第64部

 

 「ちょ、ちょっと、待って」
晃一は、
「大丈夫だよ。そっと触ってるだけだから」
と言いながらゆっくりと指先でパンツをゆっくりと撫で上げ始めた。
「あうぅっ、あぁっ、ちょっとぉっ、はうぅぅっ・・・だめ、だめぇ・・・」
友紀の声は拒絶と言うより懇願に近い響きを持っていた。ズーンズーンと秘核の辺りから強い快感が沸き上がってくる。友紀はこのまま成り行きで抱かれてしまうのは嫌だったが、仕方ないような気もした。晃一の隣に座った時はそんな気は無かったのに、今はその気十分になっている自分に納得していないだけだった。
その時、それまで間断なく友紀の身体を愛撫していた晃一の手がちょっとの間刺激を止め、スカートの中で友紀の足を少し開くために両足へと移った。その間はほんの一瞬だったが、気持ちに整理を付けたがっていた友紀は慌てて立ち上がった。もちろん、しっかりと胸をガードしたままだ。やっぱりこのまま成り行きでしてしまうのは嫌だった。
晃一は友紀が拒絶したのだと思い、驚いて友紀を見上げている。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・もう、油断も隙も無いんだから・・・」
「友紀ちゃん・・・・嫌だった?」
突然友紀が立ち上がったので晃一の方が驚いている。晃一は友紀が拒絶したのだと思った。
「そんなことじゃ無いけど、いきなりどんどん進むから・・・」
「嫌ならしないけど・・・」
「だからそういうことじゃ無いの。だっていつの間にかこんなことされて・・・」
「ごめんね。嫌がってるって気がつかなくて・・・」
「もう、そういうことじゃ無いってば。ちょっと気持ちに整理を付けたかっただけ」
そう言いながら『あれ?私の方が言い訳してる?』と思った。
「とにかく、こっち側に座る。それなら良いから」
友紀は最初に晃一の右側に座ったのが間違いの元だと思った。晃一の聞き手側だからあっという間にいろいろ触られてしまったのだと思った。だから、左側ならゆっくりと受け入れることができると思ったのだ。
そう言うと友紀は晃一の左に座った。
「これなら良いから」
そう言うと再び晃一に身体を預けてきた。
晃一は『そういうことなら・・・』と思うと左手で友紀を引き寄せ、再びキスをした。友紀は素直に応じてきた。今度はちょんちょんと舌を絡めてきたし、両手のガードも緩くなったようだ。少しの間キスをしていた晃一は、友紀の肩や胸をそっと撫でていた右手でリモコンのボタンを押し、背もたれをゆっくりと倒し、そのまま友紀を横たえていった。
『あっ、これって!』友紀は自分のしたことに気がついた。男性の左に座ると言うことは、右利きの男性にベッドで抱かれる時の位置関係と同じだと言うことに気がついたのだ。このまま押し倒されればもう止まらないことははっきりしていた。
しかし、これ以上言い訳ばかりするのも面倒だった。正直に言えば、どうせもうその気になっているのだ。数秒の間だったが、その間に友紀は心の整理を付けた。『やっぱり経験豊富なオジサマに勝てるわけ無いか』と思うと気が楽になった。『このソファ、背もたれを倒すと足の方も下から出てくるんだ。完全にベッドになっちゃうんだ』友紀は晃一の策略にはまったような気がしたが、気持ちを切り替えたことで気が楽になったのも確かだった。
晃一はフルフラットになったソファの上で目をつぶってじっとしている少女を見下ろしていた。菜摘より小柄なので横たえるとひときわ小さく見えた。
晃一はちょっとだけキスをすると、
「いいね?」
と念を押した。友紀は目を閉じたまま小さく頷いた。
「両手は上に上げておいてね」
と言って友紀の手をそっと頭の上に上げた。最初、友紀はなかなか腕を上げようとしなかったし、上げても晃一が少しでも触ろうとすると直ぐに下ろしてしまったが、キスしたり項を愛したりしている間に何度か晃一がそっと持ち上げていると、少しずつ腕を上げたままにできるようになってきた。
「でも・・・・・こんな格好は・・・・」
友紀は目を閉じたまま言った。まだ心配らしい。友紀はこれまで両手を挙げて完全に無防備な姿で愛されたことが無いのでどうしても直ぐに両手を下げてしまうのだ。半分本能のようなものだった。
「大丈夫。これが一番女の子を気持ち良くしてあげられる格好なんだからね」
「でも・・・・・・」
こればかりは理屈では無く慣れるしかないと思った晃一は、何度でも友紀が慣れるまで待つことにして制服に手をかけた。
慌てて胸を隠そうとする友紀の両手をもう一度挙げさせ、
「大丈夫。任せて」
と言って友紀の手を挙げさせ、そっと制服を開く。既にブラジャーのバックストラップは外してあるので、直ぐにブラジャーのカップを上に折り返し、友紀の首の近くにまとめると晃一の目の前に友紀の乳房が初めて姿を現した。その乳房は晃一が思った通り、横になっても小さめではあるが半球形で綺麗に盛り上がってまっすぐ上を向いていた。ただ、先端は菜摘より更に小さく、薄い色で子供みたいだと思った。
「ああん、やっぱり恥ずかしい・・・・。そんなに見ないで」
「ごめんね。でも、これは邪魔だから取っちゃおうね」
そう言うと晃一は紺色のブラジャーのショルダーストラップを制服の袖から引き出して友紀の肘を通して抜き取ってしまった。脱がされながら、
「ブラだけ脱がすの?」
と聞くと、
「全部脱がせても良い?」
と言われた。
「えっ、そんなのは・・・・・・」
確かに、まだ制服を残しておいた方がいつでも隠せる。これで友紀は制服をはだけられているので上半身は裸同然になった。晃一は『身体のラインはまだ少し子供っぽいかな?でも、おっぱいを見られても嫌がらないから経験済みなのは間違いないな』と思った。
晃一は友紀の横に横たわると、まずは胸からじっくりと愛し始めた。右手の指先で乳房の裾野から丁寧に撫で上げ始める。
「くぅぅっ」
軽く撫で上げるだけで友紀は敏感に反応した。何度も丁寧に裾野から先端に向かって撫で上げていくと、次第に軽く仰け反って喘ぎ始める。晃一は次第に乳首ギリギリまで撫で上げるようにして友紀を期待で焦らしていった。
「あう、あ、ああっ・・・・・」
友紀は今までこれほど丁寧に焦らされたことが無かった。先程のブラジャーの上からの愛撫でもだんだん我慢できなくなってきたのに、もう一度同じ事を素肌の上からされているのだ。ツーッと指が肌の上を這っていくだけでかなり刺激が強い。最初は恥ずかしさが先行したが、何度もされて慣れてくると晃一の指先をダイレクトに感じられるだけに感覚の盛り上がりは早かった。
「あっ・・・・あぅっ、またするの?・・・・・あんっ・・・これをされると・・・・」
「どうなるのかな?」
「それは・・・・・あっ・・・・・あうぅぅっ・・・・・あああん・・・」
友紀は両足をクッと交差させて耐える姿勢に入っていた。秘核がかなり疼いている証拠だ。友紀としては気持ちの整理が付いた以上、早く先に進んで欲しくなってきた。しかし、さすがに最初からおねだりをするわけにはいかない。友紀はじっと耐えながら晃一が先に進むのを待ち侘びることになった。
しかし、友紀が期待するように晃一は先に進んではくれない。経験豊富な女性なら、はっきりと口で催促することもできたろうが、さすがに友紀には無理だった。
「ああん、あぁぁっ、ううっ、ああんっ、あうぅぅっ・・・・」
友紀はどこまで我慢できるか不安になってきた。既に乳房は焦れったくて猛烈に敏感になってきている。軽く指先がなぞるだけでクッと仰け反ってしまう。
「友紀ちゃんは敏感なんだね」
「あうぅっ、くぅぅっ、あぁぁんっ・・・・・はうぅっ・・・・・」
友紀は何と言っていいか分からず、限界に近い身体を何とかなだめながら愛撫に耐えていた。
晃一としても、最初から友紀におねだりさせる気は無かった。最初はじっくりと焦らしていくつもりだ。どうやら乳房は菜摘より敏感らしかった。
「ほうら、身体が敏感になって感覚が研ぎ澄まされてきたでしょ」
「あうぅっ、ああっ、あうっ、くぅぅんっ・・・・息が、かかると・・、ああんっ」
晃一は乳房の周りを指でなぞりながらじっと友紀の反応を見ている。だんだん友紀は我慢できずに、仰け反るだけで無く身体を少し捻り始めた。限界が近づいてきた証拠だ。
「焦れったくなってきた?」
晃一が聞くと、思わずコクコクと頷く。早く次をして欲しくて仕方ないのだ。
「それじゃ、もう少しだけね」
そう言うと晃一は更に指先で乳首ギリギリで円を描くようになぞり、友紀を追い込んでいった。
「まだするのぉ?ああんっ、ああぁぁっ、ううぅぅっ、あうぅぅ、ああっ、もうっ、もうだめぇっ」
とうとう友紀はギブアップした。ここでおねだりさせれば友紀は素直におねだりをしたかも知れない。しかし、最初なので晃一はおねだりさせなかった。これだけ焦らされていても友紀の乳首は元のままの大きさを保っており、晃一の愛撫を待ち侘びている。ただ、先端にはまだ触っていないのに半分以上尖ってきた。
「何がだめなの?」
「それはっ、ああぁぁっ、もうだめ、だめぇっ」
友紀はそう言ったのに、晃一は相変わらず指を乳首の直ぐ近くで遊ばせている。晃一のさらなる残酷な愛撫で友紀は我慢の限界に達したらしい。
「あっ、あっ、ああぅっ、あうぅっ」
とうとう友紀は指先の愛撫だけで仰け反り始めた。晃一に向かって乳房を突き出してくる。
「大丈夫。任せておいて」
「でもぉっ、ああぁぁっ、お願い、お願いっ」
友紀は仰け反って胸を突き出したまま身体を何度も捻って晃一の愛撫から逃れようとした。もうこれ以上焦らされたくないのだ。そろそろ潮時らしい。
「こうして欲しいのかな?」
そう言うと晃一は友紀の小さな乳房を両手で包み、やわやわと揉み始めた。もちろん最初は乳首を慎重に避けている。
「はうぅーーーーーーーっ」
一瞬身体を縮めた友紀は、次の瞬間ぐっと大きく仰け反り、グッグッと両足を交差させた。さっきまで晃一は友紀の反応を見ながら右手だけで愛撫していたので、今初めて両手で乳房を愛されたのだ。気持ち良いなどと言うものではなかった。『おじさまの手がごつごつしてて気持ち良いっ』と思った。本当に気が遠くなりそうなほど気持ち良い。友紀は仰け反っただけでは快感を受け止めきれず、クッと身体を縮めて身体を捻ろうとした。
「ああっ、あうっ、あうっ、いやぁ、変な声が、あうっ、止まらないっ」
友紀は乳房を揉まれる快感に飲み込まれていった。
「まだだよ。次はこうした方が良いかな?」
そう言うと晃一は乳房を両手で包んだまま、そっと乳首をつまんでコリコリし始めた。
「ああぁぁぁぁぁーーーーーっ」
友紀は初めてはっきりと大きな声を上げた。そしてばたばたと身体を捻ったり仰け反ったりして悶えた。
「感じやすい身体なんだね」
「だってぇーっ、ああぁぁ、それはぁーっ、こんなにぃーっ」
友紀は乳房を揉まれるだけでこんなに気持ち良くなれると言うことを始めて知った。晃一の大人の手が少しごつごつした感じでとても気持ち良い。それに乳首をつままれる感覚が独特で、どんどん快感が沸き上がってくる。膝を少し曲げて両足を交差させ秘核に溜まる快感に耐えているが、このままいってしまいそうなほど気持ち良かった。
「いっぱい我慢した分、もっと気持ち良くなってごらん。今度は口で可愛がってあげるね」
そう言うと晃一は優しくつまんでいた小さな乳首を口の中に入れ、舌で転がし始めた。
「ああああーーーーっ、それもするーーっ」
友紀の身体に更に新しい快感が吹き上がった。晃一の舌は急にぺろぺろしたりせず、ゆっくりと乳首を舐め回している。友紀はねっとりと舐められるだけで猛烈に感じてしまった。『こんな舐め方、絶対反則っ、嫌らしく動き回ってるぅっ』強すぎる快感に、思わず友紀は晃一の頭を下に押しやろうとしたほどだった。晃一は丁寧に左右の乳首を舐め転がし、友紀の反応を観察した。どうやら左の乳首の方が少し感じ方が強いようだ。たぶん、一人上手の時に左手でこちら側を可愛がっているのだろう。
乳首を舐められると更に秘核に溜まる快感が強くなる。今までの経験で感じていたのがなんなんだろうと思うくらい強い快感だった。『乳首を舐められるだけでどうしてこんなにっ。あーっ、すごいっ。こんなにされたら、本当にこのままいっちゃうかもっ』友紀はあまりの気持ち良さに驚き、完全に晃一の愛撫に夢中になった。
晃一は乳房を揉みながら乳首を舐め、丁寧に快感を友紀の身体に送り込んでいく。友紀は最初、少し逃げだそうとするかのように身体を捻っていたが、やがて快感に慣れてくると自分から積極的に乳房を晃一に向かって自然に突き出すようになってきた。
そこで晃一は左の乳房全体を舐めたり優しく吸い込んだりしながら右の乳房を左手で揉み、空いた右手をスカートの奥へと伸ばしていった。最早友紀は嫌がったりしなかったが、敏感になっているところを探られたことに驚いたようだ。
「ああっ、今そっちをされたらぁっ、あ、待って、待ってぇーっ」
「どうして?敏感になってるんでしょ?可愛がってあげるよ」
晃一はスカートを捲り上げると秘丘を優しく揉み始めた。友紀はこんな愛撫をされたことが無かったが、パンツの上から茂み全体を揉まれるだけでこんなに気持ち良いとは知らなかった。必死にスカートがまくれ上がらないように押さえながらも甘い声が次から次に出てくる。
「ああっ、うそ、どうして、ああぁっ、どうしてこんなに、ああああーーっ、だめぇーっ」
ここまで来れば、後はパンツの中に手を入れるだけで友紀をいくらでも感じさせることができるのははっきりしていた。しかし、晃一はあえてパンツの中に手を入れず、秘丘を細かく揉んで友紀を感じさせ続けた。
一方友紀は晃一が直ぐパンツの中に手を入れてくるものだと思ったのに、パンツの上から茂みを揉んでくるだけでそれ以上のことをしようとしないので身体の方が先に欲しがってくるのを感じた。どんどんあそこが焦れったくなってくる。しかし、さすがに自分からパンツの中に手を入れて欲しいとは言えない。乳房からの快感で秘核の焦れったさをごまかしているうちに、秘核の焦れったさはとてつもないほど大きくなっていった。
「ああぁっ、そっちは、ああっ、ああっ、そっちはぁっ、ああっ・・・」
やがて我慢できなくなった友紀は、とうとう秘丘を揉んでいる晃一の手を押さえた。それ以外にどうして良いか分からなかったのだ。
「いやなの?」
晃一が友紀を見ると、横を向きながら小さく首を振る。もちろん晃一にだって友紀が嫌がっているわけでは無いことくらい分かっていた。少女の身体は既に我慢できなくなってきているのだ。
「それじゃ、今度はこっちを優しく愛してあげるね」
そう言うと晃一は友紀の下半身に興味を移し、起き上がって下半身に移動した。既に半分放心状態になっていた友紀は、晃一が胸から離れても乳房を隠そうとはしなかった。
「あ・・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
友紀はそれまで秘部だけをじっくりと愛されたことなど無かった。あくまで抱き合いながら触られたり、挿入されたりして感じていただけだった。だから晃一が下半身に移ってスカートを大きく捲り上げた時、本当は嫌がろうかと思ったくらいだった。もし今までのセックスだったらきっとそうしていただろう。しかし、今のあそこは猛烈に疼いていたので晃一に早く何かをして欲しかった。だから、晃一がパンツに両手をかけた時もそっと腰を持ち上げて協力したくらいだった。
晃一がブラジャーとお揃いの紺色のセミビキニのパンツをそっと引き下ろすと、目の前に友紀の茂みが現れてきた。小さい茂みだが中心は思ったよりも濃いと思った。だが、その分秘唇の辺りははっきりと見えている。友紀は両手で隠しながら、きっと直ぐにこの手はどけられてしまうと思った。『手をどかされたら全部見られちゃう。このままだとスカートが皺だらけになっちゃうかな?触られたら直ぐに入れられちゃうのかな?』と思いながら晃一が次に何をするのかじっと晃一を見ていた。
しかし、晃一はパンツを脱がし終わると友紀の両足を持ち上げ、膝を曲げて持ち上げた。
「え?何をするの?」
友紀は驚いたが、晃一は仰向けになって膝を挙げた友紀のお尻へと興味を移した。
「なに、なに?お尻?え?いや、なに?」
友紀は晃一が何をしようとしているのか分からず戸惑った。
晃一は足を持ち上げた友紀のお尻をじっと見ていた。予想通り、前から見ても分からなかったが、お尻から見ると友紀の秘唇がお尻の間からはっきりと見えている。晃一はそこに顔を近づけていった。
「いや、それは嫌、待って、嫌」
友紀は嫌がった。そこを口で愛する方法があることは知っていたが、されたことは無かったし、元々許す気も無かった。そして、晃一はそれを後ろからしようとしている。
「それは嫌なの、待って」
そう友紀は言ったが、晃一は構わずに顔をぐっと近づけた。友紀の秘唇は半分以上見えており、その奥からは白っぽい液体がじっとりと染み出しているのが分かる。
「大丈夫。そっとするから」
そういった晃一の息がほんの少しだけ見えている秘核を刺激した。
「ああっ、待って、それはされたこと無いの。ああっ、息をかけちゃ嫌」
友紀は晃一の息を直接感じることから、晃一のしたがっていることが分かった。
「大丈夫。少しずつ中から染み出してきてるのが分かるよ。とっても可愛い。友紀ちゃん、感じてるんだね。このままもう少し感じてごらん」
「ああんっ、だめぇっ、息をかけないで。変になっちゃう、ああぁぁっ」
友紀は両足を挙げられているので両手をばたばたさせて嫌がった。『これが菜摘の言ってた息をかけられるってやつなんだ。こんなにすごく感じるなんて』とは思ったが、どうしようもできない。晃一の頭をどかそうと思っても、両足の向こうに晃一がいるので手が届かない。