第97部

 

 「ああぁぁっ、あぁぁっ、ああんっ、あうぅぅっ・・・・・」
友紀の声が部屋の中に響き、二人は目指す一点に向かってお互いの身体をぶつけ合った。
「ああぁっ、おじさまっ、ああぁぁっ、ああぁぁぁぁっ、ああぁんっ」
「どうしたの?」
「いってもいいの?このままいいの?ああぁぁっ、ああぁぁぁぁっ」
「もちろんだめだよ」
「そんなぁぁっ、ああぁぁっ、お願い、許して、このままぁっ、ああぁぁぁっ・・・」
友紀は頭を左右に振って何とか快感に耐えながら、晃一の許しを欲しがった。
「もういっちゃう気なの?ほうら、ほうらぁっ」
「だめぇぇっ、お願い、我慢させて、あああぁぁっ」
「それならそうするかな」
友紀が直ぐにいきそうなので、晃一は腰の動きを止め、友紀の中の肉壁の動きを楽しむことにした。
「あ、あ、ああぁ・・・・あああぁぁ・・・・あん、あうぅ・・」
友紀は一旦大人しくなったが、今度は自然に友紀の腰がゆっくりと上下し始める。
「おやおや?友紀ちゃんの方が我慢できないのかな?」
「・・・・・・・・・言えない・・・・」
友紀は横を向いて小さな声で言った。しかし、腰は相変わらずうねうねと上下している。
「もっと欲しいのかな?」
そう言うと晃一は腰を再び力強く動かし始めた。
「ああぁぁっ、ああぁぁんっ、これぇぇっ、ああああぁぁーーっ」
しかし、友紀が夢中になり始めると、直ぐにまた腰を止めてしまう。
「ああん・・・・」
友紀は頂上に近づけられては遠ざけられた。それを何度か繰り返す内に、友紀は本当に我慢できなくなってきた。晃一が次に出没してくれる瞬間を心待ちにし始める。友紀の肉壁はたっぷりと潤いを吐き出し、中はスムースに出入りできる。簡単に奥まで行けるのだ。晃一は肉棒を入り口辺りや奥で止めては友紀の反応を楽しんだ。
「ああぁぁっ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・あああっ、ああぁぁんっ、あんっ、ああぁっ・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・あんっ、ああぁーっ、・・・・・はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
ほんの少し晃一が腰を動かすだけで友紀の身体の中にはたちまち快感が満ち溢れる。しかし、それはほんの少しだけで直ぐに止まってしまう。晃一がねっとりとキスをすると、友紀は驚くほど熱心に舌を絡めてきた。
「・・・っはぁ、はあっ、はぁ、はぁ、ああぁぁぁっ、ああんっ、ああんっ・・・」
友紀はいきそうでいかない中途半端な状態で晃一の出没を待ち侘びた。もう頭の中は最高になる瞬間しか考えられない。友紀の中はだんだん狭くなって晃一の肉棒を締め付け、たっぷりの潤いの中でも晃一に精一杯の快感を与えている。
晃一は乳首を指で挟んでやわやわと揉みながら聞いた。
「おっぱいとおまんことどっちが気持ち良いの?」
「・・・・・・それは・・・・」
「言えないの?」
「・・・・両方・・・・」
「どっちも?」
「・・うん・・・・」
「それじゃ、こうするともっと気持ち良い?」
晃一の両手が弾力のある乳房をワシワシと揉みしだくと、
「あぁぁん、あん、あん、あん、あん・・・・」
と友紀は声を上げたが、恥ずかしそうに横を向いている。友紀はじっと晃一がその時を宣言するのを待ち続けているのだ。それまで暴走しそうな身体を必死に押さえて我慢しているのがよく分かった。そろそろいかせてあげないと可愛そうだ。
「それじゃ、友紀ちゃん、そろそろかな?」
そう言って出没を再開すると、友紀は与えられた短い間に最高になろうと一気に夢中になる。
「ああぁぁぁっ、お願い、このままっ、ああぁぁっ、ああうぅっ、あうっ、あうっ、お願いっ」
「何をお願いなの?」
もう友紀はこれ以上待ちたくなかった。自分からおねだりするしか無かったのだ。
「いかせて、お願い、ああぁっ、お願いっ、あああぁっ、いかせてぇっ」
「我慢できないの?」
「お願いっ、このままぁっ、このままいくぅぅっ」
「いっちゃうの?」
そう言いながら晃一の肉棒は更に力強く友紀の中に打ち込まれた。
「もうだめ、ああぁぁっ、このまま、このままぁぁぁっ、あああぁぁっ、いっちゃうぅぅっ」
友紀は汗ばんで髪が顔にくっついているのも気にせず、必死におねだりしてきた。晃一がその友紀の表情を見ながら出没を少し続けると、友紀はあっと言う間に達してしまった。
「あああぁぁぁっ、もうだめぇぇぇっ、あああぁぁーーーーーーっ」
友紀が一際長い声を上げた途端、友紀の身体はグッと硬直し、晃一の下で仰け反った。友紀は思い切り仰け反ったので、上に居た晃一は少し浮き上がったほどだった。友紀の肉壁がぎゅうっと締まり、肉棒を締め付けてから動きを止めた。
「ううっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」
晃一は少しの間、友紀の中でじっとしていた。今の友紀の中はいった直後でほとんど締め付けていないので動いても余り気持ち良くない。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、凄かった・・・・」
「下になっていきたかったの?」
晃一は友紀の顔に浮かんだ汗に張り付いた髪をそっとどけながら囁いた。
「・・・うん・・・・・・」
「こっちの方が好きなの?」
「ううん、そうじゃないけど・・・・・、上は恥ずかしいから・・・・・」
「それじゃ、もう一回このままいかせてあげる」
「え?・・・ちょ、ちょっと待って、あ、ああっ、ああぁぁぁぁっ、あうぅっ・・」
友紀は晃一が再び動き始めたことに戸惑った。しかし、晃一はまだ完全に動き始めていない友紀の中で出没を再開した。
「ああっ、待って、まだ身体が、ああぁぁっ、だめぇぇっ、あああぁぁっ、あぅぅっ、ああんっ、あっ、また身体が、あああぁぁっ、あぁぁんっ・・・・」
友紀が戸惑っている内にも晃一の肉棒は友紀の中で動き始め、直ぐにフルストロークになった。入り口から一番奥まで一気に入り、直ぐに引き返し力強く肉壁を押し引きしていく。友紀は堪らずに頭を左右に振って嫌がったが、直ぐに大きなうねりに飲み込まれると、再び両足の裏を晃一の腰にぴったりとくっつけた姿勢で仰け反り始めた。こうすると晃一の腰の動きを最大限受け入れることができると気が付いたらしい。
出没を再開すると、やがて友紀の中も直ぐに反応し始めて中が狭くなってきた。先程絶頂してから時間が経っていないので、直ぐにまた強烈に感じ始めたのだ。今度は先程と違って一直線に登り詰めていく。
「ああぁぁっ、だめっ、ああうぅっ、またっ、またいっちゃうっ、ああぁぁっ、待って、まだ、ああうっ、ああんっ、ああぁあっ、まってぇっ、ああぁぁっ、おじさまぁっ、いく、いくぅっ」
あっと言う間だった。友紀自身驚くほど短時間に再び登り詰めてしまった。
「ああぁぁっ、だめぇぇぇぇっ、うううぅぅぅーーーーーっ」
友紀が再び晃一の下で仰け反る。友紀は晃一の肉棒が出没を繰り返している中で身体を硬直させたが、晃一は動きを止めなかった。更に激しく友紀の中に肉棒を打ち込み続ける。晃一の汗と友紀の汗が混じり合い、二人の間にぬちゃぬちゃと音を立て始めた。
「ああっ、いやっ、痛い、いやぁっ、だめぇっ、止めてぇぇっ、ああぁぁっ、だめ、ああぁぁっ、また、ああっ、もういやっ、いやぁぁっ、ああっ、あああぁぁっ、だめ、また、ああぁっ、お願いっ、ああぁぁぁっ、ああああぁぁぁっ、いくぅぅーーっ・・・・」
友紀は更に続けざまに絶頂を与えられた。凄まじい絶頂の連続に友紀の頭の中は真っ白になり、一瞬、死んでしまうかも知れないと感じた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・・」
友紀は激しく息をしながら心臓が破裂するかと思った。
「お願い・・はぁっ、はぁっ、はぁっ、抜いて・・・ぬいて・・・お願い・・」
ぐったりとして激しく息を弾ませながら、友紀は休憩を欲しがった。晃一の肉棒がゆっくりと引き抜かれていく。肉棒が友紀の中から出ていくと、友紀は思い切り息を弾ませながら酸素を貪った。
「友紀ちゃん、いっちゃったね・・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・ばか・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
晃一の下で息を弾ませながら友紀は『おじさまの下になってると、こんなにも簡単にいっちゃうんだ。おじさまがその気になれば、私なんてあっと言う間なんだ』と思った。息が整ってくると、同時に身体が一気に重く、怠くなってくる。晃一が友紀の上から横にずれて友紀の身体を抱き寄せると、友紀はぐったりとしたまま晃一の胸に頭を乗せて身体を休めた。
「友紀ちゃん、大丈夫?」
「うん・・・・・・・でも・・・・・」
「でも?」
「私なんて簡単にいっちゃうのね・・・・・・おじさまがその気になったらあっと言う間・・・・私は3回もいったのにおじさまは最初の一回だけ・・・・・」
そう言うと友紀は恐る恐る晃一の肉棒に手を伸ばした。まだ最大硬度でビクンビクンと動いている。
「ごめんなさい。私ばっかりで・・・・・」
「良いんだよ。さっき終わったばっかりだから、直ぐにはね」
晃一は友紀を抱き寄せた。
「あん、まだこんなにおっきいの・・・・・」
「ちょっとやり過ぎたかな・・・・」
「ううん、いいの・・・・・」
甘く気怠い感覚が友紀を包み、友紀はしばらく身体を休ませることにした。『おじさまが本気を出すと激しすぎる。私の身体、簡単にいっちゃう・・・私じゃだめかな・・・・・』友紀は晃一が達する前に自分ばかり行ってしまったことを気にしながら晃一の胸の上で心臓の音を聞いていた。
 その少し前、菜摘は家の最寄りの駅に何となく到着した。心の中が空っぽになったみたいだ。後はバスに乗って帰るだけ。その時、菜摘の携帯が鳴った。麗華からだ。
「どうしたの?」
「ちょっとね、今、どこに居る?」
「家の近くの駅」
「そうか、ねぇ、ちょっと会える?」
「これから?」
「予定かなんかある?」
「ううん、何にも無いけど・・・・・・・どうしたの?」
菜摘は麗華が会いたがる理由が分からなかった。別に会っても良いのだが、さっき衝撃的な光景に出会ったばかりなので普段通りに麗華に会えるか気になっていた。
「ううん、ちゃんと話しておきたくて・・ね」
どうやら麗華は自分が晃一に相談していることを話したいらしい。それなら菜摘に問題は無かった。
「うん、良いよ。どこにする?」
「学校の近くじゃ何だから、そっちに行くわ」
「良いよ。じゃ、改札で待ってる」
そう言って電話を切り、菜摘は駅前のコンビニで時間を潰すことにした。すると、予想よりずっと短い時間で再び携帯が鳴った。
「え?もう着いたの?」
「改札に居るけど、どこよ」
「ごめん、直ぐ行く」
菜摘は足早に改札に向かった。この時間で駅に着くと言うことは、学校よりも近いところに居たとしか考えられない。しかし、麗華の家は学校の反対側なのだ。菜摘は不思議に思いながら急いだ。
「おう、ごめん、呼び出したりして」
「良いの良いの、どうせ暇だったんだから」
「どっかに入るか」
「そうね、モスにでもする?」
「豪勢だね。良いよ、今日は私が奢るから」
「ええ?いいの?」
「ああ、いいよ」
二人はそのままモスに入り、サウザン野菜にテリヤキ、エビカツにロースカツバーガーまで注文し、サイドにオニオンフライにフレンチフライとLドリンクまで頼んで席に着いた。完全に長期戦の構えだ。
「それで、どうしたの?」
「うん、明日おじさまに会って私の相談は終わると思うけど、一度ちゃんと話しておいた方が良いと思ってね。気になるだろ?」
「いいの?」
「私がそうしたいんだから気にするなよ」
「それもそうね・・・・・」
「あのね、今まで秘密だったけど、私の情報源は」
「彼なんでしょ?」
「え、知ってたの?」
「高木君の妹が1年に居てね」
「そうだったっけ?あそこ、兄弟でウチの高校なんだ」
「そう言うこと。それでいろいろと仕入れさせて貰いました」
「そうか、それならまぁ・・・・」
「それより、私よりも友紀に言うべきじゃないの?」
「どうせ今はお楽しみの最中だろ?邪魔はできないさ。それに友紀はアタシのことよりおじさまのことが気になるんだから、私のことなんてどうでも良いさ」
「それはそうかも・・・・・」
「だろ?」
「そうね、それで私に話す気になったの?」
「まぁ、そんな処さね」
「それで、どうしたの?」
「うん、ちょっと菜摘の意見も聞きたくてさ」
「珍しいじゃ無いの。麗華が私に相談に来るなんて」
「あのね、私だって神様じゃ無いんだよ。乙女としては恋にだって悩むさ」
「そりゃそうだ」
「で、どんなことを聞きたいの?」
麗華は簡単に彼とのことを話した。そして気持ちを確かめたくて自分から問いただしたら別れ話になってしまったことを伝えた。
「うん、おじさまは彼と別れ話をした時に、これからはどうなるか分からないって言ってたけど、実際どうなると思う?」
「それで、好きかどうか分からないって言われてから、どう言う別れ話をしたの?」
「実は、最初から別れ話って決まってたわけじゃ無くて、もともと私にとっては気持ちを確認するつもりだったんだよ。でも好きかどうか分からないって言われたんじゃ、『それじゃぁ、このまま消滅しちゃうの?』って言ったわよ。そうしたら、そうかも知れないねって・・・・。そう言われれば誰だって別れ話だと思うでしょ?」
「でも、パパはそうじゃないかも知れないって言ったんでしょ?」
「そこが不思議でね、引っかかってるんだ」
「前後の状況が詳しく分からないから何とも言えないんだなぁ・・・・・」
「分かったよ、何から話せば良いの?」
「第一、どういう風に切り出したのよ?やっぱり鉄板の『距離を置きたい』とか『少し会うのを止めたい』や『気持ちが見えなくなった』とか?」
「・・・・・そうだよ」
菜摘は思いきって高木と別れたことを打ち明けることにした。どうせ直ぐにみんなに分かってしまうことなのだ。
「分かったわ。教えてあげる。私と麗華だけの話だからね」
「うん、わかった」
「あのね、私、別れたの」
「あぁ、知ってるよ」
「さすがね。それなら話は早いわ。私だって『少し距離を置いた方が良いかも』って言ったわよ。だから麗華の話し方って、本人は迷ってるのかも知れないけど、最初から完全に決めてた私と何にも変わんないじゃ無いの」
「そんな、それはあんたの・・・だって、それならどう言えば良いのよ・・・・」
「その後、何かフォローした?麗華はもっと彼女で居たいって言った?」
「ううん・・・・・」
「それなら自然に別れ話になるわよ。流れ的に。麗華がどういうつもりだとしても」
「それじゃ、私の言い方が悪かったって事?」
「良いとか悪いとか言っても意味ないでしょ?犯人捜しじゃ無いんだから。問題はどういう風に伝わって、それがどうなったかでしょ?」