ウォーター

第百二十六部

 

宏一の焦らしのテクニックは抜群だ。ゆっくりと乳房を撫で上がり、乳首の寸前まで行くとゆっくりと去っていく。それは一枝に『次こそは』という期待を抱かせながら、決して満たされることのない快感の寸止めだった。
「宏一さん、それはいやぁ、ちゃんと、ちゃんとぉっ、ああっ、早く・・・」
一枝は身体を動かして少しでも宏一の指が与える快感を強くしようとした。しかし、身体を捻ってみてもほんの一瞬だけしか快感は強くならない。
「一枝ちゃん、して欲しくなった?」
宏一の問いかけに、一枝は目を開いてうんうんと頷いた。
「それじゃ、今度からはちゃんと『おっぱいを揉んでお口で食べてください』っておねだりするんだよ。そのお約束ができたらしてあげる」
「お約束はいやぁ、だめぇ、ねぇ、はやくぅ」
「できないならこのままにしちゃうよ」
「それはだめぇ、ちゃんとぉ、ちゃんとしてぇ」
「お約束できる?」
宏一は一枝の乳房を両手で揉む様な手つきで触ってくるが、乳房に触れるのは指先だけで、そのまま指先は乳房の周りを撫で回すだけだった。
「ああぁぁぁーーー、もぉ、もぉっ、お願い、早くぅっ」
「それじゃ、してあげる」
「一枝の表情に喜びが広がる。
「ちゃんとお約束できるよね?」
「お約束は、お約束はぁぁ」
もう一枝は我慢の限界に達していた。次は次に考えればいい、そう思うと、本人が意識するより早く宏一に向かって頷いていた。
「ほうら、こうしてあげる。いっぱい感じてごらん」
「ああぁぁぁぁぁーーーーーーっ、すごいぃぃぃーーーーっ」
宏一が一枝の弾力のある、大きめの乳房を両手の中に入れて楽しみ始めると、一枝も身体を大きく仰け反らせて喜びを表現した。とにかく気持ちよい。いつの間にか快感の表現に恥じらいが無くなっている。
一枝は宏一に身体の全てを任せ、乳房を揉まれ、舐め上げられ、乳首をコリコリと弄られて声を上げた。自分でもどうしてこんなに声が出るのか不思議だった。まるで、自分の意志で声を出しているのではなく、宏一が一枝の身体を操って声を出しており、一枝はそれを横で聞いているようだった。
それでも、今の一枝は乳房だけで我慢できる身体からは卒業してしまっている。身体の奥がじっとりと濡れてきているのが自分でも分かった。でも一枝は宏一に何と言えばいいのか分からないので、宏一の手を取ると、そっと自分の茂みの方へと導いた。
「ちゃんとおねだりしてごらん」
宏一は優しくキスをしながら一枝に言った。
「もう、意地悪ばっかりぃ」
「言わないとしてあげない」
「こっちも触って」
「こうかな?」
宏一は一枝の茂みを軽く掻き回すように指で可愛がり始めた。宏一はこの程度では一枝が満足しないだろうと思ったが、一枝は少しは感じるらしく、
「ああん、・・そんなにぃ・・知ってるくせにぃ・・いじわるぅ・・・ああん」
と軽い喜びの声を上げ始めた。どうやら宏一の愛撫でも敏感になっている秘核に響くらしい。宏一は一枝がこの程度で満足するとは思えなかったので、
「これくらいがいいの?」
と聞いてみた。
「これも感じるけど・・・もっと下・・・・・」
そう言うと一枝は宏一の手を取って、もっと奥へと導こうとする。宏一の手は導かれるままに茂みの奥の潤いを湛えた部分へと入っていった。
「一枝ちゃん、大胆な事するようになったね」
宏一がそう言うと、一枝は今、自分がした事を理解した。一枝はあくまでおねだりをしたくないから宏一の手を導いたのだが、考えてみれば男の手を自分の秘部に押し当てて感じるというのは、女の子の世界ではない。
「イヤあぁっ、内緒なのぉっ」
「内緒?何が?一枝ちゃんが男の人の手を・・」
「内緒っ」
「・・・自分の大切なところに・・・・」
「だめっ」
「でも、こうして欲しいんでしょ?」
そう言うと宏一は中指を一枝の中へとゆっくり差し込んだ。
「あああぁぁぁぁーーーーーーっ、いきなりぃぃーーーっ」
既にたっぷりと潤っていた肉壁は、宏一の指を歓迎するかのように難なく受け入れた。
「こうして欲しかったんでしょ?違うの?どうなの?」
宏一は指を差し込んだまま動きを止め、一枝に答えを迫った。一枝は早く次をして欲しくて仕方なかった。宏一の指が前後に動き始めると、足の指の先まで快感が走り回るのを知ってしまったのだ。しかし、もし一枝が『違う』と言えば指が引き抜かれてしまうかも知れない。でも、そうだと言えば一枝の『可愛らしい女の子』としてのプライドが傷つく。
「あ・・・ああぁ・・・・あぁん・・・・お、お願い・・・・宏一さん、して、早くぅ・・・・このままはイヤ・・・」
「やっぱりこうして欲しかった?」
一枝はどうしてもこの質問に答えなくてはいけないと思った。しかし実際、宏一はそれほど答えを迫るつもりはなかった。一枝が答えに詰まりながら感じている表情が可愛らしかったので、少し虐めてみただけだった。そんな男女の駆け引きなど未経験の一枝は、素直に白状した。
「して・・早くぅ・・・指を動かしてぇ・・・・我慢できないのぉ」
「ちゃんと言えたご褒美だよ。ほうら」
「ああぁぁーーーっ、やっぱりいいぃーっ」
宏一の指がゆっくりと前後に動き始めると、一枝は夢中になって仰け反った。宏一に向かって突き出された乳房を宏一が左手と口で可愛がる。
「はうぅーっ、そんな事まで教えるぅーっ」
それは今の一枝にとって最高の快感だった。乳房と肉壁の快感がお互いに高め合って、もうどうしようもないくらい気持ち良かった。一枝はあまりの快感に我慢できず、大きく仰け反ったり、頭を左右に振ったり、宏一の頭を抱きしめたりしたが、中に刺さっている宏一の指が腰の位置を固定しているので凄まじい快感から逃れる事はできなかった。
「ああぁぁーーっ、よすぎるのぉーっ、いやぁーーっ、だめぇーーっ」
一枝は最後には半泣きになりながら悶え続けた。まだ肉棒の味を知らない少女にとって、今の段階では指一本が最高の快感なのだ。一枝の身体はうっすらと汗をかき、肌には細かい汗の玉が浮き出てきた。確かに指一本で愛しているとは思えないくらい激しく反応している。
「ああぁぁぁ、もうだめぇ、もうできない、ゆるして、しんじゃうぅ、ああぁぁーっ、まだするのぉー?だめぇぇ、いやぁぁぁ」
最後にはあまりの快感を得た一枝は息苦しさと怠さで宏一に許しを請うた。かなり開発が進んだ由美の身体のタフさに比べると明らかに早いが、まだ身体が快感に慣れていないのだから仕方がない。宏一が一枝を解放すると、息だけは激しいが、大の字になったままぐったりとして動かなくなった。


一枝はしばらく息を弾ませていたが、やがて呼吸が落ち着くと、宏一に身体を寄せてきた。宏一が優しく髪を撫で、身体をそっと抱きしめると一枝は宏一の胸の中で恥ずかしそうに言った。
「宏一さん、ありがとう。嬉しかった」
「感じちゃった?」
「うん、すごく・・・きゃは・・・」
「でも、今日はここまでだね。もうだいぶ時間が遅くなったから」
「今、何時?」
「もう10時だよ」
「そうか、帰らなきゃ」
「こんなに遅くなっても大丈夫?」
「うん、うちはそんなにうるさくないし、今日は遅くなるって言ってあるから」
「それじゃ、支度しなきゃね」
「ねぇ宏一さん、もう少しだけこうしていてもいい?」
「もちろんいいよ」
「よかった」
一枝は宏一に抱かれながら、『これじゃ、ゆんが夢中になるのも無理ないわ。私だってもう・・・・』と思っていた。そして『これで、全部してもらったらどんな気持ちになるんだろう?今日はまだ指だけなのにこんなに感じちゃって・・・』と思うと、
「ねぇ、宏一さん」
「なあに?」
「私、最初は嫌がってたでしょ?宏一さんだって嫌じゃなかった?昨日はあんなこと言っちゃったし・・・」
「気にしてるの?」
「・・・・・うん・・・正直に言うと、とっても後悔してた」
「俺はそれほど気にして無かったよ。一枝ちゃんの性格も少しわかってきてるから」
「私の性格?」
「そう、ちょっとびっくりすると、すぐに口で攻撃したくなるんだね」
「そう・・・・なの・・・・」
一枝は宏一に自分が気にしていた性格をずばり言い当てられて、戸惑ってしまった。
「怒った?」
「ううん・・・・」
「ごめんね。自分の性格のことを言われて喜ぶ人なんていないよ。みんな自分の気持ちはとても大切だから、たいていは嫌がるものさ」
「そう?」
「うん、でも、一枝ちゃんのこと、一枝ちゃんの気持ちを一生懸命わかろうってしてることだけは知って欲しいな」
「うん」
「よかった」

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