ウォーター

第五百六十部

 
「はあぁっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、はあっ・・・・」
由美は宏一の下で激しく息を弾ませた。しかし、まだ身体の感覚が変だ。
「由美ちゃん、いっちゃったんだね」
そう言って宏一が肉棒を抜こうとしたが、由美が鋭く言った。
「だめぇっ、動かないでで、あああっ、だめぇーーーっ、はうっ、はうっ、はうっ」
由美は再び宏一の下で身体を震わせた。
「由美ちゃん??またいっちゃったの?もしかして・・・」
宏一がそう言って肉棒を抜くのを止めて再び入れると、更に由美が叫んだ。
「だめぇぇっ、うごかないでぇっ、あああああっ、またいくぅっ、あああぁ、あうぅっ、はうっ、はうっ、はうっ」
「またいっちゃったの?」
「お願いだから動かないで。身体が変なの。敏感なの。じっとしてて」
「うん、わかった」
宏一はそう言って動きを止めた。しかし、それでも由美はまたいってしまった。
「だめえぇっ、またぁっ。ああああああぁぁっ、はうぅっ、はうっ、はうっ、はああぁ、ああぁ、ああああぁぁ、もういやぁぁ」
「動いてないよ」
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、だめ、身体が変になってて、お願い、じっとしてて」
「うん。抱いたほうが良い?」
「何もしないで」
「うん」
「ああぁぁぁっ、はううぅーーっ、うううぅぅーーっ・・・・ううっ・・・・うっ・・・・身体が勝手にぃっ、もういきたく無いのにぃ、ああああああ、身体が勝手にびんかんになって、ああぁぁぁっ、いやぁ、いやああぁぁぁ、あああああっ」
由美はイヤイヤをするように宏一から逃げだそうとした。しかし、その途端、また絶頂が由美を襲った。
「ああああっ、いやぁぁぁっ、はうぅぅっ、はうっ、はうっ、はうっ」
「どうしたの?またいっちゃったの?だいじょうぶ?」
「だめぇ、身体が壊れちゃった。じっとしてて。何にもしないで、じっとしてて」
由美は肉棒を収めたまま敏感になった身体が静まるのを待つしか無いと思った。じっとしていると、少しずつ身体が落ち着いてくる。
「どう?もうだいじょうぶ?」
「少しだけ、だ、だいじょうぶみたい・・・・・・・ああぁっ、でも、ううっ、ううっ・・・・・うっ・・・」
由美は肉棒をしっかり受け入れたまま、無理に我慢し続けたので、その後いきっぱなしになってしまったのだ。それで敏感になったままの肉壁にずっぽりささった肉棒が動かないのにごく僅かの刺激でいってしまったらしい。二人はそのまま、じっと動かずに由美の身体が落ち着くのを待った。
しかし、宏一の肉棒は強烈に扱かれてかなり良いところまでいっていた所で由美が先に行ったのだ。だからまだ最大硬度を保ったままだった。宏一はもしこのまま出没を再開すれば一気に駆け抜けられると思った。しかし、さすがに今の由美の状態では無理だ。
「はあ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
由美は息を弾ませながら、じっと身動き一つせず、ひたすら身体が落ち着くのを待った。
「由美ちゃん、だいじょうぶ?」
「はい・・・・・何とか・・・・・もう少し、このままで居て」
「わかったよ」
由美の返事から宏一は、これ以上は無理だと悟った。残念だが抜くしかなさそうだ。それからもう少し宏一は由美の身体が落ち着くのを待った。
「どう?もう抜いてもいい?」
「だ・・だいじょうぶだと・・・・でもそっと、ゆっくり」
「うん、そうだね」
宏一は肉棒をゆっくりと由美の中から抜き去った。肉棒が抜けると由美は大きく深呼吸した。
「宏一さん、ごめんなさい。最後まで我慢できなくて・・・・」
「ううん、由美ちゃんの中、とっても気持ち良かったよ。大満足だ。ありがとう。由美ちゃんも疲れたね。無理に我慢してくれてありがとうね」
宏一はそう言うと、そのまま身体を重ねずにキスをした。
「だいじょうぶ・・・・抱いて」
由美はそう言って宏一の首に手を回してきた。宏一が由美を抱き寄せ、ゆっくりと由美を上に乗せる。
「どう?下になったほうが良い?」
「うん、今は下のほうが・・・・・」
由美がそう言うので宏一は上下を入れ替えた。
「重くない?」
「だいじょうぶ・・・・・・・・・・」
「いきっぱなしになっちゃったね。久しぶりだったね」
「びっくりした・・・・・・ほんと、久しぶりだったから、あんなになるなんて・・・でも・・・・・」
「でも?」
「幸せだった、とっても・・・・身体中で宏一さんを感じてた・・・・」
由美は宏一の下で何度もキスを繰り返しながら、全身で感じていた感覚を思い出していた。
「もう少しだったんだよ。まさか三度目を出せるかも知れないなんて、びっくりしたよ。由美ちゃんの中、すっごく締め付けてて気持ち良かった」
「この次はがんばります」
そう言って由美はキスを求め、舌を絡め合った。
「ううん、良いよ。無理しなくて。でも、すっごく可愛かった。最高だよ」
二人はそのままキスをまた繰り返しながら、ゆっくりと眠りに落ちていった。
しかし、しばらく寝た後で、宏一は由美に起こされた。
「宏一さん、宏一さん」
「ん?どうしたの?」
「ううん、なんでもない」
そう言って由美は宏一に抱きついてきた。そのままキスをしていると、由美の手が肉棒をまさぐっている。
「どうしたの?入れて欲しい?」
「できるの?」
「うん、たぶん」
宏一は由美に重なると由美は両足を広げて腰を動かし、肉棒の先端に位置を合わせてきた。そのまま宏一が押し込むとスムースに入っていく。
「あああん・・・・・来た・・・・・・」
「どうしたの?」
「ううん、宏一さんと一つになっていたいの。起きたら宏一さんは横に行っちゃってたから」
「動く?」
「ううん、まだいい。このままでいたいの」
二人は抱き合ったままお互いを求め合った。ねっとりとキスをしていると宏一の肉棒が由美の中で固さを増していく。
「あああぁ・・・・固くなってきた・・・・・」
由美の腰がうねうねと動き始めた。
「動くよ」
「して」
宏一がゆっくり動き始めると、それに合わせて由美も迎え腰を使い始めた。まだ由美の中はねっとりしている。
「ゆっくりだよ。まだそんなに濡れてないからね」
「このままがいい・・・」
二人が腰を使っているので、それぞれの動きは小さいが出没自体はしっかりした動きだ。
「ああぁ・・・・・あああぁぁ・・・すごくなっちゃったぁぁぁ・・・・・私も、感じてきた・・・・・うれしい」
「ねぇ、明日は何時に出ようか?」
「8時半には学校に着かないといけないから・・・・・・」
「それじゃ、ここを出るのは7時半くらいだね」
「そんなに早く着くの?」
「うん、芝公園から三田線から表参道で1回乗り換えるだけだからね」
「ああん、学校行きたくないぃ。このままずっと居たいぃ」
「もちろん俺もだよ」
「ああああぁぁ、宏一さんとずっと繋がってたいのぉ」
由美は腰の動きを大きくして肉棒をしっかりと楽しみ始めた。同時に由美の中が締まり始めた。
「あああぁぁぁ、明日、午前中休むぅ」
「そうなの?それじゃ、俺も休もうかな?」
「あああぁぁ、ああっ、ああっ、うれしいけどだめぇ」
「何がだめなの?一緒に休もうよ。お昼まで一緒に居られるよ」
「あああぁぁ、明日は早退して病院に行かないといけないからぁ。午前中休んだら丸々休みになっちゃうぅ」
「良いじゃないの。ほら、由美ちゃん、お昼までおちんちんをいっぱい入れてあげるよ」
「そんな素敵なこと言っちゃだめぇ。ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、素敵になってきたぁ。あああぁぁぁ、模試の答合わせだってあるのにぃ、ああああっ、たまんないぃっ、またいきそうですぅぅ」
今度の由美は一切我慢しなかった。快感が盛り上がってくるに従って腰を大きく使い、一気に駆け上がっていく。
「あああっ、いっちゃいそう・・・・ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、いっちゃういっちゃうぅーーーーっ・・・はうぅっ、はうぅっ、あうっ、あうっ、ううっ」
由美は絶頂に駆け上がると、身体を何度が震わせてぐったりとなった。どうやら二度目は要らないようだ。
宏一は肉棒を抜くと、由美を抱き寄せたまま眠りに戻った。由美はまだ身体を走り抜けている小さな余韻を楽しみながら、再び眠りに落ちていった。
夜明け前に由美は再び宏一を求めた。この時も由美は一気に駆け上がって、そのまま眠りに落ちていった。
そして二人が目を覚ましたのは6時過ぎだった。宏一が目を覚ますと、由美はベッドカバーを巻き付けて丸くなって寝ている。どうやらエアコンで冷えたらしい。
「由美ちゃん、さぁ、起きてごらん。朝だよ」
「ン・・・んんん・・・・・・朝はきらい・・・・却下・・・・」
「それじゃ、あと5分だけね。もうすぐ朝ご飯が届くよ」
その言葉に由美はパチッと目を覚ました。スッとベッドを出るとシャワーに向かった。しかし、直ぐに戻って来て服を手に戻っていく。まだ寝惚けているらしい。宏一は由美の後にシャワーを浴びることにして宏一も簡単に身支度を調えることにして、新しい下着を出して着てきたのは捨てた。だから出勤する宏一は下着などは持っていない。いつもと同じだ。
しかし、さすがに由美はそうはいかない。このまま学校に行くのでセーラー服は着てきたのだが、それ以外の下着類は荷物になってしまう。手提げ一つ分とは言えラッシュに荷物が増えるのは可愛そうだ。由美は首から下だけシャワーを浴びたが、それでも朝食が届く頃になってやっと出てきた。
「朝食が届いたよ」
由美が制服姿で出てくると、宏一が声を掛けた。そしてルームサービスを部屋に入れてセットアップをお願いした。すると由美が言った。
「宏一さん、入ってきてください。待ってます」
「いいよ。このままで」
「だめです。ちゃんとシャワーを浴びてください。このまま会社に行ったらホテルから来たって分かっちゃいます」
「どうして?荷物はいつもの通りだし・・・」
「でも宏一さん、私とずっと一緒だったから宏一さんの匂いじゃ無いもの。それにスーツじゃないから。服がいつもと違えば、きっと注意を引くし。月曜日にスーツじゃ無い理由は何なんだろうって」
「へぇ、そんなの分かるんだ」
「すれ違っただけで女の人は分かります。匂いがいつもと違ってたらアウト。だからシャワーを浴びてきて」
「分かったよ。直ぐに済むからね」
宏一はそう言うと手早く服を纏めてシャワーブースに入った。ただ、シャンプーの匂いがいつもと違うのは仕方が無い。宏一はシャワーを浴びながら『もしかしたらさとみさんにはバレちゃうのかな?』と思った。
考えてみれば、さとみを抱いたのはまだ24時間前なのだ。さとみの視線が先週と違っていても不思議はない。しかし、さすがに今からスーツに着替えるのは無理がある。スーツではないが襟もあるし、ちょっとスポーツカジュアルといった感じの服なので、このまま通しても問題は無いと思うが、会社の手前のコンビニでワイシャツだけは買っておこうと思った。
宏一が服装を整えて出てくると、由美が準備を整えて待っていた。ルームサービスが手早く夕食を片付けたようで昨夜の饗宴の後はどこにもなく、朝食はL字のテーブルに綺麗に並べてあった。
「うわぁ、なんか、とってもきれい」
由美は、オムレツとサイドミートにサラダとパンと言う全て揃った朝食に喜んだ。
「それはそうだよ。こんなの普通は家で食べないからね」
「絶対に食べないです」
二人はそう言って席に着いた。
「由美ちゃんはいつも朝は何を食べるの?」
「一人だから、夕ご飯の残りとか、コンビニパンとか・・・簡単です」
「俺も大体コンビニパンかな。自分で作ったものがあれば食べるけど」
「宏一さんは料理するんですか?」
「もちろん、好きなものを食べたければ自分で作るのが一番だからね」
「どんなものを作るんですか?」
「まぁ、その気になればたいていのものは作るよ。最近はキャベツがいっぱい入ったお好み焼きとか」
「すごい、そんなの私、作れません」
「簡単だけどなぁ。それより早く食べよう」
「はい、いただきます」
二人は紅茶を注いで朝食に取りかかった。朝なので食べるスピードも速い。もともと見かけは良いが普通の朝食なので、お好み焼きの話で盛り上がりながら、ほんの数分で食べ終わってしまった。由美は紅茶のお替わりを注ぎながら話を続けた。


トップ アイコン
トップ


ウォーター