「あん・・・・」一枝は首筋に暖かい刺激を受け、身体の中にあの感覚が広がり始めるのを感じた。宏一の腕が触っている乳房の横の部分からもゆっくりと焦れったい感覚が広がり始める。
「宏一さん・・・・・、優しくして・・・・・」
「大丈夫。安心して良いんだよ」
そう言うと宏一は両手の感覚を少し狭め、両腕がより乳房にしっかりと当たるようにした。
「一枝ちゃん、怖いの?」
「ううん、大丈夫。こうしてると安心するの」
「良かった。一枝ちゃん、可愛いよ」
そう言うと宏一は一枝の首筋にそっと唇を走らせた。
「んんんーーーっ」
一枝は身体がどんどん熱くなってくるのを感じ、このまま宏一に身体を任せることになると確信した。既に宏一に全てを晒しているのだから特に恥ずかしいというわけではないが、上手に宏一を受け入れられ、感じられるのか、それだけが心配だった。実は、一枝の持っている情報網は由美よりも遥に広く、それだけに初体験で上手く行かなかったという話は山ほど聞いていた。ただ、苦労した話の殆どは相手も初めてだったので、バージンの女の子をどう扱えばいいのか分からないから失敗したのだろう、と言うのが一枝の分析だった。
だからこそ一枝は初めての相手を宏一に求めたのだ。そして、これまでの所、一枝の想像通りに宏一は上手に一枝の身体を扱ってきた。一枝の想像以上に『感じる』とはどういう事か、丁寧に優しく、そして時には激しく何度も教え込んでくれた。
だから、気持ちの問題さえ片付いてしまえば一枝は夢中になることができた。今はもう、宏一の手が服にかかっても大人しく受け入れることができる。それどころか、徐々に熱くなってくる身体は自ら脱がされる時を待ち侘び始めていた。
「一枝ちゃん、どうして今日はこの服にしたの?」
宏一が聞いてきた。既に宏一の吐息が項にかかるだけでかなりくすぐったい。今日の一枝は白地にブルーのストライプの入ったブラウスにかなり短めの紺のミニスカートだった。
「あのね・・・・・内緒・・・・」
「どうして?」
そう言いながら宏一はキュッと両手をすぼめ、乳房を両側から挟んでくる。
「あ・・・・・・、だって・・・・・・言えない・・・・」
「だめ、言ってくれないと先に進めないでしょ?」
「いやぁ、早く脱がせばいいじゃないの」
「だめだよ。一枝ちゃんが気持ちを込めて選んでくれた服だもの。脱がす前にちゃんと聞きたいな」
そう言いながら宏一は更に一枝の項を舌で優しく舐め始めた。
「はっはっ、はっ・・・・うううう・・・・・いや」
「白状しなさい」
「ああん、お願い、言いたくないの・・・・・・」
「それじゃ、こうしちゃおうかな」
そう言うと、宏一は両方の掌を使って一枝の膨らみをゆっくりと撫で回し始めた。明らかに由美よりもボリュームのある乳房は既に硬く膨らんでいる。
「だめぇ、それをされたら何でも言いたくなっちゃうぅ」
「そうだよ。ちゃんと言いなさい」
「だってぇ、ああん、宏一さん、早くぅ」
一枝は宏一の両手に乳房を揉み上げられる時を待ち侘び始めていた。宏一に乳房を揉まれて身体の中にあの感覚が吹き上がれば、後は宏一の思うがままになるしかないと分かっていた。だからこそ、それまでの間は可愛らしく振る舞いたかった。
「今日は一枝ちゃんの記念日だから、きっと大切に服を選んだでしょ?」
宏一がそう聞くと、一枝はコックリと頷いた。
「それじゃ、俺には内緒にしておきたいの?俺が聞きたいって言っても?」
「・・・・・・・・・・」
「それじゃ、そっと教えて。これも二人だけの秘密だよ」
「ストライプなら少しは細く見えると思ったの・・・・。それに、スカートをミニにしたのは触られても簡単だし、脱ぐのも楽だし、もし汚れても目立たない色だから」
一枝はそう言いながら、顔から火が出るほど恥ずかしかった。
「ちょっとだけ大人っぽく見えるけど、とっても似合ってて綺麗だよ。ゾクってしちゃうくらいにね。一枝ちゃんは本当に、今日のことを大切に考えて、それに合わせて服を選んでくれたんだね。嬉しいよ」
宏一はそう言うと、一枝の項にべったりと吸い付き、舌を這わせながら肩口へとゆっくりと刺激していった。
「はうぅぅうっ、ううぅぅーーーっ・・・」
一枝は軽く声を上げながら、宏一が気に入ってくれたことがとても嬉しかった。それと同時に乳房が更に強く焦れったくなり、同時に秘核までじわっと感じ始めた。
「宏一さん、もう、許して・・・・・」
「それじゃ、おねだりしなさい」
「それはいやぁ」
「だめ、この前約束したでしょ。次からはちゃんとおねだりするって」
「それは・・・それはぁ・・・・」
「まず『服を脱がせて優しくして下さい』って言うんだよ。いいね」
「そんなこと、ああぁん、いやぁ、宏一さぁん」
一枝は嫌がったが、確かに前回そう言われたことも確かだ。それに一枝自身、既に心を決めてしまっていたので早く愛されたくて仕方なかった。
「おねだりするまでこのままだよ」
宏一はそう言うと、更に丁寧にブラウスの上から乳房を撫で回し始めた。『きっと、ゆんもこうやって徹底的に仕込まれたんだ』そうは思ったが、一定のリズムで冷酷に焦らし続ける宏一の手に屈するしかないというのも事実だった。一枝は『宏一さんにロストして貰うためには仕方のないことなの』と自分に言い聞かせると、そっと口を開いた。
「服を・・・・脱がせて・・・優しくして」
「良い子だ」
そう言うと宏一の手がブラウスのボタンをゆっくりと外し始めた。一枝は宏一の手がボタンを外していくのをただじっと見つめていた。『今なら引き返せる』という気持ちと『これで私も経験できる』という気持ち、さらに『どれくらい痛いのかな?』という小さな不安が入り交じった複雑な感情に包まれていた。
それでも、『ここまで来たらこのまま宏一に任せておけば大丈夫』と言うのが一枝の気持ちの代表であり、『やっとこれでゆんと同じレベルになった』という安心感も無視できなかった。
宏一は一枝のボタンを外し終わると、
「一枝ちゃん、ベッドに寝て」
と言うと、一枝を優しくベッドに寝かせ、そっと首筋からキスを始めた。
「んんん・・・・・んんっ・・・・」
一枝の身体が少しずつ反応を始める。宏一はからかうように一枝の首筋から項を唇と舌でそっと刺激し続けた。
「あぁ・・・・宏一さん、私、何か変な気分に・・・・・」
「そう、それで良いんだよ。一枝ちゃん、安心して」
そう言うと宏一は項から唇に移り、キスをしてきた。最初は優しいキスだが、だんだん宏一の唇が一枝の唇をこじ開け、そこに宏一の力強い舌が入ってくると、一榎下を捜して口の中をあちこち探し回った。
「んんんっ、んんーっ、んんん、ん、んんっ」
一枝は次第に夢中になり、宏一に合わせて舌を絡ませ始めた。
「良い子だ。上手になってきたね」
宏一が一度唇を離して一枝にそう言うと、更に激しく舌を絡ませてくる。
「んぐっ、んんんっ、んんっ・・・・・」
一枝はもう完全に夢中になり、宏一の導く世界へとのめり込んでいった。
以前、一度だけ一枝は彼氏にキスとペッティングを許したことがあった。しかし、もうこの段階で宏一のテクニックはそれを遥に凌駕していた。その時は簡単に唇を合わせる程度のキスをした後、乳房を触られたが、力を入れて揉まれたので痛くなり、直ぐに止めてしまった。しかし、今は一枝自身、早く宏一に先に進んで欲しかった。
宏一は一枝の舌を堪能すると、そっと胸へと降りていった。一枝の舌は由美とは違い、小さくて、少しだけ厚くて、短かった。そして、絡み方にまだ幼さが感じられた。一枝が夢中になったのと同様、今の宏一は一枝に夢中になり始めていた。
宏一はブラウスを少しだけ開き、そこに顔を埋めた。露わになった胸の小さな谷間は、乳房が硬く膨らんだことでよりはっきりとしていた。そこを唇と舌で優しく刺激しながら、布地と肌の間を行き来する。
「あん、宏一さん、それは嫌、早くして、ああん、くすぐったい・・・」
「くすぐったいだけ?」
「それは、くすぐったくて・・・・・」
「言ってごらん?」
「気持ち良い」
一枝はそう言うとニッコリと笑った。
「それじゃ、もっと気持ち良くしてあげるね」
そう言うと宏一はブラウスを更に開き、両手で布地に包まれた膨らみを撫でながら更に谷間に唇をさわさわと走らせる。
「ああん、ここでそんなにされたらぁ、あうぅぅ、ねぇ、あんっ、早く、宏一さん、ねぇ、脱がせて・・・」
一枝は譫言を言うように軽く仰け反って喘ぎながら宏一におねだりをしてきた。最初、シーツを掴んでいた一枝の手は、今は宏一の頭を抱きしめ、何度か軽く髪を撫でている。
「どこから脱がせて欲しいの?」
「それは・・・・まずブラウスを・・・・・」
「そうだね。じゃぁ、脱がせてあげよう」
そう言うと宏一は一枝が脱ぎやすいように肩から脱がせていった。
「宏一さんたら、バージンに自分から脱がせるなんて」
自分でブラウスから手を抜きながら、一枝はそう言ってちょっと笑った。
「その方が楽だろ?」
「まぁっ、宏一さんたら女の子を脱がせるのが上手なのね」
「そうかな?」
宏一がとぼけて言うと、一枝は、
「ねぇ、もっと上手にして・・・・」
と言うと、再び宏一の頭を胸に導いた。
「こうしたらどうかな?」
そう言うと、今度は布地に包まれた一枝の乳首の辺りだけを指先でごく弱く小さな円を描くように撫で始める。まだ乳首の感覚が発達していなければ殆ど何も感じないのだが、一枝はクッと首を横にすると、何かを耐えるようにじっとしたままになった。
「感じてるんだね?ここ?」
宏一は更に微妙に場所をずらしながら一枝の反応を探っていく。
「それだけじゃいや・・・・」
一枝は一言だけそう言ったが、それ以上は何も言わなかった。
「それじゃ、こうすればいい?」
宏一は指先で描いている円を少しずつ大きくしながら、ごく弱い刺激が乳房全体に行き渡るようにし、更に小さな谷間にそっと舌を這わせ始めた。
「はぁぁっ、そんなにされたら・・・・・・はんっ、うっ、んんっ・・・」
一枝は一気に感覚が盛り上がり、我慢の限界に近づいてきた。
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