第54部

 

 「痛い?抜く?」
「いやぁぁぁ、そのまま、そのままにしてぇっ」
菜摘は側位のまま上体を捻ってシーツを掴み、声を上げながらその感覚に耐えた。気持ち良いのと焦れったいのが強烈に混じっている。
「もっと、もっと入れてみて」
「こう?」
晃一は肉棒をズイッと差し込んだ。
「はうぅぅっ、す・・・すごい・・・、あああぁぁっ、ああんっ」
肉棒が扱かれる感覚も正常位とは全く異なる。晃一は何度も肉棒を奥へ奥へと差し込み、肉棒の刺さっている光景を楽しみながら菜摘の乳房を揉んだ。既に頂上に向かって走り始めていた菜摘にとっては、それだけで十分な出没運動だった。どんどん感覚が盛り上がっていく。
「あああぁぁっ、このままじゃやっぱりいっちゃうっ」
「それじゃ、やっぱりじっとしてるのが良い?」
「ああぁぁぁ、もう我慢できない。パパ、私だけいっても良い?」
「いきたいの?」
「もう一秒だって待つのは嫌、お願い、いかせて、おちんちんでズボズボして、いきたくて我慢できないの、いかせて、お願いだからぁっ」
菜摘は身体を捻ってシーツに伏せたり、晃一の方に向き直って出没をねだったりして限界ギリギリなのがよく分かった。
「それじゃ、いかせてあげるね」
「してして、はやくぅっ」
晃一は挿入したまま菜摘の腰を持ち上げ、バックへと移った。シーツにうつぶせになったままお尻を突き上げて挿入されている姿勢になった菜摘は、しっかりと枕を握りしめると快感に耐える姿勢を取った。
しかし晃一はまだ出没を開始しない。菜摘の身体を見下ろして楽しんでいるのだ。
「もう、早く、早くズボズボしてぇ、もういきたくて我慢できないのぉっ、早くおちんちんでズボズボして、お願いだからぁ、もうだめぇ、だめなのぉっ」
菜摘はシーツに顔を埋めながら絞り出すような声で懇願した。菜摘の腰はゆらゆらと動いて我慢できないことを正直に告白している。既に秘部は熱く濡れており断続的に感覚が襲って来ている。もう完全に限界だ。
「おねだりが上手になったね」
そう言うと晃一は菜摘の腰を掴んで悠々と出没を開始した。たちまち快感が菜摘の身体の中で爆発した。
「あうぅっ、はうぅっ、あうぅぅっ、あうっ、あうぅぅっ・・・」
菜摘はシーツを握りしめて快感に耐える。
「いく時はちゃんと言うんだよ」
ほんの少し出没していただけで、菜摘は一気に上り詰めた。
「あうぅぅっ、もうだめぇっ、いっちゃういっちゃう、うううぅぅーーっ、くぅーーーっ」
そう言うと菜摘は四つん這いの姿勢で身体を大きくビクンと痙攣させた。
「うううぅぅぅーーーっ」
菜摘の頭の中が快感で真っ白になった。初めてバックの姿勢でいったのだ。菜摘は頭を仰け反らせて快感に耐えたが、まだ身体の中を熱い感覚が駆け抜けている。はっきりといったのに終わったという感覚ではない。その証拠に、絶頂した後の感覚が収まってくると、直ぐにまた感じ始めた。
「菜摘ちゃん、どう?大丈夫?」
そう言いながら晃一はまだゆっくりと肉棒を出し入れしている。肉棒はたっぷりと菜摘の白っぽい液体を塗り付けられているので出没は楽だ。
「あああぁん、だめぇ、また感じてるぅ」
「もう一回いきたい?」
「だめぇ、疲れてるのにぃ、ああぁっ、また、またぁっ」
「菜摘ちゃんの中がまた締まってきたよ。おちんちんを可愛がってる」
晃一は再び菜摘の中が動き始めたことを知り、肉棒を奥まで差し込んだ。先週既に肉棒が入っていた部分の感覚は慣れてきていたが、さっき初めて入った奥の部分の感覚はまた違った扱き方をするのだ。晃一は新しい部分の感覚を楽しむことにした。
「はうぅっ、はうぅっ、ああんっ、そんな奥まで入れちゃだめぇ」
「痛いの?」
「痛くないけど、また欲しくなっちゃうぅぅ、ああぁぁぁぁ、奥まで来てるぅぅっ」
「抜いた方が良い?」
「いやぁ、抜かれるのはいやぁ」
「それじゃ、奥の方だけで動いてみようか?」
晃一は菜摘の中での出没を奥だけにして、やわやわと肉棒を出し入れした。
「ぐぅぅぅ、ううっ、ぐぅぅぅぅっ、それも凄いぃぃ」
菜摘は身体の奥までぐいぐい肉棒が入ってくる感覚に、何とか身体が走り出すのを止めようと我慢した。奥の方はそれほど感じ無いが、先週入れられた入り口付近は肉棒を出し入れされるとはっきりと快感を生み出している。しかし、さっきいった後、身体がかなり怠くなっている。感じれば感じるほど息をするのも辛くなってくる。このまま絶頂に駆け上がれば更に辛くなるのは明らかだった。
「ああぁ、ああぁぁっ、こんなに素敵なのにぃっ、身体が、身体がぁぁっ」
菜摘は尻を突き出した格好で、肉棒を出し入れされる快感にシーツを握りしめて悶えた。
「こうしてればいい?」
晃一は悠々と肉棒を出し入れしながら菜摘の奥の感覚を楽しんでいる。先ほど出したので晃一にはまだ余裕があった。
しかし、菜摘にとっては地獄だ。感じれば辛くなるし、感じ無くなれば焦れったくなる。どちらも選びたくないのだ。しかし、菜摘の身体は出没の喜びを素直に受け止め、容赦なく菜摘の感覚を盛り上げていった。まだ出没の快感を覚えたての少女に感じ方を自由にコントロールすることなどできるはずがなかった。
「ああぁぁぁぁ、やっぱりだめぇっ、我慢できないっ、やっぱりもっとぉっ、もっとしてぇっ」
菜摘はとうとうブレーキをかけられなくなり、はっきりとお代わりを欲しがった。
「ちゃんと言える?」
「言える、言えるからぁっ、もっとぉっ、おちんちんでズボズボしてぇっ」
菜摘のおねだりに、晃一はペースを上げた。肉棒がより強く肉壁に扱かれ、晃一と菜摘にはっきりとした快感を与える。
「ああぁぁぁぁーっ、やっぱり素敵ぃぃぃっ、そのまましてぇぇっ、あうっ、あうっ、あうっ、あうっ」
菜摘は一気に夢中になった。そして、既に疲れている身体を起こし、両手を伸ばした四つん這いの姿勢になって仰け反った。
「ああぁぁぁーーっ、はうぅっ、あうっ、あうっ、深いっ」
菜摘が上体を起こしたことで晃一は乳房も可愛がりたくなった。そのまま菜摘を押してヘッドボードに掴まらせる。
「ヘッドボードを掴んで身体を起こしなさい」
菜摘は直ぐに言われた通りにした。すると菜摘の乳房が下向きに三角に尖り、晃一の手を待ちわびている。菜摘は自分の腰を掴んでいる晃一の手を取ると乳房へと引き上げようとした。菜摘だって揉んで欲しいのだ。晃一は導かれるままその菜摘の乳房を手で包み込み、ぐいぐいと揉み始めた。上体を起こしたことで菜摘の中で肉棒の当たる場所が変わり、更に乳房も揉まれたことで菜摘の肉壁がきゅっと締まり肉棒の締め付けが強くなったため、今まで我慢していた菜摘は一気に登り詰め始めた。
「ああぁぁっ、はうっ、はうっ、はうっ、はうっ」
菜摘は声を上げながら、左手で身体を支えて右手では乳房を揉んでいる晃一の手を掴み、揉むのを止められないようにした。
「ああぁぁっ、このままぁぁぁぁっ」
菜摘は感じて身体の力が抜けそうなのを必死に堪えて体勢を保った。その菜摘に晃一は何度も肉棒を押し込んでいく。晃一は肉棒の気持ち良さに陶然となったが、またも我慢し続けていた菜摘の方が限界に来た。
「お願いっ、このままいかせてぇっ、いっちゃいそうっ」
「いいよ、いってごらん。いっぱいいってごらん」
晃一は乳房の弾力を楽しみながら腰を使っている。今度は我慢させずに一気にいかせるつもりだった。
「あうっ、あうっ、あうっ、あうっ、いっちゃういっちゃうっ・・・ううぅぅぅーーーっ」
菜摘は四つん這いになったまま絶頂した。両手の力が抜けてベッドに崩れ落ちそうになったが、下から乳房を揉まれているので晃一の両手が身体を支えてくれたのでふわふわとした感覚を不安定な姿勢でも安心して味わえた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・・」
菜摘は晃一がゆっくりと両手を離すと、静かにベッドに沈んでいった。その菜摘に肉棒を入れたまま、晃一は先ほどと逆の動きで正常位に戻り、菜摘を抱きしめた。
「菜摘ちゃん、疲れた?」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、死にそう、はぁ、はぁ・・・」
「とっても素敵だったよ。気持ち良かった。それに、菜摘ちゃんは可愛かったね」
汗ばんでいる菜摘の髪をそっと直しながら晃一がささやいた。
「パパ、私の中、ちゃんと入れるようになった?」
「うん、いっぱい入ったね」
「パパのおちんちん、全部入った?」
「うん、入ったよ。菜摘ちゃんがいっぱいがんばってくれたからね。今も入ってるよ。分かるでしょ?」
「うん、すっごく奥まで来てる」
「全部、入れて嬉しいよ」
「入ってる。お臍より奥まで来てるの・・・・」
「気持ち良い?」
「今はまだ・・・・いったばっかりだし・・でも、また直ぐにきっと・・・・・」
「このままが良い?一度抜く?」
「パパは出したくないの?男の人って出したいんでしょ?」
「菜摘ちゃんの身体が一番大切だから」
「ああん、嬉しい、パパ、大好き。ごめんなさい。いつも私ばっかり」
「まだ慣れてないんだから仕方ないよ」
「慣れたら、いつもパパと一緒にいける?」
「もっと菜摘ちゃんが慣れてきたら、きっとね」
「早く慣れたい。パパ、キスして」
菜摘はそう言うと、晃一を抱きしめて心のこもったキスをした。菜摘の小さな舌が晃一の舌に絡まり、あちこちからつついてくる。それはとても可愛らしく少女らしいキスだった。
晃一はキスをしながら、菜摘と上下を入れ替えて菜摘を上に乗せた。菜摘は自然に晃一の上からキスをしてくる。まだ肉棒はしっかりと菜摘の中に刺さったままだ。
「あん、上はいやぁ」
「だあめ、上になるのも覚えないと」
「この前覚えたからぁ」
「こんなにされるのも?」
晃一はそう言って下から何度か軽く突き上げた。
「ああぁぁっ。だめぇ、もう許してぇ、また感じちゃう」
晃一は菜摘が欲しがらないのでちょっとがっかりした。しかし、菜摘にとってみれば、これ以上続けたら立ち上がるのさえできなくなってしまいそうなのだ。
「菜摘ちゃんが良いようにするよ。このままが良い?それとも抜いて欲しければそうするからね」
「ああん、意地悪ばっかりぃ」
「意地悪なんかしてないよ。菜摘ちゃんがじっとしてて欲しければじっとしてるから」
「でもぉ、さっきされたからまた感じ始めて来たぁ」
そう言いながら菜摘は腰を少し動かした。ゆるゆると肉棒が出入りする。
「それじゃ、抱いててあげる」
そう言うと晃一は下から菜摘を抱きしめ、優しく身体を撫で始めた。
「あぁぁぁ、こうされるの好き」
菜摘はそう言ってしばらく愛撫に身を任せた。しかし、愛撫の優しい快感が呼び水となって肉棒の快感が欲しくなってくる。なんと言っても入れられたままなのだ。
「ああぁん、だめよぉ、やっぱり欲しくなってくるぅ」
「だめなの?」
「いやぁ、キリが無いぃっ、こんなこと繰り返してたら帰れないぃっ」
そう言うと菜摘は晃一の上で四つん這いになって腰を押しつけ、自分から肉棒を深々と飲み込んだ。
「あーーーーっ、やっぱり深いぃーっ」
晃一が三角に下向きに尖った乳房を揉み上げてやると、
「それはだめぇーーっ」
と声を上げて喜んだ。しかし、晃一がそのまま乳房を揉みながら腰を使おうとすると、菜摘はぐったりと晃一の上に被さってきた。体力が尽きたのだ。
「やっぱりだめ、もうだめ、できない」
そう言って晃一の上で息を弾ませる。
「もう疲れてだめなのかな?」
「もっとして欲しいのにぃ、でもだめ、もうできない」
「それじゃ抜くよ」
晃一がそう言うと、今度は嫌がらなかった。晃一が腰を引いていくとぬっぽりと肉棒が抜ける。
「あん」
肉棒を抜き去られた菜摘は、一気に身体の力が抜けたのか、しばらく晃一の上で息を弾ませていた。
「菜摘ちゃん、今日はがんばったね」
「うん、パパにちゃんと入れてもらえるようになろうと思って・・・・」
「それであんなに抜かれるのを嫌がったんだ」
「うん。でも、全部入るようになったから・・・・」
「嬉しいな」
「でも、ごめんなさい。パパは一回しか出せなかった」
「大丈夫。学生じゃないんだから、そんなに何回も出したくて我慢できないなんてことは無いからね」
「でも、パパにも出して欲しかったのに・・・・私ばっかり・・・」
「少しずつだよ。急いじゃだめ。だんだん上手になってくるから。今はまだ感じるのが精一杯でコントロールできないから仕方ないよ」
「そう?」
「うん、焦らないの」
「うん、わかった。シャワー浴びてくる」
そう言うと菜摘は起き上がると下着と制服を手にシャワーへと向かった。
晃一も起き上がり、ガウンを着てリビングへと向かう。部屋を出る時、皺になったシーツを見て、菜摘との激しい交わりが脳裏をよぎった。まだ菜摘はロストした日と今日しか晃一とセックスしていない。しかし、先ほどの菜摘は既に十分開発されているような感じ方だった。今日だって菜摘の奥まで入ったのは初めてなのに、既にあれだけ激しく感じている。晃一は菜摘の身体は想像以上に開発されるスピードが早いことに少し戸惑った。
しかし、晃一の戸惑いなど、菜摘自身の戸惑いに比べればずっと小さかった。菜摘はシャワーを浴びながら考えていた。『どうしてあんなに感じるんだろう?どうしてもっともっと欲しくなっちゃうんだろう?私の身体って、どこか変なのかな?まだ身体が熱くてあそこも・・・・。パパにこのまま開発されたら変になっちゃいそう』
菜摘はそう思ったが、実はそんなに心配するほどのことではなかった。なんと言っても十分に準備してからあれだけ時間をかけてロストし、さらにじっくりと身体を慣らしていったのだ。確かに感じる程度は女の子によって違いはあるが、破瓜の痛みさえ乗り越えてしまえば、十分に慣らした上で挿入を楽しむ菜摘が感じるのは当たり前だった。それに激しい交わりの後で中途半端に中断すれば、身体が熱いままなのもなんの不思議もなかった。本当はそんなに心配する必要など無かったのだ。
しかし菜摘は、まだ経験が浅いだけに自分の身体をよく理解していなかった。それが戸惑いになって現れていた。
シャワーを浴び終わって身支度を調え始めたが、シャワーを浴びたのにまだ身体が熱い。このまま晃一に抱きしめられたら再び身体が燃え上がるのは確実だった。
やがて晃一がリビングでソフトミュージックをかけていると、菜摘が静かに入ってきた。既に制服姿になって髪も乾いているが、少し疲れた感じがする。
「菜摘ちゃん、こっちへおいで」
そう言って晃一が誘うと、菜摘は静かに晃一の膝の上に横に座ってきた。そして晃一の首に手を回す。
そのまま晃一が軽く引き寄せると寄りかかりながらキスをして来た。何度か軽いキスを返して、
「どうしたの?甘えたくなった?」
と言うと、
「まだ身体が熱いの・・・・」
と言って更に寄りかかってくる。その菜摘にもう一度キスをしてから制服の胸を撫で上げた。
「・・・・・はぁぁぁぁ・・・・・」
菜摘は熱い息を吐くと身体を少しくねらせた。しかし、制服の上からはっきりと乳首の位置が分かる。
「菜摘ちゃん・・・・・もしかしてブラジャーを・・・・」
「あのね・・・・・こっち・・・・・」
菜摘はそう言うと、晃一の手をスカートの中へと導いた。