「どうして嫌らしいの?」
「だって、こうやって動き回るんだもの」
そう言いながら一枝は自分の乳房を優しく揉んでいる宏一の手の上に自分の手を重ねた。
「今は感じないの?」
「ちょっとだけ。でも、こうしてるのも素敵なの」
「それじゃ、こうしたら?」
そう言って宏一が一枝の項に息を掛けてそっと舌を這わせ始めると、
「ぅぅぅ・・・うううぁぁあああ、だめえ、それをされると一気に来るぅ」
と言って一枝は上体を反らして宏一から離れた。
「嫌だった?」
「今、ジュースを飲んだ所なのにぃ」
「ごめんごめん」
「もう、盛りの付いた犬みたいなんだから」
一枝はちょっと大人びたことを言ってみたくてそう言っただけのだが、言った後で失敗したと思った。宏一は一気にシュンとなり、
「ごめんなさい」
と謝っている。一枝自身、それほど嫌だったわけではないのに、想像以上に宏一にはショックだったようだ。
「ううん、いいの。何でもない」
そう言うと一枝は再び宏一の横に寄り添い、宏一の手を取って自分の乳房に導いた。それこそ大人びた仕草だったが、一枝自身は全く気が付かなかった。
「さっきみたいにして」
「え?いいの?」
「うん、でも、そっとよ」
「わかった。そっとするよ」
宏一が先程と同じ事を始め、一枝の項にゾクッとするような独特の快感が走ると、一枝は目をつぶってその世界の中に身を置いた。
「やっぱり・・・こうされると・・・あぁ、どんどん変な気分になってくる・・・・」
「目を開けてごらん。どう?」
「目を開けるとそれほどでもない・・・」
「それじゃ、こうしても?」
そう言うと宏一は一枝を後ろから抱きしめるような感じで、両方の乳房を両手で包んだ。
「それをされたら・・・・」
「どうなの?まだ何もしてないよ」
「くすぐったい・・・」
「感じる?」
「ううん、まだ大丈夫」
「それじゃ、こうしたら?」
宏一が軽く両方の乳房を揉み上げた。
「あっ、あっ、あっ・・・」
「どう?」
一枝は下を向いてしまった。
「感じたの?」
そう言うと、軽くコクンとする。
「嫌だったの?」
そう言うと首を振った。
「頭を上げてよ。一枝ちゃんが見えないじゃない」
そう言って宏一が一枝の頭をそっと持ち上げると、
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・・」
と上気した顔の一枝がいた。
「お願い、ちょっと待って・・・・」
一枝がそう言うので両手を乳房から離すと、
「びっくりしたぁ、ほんのちょっとされただけで身体が熱くなってトロンてなっちゃうんだもの」
と自分でも驚いているようだった。
「一枝ちゃんはおっぱいを揉まれるのが好きなんだね」
「何よ。そんな言い方無いじゃないの」
「怒らなくてもいいだろ?褒めてるんだから」
「高校一年生の女の子にとっては褒めてることにならないの」
「そうなの?」
「もう、それくらい分からないの?何でも知ってるくせに」
「女の子は苦手だから」
「バージンの女の子を抱いといてよく言うわよ」
一枝は気軽に言ったつもりのようだが、宏一には少しグサッと来た。しかし、ムキになっても仕方がない。今日は一枝がこれから先何十年も経って灰になるまで記憶に残る記念日なのだから。
「一枝ちゃん、気に障ったのなら謝るよ。ごめん」
「もう、そうやっていつも謝ってばっかりなんだから」
「でも・・・・・」
「気を使ってくれてるのは分かるわ。でも、私はゆんじゃないの。もっと素直になってよ」
「一枝ちゃん・・・・・」
「私、そんなに気を使われても嬉しくない」
一枝はそう言いながら、自分でもこんな時にとんでもないことを言い始めたと思った。しかし、自分でも止まらない。
「どうすればいいの?」
「そんなこと自分で考えてよ。ただ、私はわざとらしく気を使われても嬉しくないだけなの」
一枝は自分でもどんどんとんでもない方向に進んでいくのが分かった。しかし、本当にどうしようもないのだ。今まで、ちょっと上手くいっても、こうなるとやっと見つけた彼と別れることになってしまう。しかし、『何も今になって悪い癖が出てこなくても』と思った。
しばらく二人は黙ったままだった。一枝の乳房に当てられた宏一の手もそのままだ。お互い、どうやって声を掛けていいのか分からない。
やはり、口火を切ったのは宏一だった。
「一枝ちゃん?」
「はい・・・・・」
その口調から、明らかに一枝も後悔していることが分かった。
「俺が、一枝ちゃんにどうしたいか、分かる?」
「少し・・・・」
「言ってごらん」
「・・・・素敵に体験できること・・・・・」
「そうだよ。協力してくれる?」
「協力?うん、いや、はい」
「それじゃ、まず最初に、仲直りのキス。上手に一枝ちゃんに言えなくてごめんなさい」
そう言うと、宏一は一枝を膝の上に横抱きにして優しくキスをした。
「・・・・・??????」
宏一が唇を離すと、じっと一枝を見つめた。次は一枝の番だと言っているのだ。
「あの・・・・言い過ぎたかも・・・・ごめんなさい・・・宏一さんが私のこと考えて・・うぐっ」
一枝が話し始めた所を宏一の唇が塞いだ。
「もういいの。仲直りしたんだから」
ちょっとだけ口を離した宏一が、それだけを言って再び濃厚なキスに戻る。一枝は心が熱くなるのを感じた。我が儘な自分をこうやって包んでくれるのは、やはり宏一くらいの大人でなければならないと思った。宏一の舌を一生懸命追いかけながら、ふと気が付くと頬を何かが伝っていく。『あれ?私、泣いてるの?・・・そうなんだ、泣いてるんだ』一枝は涙が流れるのを感じ、安心している自分を知って更に嬉しくなった。
宏一はそのまま一枝をベッドの上に寝かせ、もう一度最初から乳房を愛し始めた。一枝のふっくらした乳房は乳首の近くから少し尖っていて、舌で乳房の周りを回っていても乳首の位置が良く分かる。
「ああん、宏一さん、いきなりなんてずるい、ああっ、ああっ、あうぅ、くぅっ」
一枝は身体を軽く捻りながら宏一の責めに耐えていた。しかし、乳房の裾野の方をゆっくりと回っていた宏一の舌が乳首に向かって責め上がってくると、だんだん予感が強くなってくる。
「はう、ああっ、そのまま、そのままぁぁぁ、いやぁぁ、ああんっ、また、はぁっ、ううっ、そこ、そこっ、あぁ、そこからそっちはいやぁぁぁぁ」
「おねだりしてごらん」
宏一はまた一枝におねだりを強いた。しかし、今の一枝は素直に口にすることができた。
「早く、そこを口の中に入れて、乳首を優しくお口の中で、はうぅーーーーーー」
宏一が一枝の乳首を口に含むと、一枝は乳房を突き出すようにグンと仰け反った。そのまま宏一は軽く乳首を吸い込んで、舌で転がす。
「ああぁぁぁ、ああ、あ、あ、あぁぁ、何してるの?何これ?アアァーッ、あん、あん、はぁん、いやぁ、声がいやぁ、ああううぅ、はうっ、はうっ、はうっ、くうぅぅぅーーっ」
一枝は次から次に自分の口から変な声が出てくるので驚いた。しかし、宏一が乳房に吸い付いていると猛烈に気持ち良い。
「宏一さん、こっちも、こっちもして」
そう言うと、もう片方の乳房に宏一を導いた。
「ああぁぁっ、こっちもぉッ、ああ、ああ、ああぁっ、はう、はう、はう、はうぅッ、だめぇ、上手すぎるぅッ、あっ、あっ、あっ、あっ、はああぁっ、もぉッ、だめぇっ、ああぁぁ・・・」
一枝は乳房を愛される快感に夢中になった。宏一の口が乳房に被さると、猛烈に気持ち良くなる。宏一の口の中で起こることだけに、一枝の目の前では何が起こっているのか見えず、宏一はじっと乳首を含んでいるだけのようにも見える。それがとても不思議で嫌らしかった。
やがて宏一が乳房に満足して口を離すと、
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、いきなりこんなテク使うなんて、やり過ぎよぉ」
と一枝が宏一の首に手を巻き付けながら言った。
「それじゃ、次はこれだね」
そう言うと宏一は、一枝の乳房を両手で揉み上げ始めた。
「ああん、ああん、ああん、ああん、変な声が出るぅ、ああん、ああん・・・」
「こうしたら?」
宏一が指で乳首を可愛がると、
「はぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ、それぇぇぇッ、ああぁぁ、素敵ぃ」
一枝はそう言いながら足を擦り合わせている。既に秘核でも感じているのだ。
「一枝ちゃん、もっともっと夢中にしてあげるよ」
「して、してぇ」
「それじゃ、次は背中を見せてごらん」
「ああん、それはぁ、恥ずかしいのに・・」
宏一は一枝の背中をゆっくりを愛し始めた。指と口を使い、丁寧に首筋から肩、背中、腰へと下がっていく。
「はぅぅっ、あっ、はうっ、ううううっ、だめ、そこはだめ、ああああぁぁっ、だめぇっ」
一枝は敏感な部分を徹底的に責められ、何度も激しく声を上げさせられた。
「お願い、もう許して、ああぁぁっ、ああっ、そこもっ、ダメッ、ああっ、ああぁぁぁっ、許してぇぇーっ」
一枝は宏一の執拗な責めに行きも絶え絶えとなり、宏一が腰へと下がっていった頃には殆ど体力が残っていなかった。
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