ウォーター

第十一部

 

「あのね、二泊三日で出かける話、大丈夫だった?」

宏一は由美にささやくように聞いた。由美が親の了解を取ってく

ることになっているのだ。

「ええ、許してくれました。あまり遠くに行くと心配すると思っ

て、鎌倉と下田に行くことにしておきました」

由美は目をつぶったまま答えた。すでに少し息が荒くなり始めて

いた。さらに優しくブラジャーのカップ全体を撫でていると、中

心の突起は乳首の形が分かるくらい大きく突き出してきた。

「そうか、それで、どこに行きたいの?」

「あの、京都に行って、みたいんです。中学の修学旅行じゃ、ゆ

っくり、回れなかったから」

「分かった。じゃあ京都にしよう。手配はこっちでするから心配

しなくていいよ」

「はい、お願い、します・・はぁ・・ううっ」

早くも由美の体は宏一を待ちきれなくなってきた。しかし、いつ

もの通り宏一はすぐには満足させなかった。こうやって焦らすこ

とが少女の感度を上げる確実な方法だと言うことを知り抜いてい

た。すでにカップの中の膨らみは十分に尖り、ショーツの中はじっ

とりとしたものが溢れてきていたが、由美はもう少し我慢してみ

た。

 我慢できなくならないと、宏一に恥ずかしい言葉は言えなかっ

たからだ。宏一は由美の表情から限界が近いことを知った。今日

はいつもと少しだけ違うことをしてみるつもりだった。

「さあ、こっちへおいで」

由美をベッドの方に招くと自分はベッドに腰掛け、足を開いて由

美を跪かせた。

 おとなしく由美は宏一の前に座ると、ジッパーに手をかけた。

由美は、恥ずかしい言葉を言わずに済んだことで、少しはほっと

したが、このままでは済まないだろうと思いながら、まだ半分ほ

どの大きさの宏一の肉棒を含んだ。口の中で見る見るうちに大き

くなっていく肉棒を含みながら、しばらく頭を前後に動かして一

生懸命しごいているうちに、自分が貫かれているような錯覚を覚

え、頭の中がぼうっとしてきた。

宏一は由美に含ませたままゆっくりと立ち上がると、

「そのまま下を全部脱がしてごらん」

と言った。

由美は驚いた。肉棒を口いっぱいにほおばっているのだ。スラッ

クスは脱がせてもトランクスは脱がせられるはずがない。さらに

靴下は由美からは見えない。

「やってごらん、ゆっくりでいいから」

宏一はあくまで要求してきた。

しぶしぶ由美は宏一のベルトに手をかけ、スラックスから脱がし

始めた。

「お口をなるべく止めちゃだめだよ、トランクスを脱がすときは

手でしごきながら脱がしてね」

宏一の口調は優しかったが、言っていることは少女には難しすぎ

た。けなげに頭を小刻みに動かして、咽せながら必死に脱がして

いく由美を見下ろしながら宏一は幸福感に酔っていた。

 『ひどい、こんな事までしなければいけないの』、由美は娼婦

まがいの扱いを受けたような気がして悲しくなったが、宏一に

もっと愛してもらおうと心に決めたばかりなので、一生懸命に頭

を動かしながら宏一を脱がしていった。宏一は、自分で上半身の

服を脱ぎ、全裸になると、

「由美ちゃん、ありがとう。とっても嬉しいよ」

と言い、由美を立たせた。そして、

「今度は僕がしてあげる。だけど由美ちゃんはまだ服を着ている

から、全部脱いでごらん」

と言った。由美はぎくっとした。

いままでは全て宏一が脱がしてくれた。自分はそっと腰を浮かせ

たりするだけで、協力するだけで良かった。しかし、宏一の目の

前で脱いでみせるなんて、そんなことできるわけがない。そう思

い何もできずに立ちつくしていると、

「ほら、早く脱いでベッドにおいで、優しくしてあげるよ」

そう言いながら宏一の右手はスカートの中に入り、ショーツの中

心を擦り始めた。

「はうっ、そんな、恥ずかしくて、できません、ああっ、だめ、

許して下さい、こんな事、ああっ」

由美の体は刺激に正直に反応し、体の中の火を燃え上がらせてゆ

く。裸になりさえすれば愛してもらえる、頭の中で一度思ってし

まうと、じっと我慢を続けることはできなくなってきた。仕方な

く上着に手をかけ、ゆっくりと脱ぎ始める。

制服のジッパーを下げ、左右に開くと可愛らしいブラジャーに包

まれた半球型の膨らみが現れる。

すでに中心には存在を主張する突起が見えている。次にスカート

に手をかけ、ホックを外してジッパーを下げると、宏一が手を引

き抜いたのでミニスカートがすとんと足下に落ちた。

宏一の視線を感じて思わずショーツの前を隠してしまい、

「恥ずかしい、見ないで下さい」

と後ろを向いてしまう。由美の体の曲線は全てが素晴らしかった。

胸の膨らみ、胸から腰にかけて絞り込まれた微妙な曲線、そして

尻から太股の流れるようなライン。

全てが少女と大人の間で絶妙なバランスを取って現れていた。

一度は全てを味わっている体ではあるが、こうして鑑賞してみる

と改めて由美の素晴らしい体に見入ってしまう。

「さあ、こっちを向いて最後まで脱いでごらん」

腰に手をかけて自分の方に向かせると、由美は恥ずかしそうに横

を向きながらブラジャーのカップのホックに手をかけて、パチッ

と外した。ゆっくりとカップを開くと、全く重力の影響を受けな

い完全な半球型の乳房の上に小豆大の乳首がこちらを向いて尖っ

ていた。

 横を向かず、まっすぐに宏一の方を向いている乳房は、宏一か

ら十センチ位しか離れていない。しゃぶり付きたくなるのをこら

えて、

「さあ、最後だよ」

と由美を促す。

ゆっくりとショーツに手をかけて恥ずかしそうにもじもじしてい

たが、やがてすーっと下げると小さな茂みが現れた。

まだそれほど濃くないので茂みの中がよく見える。足をショーツ

から抜くためにゆっくりと体を折り曲げると、乳房が下を向いて

少し尖った形になる。全裸になった少女を目の前に立たせると、

もう一度ゆっくりと鑑賞した。

乳房の膨らみは素晴らしいの一言だ。

「優しくしてあげるからね」

そう言って右手を茂みの中にそっと差し込み、口を胸の膨らみに

近づけ、乳首の周りから舐め始めると、

「はあっ、このままじゃ、立っていられません、ああっ、ベッド

で、ベッドで、して下さい、あうっ」

由美の体が震え始める。宏一が由美の茂みの中から右手を引き抜

いて、

「こんなになっているなんて」

とびしょびしょの手を眺めると、

「いやっ」

と自分からベッドに飛び込み、宏一を抱き寄せた。

「宏一さん、もう恥ずかしいことしないで、許して下さい」

「いっぱい我慢したんだね、優しくしてあげるからね」

と首筋から愛撫し始めると、

「アアン、もうだめ、早く、早くして、両手でいっぱい」

と宏一の下で体をくねらせて悶える。

「こうかな」

両手で乳房を揉み上げると、

「いーっ、いいっ、はうっ、いいのっ」

と体を反り返らせて喜ぶ。腰を宏一にこすりつけ、

「アン、ああっ、ううっ」

と感じていたが、それだけでは我慢できないのか宏一の手を取っ

て茂みの中に導く。

ゆっくりと茂み全体をマッサージするように揉んでやると、

「ああっ、いや、ちゃんと、もっと下、あうっ、いじわる、しな

いで、中も」

と自分から少しずつ足を開いていく。

『由美をゆっくりと味わってやろう。』

そう思って由美の両足を大きく開き、由美の下に移って足を抱え

上げ、舐める体勢を取った。

まず両手でゆっくりと乳房を揉み上げながら目の前で由美の秘口

がうごめくのを鑑賞する。まだピンク色で秘口の入り口も小さく、

時々きゅっとしぼむ姿も可愛らしい。体勢を作りながらなかなか

舐めてくれない宏一に、由美は恥ずかしい言葉を待っていると思っ

たらしく、

「早く、ああん、私の、あそこを、恥ずかしいところを、舐めて

下さい。体に火が付いたみたいで、熱い、早く、舐めて下さい」

と腰をクイックイッと動かして宏一の舌を迎えに行く。

「じゃあ、好きなようにしてごらん」

宏一は由美の両手を自分の頭に導き、頭の動きは由美に任せるこ

とにした。

宏一の両手は相変わらず乳房をかわいがりながら由美を挑発して

いく。

「ああん、こんなのいやです、ああっ、我慢できなくなります。

あっ、もう、だめ、知らない、止まらない、ああっ、あーっ、あっ、

あっ、あっ、あうっ、あうっ」

由美は宏一の顔をグイグイと股間にこすりつけ、自分からたまら

ないと言ったように腰を大きく上下に動かして、快感に溺れてい

く。少し腰の動きが小さくなって、はぁ、はぁ、はぁ、と休憩を

始めると、宏一は軽く舌で秘核を舐め上げる。

「あうっ、だめ、また、止まらなくなる、ああっ、いいっ」

と由美は再び自分から腰を使い始める。しばらく由美が満足する

まで何度も舐めていると、やっと

「すこし、休ませて、ください」

と両手を離し、宏一を解放した。体を起こして由美の脇に横にな

り、左手で抱いていると、おとなしく宏一の胸に頭を乗せてくる。

 「京都もいいけど、夏は北海道にも行きたいな」

と言うと、

「宏一さんにお任せします。優しくしてください」

と少しうっとりとして宏一の胸に顔をこすりつけた。指でうなじ

を愛撫しながら、

「でも、由美ちゃんの体の準備ができてないと、せっかくの旅行

も楽しめないから、今から準備しておかないとね」

「宏一さんの好きにしていいです」

再び感じ始めた体を切なそうに宏一にすり寄せ、

「はあっ、また、また、感じてきました。ああ、あうっ」

と声を出し始める。

 由美の声は感じれば感じるほど高い小さな声になるので、抱い

ていても声を気にする必要がない。由美を俯せにして尻を突き上

げた格好にすると、指でゆっくりと秘核の周りを撫で始めた。

洋恵と同じく、由美の秘口の入り口も先に刺激に慣らしておく必

要がある、そう考えた宏一は、指で喜ばせることにした。

 最初は枕に顔を埋めて我慢していた由美も、さんざん焦らされ

たあげく、やっと宏一の人差し指と中指が中に入ってくると、

「はううっ、いいっ、指、いいっ」

と体を大きく反り上げて髪を振り乱して喜ぶ。

宏一は、入り口付近を重点的に攻めながらも、時々指の動きを止

めたり、小刻みに早く動かしたりして由美を飽きさせることはな

かった。軽く二度達してから、

「もう、許して、キリがありません、私の体、こんなになるなん

て、あーっ、いいっ、でも、ほ、本物が、欲しい」

と宏一に挿入を要求してきた。思い通りに調教されつつある由美

に満足しながらも、

「すぐに何度もすると、すぐ痛くなっちゃって入れるのがイヤに

なるんだよ。来週の金曜日からの旅行にいっぱい気持ちよくなれ

るように、今は少し我慢しようね。旅行に行くまであと一回だけ

入れて上げるから、入れて欲しいときに言うんだよ。いいね」

由美は、また焦らされることを知って、自分の体が我慢できるか

自信がなかった。

今でさえ奥の方に宏一を受け入れたくてうずうずしているのだ。

 来週の金曜日まで十日ほどある。自信はなかったが、何とか今

日だけは我慢することにした。

「お口で、もう一回してください、何とか我慢します」

そう言うと、宏一が横たわった上に反対を向いて跨った。自分か

らシックスナインの体制に入った由美に、

「いい子だね、気持ちよくしてあげるからね」

と言うと、秘核の周りからゆっくりと舐め始めた。由美は肉棒を

口の中に大きくくわえると、激しく頭を上下させる。

宏一が秘核を舐め上げたり、秘口を舌でつつくと、

「んんっ、んふっ、はあっ」

と息が口から漏れてくる。小さめの堅く膨らんだ乳房をぎゅっと

揉むと我慢できずに口を外し、

「はあっ、はあっ、ごめんなさい、気持ちよすぎて、口に入れら

れません、ごめんなさい」

そう言いながら手でしごこうとする。宏一が舌と手を止めると、

「いや、今やめないで下さい、ちゃんとしますから」

と、はぁはぁと息を弾ませながらも口に含んだ。宏一は由美の体

の反応から、あとどれくらいで由美がいくかが分かってきた。

慎重にタイミングを調整し、同時にいけるように時々舌や手を止

めたり、激しく動かしたりした。由美にも肉棒の傘の開き具合か

ら宏一がだんだんと最後に近づいているのが分かった。

じれったい体の中のうずきに耐えながら宏一が頂上に押し上げて

くれるのを信じてひたすら耐えようとする。しかし、すでにもう

そこまで頂上が来ている体にはいくらも耐えられなかった。

 由美は口で奉仕しながら体の感覚に余裕が無くなってきたこと

を訴えた。

「宏一さん、早く・・・早く・・・もう・・・だめ・・・ああっ、

あっ・・・ううっ、だめ・・我慢できない・・・もう、だめ」

宏一は由美がいく寸前に発射した。由美の口の中に青臭い液体が

飛び込むと、全身を快感が貫いた。

「ううっ、うっ、うっ、ううっ」

体の硬直に液体を飲み込めず、食いしばった口元から液体がだら

りとこぼれ出て顎を伝っていくのが分かったが、どうすることも

できなかった。まだ完全に痙攣が収まっていなかったが、

「はぁ、はぁ、ごめんなさい、はぁ、こぼしました、はぁ、はぁ」

宏一の茂みの上にこぼれた白い液体をうつろな目つきで見つける

と、由美は口ですすった。

宏一の目の前の秘口はきゅっ、きゅっ、と痙攣を繰り返している。

自分の茂みを犬のようにぺろぺろと舐めている由美がとても可愛

く、愛しく思えた。

 由美が身支度を終わって帰ろうとしたのは、もう九時になろう

という頃だった。制服をきちんと着た姿は、さっきまで男の上で

悶えていた少女とはとても思えないほど清純である。

 宏一は、少しいたずらをしてやろうと思って由美を抱き寄せて

キスをした。甘いキスに由美が酔って体を預けてくるとスカート

をめくって手を入れ、ショーツの上から指を這わして行く。

「んんっ、んっ、んっ」

由美は唇を合わせたまま抵抗したが、きつく抱き寄せた宏一はそ

のまま指を下に移動させ、秘核の周りを撫で始めた。たちまち少

女から抵抗が消え、少しずつ腰をすり寄せてくる。唇を離したと

きは、再び少女の体に火が付いていた。

「火が付きやすくなったね。すぐに感じてくれて嬉しいよ」

「宏一さん、こんなにして、やっと落ち着いたのに、また体が熱

くなって、いじわる」

由美はこのままでは収まらないと言ったように宏一の首に手を回

し、体をくねらせている。『このままではかわいそうか』、そう

思うと、

「ショーツを脱いでベッドの上に四つん這いになりなさい」

とベッドに誘った。

由美は何も言わず素早くショーツだけ脱ぐと言われたとおりの姿

勢をとった。宏一がスカートを腰までまくり上げると白い尻が宏

一の手を待っていた。軽く指を這わすだけで可愛い尻が左右に振

れて、

「あっ、あうっ、いいっ、あっ」

と声が出る。

「こんなにおねだりばっかりして、いけないお尻だ」

「宏一さんが、ああっ、あっ、宏一さんが、こんな体に、はあっ、

したんです」

由美は顔を枕に埋めながら尻を動かし続ける。

「これはお仕置きだから、お尻を動かしちゃだめだよ」

人差し指と中指の二本を由美の中に入れると、ぐいっ、ぐいっ、

とねじるように入り口付近をこね回した。

「あーっ、いいっ、いたいっ、でも、いいっ、いいっ」

由美は入り口をかき回されて、全身の毛が逆立つような快感にど

うしようもなく尻を動かし続けた。やがて、

「はあっ、はあっ、いっちゃう、いきます、いくっ」

由美が絞り出すような声を上げて頂上に達すると、宏一の指を

キュッ、キュッ、と由美の秘口が締め付ける。

しばらく間隔を置いて何度も締め付けるたびに

「はうっ、うっ」

と感じている由美を見て、

「上手にいけるようになったんだね。こうしたらどうかな?」

とほんの少しだけ指を動かすと、

「ああっ、だめ、今は、少し、待って下さい」

感覚が鋭くなっているので、由美の体を再び感覚が突き抜ける。

宏一は時々指を少しだけ動かし、由美の痙攣が収まるまで何度も

愛し続けた。由美はベッドの枕に顔を埋めて声を絞り出していた

が、痙攣が収まってもしばらくベッドでじっとしていた。やがて、

息を整えると手早く身支度をしてベッドに宏一を残し帰っていっ

た。

 

 翌日、宏一は洋恵の家で家庭教師をしていた。この所、二人の

関係が急速に進展したので、洋恵はうれしくて仕方がない。今ま

では想像もしていなかった格好でお互いに愛情を伝え会うことを

知って、自分が一気に大人の女性になった気がしていた。

恥ずかしい思いをすればするほど宏一が喜んでくれるので、少し

ずつだが大胆になれそうな予感に洋恵は満足していた。

 勉強机に向かっている洋恵の後ろに宏一が立ち、歴史の問題を

解いている洋恵の後ろから胸元に覗いている膨らみをのぞき込ん

で、今日はどうやって喜ばせようか考えていた。

 洋恵の方も、早くいつものようにして欲しかったから、洋恵か

らきっかけを作ることにした。

 「先生、阿片戦争って、中国の人がイギリスの船の阿片を捨て

たからイギリスが怒って戦争を始めたんでしょ? 中国の人は謝

らなかったの? そうすれば戦争にならなかったのに・・・」

洋恵は、宏一がわざと長い話をするような漠然とした質問をした。

実は宏一の話が聞きたかったのだ。宏一の話を聞いている間は、

じっと宏一が触ってくるのを待ち、そのまま感じていればいい。

 問題を解いている間は、触られてもあまり感じているわけには

行かない。洋恵の手が止まると宏一が触るのをやめたりするから

だ。

感じることに集中できるのは、宏一の説明を聞いているのが一番

だ。

 「あのね、イギリスの人は、中国から素敵な絹を沢山買ってい

たんだけど、お金を払うのがいやだったんだ。だから、インドで

とれる阿片を中国に運んで、絹を買うお金の代わりにしたんだよ。

そうすれば、中国に行く途中でインドに寄って阿片を積めばお金

を持って行かなくてもいいだろ」

宏一の手が、いつものように洋恵の脇から差し込まれる。洋恵は、

そっと脇を開けて宏一の両手が膨らみを撫で始めるのを確認する

と、両足を伸ばして目をつぶり、感じる体勢を作った。

 実は、阿片戦争のところは既に勉強してほとんど知っていた。

だから、宏一の話は理解してなくても、声だけ首筋で感じていれ

ば良かった。服の上から自分の胸が宏一の両手に包まれ、優しい

声を感じていると自分の中から快感が沸き上がってくるのが分かっ

た。

「だけど、中国の人から見ると、麻薬を売りつけられて、大切な

絹がどんどん持っていかれるわけだから、お金は入らない、中毒

患者は増える、街は荒れて行くって、いいことは一つもないわけ

だよね・・・・・」

 宏一が服の上から胸元からのぞき込むと、さっきまでとは谷間

のカーブが明らかに変わって堅く膨らんできたのが分かる。洋恵

の両手は早くもTシャツの裾を握りしめ、宏一の手が降りてくる

のを待っている。洋恵が好きな強さで、軽く下から絞り上げるよ

うに膨らみを撫でてやると、背筋をピンと伸ばして胸を前に突き

だし、両足を揃えてまっすぐに伸ばしている。

「中国の人は、何度もお金で絹を買ってくれるようにイギリスに

交渉したんだけど、阿片を喜んで買う中国人もいたから、イギリ

スはお金を払おうとはしなかったんだ・・・」

 洋恵の息が少しずつ荒くなり、自分で握りしめた裾を少し上に

持ち上げてきた。

『もうそろそろかな』洋恵が我慢できなくなってきたのを感じな

がらも、宏一は残酷な愛撫を続けていた。

「早く」

ぽつりと洋恵が言った。

「え?何?」

宏一が話を中断して問い返した。

「早く、優しくして」

「ちゃんと言ってごらん。そうしたら、いっぱい優しくしてあげ

るよ」

「いじわる、・・・・先生、早くぅ」

洋恵は宏一の手を取ると、素早くTシャツ裾を上から被せてしまっ

た。

「もう、悪い子だね。でもちゃんと言わないと、途中でやめちゃ

うぞ」

「いや、そんなのいや、ちゃんと優しくして」

宏一の両手が直接ブラジャーのカップを撫で始めると、洋恵はゆっ

くりと身体を反り返らせ、背もたれに身体を預けてイスの上で身

体を一直線に伸ばしていく。

時々、カップの中の膨らみの堅さを確かめるように、軽く揉んで

やると、少女の身体はピクッと反応する。押し寄せそうでやって

こない感覚に、もはや洋恵には我慢できなくなっていた。

「先生、早く、ブラを外してオッパイを揉んで、下も、早く優し

くして」

一文字に延びた洋恵の身体の下に手を回し、ブラのホックを外し

てやると洋恵は自分でブラとTシャツを捲り上げて宏一の前にぷ

くっと膨らんでいる乳房をさらした。小さなピンク色の突起は既

に膨らんで宏一の愛撫を待っている。両手でゴムまりのような膨

らみをゆっくりと握っていくと

「はーっ、ううっ、んーっ」

と少女の体が大きく反り返り、握る度に

「ううっ、ううっ、はうっ」

と喜びを表す。足の先まで一直線に伸びているが、よく見ると足

の親指は、宏一が乳房を揉む度にクイックイッと折れ曲がってい

る。全身を快感が貫いているのだ。

「先生、下も、下もして」

喘ぎながら洋恵がさらなる高みを催促する。

「どんな風にして欲しいの?」

「指で、指でして、パンツに指を入れて、中も」

宏一は少し考え込んだ。このまましてもいいが、もし、不安定な

姿勢のままに洋恵がイスから落ちたりしたら大きな音を立てるこ

とになる。それに前と同じでは面白くない。

「じゃあ、イスにちゃんと座ってごらん」

洋恵を勉強する普段の姿勢に戻し、両手を机の上に置いてペンも

持たせた。

「このまま動いちゃダメだよ。この格好なら自然な格好だから、

もしお母さんの足音が聞こえても大丈夫だからね」

そう言うと、左手を洋恵の脇から入れてTシャツの中の膨らみを

愛撫し、右手はスカートの中に差し込んでいった。洋恵の両足を

開かせ、軽くパンツの上から指を這わせるだけで洋恵は我慢でき

なくなってきたようだ。

「ああん、早く、早く指入れて、いじわるぅ」

喘ぎながら宏一におねだりを続ける。パンツの上から右手を中に

差し込んでいくと、シャリシャリとした小さな茂みの奥にじっと

りと濡れた泉が指を待っていた。

「あうーっ、はうっ、ああっ、先生、ちゃんと、ベッドで、は

うっ」

 

洋恵は頭を反り返らせ、後ろから抱きかかえられた姿勢のまま宏

一の腕の中で身体をくねらせる。

「ダメだよ。今度日曜日に部屋においで、そうしたらしてあげる。

ここじゃこれ以上はダメだよ。このままいかせてあげるから我慢

してね。日曜日においで。いいね」

宏一は洋恵の耳元でささやくように諭した。

「ああん、いじわるぅ。はあっ、いいっ、上手。きもちいいっ」

宏一は左手で交互に乳房を揉み、時々乳首を弾いたり摘んだりし

ながら、右手は秘核の周りを撫で続けた。洋恵は自然に足を大き

く開き、腰を前に突き出して少しでも奥へ指を迎え入れようとす

る。

しかし、宏一は秘核を十分に愛撫できる程度に指を入れたところ

で、

「洋恵ちゃん、足を閉じてごらん」

と、洋恵に言った。

洋恵が足を閉じると、秘唇全体で宏一の指を包み込む形になり、

新しい快感が洋恵の身体に沸き上がる。

「ほうら、気持ちよくなってきただろ?でも声を出しちゃダメだ

よ」

右手で全体をマッサージするように動かし始めると洋恵は必死に

声を抑え、身体を硬直させて来るべき時に備える。

「日曜日に来てくれるね?」

「うーっ、あうっ、先生、はあっ、日曜日は、はっ、はっ、はっ、

約束が、でも、やめちゃいや、あ、あうっ」

洋恵は小さな絞り出すような声で抵抗する。

洋恵は、友人と映画に行く約束をしていたのだ。

「来てくれないの?残念だな」

宏一の指の動きは次第にソフトなものに変わっていく。

「いやっ、ちゃんとして、お願い、指でこのままいかせて」

洋恵は少しでも快感を生み出そうと身体をくねらせる。

「お願い、もう少しだから、先生、もう少しして、お願い」

「じゃあ、遊びに来てくれるんだね。いっぱい優しくしてあげる

から、思いっきり感じればいいよ」

そう言いながら再び指の動きをダイナミックなものにし、洋恵を

満足させて行く。

「あーっ、いいっ、もう少し、先生、いく、いっちゃう」

「来てくれるね?」

「いく、いっちゃう、いくっ」

洋恵は身体をグッとのけ反らせるとそのまま硬直した。激しい息

を何度か繰り返しながら時々ビクッと痙攣している。痙攣すると

捕まれている乳房と秘核のあたりから新たな快感が全身に溢れる。

「じゃあ、待ってるからね。日曜日の二時頃おいで」

宏一が優しく言うと、

身体の隅々まで満足感に満たされた洋恵は、コクンと頷いた。



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