ウォーター

第五百四十部

 
「もう・・・・あ、だめ・・・・・・・・・・・・・・・・はああぁぁぁ」
洋恵の口から吐息が漏れ始めた。心の中では『こんな事してちゃだめ。買い物に行くんでしょ?帰るんでしょ?』と声が聞こえるが、洋恵の身体は動こうとしなかった。
宏一は手の中の乳房の膨らみと素晴らしく張っているカーブをたっぷりと楽しんでいた。宏一は特に乳房の下側のカーブが大好きだ。これだけ乳房がツンと大きく突き出しているのに全く重力の影響を受けていない。胸から盛り上がり始める部分は素晴らしいの一言だ。もちろん、制服の上からではあっても乳首の上は絶対に触らない。それが洋恵には堪らなく焦れったく、同時にもっとして欲しいと思ってしまう大好きな愛撫だった。
「洋恵ちゃん、パンツだけ脱ごうか?」
宏一が耳元で囁くと、洋恵は微かに頷いた。そして洋恵は自分に『このままだと汚しちゃうかも知れないから。今日はあんなになったんだもん』と言い訳した。
宏一が洋恵の身体を少し持ち上げてパンツを膝の方にずらしたとき、洋恵は素直に腰を持ち上げて協力した。
しかし、宏一が脱がすことができるのは膝までだ。そこから先は洋恵が自分で脱がなくてはいけない。洋恵はどうしようかと思ったが、足が不自由なままでは不便なので、そっと膝を持ち上げてパンツを脱ぎ始めた。しかし、宏一の上に座って膝を持ち上げれば、当然体重はお尻に全て掛かってくる。すると、絶妙な位置に押し当てられていた肉棒が洋恵の秘口を押し広げ始めた。
「くっ・・・うっ・・・・」
洋恵は声を我慢した。いくら何でもここで『気持ちいい』と声を上げるのは癪に障る。
「くっ・・・んっ・・・・」
洋恵はどうにかパンツを脱いだが、その時には既に肉棒は秘口を押し広げて肉門をこじ開け始めていた。
「少し入った?」
宏一が耳元で囁いたが、洋恵はじっとしたまま何も言わない。まさか自分が動いて肉棒を入れたとは、欲しがっているみたいで言えるはずが無い。今の洋恵は、あくまで嫌がっているのに宏一が入れてきた、仕方なく受け入れた、と言う関係なのだ。
洋恵は何も言わなかったが、実は宏一は安心していた。洋恵が動けばこのまま肉棒は入っていくし、動かなくてもきっと・・・。
「欲しくなってきた?」
宏一は耳元を唇で可愛がりながら聞いた。じわじわと感じ始めていた洋恵は最早嫌がらなくなってじっとしている。そして、微かに頷いたような気がした。
「こう?」
そう言うと宏一は腰を突き出して引いていた肉棒を突き出した。パクッと先端が肉門を押し分けて中に入った。
「はうぅっ」
「ううっ」
二人が同時に声を上げた。洋恵はもちろんだが、中に入って肉壁に締め上げられた先端はヌメヌメと動く肉壁がとても気持ちいい。
「もっと欲しい?」
宏一は聞いたが、やはり洋恵は答えなかった。しかし、洋恵の身体の中は宏一の肉棒が生み出す快感が激しく走り回り始めていて声を我慢するだけで精一杯なのだ。正直に言えば、制服の上から撫でられている乳房が焦れったいし、もっと奥まで欲しくなってきた。しかし、洋恵にもプライドがある。宏一が勝手に入れるのは仕方ないが、無理やり引き寄せられて自分からおねだりなどしたくは無かった。ただ、我慢にも限界はあることは洋恵自身がよく分かっていた。
「欲しくないの?」
宏一はわざと少し腰を引いて肉棒を引き戻した。
「うううっ・・・・・・・」
洋恵は何も言わなかったが、ゆっくりと引かれる肉棒に思わずイヤイヤをしてしまった。
「洋恵ちゃん、感じてるんでしょ?もっと欲しい?」
そう言うと再び腰を突き出して肉棒を入れる。
「くうぅーーーーーっ」
洋恵の身体が一気に熱くなり、我慢も限界に近づいてきた。そろそろ決着を付けるときだ。
「どう?」
そう言うと宏一はゆっくりと肉棒を全て突き出していった。ヌルッとした二度目独特の感覚で肉棒が洋恵の肉壁の中に入った。
「はうぅぅぅぅーーーーーーーーーーっ」
洋恵は必死になって快感に耐えた。しかし、その快感に耐えた後には更に過酷な状況が待っていた。宏一は肉棒を突き出したまま動きを止めたのだ。下付きの洋恵はこの体勢が一番深くまで肉棒が入るので秘唇は宏一に密着しており、肉棒の先端は洋恵の奥深くまで達して感じるポイントを的確に押している。そして洋恵の肉壁は肉棒の根元から先端まで絡み付いて蠢いている。洋恵はこれ以上我慢できないと思った。
「洋恵ちゃんはどうするのかな?」
そう言うと宏一は両手を前に回して洋恵の制服のジッパーを下げると、ブラジャーの上から乳房を優しく揉み始めた。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、ああぁんっ、はぁっ、はぁっ」
洋恵はものすごく気持ちいいのに焦れったい感覚に、堪らずにお尻をもぞもぞさせ始めた。同時にとろけるような快感が湧き上がってくる。洋恵の様子から宏一は洋恵の足を大きく左右に開いた。すると、更に秘唇が宏一に押し付けられて密着する。
「あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
洋恵は更にグッと入ってきた肉棒に、堪らずに自分からお尻を押し付けて声を上げた。声を上げながら洋恵は、このままいかされるのだろうと覚悟した。
その時、洋恵の携帯が鳴り始めた。
その瞬間、洋恵は我に返った。香奈からだ。宏一に可愛がられることに夢中になっていて、香奈が電話をよこす可能性をすっかり忘れていた。『やばい!』洋恵は直感的に恐れた。このままではしてる最中なのがバレてしまう。この前みたいに最初から二人でゆっくりと裸になって順番に愛されるなら二人共一緒だが、今は明らかに香奈は自分の状態を知らない。その香奈に感じて声を上げるのを聞かせるなど絶対に無理だ。しかし、身体はかなりのところまで来てしまっている。今から我慢できるかどうか全く自信が無い。今でさえ、香奈のことを忘れて思い切り声を上げて夢中になりたいのだ。
しかし、電話に出ないわけにはいかない。後で言い訳できなくなる。しかし、洋惠は何とか携帯を取ったものの、通話ボタンをなかなか押せなかった。すると、呼び出し音が止まった。しかし、直ぐにまた鳴り始めた。洋恵は出ようかどうしようか迷っていると、宏一が携帯を取って通話ボタンを押した。
『直ぐに出なさいよ』
「香奈ちゃん?洋恵ちゃんは直ぐに戻ってくるよ」
『宏一さん?洋恵は今いないの?』
「うん、直ぐに来るよ。どうしたの?洋恵ちゃんが戻ってきたら話す?」
香奈は『なにか変だ』と思った。しかし、何が変なのかまだ分からない。
『ううん、今は良い。宏一さん、今日洋恵が行ったでしょ?前から聞いてた?』
「ううん、洋恵ちゃんは香奈ちゃんのOKが出てから俺に連絡したみたいだよ」
宏一はそう言うと洋恵の中の肉棒を動かした。すると、洋恵は声は出さなかったが、グッと秘部を押し付けて軽く仰け反った。洋恵はじっとしているだけで精一杯なのだ。以前に挿入されながら彼氏のところに電話したときとは相手が違う。香奈なら声から簡単に見破るかも知れない。
『それじゃ、今日まで知らなかったの?』
「うん、今朝連絡を貰ったからね」
『それで、洋恵は何時頃来たの?』
「えっと、4時前くらいだったかなぁ・・・・・ひと眠りしてる時に来て、慌ててドアを開けたから・・・・」
『そうなんだ・・・・・』
香奈は洋恵がもう2時間以上宏一の部屋に居ることから、洋恵はこれから帰るところなのだろうと思った。ただ、それにしては変な気がした。
『ねぇ、洋恵、戻って来た?』
「ううん、まだ」
『そう・・・・』
やはり変だ。そこで香奈は少し仕掛けてみることにした。
『それなら宏一さん、洋恵が来るまでちょっと相談に乗ってくれない?』
「うん、いいよ」
『あのね、さっきまで女の子の相談に乗ってたんだけど、彼がいつも友達とつるんでて、二人で会ってもすぐに誰かが合流するんだって。彼は誰が合流するのか知らないって言ってるんだけど、全然二人で過ごせないっていうの』
「ほう、友達の多い彼なんだ」
『そう、それで、二人っきりでちょっと遠くに行こうとすると嫌がるんだって。どうすれば二人で過ごせるのかって言うの。結構深刻な話で、彼のことは大好きだし彼も好きだって言ってくれるけど、このままだと別れるしかないっていうの』
「なんか、かわいそうな話だね」
『でしょ?、宏一さんはどう思う?』
香奈はわざと会話で時間を稼いで、洋惠が本当に戻ってくるのか、そもそも洋惠がそこにいるかどうかを確認したいと思っていた。それで宏一に話を振ってみたのだ。しかし、洋惠にとってはじっとしているのが辛くて仕方なかった。もう少しでいけそうだったのに、突然香奈から電話が来て、声を上げることができない。それどころか感じることさえ無理だ。
しかし、ゆっくりと肉棒を挿入されて、それも密着しているので深々と先端は肉壁の突き当りまで来ていて、当たっているだけでとにかく気持ちいい。このままいってしまったら、きっと意識しないうちに声を上げてしまう。もっと最初なら冷静な声も出せるが、今は無理だ。それに香奈には一度見破られている。洋惠は帰ったことにしたかったが、携帯があるし、両足を大きく開いているので宏一の上から降りることもできない。
「香奈ちゃんはなんてアドバイスしたの?」
『堂々と、二人だけでずっと過ごしたいから友達の来ないところに行きたいって言いなさいって言ったの』
「そうだよね。それが王道だよね」
『それじゃ、宏一さんの王道じゃないアドバイスってどんなの?』
二人が話している間に、洋惠の身体の中では大きな波が襲ってきた。洋惠は必死に声をこらえて絶頂を我慢した。少しして、やっと波が引いていくと洋惠はゆっくり大きな息を吐いて次の波に備えた。
「俺はね、彼と出かけない、つまり自分の部屋にこもるって言うのを提案したいな」
『そうか、女の子の家の中に居れば誰も来ないものね』
「まぁ、それだとエッチなこともできないけどね」
『宏一さん、女の子がみんな裸になりたがってるわけじゃないのよ』
「ごめん」
『それで?』
「そうなると、今度の彼は友達から呼び出される側だろ?そうすれば、彼は女の子か友達かを選ばなくちゃいけなくなる。それで分かるんじゃない?」
『うん、いいアイデアだ。いただきました』
「よかった。役に立てたみたいだね」
『うん、洋惠に相談するよりはずっと役に立つわ』
「ありがと」
『さて、それで、洋惠は戻ってきた?まさかまだってことは無いわよね?これだけ話したんだもの』
そう言われては、まだ戻ってきて無いとは言えない。
「うん、いるよ」
『出して、ううん、スピーカーにして』
そう言うと、香奈は洋惠に呼び掛けた。
『洋惠、出なさい。そこにいるんでしょ?』
洋惠は絶体絶命だった。いきそうになる身体を必死に抑えるだけで精一杯で、香奈と普通の会話などできる状態ではない。しかし、出なければ香奈を怒らせることになる。
「ご・・・ごめん・・・」
洋惠は何とか声を抑えながらそれだけ言った。
『洋惠・・・・・・・そう・・・そう言うことなの』
香奈は洋惠の声の調子から、一瞬で洋惠の状態を見破ってしまった。
「ごめん・・・・・・・」
「どうして嘘ついたの?言いなさい」
「だって・・・・・うううぅっ・・・・・だから・・・・」
『そう、そういうことなのね。いくら私が宏一さんに会って良いって言ったからって、私が宏一さんと話してる最中までしてるなんて』
明らかに香奈は嘘をつかれて怒っている口調だった。
「だからごめん・・・」
『だから?何が?そんなにまでして宏一さんのが欲しいの?私がいつ宏一さんを取るって言った?私と話してる間さえも気持ちよくしてもらわないと我慢できないの?』
「お願い、香奈、怒らないで」
『怒るわよ、当然。洋惠がそう言うことなら、私だって宏一さんに言うわ。宏一さん、洋惠を最高にしてあげて。あの時の洋惠の声を聞きたいから。じっくり聞かせてもらうわ』
「香奈ちゃん、あのね」
宏一が割って入ろうとしたが、香奈はピシッと言った。
『宏一さんは黙ってて。これは私と洋惠の問題なの。宏一さん、洋惠をいかせて』
宏一は困ってしまった。洋惠を貫いているのは洋惠を可愛がりたいからで、罰するためではない。
「香奈ちゃん、そんなこと言わないで。ね?」
『それじゃ、洋惠に決めてもらえばいいわね。洋惠、どうするの?私の言うとおりにする?それとも宏一さんに泣きつく?』
香奈の強い調子の声に、洋惠の答えは宏一を驚かせた。
「香奈の言うとおりにして」
「洋惠ちゃん、まさかそんなことしなくたって。ねぇ、香奈ちゃん・・・」
『ほら見なさい。宏一さん、してあげて』
「だって・・・・」
『あのね、洋恵は私に謝りたいの。だから私の言うとおりにしたいの。ね?洋惠、そうでしょ?』
「・・・・うぅぅぅぅ・・・・・そう、香奈の言うとおりにして・・・」
『洋惠もそう言ってるんだから、宏一さん、してあげて』
洋惠の中はどんどん締まってきて、後ろから挿入している宏一もかなり気持ち良くなっていた。このままだといずれ宏一も出してしまいそうだ。ギュッと締まって絡み付く洋惠の肉壁は今やかなりの力で肉棒を締め上げて絡み付いている。


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