第76部

 

 『あのね、私ね、今度、パパにちょっとお願いがあるかも知れないの』
『なんなの?』
菜摘がその言葉に息を呑んだような気がした。ちょっと言い方がきつかったような気がして、晃一は慌ててフォローした。
『何か役に立てることがあるなら、いつでも言ってちょうだい』
『うん、ありがとう。やっぱりパパ、優しいのね』
菜摘の真意が分からず、晃一は思い切って聞いてみた。
『どうしたの?何か悪いことでもあった?』
『ううん、そんなこと無い。高木君とは何とか上手くいってるし・・・・・』
『そうか、ちゃんと勉強してる?』
『心配してくれるのね。・・・・・・全然ダメ。やっぱりパパじゃ無いと勉強できないみたい・・・・。今日の模試、失敗しちゃった。天罰かな・・・』
晃一は、テストを失敗したことを聞いてくれる人がいなくて電話をかけてきたのだと思った。同級生と思われる彼には言えないのだろう。
『あれだけ一生懸命がんばって勉強してたんだから、きっと成績は上がるさ。一回くらいの失敗なんか気にしない方良いよ』
『ありがとう。パパっていつも優しいのね。うん、できるだけがんばってみる。ありがとう』
そう言うと菜摘は電話を切った。
しかし、どうして菜摘は何度も電話をかけてくるのだろう?彼と上手くいってるらしいのに晃一に電話をかけてくる理由が思い当たらなかった。しかしふと、『菜摘ちゃんは父親の影を俺に見てるのかも知れないな』と気がつくと、自然に納得した。
友紀はシャワーを丁寧に浴び終わった。さきほど既に一度しているとは言え、これから晃一と二人だけの夜が始まると思うとかなり緊張した。男性と泊まること自体初めてなのだ。疲れて途中で寝てしまったりしないかと思ったり、ずっと可愛がってもらえるか、がっかりさせたりしないかと思うと少し不安になる。
しかし、シャワーを浴びても身体の火照りは治まらず、自分でもその気になっているのがはっきり分かっていた。そして、服を着る時、持ってきた下着と部屋着に着替えようかとも思ったが、そうすると晃一にじっくりと焦らされながら脱がされるのを待たなくてはいけないこと気がつくと、思い切って裸の上にガウンを着ることにした。それは、焦らされるが嫌というよりも、どうせ脱がされるのなら早く脱いで、その先の二人だけの世界に入りたいという気持ちの方が強かった。ただ、晃一が脱がすのを楽しみにしているような感じもしたので、ちょっとがっかりさせるかな?とは思ったが思い切って素肌の上にガウンを着た。
晃一は暑くなってきたのでいったん部屋に入り、それからテレビを付けてみたが落ち着かなくて再びベランダに出てタバコに火を付けた頃、やっと友紀が出てきた。見るとガウンを着ている。入れ違いに晃一がシャワー室に入り、シャワーを浴びている間にジャグジーのスイッチを入れた。
もちろん晃一は友紀のような時間はかからない。丁寧にシャワーを浴びても友紀の半分以下だ。晃一はシャワーの後に髪を直すと友紀と同じガウン姿になった。
友紀はソファでテレビを見ていた。
「さっき言ってた見たいテレビってそれ?」
「ううん、違うの。時間がもったいなくてそう言っただけ。気にしないで」
友紀はテレビを切ると、晃一の方に来て晃一の首に手を回し、晃一を見つめてから静かに目をつぶった。
晃一はその友紀を抱きしめてキスをしてから抱き上げてベッドに運ぶ。
ベッドの上に横たわると友紀はドキドキしながら静かに晃一がガウンを脱がせてくれるのを待った。
「電気を消して」
「全部消したら見えなくなっちゃうからダメ」
「それならもっと暗くして」
友紀がそう言うので晃一は明かりを落とした。部屋の雰囲気がグッとムーディーになる。ベッドの上で晃一が友紀のガウンの帯に手をかけてゆっくりと解くと、ガウンの下から友紀のすべすべとした張りのある肌が表れてきた。友紀は下着を着けておらず、ガウンを脱がすと全裸だった。ガウンに比べて小柄な身体には綺麗に盛り上がった控えめの乳房と高校生らしい秘丘の茂みが晃一の目を引きつける。裸になった友紀は晃一の手が身体の上を滑っていくのを感じながら、
「おじさま、下着付けてた方が良かった?」
と聞いてきた。
「ううん、友紀ちゃんの好きなようにすれば良いんだから気にしないで」
「でも、どうしてすぐ脱がせたの?」
と不思議そうに言った。晃一なら徹底的に焦らしながら脱がしてくると思ったのだ。
「うん、友紀ちゃんの裸をまず見たかったから」
「もう、そんなこと言っちゃダメよ。恥ずかしいじゃない」
友紀はそう言って、晃一を潤んだ目で見つめた。まだ少し恥ずかしかったが、晃一とこれから二人だけの夜を過ごせるという喜びは、友紀をいつもより恥ずかしいことが好きな少女へと変えていった。友紀はベッドの上で胸と茂みを軽く手で隠し、
「私だけは裸は嫌、おじさまも・・・・」
と言った。晃一は言われるがままにガウンを脱ぎ捨て、友紀の小さい身体を抱きしめて少女の肌を全身で感じる。友紀は晃一の唇が項を滑っていく喜びに声を上げた。
「あぁぁぁっ、おじさま、これでやっと一緒にいられる・・・ああぁぁぁ、もう、上手にするんだからぁ・・・・はあっ、ううん、そっちはダメ・・・・・あん、感じちゃう・・・ああっ」
友紀はこれ以上時間を気にする必要が無いので、思う存分甘えられると思った。晃一はそんな友紀の両手を上に上げ、綺麗に胸から膨らんで突き出している乳房を可愛がり始めた。
「あん、もうするの?あぁぁぁぁ、おじさまぁ、そんなに急がなくても・・」
友紀は甘い喜びの声を上げ、晃一に全てを任せた。晃一の指はゆっくりと友紀の乳房の周りを回り出し、友紀の身体に快感を与えていく。友紀は身体の中が徐々に熱くなっていくのを感じながら、
「ねぇ、焦らしちゃ嫌、ねぇ、優しくして、ねぇ、お願い」
と身体をゆっくりと捻りながら甘え始めた。
「大丈夫、気持ち良くしてあげる。任せてね」
「ああぁぁ、そんなこと言いながらまた焦らすぅ」
「焦らしてるんじゃ無いよ。感じやすくしてるだけ」
「うそぉ、絶対焦らしてるぅ。ああぁぁん、そこで移っていくぅ」
友紀は頂上に近づいた晃一の指がゆっくりと離れていくのを嫌がった。しかし、『こうやって女の子の身体を感じさせていくのって大人のやり方なのね。高校生じゃこうはしてくれないもの』と、前の彼に直ぐに焦って脱がされた時のことを思い出しながら甘えた声を出し続けた。
女の子は男と違って異物を身体の中に受け入れなくてはいけない。その恐怖感は男には絶対分からないと思う。だからこそ女の子を安心させてから入ってきて欲しいのだ。しかし、晃一は女の子の身体を徹底的に焦らして準備を整えてからで無ければ決して入ってこないから、友紀の身体の準備がすっかり整った後に受け入れるのでスムースに受け入れることができる。友紀は少しずつ焦らされる喜びを受け入れ始めていた。
しかし、晃一の指はそんな友紀の気持ちも届かないほど友紀の身体を焦らしていく。既に全裸になっているのに乳房を優しく触ってくる以外にはキスをしたり囁きながら首筋を可愛がってくれる程度しか友紀の身体を愛してくれないのだ。
「ああぁぁん、もう許して、ねぇ、もう良いでしょ?ねぇ、早くぅ、お願い」
「友紀ちゃん、おねだりが上手になってきたね」
「あうぅぅぅ、そうさせてるくせにぃ」
「もう少し我慢してね。だんだん感じやすくなってきてるから」
「もうなってるぅっ、ああぁんっ、そこで離れちゃいやぁぁぁ」
「だぁめ、まだだよ」
「ああああぁぁ、これ以上はいやぁぁぁ、おじさまぁ、あああぁぁっ・・・」
友紀は晃一の指が乳首の直ぐ近くを回りながらゆっくりと離れていくと、乳房をグッと突き出して軽く左右に振り、少しでも晃一の指が乳首の近くに来るようにゆっくりと身体を捻りながら悶えた。
「おっぱいを揉んで欲しくなった?」
「あああああぁ、早く、早く・・・・揉んで」
「乳首は?」
「そこも指で可愛がってぇ、ああぁぁん、早くぅ、お願いよぉ」
「こうかな?」
そう言うと晃一は友紀のゴムボールのように固く張った乳房をそっと両手で包み込み、やわやわと揉み始めた。
「ああああぁぁーーーーーーっ、焦らしすぎよぉぉぉーーーっ」
友紀はそう言いながら乳房を突き出すように思い切り仰け反り、晃一の与える快感を味わった。
「ああぁぁぁぁっ、気持ち良いーーっ」
「ほうら、まだこんなにそっとしてるだけなのに、友紀ちゃんの身体がとっても喜んでる」
「うううぅぅぅーーっ、ああぁぁぁぁっ、だってぇっ、だってえーっ」
「友紀ちゃんはおっぱいが感じやすいんだね」
「こんなにされればぁっ、ああぁぁぁっ、くぅぅぅぅーっ、あああぁぁっ、だめぇっ」
「嫌なの?止めちゃおうか?」
「いじわるはいやぁっ、あああぁぁんっ、もっとぉぉっ」
「それじゃ、こっちもね」
晃一の指先がそっと乳首を可愛がり始める。小さく硬い乳首が指で転がされると友紀の身体に素晴らしい感覚が湧き上がる。
「ああぁぁぁぁぁぁっ、それも素敵ぃっ」
友紀は顎を突き出して仰け反りながら喜んだ。晃一の指が何度も丁寧に乳首を転がしていく。乳首はあっと言う間に小さく固く尖り、友紀の身体に喜びを溢れさせ始めた。
「ほうら友紀ちゃん、もっと感じて良いんだよ。思い切り楽しんでごらん」
晃一は、感じている時の友紀の表情が綺麗だと思った。普段とても綺麗な女性でも、感じている時の表情が歪んでいるとせっかくの美しさが台無しになると思うことがある。しかし、友紀が感じている時の表情には常に喜びが表れており、もっともっと愛したいと思ってしまう。晃一が友紀に恥ずかしいおねだりをさせないのも、おねだりをさせる時に喜びの表情が素に戻るのがもったいないと思ったからだった。
晃一は指先で尖った乳首をゆっくりころころと可愛がり、更に口の中でそれを転がして友紀を喜ばせ、さらに友紀の表情が喜びに包まれるのを楽しんだ。
「あああぁぁぁん、そんなに丁寧にしちゃいやぁぁぁ」
友紀は両足を交互にグッと交差させ、乳房を愛される喜びに声を上げながら秘核に溜まっていく焦れったさを堪えている。しかし、もう限界に近づいてきていた。乳房は確かに気持ち良いが、早くあそこを可愛がって欲しくて仕方が無い。秘核が疼いて仕方ないのだ。友紀は必死に焦れったさに耐えながら、自分の秘部が早くもぬるぬるになってきたのを感じていた。足を擦り合わせるだけで既に十分濡れているのがよく分かる。
「ああぁぁぁ、おじさまぁ、ああああぁぁんっ、おじさまぁぁぁ」
友紀は仰け反りながら、晃一の手を掴むと下へと導こうとし始めた。もう我慢は嫌なのだ。元々友紀の身体は食事に行く前に一度ソファの上で絶頂を極めた後、再び肉棒を感じ始めてから抜かれたので次をずっと待ち続けていた。だから食事の最中でもだんだん晃一が欲しくなって友紀から退席を言い出したのだ。友紀の身体はやっと待ち侘びたものを与えられる喜びに、とにかく早く慰めて欲しくなっていた。
「友紀ちゃん、どうしたの?おっぱいはもう嫌?」
「あのね、違うの。・・・あのね、こっちも・・・・して・・・お願い」
「我慢できなくなったんだ」
晃一が優しく友紀に声をかけると、友紀は晃一を見つめ、
「・・・・・そう・・・・だって・・・・・わかるでしょ?・・ね?」
と恥ずかしそうに晃一の手を茂みへと導いた。晃一は友紀の両足を広げ、指先が茂みの奥へとゆっくりと進んでいく。
「友紀ちゃんの中はどうなっているのかな?」
晃一の指がゆっくりと友紀の秘唇を割って入っていく。友紀の敏感な部分に晃一の指が届いた。身体に快感が沸き上がる。
「ああああぁぁーーーっ、くうぅぅーーーーーっ」
友紀の身体は晃一の指を逃がすまいと、自然に足を閉じて晃一の指を少しでも秘唇全体で感じようとした。晃一の指が潤いに満ちた秘唇に挟まれる。
「あれ?もうこんなにねっとりとしてるね」
「くううううう、あああああっ、だめぇっ、我慢できないぃっ」
晃一の指が敏感な部分をそっとかき回すと、友紀は再び大きく仰け反った。
「ああぁぁぁっ、すごいっ」
「足を開いてごらん。上手にしてあげるから」
そう言うと晃一は友紀の足を大きく開き、秘唇の各パーツを指で刺激し始めた。足を開かれた友紀は自然に秘部を突き上げるように指を迎えに行く。
「だめぇっ、ああぁぁぁぁっ、それをされたらぁっ」
「されたら?どうなるの?」
晃一はじっと友紀が仰け反る姿を眺めている。
「あああぁぁぁ、だめえぇぇ、いきなりそんなにされたらいっちゃう」
「もういっちゃうの?」
「だってぇっ、ああぁぁぁっ、そんなにぃっ、あうぅぅぅっ」
友紀は晃一の指先が的確にポイントを刺激し続けているので、いくらも持たないことを悟っていた。
「大丈夫。そう簡単にはいかせないから」
「いやぁっ、このままぁっ」
「どうなるのかな?このままかな?」
そう言うと晃一の指の動きは緩急の付いたものに替わり、友紀を感じさせてはゆっくりと遠ざけ、また上らせていく。夢中になりたいのに夢中になれず、焦らされるのを嫌がりたいのに夢中にさせようとする晃一のテクニックに友紀はどうしようもなく喘ぎ続け、とうとう自分からおねだりした。
「おじさまぁ、ああん、指はもう良いから、指はもう許して。ねぇ、お願い、欲しいの」
友紀は快感に仰け反ろうとする身体を必死に堪えて、晃一にしがみついてきた。
「どうして?こうして欲しかったんでしょ?」
そう言って晃一が再び友紀の感じるポイントを的確に刺激すると、
「あああぁぁぁぁっ、もう我慢できなくなるぅぅっ」
と友紀は沸き上がった快感に、晃一にしがみ付けずに再び仰け反った。
「お願い、このままはいや、入れて。お願い、欲しいの、おじさまが欲しいの」
仰け反って喘ぎながら、快感に流されそうな友紀は譫言のように欲しがった。どうやら一度友紀の身体を納得させる必要がありそうだ。ゆっくりと楽しむのはその後にした方が良いかもしれない。
「それじゃ、友紀ちゃんの中に入るかな」
そう言うと晃一は枕元のスキンを付け、友紀の足を更に大きく開いて挿入の体勢に入った。軽く肉棒の先で秘唇と秘核を可愛がると、
「ああぁぁぁっ、ああん、いやぁ、お願い、入れて、それはいやぁ」
と友紀は身体を捻ったり腰を突き上げたりして嫌がった。何とか肉棒を納めようと自然に腰を上下させて入り口を合わせてくる。晃一はその友紀に肉棒を埋め込んでいった。
「あうぅぅぅぅぅーーーーーーっ、やっとぉーーーっ」
友紀はとうとう欲しがっていたものを与えられ、顎と乳房を突き上げて喜びの声を上げた。晃一の肉棒が圧倒的な太さと長さで友紀の中を進んでいく。さすがに先程入っていただけあって、今回は一気に奥まで入った。既に中はかなり潤っている。動こうと思えばいつでもできそうだ。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、こんなに奥まで来たぁっ」
「痛いかい?」
「大丈夫、大丈夫だから、ああ・あ・あ・あ・あ・あ、おじさまがこんなに・・・」
友紀は仰け反りながらも晃一の肉棒が深くまで入るように上半身だけ仰け反って腰の位置は動かさなかった。晃一は膝立ちの姿で友紀が仰け反って突き出した乳房を揉み回し始める。
「あああぁぁーっ、胸をされたらぁっ、はうぅぅぅっ、はう、はうう、あうぅっ」
友紀の中が動き始め、輪っか状に肉棒を扱き始めた。
「ああぁぁぁぁっ、気持ち良いっ、あああんっ、ああぁぁんっ」
友紀は挿入されて乳房を揉まれる快感に喜びの声を上げたが、入った肉棒が動かないので直ぐに肉棒がもっと欲しくなってきた。
「お願い、動いて、動いて」
「まだだよ。友紀ちゃんの準備ができてからね」
「いやぁ、早く、もう大丈夫だから、早くぅっ」
「まだだよ。もう少し待ってね」
晃一はそう言いながら乳房の感触を楽しんでいる。晃一は友紀がどんどん乱れていくのが見たいのだ。
「いやぁ、早く、早くしてぇ」
「こうして欲しいの?」
そう言うと晃一は一度ぐいっと突いてからゆっくりと引き戻し、また入った。
「ああぁぁぁぁぁっ、ああっ、やめちゃいやぁ」
「動いたら、友紀ちゃん直ぐにいっちゃうんじゃない?」
「だってぇ、我慢できない、ああぁぁぁ、お願い、動いてぇ」
「いきたいの?」
「まだだけど、我慢できないぃっ、早く、動いて、お願い、いっても良いからぁっ」
「こんなに感じ易くなって、直ぐにいきたいなんて、おねだりばっかりして悪い子だ」
そう言うと晃一は腰をグンと突き出した。
「あうぅぅっ、そんなぁっ」
「ちゃんと我慢できない子は焦らしちゃうぞ」
そう言いながら晃一は出没を小刻みに開始した。既に友紀の中はしっかりと締まっており、友紀に余裕が無いのは分かり切っていた。