、ぐいぐい揉み始めた。

「はうううーーーーっ、はああうぅーーーーっ、あああぁぁーーーーっ」

菜摘は胸からも快感を与えられ、更に声を上げると強すぎる快感から逃げだそうと本能的に身体を左右に捻って悶えた。

「もっともっと感じてごらん」

晃一はそう言いながら、菜摘の硬い乳房を揉み上げて腰を使った。晃一の手の中では硬い乳房と乳首が弾んでいる。

「ああぁぁっ、ああぁぁーーっ、だめぇっ、これはだめぇっ、凄すぎるぅーーっ、いいっ、いいーーーっ」

菜摘は声を上げながら、このまま変になってしまうと予感した。全身から快感が吹き上がっている。またあの感覚が身体の中に湧き上がり始めた。

「ああぁぁっ、また変になる、変になっちゃうぅぅーーーっ」

「いくって言ってごらん」

「いやぁっ、言えないぃーーっ」

「言えない子にはこうしちゃうんだよ」

そう言うと晃一は挿入をずっとゆっくりに変えて乳房も揉むのを止める。菜摘の身体に湧き上がってきた感覚が少しずつ遠くに去っていく。

「ああんっ、いやあぁっ、パパっ、まだぁ、いやぁぁっ」

菜摘は弱くされた出没を嫌がった。

「いかせてって言えるかな?」

そう言いながら晃一は肉棒をずりずりとゆっくりと出没して菜摘を焦らした。中途半端な出没が最後への予感を浮き上がらせては沈ませ、もう少しで最高の瞬間が手に入りそうで入らないもどかしさが菜摘を焦らす。菜摘はこの焦らしに耐えられなかった。いかせるつもりならいかせて欲しかった。

「ああんっ、言えるから、いかせて、いかせてぇっ」

「良い子だ。ほうら、どうかな?」

再び晃一が出没のペースを上げていく。出没のペースを上げたといっても、まだゆっくりなのだが、今の菜摘には十分だ。晃一も肉壁を肉棒がかき分けていく感覚を楽しめる。このまま晃一も菜摘の中に果てると思った。

「ああぁぁぁーーーっ、パパぁーーーーっ、だめぇっ、助けてぇーーっ、変になるぅぅっ」

「変になるんじゃないでしょ?いく時にはちゃんといくって言いなさい」

「あああぁぁぁーーっ、いくーっ、いくぅぅーーーーっ」

菜摘はそう宣言したが、実際に菜摘がいくまではまだ少し時間があった。まだ自分の身体の感覚の盛り上がりを見切っていないのだ。

「あああぁぁっ、いっちゃう、いくぅぅぅぅーーーっ」

「いきなさい。いって良いんだよ」

しかし、その直前になって菜摘は怖くなった。先程のように晃一の身体に密着しているわけではなく、挿入されて乳房を揉まれているとは言え、一人で四つん這いになっているのだ。不安定な姿勢なのでいった後はどうなるかわからない。このまま気を失いそうな気がする。

「ああっ、やっぱりいやぁーっ、いやぁーっ、やめてぇーっ」

最後の最後に菜摘は嫌がった。晃一が驚いて腰を止めると、

「パパ、抱いて、ちゃんと普通にして。このままはいやぁっ」

と逃げだそうとした。このまま突き立てれば程なく菜摘はいくし、自分も放出間近だとは思ったが、バックから挿入された状態で初めていくのは不安なのだろう。

「分かったよ。上を向いてごらん」

そう言うと晃一は肉棒を抜き去った。菜摘は肉棒を抜かれると、直ぐに仰向けになって足を開き、晃一に手を差し出した。

「抱いて、抱いて、お願い」

「うん、菜摘ちゃん、入るよ」

そう言うと晃一は菜摘の中に再び肉棒を挿入した。さすがに今度はきついとは言え簡単に入る。

「あうぅぅっ」

菜摘は再び肉棒を受け入れて声を上げると、晃一の首にぎゅっと手を回してきた。

晃一も菜摘の細い身体をしっかりと抱きしめる。

「いいかい、いくよ、出すよ」

そう言うと晃一は腰を動かし始めた。

「はうっ、はうっ、良いよ。出して」

既に菜摘の中は十分以上に潤っているが、扱かれている感覚は素晴らしいの一言だ。たちまち菜摘の感覚も盛り上がってきた。

「ああっ、ああっ、ああぁっ、また、また来たぁっ、あぁっ、はうぅぅっ、そんなに奥までぇっ、ああぁぁっ、さっきより凄いぃっ」

菜摘は正常位で迎え入れても先程より深く入ったことに驚いた。そして、バックで入れた時に感じたところとは違うところから快感が湧き上がってくる。さっきは入り口の近くの一点だけだったが、今度はグイッグイッと肉棒が入ってくる度にあちこちから快感が吹き出してくる。最初に挿入された時は快感が湧き上がるだけで新鮮だったが、今はそれがどんどん大きくなっていく。

「ああっ、パパぁぁっ、抱いて、抱いてぇっ、変になるぅーっ」

そう言いながら菜摘はぎゅっと両手で晃一にしがみついてきた。

「いくって言わないといかせてあげないよ」

菜摘を抱きしめた晃一が耳元でささやく。晃一もいよいよ限界に近づいてきている。何度も腰に力を込めてゆっくりと肉棒を動かしながら、最後の瞬間に向かって走り始めた。

「ああぁぁっ、変になる、変になっちゃうぅっ」

「いくって言いなさい。言いなさい」

晃一はきつい締め付けで出没が早くならないもどかしさの中で菜摘を抱きしめた。いよいよだ。

菜摘は何が何だか分からなくなってきたが、ほとんど考えるまもなく言われた通りに繰り返した。すると、晃一の肉棒が更に元気に出入りし、とうとう菜摘の身体の中であの感覚が弾けた。

「ああぁぁーーっ、いくぅっ、いくうぅっ、いくうぅぅぅぅーーーっ」

そう言うと、少しして菜摘の身体の中に巨大な甘い電流が流れ、晃一の腕の中で細い身体がびくんと大きく震えた。

「ぐぅぅぅぅっ・・・・・・・・・・・」

菜摘は一度変な声を上げると、それから何も言わなくなり、ぐったりと全身の力が抜けた。しかし、晃一も発射直前まで来ている。さすがにここで止まるわけにはいかなかった。

「菜摘ちゃん、ごめんね、ごめんね」

そう言うと最高の状態の肉壁に肉棒を打ち込んでいく。

「ああぁっ、だめぇっ、いやぁっ、いやぁっ、ぱぱぁーっ、ああっ、いやぁっ、いやぁぁっ」

菜摘は嫌がったが、晃一は腰を使い続けて一気に放出に持って行った。既に菜摘の中はねっとりとした液体が肉棒の周りを包み、かなり動き易くなっている。

「菜摘ちゃん、気持ち良いよ。最高だ」

「あああっ、だめぇーっ、ああうぅっ、あああんっ、いやっ、ああううっ」

敏感になった身体に出没され激しく首を振って嫌がる菜摘に構わず、晃一はフィニッシュへと突入した。『バージンの中は最高だ。このでこぼことぶつぶつの感覚は凄いっ、最高だっ』晃一はズリッズリッと肉棒が扱かれる感覚に夢中になって腰を使った。

「出すよ、出すよぉっ、うううううっ、ううっ」

晃一の肉棒が最後にグイッと菜摘に打ち込まれると、肉棒は菜摘の肉壁に白濁した液体を浴びせた。ドクドクッと肉棒が痙攣して液体を吐き出し、さらに肉棒に絡みつく肉壁の動きが残りを搾り取っていく。

「うっ、ううっ・・・・・ううっ・・・・・・・・・・うっ・・・」

晃一の肉棒から精が吐き出されると、菜摘の肉壁はさらに最後まで絞り尽くそうとぎゅっと断続的に締め付けてきた。その度に菜摘の身体がビクッと震える。肉壁が何度も肉棒に絡みついて少しずつ小さくなる肉棒から最後の一滴まで精を搾り取っていく。その感覚は一言では言えないほど複雑で気持ち良かった。

「ううっ、菜摘ちゃんっ・・・・凄いっ・・・・」

「はうっ・・・・・うっ・・・・・・・はうっ・・・」

晃一は陶然となるような感覚に包まれた。柔らかい少女の身体の上に乗ってザラザラした肉壁の中に腰を使い、精を吐き出しているのだ。これ以上の快感があろうはずがなかった。更に放出した後も少女の肉壁はザラァっと動く度に徐々に小さくなっていく肉棒から精を搾り取っていく。まだ肉棒を差し込まれたままの菜摘の身体は断続的に痙攣し、晃一の腕の中で何度もビクッビクッと震えていた。

菜摘にとっても肉棒を受け入れての初めての絶頂だったので、身体中を突き抜けるような快感に驚いた。先程の口でいかせてもらったのとは全然違うと思った。肉棒が身体の中に入っていると、絶頂の瞬間もその後の断続的に続く余韻も全然感覚が違う。何より頂上が高いだけに余韻の時間が長い。『いくってこう言うことだったんだ。さっきのお口も良かったけど、やっぱり本番は全然違う。オチンチンでいくのがこんなに凄いなんて。身体がバラバラになるかと思った』菜摘はまだ肉棒を差し込まれたまま、ぐったりして力が入らない身体を持て余しながら絶頂の凄さに驚いていた。『やっぱり私の中に入っていると気持ち良いんだ。パパも気持ち良かったのかな・・・私ってどうなんだろう』菜摘は晃一に抱きしめられながら男が自分の中で終わると言うことを実感していた。

「菜摘ちゃん、大丈夫?」

晃一は肉棒が菜摘の中で扱かれながらゆっくりと小さくなっていくのを感じながら聞いた。

「ううう・・・ううっ・・・うっ・・・・・・・・」

顔を上げて菜摘を見ると、菜摘の唇は痙攣しており、まだ話ができるような状態ではなさそうだ。晃一はそっと小さくなった肉棒を引き抜いた。すると、最後は押し出されるように肉棒が抜けた。

「・・・・はぁ、はぁ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・」

晃一が離れると、途端に菜摘の息が激しくなった。全身に汗をかいている。晃一は菜摘を抱き寄せ、落ち着くまでしばらく身体を優しく抱きしめながら髪を撫でていた。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・、はぁ、はぁ・・・あぁぁぁ、パパぁ、まだ身体が変なの、ああぁぁ、ああぁん」

いったばかりの菜摘は、その長く後を引く余韻を受け止めきれずにいるようだった。晃一の手が菜摘の瑞々しい肌を撫で回す度に熱い吐息と共に菜摘が身体を少しくねらす。全裸の少女の身体をそっと撫で回しながら、晃一は菜摘の肌の感触を確かめていた。

「菜摘ちゃん、最高だったよ。ありがとう。嬉しいよ」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」

「とっても気持ち良かった」

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・パパ、終わったの?」

「うん、菜摘ちゃんの中に出しちゃった」

「うん、嬉しい・・・」

「出して良かったの?」

「うん、安全日のど真ん中だもん。だいじょうぶ。でも、中は今日だけにしてね」

「今日だけ?」

「うん、もうこれからはね・・・だめ」

「わかったよ。菜摘ちゃん、ありがとう」

「あん、パパ、嬉しい・・・・」

菜摘は身体を晃一に擦りつけてきた。それを晃一が優しく受け止める。

「菜摘ちゃんもいったんでしょ?」

「・・・・・うん・・・・・」

「どうだった?」

「びっくりした。全然違うんだもん。最初と」

「痛かったの?」

「全然。ずっとずっと最初より素敵だった」

「よかった。菜摘ちゃんの身体がびくびくって震えてたからちょっと心配したよ」

「私もあんなになるなんて思ってなかった。自分の身体じゃないみたいだった・・・・でも、凄かったぁ」

「気持ち良かったんだね」

「とっても・・・・・、なんか・・・いやぁ、何でもない」

「なあに?ちゃんと言ってよ」

「なんか、やみつきになりそう・・・・・。パパは?」

「うん、菜摘ちゃんの中が気持ち良すぎて止められなくなりそうって思った」

「そうなんだ。嬉しいな。私の中って気持ち良いんだ」

「うん、最高だよ。菜摘ちゃんもビクッてなってたね」

「だって、すっごく・・・気持ちよかった・・・・から・・・・」

そう言って菜摘は晃一の首に手を回して身体を擦りつけてきたが、突然、

「あ、ああっ、ちょっと、だめ、ああっ」

と言うと晃一から離れた。

「どうしたの?」

「いやぁんっ、なんかでてきた。パパ、起こして、お願い、起こして」

そう言うと菜摘は晃一に起こしてもらい、ヘッドボードのティッシュを取ると股間に当てた。

「シーツが汚れちゃう」

そう言うと菜摘はふらふらになりながら、隣のバスルームに入っていき、ちょっとしてからシャワーの音が聞こえた。晃一はガウンを着ると菜摘のガウンを持ち、シャワーブースの入り口に置いてきた。